JP7198585B2 - ユニットバスの下部本体構造とその施工方法 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)リフォーム向けバスルームNWBのパンフレット 2018年1月刊行
本発明は、浴槽と洗い場とエプロンが一体成形されたユニットバスの下部本体を分割した後に、設置場所に搬入して組み立て可能としたユニットバスの下部本体構造とその施工方法に関する。
従来、コンパクトバスルームでは、コスト低減、施工性向上、止水性の確保を得るために、浴槽と洗い場とエプロンとを樹脂により一体成形した下部本体を用いる方法が広く用いられている。
しかし、一体成形の下部本体構造では、リフォーム等で搬入場所への通路が狭小の場合、特に狭小通路のコーナー部で旋回することが出来ない場合があり、設置場所への搬入ができない等の問題点があった。
そこで、浴槽と、洗い場エプロン一体型とを各々別々に成形して、設置場所に搬入した後に、浴槽フランジ部下端部とエプロン上端部を嵌合させ、ユニットバスの下部本体を構成する方法が、特許文献1及び特許文献2にそれぞれ開示されている。
特開平10-37498号公報 特開2002-159411号公報
特許文献1、特許文献2によると、浴槽と洗い場とエプロンとを一体成形する金型とは別に、浴槽と洗い場エプロン一体型の金型を各々新たに製作する必要があり、新たな金型製作費用の発生、別々の金型成形による段取り時間の増加、成形品在庫の増加など、どれもコストアップに繋がる問題点があった。
さらに、搬入通路に制約を受ける条件は、たとえばリフォーム等で且つ狭小通路の物件に限定されるため、コンパクトバスルーム全体の需要に占める割合はかなり少ないと考えられる。しかし、狭小通路対応品の品揃えがないと、全体の多くの台数を占める浴槽と洗い場とエプロン一体型の下部本体品の受注と狭小通路対応品をまとめて発注する場合、全体の受注を失注してしまう虞がある。
また、特許文献1では、浴槽とエプロンとの嵌合部に封水テープを用いて止水する方法が開示されているが、浴槽フランジの垂下縁とエプロン用立ち上がり壁との前面を長さ1.2m以上に亘って均一に合わせる必要があり、その際に浴槽側へのエプロンの変形を阻止する規制手段がなく、エプロンが浴槽側に倒れ込んでしまうなど、施工上の問題点があった。
さらに、防水テープの止水性能を確保するために全長に渡って均一に圧縮する必要があるが、左右端は連結金具により固定することができるが、中央部には連結金具等の固定部材がない。このため、封水テープの反発力により浴槽とエプロンとの隙間が左右両端より中央部側で開く虞があり、止水性能のばらつきや、外観の悪化を招くなどの問題点があった。
また、特許文献2では、浴槽の被り部とエプロンの上端縁をL字状の金物と受け材を用いて固定する方法が開示されている。ところが、金物を取付けるための位置出しやビス止め作業は煩雑な作業の上、施工工数の増加を招き、さらに、位置出し寸法の精度により外観にばらつきが発生するなどの問題点があった。
特許文献2では、さらに、意匠性を高めるために金物を覆い隠す被覆材を設けることが記載されているが、さらなる材料費と施工費を増加させるなどの問題点があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、新たに金型を製作することなく、既存の一体成形金型を用いることができるとともに、搬入場所への通路が狭小の設置場所への搬入を可能とした、ユニットバスの下部本体構造とその施工方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決する手段として、以下の構成を有する。
(1)本発明のユニットバスの下部本体構造は、フランジを有する浴槽と前記フランジの一部から延出されたフランジ垂下部と該フランジ垂下部の下方に形成されたエプロンと該エプロンの下部に形成された洗い場を有したユニットバスの下部本体構造において、
前記浴槽のフランジ垂下部の下端に下端切断部を有し、前記エプロンの上端に上端切断部を有するとともに、前記フランジ垂下部と前記エプロンが、前側上方壁と後側上方壁を有し、前記前側上方壁と前記後側上方壁に挟まれて形成されたジョイント材上溝と、前側下方壁と後側下方壁を有し、前記前側下方壁と前記後側下方壁に挟まれて形成されたジョイント材下溝を有する横断面H型のジョイント材であって、前記ジョイント材上溝の内底部に突起部を設け、前記ジョイント材上溝に止水性の充填材を挿入したジョイント材を介し、前記フランジ垂下部の下端切断部を前記突起部に当接させ、前記ジョイント材上溝を前記充填材で埋めるように前記ジョイント材上溝に前記フランジ垂下部の下端切断部を挿入し、前記ジョイント材下溝に前記エプロンの上端切断部を挿入して連結されたことを特徴とする。
