JP6612642B2 - 建具及び建具の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、面材と対向させて設けられる面材対向部材を有する建具及び建具の施工方法に関する。
面材と対向させて設けられる面材対向部材を有する建具としては、ガラス板の周縁部が挿入される開口部を有するガラス板挿入ポケットが設けられた框と、ガラス板を横断するように取り付けられる組子と、ガラス板と開口部との間に形成される隙間を埋めるようにガラス板挿入ポケット内に挿入される付子と、を有するガラス障子戸が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなガラス障子戸は、ガラス板挿入ポケット内に挿入された付子に、ガラス障子戸の外周側から進入する螺子が組子に螺合されて、組子が取り付けられている。
実開平4−113686号公報
上記ガラス障子戸は、組子がガラス障子戸の外周側から進入する螺子により付子に取り付けられるので、ガラス障子戸に対して四方から、螺子を締め込む作業を行わなければならないため、作業者が移動する、或いは、ガラス障子戸を回転させる等作業が繁雑であるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、面材対向部材を容易に取り付けることが可能な建具及び建具の施工方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、面材と、前記面材の周端部を収容し、前記面材と対向する室内対向部と室外対向部とを有する収容凹部を備えた枠体と、前記面材と対向させて設けられる面材対向部材と、前記室内対向部と前記室外対向部との少なくとも一方に取り付けられる取付部、前記面材と前記面材対向部材間に配置され、前記収容凹部より面内方向に突出する突出部、及び、前記面材と対向する側に設けられた気密材を有するアタッチメントと、を備え、前記面材対向部材が前記突出部に固定されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、面材と対向させて設けられる面材対向部材は、面材の周端部を収容する収容凹部を形成し面材と見込み方向において対向する対向部と面材との間に挟持されるアタッチメントの、収容凹部から突出した突出部に固定されている。すなわち、面材対向部材は、面材に対して見込み方向における一方側にて収容凹部から突出している突出部に固定されているので、面材対向部材を面材に対して一方側から容易に取り付けることが可能である。
かかる建具であって、前記対向部と前記面材との間には、前記気密材とともに全周に亘ってシールするシール材が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、アタッチメントに設けられた気密材とシール材とにより対向部と面材との間が全周に亘ってシールされる。このため、屋外であっても用いることが可能な建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記アタッチメントが装着される前記室内対向部または前記室外対向部は、前記収容凹部内に被係合部を有し、前記取付部は、前記被係合部に係合される係合部を有していることが望ましい。
このような建具によれば、アタッチメントは、当該アタッチメントが装着される室内対向部または室外対向部が有する被係合部に係合される係合部を取付部に有しているので、装着された後は枠体から外れ難い。このため、アタッチメントが装着された枠体を移動または搬送したとしても容易に外れないようにアタッチメントを装着することが可能である。
かかる建具であって、前記面材対向部材は前記突出部に螺合される金属製の第1ビスにより固定され、前記アタッチメントと前記面材との間には、前記気密材より、前記面材の面内方向における中央側にスペーサーが設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、アタッチメントと面材との間であって、気密材より面材の面内方向における中央側にスペーサーが設けられているので、面材とアタッチメントとの間の止水性を確保しつつも、第1ビスが面材に接触して当該面材が損傷を受けることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記アタッチメントは、前記対向部に固定されていることが望ましい。
このような建具によれば、アタッチメントは対向部に固定されているので、面材対向部材がアタッチメントとともに枠体から外れることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記アタッチメントは前記対向部に金属製の第2ビスにより固定されており、前記第2ビスの先端は、前記面材と離れていることが望ましい。
