JP6123980B2 - 浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、浴室ユニットに関する。
浴槽の短軸方向のフランジ部を受ける真直ぐな棒状の一対の短い受け部材と、浴槽の長手方向のフランジ部を受ける真直ぐな棒状の長い受け部材と、を備えた浴槽受け部材がある(特許文献1)。特許文献1に記載された浴槽のフランジ部は、真直ぐに形成されている。また、浴槽のフランジ部の高さの浴室位置に設けられた受け部材には、側壁パネルを載せるための壁載せ部が形成されている。
一方、浴槽の長辺側のリム部の両端部を中央部よりも高くすると、浴室ユニットの意匠性を高めることができる。本発明者の検討の結果、浴槽の長辺側のリム部を傾斜させたり、湾曲させたり、弓形状にしたり、階段状にしたりすることで、浴槽のリム部に高低差を設けることは可能である。このように浴槽のリム部に高低差が設けられた高意匠な浴室ユニットにおいては、浴槽の周辺も意匠性を高めることがより望ましい。
しかし、リム部に高低差が設けられた浴槽において、例えば特許文献1に記載された浴槽受け部材のように、浴槽のリム部に壁載せ部を形成すると、浴室ユニットの意匠性が損なわれる。すなわち、浴槽のリム部の一部が相対的に他の部分よりも低くなっているため、壁載せ部と壁パネルとの接合部がリム部よりも高い位置に配置されたり、あるいは壁パネルの下端部が露出し、浴室ユニットの意匠性が損なわれる。
特開2010−273932号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、浴槽の周りの意匠性が損なわれることを抑えることができる浴室ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、洗い場と、前記洗い場に隣接して設置される浴槽と、前記洗い場および前記浴槽の周囲に設置される複数の壁パネルと、前記浴槽に取り付けられる壁載せピースと、を備え、前記洗い場は、前記浴槽の側を除く周辺部に設けられ前記壁パネルを載置する第1の壁載せ部を有し、前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右の少なくともいずれかの端部が中央部よりも高いリム部と、前記リム部の前記洗い場の側を除く周辺部から前記中央部のリム部よりも下方まで延在した側壁と、前記側壁において略同一の高さに設けられ前記壁パネルを載置する第2の壁載せ部と、を有し、前記壁載せピースは、前記洗い場からみたときの左右両側の前記側壁の前記洗い場の側に取り付けられ、前記第2の壁載せ部に連続する第3の壁載せ部が上面に形成され、前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右に形成された空間であって前記側壁および前記第2の壁載せ部が設けられずバスエプロンの左右端部を収容可能な空間を有し、前記複数の壁パネルは、前記第1の壁載せ部と前記第2の壁載せ部と前記第3の壁載せ部とにわたって載置されることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、第2の壁載せ部は、リム部の中央部よりも低い位置に設置される。そのため、第2の壁載せ部と壁パネルとの接合部がリム部よりも高い位置に配置されることを抑えることができる。また、壁パネルの下端部が露出することを抑えることができる。これにより、浴槽の周りの意匠性が損なわれることを抑えることができる。この浴室ユニットによれば、第3の壁載せ部は、浴槽の成型後に取り付けられる壁載せピースにより形成される。そのため、浴槽をより簡易な形状とすることができる。
第2の発明は、洗い場と、前記洗い場に隣接して設置される浴槽と、前記洗い場および前記浴槽の周囲に設置される複数の壁パネルと、前記浴槽に取り付けられる内壁パネルと、を備え、前記洗い場は、前記浴槽の側を除く周辺部に設けられ前記壁パネルを載置する第1の壁載せ部を有し、前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右の少なくともいずれかの端部が中央部よりも高いリム部と、前記リム部の前記洗い場の側を除く周辺部から前記中央部のリム部よりも下方まで延在した側壁と、前記側壁に設けられ前記壁パネルを載置する第2の壁載せ部と、を有し、前記内壁パネルは、前記洗い場からみたときの左右両側の前記側壁の前記洗い場の側の下方の領域から前記第2の壁載せ部の前記洗い場の側の領域までを覆い、前記第2の壁載せ部に連続する第3の壁載せ部が上面に形成され、前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右に形成された空間であって前記側壁および前記第2の壁載せ部が設けられずバスエプロンの左右端部を収容可能な空間を有し、前記複数の壁パネルは、前記第1の壁載せ部と前記第2の壁載せ部と前記第3の壁載せ部とにわたって載置されることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、第2の壁載せ部は、リム部の中央部よりも低い位置に設置される。