JP5989567B2 - 面材取付構造及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、面材取付構造及び建具に関し、より詳細には、複数のパネル材が空気層を介在させた状態で互いに対向するよう配置されてなる面材の縁部の一部を、取付部材を介在させた状態で枠部材に嵌め込ませることで面材を枠部材に取り付ける面材取付構造と、この面材取付構造を備えた建具とに関するものである。
従来、例えば引き違い窓のような開口枠に対して障子を開閉移動可能に支持させた建具が知られている。このような建具を構成する開口枠は、上枠、下枠及び一対の縦枠を四周枠組みして構成されている。また、上記建具を構成する障子は、上框、下框及び一対の縦框を四周框組みして構成された框に、ガラス板のような面材の縁部を嵌め込ませることで該面材を保持させて構成されるものである。そして、かかる障子においては、面材の縁部の延在方向に沿って複数のセッティングブロックを配置し、これらセッティングブロックを介在させた状態で面材を框に取り付けるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−153051号公報
ところで、近年、製造コストの低減化等の要請に応えるために、障子の外径寸法を変更することなく例えば金属材からなる框の見込み方向及び見付け方向の寸法を小さくする、いわゆる枠部材のスリム化が行われつつある。このように枠部材のスリム化が行われると、結果的に枠部材自体(框自体)の剛性が低いものとなり、次のような問題があった。
例えば戸先側の框を利用者が保持して障子を閉移動させる際に、該框が外方に湾曲するよう弾性変形してしまい、面材が框から離脱してしまう虞れがあった。また、障子を開口枠に設置する作業において作業者が框の一部を保持した状態で運搬する場合、該框の一部が外方に湾曲するよう弾性変形してしまい、面材が框から離脱してしまう虞れがあった。
このような問題は、いわゆる複層ガラスと称されるような面材、すなわち複数のパネル材が空気層を介在させた状態で互いに対向するよう配置されてなる面材を枠部材である框に保持させた障子では、該面材の重量が大きいことからより顕著であった。
かかる問題を回避するために、面材を框に固定するための固定部材を設けることが考えられるが、これでは部品点数の増大化を招来し、結果的に製造コストの低減化を図ることが困難なものとなり好ましくない。
本発明は、上記実情に鑑みて、面材を枠部材に良好に保持させつつ、製造コストの低減化を図ることができる面材取付構造及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る面材取付構造は、複数のパネル材が互いに離隔して対向するよう配置されてなる面材の縁部の一部を、取付部材を介在させた状態で枠部材に嵌め込ませることで前記面材を前記枠部材に取り付ける面材取付構造において、前記取付部材は、前記面材における前記パネル材同士を封着させる2次シールに固着されて該面材の縁部の一部に取り付けられ、かつ係合手段を介して前記枠部材に係合されることを特徴とする。
この発明によれば、取付部材が面材の縁部に固着されて該面材に取り付けられ、かつ係合手段を介して枠部材に係合されるので、面材を枠部材に対して強固に取り付けることができ、仮に枠部材が外方に湾曲するよう弾性変形した場合にも面材が落下する虞れがない。つまり、枠部材のスリム化を行っても、面材が落下する虞れがない。
この発明によれば、取付部材が面材におけるパネル材同士を封着させるシール材が硬化することにより該シール材に固着されて該面材に取り付けられるので、取付部材を固着するために面材構成要素以外の部材を用いる必要がなく、これにより製造コストの増大化を回避することができる。
また本発明は、上記面材取付構造において、前記係合手段は、前記取付部材に形成された取付係止部と、前記枠部材に形成された枠係止部とを備え、取付係止部と枠係止部とが係止することで前記取付部材と前記枠部材とを係合させることを特徴とする。
この発明によれば、係合手段が取付部材に形成された取付係止部と、枠部材に形成された枠係止部とを備え、取付係止部と枠係止部とが係止することで取付部材と枠部材とを係合させるので、取付部材と枠部材とを係合させるのに別部品を必要とせず、部品点数の増大による製造コストの増大化を防止することができる。
また本発明は、上記面材取付構造において、前記係合手段は、前記枠部材に設けられた孔部を貫通するネジ部材の先端部が前記取付部材に形成されたネジ孔に挿通して螺合することで前記取付部材と前記枠部材とを係合させることを特徴とする。
この発明によれば、係合手段が、枠部材に設けられた孔部を貫通するネジ部材の先端部が取付部材に形成されたネジ孔に挿通して螺合することで取付部材と枠部材とを係合させるので、各枠部材が面材を介して取り付けることが可能になり、枠部材同士を連結するためのビスホール等の孔部の形成を必要最小限に抑えることが可能になる。
