JP2010180694A - 枠材および枠材の取付構造 - Google Patents

枠材および枠材の取付構造 Download PDF

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健治 小川
Osamu Iida
理 飯田
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Abstract

【課題】開口部付近の外観性を向上できるとともに、コストを手減することが可能な枠材および枠材の取付構造を提供することを目的とする。
【解決手段】下地壁面材12の側端部によって遮蔽される下地部14と、壁本体10の開口部側面10a,10bを化粧する表面部15とを備えており、表面部15は、この表面部15の長さ方向と平行な両側縁部のうち、少なくとも前記下地壁面材12が貼り付けられる方の側縁部から、該表面部15の長さ方向と直交する方向に沿って、下地壁面材12の室内側面よりも前方に突出する突出縁部15aを有する枠材13と、この枠材13を、壁本体10に形成された開口部11の縁部に取り付けてなる枠材13の取付構造。これにより、下地部を確実に遮蔽しながら、突出縁部を、開口部の縁部に沿って見せることができるとともに、省部材化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けられる枠材と、この枠材を、壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けてなる枠材の取付構造とに関する。
壁に形成された開口部の内周面に化粧枠を取り付ける化粧枠の取付構造の一例として特許文献1に記載の技術が知られている。
この技術では、壁に形成された開口部に本体枠が固定され、この本体枠の側部に形成された凹溝部に額縁材が挿入嵌合している。また、前記凹溝には結合金具が装着されており、この結合金具に額縁材の表面に食い込み係止される係止凸片が形成されている。したがって、本体枠の凹溝部内に結合金具を装着した状態で同凹溝部に額縁材の結合辺部を挿入嵌合することによって、同結合金具の側辺部に突設される表側係止凸片が結合辺部の表面に食い込み係止され、同額縁材はその結合辺部が凹溝部から抜け外れないように確実に結合固定される。
特開平9−078942号公報
ところで、このような額縁材を本体枠に結合して開口部を化粧した場合、該額縁材は木製であり、本体枠から壁芯材の中央に向かって幅広に、かつ、ある程度の厚みを持って形成されているので、開口部付近に対して、必要以上に重厚な印象を与えてしまう場合がある。このため、開口部付近の印象を軽快でシンプルなものとし、より外観性を向上できるような技術の開発が望まれていた。
また、開口部を化粧するに際しては、このような額縁材や、金属板を折曲および打ち抜き切り起こし加工を施してなる結合金具等の部材が必要となるので、コストが上昇してしまう場合がある。このため、省部材化を図り、コストを低減したいという要望があった。
本発明の課題は、開口部付近の外観性を向上できるとともに、コストを手減することが可能な枠材および枠材の取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図9に示すように、壁本体10,20,30,40に形成された開口部11,21,31,41の縁部に取り付けられる枠材13,23,33,43において、
前記開口部11,21,31,41に面する前記壁本体10,20,30,40の開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに固定されるとともに、この開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに連続する壁本体10,20,30,40の室内側面10c,20c,30c,40cの少なくとも一方に貼り付けられる下地壁面材12,22,32,42の側端部によって遮蔽される下地部14,24,34,44と、
この下地部14,24,34,44の開口部11,21,31,41側に位置し、前記壁本体10,20,30,40の開口部側面10a,10b、20a、30a、40bを化粧する表面部15,25,35,45とを備えており、
前記表面部15,25,35,45は、この表面部15,25,35,45の長さ方向と平行な両側縁部のうち、少なくとも前記下地壁面材12,22,32,42が貼り付けられる方の側縁部から、該表面部15,25,35,45の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材12,22,32,42の室内側面よりも前方に突出する突出縁部15a,25a,35a,45aを有していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記表面部15,25,35,45は、前記下地部14,24,34,44を遮蔽する前記下地壁面材12,22,32,42の室内側面よりも前方に突出する突出縁部15a,25a,35a,45aを有しているので、前記下地部14,24,34,44を確実に遮蔽しながら、前記突出縁部15a,25a,35a,45aを、前記開口部11,21,31,41の縁部に沿って見せることができる。このような表面部15,25,35,45の突出縁部15a,25a,35a,45aによれば、従来に比して、前記開口部11,21,31,41付近に対して軽快でシンプルな印象を与えることができるので、より外観性を向上させることができる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記開口部11,21,31,41を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2,図4〜図9に示すように、請求項1に記載の枠材13,23,33,43において、
前記突出縁部15a,25a,35a,45aの突出長さは、前記下地壁面材12,22,32,42が貼り付けられる壁本体10,20,30,40の室内側面10c,20c,30c,40cから、前記下地壁面材12,22,32,42の下端部に取り付けられる幅木12b,22b,32b,42bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記突出縁部15a,25a,35a,45aの突出長さは、前記下地壁面材12,22,32,42が貼り付けられる壁本体10,20,30,40の室内側面10c,20c,30c,40cから、前記下地壁面材12,22,32,42の下端部に取り付けられる幅木12b,22b,32b,42bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されているので、前記幅木12b,22b,32b,42bを、前記突出縁部15a,25a,35a,45aと当接するようにして前記下地壁面材12,22,32,42の下端部に取り付けるようにすることで、これら幅木12b,22b,32b,42bと突出縁部15a,25a,35a,45aとの一体感を高めることができ、前記開口部11,21,31,41付近の外観性をより向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図2,図3,図5,図6に示すように、請求項1または2に記載の枠材13,23において、
前記表面部15,25は、この表面部15,25の長さ方向に沿って形成されるとともに、戸当たり部材16,26が嵌め込まれて係合する係合溝15b,25bを有していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記表面部15,25は、この表面部15,25の長さ方向に沿って形成されるとともに、戸当たり部材16,26が嵌め込まれて係合する係合溝15b,25bを有しているので、この係合溝15b,25bに前記戸当たり部材16,26を確実に嵌め込むことができ、枠材13,23をドア枠材として用いることができる。
また、前記係合溝15b,25bの底部に釘等を打ち込むことによって、枠材13,23自体を前記開口部側面10a,10b、20aに確実に固定することが可能となる。しかも、前記係合溝15b,25bの底部に打ち込まれた釘を、前記戸当たり部材16,26によって遮蔽することができるので、前記開口部11,21付近の外観性をさらに向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の枠材13,23,33,43において、