(2)本発明に係るユニットバスの下部本体構造は、(1)に記載のユニットバスの下部本体構造において、前記ジョイント材の洗い場側を覆うカバー材が前記ジョイント材に嵌合され、前記ジョイント材前側上方壁の上部にジョイント材上嵌合爪が形成され、前記ジョイント材前側下方壁の下部にジョイント材下嵌合爪が形成され、前記カバー材の上部にカバー材上嵌合爪が形成され、前記カバー材の下部にカバー材下嵌合爪が形成され、前記ジョイント材上嵌合爪に前記カバー材上嵌合爪を係止し、前記ジョイント材下嵌合爪に前記カバー材下嵌合爪を係止して前記カバー材が前記ジョイント材に嵌合されるとともに、
前記ジョイント材上嵌合爪と前記カバー材上嵌合爪の嵌合部分と前記フランジ垂下部の下部の間に止水性の充填材が埋められたことを特徴とする。
)本発明に係る浴室ユニットバスの下部本体構造は、(1)または(2)に記載のユニットバスの下部本体構造において、前記浴槽と前記エプロンと前記洗い場の下方に配置された架台が、浴槽側に配置された浴槽脚材と、洗い場側に配置された洗い場脚材と、に分離され、前記浴槽脚材と前記洗い場脚材が連結金具により連結分離可能とされていることを特徴とする。
)本発明に係る浴室ユニットバスの下部本体構造は、(1)~()のいずれか一項に記載のユニットバスの下部本体構造において、洗い場とエプロンの両側面部に設けた、
洗い場外周と、エプロン端縁部と、に跨って取り付けられるエプロン補強金具を備えたことを特徴とするユニットバス。
)本発明に係る浴室ユニットバスの下部本体構造は、(1)~()のいずれかに記載のユニットバスの下部本体構造において、前記浴槽と前記エプロンと前記洗い場の下方に配置された架台が、浴槽側に配置された浴槽脚材と、洗い場側に配置された洗い場脚材と、に分離され、前記浴槽脚材において前記洗い場脚材と連接される端部側に対し反対側の端部に、前記浴槽脚材同士を連結する脚材連結フレームを設けたことが好ましい。
)本発明に係る浴室ユニットバス下部本体構造の施工方法は、フランジを有する浴槽と前記フランジの一部から延出されたフランジ垂下部と該フランジ垂下部の下方に形成されたエプロンと該エプロンの下部に形成された洗い場を一体成形したユニットバスの下部本体構造に対し、前記浴槽のフランジ垂下部と、前記エプロンとを切断分離し、前記フランジ垂下部を備えた浴槽と前記エプロンを備えた洗い場を個別に搬送して施工現場に設置し、施工現場において、前側上方壁と後側上方壁を有し、前記前側上方壁と前記後側上方壁に挟まれて形成されたジョイント材上溝と、前側下方壁と後側下方壁を有し、前記前側下方壁と前記後側下方壁に挟まれて形成されたジョイント材下溝を有する横断面H型のジョイント材であって、前記ジョイント材上溝の内底部に突起部を形成し、前記ジョイント材上溝の内部に止水性の充填材を挿入したジョイント材を用い、前記フランジ垂下部の下端切断部を前記突起部に当接させ、前記ジョイント材上溝を前記充填材で埋めるように前記ジョイント材上溝に前記フランジ垂下部の下端切断部を挿入し、前記ジョイント材下溝に前記エプロンの上端切断部を挿入して前記フランジ垂下部の下端と前記エプロンの上端を連結することを特徴とする。
)本発明は、(6)に記載のユニットバスの下部本体構造の施工方法において、前記ジョイント材の洗い場側を覆うカバー材を前記ジョイント材に嵌合するに際し、前記ジョイント材前側上方壁の上部にジョイント材上嵌合爪を形成し、前記ジョイント材前側下方壁の下部にジョイント材下嵌合爪を形成した前記ジョイント材を用い、前記カバー材の上部にカバー材上嵌合爪を形成し、前記カバー材の下部にカバー材下嵌合爪を形成した前記カバー材を用い、前記ジョイント材上嵌合爪に前記カバー材上嵌合爪を係止し、前記ジョイント材下嵌合爪に前記カバー材下嵌合爪を係止して前記カバー部材を前記ジョイント材に嵌合するとともに、前記ジョイント材上嵌合爪と前記カバー材上嵌合爪の嵌合部分と前記フランジ垂下部の下部の間に止水性の充填材を挿入することを特徴とする。
(8)本発明は、(6)または(7)のいずれかに係る浴室ユニットバス下部本体構造の施工方法において、前記浴槽と前記エプロンと前記洗い場を支持する架台を浴槽脚材と洗い場脚材に分離可能に構成し、前記浴槽脚材と前記洗い場脚材を分離し、前記洗い場脚材に支持させた洗い場を設置した後、前記洗い場脚材に前記浴槽脚材を接合し、その後、前記浴槽脚材に支持させて前記浴槽を配置することが好ましい。
(9)本発明に係る浴室ユニットバス下部本体構造の施工方法は、(6)~(8)の何れかにおいて、前記洗い場に対する前記エプロンの取り付け部分に、前記洗い場外周とエプロン端縁に接合されてこれらを補強支持するエプロン補強金具を設けることを特徴とすることが好ましい。
本発明によれば、新たな金型を製作することなく、従来の浴槽とエプロンと洗い場一体の金型にて成形したユニットバスの下部本体を用いて、搬入場所への通路が狭小の場合であっても搬入が可能となるユニットバスを提供できる。
本発明によれば、浴槽のフランジ垂下部とエプロンの切断分離部分を横断面形状H型のジョイント材で連接することにより、フランジ垂下部とエプロンの連接部分をジョイント材で全体にわたり収まりよく接合することができ、止水性能のばらつきや外観の悪化を招くことなく施工できる特徴を有する。
