JP6384811B2 - 枠カバー - Google Patents

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Description

本発明は、枠材を覆う枠カバーに関する。
従来より、既設の枠材を模様替えや改装する場合には、既設の枠材を撤去し、新たな枠材を設置する改装工事が行われていたが、大掛かりな作業になるという問題があった。
例えば、下記特許文献1では、無目枠等の既存造作材の外表面を覆うリフォーム用上貼材が提案されている。この上貼材は、既存造作材の背面(壁側に向く見込面)から一方の側面(見付面)にかけてL字状に覆う第1上貼材の上記側面を覆う片部に、既存造作材の正面から上記側面にかけてL字状に覆う第2上貼材の上記側面を覆う片部が重ね合わせられる構成とされている。
特開2013−209860号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された上貼材では、第2上貼材の上記側面を覆う片部が第1上貼材の上記側面を覆う片部に重ね合わせられるため、第2上貼材の上記側面を覆う片部の端部から第2上貼材が剥がれ易くなることが考えられる。また、第2上貼材の上記側面を覆う片部と第1上貼材の上記側面を覆う片部との段差が見付方向途中部位に位置することとなることも相俟って目立ち易くなるということも考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、既設の枠材の模様替えや改装等の作業性の向上が可能でありながらも、脱離を抑制し得、かつ見栄え良く覆い得る枠カバーを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る枠カバーは、既設の枠材の表面を覆うように設けられる枠カバーであって、前記枠材の一方の見込面を覆うように配される見込片部及び該枠材の一方の見付面を覆うように配される見付片部を有した第1カバーと、前記枠材の他方の見込面を覆うように配される見込片部及び前記第1カバーの見付片部を覆うように配される見付片部を有した第2カバーと、を備えており、前記第2カバーの見付片部の裏面には、見付方向に間隔を空けて複数本の切断補助溝が設けられており、前記第1カバーにおける見込片部と見付片部との出隅部には、前記第2カバーの見付片部の先端部が突き合わせられる突出部が見込方向に突出するように設けられており、前記突出部は、見付方向に向く両側面のうちの一方面が前記第1カバーの見込片部の表面と同一平面状とされ、他方面が前記一方面に平行状の平坦面とされ、突出方向先端面が前記第1カバーの見付片部の表面と平行状とされ、かつ見付方向に沿う寸法が前記第1カバーの見込片部の厚さ寸法と同寸法とされていることを特徴とする。
本発明に係る枠カバーは、上述のような構成としたことで、既設の枠材の模様替えや改装等の作業性の向上が可能でありながらも、脱離を抑制することができ、また、見栄え良く覆うことができる。
(a)〜(c)は、いずれも本発明の一実施形態に係る枠カバーの一例を模式的に示し、(a)は、同枠カバーが備える第1カバーの一例を模式的に示す概略平面図、(b)は、同枠カバーが備える第2カバーの一例を模式的に示す一部破断概略平面図、(c)は、図2のX部に対応させた一部破断概略拡大横断面図である。 同枠カバーを施工した状態の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 同枠カバーを施工した状態の他例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る枠カバーを施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る枠カバーの一例及び枠カバーの施工状態の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る枠カバー1は、図2に示すように、既設の枠材2の表面3,4,5を覆うように設けられる。図2では、当該枠カバー1を、壁体に設けられる出入口等の開口を区画する既設の枠材2としての縦枠2を覆うように設けた例を示している。また、図例では、縦枠2を、開き戸が建て付けられる戸枠を構成するものとした例を示している。
