JP4982136B2 - 管状ドレイン排水溝部材及び管状ドレイン排水床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、管状ドレイン排水溝部材及び管状ドレイン排水床構造に関するものであり、より具体的には、排水路を覆う上蓋部を片側開閉可能とし、前記上蓋部の縁部等を前記排水路の側面等と嵌合可能にすることにより、前記上蓋部が容易に開閉することができ、それ故に、前記排水路に溜まった塵等を除去することが容易である、管状ドレイン排水溝部材に関し、及び、前記管状ドレイン排水溝部材を床材とともに設置し、且つ、ドレイン水を排水可能な、管状ドレイン排水床構造に関する。
従来、マンション等の集合住宅の共通廊下やベランダ等である屋外には、通常、冷暖房機の室外機が設置されており、冷暖房機の室内機及び室外機で発生した水は、ドレインホースによって、屋外へ、ドレイン水として排出されている。
ところで、ドレイン水をそのまま屋外の床面に垂れ流すと、ドレイン水が床面に広がっていくため、ドレイン水の広がった場所に埃や砂等が付着し、床面に、汚れやしみができたりカビが発生したりしていた。また、ドレイン水により床面が濡れることにより、滑りやすくなり、歩行者の転倒事故が発生しやすくなり、安全性の観点からも好ましくなかった。
かかる実態に鑑み、ドレインホースからのドレイン水を排出するための溝状の排水路を設けた、ドレイン排水溝部材が、提供されてきたが、排水路からのドレイン水の漏水が生じやすく、また、排水路へ塵等が溜まりやすく、実用上も美観上の問題点を有していた。
そこで、排水路からの漏水、及び、排水路内の塵等の滞留等の、問題点を解決するため、管状の排水処理用床部材および前記排水処理用床部材における一方の端部近傍に設けられた開口部に、ドレインホースと接続するための連結具を水密的に接合させたことを特徴とする、ドレイン排水溝部材(特許文献1)、廊下用床シートと略等しい厚さを有し、該床シートとともに廊下の床に貼着される、帯状貼着板の、表面に、幅方向の略中央に長手方向に浅溝のドレイン排水路を形成し、縁部を前記床シートの縁部と当接又は接合するようにした、合成樹脂製のドレイン排水溝材において、前記ドレイン排水路に、長手方向に略同一の曲率の曲面形状の小流量用排水路を少なくとも1本形成したことを特徴とする、ドレイン排水溝材(特許文献2)、及び、底壁部の両側縁に側壁部を形成した偏平な溝型材と、この溝型材に脱着自在に被着された蓋材と、から成ることを特徴とする、床用排水材(特許文献3)が、提供されている。
特開2001−289459号公報 特開2003−262035号公報 特開2001−336274号公報
しかしながら、特許文献1に記載のドレイン排水溝部材では、排水路部分が、上蓋部を取り外しできない完全な管状体となっているため、排水路中に塵等が溜まった場合であっても、当該塵等を除去することが非常に困難であり、メンテナンスの観点から改善が求められていた。
また、特許文献2、3に記載のドレイン排水溝部材は、排水路の上蓋部が取り外し可能であり、排水路に溜まった塵等を容易に除去可能であるが、その一方、人の歩行や、車椅子、台車等の車輪を有するものが通過するときに、踏圧や一定方向に加わる力によって、ドレイン水の漏水又は排水路への塵等の浸入の、原因となる、上蓋部のズレが生じたり、場合によっては上蓋部が外れたりすることがあるため、さらなる改善が求められていた。
そこで、本発明は上記問題点を解決したものであり、請求項1記載の発明は、屋外の床下地に設置されて、ドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための長手方向に延びた排水路を有する本体部と、前記排水路を覆うための上蓋部と、からなる管状ドレイン排水溝部材において、前記上蓋部が片側開閉可能に設けられており、前記排水路の側面の上方の延長上の面に、前記上蓋部の開閉可能な側の縁部が嵌合可能な、凹部が設けられていることを特徴とする管状ドレイン排水溝部材を、提供するものである。ここで、本明細書において、凸部とは、本発明の管状ドレイン排水溝部材の長手方向に、連続的又は断続的に設けられた、突起状の部分をいい、凹部とは、本発明の管状ドレイン排水溝部材の長手方向に、連続的又は断続的に設けられた、溝状の部分をいう。また、排水路とは、上蓋部と本体部とによって形成される空間をいう。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の特徴に加え、前記上蓋部の前記縁部と前記凹部とに、互いに横方向に掛止可能な掛止部が、設けられており、前記掛止部は、前記縁部に形成された段部に、前記凹部に形成された凸部が、横方向から掛止するように、構成されていることを特徴とする管状ドレイン排水溝部材を、提供するものである。
