JP5477952B2 - 保温カバー及び保温カバーを備えた保温浴槽 - Google Patents

保温カバー及び保温カバーを備えた保温浴槽 Download PDF

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Description

本発明は、浴槽の外周壁を被覆する保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽に関する。
従来、浴室ユニットにあっては、外周壁が発泡スチロールなどの断熱材からなる保温カバーにより被覆された保温浴槽が提案され、浴槽の保温効果が高まるよう工夫されている(図4〜図8参照)。
保温カバー2は、金型などで浴槽1の外周壁16に沿うように発泡成型されることにより、浴槽1の外周壁16に密着し、浴槽1の外周壁16と外気とを遮断して浴槽1の保温効果を向上させる。また、適切な発泡倍率により成型された保温カバー2は、厚みが増すことで、浴槽1の保温効果を効率良く向上させることができる。
このように、先に提案された保温浴槽は、浴槽1の保温効果を効率良く向上させることができ、施工が容易であって、外見が綺麗に仕上がるため、広く採用されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−130370号公報
しかしながら、先に提案された保温浴槽にあっては、保温カバー2で覆われてない浴槽より厚みがあるため、設置時に、洗い場床パン5の周端部から立ち上がる堰部50と擦れて入浴者を不快にさせる音を発するおそれがある。そのため、保温カバー2には、洗い場床パン5側となる外周面202に、洗い場床パン5の堰部50との接触を回避するために厚みを薄くした薄厚部分203が設けられている(図4、図7及び図8参照)。
また、従来の浴槽は、短辺寄りに排水孔11が設けられ、且つ、短辺中心線で線対称となる形状を有することにより、浴室ユニットのレイアウトに応じて右勝手及び左勝手に設置自在とされている(図5参照)。そのため、保温カバー2は、右勝手で設置されたときに洗い場床パン5側となる外周面202と左勝手で設置されたときに洗い場床パン5側となる外周面202とのそれぞれに薄厚部分203が設けられるか(図1参照)、又は、右勝手設置状態の浴槽1に対応するものと左勝手設置状態の浴槽1に対応するものとが個別に作製されている(図4、図7及び図8参照)。
その結果、先に提案された保温浴槽にあっては、前者の保温カバー2を用いることにより、保温カバー2を左右勝手設置状態の浴槽で共用させることができる反面、設置時に洗い場床パン5とは反対側となる外周面202の薄厚部分203から熱が逃げ出して浴槽1の保温効果を損なうおそれがある。また、後者の保温カバー2を用いることにより、洗い場床パン5と反対側となる外周面202から熱が逃げ出すことがなく浴槽1の保温効果を保つことができる反面、保温カバー2を複数種製造するためのコストが高くなる。
本発明はかかる事情を鑑みてなされたものであり、浴槽を保温する保温カバーの、浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に薄厚部分を設けておき、浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分に保温補助カバーを装着することにより、保温カバーを左右勝手設置状態の浴槽で共用させつつ、浴槽設置状態で洗い場とは反対側となる面の薄厚部分からの熱の逃げ出しを抑えて浴槽の保温効果の低下を抑えるようにできる保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽を提供することを目的とする。
本発明に係る保温カバーは、浴槽の外周壁の四周を覆う保温カバーにおいて、浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設けた断熱材からなるカバー本体と、浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着される、両薄厚部分に共用の保温補助カバー部材とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る保温浴槽は、浴槽と、浴槽の外周壁の四周を覆う保温カバーとを備え、保温カバーは、浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設けた断熱材からなるカバー本体と、浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着される、両薄厚部分に共用の保温補助カバー部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽にあっては、洗い場の堰部との接触を回避するための薄厚部分を、浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に設けることにより、保温カバーを右勝手設置状態の浴槽と左勝手設置状態の浴槽とで共用させる。