JP2011106107A - サッシ取付部材及びサッシユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】サッシの納まりが綺麗であり、かつ、雨水等の浸入を抑えることが可能なサッシ取付部材及びサッシユニットを提供する。
【解決手段】屋内外を連通する開口に設けられるサッシを取り付けるサッシ取付部材であって、前記開口を形成する躯体の屋外側に設けられて外壁を構成する外壁構成部材と前記躯体との間に介在される外壁側片と、前記外壁側片と繋がって前記外壁構成部材と隣接して配置されるとともに当該外壁構成部材より屋外側に突出された本体部と、前記本体部から突出させて前記外壁側片と反対側に設けられて前記サッシが固定されるサッシ固定部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、屋内外を連通する開口に設けられるサッシを取り付けるサッシ取付部材及びサッシ取付部材を有するサッシユニットに関する。
屋内外を連通する開口に設けられるサッシを取り付けるサッシ取付部材及びサッシ取付部材を有するサッシユニットとしては、例えば建物の開口部にサッシを取り付けるための補助枠、及び、補助枠とサッシとを有するサッシユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第332376号明細書
上記のような補助枠及びサッシユニットは、補助枠が外壁材の端部に当接されて取り付けられ、補助枠が有する、開口側に突出する中空部にサッシが固定されるように構成されている。このため、外壁の端部は補助枠に当接されているだけなので、外壁と補助部材との間に隙間が生じたり、境界部分から外壁の端部が見えて、美観が損なわれると共に、雨水等の水分が補助枠を伝って躯体側に浸入しやすいという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サッシの納まりが綺麗であり、かつ、雨水等の浸入を抑えることが可能なサッシ取付部材及びサッシユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のサッシ取付部材は、屋内外を連通する開口に設けられるサッシを取り付けるサッシ取付部材であって、前記開口を形成する躯体の屋外側に設けられて外壁を構成する外壁構成部材と前記躯体との間に介在される外壁側片と、前記外壁側片と繋がって前記外壁構成部材と隣接して配置されるとともに当該外壁構成部材より屋外側に突出された本体部と、前記本体部から突出させて前記外壁側片と反対側に設けられて前記サッシが固定されるサッシ固定部と、を有することを特徴とするサッシ取付部材である。
このようなサッシ取付部材によれば、外壁構成部材と隣接して配置されるとともに外壁構成部材より屋外側に突出された本体部を有しているので、外壁構成部材の開口側の端部は、本体部により覆われて外部から見えにくくなる。このため、サッシ取付部材を介してサッシが取り付けられた開口とサッシ取付部材との境界部分の納まりが綺麗である。また、躯体の屋外側に設けられた外壁構成部材と躯体との間に介在される外壁側片が、外壁構成部材と隣接して配置されるとともに外壁構成部材より屋外側に突出された本体部と繋がっているので、本体部と外壁構成部材との間を浸入する水等が躯体に至ることを抑えることが可能である。このため、サッシの納まりが綺麗であり、かつ、雨水等の浸入を抑えることが可能なサッシ取付部材を提供することが可能である。
かかるサッシ取付部材であって、前記外壁側片は、ビスにて屋外側から躯体に固定されており、固定された前記外壁側片と前記躯体に跨って、屋外側から防水テープが貼着されることが望ましい。
このようなサッシ取付部材によれば、外壁側片がビスにて屋外側から躯体に固定されるので、強固にサッシ取付部材を外壁に取り付けることが可能である。そして、固定された外壁側片と躯体に跨って、屋外側から防水テープが貼着されるので、防水テープをビスが貫通したり、サッシ取付部材を躯体に固定するビスにより防水テープが損傷する虞がない。このため、サッシ取付部材に沿って水等が躯体側に浸入することをより確実に防止することが可能である。
かかるサッシ取付部材であって、前記サッシが前記本体部に屋内側からビスにて固定され、前記本体部が前記躯体に屋外側からビスにて固定されており、前記サッシと共に取り外されることが望ましい。