また、ジョイント材をカバー材で覆い隠す構成を採用すれば、フランジ垂下部とエプロンの連接部分の止水性を確保することができ、連接部分をカバー材で覆い隠すことで美観に優れた構造を提供できる。
本発明によれば、架台を浴槽脚材と洗い場脚材に分離可能としたので、洗い場脚材に支持させて洗い場を設置する場合、浴槽と浴槽脚材を設置場所から退避させておくと、浴槽設置スペースを作業スペースとして有効利用でき、広い作業スペースを確保した状態で洗い場の設置作業ができる。特に、リフォーム現場などのように、壁部材に囲まれて作業スペースを確保し難い現場であっても支障なく作業スペースを確保でき、洗い場の設置作業が容易になる特徴を有する。
本発明によれば、洗い場外周とエプロンの端縁部に跨るエプロン補強金具を設けたので、エプロンを切断分離する場合に、エプロンに作用する負荷を軽減し、洗い場とエプロンの連接部分にクラックなどの損傷を与えないように作業ができる特徴を有する。
本発明の施工方法によれば、新たな金型を製作することなく、従来の浴槽とエプロンと洗い場一体の金型にて成形したユニットバスの下部本体を用いて、搬入場所への通路が狭小の場合であっても搬入が可能となり、フランジ垂下部とエプロンの連接部分を横断面H型のジョイント材で全体にわたり収まりよく接合し、止水性能のばらつきや外観の悪化を招くことなく施工できる特徴を有する。
また、架台を浴槽脚材と洗い場脚材に分離可能としておき、浴槽と浴槽脚材を設置場所から退避させた状態で浴槽設置スペースを作業スペースとして有効利用でき、広い作業スペースを確保した状態で洗い場の設置作業ができる。リフォーム現場などのように、壁部材に囲まれて作業スペースを確保し難い現場であっても支障なく作業スペースを確保でき、洗い場の設置作業が容易になる特徴を有する。
本発明の施工方法では、エプロン補強金具を用いることにより、洗い場のエプロン取り付け部分に付加を与えることなく設置作業ができる。
本発明の実施形態における、ユニットバスの下部本体構造の完成品を示し、(A)は前方から見た斜視図、(B)は後方から見た斜視図である。 洗い場と浴槽を分離する前のユニットバスの下部本体構造を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 浴槽と洗い場を設置した状態の架台を示す断面図である。 エプロン補強金具の取付状態を後方から見た斜視図である。 ユニットバスの下部本体を分解した斜視図である。 洗い場を設置した状態を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 ジョイント材の取付状態を示す断面図である。 接続ピラーの取付け方法を示す斜視図である。 浴槽底面の斜視図である。 図9に示すA部の拡大図である。 浴槽位置決めピースの取付状態を示す断面図である。 浴槽の設置方法を示し、(A)は浴槽を仮置きする直前の状態を示す側面図、(B)は浴槽を仮置きした直後の状態を示す側面図である。 浴槽仮置き時の浴槽底面ボスと浴槽脚材の関係を示す正面図である。 浴槽設置時の浴槽位置決めピースと浴槽脚材の断面図である。 浴槽設置時のフランジ垂下部とジョイント部材との嵌合状態を示し、(A)は嵌合直前の状態を示す断面図、(B)は嵌合直後の状態を示す断面図である。 フランジ立面とエプロン立面を接続ピラーにより固定する状態を示す斜視図である。 ジョイント材にカバー材を嵌合した状態の断面図である。 カバー材の右端と壁部材との納まりを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を挙げて詳細に説明する。
本実施形態に係るユニットバスの下部本体2は、図1に示すように、洗い場210、エプロン220、浴槽230、架台5を備えている。また、洗い場210と浴槽230はエプロン220の上部側で切断分離されており、ジョイント部材3と接続ピラー4を用いて接続されている。
なお、以下の説明では、便宜上、鉛直方向を上下方向とし、洗い場210と浴槽230が並ぶ方向を前後方向とする。前後の定義は、洗い場210側が前側、浴槽230側が後側とする。また、前後方向に対し直角に交わる方向を左右方向とする。
図2(A)、(B)は洗い場210と浴槽230を切断分離する前の一体構造とされた下部本体の斜視図と側面図を示す。浴槽230は、洗い場210に隣接して設けられ、洗い場210と浴槽230はエプロン220を介し一体化されている。洗い場210と浴槽230の底面側には、架台5が取付けられ、下部本体2の変形を抑制している。また、浴槽230はその長さ方向を洗い場210の左右方向に平行に向けて洗い場210に隣接されている。このため、浴槽230の2つの長辺のうち、一方の長辺に沿ってエプロン220が設けられている。
なお、この実施形態では浴槽230の湯をいれる槽の部分は平面視長円形状に形成されているが、槽の開口周辺部分を取り囲むリム上面の3辺は長方形の3辺をなす形状に形成され、リム上面の残りの1辺は、洗い場側に凹面を向けるように湾曲されている。
