JP2015113607A - 止水目地材及び浴室床パンの止水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、浮き上がりを確実に防止できる、止水目地材を提供することにある。また、本発明は、この止水目地材を用いて床パンと壁パネルあるいはドア枠との当接部を止水した浴室床パンの止水構造の提供を目的とする。【解決手段】本発明は、浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは浴室ユニットの洗い場床パンとドア枠との隙間を塞ぐ止水目地材において、幅方向一端を隙間の外側の洗い場床パンに、幅方向他端を隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠にそれぞれ当接させ、隙間を防水する帯板状の頭部と、頭部の片面幅方向中央側から突出した差込片を有し、該差込片の先端側に隙間の最狭部よりも肉厚の横断面涙滴形状の差込先端部を有し、この差込先端部の厚さ方向一方に隙間の内側に面する壁パネル下端部またはドア枠下端部と係合する係合ヒレを備えたことを特徴とする止水目地材。【選択図】図1
Description
本発明は、浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルあるいはドア枠との当接部分を止水する止水目地材及び該止水目地材を用いた浴室床パンの止水構造に関する。
ユニットバスを構成する浴室ユニットは、短期間で浴室を施工することを目的として考え出されたものであり、図1に例示するように浴室ユニットAは、洗い場床パンA1、浴槽A2、エプロンA3、フレームA4、壁パネルA5、ドア枠A6(ドア)、天井パネルA7等の各部材を予め工場等において成形し、施工現地にてこれらの部材を組み立てて構成されるものである。
洗い場床パンA1と壁パネルA5及びドア枠A6の間は、これらの当接部を覆うようにコーキング剤を充填する方法や、当接部に隙間を設けて目地材を打ち込む方法などで、隙間からの水の浸入を防いでいる。
当接部隙間から水の浸入を防ぐ方法として、シリコーン等のコーキング剤を使用する場合、清掃作業、マスキング作業、充填作業、仕上げ作業等の各工程が発生し、完了した後にコーキング剤が硬化するまで養生する時間が必要となる。また、美観を損ねないコーキングを行うには、熟練の技術を必要とする。
当接部隙間から水の浸入を防ぐ方法として、シリコーン等のコーキング剤を使用する場合、清掃作業、マスキング作業、充填作業、仕上げ作業等の各工程が発生し、完了した後にコーキング剤が硬化するまで養生する時間が必要となる。また、美観を損ねないコーキングを行うには、熟練の技術を必要とする。
シリコーン等によるコーキング方法の問題点を解決するために、下記特許文献1の図2及び、図3に開示されている技術では、床パンの上面に壁パネル及びドア枠を載置する間に、それぞれの形状や設置個所に合わせた複数形状のジョイナー及びジョイントケースを配置し、床パンと壁パネル及びドア枠との隙間に上方より止水目地を挿入し、ジョイナーの係合部に止水目地の係止部を係止して、止水目地の欠点である浮き上がり防止を図る技術が開示されている。
しかし、コーキング作業では、作業完了までに多くの工程と労力そして時間が必要であり、更に施工者の熟練度合により仕上がりや止水性能にばらつきがでる等の問題点があった。
また、特許文献1に記載の構造は、当接部表面のコーキング作業を省略することができるが、止水目地材を係止するため、壁パネル側ジョイナーとドア枠側ジョイナーの2種類のジョイナーと複数のジョイントケースが必要であり、部品点数の増加は材料費、管理費、金型費及び施工費のコストアップを招く問題点があった。
更に、特許文献1に記載の構造は、各ジョイナー及び複数のジョイントケースを使い分けて設置し、また各部材との組合せや嵌合を確実に行う必要があり、施工手順の煩雑化を招く問題点があった。
また、特許文献1に記載の構造は、当接部表面のコーキング作業を省略することができるが、止水目地材を係止するため、壁パネル側ジョイナーとドア枠側ジョイナーの2種類のジョイナーと複数のジョイントケースが必要であり、部品点数の増加は材料費、管理費、金型費及び施工費のコストアップを招く問題点があった。
更に、特許文献1に記載の構造は、各ジョイナー及び複数のジョイントケースを使い分けて設置し、また各部材との組合せや嵌合を確実に行う必要があり、施工手順の煩雑化を招く問題点があった。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みなされたものであって、浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルあるいはドア枠との当接部を止水する止水目地材を、係止するための部材を別途設けることなく係止できるとともに、浮き上がりを確実に防止できる、止水目地材を提供することにある。また、本発明は、この止水目地材を用いて壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンとの当接部を止水した浴室床パンの止水構造の提供を目的とする。
本発明は、前記課題を解決する手段として、以下の構成を有する。
