JP5190790B2 - 浴室用洗い場床 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室用洗い場床に関する。
従来より、浴室の洗い場床にクッション性を付与する構造が提案されている。例えば、特許文献1には、FRP(Fiber Reinforced Plastic)からなる基材と、発泡層と、軟質材からなる表面層とを順に積層し一体化した浴室洗い場床が開示されている。また、特許文献2には、ゴム弾性体の内部に液収容空所を形成してなるクッション材を固定状態に設置した上、液収容空所に、水、湯等の液を収容して洗い場床を構築した構造が開示されている。
特開2001−245814号公報 特開平9−122028号公報
一般に、クッション層は荷重を支えるのに十分な強度を確保しにくく、クッション層とは別に、荷重を支えるための強度を担保する基材が必要となる。その場合、基材とクッション層との間に水が浸入すると、クッション層が濡れてクッション性が悪化したり、カビが発生するおそれがあるため、クッション層の周縁部をシリコンや目地などのシーリング材で水密にシールすることが必要となる。
クッション層は、洗い場床面上から荷重がかかると、上下方向に伸び縮みするものであるが、クッション層の周縁部も同様に上下方向に伸び縮みしてしまうと、その部分に設けたシリコンが切れたり、目地が外れてしまい、水密性が損なわれたり、見栄えが悪くなる問題が懸念される。
また、シーリング材が切れたり外れたりしないようにする対策として、基材層はクッション性を付与していない洗い場床にも対応可能であることが好ましいため、基材層自体の形状は特殊形状でないことが好ましい。その場合、基材層とは別体の部材が必要となるが、この部材は、多種サイズの洗い場床に対して、対応可能にすることが好ましい。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、基材層とクッション層との間に水が浸入しないようにするためのシーリング材が、長期に使用しても切れたり外れたりすることがなく、且つその対策として、基材層自体は特殊な形状にすることなく、多種サイズの洗い場床に対しても対応可能な浴室用洗い場床を提供する。
本発明の一態様によれば、
上面部に別体で形成された縁部材が枠状に取付固定されることで、前記縁部よりも内方側に凹部が形成された硬質の基材層と、
前記凹部を覆うように、且つ端部が前記縁部材の上に位置するように前記基材上に積層され、上下方向に伸び縮み可能なクッション層と、
前記基材層と前記クッション層との間に水が浸入することを防止するため、前記縁部上に位置する前記クッション層の周縁部をシーリング材で水密的にシールするシール部とを備えた浴室用洗い場床であって、
前記クッション層の前記縁部材上に位置する部分は、前記凹部上に位置する部分に比べて上下方向の伸び縮みが小さくなるように構成されており、
前記縁部材は、分割形成された複数の部材から枠状に形成されていることを特徴とする浴室用洗い場床が提供される。
本発明によれば、基材層とクッション層との間に水が浸入しないようにするためのシーリング材が、長期に使用しても切れたり外れたりすることがなく、且つその対策として、基材層自体は特殊な形状にすることなく、多種サイズの洗い場床に対しても対応可能な浴室用洗い場床が提供される。
浴室の洗い場床に柔らかさを付与するために、弾性変形可能なクッション性を有する材料で洗い場床を構成することが考えられる。しかしながら、クッション性を有する材料で洗い場床を構成した場合、荷重を支えるのに十分な強度を確保しにくく、クッション層とは別に、クッション層より荷重を支えるための強度の大きな基材層が必要となる。すなわち、洗い場床に柔らかさを付与しつつ、洗い場床として求められる最低限の基本性能を確保するためには少なくとも基材層、クッション層を組み合わせた構造にすることが望ましい。
また、洗い場床の表面は、耐水性、耐薬品性、耐衝撃性など、洗い場床として求められる基本性能を満足したものである必要がある。これらを満足するためには、クッション層を、上下方向に伸び縮み可能なクッション材と、クッション材の表面側に可撓性のあるクッション材とは異なる材料で形成され、洗い場床の表面としての基本性能を満足した表面材を積層する2層構造のクッション層にする必要がある。この場合、表面材は、下層にあるクッション材のクッション性を低下させない程度の薄いシートを用いることが好ましい。