図3に示すように架台5の固定には脚材取付用ボルト511を使用し、洗い場210と浴槽230の底面に設けられたボス部250に固定する。
架台5は、図3に示すように金属フレーム材からなる洗い場脚材510と浴槽脚材520で矩形枠状に構成されている。洗い場脚材510と浴槽脚材520は横断面コの字型のチャンネル材からなり、洗い場脚材510と浴槽脚材520はこれらに形成されている凹部を上向きとして個々に水平に設置されている。
洗い場脚材510の後側端部には、連結金具530が溶接にて固定されており、連結金具530には2箇所の連結金具タップ加工部531が設けられている。浴槽脚材520は連結金具530に2本の脚材連結用ボルト532で締結されている。
エプロン220には、配管などの設備の保守管理を容易にする為、1~2箇所の点検口221が設けられ、エプロン220の左右両端側に位置するエプロン立面222の上部には、接続ピラー4を取付ける為の3箇所のピラー取付穴223が設けられている。
詳細には、エプロン220の左右両側に幅の狭いエプロン立面222が形成され、これらエプロン立面222が洗い場210の左右両端側に設けられている壁載置溝部240に隣接するように位置合わせされている。
図8に示すように両側のエプロン立面222の上部に2箇所ピラー取付穴223が設けられ、エプロン立面222の上に後述するように接続されるフランジ立面232の下部に1箇所ピラー取付穴223が設けられている(図16参照)。これらピラー取付穴223に対する接続ピラー4の取付構造の詳細については後に説明する。
左右のエプロン立面222の下端部には、図4に示すようにL字型のエプロン補強金具6が取り付けられている。
エプロン補強金具6は洗い場外周リブ212の側面に沿わせられる短冊状の底板6Aと底板6Aに対し直角に立設された延出板6Bからなる。底板6Aと延出板6Bは同等厚さで同等の幅を有するが、延出板6Bの方が底板6Aより2倍程度長く形成されている。
エプロン補強金具6の延出板6Bの上端には、エプロン立面222の端縁を挟み込む為のフック部610が設けられている。エプロン補強金具6の底板6Aにはエプロン補強金具取付穴620が2個、離間形成されていて、フック部610でエプロン立面222を挟み込んだ状態において隣接する洗い場外周リブ212の側面に底板6Aが沿わせられる。
底板6Aのエプロン補強金具取付穴620を貫通させたエプロン補強金具固定ビス630を洗い場外周リブ212にねじ込むことで底板6Aが洗い場外周リブ212に沿って固定されている。この状態で延出板6Bはエプロン立面222の裏面側に沿って上下に延在し、延出板6Bの上端に形成されているU字型のフック部610でエプロン立面222の端縁を挟み込むことで、エプロン立面222とエプロン220をエプロン補強金具6で補強し、支持している。
洗い場210と浴槽230を切断分離後は、エプロン220の上端の変位量が大きくなるおそれがある。また、洗い場210とエプロン220が連接する箇所へクラックが発生しやすくなる。しかし、エプロン補強金具6を取り付けておくことでエプロン220の上端の変位を抑制することができ、さらに、輸送、施工等が原因となって、洗い場210とエプロン220の連接箇所に対しクラックが発生することを抑制できる。
図5は下部本体2の洗い場210と浴槽230を分離した状態の斜視図を示す。エプロン220は、ディスクグラインダーやジグソーや丸鋸等の切断電動工具を用いて水平方向へ切断するが、洗い場210と浴槽230を架台5に固定しておくことで、洗い場210と浴槽230の上下方向への動きを抑制することができ、安定した切断加工精度が得られる。本実施形態ではロボットアームを使用して切断を行い、切断厚みを2~4mmとすることができる。
洗い場210と浴槽230を切断分離する際、洗い場210とエプロン220が連接する箇所へ負荷がかかるが、エプロン立面222をエプロン補強金具6で補強しているため、連接部分にクラックなどを生じない。
浴槽230とエプロン220を切断分離した後、架台5の脚材連結ボルト532を外すことで洗い場210と浴槽230が分離可能となる。浴槽脚材520に関しては、洗い場210の設置時に再度連結金具530と固定する為、再使用に備え浴槽230から取り外し、保管しておく。
洗い場210と浴槽230をエプロン220を介し分離することで、洗い場210と浴槽230は、洗い場210と浴槽230の一体品では困難であった、狭小通路への搬入が可能となる。
なお、この実施形態では、施工現場近くにおいて洗い場210と浴槽230を分離することを念頭に説明したが、洗い場210と浴槽230を予め工場などにおいて切断するか分離状態になるように製造しておき、個別又は一緒に現場近くまで搬送してから狭小通路を介し施工現場に搬入しても良い。
以上説明したユニットバス1の下部本体2によれば、新たな金型を製作することなく、従来の浴槽とエプロンと洗い場一体の金型にて成形したユニットバス1の下部本体2を用いて、搬入場所への通路が狭小の場合であっても搬入が可能となるユニットバス1を提供できる。