縦枠2は、図2に示すように、固定枠とされており、いわゆるちり部が見込方向(壁厚方向に沿う方向)両側に形成されるように、枠材厚さ方向(見付方向)一方面となる反出入口側に向く見込面を、適宜の枠下地に沿わせて枠下地に取り付けられる。つまり、縦枠2は、見込寸法(壁厚方向に沿う寸法)D1が壁体の壁厚よりも大きい寸法とされている。また、図例では、縦枠2の見込方向中心と壁体の壁心(壁体の厚さ方向中心)とを壁厚方向で略一致させて縦枠2を設けた例を示している。つまり、壁体の両側の壁面7,7からの縦枠2の見込方向両端部の各突出寸法(ちり寸法)D2,D2を、互いに同寸法とした例を示している。
また、縦枠2の出入口側に向く見込面側に、当該縦枠2の長手方向に沿って長尺な戸当り部材6を設けた例を示している。また、図例では、この戸当り部材6を、縦枠2の出入口側に向く見込面側における見込方向中央部位に設けた例を示している。つまり、縦枠2の出入口側に向く見込面を等分するように戸当り部材6を設けた例を示している。なお、以下の枠カバー1の具体的構成の一例の説明では、当該枠カバー1が覆う対象を、図2に示す縦枠2としてその参照符号を付して説明しているが、本実施形態に係る枠カバー1は、後述するように種々の枠材を覆い得る構成とされている。
本実施形態に係る枠カバー1は、図1(c)及び図2に示すように、縦枠2の一方の見込面3を覆うように配される見込片部11及び縦枠2の一方の見付面5を覆うように配される見付片部14を有した第1カバー10を備えている。また、枠カバー1は、縦枠2の他方の見込面4を覆うように配される見込片部21及び第1カバー10の見付片部14を覆うように配される見付片部24を有した第2カバー20を備えている。
本実施形態では、枠カバー1を、上記のように壁体及び戸当り部材6によって見込方向に分断された縦枠2の見込方向両側のうちのいずれか一方の表面3,4,5を覆う構成としている。つまり、それぞれに第1カバー10,10と第2カバー20,20とを備えた2組の枠カバー1,1によって縦枠2の見込方向両側の表面3,4,5,3,4,5を覆う構成としている。なお、本実施形態では、これら見込方向両側の枠カバー1,1を、互いに同様の構成としているので、以下では、一方の枠カバー1を例にとって説明する。
また、本実施形態では、第1カバー10を、その見込片部11が壁面7から突出するちり部の反出入口側に向く一方の見込面としての壁体側面3を覆う構成としている。つまり、本実施形態では、第2カバー20を、その見込片部21が戸当り部材6によって分断された見込方向いずれか一方側における出入口側に向く他方の見込面としての出入口側面4を覆う構成としている。また、これら見込片部11,21によって覆われる壁体側面3及び出入口側面4に連なる見込方向いずれか一方側の見付面5を覆うように第1カバー10の見付片部14が配され、この見付片部14を覆うように第2カバー20の見付片部24が配される。
これら第1カバー10及び第2カバー20は、縦枠2の長手方向(上下方向)に沿って長尺状とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。また、これら第1カバー10及び第2カバー20は、縦枠2の長さ寸法に応じた長さ寸法とされている。なお、これら第1カバー10及び第2カバー20は、適宜、施工現場等において縦枠2の長さ寸法に応じた長さに切断等されて長さ調整されるものとしてもよい。
また、これら第1カバー10及び第2カバー20のそれぞれの見込片部11,21及び見付片部14,24は、薄板状とされ、それぞれの見込片部11,21と見付片部14,24とを略直交状に設けた構成とされている。つまり、これら第1カバー10及び第2カバー20は、長手方向に見て略L字状とされている。
第1カバー10の見込片部11は、図1(a)、(c)に示すように、本実施形態では、切断によって見込方向に沿う寸法の調整が可能とされている。本実施形態では、見込片部11の壁体側面3に対面される裏面12に、見込方向に間隔を空けて複数本の切断補助溝13を設けた構成としている。これら切断補助溝13は、第1カバー10の長手方向に延びるように設けられ、第1カバー10の全長に亘って設けられている。また、これら切断補助溝13は、見込片部11の裏面12に、見込方向に等間隔を空けて設けられている。図例では、見込片部11の見付片部14側の端部(基端部)から先端部を除いた裏面12の概ね全体に亘って複数本の切断補助溝13を設けた例を示している。なお、このような態様に代えて、見込片部11の裏面12の先端側部位のみに複数本の切断補助溝13を設けるようにしてもよい。