前記表面部15,25,35,45は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であるとともに、前記下地部14,24,34,44は木材であり、これら表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とは互いに結合されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記下地部14,24,34,44は木材であることから、例えば枠材13,23,33,43を前記開口側端面10a,10b、20a、30a、40bに固定する際に、釘やビス等の止着材を打ち込みやすい。
また、前記表面部15,25,35,45は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であることから、全体に木粉が含まれた木質感のある部材として用いることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造できるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
さらに、これら表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とは互いに結合されるものであるから、例えば、予め結合しておき、前記表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とを一度に前記開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに固定してもよいし、まず、前記下地部14,24,34,44だけを前記開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに固定してから、この下地部14,24,34,44に前記表面部15,25,35,45を結合するようにしてもよく、使い勝手がよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の枠材13,23,33,43において、
前記表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とは、それぞれ木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、これら表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とは互いに結合されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とは、それぞれ木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であることから、全体に木粉が含まれた木質感のある部材として用いることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造できるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
さらに、これら表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とは互いに結合されるものであるから、例えば、予め結合しておき、前記表面部15,25,35,45と下地部14,24,34,44とを一度に前記開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに固定してもよいし、まず、前記下地部14,24,34,44だけを前記開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに固定してから、この下地部14,24,34,44に前記表面部15,25,35,45を結合するようにしてもよく、使い勝手がよい。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の枠材13,23,33,43において、
前記表面部15,25,35,45および下地部14,24,34,44は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形して一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記表面部15,25,35,45および下地部14,24,34,44は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形して一体的に形成されていることから、全体に木粉が含まれた木質感のある部材として用いることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造できるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
さらに、前記表面部15,25,35,45および下地部14,24,34,44は一体的に形成されているので、これら表面部15,25,35,45および下地部14,24,34,44を一度に製造できるとともに、一度に前記開口部側面10a,10b、20a、30a、40bに固定することができる。
請求項7に記載の発明は、例えば図10に示すように、壁本体50に形成された開口部51の縁部に取り付けられる枠材53において、
前記開口部51に面する前記壁本体50の開口部側面50aの長さ方向と平行な両側縁部のうち、一方の側縁部側に配置される第1部材53Aと、他方の側縁部側に配置される第2部材53Bとからなり、
前記第1部材53Aは、前記開口部51に面する前記壁本体50の開口部側面50aに固定されるとともに、この開口部側面50aに連続する壁本体50の一方の室内側面50cに貼り付けられる下地壁面材52の側端部によって遮蔽される第1下地部54Aと、この第1下地部54Aの開口部51側に位置し、前記壁本体50の開口部側面50aを化粧する第1表面部55Aとを備えており、
前記第2部材53Bは、前記開口部51に面する前記壁本体50の開口部側面50aに固定されるとともに、この開口部側面50aに連続する壁本体50の他方の室内側面50cに貼り付けられる下地壁面材52の側端部によって遮蔽される第2下地部54Bと、この第2下地部54Bの開口部51側に位置し、前記壁本体50の開口部側面50aを化粧する第2表面部55Bとを備えており、
前記第2下地部54Bの開口部側面50aから開口部51側方向への長さは、前記第1下地部54Aの開口部側面50aから開口部51側方向への長さよりも長くなるように設定されており、
前記第1表面部55Aは、この第1表面部55Aの下地壁面材52側縁部から、該第1表面部55Aの長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材52の室内側面よりも前方に突出する第1突出縁部55Aaを有しており、
前記第2表面部55Bは、この第2表面部55Bの下地壁面材52側縁部から、該第2表面部55Bの長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材52の室内側面よりも前方に突出する第2突出縁部55Baと、この第2突出縁部55Baとは反対方向に突出するとともに前記第1表面部55Aの第2部材53B側縁部に重ね合わせられる第3突出縁部56とを有していることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記第1表面部55Aおよび第2表面部55Bは、前記第1下地部54Aおよび第2下地部54Bを遮蔽する前記下地壁面材52,52の室内側面よりも前方に突出する第1突出縁部55Aaおよび第2突出縁部55Baをそれぞれ有しているので、前記第1下地部54Aおよび第2下地部54Bを確実に遮蔽しながら、前記第1突出縁部55Aaおよび第2突出縁部55Baを、前記開口部51の縁部に沿って見せることができる。このような第1表面部55Aおよび第2表面部55Bの第1突出縁部55Aaおよび第2突出縁部55Baによれば、従来に比して、前記開口部51付近に対して軽快でシンプルな印象を与えることができるので、より外観性を向上させることができる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記開口部51を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