(1)本発明は、浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記浴室ユニットの洗い場床パンとドア枠との隙間を塞ぐ止水目地材において、幅方向一端を前記隙間の外側の洗い場床パンに、幅方向他端を前記隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠にそれぞれ当接させ、前記隙間を防水する帯板状の頭部と、前記頭部の片面幅方向中央側から突出した差込片を有し、該差込片の先端側に前記隙間の最狭部よりも肉厚の横断面涙滴形状の差込先端部を有し、この差込先端部の厚さ方向一方に前記隙間の内側に面する壁パネル下端部またはドア枠下端部と係合する係合ヒレを備えたことを特徴とする。
(1)本発明は、浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記浴室ユニットの洗い場床パンとドア枠との隙間を塞ぐ止水目地材において、幅方向一端を前記隙間の外側の洗い場床パンに、幅方向他端を前記隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠にそれぞれ当接させ、前記隙間を防水する帯板状の頭部と、前記頭部の片面幅方向中央側から突出した差込片を有し、該差込片の先端側に前記隙間の最狭部よりも肉厚の横断面涙滴形状の差込先端部を有し、この差込先端部の厚さ方向一方に前記隙間の内側に面する壁パネル下端部またはドア枠下端部と係合する係合ヒレを備えたことを特徴とする。
(2)本発明は、先に記載の止水目地材において、前記頭部と前記係合ヒレとの間に、前記係合ヒレ突出方向に設けた1以上の外側ヒレと、前記係合ヒレ突出方向と反対方向に設けた1以上の内側ヒレを設けたことを特徴とする。
(3)本発明は、先に記載の止水目地材において、前記隙間に前記差込片を挿入時、圧縮挿入された前記内側ヒレの最大厚さと圧縮挿入された前記外側ヒレの最大厚さが略等しいか、圧縮挿入された前記内側ヒレの最大厚さより、圧縮挿入された前記外側ヒレの最大厚さが大きいことを特徴とする。
(4)本発明は、先のいずれかに記載の止水目地材において、前記頭部が、前記洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記洗い場床パンとドア枠との隙間に沿って延在される熱可塑性樹脂からなる帯板状の頭芯部と、この頭芯部の外面に一体化されて該頭芯部の幅方向両側に延出され、前記頭芯部よりも軟質の頭部ヒレ部材を備えてなることを特徴とする。
(3)本発明は、先に記載の止水目地材において、前記隙間に前記差込片を挿入時、圧縮挿入された前記内側ヒレの最大厚さと圧縮挿入された前記外側ヒレの最大厚さが略等しいか、圧縮挿入された前記内側ヒレの最大厚さより、圧縮挿入された前記外側ヒレの最大厚さが大きいことを特徴とする。
(4)本発明は、先のいずれかに記載の止水目地材において、前記頭部が、前記洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記洗い場床パンとドア枠との隙間に沿って延在される熱可塑性樹脂からなる帯板状の頭芯部と、この頭芯部の外面に一体化されて該頭芯部の幅方向両側に延出され、前記頭芯部よりも軟質の頭部ヒレ部材を備えてなることを特徴とする。
(5)本発明の浴室床パンの止水構造は、浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記浴室ユニットの洗い場床パンとドア枠との隙間が止水目地材により止水された浴室床パンの止水構造において、前記止水目地材が、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の止水目地材からなり、前記止水目地材が、前記頭部の幅方向一側を前記隙間の外側の洗い場床パンに沿わせ、前記頭部の幅方向他端を前記隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠に沿わせ、前記差込先端部を前記隙間に挿入するとともに、前記係合ヒレを前記隙間の内側に面する壁パネルの下端部またはドア枠下端部と係合させて設けられたことを特徴とする。
(6)本発明は、先に記載の浴室床パンの止水構造において、前記止水目地材の頭部が、前記洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記洗い場床パンとドア枠との隙間に沿って延在される熱可塑性樹脂からなる帯板状の頭芯部と、この頭芯部の外面に一体化されて該頭芯部の幅方向両側に延出され、前記頭芯部よりも軟質の頭部ヒレ部材とからなることを特徴とする。
(7)本発明は、先に記載の浴室床パンの止水構造において、前記洗い場床パン端部側に凹部が形成され、該凹部上に前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部が設置され、前記凹部の内側面と前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部との間に第1の隙間が形成され、前記凹部の内底面と前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部との間に第2の隙間が形成されるとともに、前記係合ヒレが前記第2の隙間に挿入されて前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部に係合されたことを特徴とする。
