JP2009144434A - 浴室用洗い場床 - Google Patents

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【課題】洗い場床としての表面耐久性を具備しつつ使用者にやわらかさを感じさせることのできる浴室用洗い場床を提供する。
【解決手段】本発明の浴室用洗い場床は、荷重を支えるための支持基材層と、支持基材層の上に積層され弾性変形可能なクッション層と、クッション層の上に積層され耐久性を有する表面層とを備え、表面層は、強度を確保するための厚肉部と、可撓性を付与するための薄肉部とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室用洗い場床に関する。
従来より、浴室の洗い場床にクッション性を付与する構造が提案されている。例えば、特許文献1には、FRP等の樹脂材料からなる基材に対して、発泡層と、熱可塑性エラストマーからなる軟質材とを順に積層し一体化した浴室洗い場床が開示されている。
特開2001−245814号公報
洗い場床に単純にやわらかさを付与するためには、表面の材料を十分弾性のある柔らかい組成のもので構成させるのが簡単ではあるが、あまり柔らかなものを用いると、摩耗、傷や穴があく等の損傷、へたりなど、床表面として求められる耐久性が不足することが懸念される。
すなわち、やわらかさを付与しつつ、浴室の洗い場床として要求される耐久性を損なわないためには、床にやわらかさを与える機能を有するクッション層と、その上に設けられる耐久性の高い表面層とを積層させた構造にする必要がある。
しかし、通常、洗い場床表面に要求される耐久性を具備するには比較的強度が高く、硬質であり、そのような硬質材をクッション層の上に設けると、クッション層で得ようとしている床のやわらかさ感を享受しにくくなる。つまり、人が足で踏むなどして鉛直方向の荷重がかかった場合、硬質な表面層の張りが強く、床面全体で荷重を平均的に受け止めてしまい、踏んだところの近辺のみが沈み込むようなやわらかい感覚を得にくい。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、洗い場床としての表面耐久性を具備しつつ使用者にやわらかさを感じさせることのできる浴室用洗い場床を提供する。
本発明の一態様によれば、荷重を支えるための支持基材層と、前記支持基材層の上に積層され、弾性変形可能なクッション層と、前記クッション層の上に積層され、耐久性を有する表面層と、を備えた浴室用洗い場床であって、前記表面層は、強度を確保するための厚肉部と、可撓性を付与するための薄肉部とを有することを特徴とする浴室用洗い場床が提供される。
本発明によれば、洗い場床としての表面耐久性を具備しつつ使用者にやわらかさを感じさせることのできる浴室用洗い場床が提供される。
浴室の洗い場床に柔らかさを付与するために、弾性変形可能なクッション性を有する材料で洗い場床を構成することが考えられるが、クッション性を有する例えば発泡体は耐水性、耐薬品性、耐衝撃性など、洗い場床として求められる基本性能に優れず、クッション性を有する材料だけで構成した洗い場床は商品として提供しにくい。また、クッション性を有する材料としては発泡体以外にもゴム材があるが、ゴム材はゴム臭がするため、そのような材料を気密性の高い浴室内に、洗い場床という比較的広い面積にわたって用いるのは好ましくない。
したがって、発泡体を洗い場床におけるクッション層として設けた場合、浴室内側に露出する表面には、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性など、ユニットバスとして要求される基本性能(耐久性)を満足する材料の表面層が別途必要になる。
前述したような特性を満足するクッション層や表面層は荷重を支えるのに十分な強度を確保しにくく、これらの層とは別に、荷重を支えるための強度がクッション層や表面層よりも大きな基材層が必要となる。すなわち、洗い場床に柔らかさを付与しつつ、洗い場床として求められる最低限の基本性能を確保するためには少なくとも基材層、クッション層、表面層を組み合わせた構造にすることが望ましい。
図1は、本発明の実施形態に係る浴室用洗い場床の模式断面図である。
図2は、図1における要部の拡大断面図である。
図3は、同洗い場床における表面層の表面の拡大斜視図である。
本実施形態に係る洗い場床は、硬質の支持基材層1と、支持基材層1の上に積層されたクッション性を有するクッション層4と、クッション層4の上に積層された表面層5とを備える。
支持基材層(以下、単に基材層とする)1は、浴室外に湯水を漏出させない防水性、および壁パネル50、天井パネル、風呂椅子、洗面器などの静荷重、使用者の動荷重を受けても撓んだり破損しない十分な強度を有する硬質材料から形成されている。例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の熱硬化性樹脂、あるいはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂に補強を施したものから形成されている。