さらに、前記第2下地部54Bの開口部側面50aから開口部51側方向への長さは、前記第1下地部54Aの開口部側面50aから開口部51側方向への長さよりも長くなるように設定されており、前記第2表面部55Bは、前記第2突出縁部55Baとは反対方向に突出するとともに前記第1表面部55Aの第2部材53B側縁部に重ね合わせられる第3突出縁部56とを有しているので、前記第1表面部55Aと第2表面部55Bとを段状に組み合わせることができるとともに、前記第3突出縁部56を、ドアの側端部が当接する戸当たりとして利用することができる。すなわち、前記第1表面部55Aと第2表面部55Bとを段状に組み合わせることで、戸当たりを形成することができるので、戸当たりを別個に取り付ける作業を省略できる分、作業効率を向上させることができるとともに、省部材化をさらに促進することができる。
請求項8に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、請求項1〜6のいずれか一項に記載の枠材13,23,33を、壁本体10,20,30に形成された開口部11,21,31の縁部に取り付けてなる枠材13,23,33の取付構造であって、
前記開口部11,21,31は、前記壁本体10,20,30が立設される床面付近から天井付近までの高さに設定されたドア開口部11,21,31であり、前記枠材13,23,33は、このドア開口部11,21,31の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられており、
このドア枠材としての枠材13,23,33は、該枠材13,23,33の下地部14,24,34を、前記開口部側面10a,10b、20a、30aに連続する壁本体10,20,30の室内側面10c,20c,30cの少なくとも一方に貼り付けられる下地壁面材12,22,32の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面10a,10b、20a、30aに取り付けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、前記ドア枠材としての枠材13,23,33は、該枠材13,23,33の下地部14,24,34を、前記開口部側面10a,10b、20a、30aに連続する壁本体10,20,30の室内側面10c,20c,30cの少なくとも一方に貼り付けられる下地壁面材12,22,32の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面10a,10b、20a、30aに取り付けられているので、前記下地壁面材12,22,32の側端部によって前記下地部14,24,34,44をより確実に遮蔽することができ、前記ドア開口部11,21,31の外観性を確実に向上できる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記ドア開口部11,21,31を化粧することができるので、省部材化を図り、コストをより確実に低減させることが可能となる。
請求項9に記載の発明は、例えば図8および図9に示すように、請求項1〜6のいずれか一項に記載の枠材43を、壁本体40に形成された開口部41の縁部に取り付けてなる枠材43の取付構造であって、
前記開口部41は、前記壁本体40が立設される床面から所定高さ位置に形成されるとともに、前記開口部側面40bの屋外側に窓サッシ47が嵌め込まれて取り付けられる窓開口部41であり、前記枠材43は、この窓開口部41の縁部に取り付けられる窓枠材として用いられており、
この窓枠材としての枠材43は、該枠材43の下地部44を、前記開口部側面40bに連続する壁本体40の室内側面40cに貼り付けられる下地壁面材42の側端部と、前記窓サッシ47とによって遮蔽するようにして、前記開口部側面40bの室内側に取り付けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、前記窓枠材としての枠材43は、該枠材43の下地部44を、前記開口部側面40bに連続する壁本体40の室内側面40cに貼り付けられる下地壁面材42の側端部と、前記窓サッシ47とによって遮蔽するようにして、前記開口部側面40bに取り付けられているので、これら下地壁面材42の側端部と窓サッシ47とによって前記下地部44をより確実に遮蔽することができ、前記窓開口部41の外観性を確実に向上できる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記窓開口部41を化粧することができるので、省部材化を図り、コストをさらに確実に低減させることが可能となる。
請求項10に記載の発明は、例えば図10に示すように、請求項7に記載の枠材53を、壁本体50に形成された開口部51の縁部に取り付けてなる枠材53の取付構造であって、
前記開口部51は、前記壁本体50が立設される床面付近から天井付近までの高さに設定されたドア開口部51であり、前記枠材53は、このドア開口部51の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられており、
このドア枠材としての枠材53は、該枠材53の第1下地部54Aおよび第2下地部54Bを、前記開口部側面50aに連続する壁本体50の一方および他方の室内側面50c,50cに貼り付けられる下地壁面材52,52の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面50aに取り付けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、前記ドア枠材としての枠材53は、該枠材53の第1下地部54Aおよび第2下地部54Bを、前記開口部側面50aに連続する壁本体50の一方および他方の室内側面50c,50cに貼り付けられる下地壁面材52,52の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面50aに取り付けられているので、前記下地壁面材52,52の側端部によって前記第1下地部54Aおよび第2下地部54Bをより確実に遮蔽することができ、前記ドア開口部51の外観性を確実に向上できる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記ドア開口部51を化粧することができるので、省部材化を図り、コストをより確実に低減させることが可能となる。
本発明によれば、表面部は、下地部を遮蔽する下地壁面材の室内側面よりも前方に突出する突出縁部を有しているので、下地部を確実に遮蔽しながら、突出縁部を、開口部の縁部に沿って見せることができる。このような表面部の突出縁部によれば、従来に比して、開口部付近に対して軽快でシンプルな印象を与えることができるので、より外観性を向上させることができる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、開口部を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
本発明の枠材の取付構造の第1の実施の形態を示す立面図である。 図1に示す枠材の取付構造の平断面図である。 図1に示す枠材の取付構造の部分側断面図である。 図1に示す枠材の取付構造の部分拡大斜視図である。 図1に示す枠材の取付構造の斜視図である。 本発明の枠材の取付構造の第2の実施の形態を示す平断面図である。 本発明の枠材の取付構造の第3の実施の形態を示す平断面図である。 本発明の枠材の取付構造の第4の実施の形態を示す立面図である。 図8に示す枠材の取付構造の部分側断面図である。 本発明の枠材の取付構造の第5の実施の形態を示す平断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の枠材13は、図1〜図5に示すように、壁本体10に形成された開口部11の縁部に取り付けられるものであり、前記開口部11に面する前記壁本体10の開口部側面10a,10bに固定されるとともに、この開口部側面10a,10bに連続する壁本体10の室内側面10cの少なくとも一方に貼り付けられる下地壁面材12の側端部によって遮蔽される下地部14と、この下地部14の開口部11側に位置し、前記壁本体10の開口部側面10a,10bを化粧する表面部15とを備えている。
そして、前記表面部15は、この表面部15の長さ方向と平行な両側縁部のうち、少なくとも前記下地壁面材12が貼り付けられる方の側縁部から、該表面部15の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材12の室内側面よりも前方に突出する突出縁部15aを有している。