また、請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の特徴に加え、前記排水路側面の少なくとも一方から、前記上蓋部の下部に向けて、突起部が形成されていることを特徴とする管状ドレイン排水溝部材を、提供するものである。
また、請求項4記載の発明は、床材と、上記の管状ドレイン排水溝部材と、からなる管状ドレイン排水床構造において、管状ドレイン排水溝部材が床材に隣接するように床面に設置されていることを特徴とする管状ドレイン排水床構造を、提供するものである。尚、本明細書において、床材とは、合成樹脂、石材、又は陶器、からなるタイル、又は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の、熱可塑性樹脂からなるシートをいう。
請求項1記載の本発明のドレイン排水溝部材によれば、排水路の上蓋部が片側開閉可能であるため、排水路にカビや塵等が付着又は溜まった場合でも、前記排水路の塵等を除去することができる。
また、本発明のドレイン排水溝部材では、上蓋部の開閉可能な側の縁部、又は、当該縁部近傍に形成された凸部と、排水路の上縁又は排水路上縁近傍の本体部上面に、形成された凹部とを、嵌合させるため、簡単な構造で容易に蓋部材の開閉可能な側を着脱することができ、メンテナンスの観点から非常に有用である。
また、請求項2記載の本発明のドレイン排水溝部材によれば、上蓋部と本体部とをより安定的に嵌合・閉止することができる。
また、請求項記載の本発明のドレイン排水溝部材によれば、排水路側面から、前記上蓋部の下部に向けて、突起部を形成しているので、上蓋部にかかる踏圧等を有効に支持し、排水路の導水スペースを確保することができる。
さらに、前記突起部を上蓋部の開閉可能な側に設ければ、前記上蓋部を支持することに加え、互いに嵌合・閉止されている上蓋部と本体部との隙間から排水路中のドレイン水が漏れ出すことを有効に防止することができる。
請求項4記載の本発明のドレイン排水床構造によれば、ドレイン排水溝部材の排水路の上蓋部が片側開閉可能であるため、排水路にカビや塵等が付着又は溜まった場合でも、前記排水路の塵等を除去することができる。
また、本発明のドレイン排水床構造によれば、ドレイン排水溝部材の上蓋部の開閉可能な側の縁部と、排水路側面の上方の延長上の面に形成された凹部とを、嵌合させるため、簡単な構造で容易に蓋部材の開閉可能な側を着脱することができ、メンテナンスの観点から非常に有用である。
また、本発明のドレイン排水床構造によれば、ドレイン排水溝部材の排水路側面から、前記上蓋部の下部に向けて、突起部を形成することにより、上蓋部にかかる踏圧等を有効に支持し、排水路の導水スペースを確保することができる。
さらに、ドレイン排水溝部材の前記突起部を、上蓋部の開閉可能な側に設ければ、前記上蓋部を支持することに加え、互いに嵌合・閉止されている上蓋部と本体部との隙間から排水路中のドレイン水が漏れ出すことを有効に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ詳述する。図1は本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の施工状態の斜視図を示す。図1において、管状ドレイン排水溝部材1では、本体部2に設けられた排水路5を覆うための上蓋部3が、片側開閉可能に設けられ、排水路の側面に形成された凹部に、前記開閉可能に設けられた上蓋部の縁部が、嵌合されることにより、固定されている。前記上蓋部3は、前記排水路側面の上方の延長上の面に設けられた凹部から、取り外すことにより、上方に向かって開くことができ、排水路5を露出させることができる。ここで、本明細書において、上蓋部とは、排水路を覆い、管状体の排水路を形成する蓋部分と、当該蓋部分を、嵌合することにより固定するために設けられた部分と、をいう。一方、本体部とは、本発明の管状ドレイン排水溝部材において、上蓋部以外の部分をいう。
図2に本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の断面図を示す。図2に示すように、管状ドレイン排水溝部材21の上蓋部の縁部26が、排水路25の側面延長上の面に設けられた凹部27に、嵌合することにより、固定されている。管状ドレイン排水溝部材21の上蓋部の縁部26と、排水路側面の上方の延長上の面に設けられた前記縁部と嵌合可能な凹部27とは、管状ドレイン排水溝部材21の長手方向全般にわたって、前記上蓋部の縁部26と前記排水路側面の上方の延長上の面に設けられた凹部27とが互いに連続的に嵌合できるようにしてもよい。また、本発明管状ドレイン排水溝部材21の長手方向のうちの一部分を、前記上蓋部の縁部26と前記排水路側面の上方の延長上の面に設けられた凹部27とが互いにに嵌合できるようにしてもよい。