これにより、保温カバーに要するコストを抑えることができる。また、浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分に保温補助カバーを装着することにより、薄厚部分からの熱の逃げ出しを抑える。更にまた、この保温補助カバーを両薄厚部分に共用させることにより、保温補助カバーに要するコストを抑える。
本発明に係る保温カバーは、前記保温補助カバー部材は、装着時に、薄厚部分との間で断熱空間が形成されるようにしてあることを構成としてもよい。
また、本発明に係る保温浴槽は、前記保温補助カバー部材は、装着時に、薄厚部分との間で断熱空間が形成されるようにしてあることを構成としてもよい。
本発明に係る保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽にあっては、保温補助カバーと保温カバーの薄厚部分との間に断熱空間が形成されることにより、断熱空間に密閉された空気層に断熱材と略同等の断熱効果を発揮させる。これにより、保温補助カバーの断熱材を少量に抑えることができ、保温補助カバーに要するコストを抑えることができる。
本発明に係る保温カバーは、前記カバー本体及び保温補助カバー部材は、発泡樹脂により形成されていることを構成としてもよい。
また、本発明に係る保温浴槽は、前記カバー本体及び保温補助カバー部材は、発泡樹脂により形成されていることを構成としてもよい。
本発明に係る保温カバーにあっては、発泡樹脂により形成されることにより、軽くて、高い断熱性を有し、且つ、安価に製造することができる。
本発明に係る保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽は、左右勝手設置状態の浴槽に共用させて保温カバーに要するコストを抑えることができる。併せて、この保温カバーを用いることにより生ずる、浴槽設置状態で洗い場とは反対側となる面の薄厚部分からの熱の逃げ出しを抑えることができ、浴槽の保温効果が低下しないようにできる。
本発明に係る保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽の構成を示す斜視図である。 本発明に係る保温補助カバーの取付例を示す説明図であって、(a)は浴槽が左勝手で設置されたときの保温補助カバーの取付例を示す図、(b)は浴槽が右勝手で設置されたときの保温補助カバーの取付例を示す図である。 本発明に係る保温補助カバーの構造を示す端面図であり、(a)は第1形態の保温補助カバーの構造を示す図、(b)は第2形態の保温補助カバーの構造を示す図、(c)は第3形態の保温補助カバーの構造を示す図、(d)は第4形態の保温補助カバーの構造を示す図である。 従来の保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽の構成を示す斜視図である。 従来の保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽の構成を示す平面図である。 従来の保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽の構成を示す側面断面図である。 左勝手で設置されたときの従来の保温浴槽を示す図であって、(a)は側面断面図、(b)は平面図である。 右勝手で設置されたときの従来の保温浴槽を示す図であって、(a)は側面断面図、(b)は平面図である。
実施の形態1.
本発明に係る保温カバー及びこの保温カバーを備えた保温浴槽を実施の形態を示す図に基づいて以下説明する。なお、本実施の形態を示す図において、本発明に係る保温浴槽と従来の保温浴槽との対応箇所については、同一の符号を付することとし、従来の保温浴槽についての図を適宜参照しながら本発明に係る保温浴槽を説明する。
本発明に係る保温浴槽は、図1に示すように、浴槽1と、浴槽1の外周壁を覆う保温カバー2とを備える。