ここで、前記壁本体10は複数の建築用壁パネル(以下、壁パネル)を組み立ててなるものであり、この壁パネルとは、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面もしくは片面に、面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填されるものである。
また、前記開口部11は、前記壁本体10を、例えば、縦方向に長尺な2枚の壁パネルの上端部間に、開口部11の上部に位置する他の壁パネルを架設して門型に形成することによって、この壁本体10の中央部に形成されるものである。
なお、このように前記壁本体10を門型に形成することによってドア開口部を形成することができる。つまり、本実施の形態の開口部11は、図1に示すようにドア開口部11であり、ドア17が開閉自在に設けられている。
また、例えば前記複数の壁パネルを口字状に組み立てることによって窓開口部を形成できるようになっている。
さらに、この開口部11の大きさは、通常のドアや窓サッシ設けられる程度の大きさに設定されている。
そして、前記壁本体10は、この開口部11に面する前記開口部側面10a,10bを備えることになる。つまり、これら開口部側面10a,10bの横方向の長さは、前記壁パネルの厚み分の長さと等しい。
なお、前記開口部側面10aは、図2に示すように、縦方向すなわち壁本体10の上下方向に延在する面であり、前記開口部側面10bは、図3に示すように、横方向すなわち壁本体10の左右方向に延在する面である。
また、本実施の形態においては、図2,図3,図5に示すように、前記壁本体10の室内側面10c,10cの双方に前記下地壁面材12が貼り付けられている。
この下地壁面材12は、例えば石膏ボード等であり、図4および図5に示すように、この石膏ボード12の表面にさらにクロス12a等の仕上げ材が貼り付けられている。なお、このクロス12aの端部は、図5に示すようにカッターC等で切除する。この際、前記表面部15の突出縁部15aと下地壁面材12とで形成される隅部を、カッターCでクロス12aを切る際の定規として用いるようにしてもよい。
また、このクロス12aの表面には、図1に示すように、前記壁本体10の下端部に幅木12bがそれぞれ取り付けられている。
前記枠材13は、前記表面部15が、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であるとともに、前記下地部14が木材であり、これら表面部15と下地部14とが互いに結合されてなるものである。
このように前記下地部14が木材であれば、例えば枠材13を前記開口側端面10a,10bに固定する際に、釘やビス等の止着材を打ち込みやすい。また、前記表面部15が、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であれば、全体に木粉が含まれた木質感のある部材として用いることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造できるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
さらに、これら表面部15と下地部14とは互いに結合されるものであるから、例えば、予め結合しておき、前記表面部15と下地部14とを一度に前記開口部側面10a,10bに固定してもよいし、まず、前記下地部14だけを前記開口部側面10a,10bに固定してから、この下地部14に前記表面部15を結合するようにしてもよく、使い勝手がよい。
また、前記表面部15は、上述のように前記突出縁部15aを有している。本実施の形態の突出縁部15aは、図2〜図5に示すように、前記表面部15の両側縁部に設けられている。
これら突出縁部15a,15aの突出長さは、前記下地壁面材12,12が貼り付けられる壁本体10の室内側面10c,10cから、前記下地壁面材12,12の下端部に取り付けられた前記幅木12b,12bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
これによって、前記幅木12b,12bを、前記突出縁部15a,15aと当接するようにして前記下地壁面材12,12の下端部に取り付けるようにすることで、これら幅木12b,12bと突出縁部15a,15aとの一体感を高めることができ、前記開口部11付近の外観性を向上させることができる。
さらに、前記表面部15は、この表面部15の長さ方向に沿って形成されるとともに、戸当たり部材16が嵌め込まれて係合する係合溝15bを有している。この係合溝15bは断面視略コ字状に形成されており、この係合溝15bの形状に合わせて前記下地部14も凹状に切削された溝部14aを有している。すなわち、この下地部14の溝部14aに前記表面部15の係合溝15bを嵌め込むことができるようになっている。
なお、前記表面部15は、前記壁本体10の室内側面10c,10cの延長線上に前記壁本体10側に向かって突出する突部15c,15cを有している。これに合わせて、前記下地部14にも、前記突部15c,15cが当接する切欠部14b,14bが形成されている。
したがって、前記表面部15の係合溝15bおよび突部15c,15cを、前記下地部14の溝部14aおよび切欠部14b,14bに合致させることで、これら下地部14と表面部15とが互いに結合されることとなる。
そして、以上のように前記表面部15は、この表面部15の長さ方向に沿って形成されるとともに、戸当たり部材16が嵌め込まれて係合する係合溝15bを有しているので、この係合溝15bに前記戸当たり部材16を確実に嵌め込むことができ、枠材13をドア枠材として用いることができる。
また、前記係合溝15bの底部に釘等を打ち込むことによって、枠材13自体を前記開口部側面10a,10bに確実に固定することが可能となる。しかも、前記係合溝15bの底部に打ち込まれた釘を、前記戸当たり部材16によって遮蔽することができるので、前記開口部11付近の外観性を向上させることができる。
なお、前記戸当たり部材16の代わりに、前記係合溝15aを塞ぐとともに、前記表面部15の化粧面と面一となる蓋部材(図示せず)を嵌め込むようにしてもよい。この蓋部材は前記表面部15と同一の素材からなるものである。
また、前記表面部15は、図4に示すように、前記突出縁部15a,15aの下地壁面材12側面に、前記突出縁部15a,15aの長さ方向に沿って、かつ前記突出縁部15a,15aの突出方向に沿って並設するようにして複数の突起が形成された当接面15d,15dを有している。
これら複数の突起が形成された当接面15d,15dには、前記下地壁面材12の側端部が当接するようになっており、施工時に、前記下地壁面材12,12を、これら当接面に15d,15dに押し付けるようにしてから前記室内側面10c,10cに貼り付けて固定することで、例えば経年変化等によって、前記下地壁面材12が前記壁本体10の室内側面10cから離間する方向に反り返ってしまうことを防ぐことができる。
また、これら当接面15d,15dに接着剤を塗布してから前記下地壁面材12,12を設けることで、これら下地壁面材12,12の変形をより確実に防ぐことができる。
さらに、前記下地壁面材12,12を前記壁本体10の室内側面10c,10cに貼り付ける際は、前記壁本体10の開口部側面10a,10bにそれぞれ前記枠材13を取り付けておき、予め取り付けられた該枠材13の突出縁部15aに前記下地壁面材12,12の側端面を押し当てるようにしながら前記室内側面10c,10cにそれぞれ貼り付けるようにする。これによって、前記下地壁面材12,12の側端部と前記突出縁部15a,15aとの間に隙間が生じにくい。
なお、本実施の形態において、前記表面部15が、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であるとともに、前記下地部14が木材であるとしたが、これに限られるものではない。
すなわち、前記表面部15と下地部14とを、それぞれ木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品とし、これら表面部15と下地部14とを互いに結合して用いるものでもよい。これにより、前記表面部15と下地部14とを、全体に木粉が含まれた木質感のある部材として用いることができる。
