JPH10323295A - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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Publication number
JPH10323295A
JPH10323295A JP9136769A JP13676997A JPH10323295A JP H10323295 A JPH10323295 A JP H10323295A JP 9136769 A JP9136769 A JP 9136769A JP 13676997 A JP13676997 A JP 13676997A JP H10323295 A JPH10323295 A JP H10323295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
overflow
side flange
forming
flange part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9136769A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Inuzuka
明彦 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Living Tech Co Ltd filed Critical Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority to JP9136769A priority Critical patent/JPH10323295A/ja
Publication of JPH10323295A publication Critical patent/JPH10323295A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室内に設置された浴槽からのオーバーフロ
ー個所を特定するとともに、既存の風呂蓋での施蓋が可
能となる浴槽を構成する。 【解決手段】 浴槽開口部を形成する周側壁のフランジ
部の面位を洗い場側と奥行側とで高低差を設けて成形
し、または/さらにフランジ部の所定範囲を長さ方向に
連続してなる凹状湾曲面にて成形し、少なくとも洗い場
側フランジ部をオーバーフロー箇所として特定して設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽に関するもので
あり、特に、浴槽のフランジ部の構造に改良を施すもの
である。
【0002】
【従来の技術】図8は浴室内に設置された浴槽である。
浴槽1の開口部を形成する周側壁上端のフランジ部10
は水平面であり、洗い場側フランジ部11の折返し面に
は浴室への据付けの際に外周側面の保護や化粧効果を図
るためのエプロンEが配設される。浴槽の据付けに際し
ては、前記フランジ部が設置面(及び洗い場床面F)に
対して水平となるようにレベル調整がなされており、ま
た、洗い場側フランジ部11と対向する奥行側フランジ
部12は浴室の内壁面Wに臨むことから、壁面に当接さ
せて隙間にメジボンドなどの充填剤を充填するなどして
設置されている。したがって、浴槽1内の湯水がオーバ
ーフローすると浴槽開口部の全周囲から溢れ出している
のが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、浴槽開口部
からオーバーフローする湯水は、奥行側フランジ部と接
している浴室の内壁面をも浸すことになり、浴槽内面ば
かりでなく室内壁面にまで湯垢などが付着してしまった
り、室内壁面との当接個所の充填剤などが浸水により脆
弱となったりカビの発生等で浴槽の設置状態などに悪影
響を及ぼすなどといった問題点があった。
【0004】浴槽からのオーバーフローに係る問題点
は、たとえば図中破線で示すように、フランジ部の一部
にオーバーフロー用の切欠部11aなどを設けた構造と
することにより解決されるものとなるが、このような場
合にも、切欠部が形成されるために新たな問題点が生ず
ることになる。すなわち、該切欠部の角頂部分が浴槽へ
の出入に際して邪魔になるるとともに危険であるといっ
た使用中の不具合のほか、浴槽に風呂蓋をしても前記切
欠部が空間部分となって湯が冷め易く、また、この切欠
部から漏れ出した湯気が浴室内で結露して水滴発生の原
因となるなどといった不都合が見込まれ、組合せ式の蓋
・巻き蓋などの既製の風呂蓋では対応することができ
ず、新たに前記切欠部を閉塞するための適宜な手段を講
じなければならなくなるのである。
【0005】したがって、フランジ部などにオーバーフ
ロー用の切欠部を設けたような浴槽は、浴槽本体だけで
なく風呂蓋にまで設計変更等が及ぶものとなり、製造コ
ストが高くなるうえに使用に際しての利便性もないこと
から市販されるようなものは提供されていなかった。
【0006】本発明は上記した事情のもとになされたも
のであり、その目的とするところは、浴槽開口を形成す
る周側壁のフランジ部を変形させて設けることにより、