本実施形態によれば、架台5を浴槽脚材520と洗い場脚材510に分離可能としたので、洗い場脚材510に支持させて洗い場210を設置する場合、浴槽230と浴槽脚材520を設置場所から退避させておくと、浴槽設置スペースを作業スペースとして有効利用でき、広い作業スペースを確保した状態で洗い場210の設置作業ができる。特に、リフォーム現場などのように、壁部材に囲まれて作業スペースを確保し難い現場であっても支障なく作業スペースを確保でき、洗い場210の設置作業が容易になる特徴を有する。
図6(A)、(B)は洗い場210を施工現場に設置した状態の斜視図と側面図を示す。架台5の下面には、高さを調整する為のアジャスターボルト540が複数取付けられている。浴槽脚材520は後に設置される浴槽230の長さ方向両端側を支持できるように離間して平行に2本設置されている。2本の浴槽脚材520の後端側には横断面L字型の脚材連結フレーム550が浴槽脚材520同士の側面にこれらを橋渡しするように取付けられている。これにより、浴槽脚材520同士の間隔を一定に保つと共に浴槽脚材520の変形を抑制することができる。
また、洗い場210の洗い場排水部211の下面には、排水トラップ7が設けてあり、トラップ本体710の後ろ側には排水エルボ720が接着されている。
エプロン立面222を除くエプロン220の上端部には、図7に示すように、断面形状H形のジョイント材310が設けられている。ジョイント材310の下部側にはジョイント材下溝311が形成され、ジョイント材310の上部側にはジョイント材上溝312が形成されている。
ジョイント材310は、ジョイント材下溝311にエプロン220の上縁を差し込むことでエプロン220に取り付けられている。エプロン220の左右両側のエプロン立面222には、図8に示すようにL形の接続ピラー4が接続ピラー固定ネジ420にて固定されている。接続ピラー4にはその長さ方向に沿って3つの接続ピラータップ加工部410が一定間隔で形成されているが、このうち2つの接続ピラータップ加工部410をエプロン立面上端部のピラー取付穴223に沿わせ、残り1つの接続ピラータップ加工部410をエプロン立面222の上端から上方に位置させて接続ピラー4がエプロン立面222の上端部に固定されている。
図9は浴槽230を底面側からみた斜視図を示し、図10は図9のA部の部分拡大状態を示す。浴槽230の底面には、2個が1対になったボス部250が形成されている。一例として本実施形態では、図9、図10に示すように、浴槽230の底面において2つの短辺側の端縁から若干内側位置に、それぞれ4個一列のボス部250が突設されている。
洗い場210側に配置された指定の2つのボス部250には、図10、図11に示すように浴槽位置決めピース8としての浴槽差し込みピン820がボス穴251に差し込まれ、固定されている。浴槽差し込みピン820の一端側はボス穴251の底部に挿入され、他端側に形成されている位置出しピン810はボス穴251から外部に所定長さ突出されている。
浴槽230側に配置されたボス穴251は、既に架台5の固定時に使用しており、形状が変化していると共に、破損しやすくなっている。ボス穴251を複数設け、架台5固定用のボス穴251と、浴槽位置決めピース8の取付け用のボス穴251を分けることで、浴槽位置決めピース8の抜け落ちを抑制することができる。
尚、浴槽位置決めピース8の構成材料は樹脂や金属等の硬質の材料より選定することができる。
図12は浴槽230の設置方法を示した側面図である。図13に示すように、浴槽230は底面のボス部250をコの字形の浴槽脚材520の溝部へ差し込むことで仮置きされる。
さらに、浴槽230の底面側には、図9、図10に示したように一列に並ぶボス部250の両側に位置するようにリブ260が形成されている。
このため、ボス部250を浴槽脚材520の凹部に差し込むと、図13に示すように両側に設けたリブ260が浴槽脚材520の側壁を挟み込むことで、浴槽230のねじれ等を抑制し、よりスムーズな浴槽230のスライドを可能とする。ここで、浴槽230のフランジ垂下部231は、図12に示すようにエプロン220よりも若干前方に配置されるように仮設置する。
浴槽230を仮置きした後、浴槽230を点検口221から若干後ろ側へ押し込むようにスライドすることで、図14に示すように、浴槽位置決めピース8の位置出しピン810を浴槽脚材520のガイド孔521に落とし込み、浴槽230を規定の設置位置に位置決め固定する。浴槽位置出しピン810の先端は、球形状となっており、浴槽脚材520との接触面積を少なくすることで、スライド時の摩擦抵抗を低減でき、浴槽230のスムーズなスライドを可能としている。
尚、ボス穴251とガイド孔521の外周にはシリコーン(充填材)9を塗布することで、浴槽位置決めピース8の抜け防止を実現し、浴槽位置決めピース8のボス穴251に対する取付強度を高め、浴槽230の固定を維持し、塗布部分の隙間を充填することで軋み音の発生を予防することができる。