このような建具によれば、前記アタッチメントを固定している金属製の第2ビスは、その先端が面材から離れているので、第2ビスが面材に接触して当該面材が損傷を受けることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記枠体は、引戸障子の框であり、前記框の室外側に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、アタッチメントに第1ビスにより固定されている面材対向部材は、面材から離れたり浮き上がったりしにくいので、引き違い窓の内障子の室外側や、袖壁や縦骨の室内側に引き込まれる障子の室外側に面材対向部材が設けられていたとしても、外障子、袖壁及び縦骨に接触することを防止することが可能である。
また、上記建具の施工方法であって、前記アタッチメントを前記枠体に装着する装着ステップと、前記枠体に装着された前記アタッチメントの移動を規制する規制部材を前記枠体の外面に貼り付ける貼付ステップと、前記枠体に前記面材を装着して、当該枠体および面材によって前記アタッチメントを挟持する挟持ステップと、前記面材対向部材を前記アタッチメントに取り付ける取付ステップと、前記規制部材を前記枠体から剥がす剥離ステップと、を有することを特徴とする建具の施工方法である。
このような建具の施工方法によれば、規制部材は、アタッチメントが装着された後に貼り付けられ、面材と面材対向部材とを取り付けた後に剥がされるので、装着されたアタッチメントは面材対向部材が取り付けられるまで規制部材により移動が規制されている。このため、アタッチメントにより設定した所望の位置に面材対向部材をより正確に取り付けることが可能である。また、規制部材は、枠体の表面に貼り付けられており、面材対向部材を取り付けた後に枠体から剥がすので枠体には規制部材が残らない。このため、意匠性に優れた建具を容易に取り付けることが可能である。
本発明によれば、面材対向部材を容易に取り付けることが可能な建具及び建具の施工方法を提供することが可能である。
第1実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 第1実施形態に係る建具を示す横断面図である。 第1実施形態に係る建具を示す斜視図である。 図1におけるA部を示す拡大図である。 アタッチメントの装着方法を示す図である。 格子部材の装着方法を示す図である。 第2実施形態のアタッチメントを示す縦断面図である。 第2実施形態のアタッチメントの第1変形例を示す縦断面図である。 第2実施形態のアタッチメントの第2変形例を示す縦断面図である。 FIX窓用の建具を示す横断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、図1、図2に示すように、建具として、窓枠2に2枚の引き違い障子3が備えられた引き違い窓1を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、躯体に取り付けられた引き違い窓1を室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、引き違い窓1の各部位であっても、また、引き違い窓1を構成する各部材については単体の状態であっても、引き違い窓1が取り付けられた状態で上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の引き違い窓1は、図1、図2に示すように、躯体(不図示)に取り付けられた矩形状をなす窓枠2に左右方向にスライドする2枚の障子3が設けられている。
2枚の障子3は、いずれも面材としての矩形状の複層ガラス4の周縁部を収容するように複層ガラス4の四方に設けられた上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8が矩形状に框組みされた枠体としての框体9と、複層ガラス4と対向させて設けられる面材対向部材としての格子10と、を有している。
上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8は、戸先框7と召合框8の上端部間に上框5が、下端部間に下框6が配置され、戸先框7及び召合框8側から上框5及び下框6の長手方向に進入するビスにより框組みされている。矩形状の框体9の内周側には、全周に亘って複層ガラス4の周端部が収容されるガラス収容凹部51、61、71、81が位置している。以下の説明においては、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8に対し共通するように方向を示すために、矩形状をなす框体9において複層ガラス4が設けられる側を内周側、反対側を外周側として説明する。