このようなサッシ取付部材によれば、サッシが本体部に屋内側からビスにて固定され、本体部が躯体に屋外側からビスにて固定されているので、屋外側からビスを外すことにより、サッシ取付部材とともにサッシを容易に取り外すことが可能である。
かかるサッシ取付部材であって、前記外壁構成部材は、外壁パネル及び外壁パネルと当該サッシ取付部材との間をシールするシール部材とを有し、前記外壁側片の屋外側には、前記シール部材が設けられていることが望ましい。
このようなサッシ取付部材によれば、外壁側片は外壁構成部材と躯体との間に介在されているが、外壁側片の屋外側に設けられている外壁構成部材は、シール部材なので、雨水等の浸入を防止することが可能である。また、サッシ取付部材を取り外す際には、シール部材を取り除くことにより容易にサッシ取付部材を取り外すことが可能である。また、新たにサッシを取り付ける際には、サッシが固定されたサッシ取付部材を躯体に取り付けた後に、外壁側片の屋外側にシール材を充填することにより、きれいな納まりに仕上げることが可能である。
かかるサッシ取付部材であって、前記サッシは、前記サッシ固定部に屋外側からビスにて固定されていることが望ましい。
このようなサッシ取付部材によれば、サッシが屋外側からビスにて固定されるサッシ固定部は本体部から開口側に突出されているので、サッシを単体で屋外側から容易に着脱することが可能である。
また、前記サッシ取付部材と、前記サッシ取付部材により取り付けられる前記サッシと、を有することを特徴とするサッシユニットである。
このようなサッシユニットによれば、サッシの納まりが綺麗であり、かつ、雨水等の浸入を抑えることが可能なサッシユニットを提供することが可能である。
本発明によれば、サッシの納まりが綺麗であり、かつ、雨水等の浸入を抑えることが可能なサッシ取付部材及びサッシユニットを提供することが可能である。
第1実施形態に係るサッシユニットの縦断面図である。 第1実施形態に係るサッシユニットの横断面図である。 第1実施形態に係るサッシユニットを説明するための斜視図である。 第2実施形態に係るサッシユニットの縦断面図である。 第2実施形態に係るサッシユニットの横断面図である。 第2実施形態に係るサッシユニットを説明するための斜視図である。 第2実施形態に係るサッシ取付部材の変形例を示す縦断面図である。 水周りに使用する下枠を説明するための縦断面図である。
以下、本発明の第1実施形態に係るサッシ取付部材及びサッシユニットについて図面を参照して説明する。
第1実施形態のサッシユニット1は、図1〜図3に示すように、例えば、建物の屋内外を連通する開口5を形成する躯体7に取り付けられるサッシ取付部材10と、サッシ取付部材10を介して躯体7に取り付けられるサッシ20と、サッシ取付部材に嵌合されるカバー部材50と、を有している。開口5を形成する躯体7の屋外側には、外壁を構成する外壁構成部材30が設けられている。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態のサッシユニット1を屋外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、サッシユニットが備える各部材は、単体の状態であっても建物に取り付けられた状態で上下方向、見付け方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。
外壁構成部材30は、最も屋外側に設けられる外壁パネル31と、外壁パネル31の内側に設けられる下地パネル材32と、躯体7下地パネル材32との間に空隙を形成するための下地部材33と、下地パネル材32の端部側に充填されて止水するシール部材34及びバックアップ材35とを有している。
サッシ20は、矩形状に枠組みされた枠体21と、枠体21に取り付けられて枠体21の内側を閉塞可能な2枚の障子28、29を備えた引き違いサッシである。このため、枠組みされた枠体21の内側には、屋内側に内障子28の端部を収容する内障子収容部21aと外障子29の端部が収容される外障子収容部21bが設けられている。