そのため、第2の壁載せ部と壁パネルとの接合部がリム部よりも高い位置に配置されることを抑えることができる。また、壁パネルの下端部が露出することを抑えることができる。これにより、浴槽の周りの意匠性が損なわれることを抑えることができる。この浴室によれば、第3の壁載せ部は、浴槽の成型後に取り付けられる内壁パネルにより形成される。そのため、浴槽をより簡易な形状とすることができる。
の発明は、第または第の発明において、前記バスエプロンの端部は、前記リム部と前記第3の壁載せ部との間の前記空間と、前記壁パネルと、の間に挿入され前記リム部の下方を封止してなることを特徴とする浴室ユニットである。
この浴室ユニットによれば、リム部と第3の壁載せ部との間の空間と、壁パネルと、の間から水が浸入した場合でも、バスエプロンは、水がリム部の下方へ侵入することを防ぐことができる。そのため、浴室ユニットの内部を確実に止水することができる。
本発明の態様によれば、浴槽の周りの意匠性が損なわれることを抑えることができる浴室ユニットが提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットを表す模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽を表す模式的平面図である。 本実施形態の浴槽を表す模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽を表す模式的断面図である。 図1に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。 本実施形態の浴槽の長辺側リム部の端部を拡大して眺めた模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽の長辺側リム部の端部を拡大して眺めた模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽の長辺側リム部の端部を拡大して眺めた模式的斜視図である。 本実施形態の浴槽の長辺側リム部の端部を拡大して眺めた模式的斜視図である。 本実施形態の他の第3の壁載せ部を説明するための模式的斜視図である。 本実施形態の他の第3の壁載せ部を説明するための模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室ユニットを表す模式的斜視図である。
本実施形態にかかる浴室ユニット10は、架台100と、洗い場床(洗い場)200と、浴槽300と、バスエプロン400と、壁パネル500と、を備える。
架台100は、下部に設けられた支持脚110を有し、図示しない建物床の上に載置されている。洗い場床200は、架台100の上に設置されている。バスエプロン400は、洗い場床200と浴槽300との間に設置され、浴槽300の側面を覆っている。つまり、バスエプロン400は、洗い場床200と浴槽300との間に形成される開口を塞ぐように取り付けられている。
本実施形態にかかる浴室ユニット10には、複数の壁パネル500が設けられている。具体的には、壁パネル500は、浴槽300の洗い場床200の側を除くリム部310の外周部(周辺部)に設置されている。また、壁パネル500は、洗い場床200の浴槽300の側を除く外周部(周辺部)に設置されている。なお、壁パネル500の設置数は、図1に表した壁パネル500の設置数だけに限定されるわけではない。なお、説明の便宜上、図1に表した浴室ユニット10では、洗い場床200の周辺部に設けられた壁パネル500の一部を省略している。
浴槽300は、架台100の上に設置され、洗い場床200の側方に隣接するように配置されている。浴槽300は、上方からみたときに略矩形状の外観を有する樹脂成形品であって、短辺側リム部310aおよび長辺側リム部310bを有する。図1に表したように、長辺側リム部310bのうちの1つは、洗い場床200に隣接するように配置されている。