上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8のガラス収容凹部51、61、71、81はいずれも、複層ガラス4の端面と対向する端面対向部52、62、72、82と、端面対向部52、62、72、82の室外側の縁から框体9の内周側に延出された室外対向部53、63、73、83と、端面対向部52、62、72、82の室内側の縁から框体9の内周側に延出された室内対向部54、64、74、84と、を有している。
端面対向部52、62、72、82は、見込み方向の幅が複層ガラス4の厚みより広く形成されており、室外対向部53、63、73、83は、複層ガラス4において室外に臨む面と対向し、室内対向部54、64、74、84は、複層ガラス4において室内に臨む面と対向している。
図3に示すように、格子10は、格子枠材11aを框体9より僅かに小さな矩形状をなすように枠組みした格子枠11の内側に、縦横に沿ってそれぞれ複数の組子12が設けられて形成されている。組子12は長手方向に貫通する中空部を有し断面形状が長方形状をなしている。
格子枠材11aは、図4に示すように、断面形状が組子12より小さな矩形状をなし長手方向に貫通する中空部を有する格子枠本体11bと、格子枠本体11bの室外側の面を形成する室外壁部11cと、矩形状をなす格子枠11の外周側に延出された平板状の外周延出部11dと、を有している。本実施例では、室外側壁部11cから延出部11dが延出して形成されており、室外側壁部11cの室外側面と延出部11dの室外側面とが、面一となっている。
格子10は、格子枠11と組子12の、複層ガラス4と対向する側となる室内側の面を形成する室内壁部11e、12aがほぼ同一平面をなしている。格子10は、格子枠11と複数の組子12とが格子状に一体化された状態で框体9に、複数のアタッチメント20を介して固定される。
第1実施形態のアタッチメント20は、框体9の内周側から、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の室外対向部53、63、73、83にそれぞれ被せるように装着される取付部としての装着部21と、装着部21が室外対向部53、63、73、83に装着された状態で框体9の内周側に突出する突出部22とを有している。アタッチメント20は、室内側の面には、装着部21および突出部22に亘るように弾性変形可能な気密材23が設けられている。
装着部21は、室外対向部53、63、73、83の室内側の面に沿って配置される室内片21aと、室外対向部53、63、73、83の室外側の面に沿って配置される室外片21bと、室内片21aと室外片21bにおいて、框体9の内周側に位置する縁を連結する連結部21cとを有している。連結部21cから室内片21aの先端(框体9の外周側先端)までの寸法は、連結部21cから室外片21bの先端までの寸法よりも長くなっている。室内片21aの連結部21cと反対側の端部には、アタッチメント20が装着されたときに、室外対向部53、63、73、83の室内側の面に窪ませて形成された被係合部63aに係合する係合部21dが設けられている。この係合部21dは、室外片21bの先端よりも更に外周側の位置に設けられている。上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の室外対向部53、63、73、83の形状は同じなので、上框5、戸先框7、及び、召合框8に設けられた被係合部の図示は省略している。
突出部22は、その室外側面が、室外対向部53、63、73、83の室外側面よりも室内側に位置するように、框体9の内周側に延出されている。突出部22は、見込み方向の厚みが室内片21aより厚く形成されており、格子10の外周延出部11dを貫通した第1ビス26が螺着できる厚みを有している。また、突出部22の室外側面が、室外対向部53、63、73、83の室外側面よりも室内側に位置しているため、第1ビス26が室外対向部53、63、73、83よりも室外側に突出し難くなっている。ここで、格子10の外周延出部11dに形成され第1ビス26が貫通される孔は、第1ビス26のねじ部の直径より十分に大きく、且つ、左右方向に長い長孔をなしており、框体9に対する位置調整ができるように構成されている。
複層ガラス4は、複数のアタッチメント20が装着された框体9のガラス収容凹部51、61、71、81に挿入されて、アタッチメント20の気密材23と、複層ガラス4と室内対向部54、64、74、84との間に介在されるバックアップ材24および充填されるシール材25により挟持されている。また、複層ガラス4が框体9に取り付けられた状態で、アタッチメント20の室内片21aおよび気密材23は複層ガラス4と室外対向部53、63、73、83とに挟持されている。また、複層ガラス4と室外対向部53、63、73、83との間には、複数設けられたアタッチメント20同士の間を塞ぐようにシール材25が充填されている。なお、本実施形態では、シール材25を湿式のものを用いて充填したが、これに限らず乾式のシール材を用いて複層ガラス4と室内対向部54、64、74、84との間に挿入しても良い。