さらに、基材層とクッション層との間に水が浸入すると、クッション層が濡れてクッション性が悪化したり、カビが発生したりするおそれがあるため、クッション層の周縁部はシリコンや目地などのシーリング材で水密にシールすることが必要となる。
しかしながら、クッション層は、洗い場床面上から荷重がかかると、上下方向に伸び縮み(可動)するものであるが、クッション層の周縁部も同様に上下方向に伸び縮みしてしまうと、その部分に設けたシリコンが切れたり、目地が外れてしまい、水密性が損なわれたり、見栄えが悪くなる問題が懸念される。そこで、以下に説明する本発明実施形態では、洗い場床に柔らかさを付与しつつ、且つ、基材層とクッション層との間に水が浸入しないようにするためのシーリング材が、長期に使用しても切れたり外れたりすることのない浴室用洗い場床を提供する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る浴室用洗い場床の模式断面図である。
本実施形態に係る洗い場床は、硬質の基材層1と、基材層1の上に積層されたクッション性を有するクッション層3とを備える。
基材層1は、浴室外に湯水を漏出させない防水性、および壁パネル50、天井パネル、風呂椅子、洗面器などの静荷重、使用者の動荷重を受けても撓んだり破損しない十分な強度を有し、例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の熱硬化性樹脂、あるいはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂に補強を施したものから形成されている。
基材層21は、浅底パン状の基材部22と、この基材部22の上面部(底面部)22a上に、基材部22とは別体として設けられた縁部材23とを有する。この縁部材23はクッション層3よりも硬質な材料からなる。また、基材部22の最外縁部には、上方に立ち上がった水返し壁として機能する側壁部24が設けられている。
基材部22の上面部22aの上面はフラットに形成され、その上面における側壁部24内方側近傍の縁部に、縁部材23が接着固定または溶着固定されている。縁部材23は、洗い場床の縁部全周にわたって設けてもよいし、あるいはシール切れの対策上特に必要とされる部分(出入口部や排水口の周囲など)にのみ設けてもよい。
縁部材23によって、縁部材23の内側に凹部25が形成される。縁部材23は凹部25の側壁として機能し、縁部材23の上面は、凹部25の上面(底面)よりも一段高くされている。
クッション層3におけるクッション材4は、凹部25に全体が収容され、凹部25の上面(底面)に例えば両面テープ等の接着剤により接着固定される。
表面材5は、クッション材4の上面及び凹部25を覆うようにクッション材4に積層される。表面材5の平面サイズは、クッション材4の平面サイズより大きく(縦横ともに長く形成されている)、表面材5においてクッション材4からはみ出る周縁部5aは、クッション材4を介さずに縁部材23の上面に積層され接着固定される。
凹部25より外方側に配置される表面材5の周縁部には、クッション層3と、基材層21の縁部材23との間に水が浸入することを防止するために、表面材5の周縁部を例えばシリコンや目地部材等のシーリング材31で水密的にシールするシール部30が設けられている。
このシーリング材31が設けられた表面材5の周縁部5aは、クッション材4を介さずに硬質の縁部材23に接着固定さているため、その周縁部5aに荷重がかかっても厚さ方向(鉛直方向)に大きく撓むことがなく、また撓むことがないため、撓んだ(沈み込んだ)状態から上方に大きく復元することもない。すなわち、周縁部5aが上下に大きく変動することがない。したがって、その周縁部5aに設けられたシーリング材31を引っ張ったり、浮き上がらせるような大きな応力が作用せず、シーリング材31が切れたり、外れたりすることがない。この結果、シール性及び見栄えを損ねない。
したがって、本実施形態においても、洗い場床に柔らかさを付与しつつ、且つ、基材層21とクッション層3との間に水が浸入しないようにするためのシーリング材31が、長期に使用しても切れたり外れたりすることのない洗い場床を提供することができる。
また、本実施形態では、シンプルな浅底パン形状の基材部22に対して別体で縁部材23を設けた構造であるため、既存の洗い場床パンをそのまま流用でき、容易に本実施形態の構造を適用可能である。