図2は、本実施形態の浴槽を表す模式的平面図である。
図3は、本実施形態の浴槽を表す模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の浴槽を表す模式的断面図である。
なお、図2は、図1に表した矢印A1のように、長辺側リム部310bの周辺部に設けられた壁パネル500の側から眺めた浴槽300の模式的平面図である。図3は、長辺側リム部310bの周辺部に設けられた壁パネル500の側の斜め上方から眺めた模式的斜視図である。図4は、図2に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図2および図3に表したように、浴槽300の長辺側リム部310bの両側の端部312bは、浴槽300の長辺側リム部310bの中央部311bよりも高い。具体的には、浴槽300の長辺側リム部310bは、両側の端部312bが中央部311bよりも高い弓形の形状を有する。但し、浴槽300の長辺側リム部310bの形状は、これだけに限定されるわけではない。例えば、浴槽300の長辺側リム部310bは、両側の端部312bが中央部311bよりも高い傾斜部や湾曲部や段差部などを有していてもよい。あるいは、長辺側リム部310bの両側の端部312bではなく、長辺側リム部310bの左右のいずれか一方の端部312bが、中央部311bよりも高くともよい。
これによれば、浴槽300の長辺側リム部310bの左右の少なくとも一方の端部312bをヘッドレストとして利用することができる。また、浴槽300の長辺側リム部310bに設けられたシール部に溜まった水は、浴槽300の長辺側リム部310bの中央部311bに集まり浴槽300内に戻りやすい。そのため、水が浴槽300のコーナー部に残り難い。これにより、浴室ユニット10の清掃の手間を軽減することができる。
なお、浴槽300のリム部310の構造については、長辺側リム部310bの周辺部に設けられた壁パネル500の側から眺めた場合を例に挙げて説明したが、リム部310の構造は、洗い場床200の側から眺めた場合についても前述した如くである。
ここで、長辺側リム部310bに高低差が設けられた浴槽300において、壁パネル500を設置可能な壁載せ部をリム部310に形成すると、浴室ユニット10の意匠性が損なわれることがある。すなわち、長辺側リム部310bの中央部311bが長辺側リム部310bの両側の端部312bよりも低いため、壁載せ部と壁パネル500との接合部がリム部310よりも高い位置に配置されたり、あるいは壁パネル500の下端部が露出し、浴室ユニット10の意匠性が損なわれることがある。
これに対して、図3および図4に表したように、本実施形態の浴槽300は、リム部310の洗い場床200の側を除く周辺部から長辺側リム部310bの中央部311bよりも下方まで延在する側壁314を有する。浴槽300の側壁314には、壁パネル500を載置可能な第2の壁載せ部320が設けられている。第2の壁載せ部320には、壁パネル500が載置される載置面320aよりも外周側に水返し320bが設けられている。
これによれば、第2の壁載せ部320は、長辺側リム部310bの中央部311bよりも低い位置に設置される。そのため、第2の壁載せ部320と壁パネル500との接合部がリム部310よりも高い位置に配置されることを抑えることができる。また、壁パネル500の下端部が露出することを抑えることができる。これにより、浴槽300の周りの意匠性が損なわれることを抑えることができる。
図5は、図1に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図5に表したように、洗い場床200の浴槽300の側を除く周辺部には、壁パネル500を載置可能な第1の壁載せ部210が設けられている。第1の壁載せ部210は、例えば切断面B−Bの断面視において壁パネル500が載置される載置面210aよりも外周側に水返し210bが設けられた凹形状を呈し、壁パネル500を受けることができる。
壁パネル500が第1の壁載せ部210に立設した状態において、第1の壁載せ部210と壁パネル500との間の隙間には、防水のためのコーキングCKが設けられている。コーキングCKは、浴室ユニット10の内部の水が壁パネル500の裏面側に回りこむことを防いでいる。コーキングCKは、例えばシリコーンなどである。この場合、シリコーンは、壁パネル500と壁載せ部210の浴室ユニット10内側の側部とを接着する。