また、前記表面部15および下地部14を、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形して一体的に形成したものとしてもよい。これにより、全体に木粉が含まれた木質感のある一部材として用いることができる。さらに、これら表面部15および下地部14を一度に製造できるとともに、一度に前記開口部側面10a,10bに固定することができる、という利点もある。
そして、以上のような枠材13は、ドア開口部11である前記開口部11の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられている。つまり、図1〜図3に示すように、門型に形成された壁本体10の開口部側面10a,10bのうち、前記ドア開口部11の両側縁に位置する開口部側面10aと、ドア開口部11の上縁に位置する開口部側面10bとに取り付けられている。
また、このドア枠材としての枠材13は、該枠材13の下地部14を、前記開口部側面10a,10bに連続する壁本体10の室内側面10c,10cの双方に貼り付けられる下地壁面材12の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面10a,10bに取り付けられている。
これにより、前記下地壁面材12,22,32の側端部によって前記下地部14を確実に遮蔽することができるので、前記ドア開口部11の外観性を確実に向上できる。また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記ドア開口部11を化粧することができる。
なお、前記壁本体10は、図1および図2に示すように、この壁本体10と直交して配置される壁体18と隣接しており、これら壁本体10と壁体18とが交差する部分には、前記表面部15の突出縁部15aと、前記壁体18の表面に貼り付けられた下地壁面材18aとの間の隙間には、この隙間を埋める見切り材18bが設けられている。
本実施の形態によれば、前記表面部15は、前記下地部14を遮蔽する前記下地壁面材12の室内側面よりも前方に突出する突出縁部15aを有しているので、前記下地部14を確実に遮蔽しながら、前記突出縁部15aを、前記開口部11の縁部に沿って見せることができる。このような表面部15の突出縁部15aによれば、従来に比して、前記開口部11付近に対して軽快でシンプルな印象を与えることができるので、より外観性を向上させることができる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記開口部11を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施の形態の枠材23は、図6に示すように、壁本体20に形成された開口部21の縁部に取り付けられるものであり、前記開口部21に面する前記壁本体20の開口部側面20a2に固定されるとともに、この開口部側面20aに連続する壁本体20の室内側面20c,20cの双方に貼り付けられる下地壁面材22,22の側端部によって遮蔽される下地部24と、この下地部24の開口部21側に位置し、前記壁本体20の開口部側面20aを化粧する表面部25とを備えている。
そして、前記表面部25は、この表面部25の長さ方向と平行な両側縁部の双方の側縁部から、該表面部25の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材22,22の室内側面よりも前方に突出する突出縁部25aを有している。
なお、本実施の形態の開口部21は、前記壁本体20が立設される床面付近から天井付近までの高さに設定されるとともに、ドア27が開閉自在に取り付けられるドア開口部21である。そして、前記枠材23は、ドア開口部21である前記開口部21の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられている。
つまり、門型に形成された壁本体20の開口部側面のうち、前記ドア開口部21の両側縁に位置する開口部側面20aと、ドア開口部21の上縁に位置する開口部側面(図示せず)とに取り付けられている。
また、前記下地壁面材22,22の室内側面には、クロス22aがそれぞれ貼り付けられており、これらクロス22a,22aには、前記壁本体20の下端部に位置するようにして幅木22b,22bがそれぞれ取り付けられている。
本実施の形態の表面部25は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、戸当たり部材26が嵌め込まれて係合する係合溝25bと、前記壁本体10の室内側面20c,20cの延長線上に前記壁本体20側に向かって突出する突出部25c,25cを有している。
また、この表面部25は、平面視略凸字状に形成される4つの溝部を有しており、これら4つの溝部の開放部分は前記下地部24によって閉塞されている。
また、前記突出縁部25a,25aの突出長さは、前記下地壁面材22,22が貼り付けられる壁本体20の室内側面20c,20cから、前記下地壁面材22,22の下端部に取り付けられた前記幅木22b,22bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
さらに、本実施の形態の下地部24は木材であり、図6に示すように、前記表面部25の突出部25c,25c間に挟み込まれるように、かつ前記4つ溝部の開放部分を閉塞できるように断面視において矩形板状に形成されている。
これにより、例えば、この下地部24を前記表面部25の裏面側の形状に合わせて複雑になる場合に比して、加工する手間を省くことができるので好ましい。また、前記突出部25c,25cによって前記下地部24を確実に保持できる。
本実施の形態によれば、従来に比して、前記開口部21付近に対して軽快でシンプルな印象を与えることができるので、より外観性を向上させることができる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記開口部21を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1および第2の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施の形態の枠材34は、図7に示すように、壁本体30に形成された開口部31の縁部に取り付けられるものであり、前記開口部31に面する前記壁本体30の開口部側面30aに固定されるとともに、この開口部側面30aに連続する壁本体30の室内側面30cの一方に貼り付けられる下地壁面材32の側端部によって遮蔽される下地部34と、この下地部34の開口部31側に位置し、前記壁本体30の開口部側面30aを化粧する表面部35とを備えている。
そして、前記表面部35は、この表面部35の長さ方向と平行な両側縁部のうち、前記下地壁面材32が貼り付けられる方の側縁部から、該表面部35の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材32の室内側面よりも前方に突出する突出縁部35aを有している。
なお、前記壁本体30は、複数の壁パネルを逆L字状に組んでなり、逆L字状に組まれた壁本体30の入隅側が前記開口部31となっている。また、前記下地壁面材32の室内側面には、クロス32aがそれぞれ貼り付けられており、これらクロス32aには、前記壁本体30の下端部に位置するようにして幅木32bが取り付けられている。
また、この壁本体30は、この壁本体30と直交して配置される壁体38と隣接して配置されている。
さらに、前記壁本体30は、前記開口部31を挟んで、壁体39と隣接している。
この壁体39は、前記壁体38と平行する方向に、かつ前記壁本体30と直交する方向に延在しており、前記壁本体30に設けられた枠材33と対向する位置に、この枠材33と対称に形成された枠材33が設けられている。すなわち、前記開口部31の両側縁に前記枠材33が設けられることとなる。
なお、前記壁体39側に設けられた枠材33の突出縁部33aと、前記壁体39の室内側面に貼り付けられた下地壁面材39aとの間の隙間には、この隙間を埋める見切り材39bが設けられている。
また、前記開口部31の両側縁に設けられた枠材33,33間には引き戸37,37が2枚設けられており、本実施の形態においては、これら引き戸37,37を境に一方が部屋となっており、他方が物入れとなっている。したがって、部屋側に位置する、前記壁本体30の下地壁面材32にも前記幅木32bが取り付けられており、前記壁体39の下地壁面材39aにも幅木39cが取り付けられている。一方、物入れ側に位置する、前記壁体38の下地壁面材38aと、前記壁体39のもう一方の下地壁面材39aには幅木を設けなくてもよい。