また、シール部30の外方側には壁パネル50を載置するための壁パネル載置部22bが設けられている。基材部22の上面部22aの上面において、縁部材23が設けられた部分と側壁部24との間の部分が壁パネル載置部22bとして機能する。
シーリング材31は、表面材5の周縁部5aと基材層縁部材23との間、および壁パネル50と縁部材23との間を兼用して水密的にシールする。シーリング材31は、浴室全体の意匠性を損ねてしまうという問題と、シーリング材31にカビなどの汚れが付着して意匠性を損ねてしまうという問題と、シリコンが切れたり、目地部材が外れたりするという問題があるため、極力、少なくすることが求められる。本実施形態においては、表面材5の周縁部5aと縁部材23との間のシールと、壁パネル50と縁部材23との間のシールとを、同じ1箇所のシール部30で行うため一つのシーリング材31を兼用でき、シーリング材31が1個で済み、上記問題を抑制できる。
壁パネル50は、硬質の基材部22の一部分である壁パネル載置部22bの上に載置され、クッション層3の上に載置されていないため、クッション層3のメンテナンス(交換)の際に浴室ユニットを解体しなくても済む。また、クッション層3の弾性変形によって壁パネル50が傾くなどして、壁パネル50及びその上の天井パネルの支持が不安定になることがない。
[第2の実施形態]
図2は、本発明の第2の実施形態に係る浴室用洗い場床の模式断面図である。第1の実施形態とは、クッション層が1層で形成されている点が異なるのみで、その他は同様の構成、作用、効果を有するため説明を省略する。
本実施形態におけるクッション層3は、クッション性を有すると共に少なくとも浴室内側に露出する表面が耐水性を有する。例えば、型内発泡のモールド体は緻密なスキン層が得られ、その緻密なスキン層によって表面に耐水性を付与しつつ、クッション性も有する構造が可能である。
クッション層3の表面は、浴室内に露出し、使用者が触れたり、湯水にさらされる面となるため、耐水性、耐薬品性、耐衝撃性を有し、また下層のクッション部4aの弾性変形に追従可能な可撓性を有する。
クッション層3において浴室内側に設けられる周縁部4bは、クッション部4aを介さずに基材層1の縁部6の上面に積層される。周縁部4bは、例えば接着剤で基材層1の縁部6の上面に接着固定される。
周縁部4bは、クッション部4aよりも厚みが薄いため鉛直方向の変形量が極めて小さく、具体的には、周縁部4bの厚みを、鉛直方向にほとんど弾性変形しない程度の厚み(8cm以下、好ましくは5cm以下、より好ましくは2cm以下)とすることで、周縁部4bに100N/cmの荷重を加えた際の鉛直方向の変形量を0.5mm〜2.0mmに抑えている。このように、クッション部4aと周縁部4bとを有するクッション層3は、浴室内側に面する表面が1/50程度の僅かな排水勾配を有する平面から形成されている。一方、裏面はクッション部4aが周縁部4bより厚く形成されている。
基材層1の凹部より外方側に配置されるクッション層3の周縁部4bには、クッション層3と基材層1との間に水が浸入することを防止するために、周縁部4bを例えばシリコンや目地部材等のシーリング材31で水密的にシールするシール部30が設けられている。
このシーリング材31が設けられたクッション層3の周縁部4bは、クッション部4aを介さずに硬質の基材層1の縁部材23に接着固定さているため、その周縁部4bに荷重がかかっても厚さ方向(鉛直方向)に大きく撓むことがなく、また撓むことがないため、撓んだ(沈み込んだ)状態から上方に大きく復元することもない。すなわち、周縁部4bが上下に大きく変動することがない。したがって、その周縁部4bに設けられたシーリング材31を引っ張ったり、浮き上がらせるような大きな応力が作用せず、シーリング材31が切れたり、外れたりすることがない。この結果、シール性及び見栄えを損ねない。
硬質の縁部材23の上にクッション部4aを介さずに周縁部4bを接着させた部分は、洗い場床の縁部全周にわたって設けてもよいし、あるいはシール切れの対策上特に必要とされる部分にのみ設けてもよい。ここで、「特に必要とされる部分」とは、洗い場床において使用者によって踏まれる頻度の高い縁部であり、例えば出入口部や排水口の周囲などの縁部である。逆に言えば、使用者によって踏まれにくく荷重がかかる心配が少ない例えばカウンター下の縁部などには上記構造を採用せずに、シーリング材31の近傍にクッション部4aが存在する構造としてもよい。
