JP5582444B2 - 洗い場床 - Google Patents

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本発明は、浴室の洗い場床に関し、特に基材と表面材とを積層した構造を有する洗い場床に関する。
一般に、ユニットバスの洗い場床は、FRP(Fiber Reinforced Plastic)からなる1層の構造体で構成されていた。また、特許文献1には、基材に対して表面材を積層した複層構造の洗い場床が開示されている。
特開2002−17598号公報
基材に対して表面材を積層させた構造の場合、表面材における排水口側に位置する端部と、排水口立ち面上端との水平方向位置を一致させると、表面材表面上を排水口に向けて流れてきた水が表面材端部から排水口へと流下しづらく、排水口周りの排水性が悪化し、排水口周りに残水(水溜まり)が生じやすいといった問題があった。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、基材と表面材とを積層させた構造の洗い場床において、排水口部周りの排水性を向上させ、排水口部周りに残水(水溜まり)が発生することを抑制する洗い場床を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、底部に開口が形成された凹状の排水口部を有する基材と、前記基材より浴室内側に接着によって積層され、表面に滑り止め用の複数の凸部と、これら凸部の間であって前記排水口部に連続するように形成された溝部とを有する表面材と、を備えた浴室用の洗い場床であって、前記表面材の前記排水口部側の端部は、前記排水口部における前記開口の外周に形成された立ち面から、前記排水口部とは離れた側にずらした位置に積層され、傾斜面状または曲面状に形成され、前記排水口部における前記立ち面の上端と、前記表面材の前記排水口部側の端部との間には、コーキング剤が充填されたコーキング部が設けられ、前記コーキング部は、前記表面材の前記排水口部側の端部の傾斜面または曲面と連続する傾斜面状または曲面状となるように形成されていることを特徴とする洗い場床が提供される。
本発明によれば、基材と表面材とを積層させた構造の洗い場床において、排水口部周りの排水性を向上させ、排水口部周りに残水(水溜まり)が発生することを抑制する洗い場床が提供される。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る洗い場床は基材1と表面材2とを備え、表面材2は基材1よりも浴室内側に積層される。
基材1は、浴室外に湯水を漏出させない防水性、および浴室壁パネル、天井パネル、風呂椅子、洗面器などの静荷重や、使用者の動荷重を受けても撓んだり破損しない十分な強度を有し、例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の熱硬化性樹脂から形成されている。あるいは、基材1は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂に補強を施したものから形成されていてもよい。
基材1は、全体としては浅底のパン形状に形成されている。基材1は、排水口部5と、排水口部5の上端に向かって下り傾斜面となっている表面部4と、表面部4の最外縁部で上方に立ち上がり形成された水返し壁部3とを有する。
排水口部5は、底部に形成され図示しない排水トラップに通じる開口6と、この開口6の外周に筒状に立ち上がり形成された立ち面7とを有する凹状に形成されている。
表面材2の表面は浴室内に露出し、使用者が触れたり、湯水にさらされる面となる。したがって、表面材2は、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性など、浴室の一般的な使用に際し洗い場床表面に要求される基本性能を満足する材料から形成されている。そのような表面材2の材料としては、基材1に用いるFRPよりも薄く且つ軟質なFRP、PVC(塩化ビニル)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン・ポリエステル・オレフィン・アクリル系の各種エラストマー、EVA、EPDM、シリコンゴムなどのゴム(硬質)系、あるいはこれらを十分な耐久性が期待できる程度の硬さに調整したもの、あるいはこれらをベースに充填材や強化材を加えた複合材料などが、一例として挙げられる。