詳述すると、浴槽1は、底部10、排水孔11、フットレスト12、内周壁13、フランジ14、ヘッドレスト15及び外周壁16を備える(図1、図5及び図6参照)。底部10は、略矩形をなし、その短辺寄りに排水孔11及びフットレスト12が形成されている。内周壁13は、フットレスト12を含む底部10から上拡がりに立ち上がっている。フランジ14は、内周壁13の上端縁から外周方向に鍔状に張り出している。ヘッドレスト15は、フットレスト12と対向する位置にある内周壁13の一部からフランジ14の上面より上方に向かって盛り上がっている。
保温カバー2は、ポリスチレン製の断熱材を金型内で発泡させて形成させたものであり、従来のもの(図4参照)とは異なり、図1に示すように、カバー本体20及び保温補助カバー21を備える。
カバー本体20は、所定の厚みを形成している内周面201及び外周面202と、外周面202の一部に所定の厚みより薄く形成された薄厚部分203とを備える。カバー本体20は、その寸法が浴槽1の外周壁16に密着する形状寸法となるように形成されている。また、薄厚部分203は、従来のもの(図4、図7及び図8参照)とは異なり、図1及び図2に示すように、浴槽1が右勝手で設置されたときに洗い場床パン5側となる外周面202の下端寄りの箇所と、浴槽1が左勝手で設置されたときに洗い場床パン5となる外周面202の下端寄りの箇所とにそれぞれ形成されている。薄厚部分203は、保温浴槽が洗い場床パン5の堰部50と接触しない形状寸法となるように形成されている。また、各薄厚部分203は、1つの保温補助カバー21を共用させることができるように、同形同寸となるように形成されている。
また、保温補助カバー21は、発泡樹脂により形成され、薄厚部分203にぴたりとあたるように装着することができる形状寸法となるように形成されている。また、保温補助カバー21は、上述した2つの薄厚部分203で共用させることができるように、左右対称に形成されている(図1参照)。なお、保温補助カバー21を構成する発泡樹脂については、後述において詳しく説明する。
また、上述した保温浴槽が設置される浴室ユニットは、保温浴槽を取り付ける浴槽パン3と、浴槽パン3の周端部から立ち上がり浴室を囲む壁面パネル4と、浴槽パン3と連結して並設される洗い場床パン5と、浴槽1と洗い場床パン5との間を仕切るエプロン6と、浴槽1の風呂蓋7とを備える(図1、図7及び図8参照)。
このように、保温浴槽及びこの保温浴槽が設置される浴室ユニットは、複数の部材により構成されている。そこで、これらの部材を用いた保温浴槽の組み立てと保温浴槽の浴室ユニットへの取り付けとについて以下説明する。
浴槽パン3及び洗い場床パン5は、設置面上に平行に設置され、浴槽パン3の周端部と洗い場床パン5の堰部50とが連結され、その位置で固定される。壁面パネル4は、浴室を囲むように浴槽パン3の周端部から立ち上がっている(図7及び図8参照)。
浴槽1は、外周壁16に保温カバー2が被せられ、外周壁16と保温カバー2の内周面201とが密着するように接着固定される。保温カバー2により覆われた浴槽1(即ち、保温浴槽)は、浴室ユニットのレイアウトに応じて右勝手又は左勝手のいずれかの方向に向けて設置される。保温浴槽は、図2に示すように、設置時に洗い場床パン5とは反対側となる保温カバー2の外周面202の薄厚部分203に、保温補助カバー21がぴたりとあたるように装着される。保温補助カバー21は、図3(a)に示すように、両面接着テープ、シリコンコーキング剤又は接着剤などの接着部材212を介して薄厚部分203に接着固定される(以下、第1形態という)。
保温浴槽は、洗い場床パン5側となる外周面202の薄厚部分203が洗い場床パン5の堰部50に接触しないように、且つ、洗い場床パン5とは反対側となる外周面202の薄厚部分203に保温補助カバー21が装着された状態で、浴槽パン3に取付固定される。最後に、保温浴槽は、洗い場床パン5との間を仕切るようにエプロン6が取り付けられる。エプロン6は、上端部が浴槽1のフランジ14に固定され、下端部が洗い場床パン5の堰部50に固定される(図7(a)及び図8(a)参照)。
このように組み立て取り付けられた保温浴槽は、以下の作用効果を奏する。この保温浴槽は、浴室ユニット内に設置したときに洗い場床パン5とは反対側となる保温カバー2の薄厚部分203に保温補助カバー21を装着することにより、この薄厚部分203の厚みを補完して熱が逃げ出すことがないようにする。また、保温カバー2を左右勝手設置状態の浴槽1に共用することができることにより、保温カバー2のコストを抑える。
実施の形態2.