図6は、本実施形態の浴槽の長辺側リム部の端部を拡大して眺めた模式的斜視図である。
なお、図6は、図1に表したコーナー部C1を矢印A2の方向の斜め上方から眺めた模式的斜視図である。
図6に表したように、浴室ユニット10の意匠性を高めるために、浴槽300の長辺側リム部310bの近傍(バスエプロン400の上端部の近傍)においては、浴槽300の洗い場床200の側の面(前面)317とバスエプロン400の洗い場床200の側の面(前面)401とを略同一面に合わせることがより好ましい。また、浴室ユニット10の意匠性を高めるために、浴槽300の長辺側リム部310bの端部312bにおいては、浴槽300の側壁314とバスエプロン400の側面403とを略同一面に合わせることがより好ましい。
そこで、本実施形態の浴槽300は、浴槽300の側壁314が設けられていない切り欠き319(空間)(図7(a)〜図8(b)参照)を有する。切り欠き319は、バスエプロン400の左右の端部405を収容することができる。浴槽300が有する切り欠き319にバスエプロン400を収容することで、バスエプロン400の上端部の近傍において、浴槽300の前面317とバスエプロン400の前面401とを略同一面に合わせることができる。また、浴槽300の長辺側リム部310bの端部312bにおいて、浴槽300の側壁314とバスエプロン400の側面403とを略同一面に合わせることができる。
この場合において、上下方向にみたときに、第2の壁載せ部320が切り欠き319に略重複するように設けられていると、切り欠き319を成型できないことがある。言い換えれば、本実施形態の浴槽300を成型する上で、切り欠き319の下方に第2の壁載せ部320を形成することができないことがある。そのため、第2の壁載せ部320は、切り欠き319の下方には設けられていない。
一方で、壁パネル500をより安定して設置するためには、第2の壁載せ部320は、浴槽300の全周において略同じ高さで設けられていることがより好ましい。
これに対して、本実施形態の浴槽300の側壁314には、壁載せピース330が取り付けられている。洗い場床200の側から浴槽300をみたときに、壁載せピース330は、浴槽300の左右両側の側壁314の洗い場床200の側に取り付けられている。
以下、切り欠き319および壁載せピース330について、図面を参照しつつさらに説明する。
図7〜図9は、本実施形態の浴槽の長辺側リム部の端部を拡大して眺めた模式的斜視図である。
なお、図7および図9は、図1に表したコーナー部C1を矢印A2の方向の斜め上方から眺めた模式的斜視図である。図8は、図1に表したコーナー部C1を矢印A3の方向の斜め下方から眺めた模式的斜視図である。
図7(a)、図8(a)、および図9(a)は、壁載せピースが取り付けられる前の浴槽の状態を表している。図7(b)、図8(b)、および図9(b)は、壁載せピースが取り付けられた後の浴槽の状態を表している。
図7(a)〜図8(b)に表したように、洗い場床200の側から浴槽300をみたときに、浴槽300の長辺側リム部310bの左右両側に切り欠き319が設けられている。図6に関して前述したように、浴槽300の成型上、第2の壁載せ部320は、切り欠き319の下方には設けられていない。一方で、第2の壁載せ部320は、浴槽300の全周において略同じ高さで設けられていることがより好ましい。
これに対して、図7(b)、図8(b)、および図9(b)に表したように、本実施形態の浴槽300の側壁314には、壁載せピース330が取り付けられている。図9(b)に表したように、壁載せピース330は、壁パネル500が載置される載置面330aと、載置面330aよりも外周側に形成された水返し330bと、を有する。壁載せピース330は、例えばねじなどの締結部材339により浴槽300の側壁314に固定されている。具体的には、図7(a)および図9(a)に表したように、第2の壁載せ部320の近傍には、孔329が設けられている。そして、壁載せピース330を所定位置に設置し、ねじなどの締結部材339を孔329に締結することで壁載せピース330を浴槽300の側壁314に固定することができる。なお、壁載せピース330の固定方法は、これだけに限定されず、例えば接着剤による接合などであってもよい。