複層ガラス4が框体9に取り付けられて、複層ガラス4と室内対向部54、64、74、84と挟持された複数のアタッチメント20の突出部22に、格子10の外周延出部11dが室外側から重ねられてビス止めされている。
次に、引き違い窓1の施工方法について説明する。引き違い窓1を施工する際には、予め工場等において、窓枠2および框体9を組み立て、窓枠2および框体9には、止水材や戸車など窓枠2および框体9に必要な部品を取り付けておく。
引き違い窓1の施工方法は、まず、図5に示すように、框体9にアタッチメント20を装着する(装着ステップ)。
次に、アタッチメント20が装着された框体9に、アタッチメント20の左右方向の移動を規制するための規制部材27を貼り付ける(貼付ステップ)。
規制部材27は、板状の部材であり、室外対向部53、63、73、83の室外側の面に貼り付け、且つ、剥がすことが可能な接着シートが設けられている。規制部材27は、室外対向部53、63、73、83に貼り付けられたときに、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の長手方向における両端側の部位が中央より框体9の内周側に突出するようなコ字状をなしている。すなわち、規制部材27は、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の長手方向における中央部の、内周側に矩形状に切り取られたような凹部27aが形成されている。
このとき、アタッチメント20は框体9の内周側から室外対向部53、63、73、83を室内片21aと室外片21bとで挟み、規制部材27の凹部27aに入り込むように装着され、係合部21dが被係合部53a、63a、73a、83aに係合されている。
なお、框体9にアタッチメント20を装着する(装着ステップ)後、規制部材27を貼り付ける(貼付ステップ)順で施工することが好ましいが、その順序が逆でも良い。
凹部27aは、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の長手方向の幅が、装着されるアタッチメント20の室外片21bの幅より僅かに広く形成されている。そして、凹部27aの両側に位置する側部27bの先端が、室外対向部53、63、73、83の内周側の縁に沿うように室外対向部53、63、73、83に貼り付けられる。
所定の位置に装着された複数のアタッチメント20が規制部材27により移動が規制された状態の框体9は、複層ガラス4が装着されない状態で施工現場に搬入される。
搬入された框体9の戸先框7または召合框8のいずれか一方を一旦外し、側方から複層ガラス4を框体9のガラス収容凹部51、61、71、81に沿って装着し、取り外した戸先框7または召合框8を再び取り付ける。このとき、周端部がガラス収容凹部51、61、71、81に収容された複層ガラス4と下框6との間にはセッティングブロック28を備えておく。
次に、複層ガラス4と、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の室内対向部54、64、74、84との間にバックアップ材24を設け、シール材25をバックアップ材24より内周側に充填する。更に、複層ガラス4と上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の室外対向部53、63、73、83との間にも室外対向部53、63、73、83の端部側にシール材25を充填する。このとき、シール材25は、複数装着されているアタッチメント20同士の間にアタッチメント20の気密材23とシール材25とが全周に亘って繋がるように充填する。この状態で、アタッチメント20の室内片21aは、室内側から室外側に向かって押圧されて強固に保持され、被係合部63aに係合された係合部21dと相俟って、より外れ難くなる。ここで、框体9内に複層ガラス4が装着されて、複層ガラス4と室内対向部54、64、74、84との間および複層ガラス4と室外対向部53、63、73、83との間にシール材25が充填されるまでの工程が挟持ステップに相当する。なお、本実施形態では、シール材25を湿式のものを用いて充填したが、これに限らず乾式のシール材を用いて複層ガラス4と室外対向部53、63、73、83との間に挿入しても良い。