(7)本発明は、先に記載の浴室床パンの止水構造において、前記洗い場床パン端部側に凹部が形成され、該凹部上に前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部が設置され、前記凹部の内側面と前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部との間に第1の隙間が形成され、前記凹部の内底面と前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部との間に第2の隙間が形成されるとともに、前記係合ヒレが前記第2の隙間に挿入されて前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部に係合されたことを特徴とする。
本発明によれば、止水目地材を壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンの当接部分の隙間に係止することで、別途係合部材を設ける必要なく係り止めできるので、部品削減によるコストダウン及び施工の簡素化を図ることができる。
差込片先端側の横断面涙滴型の差込先端部を前記隙間の最狭部を介し隙間の内側に挿入することで止水目地材の抜け止めとすることができ、壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンの隙間部分において浮き上がりを生じない止水性能の良好な止水目地材を提供することができる。
また、浮き上がりを生じないため、帯板状の頭部を壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンにそれぞれ密着させることができ、壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンの当接部分の隙間を確実に止水し、止水性能の良好な止水目地材を提供することができる。
更に、止水目地材の差込片先端部に設けた係合ヒレを壁パネル下端部あるいはドア枠の下端部に係合させて抜け止めすることにより、浮き上がりを生じ難い止水性能のより良好な止水目地材を提供することができる。
差込片先端側の横断面涙滴型の差込先端部を前記隙間の最狭部を介し隙間の内側に挿入することで止水目地材の抜け止めとすることができ、壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンの隙間部分において浮き上がりを生じない止水性能の良好な止水目地材を提供することができる。
また、浮き上がりを生じないため、帯板状の頭部を壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンにそれぞれ密着させることができ、壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンの当接部分の隙間を確実に止水し、止水性能の良好な止水目地材を提供することができる。
更に、止水目地材の差込片先端部に設けた係合ヒレを壁パネル下端部あるいはドア枠の下端部に係合させて抜け止めすることにより、浮き上がりを生じ難い止水性能のより良好な止水目地材を提供することができる。
本発明において、外側ヒレと内側ヒレを設けることで壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンの当接部分の隙間に外側ヒレと内側ヒレを挟み込むことができ、止水性を更に高めることができる。
本発明において、外側ヒレを内側ヒレよりも小さく形成し、隙間に止水目地材の差込先端部を押し込んで各ヒレを挟み込んだ場合、大きな内側ヒレにより押圧して差込片を小さな内側ヒレ側に傾斜させることができる。この結果として、隙間の奥側に傾斜した状態で差込先端部を挿入させ、係合ヒレを壁パネル下端部側あるいはドア枠下端部側に確実に押し付けるように傾斜させて係合ヒレによる係止力を高めることができる。このため、浮き上がりを生じ難い、止水性能の良好な止水目地材とすることができる。
本発明において、外側ヒレを内側ヒレよりも小さく形成し、隙間に止水目地材の差込先端部を押し込んで各ヒレを挟み込んだ場合、大きな内側ヒレにより押圧して差込片を小さな内側ヒレ側に傾斜させることができる。この結果として、隙間の奥側に傾斜した状態で差込先端部を挿入させ、係合ヒレを壁パネル下端部側あるいはドア枠下端部側に確実に押し付けるように傾斜させて係合ヒレによる係止力を高めることができる。このため、浮き上がりを生じ難い、止水性能の良好な止水目地材とすることができる。
本発明において、止水目地材の頭部を帯板状の頭芯部とその幅方向両側に延出される頭部ヒレ部材から構成することで、頭部の一側の頭部ヒレ部材を隙間の外側の洗い場床パンに押し付けて密着させ、頭部の他側の頭部ヒレ部材を隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠に押し付けて密着させることにより、壁パネルあるいはドア枠と、洗い場床パンとの隙間を良好な止水性でもって閉じることができる。