したがって、本実施の形態の表面部35の突出縁部35aは、室内側の一方だけに突出して設けられている。そして、この表面部35の他方の側縁部には、図7に示すように、断面視において矩形枠状に形成された筒状部35bが設けられている。このような筒状部35bであれば、前記突出縁部35aに比して強度に優れるとともに、前記物入れ内に位置する下地壁面材38a,39aも、それぞれ側端面を押し当てて固定するだけで済むので、物入れ等のように人目につきにくい場所において好ましい。
また、前記表面部35は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、前記壁本体30の室内側面30cの延長線上に前記壁本体30側に向かって突出する突出部35cを有している。
また、前記突出縁部35aの突出長さは、前記下地壁面材32が貼り付けられる壁本体30の室内側面30cから、前記下地壁面材32の下端部に取り付けられた前記幅木32bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
さらに、前記表面部35は、この表面部35の化粧面の裏側に、該表面部35の長さ方向に沿って、かつ前記化粧面の横方向に沿って並設するようにして複数の凹部35dを有しており、これら複数の凹部35d内に接着剤を充填するなどして、前記下地部34と表面部35との接合強度を高めることができる。
さらに、本実施の形態の下地部34は、断面視において矩形板状に形成された木材であり、図7に示すように、前記表面部35の突出部35cと、前記筒状部35bとの間に挟み込まれるようにして、前記表面部35と結合している。
本実施の形態によれば、例えば、部屋と物入れとの間に位置する開口部31に対しても軽快でシンプルな印象を与えることができるので、外観性を向上させることができる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記開口部31を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
(第4の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1〜第3の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施の形態の枠材44は、図8および図9に示すように、壁本体40に形成された開口部41の縁部に取り付けられるものであり、前記開口部41に面するとともに、この開口部41の下縁に位置する前記壁本体40の開口部側面40bに固定されるとともに、この開口部側面40bに連続する壁本体40の室内側面40cの一方に貼り付けられる下地壁面材42の側端部によって遮蔽される下地部44と、この下地部44の開口部41側に位置し、前記壁本体40の開口部側面40aを化粧する表面部45とを備えている。
そして、前記表面部45は、この表面部45の長さ方向と平行な両側縁部のうち、前記下地壁面材42が貼り付けられる方の側縁部から、該表面部45の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材42の室内側面よりも前方に突出する突出縁部45aを有している。
なお、本実施の形態の壁本体40は、室内と屋外との間に立設される外壁である。
ここで、前記壁本体40は、複数の壁パネルを口字状に組み立てることによって前記開口部41を形成できるようになっている。この開口部41は、前記壁本体40が立設される床面から所定高さ位置に形成されるとともに、前記開口部側面40bの屋外側に窓サッシ47が嵌め込まれて取り付けられる窓開口部41であり、前記枠材43は、この窓開口部41の縁部に取り付けられる窓枠材として用いられている。
そして、この窓枠材としての枠材43は、該枠材43の下地部44を、前記開口部側面40bに連続する壁本体40の室内側面40cに貼り付けられる下地壁面材42の側端部と、前記窓サッシ47とによって遮蔽するようにして、前記開口部側面40bの室内側に取り付けられている。
また、前記下地壁面材42の室内側面には、クロス42aが貼り付けられており、このクロス42aには、前記壁本体40の下端部に位置するようにして幅木42bが取り付けられている。
また、図9に示すように、前記開口部41の上縁に位置する前記壁本体40の開口部側面40bと、前記開口部41の両側縁に位置する前記壁本体40の開口部側面(図示せず)には、前記壁本体40の室内側面40cに貼り付けられた下地壁面材42と連続する見込み合板48,48が設けられている。
また、これら見込み合板48,48の表面には、前記下地壁面材42に貼り付けられたクロス42aが連続して貼り付けられており、これら見込み合板48,48と前記窓サッシ47との間に設けられる見切り材48aによって、前記クロス42aの端部が見切られている。
また、前記表面部45は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、前記突出縁部45aと、前記下地部44に形成される被係合部44b(後述する)に係合する係合部45bとを有している。
さらに、前記突出縁部44aの突出長さは、前記下地壁面材42が貼り付けられる壁本体40の室内側面40cから、前記下地壁面材42の下端部に取り付けられた幅木22bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
なお、前記表面部45の化粧面の裏側の押出形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、前記表面部45の化粧面は平板に形成されており、例えば、絵画やオブジェ、観葉植物等を置ける窓台として利用することができるので、窓開口部41の外観性を向上できて好ましい。
一方、前記下地部44は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、前記開口部側面40bに当接し、該下地部44を支持する側断面視略凹字状の当接部44aと、前記表面部45の係合部45bが係合する被係合部44bとを有している。
なお、この下地部44の押出形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であるとともに、木材を加工してなるものでもよい。
本実施の形態によれば、例えば、室内と屋外との間に位置する開口部41に対しても軽快でシンプルな印象を与えることができるので、外観性を向上させることができる。すなわち、前記枠材43を、前記下地部44を、前記開口部側面40bに連続する壁本体40の室内側面40cに貼り付けられる下地壁面材42の側端部と、前記窓サッシ47とによって遮蔽するようにして、前記開口部側面40bの室内側に取り付けることによって、前記下地壁面材42の側端部によって前記下地部44を確実に遮蔽することができるので、前記窓開口部41の外観性を確実に向上できる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記開口部41を化粧することができるので、省部材化を図り、コストを確実に低減させることが可能となる。
(第5の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1〜第4の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施の形態の枠材53は、図10に示すように、壁本体50に形成された開口部51の縁部に取り付けられるものであり、前記開口部51に面する前記壁本体50の開口部側面50aの長さ方向と平行な両側縁部のうち、一方の側縁部側に配置される第1部材53Aと、他方の側縁部側に配置される第2部材53Bとからなる。
前記第1部材53Aは、前記開口部51に面する前記壁本体50の開口部側面50aに固定されるとともに、この開口部側面50aに連続する壁本体50の一方の室内側面50cに貼り付けられる下地壁面材52の側端部によって遮蔽される第1下地部54Aと、この第1下地部54Aの開口部51側に位置し、前記壁本体50の開口部側面50aを化粧する第1表面部55Aとを備えている。
前記第2部材53Bは、前記開口部51に面する前記壁本体50の開口部側面50aに固定されるとともに、この開口部側面50aに連続する壁本体50の他方の室内側面50cに貼り付けられる下地壁面材52の側端部によって遮蔽される第2下地部54Bと、この第2下地部54Bの開口部51側に位置し、前記壁本体50の開口部側面50aを化粧する第2表面部55Bとを備えている。