これら切断補助溝13を設けるピッチ(隣り合う切断補助溝13同士の溝幅方向中心間寸法)は、成形性や切断する際の作業性、寸法調整の度合等の観点から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、上記ピッチを、0.5mm〜5mm程度、好ましくは、0.5mm〜2mm程度としてもよい。また、これら切断補助溝13の溝深さ寸法は、切断する際の作業性や見込片部11の強度上の観点、縦枠2に取り付けた状態における見栄え上の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、切断補助溝13の溝深さ寸法を、0.3mm〜2mm程度、好ましくは、0.5mm〜1mm程度としてもよい。また、上記のような観点等から見込片部11の切断補助溝13が設けられた部位の溝底側に残存する部位の厚さ寸法を、0.3mm〜2mm程度、好ましくは、0.5mm〜1mm程度としてもよい。つまり、見込片部11の厚さ寸法(切断補助溝13が形成された部位における切断補助溝13間の部位の厚さ寸法)を、0.6mm〜4mm程度、好ましくは、1mm〜2mm程度としてもよい。
また、図例では、切断補助溝13を、溝長手方向に見て、略V字溝形状としているが、このような態様に限られず、略U字溝形状や略コ字溝形状、略逆台形状等としてもよい。また、図例では、切断補助溝13が形成された部位における切断補助溝13間の裏面側部位を、尖頭形状とした例を示しているが、突湾曲面形状としたり、平坦面形状としたりしてもよい。
また、見込片部11の見込方向に沿う寸法は、一般的に施工される縦枠2のうちの比較的にちり寸法D2が大きい寸法とされたものの壁体側面3を覆い得る寸法としてもよい。
この見込片部11は、縦枠2のちり寸法D2に応じた見込寸法となるように切断補助溝13に沿ってカッター等の切断具8によって切断され(図1(a)参照)、その先端部を壁面7に当接または近接させ、裏面12を壁体側面3に沿わせて配される。
第1カバー10の見付片部14は、本実施形態では、見付面5に対面される裏面15が平坦面とされた薄平板状とされている。この見付片部14の厚さ寸法は、見込片部11の厚さ寸法と略同寸法とされている。また、この見付片部14の枠材厚さ方向に沿う寸法は、種々の厚さ寸法W1とされた縦枠2に適用可能なように、一般的に施工される縦枠2のうちの比較的に厚さ寸法W1が小さい寸法とされたものよりも小さい寸法とされている。つまり、見付片部14は、見付面5の壁体側面3側から途中部位までを覆う構成とされている。なお、このような態様に代えて、見付片部14の枠材厚さ方向に沿う寸法を比較的に大きくし、この見付片部14の裏面15に、上記同様の切断補助溝を設けた構成としてもよい。
また、第1カバー10における見込片部11と見付片部14との出隅部には、第2カバー20の見付片部24の先端部が突き合わせられる突出部16が見込方向に突出するように設けられている。
この突出部16は、壁厚方向外方側に向けて突出するように設けられており、当該第1カバー10の全長に亘って設けられている。また、この突出部16は、枠材厚さ方向に沿う方向で反出入口側に向く面が見込片部11の枠材厚さ方向に沿う方向で反出入口側に向く面(表面)と同一平面状(面一状)となるように、見込片部11と見付片部14との出隅部にこれらに一連状に形成されている。また、この突出部16の枠材厚さ方向に沿う方向で出入口側に向く面は、突出部16の上記反出入口側に向く面と平行状とされている。また、この突出部16の突出方向先端面は、見付片部14の枠材見込方向外方側に向く面(表面)と平行状とされている。つまり、この突出部16は、長手方向に見て略矩形状とされている。
また、本実施形態では、この突出部16の突出寸法(枠材見込方向に沿う寸法)を、後記する第2カバー20の見付片部24の厚さ寸法よりも大きい寸法としている。