上述の止水目地材を用いて壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンとの隙間を止水することにより、壁パネルあるいはドア枠と洗い場床パンとの隙間を確実に止水した浴室床パンの止水構造を提供できる。また、上述の止水目地材により別途係合部材を設けることなく係り止めできるので、部品削減によるコストダウン及び施工の簡略化をなし得た浴室床パンの止水構造を提供できる。
「第1の実施形態」
以下、本発明の実施形態を挙げて本発明の詳細を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を説明する浴室ユニットの斜視図である。浴室ユニットAは、SMC(シートモールディングコンパウンド)成形法により製作した洗い場床パンA1と、同じくSMC成形法により製作した浴槽A2を隣接配置し、射出成形法により製作したエプロンA3を介し接続している。
洗い場床パンA1と浴槽A2の周囲には、所定の間隔に立設された複数の壁フレームA4が立設され、鋼板パネルの表面に加飾を施した複数枚の壁パネルA5とアルミ押し出し材を組み立てたドア枠A6を、壁フレームA4に設置しており、これらの壁パネルA5の上に天井パネルA7を載せて浴室ユニットAが構成されている。
以下、本発明の実施形態を挙げて本発明の詳細を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を説明する浴室ユニットの斜視図である。浴室ユニットAは、SMC(シートモールディングコンパウンド)成形法により製作した洗い場床パンA1と、同じくSMC成形法により製作した浴槽A2を隣接配置し、射出成形法により製作したエプロンA3を介し接続している。
洗い場床パンA1と浴槽A2の周囲には、所定の間隔に立設された複数の壁フレームA4が立設され、鋼板パネルの表面に加飾を施した複数枚の壁パネルA5とアルミ押し出し材を組み立てたドア枠A6を、壁フレームA4に設置しており、これらの壁パネルA5の上に天井パネルA7を載せて浴室ユニットAが構成されている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る止水目地材Bの横断面図である。第1実施形態の止水目地材Bの材質は、塩化ビニール、ABS樹脂、ポリプロピレン、エラストマー等の熱可塑性樹脂からなり、例えば押し出し成形法によって成形されたものである。
図2において、第1実施形態である止水目地材Bは、洗い場床パンA1と壁パネルA5及びドア枠A6の隙間を塞ぐための軟質材で成形された帯板状の頭部B1と、この頭部B1の片面幅方向中央側に突出形成された硬質材で成形された帯板状の差込片B2を有している。この実施形態では図2に示すように頭部B1と差込片B2は横断面略T字型をなすように一体化されている。
頭部B1は、熱可塑性樹脂の硬質材から形成された横断面尾ひれ型の頭芯部B11の両側面と上面に被さるように頭部ヒレ部材B12が一体化されている。この頭部ヒレ部材B12は、頭芯部B11の幅方向中央部外面側に被さるように一体化された基部を有し、該基部の幅方向両端側に延出されて前記頭芯部B11の左右両側にそれぞれ延出形成された端縁部B13を有する。
頭芯部B11の幅方向中央部外面(下面)側に所定厚さ、所定長さの差込片B2が延出形成され、この差込片B2の先端側に横断面ティアドロップ形状(涙滴形状あるいは鏃形状)の差込先端部B3が形成されている。差込先端部B3の先端側は先窄まり形状の案内部B31が形成されている。
頭部B1は、熱可塑性樹脂の硬質材から形成された横断面尾ひれ型の頭芯部B11の両側面と上面に被さるように頭部ヒレ部材B12が一体化されている。この頭部ヒレ部材B12は、頭芯部B11の幅方向中央部外面側に被さるように一体化された基部を有し、該基部の幅方向両端側に延出されて前記頭芯部B11の左右両側にそれぞれ延出形成された端縁部B13を有する。
頭芯部B11の幅方向中央部外面(下面)側に所定厚さ、所定長さの差込片B2が延出形成され、この差込片B2の先端側に横断面ティアドロップ形状(涙滴形状あるいは鏃形状)の差込先端部B3が形成されている。差込先端部B3の先端側は先窄まり形状の案内部B31が形成されている。
案内部B31を構成する2つの斜面の内の一方には、壁パネルA5及びドア枠A6と係合するための、軟質材で成形された横断面三角型の係合ヒレB4が形成されている。この係合ヒレB4は図2に示すように案内部B31の一方の斜面から案内部31の外側に向けて案内部B31から離れる程、頭芯部B11側に近づくように傾斜されている。即ち、係合ヒレB4は、差込先端部B3の厚さ方向一方に突出形成されている。
また、頭芯部B11と差込先端部B3の間の差込片B2の側面に、軟質材で成形された防水用の外側ヒレB5と内側ヒレB6が形成されている。この実施形態において外側ヒレB5は差込片B2に対し係合ヒレB4と同じ側に突出形成され、差込片B2に対し反対側に内側ヒレB6が突出形成されている。
また、頭芯部B11と差込先端部B3の間の差込片B2の側面に、軟質材で成形された防水用の外側ヒレB5と内側ヒレB6が形成されている。この実施形態において外側ヒレB5は差込片B2に対し係合ヒレB4と同じ側に突出形成され、差込片B2に対し反対側に内側ヒレB6が突出形成されている。