また、本発明に係る建具は、上述したいずれか1つに記載の面材取付構造を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、取付部材が面材の縁部に固着されて該面材に取り付けられ、かつ係合手段を介して枠部材に係合されるので、面材を枠部材に対して強固に取り付けることができ、仮に枠部材が外方に湾曲するよう弾性変形した場合にも面材が落下する虞れがない。つまり、枠部材のスリム化を行っても、面材が落下する虞れがない。
本発明によれば、面材を枠部材に良好に保持させつつ、製造コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である面材取付構造が採用された建具、すなわち本発明の実施の形態である建具を室内側から見た場合を簡略的に示す外観図である。 図2は、図1に示した障子を構成する面材を示す断面図である。 図3は、図1に示した右側の障子を示す外観図である。 図4は、面材を障子に取り付ける手順を模式的に断面で示す説明図である。 図5は、面材を障子に取り付ける手順の変形例を模式的に断面で示す説明図である。 図6は、面材を障子に取り付ける手順の他の変形例を模式的に断面で示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る面材取付構造及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である面材取付構造が採用された建具、すなわち本発明の実施の形態である建具を室内側から見た場合を簡略的に示す外観図である。ここで例示する建具は、開口枠10に左右2枚の障子20を備え、開口枠10に対して2枚の障子20を左右方向に開閉移動させる、引き違い窓と称されるものである。
開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成された矩形開口を形成するものである。これら上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である。このような開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14のそれぞれを家屋の壁等の躯体1に形成された躯体開口2に対してその開口縁部に沿うように取り付けられている。
障子20は、それぞれ枠部材である上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24を四周框組みすることによって構成された框の内部に面材30を保持させたものである。これら上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である。
面材30は、図2に示すように、いわゆる複層ガラスと称されるもので、ガラス板(パネル材)31と、スペーサ32と、1次シール33と、2次シール(シール材)34とを備えて構成されている。
ガラス板31は、2枚あり、それぞれが矩形状をなして互いに対向するよう配置されている。スペーサ32は、2枚のガラス板31の間における中空部35の間隔を一定に保つためのものであり、ガラス板31間の各縁部に配設されている。このスペーサ32は、図示せぬ乾燥材を内包している。
1次シール33は、スペーサ32とガラス板31との間に介在してスペーサ32とガラス板31とを封着させることにより、中空部35をシールするものである。
2次シール34は、スペーサ32及び1次シール33の外側においてガラス板31の間に充填されることで、ガラス板31同士を封着させることで、スペーサ32を外部からシールするものである。この2次シール34は、例えばポリウレタン、ポリサルファイド、シリコーン等から構成されるもので、ガラス板31間に塗布されて硬化することによりガラス板31同士を封着させるものである。
このような面材30においては中空部35は空気層を構成することとなり、該面材30は、2枚のガラス板31が空気層を介在させた状態で互いに対向するよう配置されてなるものである。
かかる面材30は、図3に示すように、縁部の一部がセッティングブロック(取付部材)40を介して框の内部に嵌め込まれることで該框に取り付けられている。
尚、図3では図1における右側の障子20のみを示しているが、図1における左方側の障子20も同様な構成を有している。
ここでセッティングブロック40は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)等の弾性材によって構成されたものである。このようなセッティングブロック40は、図3に示す例では、各枠部材(上框21、下框22、一対の縦框23,24)と面材30との間に2つずつ介在している。
かかるセッティングブロックは、面材が取り付けられる以前の框に対して取り付けられるのが一般的であるが、本願発明においては、以下のようにして取り付けるようにしている。