管状ドレイン排水溝部材21は、上蓋部の縁部26を排水路側面の上方の延長上の面に設けられた凹部27から取り外すことにより、上蓋部23を上方に向かって開くことで、排水路25を露出させることができ、前記排水路25に溜まった塵や汚れ等を容易に除去することができる。
また、管状ドレイン排水溝部材21の排水路25の外部側面に、張出部20、20´を設けてもよい。当該張出部20、20´を設けることにより、管状ドレイン排水溝部材21と床材とを貼り合わせる際に、当該床材との隣接部分にシーリング剤を注入したり、或いは、溶接棒等を用いて熱溶接を行ったりすることができ、より安定的に施工することができる。
さらに、管状ドレイン排水溝部材の排水路外部側面に張出部を設ける場合、図1に示すように、双方の排水路外部側面に設けてもよいし、何れか一方の排水路外部側面に設けてもよい。管状ドレイン排水溝部材の排水路外部側面の一方にのみ張出部を設けた実施形態では、例えば、壁面の直近に排水路を設けざるを得ないときに、張出部を壁面側に向けて施工することにより対処することも可能である。
本発明の管状ドレイン排水溝部材は、床材と隣接するように施工されることにより、本発明の管状ドレイン排水床構造を構成する。管状ドレイン排水溝部材と床材との当接部分は、シーリング剤を注入し、又は、溶接棒を用いた熱溶接処理をすることによって、水や塵等の浸入を防止することが好ましい。
また、管状ドレイン排水溝部材は、上記シーリング処理により又は熱溶接処理のみにより、床面に固定することも可能である。また、図2に示すように張出部の裏面に床材を挿設できる形状である場合には、床材を張出部裏面に挿設して接着剤により双方を貼着・固定することもできる。但し、管状ドレイン排水溝部材を安定的に床面に固定する観点から、接着剤により当該管状ドレイン排水溝部材の裏面とを貼着・固定することが好ましい。
また、管状ドレイン排水溝部材に設ける前記張出部の形状としては、図2に示すように、排水路25の外部側面上縁部から張出した形状でもよいし、排水路外部側面中縁部から張出した形状(図示せず)でもよいし、又は、排水路外部側面下縁部から張出した形状(図示せず)でもよいし、さらには、排水路外部側面の全面から張出した形状(図示せず)でもよい。
管状ドレイン排水溝部材を構成する素材としては、上蓋部を開閉し、上蓋部の縁部と排水路に設けられた凹部とを嵌合させることができ、かつ、前記上蓋部縁部と前記凹部とを着脱できるものであれば、特に限定はされないが、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、又はエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂等の、熱可塑性樹脂の他、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂、及びSBR、CR等の、熱可塑性エラストマー、さらには、金属類、セラミクスであってもよい。また、運送時及び施工時の取り扱いの容易性の見地から、可撓性を付与できる素材、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、又はポリ塩化ビニル樹脂、若しくはポリエチレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂とを混合した樹脂や熱可塑性エラストマーを好ましく用いることができる。管状ドレイン排水溝部材を構成する素材は、上蓋部及び本体部がともに同一の素材である必要はなく、各々異なった素材で構成してもよい。
図3に本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の他の一例の断面図を示す。図3の例では、前記上蓋部33が、片側開閉可能に設けられており、前記排水路35の近傍の前記本体部32の上面に、前記上蓋部33の開閉可能な側の前記縁部近傍に形成された凸部37が嵌合可能な凹部36が、設けられている。本形態では、上蓋部33を上方に向かって引くことで、前記上蓋部縁部近傍に形成された凸部37を、本体部32の上面に形成された凹部36から、容易に取り外すことができ、前記凸部37を前記凹部36に嵌合させる際も、前記凹部36が目視しやすいため、双方を容易に嵌合・閉止することができる。