本実施形態によれば、洗い場床に柔らかさを付与しつつ、且つ、基材層1とクッション層3との間に水が浸入しないようにするためのシーリング材31が、長期に使用しても切れたり外れたりすることのない洗い場床を提供することができる。
以下に、第1実施形態および第2実施形体で説明した縁部材23について詳しく説明する。図3に示すように、基材部22のフラットな上面部22aに取り付けられる縁部材23は複数の部材が分割形成され、それら複数の部材が一体的に当接されることで枠状に構成されている。
平面視矩形状に形成された基材部22に対して、縁部材23は略口状に配設されている。具体的には、浴槽と隣接する長辺部に配設された浴槽側長辺縁部44と、浴槽と離れた位置で対向する長辺部に位置し、浴槽側長辺縁部44と略平行に配設された浴槽離側長辺縁部43と、浴槽側長辺縁部44の一端側と浴槽離側長辺縁部43の一端側を繋ぐ左側短辺縁部41と、浴槽側長辺縁部44の他端部側と浴槽離側長辺縁部43の他端部側を繋ぐ右側短辺縁部42とを備えている。
これら縁部41,42,43,44は、それぞれ分割形成されている。さらに、浴槽と隣接する長辺部の中央には洗い場排水口部が形成されており、浴槽側長辺縁部44は、排水口部の形状に沿うように形成された排水口縁部45と、排水口縁部45の一端側から左側短辺縁部41の端部側とを繋ぐ浴槽側左縁部46と、排水口縁部45の他端側から右側短辺縁部42の端部側とを繋ぐ浴槽側右縁部47と、から構成されており、縁部45,46,47はそれぞれ分割形成されている。
また、図4(a)に示すように、排水口縁部45は、平面視で浴槽側に開口した凹形状に形成されている。また、図5(a)に示すように、浴槽側長辺縁部44の一端部と、左側短辺縁部41の間には、分割形成された平面視でL字状のコーナーピース49が取り付けられている。このコーナーピース49は、浴槽離側長辺縁部43の一端部と左側短辺縁部41の間、浴槽離側長辺縁部43の他端部と右側短辺縁部42の間、および浴槽側長辺縁部44の他端部と右側短辺縁部42の間にも同様に配設されている。
このように縁部材23が、複数の縁部から分割構成されていることで以下の効果がある。通常、洗い場床は多種のサイズを品揃えしている。つまり、基材部22の平面サイズは複数ある。多種サイズの基材部22それぞれに対して、枠状に成形された縁部材23を製造することは、コスト的な面から好ましくない。一方、本発明のように、縁部材23が分割形成することで、直線状に形成された縁部材23をサイズに合わせてカットするだけで、少なくとも縁部41、42,43、46、47を一つの成形品で賄うことが可能となる。この際、縁部41,42,43,46,47の断面形状は同一であることが好ましい。また、洗い場排水口部のサイズは、洗い場床のサイズが変わる場合であっても、同サイズであることが多いため、一つの排水口縁部45を用意しておけば、多種サイズの洗い場床に対応することは可能である。また、洗い場床の四隅に配設されるコーナーピース49はL字状に形成されているため、一つの成型品で、四隅のコーナーピースを賄うことが可能となる。
以上の通り、縁部材23を複数の分割された縁部から構成することにより、多種サイズの洗い場床に対応することが可能となるため、製造コストを大幅に削減できる。
さらに、本発明における縁部材23の上面および下面には、コーキング剤(例えばシリコン)が充填されるコーキング溝71がそれぞれ形成されており、これら複数の縁部にそれぞれ形成されたコーキング溝71は、それぞれ連通した状態で取り付けられている。縁部材23の上面および下面には、それぞれ接着テープが貼着されるテープ溝72が形成されており、これらテープ溝72も、それぞれが連通した状態で取り付けられている。
縁部材23の上面に充填されるコーキング剤は、表面材5の縁部5a裏面またはクッション層の縁部4b裏面と、縁部材23上面の間の接着と止水を目的としたものである。また、縁部材23の下面に充填されるコーキング剤は、基材部22の上面と、縁部材23下面の間の接着と止水を目的としたものである。溝を設けることにより、コーキング剤を任意の位置に留めて固着させることができる。また、コーキング剤を塗った部分や、テープ部を貼着した部分の洗い場床表面が、盛り上がらないようになる効果もある。