枠体21は、上下に配置される横枠22と左右に配置される縦枠24とを有し、上側の横枠22と左右の縦枠24とは、ほぼ同一の断面形状をなしている。上側の横枠22及び左右の縦枠24は、複数の中空部分が見込み方向に繋がった枠本体部22a、24aと、開口5の内周側から躯体7に当接されてビス止めされる内側固定部22b、24bと、枠本体部22a、24aから開口5の外周側に突出されて屋外側からサッシ取付部材10にビス止めされる固定片22c、24cと、を有している。下側の横枠22は、2枚の障子28、29を支持するレール支持部24dと、補強部材38が固定される固定部24eを有する点が相違している。
そして、各横枠22と各縦枠24とは、内側固定部22b、24bと、固定片22c、24cとが、ほぼL字状をなして、躯体7の屋外側の面と開口5の内側の面とほぼ平行に配置されるように構成されている。
各横枠22及び各縦枠24と外壁構成部材30との間には、それぞれサッシ取付部材10が設けられている。
上側の横枠22及び左右の縦枠24との外壁構成部材30との間に設けられたサッシ取付部材10は、同一の断面形状をなす押し出し成形部材なので、ここでは、右側の縦枠24と外壁構成部材30との間に設けられたサッシ取付部材10を例に挙げて説明する。
右側の縦枠24と外壁構成部材30との間に設けられたサッシ取付部材10は、見付け方向に間隔を隔てて対面する2つの壁部11と、2つの壁部11の屋内側の端部を繋ぐ屋内側連結部10aと、2つの壁部11納chの開口5側の壁部11から開口5側に突出されて縦枠24の固定片24cと躯体7との間に介在されるサッシ固定部としての開口側ヒレ部12と、2つの壁部11のうちの、開口5の外周側の壁部11から開口側ヒレ部12とは反対側に延出された外壁側片としての外周側ヒレ部13と、2つの壁部11の見込み方向における中央より屋外側にて2つの壁部11間を連結する屋外側連結部14と、屋外側連結部14より屋外側にて、互いに対向する側に突出されカバー部材50が嵌合される嵌合突起15と、を有している。
壁部11は、外壁パネル31の表面より僅かに屋外側に延出されており、嵌合突起15は、壁部11の端部側に設けられている。
外周側ヒレ部13は、開口側ヒレ部12より躯体7に近接させて設けられており、躯体7に直接ビス64にて固定される。外周側ヒレ部13は、ビス64にて固定されると、その上から外周側ヒレ部13と躯体7とに跨って防水テープ19が貼着される。防水テープ19が貼着された上に下地部材33が設けられる。すなわち、外周側ヒレ部13は躯体7と下地部材33との間に配置される。このため下地部材33には、外周側ヒレ部13が躯体7と下地部材33との間に入り込むための切り欠き部33aが設けられている。
開口側ヒレ部12の開口5側の先端部は、屋内側に突出する突出部12aが設けられており、開口側ヒレ部12が取り付けられた際には、突出部12aが躯体7に当接されて、開口側ヒレ部12と躯体7との間に空隙が形成されている。この空隙は、開口側ヒレ部12の屋外側から縦枠24の固定片24cが当接されて屋外側から締め込まれたビス60の先端側が突出する空間となる。
下側の横枠22と外壁構成部材30との間に設けられるサッシ取付部材10も他のサッシ取付部材10とほぼ同形状であるが、サッシ取付部材10を取り付けた際に、上側に位置する壁部11aが、屋外側に向かって下方に傾斜している点で相違している。ここで、2つの壁部11、屋内側連結部10a、屋外側連結部14が繋がった部位が本体部に相当する。
カバー部材50は、見付け方向において、サッシ取付部材10の開口側ヒレ部12と外周側ヒレ部13の幅とほぼ同じ幅を有する平板状の外面板部51と、外面板部51から屋内側に突出されてサッシ取付部材10の嵌合突起15と嵌合される一対のフック部52と、外面板部51の開口側に設けられてシール部材55が取り付けられるシール取付部53とを有している。カバー部材50は、シール取付部53にシール部材55が取り付けられて、フック部52がサッシ取付部材10の嵌合突起15に嵌合されると、シール部材55の先端が縦枠24の枠本体部24aに当接して、開口側ヒレ部12と固定片24c及び開口側ヒレ部12と固定片24cとを固定するビス60を覆うとともに、開口の外周側に位置する壁部11と外壁パネル31との接合部分をも覆うように構成されている。
第1実施形態のサッシユニット1の取り付けは、まず、外壁構成部材30が施工される前に、サッシ取付部材10が躯体7に固定される。このとき、サッシ取付部材10は、外周側ヒレ部13を貫通するビス64にて躯体7に固定され、防水テープ19が、固定された外周側ヒレ部13と躯体7とに跨って貼着される。