なお、本実施の形態の開口部51は、前記壁本体50が立設される床面付近から天井付近までの高さに設定されるとともに、ドア57が開閉自在に取り付けられるドア開口部51である。そして、前記枠材53は、ドア開口部51である前記開口部51の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられている。
つまり、門型に形成された壁本体50の開口部側面のうち、前記ドア開口部51の両側縁に位置する開口部側面50aと、ドア開口部51の上縁に位置する開口部側面(図示せず)とに取り付けられている。
また、前記下地壁面材52の室内側面には、クロス52aがそれぞれ貼り付けられており、これらクロス52aには、前記壁本体50の下端部に位置するようにして幅木52bがそれぞれ取り付けられている。
本実施の形態の第1部材53Aの第1下地部54Aと第1表面部55Aとは、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、一体的に形成されている。
前記第2部材53Bの第2下地部54Bと第2表面部55Bも同じく押出成形品であり、一体的に形成されている。
前記第1下地部54Aは、前記第1部材53Aのうち、この第1下地部54Aが遮蔽される下地壁面材52の開口部51側端部よりも開口部51側に突出しない部位の付近を指している。
また、前記第2下地部54Bは、前記第2部材53Bのうち、この第2下地部54Bが遮蔽される下地壁面材52の開口部51側端部よりも開口部51側に突出しない部位の付近を指している。
さらに、前記第2下地部54Bの開口部側面50aから開口部51側方向への長さは、前記第1下地部54Aの開口部側面50aから開口部51側方向への長さよりも長くなるように設定されている。
また、これに伴って、前記第2下地部54Bを遮蔽する下地壁面材52の開口部51側への突出長さも、前記第1下地部54Aを遮蔽する下地壁面材52の開口部51側への突出長さよりも長くなるように設定されている。
前記第1表面部55Aは、前記第1部材53Aのうち、前記第1下地部54Aが遮蔽される下地壁面材52の開口部51側端部よりも開口部51側に突出する部位の付近を指している。
また、この第1表面部55Aは、該第1表面部55Aの下地壁面材52側縁部から、該第1表面部55Aの長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材52の室内側面よりも前方に突出する第1突出縁部55Aaを有している。
また、前記第1突出縁部55Aaの突出長さは、前記下地壁面材52が貼り付けられる壁本体50の室内側面50cから、前記下地壁面材52の下端部に取り付けられた前記幅木52bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
前記第2表面部55Bは、前記第2部材53Bのうち、前記第2下地部54Bが遮蔽される下地壁面材52の開口部51側端部よりも開口部51側に突出する部位の付近を指している。
また、この第2表面部55Bは、該第2表面部55Bの下地壁面材52側縁部から、該第2表面部55Bの長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材52の室内側面よりも前方に突出する第2突出縁部55Baと、この第2突出縁部55Baとは反対方向に突出するとともに前記第1表面部55Aの第2部材53B側縁部に重ね合わせられる第3突出縁部56とを有している。
また、前記第2突出縁部55Baの突出長さは、前記下地壁面材52が貼り付けられる壁本体50の室内側面50cから、前記下地壁面材52の下端部に取り付けられた前記幅木52bの室内側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
前記第3突出縁部56は、前記第2突出縁部55Baの厚みよりも厚くなるように形成されており、この第3突出縁部56の開口部51側面と前記第2突出縁部55Baの開口部51側面とは面一になるように設定され、この第3突出縁部56の壁本体50側面は、前記第1表面部55Aの開口部51側面に当接するように設定されている。
そして、前記第1表面部55Aと第2表面部55Bとは段状に組み合わせられており、前記第3突出縁部56を、ドアの側端部が当接する戸当たりとして利用できるようになっている。
さらに、この第3突出縁部56の第1部材53A側端面には、例えばモヘアやゴム等のように、ドア57と第3突出縁部56との隙間を塞ぐとともに、ドア57と第3突出縁部56とが強く接触する際のクッション材としての役割を果たす閉塞部材が取り付けられている。
また、前記第1部材53Aと第2部材53Bとは、互いにかみ合うように構成されている。すなわち、図10に示すように、前記第1部材53Aは、前記第1表面部55Aの第1突出縁部55Aaとは反対方向に突出する凸部58を有しており、前記第2部材53Bは、この凸部58が嵌合する凹部59を有している。
このように前記凸部58を前記凹部59に嵌合して、前記第1部材53Aと第2部材53Bとを互いにかみ合わせることによって、前記第2部材53Bが外れることを確実に防ぐことが可能となる。
すなわち、前記第2部材53Bは、後述のように、接着によって固定されるとともに、前記第1部材53Aに比して小さい部材であり、さらに、ドア57開閉時に該ドア57の側端部が接触するものであるため、何の対処もなければ、外れやすい部材であるが、上述のように前記第1部材53Aと第2部材53Bとが互いにかみ合うとともに、枠材53自体が前記下地壁面材52,52によって両側から挟みこまれるので、前記第2部材53Bが外れることを確実に防ぐことができるようになっている。
なお、前記凸部58の、前記第1下地部54Aから第2部材53B側への突出寸法と、前記凹部59の、前記第2下地部54Bの第1部材53A側面からの深さ寸法とは、略等しくなるように設定されている。
また、本実施の形態の凸部58および凹部59は、前記枠材53の長さ方向に沿って形成されているが、これに限らず、前記枠材53の長さ方向に沿って点在するものとしてもよいし、前記凸部58は前記枠材53の長さ方向に沿って点在し、かつ前記凹部59は前記枠材53の長さ方向に沿って溝状に形成されるものとしてもよい。
また、前記第2表面部55bの裏側において、前記第1部材53Aと第2部材53Bとの間には隙間60が形成されている。
この隙間60は、前記凸部58を凹部59に隙間なく嵌合させることで閉塞するように形成されており、この隙間60を利用して、前記第1部材53Aと第2部材53Bとを、前記凸部58を凹部59に嵌合させた状態で、互いに離間させたり、近づけたりすることができる。
すなわち、前記枠材53の幅を調整できることとなる。これによって、例えば両方の下地壁面材52,52間の長さに対して、枠材53の幅寸法が広くなってしまう場合に、前記隙間60を利用して前記第1部材53Aと第2部材53Bとを互いに近づけることで、枠材53の幅寸法を縮めることができるので、前記枠材53を、前記両方の下地壁面材52,52間に確実に納めることができる。
また、両方の下地壁面材52,52間の長さに対して、枠材53の幅寸法が小さくなってしまう場合には、前記第1部材53Aと第2部材53Bとを互いに離間させることで、枠材53の幅寸法を伸ばすことができるので、この場合においても、前記枠材53を、前記両方の下地壁面材52,52間に確実に納めることができる。
そして、以上のようなドア枠材としての枠材53は、図10に示すように、該枠材53の第1下地部54Aおよび第2下地部54Bを、前記開口部側面50aに連続する壁本体50の一方および他方の室内側面50c,50cに貼り付けられる下地壁面材52,52の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面50aに取り付けられている。
これにより、前記下地壁面材52,52の側端部によって前記第1下地部54Aおよび第2下地部54Bをより確実に遮蔽することができるので、前記ドア開口部51の外観性を確実に向上できる。
また、従来とは異なり、例えば額縁材や結合金具等の部材を用いずに、前記ドア開口部51を化粧することができるので、省部材化を図り、コストをより確実に低減させることが可能となる。
また、前記第1下地部54Aは、前記壁本体50の開口部側面50aに対してビス61等の止着材によって止着固定されている。この第1下地部54Aは、該第1下地部54Aの下地壁面材52に当接する側面と、前記壁本体50の室内側面50cとが面一になるように固定されている。
なお、前記ビス61は、前記第2表面部55Bの第3突出縁部56によって遮蔽されている。