浴室内に設置された浴槽からのオーバーフロー個所を特
定するとともに、既存の風呂蓋での施蓋が可能となる浴
槽を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、浴槽開口部を形成する周側壁のフラ
ンジ部の面位を洗い場側と奥行側とで高低差を設けて成
形し、または/さらにフランジ部の所定範囲を長さ方向
に連続してなる凹状湾曲面にて成形し、少なくとも洗い
場側フランジ部をオーバーフロー箇所として特定して設
けてなる浴槽を構成するものである。
【0008】本発明によれば、浴槽の湯水はオーバーフ
ロー箇所から浴室の洗い場側のみに溢れ出し、他のフラ
ンジ部が冠水することがない。よって、奥行側フランジ
部などと隣り合う浴室内壁面などにオーバーフローした
湯水がかかることがなくなり、湯垢等が室内壁面に付着
することなく清潔に使用できるとともに浴槽も良好な設
置状態で維持される。
【0009】また、施蓋に関しても既製の蓋部材の使用
が可能であり、フランジ部と蓋部材との間に隙間を生ず
るようなことがなく、湯温の低下や浴室内の結露などと
いった不都合が解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図7を参照しながら詳細に説明する。なお、説明に
おいて図8に示す従来構造のものと構成が重複する部分
には同一符号を用い、その説明は省略する。図1から図
3は本発明の一実施形態を示すものであり、浴槽開口部
を形成する周側壁のフランジ部の面位が洗い場側フラン
ジ部11と奥行側フランジ部12とで異なるように、す
なわち図2の如く、 洗い場側フランジ部の面位 < 奥行側フランジ部の面
位 として対向する周側壁に適当な高低差Dを設けて成形
し、洗い場側フランジ部11をオーバーフロー箇所とし
て特定するものである。この高低差Dにより、浴槽内の
湯水は該オーバーフロー箇所(洗い場側フランジ部1
1)のみから溢れ出すものとなり、他のフランジ部は冠
水しなくなる。
【0011】これに加え、図3のように前記洗い場側フ
ランジ部11には、所定範囲を長さ方向に凹状湾曲面を
なすオーバーフロー部2を成形してある。
【0012】このオーバーフロー部2は、凹状湾曲面の
曲率Rを浴槽成形の設計段階において設定するものであ
り、前記洗い場側フランジ部11の所定範囲間を単一曲
線あるいは複合曲線で緩やかに結んで成形され、浴槽開
口部における最低面位となるように構成される。
【0013】図3においては前記洗い場側フランジ部1
1の長さ方向の略中央にオーバーフロー部2の最低面位
となる個所が位置するように設けてあり、該凹状湾曲面
にあっては曲率Rを変化させることによってオーバーフ
ロー部2の深さや位置などが任意に設定可能となってい
る。
【0014】なお、このようなオーバーフロー部2を成
形する場合には、対向するフランジ部の面位に高低差を
設けなくても良い。しかしながら洗い場側フランジ部の
面位を低く設け、かつ凹状湾曲面によるオーバーフロー
部2を設けることによって、浴槽内の湯水をより確実に
洗い場F側に溢れ出させることができる。
【0015】図4及び図5は本発明の別の実施形態を示
すものであり、図4はオーバーフロー部2の最低面位と
なる個所を洗い場側フランジ部の中央付近ではなくて一
方端側に偏らせて形成してあり、湯水は浴槽1のコーナ
ー付近から大量に溢れ出すことになる。
【0016】また、図5は奥行側フランジ部12も凹状
湾曲面にて設けたものであって、その曲率R2は対向位
置にある洗い場側フランジ部11に設けた前記オーバー
フロー部2の曲率R1よりも緩やかに形成される。この
場合にもオーバーフローは洗い場側に生ずるものであ
り、奥行側フランジ部をも適当な曲率R2からなる凹状
湾曲面とすることにより、浴槽全体の外観的な調和が図
れるとともに、後述する風呂蓋による施蓋の際にも効果
が得られる。
【0017】したがって、本発明による浴槽を浴室の浴
槽設置面に水平設置すれば、浴槽内の湯水が奥行側フラ
ンジ部12にまで達することがなくなり、洗い場側フラ
ンジ部11及びオーバーフロー部2から溢れ出るものと
なる。オーバーフローは洗い場F側のみに生ずることか
ら、奥行側の室内壁面Wなどが冠水から免れることがで
きる。
【0018】図6及び図7は既製品の巻き式風呂蓋であ
り、本発明による浴槽においては、このような風呂蓋3
の使用が可能となる。すなわち、硬質プラスチックなど
からなる複数枚の蓋板30をエラストマー31を介して
連接形成してなるこの種の風呂蓋3は、凹状湾曲面をな
すオーバーフロー部2に対しても柔軟に面接し、浴槽開
口部においてフランジ部との間に空間を生ずることなく
連続して施蓋されるものとなる。したがって、既製品の
使用が可能であって風呂蓋などにまで設計変更が及ぶこ
とがなく、コスト高となることもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
浴槽開口部を形成する周側壁のフランジ部の面位を洗い
場側と奥行側とで高低差を設けて成形し、または/さら
にフランジ部の所定範囲を長さ方向に連続してなる凹状
湾曲面にて成形し、少なくとも洗い場側フランジ部をオ