図4に本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の他の一例の断面図を示す。図4の例では、前記上蓋部43が、片側開閉可能に設けられており、前記排水路45の近傍の前記本体部42の上面と、前記排水路45の側面延長上の面とに、凹部46が設けられており、前記上蓋部43の開閉可能な側の前記縁部近傍と、縁部とに、凸部47が設けられている。本形態では、上蓋部43を、2箇所の、凸部47及び凹部46で、各々固定することができるため、上蓋部の安定的固定という観点から好ましい。
図5に本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の他の一例の部分断面図を示す。図5に示すように、管状ドレイン排水溝部材の排水路55の側面の上方延長上の面に形成された凸部57に、上蓋部53の凹部56を有する縁部を、嵌合・閉止するようにしてもよい。本形態では、排水路側面の上方の延長上の面に設けられた凸部57を目視しやすいため、容易に、上蓋部縁部に形成された凹部56と前記凸部57とを嵌合・閉止することができる。
また、図6に本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の他の形態の一例の部分断面図を示す。図6に示すように、上蓋部63の縁部に設けられた凹部66と、本体部62の上面部に設けられた凸部67とを、嵌合・閉止するようにしてもよい。本形態では、本体部62上面に設けられた凸部67を目視しやすいため、容易に、上蓋部縁部に形成された凹部66と前記凸部67とを嵌合・閉止することができる。
また、本発明の管状ドレイン排水溝部材では、図7に一例として示すように、排水路側面から、上蓋部の下部を支持するように、突起部を形成してもよい。前記突起部78、78´は、管状ドレイン排水溝部材の長手方向に、連続的に設けてもよいし、部分的に設けてもよい。本実施形態では、上蓋部73に踏圧等の上からの圧力がかかっても、前記突起部78、78´が上蓋部73を支持するため、上蓋部73の踏圧等による変形を最小限に抑え、排水路75におけるドレイン水の円滑な導水を確保することができる。
また、前記上蓋部73の開閉可能な側に設けられた突起部78は、上蓋部73の支持・補強効果を奏するほか、ドレイン水が排水路75に大量に流れても、ドレイン水が上蓋部73と本体部72との嵌合部分から漏れ出すことを有効に防止することができる。
また、図7に示すように、前記突起部は、排水路の両側面に設けてもよいし、何れか一方の側にのみ設けてもよいが、踏圧等による上からの圧力による上蓋部の変形の防止という観点から、排水路の両側面に設けることが好ましく、また、前記上蓋部と本体部との嵌合部分からのドレイン水の漏れの防止という観点から、前記上蓋部と本体部との嵌合部分側に設けることが好ましい。
本発明の管状ドレイン排水溝部材の他の実施形態として、前記上蓋部の開閉可能な側の縁部と嵌合可能な凹部とに、互いに掛止可能な掛止部を、設けてもよい。図8に本実施形態の一例の部分断面図を示す。図8に示すように、上蓋部83の着脱可能な縁部87と凹部86とに、互いに掛止可能な掛止部T8が設けられている。当該掛止部T8により、上蓋部83と本体部82とをより安定的に嵌合・閉止することができる。
さらに、本発明の管状ドレイン排水溝部材の他の実施形態として、前記上蓋部及び/又は本体部が二以上の層から構成されていることが、機能性付与の観点から好ましい(図示せず)。
上蓋部においては、例えば、上からの踏圧等に対する耐性を向上させることを目的として、上蓋部表面に、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、さらには、アルミニウムからなる硬い層を、設けることもできる。
また、例えば、上蓋部の耐磨耗性を向上させることを目的として、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム等の熱可塑性エラストマー層や、熱可塑性樹脂の樹脂含有率の高い層を、上蓋部の表面に設けてもよい。
さらには、例えば、上蓋部表面に防滑性を付与することを目的として、上蓋部表面に、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂からなるチップ、又は、ガラスチップ、を含有し、且つ、表面から露出した層を、設けてもよい。また、上記機能性の他、印刷層等を本発明の管状ドレイン排水溝部材の表面に設けることにより、意匠付与の自由度及び意匠性の、向上という効果を、奏することができる。
また、本体部においては、例えば、ドレイン水の導水性を向上させることを目的として、排水路の表面に界面活性剤を含む層を設けることにより、表面張力を低下させ、ドレイン水の導水性を向上させることもできる。
