JP7162436B2 - ドア枠ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、建物の開口部にドアを設置するためのドア枠ユニットに関する。
建物の開口部に開き戸を設ける場合には、例えば特許文献1に記載のように、開口部に開き戸を設置するための枠材が設けられる。特許文献1に記載の発明では、開き戸を取り付ける枠材に、開き戸の戸当りを一体化して設けている。
特開2010-024654号公報
上記の従来技術では、枠材に戸当りを一体化して設けているため、枠材を開口部の柱に固定するための固着具(ネジ、釘等)が表面に露出してしまう。
また、上記の従来技術では、開き戸を取り付ける箇所が、戸当りを形成する箇所に対して薄くなってしまうため、十分な剛性が確保しにくい。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、取付剛性を確保しつつ、意匠性を向上できるドア枠ユニットを提供することにある。
上記課題は、本発明に係るドア枠ユニットによれば、建物の開口部にドアを取り付けるためのドア枠ユニットであって、前記ドアが取り付けられるドア取付部材と、前記開口部の出入り方向についての前記ドアの移動を規制する戸当り部材と、を備え、前記ドア取付部材は、前記開口部に対し固定される固定部と、前記ドアが開閉可能に取り付けられるドア取付部と、を有し、前記戸当り部材は、前記ドア取付部材の前記固定部に当接して接合される接合部と、前記ドア取付部材よりも前記開口部の出入り方向において外側に延出した延出部と、を有し、前記ドア取付部材と前記戸当り部材とを連結する連結部材を有し、前記連結部材は、前記固定部と前記接合部のそれぞれに差し込まれ、前記開口部の幅方向に沿って延びており、前記開口部が設けられる壁に対し前記ドア取付部材を固定するための固着具を有し、前記固着具は、前記固定部に打ち込まれ、前記開口部の幅方向に沿って延びていることにより解決される。
上記のドア枠ユニットによれば、ドア取付部材と戸当り部材とを別体に構成することで、ドア取付部材を開口部に対して固着具(ビス等)により強固に固定しやすくなる。
この際、ドア取付部材を開口部に固定するための固定部を、戸当り部材により隠すことができるため、ドア枠ユニットの意匠性を向上できる。
すなわち、上記のドア枠ユニットによれば、取付剛性を確保しつつ、意匠性も向上させることができる。
また、戸当り部材の延出部を用いて、開口部に取り付けられるドア枠ユニットと周囲の部材の位置合わせが可能となる。これにより、ドア枠ユニットの周辺の施工作業性も向上できる。
また、ドア取付部材と戸当り部材との取り付け剛性を向上できる。
上記のドア枠ユニットにおいて、前記固定部は、前記開口部の出入り方向において前記ドア取付部よりも前記ドアに遠い位置に設けられ、前記開口部の幅方向において前記ドア取付部よりも短く、前記接合部は、前記開口部の出入り方向において前記延出部よりも前記ドアに近い位置に設けられ、前記開口部の幅方向において前記延出部よりも短く、前記延出部は、前記ドア取付部材の前記開口部の出入り方向側の端部の少なくとも一部と当接し、前記開口部の幅方向において前記固定部と前記接合部とを合わせた幅が、前記ドア取付部の幅よりも長く、かつ、前記延出部の幅よりも長いとよい。
こうすることで、ドア取付部材と戸当り部材が重なる箇所の厚みの増加を抑制できる。これにより、開口部の広さを確保することができる。
また、戸当り部材によりドア取付部材の一部を隠すことができる。
また、ドア取付部材と戸当り部材が重なる箇所の厚みの増加を抑制できる。これにより、開口部の広さを確保することができる。
上記のドア枠ユニットにおいて、前記ドア取付部は、前記ドアの丁番を埋設する丁番埋設部を有するとよい。
こうすることで、ドアの丁番を隠すことができる。このようにドアの丁番を露出させないようにすることで、ドアの丁番を保護できる。また、ドアの外観をシンプルに構成することで意匠性も向上できる。
上記のドア枠ユニットにおいて、前記開口部の前記出入り方向における前記ドア取付部材の端部が、前記開口部が設けられる壁の下地材と連続し、前記ドア取付部材と前記下地材に前記壁の面材が取り付けられるとよい。