防水テープ19が貼着された上から下地部材33、下地パネル材32が順に取り付けられ、下地パネル材32の開口側の端部とサッシ取付部材10の壁部11との間を埋めるように、バックアップ材35及びシール部材34を充填する。その後、外壁パネル31を、その端部を取付部材10の壁部11に当接させて取り付ける。
次に、サッシ20の枠組みされた枠体21を、開口5の内側に嵌め込み、開口5の内周側からビス61にて内側固定部22b、24bを躯体7に固定する。このとき、上側の横枠22と左右の縦枠24とは、内障子収容部21aにて開口5の内周側からビス61にて固定され、下側の横枠22は、内側固定部22bの内障子収容部21aより屋内側に突出された部位にてビス61にて固定される。枠体21が、内障子収容部21aにて躯体7に取り付けられた状態では、サッシ取付部材10の開口側ヒレ部12に枠体21の固定片22c、24cが当接されているので、屋外側からサッシ取付部材10の壁部11と枠体21の間にビス60を挿入して、開口側ヒレ部12と固定片22c、24cとを固定する。このとき下側の横枠22には、枠体21の倒れを防止するための補強部材38が取り付けられている。
最後に、カバー部材50のフック部52を嵌合突起15に嵌合させてカバー部材50をサッシ取付部材10に取り付ける。
第1実施形態のサッシユニットによれば、躯体7の屋外側に設けられた外壁構成部材30と躯体7との間に介在される外壁側片としての外周側ヒレ部13が、外壁パネル31と隣接して配置されるとともに外壁パネル31より屋外側に突出された壁部11を有するので、外壁パネル31の開口5側の端部は、壁部11、11aにより覆われて外部から見えにくくなる。このため、サッシ取付部材10を介してサッシ20が取り付けられた開口5とサッシ取付部材10との境界部分の納まりが綺麗である。
また、躯体7の屋外側に設けられた下地部材33と躯体7との間に介在される外周側ヒレ部13が、外壁構成部材30と隣接して配置されるとともに外壁構成部材30より屋外側に突出された壁部11と繋がっているので、壁部11と外壁構成部材30との間を浸入する水等が躯体7に至ることを抑えることが可能である。このため、サッシ20の納まりが綺麗であり、かつ、雨水等の浸入を抑えることが可能なサッシ取付部材10及びサッシユニット1を提供することが可能である。
また、外周側ヒレ部13と躯体7とに跨って、屋外側から防水テープ19が貼着されているので、サッシ取付部材10に沿って水等が躯体7側に浸入することをさらに防止することが可能である。
また、サッシ20が屋外側からビス60にて固定されるサッシ固定部としての開口側ヒレ部12は壁部11、11aから開口5側に突出されているので、カバー部材50を取り外すことによりサッシ20を単体で屋外側から容易に着脱することが可能である。
第2実施形態のサッシユニット70は、サッシ取付部材72及びカバー部材80が第1実施形態のサッシユニット1と相違する。以下の説明において、第1実施形態と同様の部位及び部材については同符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のサッシユニット70が有するサッシ取付部材72も、図4〜図6に示すように、上側の横枠22及び左右の縦枠24と外壁構成部材30との間に設けられたサッシ取付部材72は、同一の断面形状をなす押し出し成形部材なので、ここでは、右側の縦枠24と外壁構成部材30との間に設けられたサッシ取付部材72を例に挙げて説明する。
サッシ取付部材72は、見付け方向に間隔を隔てて対面する2つの壁部73と、2つの壁部73のうちの、開口5の外周側の壁部73から開口5の外周側に延出された外壁側片としての外周側ヒレ部74と、2つの壁部73の見込み方向における中央より屋外側にて2つの壁部73間を連結する連結部75と、連結部75より屋外側にて、互いに対向する側に突出されカバー部材80が嵌合される嵌合突起77と、を有している。
外周側ヒレ部74は、2つの壁部73のうちの、開口5の外周側の壁部73が開口5側の壁部73より屋内側に突出されており、突出された先端から延出されている外周側ヒレ部74は、躯体7に当接されている。開口5側の壁部73の屋外側の端部は、躯体7とほぼ平行に配置される躯体対向部76にて開口5の外周側の壁部73と繋がっている。このため、サッシ取付部材72の外周側ヒレ部74が躯体に当接されると、躯体対向部76と躯体7との間には空隙が形成される。また、躯体対向部76には屋内側に突出する突起76aが設けられており、隣接する縦枠24の固定片24cの先端が当接されて位置決めされる。