また、位置出しピン810の高さはボス部250の先端からの突出寸法が、ジョイント材310の前側上方壁313より高く、且つ後側上方壁315よりは低く設定しておく。
このことで、図15に示すように、浴槽230の落とし込みにより、浴槽230のフランジ垂下部231が、ジョイント材310のジョイント材上溝312に差し込まれ、切断厚み分相当の寸法を確保してフランジ垂下部231がエプロン220に接続される。
図15(A)に示すように、ジョイント材上溝312には、浴槽230の設置前にシリコーン(充填材)9を塗布しておくことで、止水性を高めることができる。また、ジョイント材上溝312の内底部中央には軟質樹脂からなる突起部317がジョイント材310の長さ方向に沿って形成されている。図15(B)に示すように、浴槽230のフランジ垂下部231の切断面が突起部317に接触することで、シリコーン9が隙間埋め機能を発揮して止水するとともに、突起部317が変形して隙間を閉じる機能を強化し、ジョイント材310を介するエプロン外への漏水を防ぐことができる。
また、ジョイント材下溝311の内側面の上部には、軟質樹脂からなる突起部318が形成されている。ジョイント材下溝311にエプロン220の上端部を挿入した際に突起部318の先端がエプロン220の上端部に接触して止水機能を発揮し、ジョイント材310を介するエプロン外への漏水を防ぐことができる。
本実施形態の構造によれば、浴槽230のフランジ垂下部231とエプロン220の切断分離部分を横断面形状H型のジョイント材310で連接することにより、フランジ垂下部231とエプロン220の連接部分をジョイント材310で全体にわたり収まりよく接合することができ、止水性能のばらつきや外観の悪化を招くことなく施工できる特徴を有する。
図16は浴槽230を設置した後のエプロン立面222上部の斜視図である。浴槽230は、左右両側のフランジ立面232に形成されているピラー取付穴223に接続ピラー4の上端の接続ピラータップ加工部410を合わせ、接続ピラー4と接続ピラー固定ネジ420で固定される。ピラー取付穴223は、洗い場210と浴槽230を切断前に切断厚み分を考慮して穴加工を行うことで、ピラー取付穴223に合わせて洗い場210と浴槽230を固定することで、洗い場210と浴槽230のフランジ上面の高さ寸法を、切断分離前の寸法と同様に保つことができる。
フランジ立面232とエプロン立面222との切断部の隙間は、シリコーン(充填材)9を充填することで止水することができる。
洗い場210の外周縁上面側と、浴槽230の外周縁上面側には、それぞれ凹形状の壁載置溝部240が形成されており、これら壁載置溝部240に浴室の内壁を構成する壁部材10が載置される。
図18に浴槽230の右側の壁部材10、10を設置した状態を示すが、洗い場210の外周縁側と浴槽230の外周縁側にそれぞれ壁部材を設置することで洗い場210と浴槽230を取り囲むように壁部材10が設置される。
図17は、ジョイント材310に対するカバー材330の取付状態の一例を示す断面図である。
カバー材330はジョイント材310を覆い隠すように設けられる。ジョイント材310のジョイント材前側上方壁313とジョイント材前側下方壁314の端部には、外側に突設したジョイント材上嵌合爪319とジョイント材下嵌合爪320が形成されている。
カバー材330の上下端部には、上軟質ヒレ331と下軟質ヒレ332が設けられており、カバー材330の裏面側には、カバー材330の中央部方向に突設したカバー材上嵌合爪333とカバー材下嵌合爪334が形成されている。
カバー材330のカバー材下嵌合爪334が、ジョイント材310の下嵌合爪320と嵌合され、カバー材上嵌合爪333が、ジョイント材310の上嵌合爪319と嵌合されることで、カバー材330がジョイント材310の前面側にジョイント材310を覆い隠すように固定されている。
さらに、カバー材330は、カバー材上嵌合爪333の嵌合を解き、カバー材下嵌合爪334の嵌合を解くことで、浴室内から取外しが可能であり、カバー材330が経年劣化などにより破損や変色した場合であっても交換が可能であり、高い意匠性を保つことが可能である。
カバー材330の上軟質ヒレ331は、浴槽230のフランジ垂下部231の前面側に密着され、下軟質ヒレ332はエプロン220の前面側に密着されることで、上下方向からの水の浸入を抑制する。さらに、ジョイント材310のジョイント材上嵌合スペース321(図15(B)参照)には、カバー材330をジョイント材310に取付ける前にシリコーン(充填材)9を塗布しておくことで、止水性をさらに高めることができる。
以上説明したようにジョイント材310をカバー材330で覆い隠す構成を採用すれば、フランジ垂下部231とエプロン220の連接部分の止水性を確保することができ、連接部分をカバー材330で覆い隠すことで美観に優れた構造を提供できる。
図18はカバー材330を取り付けた後のカバー材330の右端部側の斜視図である。