これらのヒレB5、B6は、差込片B2の先端側であって差込先端部B3の付け根の部分から差込片B2の外側に斜めに延出するように形成され、外側ヒレB5はその先端部B51を頭部B1の幅方向一方の端縁部B13に接近させるように、内側ヒレB6はその先端部B61を頭部B1の幅方向他方の端縁部B13に接近させるようにそれぞれ延出されている。
外側ヒレB5と内側ヒレB6において差込片B2に接続する接続縁B52と接続縁B62の接続幅は同等であり、外側ヒレB5と内側ヒレB6の大きさ(突出長さ)は、外側ヒレB5の突出長さ(a)に比べ、内側ヒレB6の突出長さ(b)が大きく(長く)形成されている。
また、係合ヒレB4において案内部B31の斜面に接続する接続縁B42の幅は先の接続縁B52、B62と同等である。また、係合ヒレB4の突出長さ(c)に対して外側ヒレB5の長さ(大きさ)は、同等もしくは小さく形成されている。
以上説明の外側ヒレB5と内側ヒレB6の大きさの関係は、換言すると、図5を基に後述するように、壁パネルA5の下端部と洗い場床パンA1との間に形成される当接部隙間C5に止水目地材Bの差込片B2を挿入時、隙間に圧縮挿入された内側ヒレB5の最大厚さより隙間に圧縮挿入された外側ヒレB6の最大厚さが大きいことを意味する。
外側ヒレB5と内側ヒレB6において差込片B2に接続する接続縁B52と接続縁B62の接続幅は同等であり、外側ヒレB5と内側ヒレB6の大きさ(突出長さ)は、外側ヒレB5の突出長さ(a)に比べ、内側ヒレB6の突出長さ(b)が大きく(長く)形成されている。
また、係合ヒレB4において案内部B31の斜面に接続する接続縁B42の幅は先の接続縁B52、B62と同等である。また、係合ヒレB4の突出長さ(c)に対して外側ヒレB5の長さ(大きさ)は、同等もしくは小さく形成されている。
以上説明の外側ヒレB5と内側ヒレB6の大きさの関係は、換言すると、図5を基に後述するように、壁パネルA5の下端部と洗い場床パンA1との間に形成される当接部隙間C5に止水目地材Bの差込片B2を挿入時、隙間に圧縮挿入された内側ヒレB5の最大厚さより隙間に圧縮挿入された外側ヒレB6の最大厚さが大きいことを意味する。
第1実施形態の止水目地材Bは、その全体を硬質及び、半硬質、軟質になるような樹脂でも成形できる。また、本実施形態のように、頭芯部B11、差込片B2、差込先端部B3は硬質樹脂から形成し、係合ヒレB4、外側ヒレB5、内側ヒレB6は前記硬質樹脂よりも軟質の軟質樹脂から形成するなど、異なる素材、異なる硬度の樹脂を組み合わせるなどの変形が可能である。
図3は、第1実施形態の止水目地材Bを設置する前の洗い場床パンA1と壁パネルA5との当接部分(接合部分)の概略断面図である。
洗い場床パンA1の周縁部分のうち、エプロンA3の接続側を除く3方向の周縁部分に凹型の折曲部A20を形成することにより、上向きの溝C1が形成されている。洗い場床パンA1の周縁の溝C1の中には、発泡ウレタン製の防水パッキンC2が貼り付けられ、防水パッキンC2の上に壁パネルA5が設置されている。
この例の壁パネルA5は、加飾した表面板A50をパネルの表面側(浴室内面側)に備えて構成され、表面板A50の下端部は壁パネルA5の下端部において壁パネルA5の底面側に一部回り込むように折り曲げられ、折曲部A55が形成されている。
洗い場床パンA1の周縁部分のうち、エプロンA3の接続側を除く3方向の周縁部分に凹型の折曲部A20を形成することにより、上向きの溝C1が形成されている。洗い場床パンA1の周縁の溝C1の中には、発泡ウレタン製の防水パッキンC2が貼り付けられ、防水パッキンC2の上に壁パネルA5が設置されている。
この例の壁パネルA5は、加飾した表面板A50をパネルの表面側(浴室内面側)に備えて構成され、表面板A50の下端部は壁パネルA5の下端部において壁パネルA5の底面側に一部回り込むように折り曲げられ、折曲部A55が形成されている。
防水パッキンC2は壁パネルA5の重みにより圧縮されるが、完全には圧縮されず、溝C1の浴室内側下部に係合部隙間C3が発生する。溝C1において壁パネルA5の外側には、射出成形にて成形された樹脂製硬質材の突き当てブロックC4が設置されており、壁パネル5の下端部と、溝C1において内部内側縁A11との間に当接部隙間C5が形成され、この当接部隙間C5が一定以上、容易に開かないように突き当てブロックC4により位置規制されている。
突き当てブロックC4は、洗い場床パンA1の折曲部A20の外側縁に係合する鉤部C41を有し、この鉤部C41から溝C1の内部外側縁A21に挿入される下向きの係止片C42が形成され、この係止片C42の内側に上向きに延出する突き当て辺C43が形成されている。この突き当て辺C43は、壁パネルA5の下端部の外面側(裏面側)に当接して壁パネルA5の表面側(浴室内側)の位置と洗い場床パンA1の溝C1の内部内側縁A11との間に当接部隙間C5を規定するために設けられている。
図4は第1実施形態における止水目地材Bの打ち込み時(装着時)の壁パネルA5の動きを表した概略断面図である。
止水目地材Bの差込片B2の先端の涙滴型の差込先端部B3は、当接部隙間C5より若干肉厚であり、差込先端部B3を当接部隙間C5に押し込むと壁パネルA5を浴室ユニットの外側に押し広げる。さらに押し込みを進めると、差込先端部B3が当接部隙間C5の最狭部C51を通過して係合部隙間C3に到達する。