図4は、面材を障子に取り付ける手順を模式的に断面で示す説明図である。この図4では、面材30を下框22に取り付ける手順について示しており、以下の説明でも面材30を下框22に取り付ける手順について説明する。尚、説明は割愛するが、図4に示すもの以外のセッティングブロック40も以下に説明するセッティングブロック40と同様に取り付けられており、面材30が下框22に取り付けられるのと同様にして面材30が各枠部材(上框21、一対の縦框23,24)に取り付けられているものとする。
セッティングブロック40の構成について説明する。セッティングブロック40は、図4の(a)に示すように、基部41と、第1係止部42と、第2係止部43とを一体的に備えて構成されている。基部41は、平板状の部位であり、その中央部分には室内側端部及び室外側端部よりも上方に突出する突出部41aが設けられている。第1係止部42は、基部41の室内側端部より該基部41に連続するよう下方に向けて延在する部位であり、その延在端部には第1係止片42aが形成されている。第2係止部43は、基部41の室外側端部より該基部41に連続するよう下方に向けて延在する部位であり、その延在端部には第2係止片43aが形成されている。
かかるセッティングブロック40は、見込み方向の寸法が下框22の見込み面の見込み方向の寸法に略等しいものである。
このような構成を有するセッティングブロック40を、図4の(a)に示すように、面材30に塗布した2次シール34が硬化する前に近接させ、セッティングブロック40の基部41の突出部41aを2次シール34に進入させつつ、該基部41の室内側端部及び室外側端部の上面がガラス板31の下端面に直接的、あるいは2次シール34を介して間接的に接するようにさせる。そして、かかる状態を保持して2次シール34が硬化するのを待つ。その後、2次シール34が硬化すると、セッティングブロック40は2次シール34に固着されて面材30に取り付けられる。
このようにしてセッティングブロック40が取り付けられた面材30を、図4の(b)に示すように、下框22の嵌合部220に近接させる。ここで、下框22の嵌合部220は、互いに上方に向けて延在する室内側上延部221と室外側上延部222とにより構成されており、室内側上延部221と室外側上延部222とを連結する連結部223の上面が下框22の見込み面を構成している。これら室内側上延部221及び室外側上延部222の内壁面には、それぞれ係止突起221a,222aが形成されている。室内側上延部221の係止突起221aには、突起頂部から上方に向かうに連れて該室内側上延部221に漸次近接するよう傾斜する傾斜面が形成されており、室外側上延部222の係止突起222aには、突起頂部から上方に向かうに連れて該室外側上延部222に漸次近接するよう傾斜する傾斜面が形成されている。
このようにして面材30を下框22の嵌合部220に近接させることにより、面材30の縁部が嵌合部220に進入し、セッティングブロック40の第1係止部42及び第2係止部43が弾性変形した後、図4の(c)に示すように、セッティングブロック40の第1係止片42aが室内側上延部221の係止突起221aに係止し、かつ第2係止片43aが室外側上延部222の係止突起222aに係止することで、セッティングブロック40が下框22と係合する。セッティングブロック40が下框22と係合し、これと同様にセッティングブロック40が各枠部材(上框21、一対の縦框23,24)と係合することで、面材30が框に取り付けられる。
ここで、本実施の形態においては、第1係止片42a及び第2係止片43aが本発明の係合手段である取付係止部を構成し、室内側上延部221及び室外側上延部222の係止突起222aが本発明の係合手段である枠係止部を構成している。
以上説明したような本実施の形態である建具においては、セッティングブロック40が面材30の2次シール34が硬化することにより該2次シール34に固着されて該面材30に取り付けられ、かつ第1係止片42a及び第2係止片43aが係止突起221a,222aに係止して枠部材に係合されるので、面材30を框に対して強固に取り付けることができ、仮に枠部材(上框21、下框22、一対の縦框23,24)が外方に湾曲するよう弾性変形した場合にも面材30が落下する虞れがない。つまり、枠部材のスリム化を行っても、面材30が落下する虞れがない。
従って、本発明の実施の形態である建具によれば、面材30を枠部材に良好に保持させつつ、製造コストの低減化を図ることができる。
しかも、枠部材のスリム化を行うことができるので、障子20の外径寸法に対する面材30の表出面積の拡大化を図ることができ、視認性を向上させつつ、意匠性にも優れたものとすることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