基材層1には縦断面視で凹状に形成される凹部2が設けられている。凹部2は基材層1の上面視における大部分の面積を占め、凹部2より外方側には凹部2の上面(底面)よりも一段高くされた縁部6が設けられている。縁部6よりも外方側であって基材層1の最外縁部には、上方に立ち上がった水返し壁として機能する側壁部8が設けられている。
基材層1は硬質材(例えばFRP)を熱間成型することにより一体成形され、よって、凹部2、縁部6および側壁部8は一体に形成される。
クッション層4は、基材層1の凹部2に全体が収容され、凹部2の上面(底面)に例えば両面テープ等の接着剤により接着固定される。クッション層4は、弾性変形可能であり、例えばウレタン等の発泡体からなる。なお、クッション層4は弾性変形可能なゴム材であっても構わないが、ゴム臭のない発泡体の方が気密性の高い浴室の洗い場床として利用するには好ましい。
表面層5は、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性など、洗い場床表面に要求される基本性能(耐久性)を満足するべく比較的硬質で強靱な材料から形成されている。そのような表面層5の材料としては、FRP、PVC(塩化ビニル)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン・ポリエステル・オレフィン・アクリル系の各種エラストマー、EVA、EPDM、シリコンゴムなどのゴム(硬質)系、あるいはこれらを十分な耐久性が期待できる程度の硬さに調整したもの、あるいはこれらをベースに充填材や強化材を加えた複合材料などが一例として挙げられる。これら材料は一例であって、その他、表面層5の材料としては、ある程度の可撓性を有する材料で、且つ浴室の一般的な使用に際し十分な耐久性を有するべく強靱な材料であればよく、前述したものに限られない。なお、特に、洗い場床材に要求される基本性能発揮に実績のあるFRPを表面層5に用いることで信頼性の高い製品を提供することができる。
図2、3に示すように、表面層5は、洗い場床の表面強度を確保するための厚肉部5aと、クッション層4の変形に追従可能な可撓性を表面層5に付与するための薄肉部5bとを有する。表面層5における浴室内に露出される表面側から切り込まれた溝12を形成することによって、厚肉部5aと薄肉部5bとが形成される。溝12は、下層のクッション層4には達しておらず、溝12は表面層5を完全に分断してはいない。
薄肉部5bは溝12の下に位置し、薄肉部5bの厚みは、厚肉部5aの厚みよりも薄い。溝12及びその下に位置する薄肉部5bは、表面層5の全体に渡って格子状に形成され、厚肉部5aは、溝12及び薄肉部5bで囲まれた島状に形成されている。
溝12を凹状断面視で見た場合における薄肉部5bの幅は、同じ断面視における厚肉部5aの幅よりも小さい。表面層5全体における、厚肉部5aの平面面積は薄肉部5bの平面面積よりも大きい。
再び図1を参照すると、表面層5は、クッション層4の上面及び凹部2を覆うようにクッション層4に積層される。表面層5の平面サイズは、クッション層4の平面サイズより大きく(縦横ともに長く形成されている)、表面層5においてクッション層4からはみ出る周縁部は、クッション層4を介さずに基材層1の縁部6の上面に積層される。表面層5において上記溝12が形成された面の反対側の裏面は、例えば両面テープ等の接着材で、クッション層4の上面及び基材層1の縁部6の上面に接着固定される。
表面層5はクッション層4より薄い。表面層5の平面サイズは、基材層1全体の平面サイズより小さく(縦横ともに短く形成されている)且つ凹部2の平面サイズより大きい(縦横ともに長く形成されている)。
基材層1、クッション層4および表面層5の積層構造を得るにあたっては、それらを一体に熱間成型することにより相互に溶着固定させてもよいし(インサート及びラミネート成形)、基材層1の成型加工後に、その凹部2の上面(底面)に対してクッション層4を例えば両面テープ等の接着剤を用いて貼り付け、さらにそのクッション層4の表面に例えば両面テープ等の接着剤を用いて表面層5を貼り付けてもよい。
基材層1の凹部2より外方側に配置される表面層5の周縁部は、例えばシリコンや目地部材等のシーリング材11で水密的にシールされ、表面層5と基材層1との間への水の浸入が防止されている。
表面層5の周縁部より外方側における基材層1の縁部6の上面には、浴室壁パネル50が載置されている。シーリング材11は、表面層5の周縁部と基材層1との間、および壁パネル50と基材層1との間を兼用して水密的にシールする。