この突出部16の突出寸法は、出入口側に向く面に突き合わせられる第2カバー20の見付片部24の先端面を目立ち難くする観点や、見付片部24との段差を小さくする観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この突出部16の突出寸法を、第2カバー20の見付片部24の厚さ寸法の2倍未満としてもよく、好ましくは、見付片部24の厚さ寸法の1.1〜1.5倍程度としてもよい。
また、図例では、突出部16の厚さ寸法(枠材厚さ方向に沿う寸法)を、見込片部11の厚さ寸法と略同寸法とした例を示している。
なお、この突出部16は、出入口側に向く面に第2カバー20の見付片部24の先端面が突き合わせられるように出入口側に向く面を平坦面とすればよく、反出入口側に向く面と先端面との出隅部を、適宜の面取り形状等としてもよい。
第2カバー20の見込片部21は、図1(b)、(c)に示すように、本実施形態では、第1カバー10の見込片部11と概ね同様、切断によって見込方向に沿う寸法の調整が可能とされている。本実施形態では、見込片部21の出入口側面4に対面される裏面22に、見込方向に間隔を空けて、上記と概ね同様の複数本の切断補助溝23を設けた構成としている。これら切断補助溝23は、第2カバー20の長手方向に延びるように設けられ、第2カバー20の全長に亘って設けられている。また、図例では、見込片部21の裏面22の先端部及び基端側部位に切断補助溝を設けずに、先端側部位のみに複数本の切断補助溝23を設けた例を示しているが、上記同様、裏面22の概ね全体に亘って複数本の切断補助溝23を設けるようにしてもよい。
また、この見込片部21の見込方向に沿う寸法は、一般的に施工される縦枠2のうちの比較的に見込寸法D1が大きい寸法とされたものの出入口側面4を覆い得る寸法としてもよい。
この見込片部21は、縦枠2の出入口側面4の見込寸法(戸当り部材6の見込方向一方側面から見込方向一方側の見付面5までの見込方向に沿う寸法)に応じた見込寸法となるように切断補助溝23に沿ってカッター等の切断具8によって切断される(図1(b)参照)。また、見込片部21は、裏面22を出入口側面4に沿わせて配される。また、図例では、寸法調整された見込片部21の先端部を戸当り部材6に当接または近接させて配されるものとした例を示している。
第2カバー20の見付片部24は、本実施形態では、切断によって枠材厚さ方向に沿う寸法の調整が可能とされている。本実施形態では、見込片部24の見付面5側に向く裏面25に、枠材厚さ方向に間隔を空けて、上記と概ね同様の複数本の切断補助溝26を設けた構成としている。これら切断補助溝26は、上記同様、第2カバー20の長手方向に延びるように設けられ、第2カバー20の全長に亘って設けられている。また、図例では、見付片部24の裏面25の基端側部位に切断補助溝を設けずに、先端側部位のみに複数本の切断補助溝26を設けた例を示しているが、上記同様、裏面25の概ね全体に亘って複数本の切断補助溝26を設けるようにしてもよい。
また、この見付片部24の枠材厚さ方向に沿う寸法は、一般的に施工される縦枠2のうちの比較的に厚さ寸法W1が大きい寸法とされたものの見付面5を覆うように配された第1カバー10の見付片部14を覆い得る寸法としてもよい。つまり、上記のように突出部16の厚さ寸法を見込片部11の厚さ寸法と略同寸法とした場合には、見付片部24の枠材厚さ方向に沿う寸法を、一般的に施工される縦枠2のうちの比較的に大とされた厚さ寸法W1に応じた寸法としてもよい。
この見付片部24は、縦枠2の出入口側面4から第1カバー10の突出部16の出入口側に向く面までの枠材厚さ方向に沿う寸法に応じた枠材厚さ方向に沿う寸法となるように切断補助溝26に沿ってカッター等の切断具8によって切断される(図1(b)参照)。また、このように寸法調整された見付片部24は、その先端部を突出部16に当接または近接させ、裏面25を第1カバー10の見付片部14の表面に沿わせて配される。
また、これら見込片部21及び見付片部24の厚さ寸法は、上記同様の観点等から適宜、設定するようにしてもよく、図例では、互いに同厚さ寸法とし、第1カバー10の各片部11,14と同厚さ寸法とした例を示している。
また、縦枠2の出入口側面4と見付面5との出隅部に面取り部が設けられている場合には、この面取り部に対応させて、これら見込片部21と見付片部24との出隅部にも面取り部を設けるようにしてもよい。