こうすることで、面材によりドア取付部材を隠すことができる。これにより、ドア取付部材を保護できる。
また、面材によりドア取付部材が隠されるためドア枠ユニットをすっきりと見せることができ、意匠性も向上できる。
上記のドア枠ユニットにおいて、前記ドア取付部材の表面を被覆する第1被覆材と、前記戸当り部材の表面を被覆する第2被覆材と、をさらに備え、前記戸当り部材は、前記ドア取付部材と対向する面において、前記開口部の幅方向の外側に位置する角部が切り欠かれた切欠き部を有し、前記第1被覆材と前記第2被覆材は、前記切欠き部と前記ドア取付部材の角部が当接する位置まで延出しているとよい。
こうすることで、ドア取付部材の表面を被覆する第1被覆材と、戸当り部材の表面を被覆する第2被覆材のそれぞれの端部の露出を抑制できる。これにより、第1被覆材と第2被覆材との端部を綺麗に処理することができるため、ドア取付部材と戸当り部材との意匠面の連続性を向上させることができる。
本発明に係るドア枠ユニットよれば、取付剛性を確保しつつ、意匠性も向上させることができる。
建物の開口部に設置されたドアの正面図である。 図1のII-II断面図である。 ドア枠ユニットの部分拡大図である。 ドア枠ユニットの丁番埋設部の形成箇所を示す図である。 ドア枠ユニットを含むドア設置構造の第1変形例を示す図である。 ドア枠ユニットを含むドア設置構造の第2変形例を示す図である。
以下、図1乃至図6を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係るドア枠ユニット1について説明する。ドア枠ユニット1は、建物Bの開口部B1にドアDを設置するための部材である。なお、建物Bは例えば戸建住宅、集合住宅、ビル等であり、特に限定されない。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
<ドアDの取付構造について>
図1に示されるように、建物Bの開口部B1には、ドア枠ユニット1が取り付けられる。そして、ドア枠ユニット1に対しては、丁番D2を介してドアDが取り付けられる。ドアDは所謂開き戸であり、ドアDのハンドルD1を操作することにより、ドアDの開閉が可能となっている。具体的には、ハンドルD1に連動してドアDからドア枠ユニット1に向けて開閉規制部材の突出と収納が切り替わる。そして、開閉規制部材がドア枠ユニット1から外れることでドアDを開くことができ、開閉規制部材がドア枠ユニット1に係合することでドアDを閉じた状態に維持できる。
なお、以下において「開口部B1の幅方向」とは、開口部B1を正面から見た場合の水平方向に相当する。そして、上記幅方向における左右とは、図1に示す視点から、開口部B1を見た際の左右にそれぞれ対応する。
また、「開口部B1の出入り方向」とは、開口部B1を正面から見た場合の前後方向に相当する。そして、上記出入り方向における前後とは、図1に示す視点から、開口部B1を見た際の前後にそれぞれ対応する。
そして、「開口部B1の上下方向」とは、開口部B1を正面から見た場合の鉛直方向に相当する。そして、上記の上下方向における上下とは、図1に示す視点から、開口部B1を見た際の上下にそれぞれ対応する。
<ドア枠ユニット1の構成>
以下、図2乃至図4を参照しながらドア枠ユニット1の構成について説明する。
図2には、ドア枠ユニット1のハンドルD1を通る水平方向の断面図を示した。
図3には、図2のうちドア取付部材10と戸当り部材20の部分拡大図を示した。
図4には、ドア取付部材10とドアDの取り付けの説明図を示した。
図2に示されるように、ドア枠ユニット1は、ドア取付部材10と戸当り部材20を備える。
まず、ドア取付部材10の構成について説明する。
ドア取付部材10は、開口部B1の枠に隣接する柱51に対して固定されるとともに、ドアDが開閉可能に取り付けられる。
具体的には、ドア取付部材10は、ドアDが取り付けられるドア取付部11と、柱51に対して固定される固定部12を備える。
ドア取付部材10は、断面が略L字状をなし、開口部B1の幅方向において幅が広くなっている箇所がドア取付部11となり、幅が狭くなっている箇所が固定部12となる。