表面材2は、基材1における表面部4上に積層される。表面材2が基材1の表面部4上に積層された状態で排水口部5が表面材2から露出するように、表面材2には切り欠き13が形成されている。
基材1の表面部4には排水口部5が最も低くなるように排水勾配がつけられ、この表面部4上に表面材2が積層されると、表面部4の排水勾配に沿った排水勾配が表面材2にも形成される。表面材2上の水(湯も含む)はその排水勾配に沿って流れ、排水口部5に集水される。さらに、本実施形態では、排水勾配と合わせて排水を促進するための排水溝を表面材2の表面に設けている。
図2に示すように、表面材2の表面には、複数の凸部11と複数の溝部12とが形成されている。なお、図2には表面材2の表面の一部分のみを示すが、凸部11及び溝部12は表面材2の表面全体にわたって形成されている。
凸部11は滑り止めの機能を担い、例えば図2に示す例では凸部11の表面を波形に形成することで、さらに滑り止め効果を高めている。
溝部12は、凸部11の周囲を囲むように例えば格子状に複数形成され、それぞれの溝部12は途切れることなく連続している。これら溝部12を介して、凸部11の間に流れ込んだ水を排水口部5まで途切れることなくゆっくりと排水することが可能となっている。なお、溝部12の平面レイアウトは格子状に限らず、凸部11の間に流れ込んだ水を排水口部5まで途切れることなくゆっくりと排水することが可能なレイアウトであればよい。
以上説明した基材1と表面材2との積層構造を得るにあたっては、それらを一体に熱間成型することにより相互に溶着固定させてもよいし(インサート及びラミネート成形)、基材1の成型加工後に、その表面部4に対して表面材2を例えば両面テープ等の接着剤を用いて貼り付けてもよい。
次に、図3は、本発明の実施形態に係る洗い場床における排水口部5が設けられた部分の拡大斜視図を示す。
図4は図3におけるA−A断面図を示し、図5は図3におけるB−B断面図(溝部12に沿って断面した図)を示す。
図4、5に示すように、表面材2が積層された基材1の表面部4から排水口部5の立ち面7の上端7aへと続くコーナー部分には段差が形成され、ここにはコーキング剤32が充填されたコーキング部31が設けられる。
表面材2において排水口部5を囲むようにして排水口部5側に形成された端部14は、排水口部5の立ち面7の上端7aから、排水口部5の径方向の中心から離れた側にずれて位置している。排水口部5の立ち面7の上端7aに対する、表面材2の端部14のずれ量(オフセット量)aは、例えば1〜2mmほどである。
表面材2の端部14は、基材1の表面部4上からコーキング部31にまでわずかにはみ出し、コーキング部31の一部を上から覆っている。コーキング部31には、防水性を有する例えばシリコン等のコーキング剤32が充填される。これにより、表面材2における排水口部5側の端部14と、その下の基材1との間の隙間が水密に封止され、表面材2と基材1との層間に湯水が浸入することを防げる。
また、基材1の表面部4におけるコーキング部31近傍には、両面テープ33が貼着され、この両面テープ33によって表面材2の端部14近傍と基材1とが接着固定されている。この両面テープ33で接着された部分よりもさらに排水口部5から離れた部分の表面部4には接着剤充填用の溝が形成され、その溝内に接着剤34が充填され表面材2と基材1とを接着固定している。
なお、通常、使用時には排水口部5は着脱自在な蓋41で覆われる。
ここで、図は、比較例における洗い場床の排水口部5が設けられた部分近傍の断面図を示す。図は、前述した本実施形態の図5に対応し、同じ構成要素には同一符号を付している。
この図に示す比較例では、表面材2における排水口部5側の端部44と、排水口部5の立ち面7の上端7aとの水平方向位置を一致させている。この場合、溝部12の下流端12aにて水は分子間力により引き合って凝集し表面材2上にとどまろうとする傾向が強くなり、溝部12内から排水口部5へと水が流下しづらくなる。このため、表面材2上における排水口部5周りに残水(水溜まり)が発生しやすくなる。
これに対して、本実施形態では、前述したように表面材2の排水口部5側の端部14を、排水口部5の立ち面7の上端7aに対して、排水口部5から離れる側に位置をずらした。これにより、溝部12の下流端12a(図5参照)に流れてきた水は、表面材2上だけでなく、これとは異なる材質の表面上(本実施形態では例えばコーキング剤32表面上)にもまたがって存在しやすくなる。図7に示される比較例では、表面材2の端部と立ち面7とが略直角となっているが、図5に示される本発明実施形態では、平面視で立ち面7と表面材2の端部との間にコーキング部31がある。表面材2は薄いシートであるため、表面材2の端部に流れてきた水はコーキング部31にもまたがる。コーキング部31は液剤を固化させたものであるため、表面材2の端部のように直角状にはならず、普通は滑らかな形状で固まる。そのため、立ち面7に対して緩やかに繋がり排水性が上がる。