また、第1カバー10及び第2カバー20は、合成樹脂系材料や、木質系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。また、第1カバー10及び第2カバー20は、例えば、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉(木質)・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよい。
また、これら第1カバー10及び第2カバー20は、粘着テープ等の粘着材や接着剤等によって縦枠2に固定されるものとしてもよい。
また、これら第1カバー10及び第2カバー20における少なくとも縦枠2に取り付けられた状態で露出する表面を、突板や合成樹脂シート等の貼着や、塗装等によって表面化粧処理が施された化粧面としてもよい。
次に、上記構成とされた枠カバー1の施工方法の一例及び施工した状態の一例を、図2及び図3を参照して説明する。
なお、図3では、図2に示す縦枠2の見込寸法D1よりも見込寸法D3が大とされ、図2に示す縦枠2のちり寸法D2よりもちり寸法D4が小とされ、図2に示す縦枠2の厚さ寸法W1よりも厚さ寸法W2が大とされた縦枠2Aを例示している。
まず、第1カバー10の見込片部11の見込寸法を、縦枠2,2Aのちり寸法D2,D4に応じた寸法となるように切断して調整する。そして、この第1カバー10の見込片部11と見付片部14との入隅部を、縦枠2,2Aの壁体側面3,3Aと見付面5,5Aとの出隅部に沿わせるようにして第1カバー10を縦枠2,2Aに固定する。この際、第1カバー10の各片部11,14の先端部の裏面12,15を粘着テープ等によって仮固定し、各片部11,14の基端側部位の裏面12,15に塗布された接着剤によって第1カバー10を縦枠2,2Aに固定するようにしてもよい。このように第1カバー10が縦枠2,2Aに取り付けられた状態では、第1カバー10の見込片部11の先端部が壁面7に近接または当接した状態となる。
また、第2カバー20の見込片部21の見込寸法を、縦枠2,2Aの出入口側面4,4Aの見込寸法に応じた寸法となるように切断して調整する。また、第2カバー20の見付片部24の枠材厚さ方向に沿う寸法を、縦枠2,2Aの出入口側面4,4Aから第1カバー10の突出部16の出入口側に向く面までの枠材厚さ方向に沿う寸法に応じた寸法となるように切断して調整する。そして、この第2カバー20の見込片部21と見付片部24との入隅部を、縦枠2,2Aの出入口側面4,4Aと見付面5,5Aとの出隅部に沿わせるようにして第2カバー20を縦枠2,2Aに固定する。この際、第2カバー20の各片部21,24の先端部の裏面22,25を粘着テープ等によって仮固定し、各片部21,24の基端側部位の裏面22,25に塗布された接着剤によって第2カバー20を第1カバー10及び縦枠2,2Aに固定するようにしてもよい。この状態では、第2カバー20の見込片部21の先端部が戸当り部材6に近接または当接し、また、見付片部24が第1カバー10の見付片部14に重ね合わせられ、この見付片部24の先端部が第1カバー10の突出部16に近接または当接した状態となる。
なお、縦枠2,2Aに、蝶番等の回動連結部材や、ラッチ受け、錠装置等が取り付けられている場合には、これらに枠カバー1が干渉しないように、枠カバー1に、適宜、切欠きや開口等を設けるようにしてもよい。
また、上記した例では、第2カバー20の見込片部21の先端部を、戸当り部材6に近接または当接させた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、戸当り部材6も模様替えや改装等の対象とする場合には、既設の戸当り部材6を覆う略コ字状のカバーを設け、このカバーの一片部によって第2カバー20の見込片部21の先端部を押さえるように納めるような態様等としてもよい。または、既設の戸当り部材6を除去し、新たに設置される戸当り部材の一側部によって第2カバー20の見込片部21の先端部を押さえるように納めるような態様等としてもよい。
本実施形態に係る枠カバー1は、上述のような構成としたことで、既設の枠材2,2Aの模様替えや改装等の作業性の向上が可能でありながらも、脱離を抑制することができ、また、見栄え良く覆うことができる。