下側の横枠22と外壁構成部材30との間に設けられたサッシ取付部材72は、他のサッシ取付部材72と同様に、2つの壁部73と、2つの壁部73間を連結する連結部75と、連結部75より屋外側にて互いに対向する側に突出された嵌合突起77と、を有しているが、躯体7に取り付けられた際に上側に位置する壁部73aは屋外側に向かって下方に傾斜している。
また、2つの壁部73、73aは、屋内側の端部側が、躯体7とほぼ平行に配置される躯体対向部76にて繋がっており、躯体対向部76は、上側の壁部73aの上方に延出され、下側の壁部73より下方に延出されている。上方に延出された上延出部76bは、躯体7と下側の横枠22の固定片22cとの間に介在される。上延出部76bの上端側には、屋外側に突出して固定片22cと接触する接触突起76cが設けられており、上側の壁部73aの屋内側に設けられ上方に突出された係合片73bに係合された固定片22cを支持している。下側に延出された下延出部76dは、他のサッシ取付部材72に設けられた外周側ヒレ部74とほぼ同形状である。
また、上側の壁部73aの屋外側の端部には上方に延出された鉛直壁部73cが設けられており、下側の横枠22の固定片22cと係合片73bとの係合部分を覆っている。ここで、2つの壁部73、連結部75、躯体対向部76が繋がった部位が本体部に相当する。
カバー部材80は、見付け方向において、サッシ取付部材72の2つの壁部73の間を覆うとともに、開口5側の外周側に突出するように形成された平板状の外面板部81と、外面板部81から屋内側に突出されてサッシ取付部材72の嵌合突起77と嵌合される一対のフック部82と、を有している。
第2実施形態のサッシユニット70は、予め、サッシ20の上側の横枠22及び左右の縦枠24が有する固定片22c、24cにサッシ取付部材72の躯体対向部76を屋外側から当接させて屋内側からビス63にて固定しておく。
そして、外壁構成部材30のうち、下地部材33、下地パネル材32、外壁パネル31が順に躯体7に取り付けられた後に、まず、下側のサッシ取付部材72を躯体7にビス62にて取り付ける。その後、下側の横枠22が有する固定片22cを、下側のサッシ取付部材72が有する係合片73bに係合させつつ、3つのサッシ取付部材72が取り付けられた状態の枠体21を躯体7に取り付けられる。このとき、下地部材33、下地パネル材32、外壁パネル31は、開口5を形成する躯体7が開口5の縁に露出するように配置されており、サッシユニット70は、開口5の縁に露出した躯体7に、外周側ヒレ部74が当接されて、開口5の内周側から枠体21が躯体7にビス61にて固定される。また、このとき、上側の横枠22と左右の縦枠24とは、内障子収容部21aにて開口5の内周側からビス61にて固定され、下側の横枠22は、内側固定部22bの内障子収容部21aより屋内側に突出された部位にて固定される。
次に、屋外側から、2つの壁部73、73aの間にて、連結部75に設けられた貫通孔(不図示)を貫通させたビス62にて、サッシ取付部材72の躯体対向部76と枠体21の固定片22c、24cとを躯体7に固定する。その後、各サッシ取付部材72と下地部材33、下地パネル材32、外壁パネル31との間を埋めるように、バックアップ材35及びシール部材34を充填する。
最後に、カバー部材80のフック部82を嵌合突起77に嵌合させてカバー部材80をサッシ取付部材72に取り付ける。カバー部材80が取り付けられると、シール部材34が外面板部81に覆われて、屋外側から見えにくくなる。
第2実施形態のサッシユニット70によれば、サッシ20にサッシ取付部材72に予め固定されて、サッシ20とサッシ取付部材72とが一体となった状態で、サッシ取付部材72が躯体7に固定されているので、屋外側からサッシ取付部材72を取り外すことにより、サッシ取付部材72とともにサッシ20をも取り外すことが可能である。このとき、カバー部材80は、サッシ取付部材72に嵌合されているので、容易に取り外すことが可能であり、カバー部材80を取り外すことによりシール部材34を露出させることが可能である。