本発明に係る保温カバー2の保温補助カバー21は、以下の形態を備えてもよい。保温補助カバー21は、上述した第1形態の他に、図3(b)〜(d)に示すように、装着時に薄厚部分203との間に空気層を密閉する断熱空間210が形成されるようにしてもよい。
詳述すると、図3(b)に示すように、装着時に薄厚部分203と対向する面(以下、対向面という。)211に凹部を設けることにより、装着時に、保温補助カバー21と薄厚部分203との間に断熱空間210が形成されるようにしてもよい(以下、第2形態という)。
また、図3(c)に示すように、対向面211の一部を切り欠くことにより、装着時に、保温補助カバー21と薄厚部分203との間に断熱空間210が形成されるようにしてもよい(以下、第3形態という)。
更にまた、保温補助カバー23の対向面211に凹部及び切り欠きを設けるのではなく、図3(d)に示すように、厚みのある装着部材212を対向面211の周端部に沿って取り付けて、装着部材212により囲まれた空間を形成しておき、保温補助カバー21の薄厚部分203への装着時に、この空間が断熱空間210として形成されるようにしてもよい(以下、第4形態という)。なお、第4形態の保温補助カバー21は、装着部材212の厚み分だけ厚くなるため、保温カバー2の外周面202の面上から飛び出さないように、第1〜第3形態の保温補助カバー21の厚みより薄くしておく。
このように第2形態〜第4形態の保温補助カバー21は、以下の作用効果を奏する。この保温補助カバー21は、薄厚部分203との間に断熱空間210を形成することにより、断熱空間210に密閉された空気層を用いて、断熱材と略同等の断熱効果を発揮させる。これにより、保温補助カバー21の製造に要する発泡樹脂を少量にして軽量化することにより、自重による保温補助カバー21の薄厚部分203からの脱落を防ぐことができ、且つ、製造コストを抑えることができる。
なお、断熱空間210は、密閉する空気層の厚みが20mm以内、より好ましくは10mm以内となるように形成されることが好ましい。空気層は、厚みが20mmを超えると断熱空間210内で対流し、断熱性能が低下するからである。
また、その他の部材については、上述した実施の形態1の部材と同じであるから、対応する箇所に同一符号を付することにより、その説明を省略する。
(発泡樹脂について)
保温補助カバー21を構成する発泡樹脂については、発明者の鋭意努力の結果、以下のものが最適であることが判明した。
a 発泡倍率が10〜80倍、好ましくは20〜60倍の発泡ポリスチレン
b 発泡倍率が10〜60倍、好ましくは15〜50倍の発泡ポリエチレン
c 発泡倍率が10〜60倍、好ましくは15〜50倍の発泡ポリプロピレン
保温補助カバー21は、保温性能を確保するために最適な発泡倍率とすることが好ましく、これより大きくとも小さくとも保温性能が損なわれることとなる。保温補助カバー21は、押出成型法により成型された成形体から所定の形状が削り出されるか、金型によりブロック状に発泡成型された成形体から所定の形状が削り出される。
また、保温補助カバー21は、発泡倍率が10〜60倍、好ましくは15〜50倍の硬質ウレタンフォームで構成されてもよい。かかる場合、保温補助カバー21は、浴槽1の外周壁16に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けて発泡させた後に不要箇所が削り落とされて所定の形状に成形されるか、金型により所定の形状に成型される。
また、保温補助カバー21は、発泡倍率が10〜50倍、好ましくは15〜40倍のフェノールフォームで構成されてもよい。かかる場合、保温補助カバー21は、引抜成形法により成形された成形体から所定の形状に削り出される。
最後に、保温補助カバー21の具体例を複数示す。
(実施例1)
保温補助カバー21は、押出成型法により発泡倍率が30倍となるように発泡されて成型された発泡ポリスチレンの成形体を所定の形状となるように切り削られ、保温カバー2の外周面202の薄厚部分203に、両面接着テープなどを介して接着される。
(実施例2)
保温補助カバー21は、金型内で発泡倍率が30倍となるように発泡されて10mm厚の空気層を密閉することができる空間を形成するように成型され、保温カバー2の外周面202の薄厚部分203に、両面接着テープなどに介して接着される。
(実施例3)
保温補助カバー21は、押出成型法により発泡倍率が30倍となるように発泡されて成型された発泡ポリエチレンの成形体を所定の形状となるように切り削られ、保温カバー2の外周面202の薄厚部分203に、両面接着テープなどを介して接着される。
(実施例4)
保温補助カバー21は、保温カバー2の外周面202の薄厚部分203に水発泡性のウレタンを吹き付け、発泡倍率が25倍となるように発泡させた後、薄厚部分203からはみ出した部分が削り取られる。
なお、上述した実施の形態において、保温補助カバー21は、各薄厚部分203に対応するように個別に作製するのでなく、両薄厚部分203で共用可能な形状となるように作製する。これにより、保温補助カバー21に要する製造コストを抑える。