つまり、見込片部11及び見付片部14を有した第1カバー10と、見込片部21及び第1カバー10の見付片部14を覆うように配される見付片部24を有した第2カバーと、を備えた構成としている。従って、これらカバー10,20によって既設の枠材(縦枠)2,2Aの表面(壁体側面、出入口側面及び見付面)3,3A,4,4A,5,5Aを覆うことができる。これにより、例えば、既設の枠材2,2Aを撤去して改装工事等をする場合と比べて、既設の枠材2,2Aの模様替えや改装等の作業性を向上させることができる。
また、第1カバー10における見込片部11と見付片部14との出隅部に、第2カバー20の見付片部24の先端部が突き合わせられる突出部16を見込方向に突出させるように設けている。従って、第2カバー20の見付片部24の先端部を第1カバー10の突出部16に突き合わせることで、第2カバー20の見付片部24への引っ掛かり等に起因する剥がれ等を抑制することができ、脱離を抑制することができる。また、第1カバー10の突出部16を、第1カバー10における見込片部11と見付片部14との出隅部に設けているので、見付方向途中部位において段差が形成されるようなものと比べて、カバー同士の継目を目立ち難くすることができ、見栄えを向上させることができる。
また、第1カバー10と第2カバー20とを互いの見付片部14,24同士を重ね合わせ、各カバー10,20の見込片部11,21を、既設の枠材2,2Aの各見込面3,3A,4,4Aに当接させるようにして取り付けられる構成としている。従って、例えば、反壁体側の見込面(出入口側面)4,4Aにおいて重ね合わせられるようなものと比べて、開口幅や開口高が小さくなるようなことを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1カバー10の見込片部11の裏面12に、見込方向に間隔を空けて複数本の切断補助溝13を設けている。従って、第1カバー10の見込片部11を切断補助溝13に沿って切断することで、第1カバー10の見込片部11の見込方向に沿う寸法を、容易に調整することができる。これにより、上述のように、種々のちり寸法D2,D4とされた既設の枠材2,2Aに対して容易に適用することができ、汎用性を向上させることができる。なお、このような切断補助溝13を第1カバー10の見込片部11に設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2カバー20の見込片部21の裏面22に、見込方向に間隔を空けて複数本の切断補助溝23を設けている。従って、上記同様、第2カバー20の見込片部21を切断補助溝23に沿って切断することで、第2カバー20の見込片部21の見込方向に沿う寸法を、容易に調整することができる。これにより、上述のように、種々の見込寸法D1,D3とされた既設の枠材2,2Aに対して容易に適用することができ、汎用性を向上させることができる。なお、このような切断補助溝23を第2カバー20の見込片部21に設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2カバー20の見付片部24の裏面25に、見付方向(枠材厚さ方向に沿う方向)に間隔を空けて複数本の切断補助溝26を設けている。従って、第2カバー20の見付片部24を切断補助溝26に沿って切断することで、第2カバー20の見付片部24の見付方向に沿う寸法を、容易に調整することができる。これにより、上述のように、種々の厚さ寸法W1,W2とされた既設の枠材2,2Aに対して容易に適用することができ、汎用性を向上させることができる。また、このように第2カバー20の見付片部24を切断した場合にも、その切断面となる先端部が第1カバー10の突出部16に突き合わせられるため、切断面を目立ち難くすることができる。なお、このような切断補助溝26を第2カバー20の見付片部24に設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1カバー10の突出部16の突出寸法を、第2カバー20の見付片部24の厚さ寸法よりも大きい寸法としている。従って、第2カバー20の見付片部24の先端部の露出を効果的に抑制することができる。なお、このような態様に代えて、第1カバー10の突出部16の突出寸法を、第2カバー20の見付片部24の厚さ寸法と概ね同寸法としてもよく、また、突出部16の突出寸法を、第2カバー20の見付片部24の厚さ寸法よりも僅かに小さい寸法としてもよい。