次に、図6に示すように、格子10が室外側から複層ガラス4と対向し、外周延出部11dがアタッチメント20の突出部22と見込み方向に対向するように配置し、室外側から外周延出部11dを貫通させた第1ビス26を各突出部22に螺合させて格子10を框体9に固定する(取付ステップ)。
最後に、框体9に貼り付けられている規制部材27を剥がして図3に示すような格子10を備えた障子3が完成する(剥離ステップ)。
障子3は、躯体に取り付けられた窓枠2にスライド可能に装着される。
第1実施形態のアタッチメント20を用いた引き違い窓1によれば、複層ガラス4と対向させて設けられる格子10は、複層ガラス4の周端部を収容するガラス収容凹部51、61、71、81を形成し複層ガラス4と見込み方向において対向する室外対向部53、63、73、83と複層ガラス4との間に挟持されて装着されるアタッチメント20の、ガラス収容凹部51、61、71、81から突出した突出部22に固定されている。すなわち、格子10は、複層ガラス4に対して見込み方向における一方側にてガラス収容凹部51、61、71、81から突出している突出部22に第1ビス26により固定されているので、複層ガラス4に対して一方側、すなわち室外側から取り付けることが可能である。このため、格子10を容易に取り付けることが可能である。すなわち、複層ガラス4と対向させて格子10を容易に備えることが可能な引き違い窓1を提供することが可能である。
また、アタッチメント20の複層ガラス4側に気密材23が設けられているので、アタッチメント20の室内片21aが室外対向部53、63、73、83と複層ガラス4との間に挟持されると、弾性変形可能な気密材23が弾性変形することにより、アタッチメント20を複層ガラス4との間に、より強固に挟持することが可能である。
また、格子10の外周延出部11dをアタッチメント20の突出部22に固定する第1ビス26は、その先端が複層ガラス4まで至らないので、第1ビス26の先端と複層ガラス4との間には気密材23が存在している。このため、室内側から障子3を見たときに格子10を固定する第1ビス26が複層ガラス4越しに視認されないように格子10を障子3に設けることが可能である。
また、アタッチメント20に設けられた気密材23とシール材25とにより室外対向部53、63、73、83と複層ガラス4との間が全周に亘ってシールされるので、屋外であっても用いることが可能な引き違い窓1を提供することが可能である。
また、アタッチメント20は、当該アタッチメント20が装着される室内対向部54、64、74、84または室外対向部53、63、73、83が有する被係合部63aに係合される係合部21dを装着部21に有しているので、取り付けられた後は框体9から外れ難い。このため、アタッチメント20が取り付けられた框体9を移動または搬送したとしても容易に外れないようにアタッチメント20を取り付けることが可能である。
また、アタッチメント20の移動を規制する規制部材27は框体9の外面に貼り付けているだけなので、框体9に切り欠き等の加工を施すことなく容易にアタッチメント20の移動を規制することが可能である。
また、アタッチメント20は、規制部材27により移動が規制されるので、搬送時等にアタッチメント20が移動してしまうことを防止することが可能である。また、規制部材27は、框体9の表面に貼り付けられており、アタッチメント20を介して格子10を框体9に取り付けた後に、規制部材27を最後に框体9から剥がすので、格子10を所望の位置により正確に取り付けることができると共に、框体9に規制部材27が残らないため意匠性にも優れた引き違い窓1を実現することが可能である。
次に第2実施形態のアタッチメント200について説明する。以下の説明においては、第1実施形態と同一構成については図中で同符号を付して示し、その説明については省略する。
第2実施形態のアタッチメント200は、框体9の内周側から、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8における室外対向部53、63、73、83と対向させて装着される装着部201と、装着部201が室外対向部53、63、73、83に装着された状態で框体9の内周側に突出する突出部202とを有している。突出部202は、図7に示すように、装着部201とほぼ同じ厚みを有する板状の部位が装着部201より室外側に突出させて設けられ、突出部202の下端部が装着部201と繋がるように厚みが厚くなる厚肉部202aを有している。このため、装着部201が室外対向部53、63、73、83と面材としての単板ガラス41との間に配置されたときに、厚肉部202aの下縁が室外対向部53、63、73、83の上縁に当接するように形成されている。アタッチメント200は、例えばアルミニウムなどの金属製の押出成型材であり、室内側の面には、装着部201および厚肉部202aに亘るように弾性変形可能な気密材23が設けられている。