図9(b)に表したように、壁載せピース330の上面には、第3の壁載せ部331が形成されている。壁載せピース330が浴槽300の側壁314に取り付けられた状態では、第3の壁載せ部331は、第2の壁載せ部320と略連続している。言い換えれば、第3の壁載せ部331の載置面330aの高さは、第2の壁載せ部320の載置面320aと略同じ高さである。そして、本実施形態の壁パネル500は、第1の壁載せ部210と、第2の壁載せ部320と、第3の壁載せ部331と、にわたって載置されている。
これによれば、第3の壁載せ部331は、浴槽300の成型後に取り付けられる壁載せピース330により形成される。そのため、浴槽300をより簡易な形状とすることができる。また、浴槽300の前面317とバスエプロン400の前面401とを略同一面に合わせることができる、あるいは、浴槽300の側壁314とバスエプロン400の側面403とを略同一面に合わせることができる。そのため、浴室ユニット10の意匠性を高めることができる。
また、図6に表したように、バスエプロン400の左右の端部405は、リム部310と壁載せピース330(具体的には第3の壁載せ部331)との間の切り欠き319と、壁パネル500と、の間に挿入されリム部310の下方を封止している。ここで、本願明細書において「封止」という範囲には、止水あるいは水密という意味が含まれるものとする。これにより、切り欠き319と壁パネル500との間から水が浸入した場合でも、バスエプロン400は、水がリム部310の下方へ侵入することを防ぐことができる。そのため、浴室ユニット10の内部を確実に止水することができる。
次に、本実施形態の他の第3の壁載せ部について、図面を参照しつつ説明する。
図10および図11は、本実施形態の他の第3の壁載せ部を説明するための模式的斜視図である。
なお、図10は、図1に表したコーナー部C1を矢印A2の方向の斜め上方から眺めた模式的斜視図である。図11は、図1に表したコーナー部C1を矢印A3の方向の斜め下方から眺めた模式的斜視図である。
本実施形態では、図6および図7(a)〜図8(b)に関して前述したように、洗い場床200の側から浴槽300をみたときに、浴槽300の長辺側リム部310bの左右両側に切り欠き319が設けられている。また、浴槽300の側壁314の下方には、内壁パネル510が設けられている。なお、本実施形態では、図6〜図9に関して前述した壁載せピース330は、設けられていない。
図10および図11に表したように、内壁パネル510は、浴槽300の側壁314の下方領域から第2の壁載せ部320の洗い場床200の側の領域までを覆う。図1に表したように、バスエプロン400の下部がバスエプロン400の上部よりも浴槽300の側に配置されている場合には、内壁パネル510がバスエプロン400の下部の両側に見えることがある。例えば、内壁パネル510は、浴槽300の周辺部および洗い場床200の周辺部に設置される壁パネル500と同じ材料により形成されている。これにより、壁パネル500と内壁パネル510とを略同じ見栄えとすることができ、浴室ユニット10の意匠性を高めることができる。なお、内壁パネル510がバスエプロン400の下部の両側に見えない場合には、内壁パネル510は、必ずしも壁パネル500と同じ材料により形成されていなくともよい。
内壁パネル510の上面には、第3の壁載せ部511が形成されている。内壁パネル510が浴槽300の側壁314の下方に設けられた状態では、第3の壁載せ部511は、第2の壁載せ部320と略連続している。言い換えれば、第3の壁載せ部511の上面の高さは、第2の壁載せ部320の上面と略同じ高さである。そして、本実施形態の壁パネル500は、第1の壁載せ部210と、第2の壁載せ部320と、第3の壁載せ部331と、にわたって載置されている。
これによれば、第3の壁載せ部511は、浴槽300の成型後に取り付けられる内壁パネル510により形成される。そのため、浴槽300をより簡易な形状とすることができる。また、浴槽300の前面317とバスエプロン400の前面401とを略同一面に合わせることができる、あるいは、浴槽300の側壁314とバスエプロン400の側面403とを略同一面に合わせることができる。そのため、浴室ユニット10の意匠性を高めることができる。