また、本実施形態では、表面材2の排水口部5側の端部14は、排水口部5に向かって下り傾斜面状に形成されている。このことによって、溝部12の下流端12aから排水口部5へと水をより流下させやすくなり、排水口部5周りの排水性をさらに高めることができる。
さらに、コーキング部31(ここに充填されたコーキング剤32)の表面も、表面材2の排水口部5側の端部14の傾斜面と連続するように傾斜面状に形成されていることで、表面材2の端部14から排水口部5まで連続した傾斜面となり、更に排水口部5周りの排水性を高めることができる。
なお、表面材2の端部14やコーキング部31(コーキング剤32)の表面は傾斜面状にすることに限らず、曲面状に形成しても、傾斜面状に形成したのと同様に溝部12の下流端12aから排水口部5への水の流下を促進させることができ、排水口部5周りの排水性を高めることができる。
また、図3に示すように、表面材2に形成された溝部12と連続する切り欠き溝21をコーキング部31に形成することによっても、溝部12から排水口部5への水の流下を促進させることができ、排水口部5周りの排水性を高めることができる。もちろん、切り欠き溝21は、排水口部5の立ち面7にまで連続して形成してもよい。
なお、洗い場床表面上に排水方向の異なる複数の勾配面を形成した場合、洗い場床表面上の水は、各勾配面の境界で谷状に形成された稜線に集まりやすく、大部分の水はその稜線またはその近傍を流れて排水口部5に至る。したがって、排水口部5へと延びる複数の溝部12のすべてについてその下流端部に上記切り欠き溝21を形成しなくても、稜線の下流端部だけに上記切り欠き溝21を形成しただけでも、排水口部5周辺の残水(水溜まり)抑制には十分効果が得られる。
また、複数の溝部12は互いに連続した排水路網として形成されているため、下流端が上記切り欠き溝21に直接連続していなくても、その切り欠き溝21の近くに形成された溝部12下流部の水は上記排水路網を通じて切り欠き溝21に流れ込むことができる。これにより、切り欠き溝21に直接連続していない溝部12下流側に残る水を極少量にすることができ、この残水が少量であれば自然乾燥で翌日までには十分乾く。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
前述した実施形態では、基材1と表面材2との2層の積層構造を説明したが、例えばウレタン等の発泡体からなり弾性変形可能なクッション層を基材1と表面材2との間に介在させて、洗い場床にクッション性を付与するような構造としてもよい。
本発明の実施形態に係る洗い場床の模式斜視図。 同洗い場床における表面材の表面の一部分の拡大斜視図。 同洗い場床における排水口部が形成された部分の拡大斜視図。 図3におけるA−A断面図。 図3におけるB−B断面図。 比較例における洗い場床の排水口部が形成された部分の断面図。
符号の説明
1…基材、2…表面材、5…排水口部、7…立ち面、11…凸部、12…溝部、14…表面材の排水口部側の端部、21…切り欠き溝、31…コーキング部、32…コーキング剤

Claims (2)

  1. 底部に開口が形成された凹状の排水口部を有する基材と、
    前記基材より浴室内側に接着によって積層され、表面に滑り止め用の複数の凸部と、これら凸部の間であって前記排水口部に連続するように形成された溝部とを有する表面材と、
    を備えた浴室用の洗い場床であって、
    前記表面材の前記排水口部側の端部は、前記排水口部における前記開口の外周に形成された立ち面から、前記排水口部とは離れた側にずらした位置に積層され、傾斜面状または曲面状に形成され、
    前記排水口部における前記立ち面の上端と、前記表面材の前記排水口部側の端部との間には、コーキング剤が充填されたコーキング部が設けられ、
    前記コーキング部は、前記表面材の前記排水口部側の端部の傾斜面または曲面と連続する傾斜面状または曲面状となるように形成されていることを特徴とする洗い場床。
  2. 前記コーキング部には、前記表面材の前記溝部と連続する切り欠き溝が形成されていることを特徴とする請求項記載の洗い場床。
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