装着部201には、室外対向部53、63、73、83と単板ガラス41と対向させて配置されたときに、対向する室外対向部53、63、73、83に設けられた皿モミ孔を貫通した皿ビスでなる第2ビス29が螺合されるタップ孔が設けられている。
突出部202は、格子10の外周延出部11dを貫通した第1ビス26が螺着できる厚みを有し、室内側には厚肉部202aに亘るように弾性変形可能な気密材23が設けられている。
複数のアタッチメント200の装着部201が第2ビス29により固定された框体9に単板ガラス41が取り付けられ、框体9に固定された複数のアタッチメント200の突出部202に、格子10の外周延出部11dが室外側から重ねられて第1ビス26により固定されている。このとき、アタッチメント200の装着部201と厚肉部202aとの室内側には、第2ビス29の装着部201からの突出量より厚い気密材23が設けられており、厚肉部202aより、框体9の内周側には、第1ビス26の突出部202からの突出量より厚いゴムや合成樹脂などにより形成されたスペーサー210が設けられている。また、アタッチメント200に設けられている気密材23は、スペーサー210よりも室内側に突出させて設けられている。そして、装着部201が室外対向部53、63、73、83と単板ガラス41と対向させて配置された状態で、気密材23が圧縮されつつもスペーサー210により、第1ビス26及び第2ビス29の先端26a、29aが単板ガラス41から離れて配置されるように構成されている。
アタッチメント200を用いた建具1の施工方法は、まず工場等において、窓枠2および框体9を組み立て、装着部201を室内対向部54、64、74、84と対向させて配置し、第2ビス29により固定してアタッチメント200を装着する。このとき、窓枠2および框体9には、止水材や戸車など窓枠2および框体9に取り付けておく必要のある部品も取り付けられている。
所定の位置に複数のアタッチメント200が固定された框体9は、単板ガラス41が装着されない状態で施工現場に搬入され、施工現場において単板ガラス41が装着される。そして、単板ガラス41と、上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の室内対向部54、64、74、84との間にバックアップ材24を備えてシール材25を充填し、単板ガラス41と上框5、下框6、戸先框7、及び、召合框8の室外対向部53、63、73、83との間にも室外対向部53、63、73、83の端部側にシール材25を充填する。このとき、シール材25は、複数装着されているアタッチメント200同士の間にアタッチメント200の気密材23とシール材25とが全周に亘って繋がるように充填する。
次に、第1実施形態と同様に、格子10が室外側から単板ガラス41と対向し、外周延出部11dがアタッチメント200の突出部202と見込み方向に対向するように配置し、室外側から外周延出部11dを貫通させた第1ビス26を各突出部202に螺合させて格子10を框体9に固定し、格子10を備えた障子3が完成する。この状態で、気密材23が圧縮されつつもスペーサー210により、第1ビス26及び第2ビス29の先端26a、29aが単板ガラス41から離れて配置されている。最後に、障子3は、躯体に取り付けられた窓枠2にスライド可能に装着される。
第2実施形態のアタッチメント200を用いた建具1も第1実施形態のアタッチメント20を用いた建具1と同様に、格子10は、単板ガラス41に対して見込み方向における一方側にてガラス収容凹部51、61、71、81から突出している突出部202に第1ビス26により固定されているので、作業者は移動することなく、また、框体9を移動させることなく、単板ガラス41に対して見込み方向における一方側から格子10を容易に取り付けることが可能である。
また、アタッチメント200と単板ガラス41との間に備えられた気密材23とシール材25とにより、室外対向部53、63、73、83と単板ガラス41との間を全周に亘ってシールすることが可能である。
さらに、第2実施形態のアタッチメント200を用いた建具1によれば、格子10は、框体9のガラス収容凹部51、61、71、81を形成する室外対向部53、63、73、83に固定されている金属製のアタッチメント200に金属製の第1ビス26により固定されているので、格子10を、より確実に保持することが可能である。また、アタッチメント200と単板ガラス41との間であって、気密材23より単板ガラス41の面内方向における中央側に合成樹脂製のスペーサー210が設けられているので、単板ガラス41とアタッチメント200との間の止水性を確保しつつも、第1ビス26が単板ガラス41に接触して当該単板ガラス41が損傷を受けることを防止することが可能である。特に、スペーサー210は気密材23より単板ガラス41の面内方向における中央側に設けられている。このため、単板ガラス41を装着する際に、単板ガラス41が所定の位置より中央側に偏って単板ガラス41がスペーサー210に接触した場合であっても、スペーサー210は気密材23のように圧縮されないので、単板ガラス41の装着時における単板ガラス41と第1ビス26との接触を防止することが可能である。