図5は、面材を障子に取り付ける手順の変形例を模式的に断面で示す説明図である。この図5においても、面材を下框に取り付ける手順について示しており、以下の説明でも面材を下框に取り付ける手順について説明する。尚、上述した実施の形態と同一の構成を有するものには同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
セッティングブロック(取付部材)50の構成について説明する。セッティングブロック50は、図5の(a)に示すように、ブロック本体51を備えて構成されている。ブロック本体51は、上面の中央部分に該上面の端部よりも上方に突出する突出部52が設けられている。このブロック本体51の下面の中央部分に係止凹部53が形成されている。かかるセッティングブロック50は、見込み方向の寸法が下框22′の見込み面の見込み方向の寸法に略等しいものである。
このような構成を有するセッティングブロック50を、図5の(a)に示すように、面材30に塗布した2次シール34が硬化する前に近接させ、セッティングブロック50のブロック本体51の突出部52を2次シール34に進入させつつ、該ブロック本体51の上面の室内側端部及び室外側端部がガラス板31の下端面に直接的、あるいは2次シール34を介して間接的に接するようにさせる。そして、かかる状態を保持して2次シール34が硬化するのを待つ。その後、2次シール34が硬化すると、セッティングブロック50は2次シール34に固着されて面材30に取り付けられる。
このようにしてセッティングブロック50が取り付けられた面材30を、図5の(b)に示すように、下框22′の嵌合部220に近接させる。ここで、下框22′の嵌合部220は、互いに上方に向けて延在する室内側上延部221と室外側上延部222とにより構成されており、室内側上延部221と室外側上延部222とを連結する連結部224の上面が下框22′の見込み面を構成している。この連結部224には、上方に突出する係止凸部224aが設けられている。
このようにして面材30を下框22′の嵌合部220に近接させることにより、面材30の縁部が嵌合部220に進入し、セッティングブロック50の係止凹部53内に下框22′の係止凸部224aが相対的に進入し、図5の(c)に示すように、係止凹部53と係止凸部224aとが係止することで、セッティングブロック50が下框22′と係合する。セッティングブロック50が下框22′と係合し、これと同様にセッティングブロック50が各枠部材と係合することで、面材30が框に取り付けられる。ここで、係止凹部53が本発明の係合手段である取付係止部を構成し、係止凸部224aが本発明の係合手段である枠係止部を構成している。
このような構成においても、セッティングブロック50が面材30の2次シール34が硬化することにより該2次シール34に固着されて該面材30に取り付けられ、かつ係止凹部53が係止凸部224aに係止して枠部材に係合されるので、面材30を框に対して強固に取り付けることができ、仮に枠部材が外方に湾曲するよう弾性変形した場合にも面材30が落下する虞れがない。つまり、枠部材のスリム化を行っても、面材30が落下する虞れがない。従って、面材30を枠部材に良好に保持させつつ、製造コストの低減化を図ることができる。
図6は、面材を障子に取り付ける手順の他の変形例を模式的に断面で示す説明図である。この図6においても、面材を下框に取り付ける手順について示しており、以下の説明でも面材を下框に取り付ける手順について説明する。尚、上述した実施の形態と同一の構成を有するものには同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
セッティングブロック(取付部材)60の構成について説明する。セッティングブロック60は、図6の(a)に示すように、ブロック本体61を備えて構成されている。ブロック本体61は、上面の中央部分に該上面の端部よりも上方に突出する突出部62が設けられている。このブロック本体61の下面の中央部分にネジ孔63が形成されている。かかるセッティングブロック60は、見込み方向の寸法が下框22”の見込み面の見込み方向の寸法に略等しいものである。
このような構成を有するセッティングブロック60を、図6の(a)に示すように、面材30に塗布した2次シール34が硬化する前に近接させ、セッティングブロック60のブロック本体61の突出部62を2次シール34に進入させつつ、該ブロック本体61の上面の室内側端部及び室外側端部がガラス板31の下端面に直接的、あるいは2次シール34を介して間接的に接するようにさせる。そして、かかる状態を保持して2次シール34が硬化するのを待つ。その後、2次シール34が硬化すると、セッティングブロック60は2次シール34に固着されて面材30に取り付けられる。
このようにしてセッティングブロック60が取り付けられた面材30を、図6の(b)に示すように、下框22”の嵌合部220に近接させる。ここで、下框22”の嵌合部220は、互いに上方に向けて延在する室内側上延部221と室外側上延部222とにより構成されており、室内側上延部221と室外側上延部222とを連結する連結部225の上面が下框22”の見込み面を構成している。この連結部225には、その中央部分に貫通孔(孔部)225aが設けられている。