また、前記第2下地部54Bは、前記壁本体50の開口部側面50aに対して図示しない接着剤によって接着固定されている。この第2下地部54Bも、該第2下地部54Bの下地壁面材52に当接する側面と、前記壁本体50の室内側面50cとが面一になるように固定されている。
つまり、この第2下地部54Bは、該第2下地部54Bの下地壁面材52に当接する側面と、前記壁本体50の室内側面50cとが面一になるように位置調整がされており、枠材3自体の幅寸法を決定していることになる。
本実施の形態によれば、前記第2下地部54Bの開口部側面50aから開口部51側方向への長さは、前記第1下地部54Aの開口部側面50aから開口部51側方向への長さよりも長くなるように設定されており、前記第2表面部55Bは、前記第2突出縁部55Baとは反対方向に突出するとともに前記第1表面部55Aの第2部材53B側縁部に重ね合わせられる第3突出縁部56とを有しているので、前記第1表面部55Aと第2表面部55Bとを段状に組み合わせることができるとともに、前記第3突出縁部56を、ドアの側端部が当接する戸当たりとして利用することができる。すなわち、前記第1表面部55Aと第2表面部55Bとを段状に組み合わせることで、戸当たりを形成することができるので、戸当たりを別個に取り付ける作業を省略できる分、作業効率を向上させることができるとともに、省部材化をさらに促進することができる。
10 壁本体
10a 開口部側面
10b 開口部側面
10c 室内側面
11 開口部
12 下地壁面材
13 枠材
14 下地部
15 表面部
15a 突出縁部
20 壁本体
20a 開口部側面
20c 室内側面
21 開口部
22 下地壁面材
23 枠材
24 下地部
25 表面部
25a 突出縁部

Claims (10)

  1. 壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けられる枠材において、
    前記開口部に面する前記壁本体の開口部側面に固定されるとともに、この開口部側面に連続する壁本体の室内側面の少なくとも一方に貼り付けられる下地壁面材の側端部によって遮蔽される下地部と、
    この下地部の開口部側に位置し、前記壁本体の開口部側面を化粧する表面部とを備えており、
    前記表面部は、この表面部の長さ方向と平行な両側縁部のうち、少なくとも前記下地壁面材が貼り付けられる方の側縁部から、該表面部の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材の室内側面よりも前方に突出する突出縁部を有していることを特徴とする枠材。
  2. 請求項1に記載の枠材において、
    前記突出縁部の突出長さは、前記下地壁面材が貼り付けられる壁本体の室内側面から、前記下地壁面材の下端部に取り付けられる幅木の室内側面までの長さと略等しくなるように設定されていることを特徴とする枠材。
  3. 請求項1または2に記載の枠材において、
    前記表面部は、この表面部の長さ方向に沿って形成されるとともに、戸当たり部材が嵌め込まれて係合する係合溝を有していることを特徴とする枠材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の枠材において、
    前記表面部は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であるとともに、前記下地部は木材であり、これら表面部と下地部とは互いに結合されていることを特徴とする枠材。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の枠材において、
    前記表面部と下地部とは、それぞれ木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品であり、これら表面部と下地部とは互いに結合されていることを特徴とする枠材。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の枠材において、
    前記表面部および下地部は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形して一体的に形成されていることを特徴とする枠材。
  7. 壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けられる枠材において、
    前記開口部に面する前記壁本体の開口部側面の長さ方向と平行な両側縁部のうち、一方の側縁部側に配置される第1部材と、他方の側縁部側に配置される第2部材とからなり、
    前記第1部材は、前記開口部に面する前記壁本体の開口部側面に固定されるとともに、この開口部側面に連続する壁本体の一方の室内側面に貼り付けられる下地壁面材の側端部によって遮蔽される第1下地部と、この第1下地部の開口部側に位置し、前記壁本体の開口部側面を化粧する第1表面部とを備えており、
    前記第2部材は、前記開口部に面する前記壁本体の開口部側面に固定されるとともに、この開口部側面に連続する壁本体の他方の室内側面に貼り付けられる下地壁面材の側端部によって遮蔽される第2下地部と、この第2下地部の開口部側に位置し、前記壁本体の開口部側面を化粧する第2表面部とを備えており、
    前記第2下地部54Bの開口部側面50aから開口部51側方向への長さは、前記第1下地部54Aの開口部側面50aから開口部51側方向への長さよりも長くなるように設定されており、
    前記第1表面部は、この第1表面部の下地壁面材側縁部から、該第1表面部の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材の室内側面よりも前方に突出する第1突出縁部を有しており、
    前記第2表面部は、この第2表面部の下地壁面材側縁部から、該第2表面部の長さ方向と直交する方向に沿って、前記下地壁面材の室内側面よりも前方に突出する第2突出縁部と、この第2突出縁部とは反対方向に突出するとともに前記第1表面部の第2部材側縁部に重ね合わせられる第3突出縁部とを有していることを特徴とする枠材。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の枠材を、壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けてなる枠材の取付構造であって、
    前記開口部は、前記壁本体が立設される床面付近から天井付近までの高さに設定されたドア開口部であり、前記枠材は、このドア開口部の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられており、
    このドア枠材としての枠材は、該枠材の下地部を、前記開口部側面に連続する壁本体の室内側面の少なくとも一方に貼り付けられる下地壁面材の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面に取り付けられていることを特徴とする枠材の取付構造。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の枠材を、壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けてなる枠材の取付構造であって、
    前記開口部は、前記壁本体が立設される床面から所定高さ位置に形成されるとともに、前記開口部側面の屋外側に窓サッシが嵌め込まれて取り付けられる窓開口部であり、前記枠材は、この窓開口部の縁部に取り付けられる窓枠材として用いられており、
    この窓枠材としての枠材は、該枠材の下地部を、前記開口部側面に連続する壁本体の室内側面に貼り付けられる下地壁面材の側端部と、前記窓サッシとによって遮蔽するようにして、前記開口部側面の室内側に取り付けられていることを特徴とする枠材の取付構造。
  10. 請求項7に記載の枠材を、壁本体に形成された開口部の縁部に取り付けてなる枠材の取付構造であって、
    前記開口部は、前記壁本体が立設される床面付近から天井付近までの高さに設定されたドア開口部であり、前記枠材は、このドア開口部の縁部に取り付けられるドア枠材として用いられており、
    このドア枠材としての枠材は、該枠材の第1下地部および第2下地部を、前記開口部側面に連続する壁本体の一方および他方の室内側面に貼り付けられる下地壁面材の側端部によって遮蔽するようにして、前記開口部側面に取り付けられていることを特徴とする枠材の取付構造。
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