また、アタッチメント200は室外対向部53、63、73、83に第2ビス29により固定されているので、格子10がアタッチメント200とともに框体9から外れることを防止することが可能である。
また、アタッチメント200が固定されている金属製の第2ビス29は、その先端29aが単板ガラス41と間隔を空けて配置されているので、第2ビス29が単板ガラス41に接触して当該単板ガラス41が損傷を受けることを防止することが可能である。
また、第2実施形態のアタッチメント200には、単板ガラス41が取り付けられた状態における気密材23の厚みが、第1ビス26の突出部202からの突出量より厚く、かつ、第2ビス29の装着部201からの突出量より厚くなるように単板ガラス41との間隔を確保する合成樹脂製のスペーサー210が設けられている。このため、予め框体9に金属製の第2ビス29によりアタッチメント200が固定された状態で単体ガラス41が框体9に装着されたとしても、単板ガラス41が第2ビス29と接触して損傷を受けることを防止することが可能である。
また、アタッチメント200に設けられている気密材23は、スペーサー210よりも室内側に突出させて設けられているので、装着される単板ガラス41はスペーサー210よりも先に気密材23と接触する。このため、単板ガラス41の装着時における単板ガラス41の損傷をより確実に防止することが可能である。
また、アタッチメント200に第1ビス26により固定されている格子10は、単板ガラス41から離れたり浮き上がったりしにくいので、引き違い窓の内障子の室外側や、袖壁や縦骨の室内側に引き込まれる障子の室外側に格子10が設けられていたとしても、外障子、袖壁及び縦骨に接触することを防止することが可能である。
第2実施形態の上記実施例では、アタッチメント200の装着部201と対向して配置される室外対向部53、63、73、83がほぼ平板状をなしていたので、第2ビス29により固定されたときに、装着部201と室外対向部53、63、73、83とが、ほぼ平行な状態をなすように構成されていたが、装着部201は必ずしも平板状でなくとも構わない。例えば、装着部205aが対向する室外対向部53、63、73、83が、ガラス収容凹部51、61、71、81の開口端側のみにおいて当接し、ガラス収容凹部51、61、71、81の奥側では、装着部205aと間隔が空いており当接していない場合には、第2ビス29を閉めることにより、突出部205bが単板ガラス41に近づいてアタッチメント205が傾かないように、図8に示すように装着部205aの先端が室外対向部53、63、73、83に当接するように延出させた傾斜防止部205cを備えた構成としても構わない。
また、上記実施形態においては、アタッチメント20、200が突出部22、202と装着部21、201との境界部分に段差を有する例について説明したが、必ずしも段差を有していなくとも構わない。例えば、図9に示すアタッチメント206のように、装着部206aと突出部206bとが平板状をなしており、装着する際に室外対向部53、63、73、83に係合して位置決めされる突起206cが装着部206aと突出部206bとの境界部分から室外側に突出されている形態であっても構わない。
本実施形態においては、アタッチメント20、200、205、206を施工現場への搬入前に装着する例について説明したが、アタッチメント20、200、205、206は施工現場への搬入後に框体9に装着してもよい。この場合には、搬送時にアタッチメント20、200、205、206が外れる虞がない。また、第2ビス29により固定されないアタッチメント20は、予め貼り付けられた規制部材27の位置に合わせてアタッチメント20を装着することにより、正確な位置にアタッチメント20を装着して格子10を取り付けることが可能である。
上記実施形態においては、面材対向部材を格子10としたが、これに限らず、例えば、窓を装飾するような部材など、面材と対向させて設けられる部材であれば構わない。また、面材も複層ガラス4や単板ガラス41に限らず、ポリカーボネートなどの合成樹脂製の板材等であっても構わない。