すると、差込先端部B3に備えられた係合ヒレB4が溝C1の内部で外側に開いて、壁パネルA5の下端部のコーナー部分を捉え、差込先端部B3を係止する。即ち、差込先端部B3が当接部隙間C5の最狭部C51を通過して係合部隙間C3に達すると、溝C1の内部側において係合ヒレB4が自身の弾性力で戻り、係合ヒレB4が、より深く壁パネルA5の下側に入り込むこととなり、強固に壁パネルA5の下端部コーナー部分を捉え、係合することになる。また、差込先端部B3により寄せられていた壁パネルA5が元の位置に戻る力で、外側ヒレB5と内側ヒレB6が、当接部隙間C5の部分で圧縮され、確実に密着し、止水目地材3による隙間部分の良好な止水性を確保できるようになっている。
止水目地材Bの差込片B2の先端の涙滴型の差込先端部B3は、当接部隙間C5より若干肉厚であり、差込先端部B3を当接部隙間C5に押し込むと壁パネルA5を浴室ユニットの外側に押し広げる。さらに押し込みを進めると、差込先端部B3が当接部隙間C5の最狭部C51を通過して係合部隙間C3に到達する。
すると、差込先端部B3に備えられた係合ヒレB4が溝C1の内部で外側に開いて、壁パネルA5の下端部のコーナー部分を捉え、差込先端部B3を係止する。即ち、差込先端部B3が当接部隙間C5の最狭部C51を通過して係合部隙間C3に達すると、溝C1の内部側において係合ヒレB4が自身の弾性力で戻り、係合ヒレB4が、より深く壁パネルA5の下側に入り込むこととなり、強固に壁パネルA5の下端部コーナー部分を捉え、係合することになる。また、差込先端部B3により寄せられていた壁パネルA5が元の位置に戻る力で、外側ヒレB5と内側ヒレB6が、当接部隙間C5の部分で圧縮され、確実に密着し、止水目地材3による隙間部分の良好な止水性を確保できるようになっている。
また、差込片B2を当接部隙間C5に押し込むことにより、頭部B1の一方の端縁部B13が図4、図5に示すように撓みつつ壁パネルA5の下端部に押し付けられるとともに、他方の端縁部B13が撓みつつ洗い場床パンA1に押し付けられる。このため、当接部隙間C5の開口側を頭部B1により良好に止水することができ、浴室内部側において水を使用しても当接部隙間C5側に水が浸入しない良好な止水性を得ることができる。
図5は、第1実施形態における壁パネルA5と洗い場床パンA1との当接部分において、止水目地材3を挿入した後の納まり断面を示す図である。また、壁パネルA5は溝C1上の防水パッキンC2を表面板A50の折曲部A55を介し自重で押し込むようにして洗い場床パン1の折曲部A20上に設置されている。
当接部隙間C5の部分に挿入された止水目地材Bにおいて、外側ヒレB5と、内側ヒレB6が圧縮されているが、外側ヒレB5よりも内側ヒレB6のほうが長く厚く形成されているので、止水目地材Bの差込片B2は全体的に壁パネルA5側に押し付けられる形となる。
即ち、当接部隙間C5に止水目地材Bの差込片B2を挿入時、圧縮挿入された内側ヒレB5の最大厚さ(差込片B2の長さ方向に沿って圧縮されて隙間に存在する内側ヒレB5のうち、最も厚い部分の厚さ)より圧縮挿入された外側ヒレB6の最大厚さ(差込片B2の長さ方向に沿って圧縮されて隙間に存在する外側ヒレB6のうち、最も厚い部分の厚さ)が大きいので、止水目地材Bの差込片B2は全体的に壁パネルA5側に押し付けられる形となる。
当接部隙間C5の部分に挿入された止水目地材Bにおいて、外側ヒレB5と、内側ヒレB6が圧縮されているが、外側ヒレB5よりも内側ヒレB6のほうが長く厚く形成されているので、止水目地材Bの差込片B2は全体的に壁パネルA5側に押し付けられる形となる。
即ち、当接部隙間C5に止水目地材Bの差込片B2を挿入時、圧縮挿入された内側ヒレB5の最大厚さ(差込片B2の長さ方向に沿って圧縮されて隙間に存在する内側ヒレB5のうち、最も厚い部分の厚さ)より圧縮挿入された外側ヒレB6の最大厚さ(差込片B2の長さ方向に沿って圧縮されて隙間に存在する外側ヒレB6のうち、最も厚い部分の厚さ)が大きいので、止水目地材Bの差込片B2は全体的に壁パネルA5側に押し付けられる形となる。
また、同様に外側ヒレB5、内側ヒレB6の大きさ、厚さ、長さの違いにより、止水目地材Bは斜めに傾いた納まりとなる。これにより、壁パネルA5の下端部のコーナー部分と係合している係合ヒレB4は、より深く壁パネルA5の下に入り込むことなり、他に係止部材を設けることなく強固に係止されて、容易に抜けず、止水目地材Bの浮き上がりを防止できるようになっている。また、係合ヒレB4の先端縁は溝C1内において防水パッキンC2の一部に部分的に重なるように延在されるので、この構造により止水性もより良好となる。
外側ヒレB5と内側ヒレB6は、それらの基端部側でいずれも差込片B2に一体化されて上向きに延出され、それらの両側を内部内側縁A11と内部外側縁A21で挟んでいるので、仮に、外側ヒレB5と内側ヒレB6を下向きとした構造よりも、確実な止水ができる。
外側ヒレB5と内側ヒレB6は、それらの基端部側でいずれも差込片B2に一体化されて上向きに延出され、それらの両側を内部内側縁A11と内部外側縁A21で挟んでいるので、仮に、外側ヒレB5と内側ヒレB6を下向きとした構造よりも、確実な止水ができる。
「第2実施形態」
図6はドア枠A6と洗い場床パンA1との接合部分において、止水目地材3を挿入した後の納まり断面を示す概略図である。