前述したようにクッション層4の表面側に表面層5を積層した構造においては、使用者は表面層5に触れることになるがその使用者にクッション層4の機能(柔らかさ)を感じさせるようにするため、表面層5にはクッション層4の変形に追従可能な可撓性が求められる。
また、表面層5には、洗い場床表面に要求される耐久性も必要であるが、通常、そのような耐久性を具備する材料は比較的硬質であり、クッション層4で得ようとしている床のやわらかさ感を享受しにくい。
図8の比較例に示すように、単に平面シート状の硬質材を表面層15として用いただけでは、表面層15の張りが強く、床面全体で荷重を平均的に受け止めてしまい、踏んだところの近辺のみが沈み込むようなやわらかい感覚を得にくい傾向にある。
一方、表面層にやわらかさを求めて、例えば特許文献1のようにやわらかなエラストマーを用いると、前述したように、摩耗、傷や穴があくなどの耐久性に劣る問題がある。さらに、図9に示すように、表面層25にエラストマーやゴム等のやわらかい材料を用いると、例えば風呂椅子やシャンプーラックの脚等の局所荷重(ピンスポット荷重)がかかった際の変形が過大となり、局所的なつぶれやへたりが発生する問題も懸念される。
これに対して本実施形態では、耐久性を具備すべく硬質の表面層5としても、その表面層5の厚みが面方向に均一ではなく、厚肉部5aと薄肉部5bとを有する構造としたため、クッション層4の変形に追従させて表面層5をしなやかに撓ませることができクッション層4のやわらかさを使用者に伝達することが可能となる。
図4は、人の足で踏まれるなどして本実施形態に係る洗い場床に荷重が加わり、クッション層4及び表面層5が撓んだ状態を示す模式断面図である。
図5は、図4における要部の拡大図である。
図6は、同洗い場床に荷重が加わり、表面層5が撓んだ状態を示す模式斜視図である。
本実施形態では、表面層5に荷重が加わると、溝12及びその下の薄肉部5bが節となって断面凹状に撓む。すなわち、表面層5において荷重が加わった部分は薄肉部5bを鉛直下方への最大変位点として撓み(沈み込み)、その最大変位点の周辺の厚肉部5aは最大変位点に向かって下向き傾斜する。この結果、硬質の表面層5であっても、表面層5がつっぱって撓みを抑制するようなことがなく、踏んだところを中心にしなやかに撓み、その近辺のみが沈み込むようなやわらかい感覚を得ることができる。
表面層5にしなやかな可撓性を付与する役割を担う薄肉部5bは、表面層5の表面全体に渡って格子状に形成されているため、すなわち表面層5の表面上縦横に変形の節となる薄肉部5bが偏在することなく分散配置され、床面上のどの部分に荷重がかかっても、変形の方向に指向性が生ずることなく、踏んだところを面上全方位的に違和感なくくぼませることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、浴室の洗い場床に求められる耐久性、堅牢性、耐水性、耐薬品性などのさまざまな性能を十分具備しつつ、踏んだり膝をついたりした際にはその部分がしなやかに撓み、使用者にやわらかい感触を与えることができる。
この結果、使用者がひざをついても痛くないやわらかな感触が得られる。また、床が足になじみ、濡れた足でも滑りにくくできる。さらに、例えば洗面器を床に落としても音が響かない。さらに、使用者が冷たさを感じにくい。
表面層5は、荷重がかかった部分を中心としたその周辺のみがしなやかに撓み、変位が全体におよびにくい。したがって、シーリング材11によってシールされた表面層5の周縁部が引っ張られたり浮き上がったりするのを抑えてシール切れを防止することができる。
厚肉部5aは、荷重が加わった部分が局所的に変形しない程度の厚みを有することでピンスポット荷重に対する強度を確保している。すなわち、風呂椅子やシャンプーラックなどの脚などによって加えられるピンスポット荷重に対しては、厚肉部5aで荷重を受け持ち、厚肉部5aはそのピンスポット荷重に対する十分な強度を有し局所的な変形をしないため、部分的なつぶれやへたりなどを発生させにくくできる。
例えば、クッション層4を発泡体、表面層5をFRPで形成し、薄肉部5bの厚みを0.5mm〜2.0mm、薄肉部5bの幅を3mm以内、厚肉部5aの厚みを3mm〜5mm、島状の1つの厚肉部5aの1辺の長さを20mm以下とした場合に、ピンスポット荷重に対する十分な強度を確保しつつ、踏んだところの周辺のみが効果的に沈み込みようなやわらかさ感を付与することができることが確認できた。
また、本発明者等の検討の結果、環境温度20℃の条件で、厚肉部5a及び薄肉部5bを有する本実施形態に係る表面層5に対して20N/cmの荷重を加えた際の鉛直下方への最大変位点の変位量をaとし、この表面層5と同一材料であって薄肉部5bを有さずに厚肉部5aと同じ厚みの表面層に対して同じ20N/cmの荷重を加えた際の鉛直下方への最大変位点の変位量をbとすると、a/bが、1.1以上であれば、よりやわらかく改善された、と人が認知可能であり、感応評価面で見た場合に有効であるとの知見を得た。この結果は、溝12(薄肉部5b)の有無以外は同一条件の構成で、溝12(薄肉部5b)を形成したもの(本実施形態)の方がたわみ量が10%以上大きいことを示している。