すなわち、ドア取付部11は、開口部B1の幅方向において固定部12よりも広くなっている。換言すれば、固定部12は、開口部B1の幅方向においてドア取付部11よりも幅が狭くなっている。
ドア取付部11は、ドアDと対向し、ドアDの丁番D2が埋設される丁番埋設部11Aが形成される。図4に示されるように、丁番埋設部11Aは、ドア取付部11の内面に設けられた凹部であり、丁番埋設部11Aに丁番D2の取付金具が収容されて固定される。なお、上記の内面とは、開口部B1の幅方向に対してドアDに近い側の面である。
また、丁番埋設部11Aは、ドア取付部11の内面において上下に並んで複数設けられることとしてよい。
また、ドア取付部11は、開口部B1の出入り方向において、下地材50、及び下地材50の後端側に取り付けられる面材52と重なる位置に配される。面材52は、例えば石こうボードである。
具体的には、ドア取付部11は、開口部B1の出入り方向において、下地材50の出入り方向の中央部から、面材52よりも後方側まで延出している。
なお、本実施形態では、ドア枠ユニット1に隣接して下地材50を設けたが、下地材50を設けずに、ドア枠ユニット1に隣接して柱51を設けるようにしてもよい。
固定部12は、ドア取付部11から、開口部B1の前に延出する。固定部12は、開口部B1の幅方向の外側において下地材50と当接し、開口部B1の出入り方向の前端としての端部12Bの位置が、下地材50の前端の位置と一致している。すなわち、固定部12の端部12Bは、下地材50と、開口部B1の出入り方向の前端において連続している。
なお、開口部B1の幅方向の内側とは、開口部B1の幅方向の中央部に近づく方向を意味する。そして、開口部B1の幅方向の外側とは、開口部B1の幅方向の中央部から遠ざかる方向を意味する。
また、固定部12は、開口部B1の幅方向内側に、戸当り部材20と当接して接合する当接面12Aを有する。そして、固定部12は、当接面12Aから下地材50及び柱51を貫通する固着具60を打込み固定される。これにより、ドア取付部材10は、開口部B1の枠を構成する下地材50及び柱51に対し強固に固定される。
なお、固着具60には、ビスを用いることとするが、釘、ボルト、ねじ等を用いることとしてもよい。
また、固定部12の当接面12Aには、上下に溝が形成されており、溝には、連結部材30が差し込まれて固定されている。
図4に示されるように、連結部材30は、上下方向に延出した板状部材である。また、連結部材30の側面には、返し部を形成し、固定部12から抜けにくくすることとしてもよい。
なお、本実施形態では、連結部材30を板状部材として構成したが、連結部材30は板状部材に限られず、ダボ等の柱状部材を1又は複数設けることで構成してもよい。
ドア取付部材10のドア取付部11に対しては化粧フィルム等の第1被覆材13が表面に貼付されている。例えば、第1被覆材13は、ドア取付部11のうち、面材52と重なる箇所から、戸当り部材20と重なる角部11Bまで貼ることとしてよい。
すなわち、第1被覆材13は、面材52と当接する位置から、ドア取付部材10における角部11Bと、戸当り部材20における切欠き部21Bとが当接する位置まで延出するように設けられている。
次に、戸当り部材20の構成について説明する。戸当り部材20は、開口部B1の出入り方向についてのドアDの移動を規制する部材である。すなわち、戸当り部材20は、ドアDが戸当り部材20よりも開口部B1の出入り方向前方側に移動することを規制するストッパーとして機能する。
戸当り部材20は、ドア取付部材10の当接面12Aに当接して接合される。戸当り部材20は、断面が略L字状をなし、開口部B1の幅方向において幅が狭くなっている箇所が接合部21となり、幅が広くなっている箇所が延出部22となる。
すなわち、接合部21は、開口部B1の幅方向において延出部22よりも幅が狭くなっている。換言すれば、延出部22は、開口部B1の幅方向において接合部21よりも幅が広くなっている。
接合部21は、ドア取付部材10の固定部12に取り付けられる部分である。具体的には、接合部21において開口部B1の幅方向外側の当接面21Aと、固定部12の当接面12Aとが接着剤からなる接着層40により接合される。