ドア枠A6は、レール部A61を備えた本体部A62と、この本体部A62の一側から横向き(浴室内側向き)に延出された延出片A63の先端側を洗い場床パンA1側に接合した構造である。また、ドア枠A6は本体部A62の両側に縦枠A66を備え、縦枠A66の上方に上枠を備えて矩形枠状に形成されているが、図6ではドア枠A6の底部側の一部分のみを部分断面として示している。
延出片A63の先端側には下向きにL字状に延出された先端部A64が形成され、この先端部A64が先の第1実施形態の壁パネルA5と同様に溝C1に挿入され、先端部A64と洗い場床パンA1の内部内側縁A11との間の隙間部分に止水目地材Bが挿入され、当接部分(接合部分)が止水されている。
また、延出片A63の途中部分には下向きに補強片A65が突出形成されていて、この補強片65が洗い場床パンA1の溝C1に収容されている防水パッキンC2の上に設置されている。
図6はドア枠A6と洗い場床パンA1との接合部分において、止水目地材3を挿入した後の納まり断面を示す概略図である。
ドア枠A6は、レール部A61を備えた本体部A62と、この本体部A62の一側から横向き(浴室内側向き)に延出された延出片A63の先端側を洗い場床パンA1側に接合した構造である。また、ドア枠A6は本体部A62の両側に縦枠A66を備え、縦枠A66の上方に上枠を備えて矩形枠状に形成されているが、図6ではドア枠A6の底部側の一部分のみを部分断面として示している。
延出片A63の先端側には下向きにL字状に延出された先端部A64が形成され、この先端部A64が先の第1実施形態の壁パネルA5と同様に溝C1に挿入され、先端部A64と洗い場床パンA1の内部内側縁A11との間の隙間部分に止水目地材Bが挿入され、当接部分(接合部分)が止水されている。
また、延出片A63の途中部分には下向きに補強片A65が突出形成されていて、この補強片65が洗い場床パンA1の溝C1に収容されている防水パッキンC2の上に設置されている。
図6の構造において、当接部隙間C5の部分において外側ヒレB5と、内側ヒレB6が圧縮されているが、外側ヒレB5よりも内側ヒレB6のほうが大きく、厚く、長いので止水目地材Bは全体的にドア枠A6側に押し付けられる形となる。
また、同様に外側ヒレB5、内側ヒレB6の大きさ、厚さ、長さの違いにより、止水目地材Bは斜めに傾いた納まりとなる。これにより、ドア枠A6の下端部コーナー部分と係合している係合ヒレB4は、より深くドア枠A6の先端部A64の下に入り込むことなり、他に係止部材を設けることなく強固に係止されて、容易に抜けず、止水目地材Bの浮き上がりを防止できるようになっている。
また、同様に外側ヒレB5、内側ヒレB6の大きさ、厚さ、長さの違いにより、止水目地材Bは斜めに傾いた納まりとなる。これにより、ドア枠A6の下端部コーナー部分と係合している係合ヒレB4は、より深くドア枠A6の先端部A64の下に入り込むことなり、他に係止部材を設けることなく強固に係止されて、容易に抜けず、止水目地材Bの浮き上がりを防止できるようになっている。
第2実施形態においては、洗い場床パンA1の内部内側縁A11とドア枠A6の先端部A64の間の当接部隙間C5に止水目地材Bの差込片B2を押し込むことにより、止水目地材Bの一方の端縁部B13が図6に示すように撓みつつドア枠A6の先端部A64に押し付けられる。また、止水目地材Bの他方の端縁部B13が撓みつつ洗い場床パンA1に押し付けられる。このため、当接部隙間C5を良好に止水することができ、浴室内部側において水を使用しても当接部隙間C5側に水が浸入することがない良好な止水性を発揮できる。
その他、先の第1実施形態の止水目地材Bで得られる作用効果については、第2実施形態の構造においても同様に得ることができ、洗い場床パンA1とドア枠A6の接合部分において優れた止水性能を得ることができる。
その他、先の第1実施形態の止水目地材Bで得られる作用効果については、第2実施形態の構造においても同様に得ることができ、洗い場床パンA1とドア枠A6の接合部分において優れた止水性能を得ることができる。
A…浴室ユニット、A1…洗い場床パン、A2…浴槽、A3…エプロン、A4…壁フレーム、A5…壁パネル、A6…ドア枠、A7…天井パネル、A11…内部内側縁、A20…折曲部、A21…内部外側縁、B…止水目地材、B1…頭部、B2…差込片、B3…差込先端部、B4…係合ヒレ、B5…外側ヒレ、B6…内側ヒレ、B11…頭芯部、B12…頭部ヒレ部材、B13…端縁部、C1…溝、C2…防水パッキン、C3…係合部隙間、C4…突き当てブロック、C5…当接部隙間。
Claims (7)
- 浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記浴室ユニットの洗い場床パンとドア枠との隙間を塞ぐ止水目地材において、
幅方向一端を前記隙間の外側の洗い場床パンに、幅方向他端を前記隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠にそれぞれ当接させ、前記隙間を防水する帯板状の頭部と、前記頭部の片面幅方向中央側から突出した差込片を有し、該差込片の先端側に前記隙間の最狭部よりも肉厚の横断面涙滴形状の差込先端部を有し、この差込先端部の厚さ方向一方に前記隙間の内側に面する壁パネル下端部またはドア枠下端部と係合する係合ヒレを備えたことを特徴とする止水目地材。 - 請求項1に記載の止水目地材において、前記頭部と前記係合ヒレとの間に、前記係合ヒレ突出方向に設けた1以上の外側ヒレと、前記係合ヒレ突出方向と反対方向に設けた1以上の内側ヒレを設けたことを特徴とする止水目地材。