図18において右手前側の壁部材10は、洗い場210の外周縁上面側の壁載置溝部240に嵌合されて支持された壁部材であり、右奥側の壁部材10は、浴槽230の外周縁上面側の壁載置溝部240に嵌合されて支持された壁部材である。
図18に示すように浴槽側の壁部材10と洗い場側の壁部材10の間には壁フレーム12によって支持された壁目地材11が設けられている。
エプロン220と壁部材10との隙間をシリコーン(充填材)9でコーキングすると同時に、カバー材330の端部と壁部材10の隙間にもシリコーン(充填材)9を充填し、カバー材330の端部側の側面からの水の浸入を防止することができる。
以上説明の施工方法によれば、新たな金型を製作することなく、浴槽とエプロンと洗い場一体の金型にて成形したユニットバスの下部本体2を用いて、搬入場所への通路が狭小の場合であっても搬入が可能となり、フランジ垂下部231とエプロン220の連接部分を横断面H型のジョイント部材3で全体にわたり収まりよく接合し、止水性能のばらつきや外観の悪化を招くことなく施工できる特徴を有する。よって、リフォーム等で狭小通路の物件であっても支障なく対応できるユニットバスの下部本体構造を提供できる。
また、架台5を浴槽脚材520と洗い場脚材510に分離可能な構造としておき、洗い場210を設置する際、浴槽230と浴槽脚材520を施工現場から退避させた状態で浴槽設置のためのスペースを作業スペースとして確保し、洗い場210の設置ができる。
このため、洗い場210を設置する際、浴槽設置スペースを作業スペースとして有効利用でき、広い作業スペースを確保した状態で洗い場210の設置作業ができる。
洗い場210の設置後、洗い場210のアジャスターボルト540を調整して洗い場210の水平出しを行い、浴槽脚材側のアジャスターボルト540を調整して浴槽脚材520の水平出しを行った後、浴槽230を設置することで浴槽230の取り付け、水平出しも円滑かつ確実に行うことができる。
本実施形態の構造であれば、リフォーム現場などのように、他の部材に囲まれて作業スペースを確保し難い現場であっても支障なく作業スペースを確保でき、洗い場210の設置作業、水平出し作業が容易になる特徴を有する。
1…ユニットバス、2…下部本体、210…洗い場、211…洗い場排水部、212… 洗い場外周リブ、220…エプロン、221…点検口、222…エプロン立面、223… ピラー取付穴、230…浴槽、231…フランジ垂下部、232…フランジ立面、233 …浴槽排水部、240…壁載置溝部、250…ボス部、251…ボス穴、260…リブ、
3…ジョイント部材、310…ジョイント材、311…ジョイント材下溝、312…ジョイント材上溝、313…前側上方壁、314…前側下方壁、315…後側上方壁、316…後側下方壁、317…突起部、318…突起部、319…ジョイント材上嵌合爪、 320…ジョイント材下嵌合爪、321…ジョイント材上嵌合スペース、322…ジョイント材下嵌合スペース、330…カバー材、331…上軟質ヒレ、332…下軟質ヒレ 、333…カバー材上嵌合爪、334…カバー材下嵌合爪、4…接続ピラー、410…接続ピラータッブ加工部、420…接続ピラー固定ネジ、5…架台、510…洗い場脚材、
511…脚材取付用ボルト、520…浴槽脚材、521…ガイド孔、530…連結金具、 531…連結金具タップ加工部、532…脚材連結用ボルト、540…アジャスターボルト、550…脚材連結フレーム、6…エプロン補強金具、610…フック部、620…エプロン補強金具取付穴、630…エプロン補強金具固定ビス、7…排水トラップ、710 …トラップ本体、720…排水エルボ、8…浴槽位置決めピース、810…位置出しピン、820…浴槽差し込みピン、9…シリコーン(充填材)、10…壁部材、11…壁目地材、12…壁フレーム。

Claims (9)

  1. フランジを有する浴槽と前記フランジの一部から延出されたフランジ垂下部と該フランジ垂下部の下方に形成されたエプロンと該エプロンの下部に形成された洗い場を有したユニットバスの下部本体構造において、
    前記浴槽のフランジ垂下部の下端に下端切断部を有し、前記エプロンの上端に上端切断部を有するとともに、前記フランジ垂下部と前記エプロンが、
    前側上方壁と後側上方壁を有し、前記前側上方壁と前記後側上方壁に挟まれて形成されたジョイント材上溝と、前側下方壁と後側下方壁を有し、前記前側下方壁と前記後側下方壁に挟まれて形成されたジョイント材下溝を有する横断面H型のジョイント材であって、前記ジョイント材上溝の内底部に突起部を設け、前記ジョイント材上溝に止水性の充填材を挿入したジョイント材を介し、
    前記フランジ垂下部の下端切断部を前記突起部に当接させ、前記ジョイント材上溝を前記充填材で埋めるように前記ジョイント材上溝に前記フランジ垂下部の下端切断部を挿入し、前記ジョイント材下溝に前記エプロンの上端切断部を挿入して連結されたことを特徴とするユニットバスの下部本体構造。
  2. 請求項1に記載のユニットバスの下部本体構造において、前記ジョイント材の洗い場側を覆うカバー材が前記ジョイント材に嵌合され、