また、上述した実施の形態において、保温浴槽は、施工時に、浴槽1の外周壁16に保温カバー2が被せられるようにしてあるが、本発明は、これに限定されるものでなく、浴槽1の外周壁16に保温カバー2が密着するように製造され、2層構造を有するようにされてもよい。
また、上述した実施の形態において、保温カバー2は、浴槽1のフットレスト12を形成するための凹みに密着するように、外周面202に凹みが設けられ、この凹みと薄厚部分203とが連なるように形成されている(図1参照)。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、少なくとも、浴槽1を設置したときに洗い場床パン5側の外周面202とその反対側の外周面202とに、洗い場床パン5の堰部50との接触を避けるための薄厚部分203が形成されていればよい。
上述の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
浴槽の外周壁の四周を覆う保温カバーにおいて、
浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設けた断熱材からなるカバー本体と、
浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着される、両薄厚部分に共用の保温補助カバー部材と
を備えることを特徴とする保温カバー。
(付記2)
前記保温補助カバー部材は、装着時に、薄厚部分との間で断熱空間が形成されるようにしてあることを特徴とする付記1に記載の保温カバー。
(付記3)
前記カバー本体及び保温補助カバー部材は、発泡樹脂により形成されていることを特徴とする付記1又は2に記載の保温カバー。
(付記4)
浴槽と、浴槽の外周壁の四周を覆う保温カバーとを備え、
保温カバーは、
浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設けた断熱材からなるカバー本体と、
浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着される、両薄厚部分に共用の保温補助カバー部材と
を備えることを特徴とする保温浴槽。
(付記5)
前記保温補助カバー部材は、装着時に、薄厚部分との間で断熱空間が形成されるようにしてあることを特徴とする付記4に記載の保温浴槽。
(付記6)
前記カバー本体及び保温補助カバー部材は、発泡樹脂により形成されていることを特徴とする付記4又は5に記載の保温浴槽。
(付記7)
保温カバーで浴槽の外周壁の四周を覆う保温構造において、
断熱材からなる保温カバーの本体の、浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設け、
保温カバーの保温補助カバー部材を、浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着するようにしてあることを特徴とする保温構造。
1 浴槽
16 外周壁
2 保温カバー
20 カバー本体
202 外周面
203 薄厚部分
21 保温補助カバー
210 断熱空間
211 対向面
212 接着部材
3 浴槽パン
4 壁面パネル
5 洗い場床パン
50 堰部
6 エプロン
7 風呂蓋

Claims (6)

  1. 浴槽の外周壁の四周を覆う保温カバーにおいて、
    浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設けた断熱材からなるカバー本体と、
    浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着される、両薄厚部分に共用の保温補助カバー部材と
    を備えることを特徴とする保温カバー。
  2. 前記保温補助カバー部材は、装着時に、薄厚部分との間で断熱空間が形成されるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の保温カバー。
  3. 前記カバー本体及び保温補助カバー部材は、発泡樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の保温カバー。
  4. 浴槽と、浴槽の外周壁の四周を覆う保温カバーとを備え、
    保温カバーは、
    浴槽を右勝手及び左勝手に設置したときに洗い場側となるそれぞれの面に、洗い場の堰部との接触を回避するための空間を形成する薄厚部分を設けた断熱材からなるカバー本体と、
    浴槽を設置したときに洗い場とは反対側となる面の薄厚部分にあてがうように装着される、両薄厚部分に共用の保温補助カバー部材と
    を備えることを特徴とする保温浴槽。
  5. 前記保温補助カバー部材は、装着時に、薄厚部分との間で断熱空間が形成されるようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の保温浴槽。
  6. 前記カバー本体及び保温補助カバー部材は、発泡樹脂により形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の保温浴槽。
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