また、図7〜図9に関して前述したバスエプロン400と同様に、バスエプロン400の左右の端部405は、リム部310と壁載せピース330(具体的には第3の壁載せ部331)との間の切り欠き319と、壁パネル500と、の間に挿入され封止している。これにより、浴室ユニット10の内部を確実に止水することができる。また、本実施形態では、内壁パネル510の上端部と、浴槽300の側壁314の下端部および壁パネル500の下端部と、の間に例えばシリコーンなどのコーキングCKが設けられている。これにより、浴室ユニット10の内部をより確実に止水することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴槽300、洗い場床200、およびバスエプロン400などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや壁載せピース330、内壁パネル510、および壁パネル500の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室ユニット、 100 架台、 110 支持脚、 200 洗い場床、 210 第1の壁載せ部、 210a 載置面、 210b 水返し、 300 浴槽、 310 リム部、 310a 短辺側リム部、 310b 長辺側リム部、 311b 中央部、 312b 端部、 314 側壁、 317 前面、 319 切り欠き、 320 第2の壁載せ部、 320a 載置面、 320b 水返し、 329 孔、 330 壁載せピース、 330a 載置面、 330b 水返し、 331 第3の壁載せ部、 339 締結部材、 400 バスエプロン、 401 前面、 403 側面、 405 端部、 500 壁パネル、 510 内壁パネル、 511 第3の壁載せ部

Claims (3)

  1. 洗い場と、
    前記洗い場に隣接して設置される浴槽と、
    前記洗い場および前記浴槽の周囲に設置される複数の壁パネルと、
    前記浴槽に取り付けられる壁載せピースと、
    を備え、
    前記洗い場は、前記浴槽の側を除く周辺部に設けられ前記壁パネルを載置する第1の壁載せ部を有し、
    前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右の少なくともいずれかの端部が中央部よりも高いリム部と、前記リム部の前記洗い場の側を除く周辺部から前記中央部のリム部よりも下方まで延在した側壁と、前記側壁において略同一の高さに設けられ前記壁パネルを載置する第2の壁載せ部と、を有し、
    前記壁載せピースは、前記洗い場からみたときの左右両側の前記側壁の前記洗い場の側に取り付けられ、前記第2の壁載せ部に連続する第3の壁載せ部が上面に形成され、
    前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右に形成された空間であって前記側壁および前記第2の壁載せ部が設けられずバスエプロンの左右端部を収容可能な空間を有し、
    前記複数の壁パネルは、前記第1の壁載せ部と前記第2の壁載せ部と前記第3の壁載せ部とにわたって載置されることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 洗い場と、
    前記洗い場に隣接して設置される浴槽と、
    前記洗い場および前記浴槽の周囲に設置される複数の壁パネルと、
    前記浴槽に取り付けられる内壁パネルと、
    を備え、
    前記洗い場は、前記浴槽の側を除く周辺部に設けられ前記壁パネルを載置する第1の壁載せ部を有し、
    前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右の少なくともいずれかの端部が中央部よりも高いリム部と、前記リム部の前記洗い場の側を除く周辺部から前記中央部のリム部よりも下方まで延在した側壁と、前記側壁において略同一の高さに設けられ前記壁パネルを載置する第2の壁載せ部と、を有し、
    前記内壁パネルは、前記洗い場からみたときの左右両側の前記側壁の前記洗い場の側の下方の領域から前記第2の壁載せ部の前記洗い場の側の領域までを覆い、前記第2の壁載せ部に連続する第3の壁載せ部が上面に形成され、
    前記浴槽は、前記洗い場からみたときの左右に形成された空間であって前記側壁および前記第2の壁載せ部が設けられずバスエプロンの左右端部を収容可能な空間を有し、
    前記複数の壁パネルは、前記第1の壁載せ部と前記第2の壁載せ部と前記第3の壁載せ部とにわたって載置されることを特徴とする浴室ユニット。
  3. 前記バスエプロンの端部は、前記リム部と前記第3の壁載せ部との間の前記空間と、前記壁パネルと、の間に挿入され前記リム部の下方を封止してなることを特徴とする請求項またはに記載の浴室ユニット。
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