また、固定部12の当接面12Aと同様に、接合部21の当接面21Aには、上下に溝が形成されている。そして、接合部21の当接面21Aに形成された溝には、連結部材30のうち開口部B1の幅方向内側の部分が差し込まれて固定される。
このように、固定部12と接合部21とは接着層40による固定に加えて、連結部材30によっても固定されている。こうすることで、戸当り部材20のドア取付部材10に対する固定を補強し、開口部B1の出入り方向の位置ずれを抑制することができる。
また、連結部材30は、ドア取付部材10及び戸当り部材20の上下方向に亘って設けられているため、ドア取付部材10と戸当り部材20の取り付け剛性もより向上することができる。
また、接合部21において、角部11Bと対向する位置には角部を切り欠いた切欠き部21Bが形成されている。そして、接合部21の切欠き部21Bと、ドア取付部11の角部11Bが係合する位置に配される。
延出部22は、開口部B1の出入り方向において、ドア取付部材10よりも外側に延出する。なお、開口部B1の出入り方向外側とは、開口部B1の出入り方向の中央部から遠ざかる向きを意味し、開口部B1の出入り方向内側とは、開口部B1の出入り方向の中央部に近づく向きを意味する。
延出部22は、開口部B1の幅方向内側においては、接合部21と同じ位置にあり、開口部B1の幅方向外側においては、接合部21よりも外側に位置する。
そして、延出部22は、固定部12の端部12Bの少なくとも一部と当接する当接面22Aを有している。
なお、延出部22の開口部B1の幅方向外側に位置する外面22Bは面材52と当接することで、面材52の位置決めを行うことができる。
面材52は、ビス等の固着具を用いて柱51に対して固定される。さらに、面材52とドア取付部材10に対しても固着具を打込むことで、面材52が固定される。
また、戸当り部材20に対しては化粧フィルム等の第2被覆材23が表面に貼付される。例えば、第2被覆材23は、戸当り部材20の切欠き部21Bから外面22Bに亘って貼ることとしてよい。
すなわち、第2被覆材23は、面材52と当接する位置から、ドア取付部材10における角部11Bと、戸当り部材20における切欠き部21Bとが当接する位置まで延出するように設けられている。
こうすることで、第1被覆材13と第2被覆材23とを、角部11Bと切欠き部21Bの当接部分まで貼ることができる。そのため、第1被覆材13と第2被覆材23の端部が露出することがないため、ドア取付部材10と戸当り部材20の意匠面の連続性を向上させ、ドア枠ユニット1の意匠性を向上できる。
また、戸当り部材20において、ドアDと対向する面には、ゴム等の緩衝材25が設けられている。これにより、ドアDと戸当り部材20が当接する際の衝撃を和らげることができる。
なお、ドア枠ユニット1の開口部B1の幅方向において略左右対称の構成を有している。具体的には、ドア枠ユニット1の開口部B1の幅方向右側のドア取付部材10は、丁番埋設部11Aに代えて、ハンドルD1に連動して動く開閉規制部材を係止する係止部を有している以外は、ドア枠ユニット1の開口部B1の幅方向左側のドア取付部材10と同様の構成である。また、ドア枠ユニット1の開口部B1の幅方向右側の戸当り部材20は、ドア枠ユニット1の開口部B1の幅方向左側の戸当り部材20と同様の構成である。
以上のドア枠ユニット1によれば、開口部B1の出入り方向の前面においては、ドア取付部材10がドアDを囲むように配され、開口部B1の出入り方向の後面においては、戸当り部材20がドアDを囲むように配される。そのため、ドアDの前面と後面の両方において同様のシンプルな外観を構成することができ、意匠性を向上できる。
特に、ドア取付部11と延出部22の開口部B1の幅方向の長さを略等しくすることで、開口部B1の前面と後面のそれぞれの外観を略同等に構成することができる。
また、開口部B1の後面側においては、延出部22に当接するように面材52を配することで、後面側においてはドア取付部材10が露出させないようにすることができる。こうすることで、更に意匠性を向上できる。