それぞれの縁部23上面および下面に形成されているコーキング溝71およびテープ溝72は、枠状に連通した状態で取設されている。これは、止水ラインを隙間なく連続させることが目的である。
そのために、L字状に形成されたコーキング溝(連通溝)71とテープ溝72を有するコーナーピース49を用いて、二つの縁部が直角に交差する部分にも、隙間なく止水ラインを確保するようにしている。
尚、コーナーピース49を設けない場合は、直角に交差した状態で取設される二つの縁部の端部を平面視略45度の傾斜形状とする。このようにすることで、コーナーピースを設けずとも、連続した枠状の止水ラインを形成することが可能となる。
尚、図6に示すように、縁部材23の凹部側の側面は下部が鋭角、上部が下部よりも鈍角となるような傾斜状に形成されている。上述したように、凹部上の洗い場床表面はクッション性があるが、縁部上の洗い場床表面は、クッション性が低い。このため、縁部材23の凹部側の側面が基材部に対して直角に形成されていると、車椅子使用者が洗い場床に入った際には、段差を感じてしまうおそれがある。本発明によれば、縁部材23の凹部側の側面が基材部に対して緩やかに傾斜(基材部に対して20〜70度の傾斜角)しているため、凹部上と縁部上との間を移動する際に段差を感じることがないため、好ましい。
本発明の第1の実施形態に係る浴室用洗い場床の模式断面図。 本発明の第2の実施形態に係る浴室用洗い場床の模式断面図。 本発明の縁部材の分解平面図。 本発明の排水口縁部の平面図と断面図。 本発明のコーナーピースの平面図と断面図。 本発明の第1の実施形態に係る浴室用洗い場床の部分拡大断面図。
符号の説明
1…基材層、3…クッション層、4…クッション材、5…表面材、23…縁部材、25…凹部、30…シール部、31…シーリング材、50…壁パネル、41…左側短辺縁部、42…右側短辺縁部、43…浴槽離側長辺縁部、44…浴槽側長辺縁部、45…排水口縁部、46…浴槽側左縁部、47…浴槽側右縁部、71…コーキング溝、72…テープ溝、

Claims (6)

  1. 上面部に別体で形成された縁部材が枠状に取付固定されることで、前記縁部よりも内方側に凹部が形成された硬質の基材層と、
    前記凹部を覆うように、且つ端部が前記縁部材の上に位置するように前記基材上に積層され、上下方向に伸び縮み可能なクッション層と、
    前記基材層と前記クッション層との間に水が浸入することを防止するため、前記縁部上に位置する前記クッション層の周縁部をシーリング材で水密的にシールするシール部とを備えた浴室用洗い場床であって、
    前記クッション層の前記縁部材上に位置する部分は、前記凹部上に位置する部分に比べて上下方向の伸び縮みが小さくなるように構成されており、
    前記縁部材は、分割形成された複数の部材から枠状に形成されていることを特徴とする浴室用洗い場床。
  2. 枠状に形成された前記縁部材は、各辺同士の交点部で分割されていることを特徴とする請求項1記載の浴室用洗い場床。
  3. 前記基材の端部には排水口部が形成されており、前記排水口部側の前記縁部材は、前記排水口部の形状に沿った形に分割形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室用洗い場床。
  4. 前記縁部材の上面にはコーキング剤が注入されるコーキング溝が形成されており、
    前記縁部材の各辺同士の交点部には、隣り合う辺同士の前記コーキング溝を連通させるために、上面に連通溝が形成されたコーナーピースが分割形成されていることを特徴とする請求項2記載の浴室用洗い場床。
  5. 前記縁部材の上面または下面にはコーキング剤が注入されるコーキング溝が形成されており、
    前記縁部材の各辺同士の交点部は、それぞれ45度に形成されていることで、隣り合う辺同士の前記コーキング溝が、連通した状態で取付固定されることを特徴とする請求項2記載の浴室用洗い場床。
  6. 前記クッション層は、前記基材層の凹部内に収容された弾性変形可能なクッション材と、前記凹部を覆うように前記クッション材の上に積層されると共に、前記クッション材を介さずに前記縁部の上面に積層される可撓性と耐水性を有する表面材と、を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の浴室用洗い場床。
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