そして、第2実施形態のサッシ取付部材72は、外壁構成部材30のうち、バックアップ材35及びシール部材34と躯体7との間に介在されているので、バックアップ材35及びシール部材34を剥がすことにより、サッシ取付部材72全体を屋外側に対して露出させることが可能である。このため、サッシユニット70を取り外す際には、下地部材33、下地パネル材32、外壁パネル31を剥がす必要がないので、サッシユニット70の取り外し、及び、取り替えなどの施工を短時間に、かつ、容易に行うことが可能である。
上記第2実施形態のサッシユニット70は、サッシ取付部材72と枠体21とをサッシ取付部材72の2つの壁部73の間にて屋内側からビス62にて固定することにより、サッシ取付部材72と枠体21とを一体として外すことができるようにサッシユニット70について説明したが、図7に示すように、開口5側の壁部73から開口5側に延出させた開口側ヒレ部78と枠体21の固定片22c、24cとを屋外側からビス63にて固定しても構わない。
また、図8に示すように、下側のサッシ取付部材72においては、2つの壁部73、73aより上方にて、上延出部76bから、下側の横枠22より屋内側に延出させた水受部76eと、水受部76eを躯体7上に支持する脚部76fと、下側の横枠22を支持する支持部76gとを備えた構成とすると、例えば結露水などを下側の横枠22から水受部76eに落とすことが可能である。このとき、水受部76eは、屋内側から下方に傾斜しており、支持部76g、上延出部76b、鉛直壁部73cには、見込み方向に貫通する孔部(不図示)を形成しておくと、屋内側の結露水等を屋外側に排出することが可能である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 サッシユニット、5 開口、7 躯体、10 サッシ取付部材、
11 壁部、11a 壁部、12 開口側ヒレ部、13 外周側ヒレ部、
19 防水テープ、20 サッシ、21 枠体、22 横枠、22c 固定片、
24 縦枠、24c 固定片、30 外壁構成部材、31 外壁パネル、
32 下地パネル材、33 下地部材、34 シール部材、
35 バックアップ材、60 ビス、62 ビス、63 ビス、
70 サッシユニット、72 サッシ取付部材、73 壁部、73a 壁部、
74 外周側ヒレ部、76 躯体対向部、78 開口側ヒレ部

Claims (6)

  1. 屋内外を連通する開口に設けられるサッシを取り付けるサッシ取付部材であって、
    前記開口を形成する躯体の屋外側に設けられて外壁を構成する外壁構成部材と前記躯体との間に介在される外壁側片と、
    前記外壁側片と繋がって前記外壁構成部材と隣接して配置されるとともに当該外壁構成部材より屋外側に突出された本体部と、
    前記本体部から突出させて前記外壁側片と反対側に設けられて前記サッシが固定されるサッシ固定部と、
    を有することを特徴とするサッシ取付部材。
  2. 請求項1に記載のサッシ取付部材であって、
    前記外壁側片は、ビスにて屋外側から躯体に固定されており、
    固定された前記外壁側片と前記躯体とに跨って、屋外側から防水テープが貼着されることを特徴とするサッシ取付部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサッシ取付部材であって、
    前記サッシが前記本体部に屋内側からビスにて固定され、前記本体部が前記躯体に屋外側からビスにて固定されており、
    前記サッシと共に取り外されることを特徴とするサッシ取付部材。
  4. 請求項3に記載のサッシ取付部材であって、
    前記外壁構成部材は、外壁パネル及び外壁パネルと当該取付部材との間をシールするシール部材とを有し、
    前記外壁側片の屋外側には、前記シール部材が設けられていることを特徴とするサッシ取付部材。
  5. 請求項1または請求項2に記載のサッシ取付部材であって、
    前記サッシは、前記サッシ固定部に屋外側からビスにて固定されていることを特徴とするサッシ取付部材。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のサッシ取付部材と、
    前記サッシ取付部材により取り付けられる前記サッシと、
    を有することを特徴とするサッシユニット。
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