また、アタッチメントを室外対向部に取り付けて面材の室外側に面材対向部を設けたが、これに限らず、アタッチメントを室内対向部に取り付けて面材の室内側に面材対向部材を設けても良いし、アタッチメントを室内対向部および室外対向部の両方にそれぞれ取り付けて面材の室内外側に面材対向部材を設けても良い。
また、アタッチメント200、205、210と複層ガラス4との間にスペーサーを備えた第2実施形態においては、アタッチメント200、205、210は必ずしも、第2ビス29により固定されていなくとも構わない。
また、上記実施形態においては、建具として引き違い障子を備えた引き違い窓1の例に挙げて説明したが、これに限らず、図10に示すように、FIX窓30であっても構わない。この場合には、FIX窓30の枠体31の形状に合わせてアタッチメント20の備えることが望ましい。また、建具としては辷り出し窓等の他の種類の窓であっても構わず、窓に限らずドア等の他の建具であっても構わない。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 引き違い窓、4 複層ガラス、5 上框、6 下框、7 戸先框、8 召合框、
9 框体、10 格子、11 格子枠、12 組子、20 アタッチメント、
21 装着部、21d 係合部、22 突出部、23 気密材、25 シール材、
26 第1ビス、26a 第1ビスの先端、27 規制部材、29 第2ビス、
29a 第2ビスの先端、30 FIX窓、31 枠体、33 引き違い窓、
34 開閉障子、34a 框体、41 単板ガラス、51 収容凹部、
53 室外対向部、61 収容凹部、63 室外対向部、63a 被係合部、
71 ガラス収容凹部、73 ガラス室外対向部、81 ガラス収容凹部、
83 ガラス室外対向部、200 アタッチメント、202 突出部、
205 アタッチメント、205b 突出部、206 アタッチメント、
206b 突出部

Claims (8)

  1. 面材と、
    前記面材の周端部を収容し、前記面材と対向する室内対向部と室外対向部とを有する収容凹部を備えた枠体と、
    前記面材と対向させて設けられる面材対向部材と、
    前記室内対向部と前記室外対向部との少なくとも一方に取り付けられる取付部、前記面材と前記面材対向部材間に配置され、前記収容凹部より面内方向に突出する突出部、及び、前記面材と対向する側に設けられた気密材、を有するアタッチメントと、を備え、
    前記面材対向部材が前記突出部に固定されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記対向部と前記面材との間には、前記気密材とともに全周に亘ってシールするシール材が設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記アタッチメントが装着される前記室内対向部または前記室外対向部は、前記収容凹部内に被係合部を有し、
    前記取付部は、前記被係合部に係合される係合部を有していることを特徴とする建具。
  4. 請求項2に記載の建具であって、
    前記面材対向部材は前記突出部に螺合される金属製の第1ビスにより固定され、
    前記アタッチメントと前記面材との間には、前記気密材より、前記面材の面内方向における中央側にスペーサーが設けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項4に記載の建具であって、
    前記アタッチメントは、前記対向部に固定されていることを特徴とする建具。
  6. 請求項4または請求項5に記載の建具であって、
    前記アタッチメントは前記対向部に金属製の第2ビスにより固定されており、
    前記第2ビスの先端は、前記面材と離れていることを特徴とする建具。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の建具であって、
    前記枠体は、引戸障子の框であり、
    前記面材対向部材は、前記框の室外側に設けられていることを特徴とする建具。
  8. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具の施工方法であって、
    前記アタッチメントを前記枠体に装着する装着ステップと、
    前記枠体に装着された前記アタッチメントの移動を規制する規制部材を前記枠体の外面に貼り付ける貼付ステップと、
    前記枠体に前記面材を装着して、当該枠体および面材によって前記アタッチメントを挟持する挟持ステップと、
    前記面材対向部材を前記アタッチメントに取り付ける取付ステップと、
    前記規制部材を前記枠体から剥がす剥離ステップと、
    を有することを特徴とする建具の施工方法。
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