また、本実施形態では、突出部16が枠材厚さ方向における反出入口(反開口)側の出隅部に位置するように、第1カバー10が縦枠2,2Aの壁体側面3,3Aを覆う構成としている。従って、例えば、突出部16が枠材厚さ方向における出入口(開口)側の出隅部に位置するものとした場合と比べて、出入や開閉等する際における突出部16への引っ掛かり等を抑制することができる。また、突出部16やこの突出部16と第2カバー20の見付片部24の先端部との段差等を目立ち難くすることができる。なお、このような態様に代えて、突出部16が枠材厚さ方向における出入口側の出隅部に位置するように、第1カバー10が縦枠2,2Aの出入口側面4,4Aを覆う構成としてもよい。つまり、第2カバー20を縦枠2,2Aの壁体側面3,3Aを覆うものとしてもよい。この場合は、各カバー10,20の見込片部11,21の見込寸法等を、適宜、変形するようにしてもよい。
また、上記した例では、枠カバー1を、左右方向一方の縦枠2,2Aに取り付けたような例を示しているが、左右一対のそれぞれの縦枠2,2Aに取り付けるようにしてもよい。また、当該枠カバー1によって覆われる枠材としては、縦枠2,2Aに限られず、縦枠2,2Aに代えて、または加えて、上枠や下枠等の横枠としてもよい。この場合は、縦枠を覆う枠カバー1の長手方向端部と横枠を覆う枠カバー1の長手方向端部とを、例えば、留め継ぎ状や平継ぎ状に突き合わせるようにして納めるようにしてもよい。これらの場合は、適宜、枠カバー1の長手方向端部を切断等によって変形するようにしてもよい。
また、上記した例では、戸当り部材6を、縦枠2,2Aの見込方向中央部位に設け、見込方向両側の出入口側面4,4Aの見込寸法を同寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、戸当り部材6を、縦枠2,2Aの見込方向一方側に寄った部位に設けるようにしてもよい。この場合は、出入口側面4,4Aを覆うカバー20(10)の見込片部21(11)の見込寸法等を、適宜、変形するようにしてもよい。
また、上記した例では、枠材2,2Aを、開き戸が建て付けられる戸枠を構成するものとした例を示しているが、このような態様に限られず、折戸や引戸等の他の建具が建て付けられる戸枠を構成するものとしてもよい。また、枠材2,2Aとしては、戸枠を構成するものに限られず、窓枠や無目枠等を構成するものとしてもよい。例えば、既設の枠材2,2Aを、窓枠を構成するものとした場合は、枠カバー1を、窓枠の見込方向一方側のみに設けるようにしてもよい。
1 枠カバー
10 第1カバー
11 見込片部
14 見付片部
16 突出部
20 第2カバー
21 見込片部
24 見付片部
25 裏面
26 切断補助溝
2,2A 縦枠(既設の枠材)
3,3A 壁体側面(一方の見込面、表面)
4,4A 出入口側面(他方の見込面、表面)
5,5A 見付面(一方の見付面、表面)

Claims (2)

  1. 既設の枠材の表面を覆うように設けられる枠カバーであって、
    前記枠材の一方の見込面を覆うように配される見込片部及び該枠材の一方の見付面を覆うように配される見付片部を有した第1カバーと、前記枠材の他方の見込面を覆うように配される見込片部及び前記第1カバーの見付片部を覆うように配される見付片部を有した第2カバーと、を備えており、
    前記第2カバーの見付片部の裏面には、見付方向に間隔を空けて複数本の切断補助溝が設けられており、
    前記第1カバーにおける見込片部と見付片部との出隅部には、前記第2カバーの見付片部の先端部が突き合わせられる突出部が見込方向に突出するように設けられており、
    前記突出部は、見付方向に向く両側面のうちの一方面が前記第1カバーの見込片部の表面と同一平面状とされ、他方面が前記一方面に平行状の平坦面とされ、突出方向先端面が前記第1カバーの見付片部の表面と平行状とされ、かつ見付方向に沿う寸法が前記第1カバーの見込片部の厚さ寸法と同寸法とされていることを特徴とする枠カバー。
  2. 請求項において、
    前記第1カバーの突出部の突出寸法は、前記第2カバーの見付片部の厚さ寸法よりも大きい寸法とされていることを特徴とする枠カバー。
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