ここで、20N/cmという荷重は、人のかかと、あるいはつま先の面積を30cm程度とし、60kgの体重の人が片足立ちした場合の単位面積あたりの荷重を想定したものであり、実使用時に人が床のやわらかさを感じようとする場面での荷重を想定している。
また、本実施形態では、薄肉部5b(溝12)の幅が厚肉部5aの幅(1辺の長さ)よりも小さいため、表面層5の表面において、厚肉部5aの方が薄肉部5bよりも面積が大きく、荷重が加わった際に優先的に変形させるための切り込み部分(薄肉部5b)には使用者の荷重や外部からの衝撃が直接作用しにくく、表面層5自身の面強度を大きくできる。また、薄肉部5bの表面よりも厚肉部5a表面が上方に配置されるため、使用者の荷重や外部からの衝撃が直接、薄肉部5bに作用しにくく、表面層5自身の面強度を大きくできる。
前述した実施形態では、表面層5における浴室内に露見する表面側から溝12を切り込むことで薄肉部5bを形成したが、よりしなやかな変形をたやすくさせるために、図7に示すように、裏面側からも切り込まれた溝13を形成することで薄肉部5cを形成してもよい。
あるいは、薄肉部5bを設けずに、表面側の薄肉部5cのみの構造としてもよい。ただし、表面層5の面強度を高める観点からは、薄肉部5cが表面側に存在するよりは、溝12を表面側から切り込むことで薄肉部5bが表面層5の裏面側に位置する構造が好ましい。
また、本実施形態では、図3に示すように、使用者に触れることになる厚肉部5aの表面に例えば波形の凹凸が形成されており、滑り止めが図られている。なお、図4〜6を参照して前述したように、最大変位点周辺の厚肉部5aが最大変位点に向かって下向き傾斜するので、足裏の一部が沈み込みように床面と接触し、このことも滑りにくくする。
本発明の実施形態に係る浴室用洗い場床の模式断面図。 図1における要部の拡大断面図。 同洗い場床における表面層の表面の拡大斜視図 同洗い場床に荷重が加わり、クッション層及び表面層が撓んだ状態を示す模式断面図。 図4における要部の拡大図。 同洗い場床に荷重が加わり、表面層が撓んだ状態を示す模式斜視図。 本発明の他の実施形態に係る浴室用洗い場床の要部拡大模式断面図。 第1の比較例に係る浴室用洗い場床の要部拡大模式断面図。 第2の比較例に係る浴室用洗い場床の要部拡大模式断面図。
符号の説明
1…基材層、4…クッション層、5…表面層、5a…厚肉部、5b…薄肉部、5c…薄肉部

Claims (7)

  1. 荷重を支えるための支持基材層と、
    前記支持基材層の上に積層され、弾性変形可能なクッション層と、
    前記クッション層の上に積層され、耐久性を有する表面層と、を備えた浴室用洗い場床であって、
    前記表面層は、強度を確保するための厚肉部と、可撓性を付与するための薄肉部とを有することを特徴とする浴室用洗い場床。
  2. 前記厚肉部は、前記表面層上に荷重が加わった際に、荷重が加わった部分が局所的に変形しない程度の厚みを有していることを特徴とする請求項1記載の浴室用洗い場床。
  3. 前記薄肉部の幅は、前記厚肉部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の浴室用洗い場床。
  4. 環境温度20℃の条件で、前記厚肉部及び前記薄肉部を有する前記表面層に対して20N/cmの荷重を加えた際の鉛直下方への最大変位点の変位量をa、
    前記表面層と同一材料であって前記薄肉部を有さずに前記厚肉部と同じ厚みの表面層に対して同じ20N/cmの荷重を加えた際の鉛直下方への最大変位点の変位量をbとすると、
    a/bは、1.1以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室用洗い場床。
  5. 前記薄肉部は、前記表面層の全体に渡って格子状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室用洗い場床。
  6. 前記表面層上に荷重が加わると、その荷重が加わった部分は前記薄肉部を鉛直下方への最大変位点として撓み、前記最大変位点の周辺の前記厚肉部は前記最大変位点に向かって下向き傾斜することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の浴室用洗い場床。
  7. 前記表面層は、FRP材料から形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の浴室用洗い場床。
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