このようにして面材30を下框22”の嵌合部220に近接させることにより、面材30の縁部が嵌合部220に進入させ、ブロック本体61の下面を連結部225の上面に当接させる。その後、貫通孔225aの下方よりネジ226を貫通させ、図6の(c)に示すように、この貫通孔225aを貫通するネジ226の先端部がセッティングブロック60のネジ孔63に挿通して螺合することでセッティングブロック60が下框22”と係合する。セッティングブロック60が下框22”と係合し、これと同様にセッティングブロック60が各枠部材と係合することで、面材30が框に取り付けられる。
このような構成においても、セッティングブロック60が面材30の2次シール34が硬化することにより該2次シール34に固着されて該面材30に取り付けられ、かつ貫通孔225aを貫通するネジ226の先端部がネジ孔63と螺合することで枠部材に係合されるので、面材30を框に対して強固に取り付けることができ、仮に枠部材が外方に湾曲するよう弾性変形した場合にも面材30が落下する虞れがない。つまり、枠部材のスリム化を行っても、面材30が落下する虞れがない。従って、面材30を枠部材に良好に保持させつつ、製造コストの低減化を図ることができる。
上述した実施の形態、並びに図5及び図6に示す変形例では、すべてのセッティングブロック40,50,60を2次シール34に固着させることで面材30に取り付け、かつ係合手段により枠部材である上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24に係合させるように説明したが、本発明においては、すべての取付部材をこのような構成で取り付ける必要はない。すなわち、図1に示した引き違い窓のような建具においては、面材30と一対の縦框23,24との間に介在する取付部材のみを上述した構成とし、その他の取付部材については従来のものを適用しても良い。つまり、障子の開閉移動の際や障子の運搬作業を行う際等において、最も力が作用して変形しやすい枠部材と面材との取り付けに本実施の形態等の取付部材(セッティングブロック)を用いれば、その他の枠部材と面材との取り付けでは従来の構成のセッティングブロックを用いても良い。
上述した実施の形態、並びに図5及び図6に示す変形例では、セッティングブロック40,50,60を2次シール34に固着させることで面材30に取り付けていたが、本発明においては、取付部材(セッティングブロック)を面材の縁部に例えば接着剤等を用いて固着させて面材に取り付けても良い。
上述した実施の形態、並びに図5及び図6に示す変形例では、本発明の枠部材として、障子20を構成する上框21、下框22及び一対の縦框23,24を例示したが、本発明においては、枠部材は、開口枠を構成する上枠、下枠及び左右一対の縦枠であっても良い。枠部材が開口枠の構成要素(上枠、下枠及び左右一対の縦枠)であれば、本発明の面材取付構造は、いわゆる嵌め殺し窓と称される建具に対して適用することができる。
10 開口枠
20 障子
21 上框
22 下框
23 縦框
24 縦框
30 面材
31 ガラス板(パネル材)
32 スペーサ
33 1次シール
34 2次シール(シール材)
35 中空部(空気層)
40 セッティングブロック(取付部材)
41 基部
41a 突出部
42 第1係止部
42a 第1係止片
43 第2係止部
43a 第2係止片
220 嵌合部
221 室内側上延部
221a 係止突起
222 室外側上延部
222a 係止突起
223 連結部

Claims (4)

  1. 複数のパネル材が互いに離隔して対向するよう配置されてなる面材の縁部の一部を、取付部材を介在させた状態で枠部材に嵌め込ませることで前記面材を前記枠部材に取り付ける面材取付構造において、
    前記取付部材は、前記面材における前記パネル材同士を封着させる2次シールに固着されて該面材の縁部の一部に取り付けられ、かつ係合手段を介して前記枠部材に係合されることを特徴とする面材取付構造。
  2. 前記係合手段は、前記取付部材に形成された取付係止部と、前記枠部材に形成された枠係止部とを備え、取付係止部と枠係止部とが係止することで前記取付部材と前記枠部材とを係合させることを特徴とする請求項1に記載の面材取付構造。
  3. 前記係合手段は、前記枠部材に設けられた孔部を貫通するネジ部材の先端部が前記取付部材に形成されたネジ孔に挿通して螺合することで前記取付部材と前記枠部材とを係合させることを特徴とする請求項1に記載の面材取付構造。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の面材取付構造を備えたことを特徴とする建具。
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