    前記ジョイント材前側上方壁の上部にジョイント材上嵌合爪が形成され、前記ジョイント材前側下方壁の下部にジョイント材下嵌合爪が形成され、前記カバー材の上部にカバー材上嵌合爪が形成され、前記カバー材の下部にカバー材下嵌合爪が形成され、前記ジョイント材上嵌合爪に前記カバー材上嵌合爪を係止し、前記ジョイント材下嵌合爪に前記カバー材下嵌合爪を係止して前記カバー材が前記ジョイント材に嵌合されるとともに、
    前記ジョイント材上嵌合爪と前記カバー材上嵌合爪の嵌合部分と前記フランジ垂下部の下部の間に止水性の充填材が埋められたことを特徴とする請求項1に記載のユニットバスの下部本体構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のユニットバスの下部本体構造において、前記浴槽と前記エプロンと前記洗い場の下方に配置された架台が、浴槽側に配置された浴槽脚材と、洗い場側に配置された洗い場脚材と、に分離され、前記浴槽脚材と前記洗い場脚材が連結金具により連結分離可能とされていることを特徴とするユニットバスの下部本体構造。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のユニットバスの下部本体構造において、洗い場とエプロンの両側面部に設けた、洗い場外周と、エプロン端縁と、に跨って取り付けられるエプロン補強金具を備えたことを特徴とするユニットバスの下部本体構造。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のユニットバスの下部本体構造において、前記浴槽と前記エプロンと前記洗い場の下方に配置された架台が、浴槽側に配置された浴槽脚材と、洗い場側に配置された洗い場脚材と、に分離され、前記浴槽脚材において前記洗い場脚材と連接される端部側に対し反対側の端部に、前記浴槽脚材同士を連結する脚材連結フレームを設けたことを特徴とするユニットバスの下部本体構造。
  6. フランジを有する浴槽と前記フランジの一部から延出されたフランジ垂下部と該フランジ垂下部の下方に形成されたエプロンと該エプロンの下部に形成された洗い場を一体成形したユニットバスの下部本体構造に対し、
    前記浴槽のフランジ垂下部と、前記エプロンとを切断分離し、前記フランジ垂下部を備えた浴槽と前記エプロンを備えた洗い場を個別に搬送して施工現場に設置し、施工現場において、
    前側上方壁と後側上方壁を有し、前記前側上方壁と前記後側上方壁に挟まれて形成されたジョイント材上溝と、前側下方壁と後側下方壁を有し、前記前側下方壁と前記後側下方壁に挟まれて形成されたジョイント材下溝を有する横断面H型のジョイント材であって、
    前記ジョイント材上溝の内底部に突起部を形成し、前記ジョイント材上溝の内部に止水性の充填材を挿入したジョイント材を用い、
    前記フランジ垂下部の下端切断部を前記突起部に当接させ、前記ジョイント材上溝を前記充填材で埋めるように前記ジョイント材上溝に前記フランジ垂下部の下端切断部を挿入し、前記ジョイント材下溝に前記エプロンの上端切断部を挿入して前記フランジ垂下部の下端と前記エプロンの上端を連結することを特徴とするユニットバスの下部本体構造の施工方法。
  7. 請求項6に記載のユニットバスの下部本体構造の施工方法において、前記ジョイント材の洗い場側を覆うカバー材を前記ジョイント材に嵌合するに際し、
    前記ジョイント材前側上方壁の上部にジョイント材上嵌合爪を形成し、前記ジョイント材前側下方壁の下部にジョイント材下嵌合爪を形成した前記ジョイント材を用い、
    前記カバー材の上部にカバー材上嵌合爪を形成し、前記カバー材の下部にカバー材下嵌合爪を形成した前記カバー材を用い、
    前記ジョイント材上嵌合爪に前記カバー材上嵌合爪を係止し、前記ジョイント材下嵌合爪に前記カバー材下嵌合爪を係止して前記カバー材を前記ジョイント材に嵌合するとともに、
    前記ジョイント材上嵌合爪と前記カバー材上嵌合爪の嵌合部分と前記フランジ垂下部の下部の間に止水性の充填材を挿入することを特徴とする請求項6に記載のユニットバスの下部本体構造の施工方法。
  8. 前記浴槽と前記エプロンと前記洗い場を支持する架台を浴槽脚材と洗い場脚材に分離可能に構成し、前記浴槽脚材と前記洗い場脚材を分離し、前記洗い場脚材に支持させた洗い場を設置した後、前記洗い場脚材に前記浴槽脚材を接合し、その後、前記浴槽脚材に支持させて前記浴槽を配置することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のユニットバスの下部本体構造の施工方法。
  9. 前記洗い場に対する前記エプロンの取り付け部分に、前記洗い場外周とエプロン端縁に接合されてこれらを補強支持するエプロン補強金具を設けることを特徴とする請求項6~請求項8のいずれか一項に記載のユニットバスの下部本体構造の施工方法。
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