- 請求項2に記載の止水目地材において、前記隙間に前記差込片を挿入時、圧縮挿入された前記内側ヒレの最大厚さと圧縮挿入された前記外側ヒレの最大厚さが略等しいか、圧縮挿入された前記内側ヒレの最大厚さより、圧縮挿入された前記外側ヒレの最大厚さが大きいことを特徴とする止水目地材。
- 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の止水目地材において、前記頭部が、前記洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記洗い場床パンとドア枠との隙間に沿って延在される熱可塑性樹脂からなる帯板状の頭芯部と、この頭芯部の外面に一体化されて該頭芯部の幅方向両側に延出され、前記頭芯部よりも軟質の頭部ヒレ部材を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の止水目地材。
- 浴室ユニットの洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記浴室ユニットの洗い場床パンとドア枠との隙間が止水目地材により止水された浴室床パンの止水構造において、
前記止水目地材が、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の止水目地材からなり、
前記止水目地材が、前記頭部の幅方向一側を前記隙間の外側の洗い場床パンに沿わせ、前記頭部の幅方向他端を前記隙間の外側の壁パネルあるいはドア枠に沿わせ、前記差込先端部を前記隙間に挿入するとともに、前記係合ヒレを前記隙間の内側に面する壁パネルの下端部またはドア枠下端部と係合させて設けられたことを特徴とする浴室床パンの止水構造。 - 前記止水目地材の頭部が、前記洗い場床パンと壁パネルとの隙間あるいは前記洗い場床パンとドア枠との隙間に沿って延在される熱可塑性樹脂からなる帯板状の頭芯部と、この頭芯部の外面に一体化されて該頭芯部の幅方向両側に延出され、前記頭芯部よりも軟質の頭部ヒレ部材とからなることを特徴とする請求項5に記載の浴室床パンの止水構造。
- 前記洗い場床パン端部側に凹部が形成され、該凹部上に前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部が設置され、前記凹部の内側面と前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部との間に第1の隙間が形成され、前記凹部の内底面と前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部との間に第2の隙間が形成されるとともに、
前記係合ヒレが前記第2の隙間に挿入されて前記壁パネルの下端部あるいは前記ドア枠の下端部に係合されたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の浴室床パンの止水構造。
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JP2013255421A JP2015113607A (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | 止水目地材及び浴室床パンの止水構造 |
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JP2013255421A Pending JP2015113607A (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | 止水目地材及び浴室床パンの止水構造 |
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JP2017095874A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | Toto株式会社 | 浴室の乾式目地の施工方法 |
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JP2019052519A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 積水ホームテクノ株式会社 | 浴室の洗い場床パネル |
JP2020033705A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | Toto株式会社 | 乾式目地材の取付構造及び乾式目地材 |
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-
2013
- 2013-12-10 JP JP2013255421A patent/JP2015113607A/ja active Pending
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