ーバーフロー箇所として特定してなる浴槽を構成したこ
とにより、浴槽から溢れ出す湯水は洗い場側フランジ部
及びオーバーフロー部からのみに特定されるため、フラ
ンジ部の全周囲からのオーバーフローのために生じてい
た浴室内壁面の湯垢などの付着による汚れや、該浴室内
壁面と奥行側フランジ部との隙間などへの浸水が無くな
り、浴室内壁面が清潔に保てるとともに浴槽の設置状態
に悪影響を及ぼすなどといった問題点が解決される。
【0020】さらに、前記洗い場側フランジ部に凹状湾
曲面からなるオーバーフロー部であると、巻き式の風呂
蓋などといった既製品の風呂蓋の使用が可能となり、オ
ーバーフロー部を閉塞する手段を構ずる必要がなく、設
計・製造に係るコストを安く抑えることができ、また、
施蓋状態にあっては風呂蓋とフランジ部との間に空間部
分を生ずることがないことから、湯が冷め難く漏出する
湯気の結露によって生ずる水滴などを抑えることができ
るといった効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す説明図。
【図2】 同じく本発明の一実施形態を略示的に示す断
面図。
【図3】 同じく本発明の一実施形態を示す正面図。
【図4】 本発明の別の実施形態を示す正面図。
【図5】 本発明のさらに別の実施形態を示す説明図。
【図6】 本発明による浴槽に使用可能な風呂蓋の一例
を示す説明図。
【図7】 同じく風呂蓋の一部を示す断面図。
【図8】 従来の浴槽を示す説明図である。
【符号の説明】
1……浴槽、11……洗い場側フランジ部、12……奥
行側フランジ部、2……オーバーフロー部、F……洗い
場床面、W……浴室内壁面、3……風呂蓋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽開口部を形成する周側壁のフランジ部
    の面位を洗い場側と奥行側とで高低差を設けて成形し、
    または/さらにフランジ部の所定範囲を長さ方向に連続
    してなる凹状湾曲面にて成形し、少なくとも洗い場側フ
    ランジ部をオーバーフロー箇所として特定して設けるこ
    とを特徴とする浴槽。
JP9136769A 1997-05-27 1997-05-27 浴 槽 Pending JPH10323295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9136769A JPH10323295A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 浴 槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9136769A JPH10323295A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 浴 槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10323295A true JPH10323295A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15183093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9136769A Pending JPH10323295A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 浴 槽

Country Status (1)

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JP (1) JPH10323295A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248153A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toto Ltd 浴室ユニット
JP2013248080A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toto Ltd 浴槽
JP2015186553A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社Lixil 洗い場付き浴槽及び浴室ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248153A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toto Ltd 浴室ユニット
JP2013248080A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toto Ltd 浴槽
JP2015186553A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社Lixil 洗い場付き浴槽及び浴室ユニット

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