さらに、本発明の管状ドレイン排水溝の他の実施形態として、前記上蓋部の、長手方向に、表面及び/又は裏面に、屈曲溝を設けてもよい。図9に当該実施形態の一例の縦断面図を示す。図9に示すように、上蓋部93に屈曲溝99を設けることにより、上蓋部93の屈曲が容易になり、上蓋部縁部97を、排水路上縁に形成された凹部96から取り外す作業が非常にやりやすくなる。
また、本実施形態においては、屈曲溝を、上蓋部の裏面のみならず、表面に設けてもよいし、上蓋部の表面及び裏面の双方に設けてもよい。
本発明の管状ドレイン排水溝部材は、上蓋部が開閉可能であることから、塵等が溜まりやすい排水路のメンテナンス等が容易かつ可能となるため、産業上の利用価値はきわめて高い
ものである。
本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の施工状態の斜視図を示す。 本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の断面図を示す。 本発明の参考例であるドレイン排水溝部材の他の形態の一例の断面図を示す。 本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の上蓋部が片側開閉可能に設けられ、前記排水路の近傍の前記本体部の上面と前記排水路の側面延長上の面とに、凹部が設けられ、上蓋部の開閉可能な側の前記縁部近傍と縁部とに、凸部が設けられた、一例の断面図を示す。 排水路側面の上方延長上の面に形成された凸部に、上蓋部の凹部を有する縁部を、嵌合・閉止するようにした、本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の一例の部分断面図を示す。 上蓋部の縁部に設けられた凹部に、本体部の上面部に設けられた凸部を、嵌合・閉止するようにした、本発明の参考例である管状ドレイン排水溝部材の一例の部分断面図を示す。 排水路側面から、上蓋部の下部を支持するように形成された、突起部を、有する、本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の断面図を示す。 上蓋部の開閉可能な側の縁部と嵌合可能な凹部とに、互いに掛止可能な掛止部を設けた、本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の部分断面図を示す。 上蓋部に屈曲溝を設けた、本発明の管状ドレイン排水溝部材の一例の断面図を示す。
1、21、31、41、51、61、71、81、91:管状ドレイン排水溝部材
2、22、32、42、52、62、72、82、92:本体部
3、23、33、33´、43、43´、53、63、73、83、93、:上蓋部
4、4´:床材
5、25、35、45、55、65、75、85、95:排水路
20、20´、30、30´、40、40´、50、60、70、70´、80、90、
90´:張出部
26、36、46、76、86、96:凹部(本体部)
57、67:凸部(本体部)
27、77、87、97:上蓋部縁部
56、66:凹部(上蓋部)
78、78´:突起部
99:屈曲溝
T8:掛止部

Claims (4)

  1. 屋外の床下地に設置されて、ドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための長手方向に延びた排水路を有する本体部と、前記排水路を覆うための上蓋部と、からなる管状ドレイン排水溝部材において、
    前記上蓋部が片側開閉可能に設けられており、
    前記排水路の側面の上方の延長上の面に、前記上蓋部の開閉可能な側の縁部が嵌合可能な、凹部が設けられていることを特徴とする管状ドレイン排水溝部材。
  2. 前記上蓋部の前記縁部と前記凹部とに、互いに横方向に掛止可能な掛止部が、設けられており、前記掛止部は、前記縁部に形成された段部に、前記凹部に形成された凸部が、横方向から掛止するように、構成されていることを特徴とする請求項1記載の管状ドレイン排水溝部材。
  3. 前記排水路側面の少なくとも一方から、前記上蓋部の下部に向けて、突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管状ドレイン排水溝部材。
  4. 床材と、請求項1〜3の何れか一つの管状ドレイン排水溝部材と、からなる管状ドレイン排水床構造において、管状ドレイン排水溝部材が床材に隣接するように床面に設置されていることを特徴とする管状ドレイン排水床構造。
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