また、ドア取付部材10の角部11Bと、戸当り部材20の切欠き部21Bとを係合させることで、ドア枠ユニット1とドアDとの出入り方向の隙間を小さくすることができる。そのため、開口部B1で仕切られた一方の空間から、他方の空間が見切れてしまうことを抑制できる。
<変形例>
上記の実施形態は、建物Bの壁に形成される開口部B1にドア枠ユニット1を取り付けた例を説明したが、これに限定されない。
例えば、図5及び図6に示されるように、ドア枠ユニット1は壁に対して垂直に設けることもできる。
なお、図5には、壁の面材52と延出部22との隙間に見切縁53を配する例を示した。また、図6に示すように、延出部22を開口部B1の幅方向に長くして、面材52と延出部22とが当接するようにしてもよい。
<まとめ>
以上説明した本実施形態に係るドア枠ユニット1の主な特徴は以下の通りである。
[1]ドア枠ユニット1は、建物Bの開口部B1にドアDを取り付けるための部材である。ドア枠ユニット1、ドアDが取り付けられるドア取付部材10と、開口部B1の出入り方向についてのドアDの移動を規制する戸当り部材20と、を備える。ドア取付部材10は、開口部B1に対し固定される固定部12を有する。戸当り部材20は、ドア取付部材10の固定部12に当接して接合される接合部21と、開口部B1の出入り方向において、ドア取付部材10よりも外側に延出した延出部22と、を有する。
上記のドア枠ユニット1によれば、ドア取付部材10と戸当り部材20とを別体に構成することで、ドア取付部材10を開口部に対して固着具60により強固に固定しやすくなる。
この際、ドア取付部材10を開口部B1に固定するための固定部12を、戸当り部材20により隠すことができるため、ドア枠ユニット1の意匠性を向上できる。
すなわち、上記のドア枠ユニット1によれば、取付剛性を確保しつつ、意匠性も向上させることができる。
また、戸当り部材20の延出部22を用いて、開口部B1に取り付けられるドア枠ユニット1と周囲の部材の位置合わせが可能となる。これにより、ドア枠ユニット1の周辺の施工作業性も向上できる。
[2]上記のドア枠ユニット1において、接合部21は、開口部B1の出入り方向において延出部22よりもドアDに近い位置に設けられ、接合部21は、開口部B1の幅方向において延出部22よりも短い。
こうすることで、ドア取付部材10と戸当り部材20が重なる箇所の厚みの増加を抑制できる。これにより、開口部B1の広さを確保することができる。
[3]上記のドア枠ユニット1において、延出部22は、ドア取付部材10の開口部B1の出入り方向側の端部12Bの少なくとも一部と当接する。
こうすることで、戸当り部材20によりドア取付部材10の一部を隠すことができる。
[4]上記のドア枠ユニット1において、ドア取付部材10は、ドアDが開閉可能に取り付けられるドア取付部11をさらに有し、固定部12は、開口部B1の幅方向においてドア取付部11よりも短い。
こうすることで、ドア取付部材10と戸当り部材20が重なる箇所の厚みの増加を抑制できる。これにより、開口部B1の広さを確保することができる。
[5]上記のドア枠ユニット1において、ドア取付部11は、ドアDの丁番D2を埋設する丁番埋設部11Aを有する。
こうすることで、ドアDの丁番D2を隠すことができる。このようにドアDの丁番D2を露出させないようにすることで、ドアDの丁番D2を保護できる。また、ドアDの外観をシンプルに構成することで意匠性も向上できる。
[6]上記のドア枠ユニット1において、ドア取付部材10と戸当り部材20の間に設けられ、ドア取付部材10と戸当り部材20とを連結する連結部材30を有し、連結部材30は、ドア取付部材10と戸当り部材20のそれぞれに形成された溝に差し込まれる。
こうすることで、ドア取付部材10と戸当り部材20との取り付け剛性を向上できる。
[7]上記のドア枠ユニット1において、開口部B1の出入り方向におけるドア取付部材10の端部12Bが、開口部B1が設けられる壁の下地材50と連続し、ドア取付部材10と下地材50に壁の面材52が取り付けられる。
こうすることで、面材52によりドア取付部材10を隠すことができる。これにより、ドア取付部材10を保護できる。
また、面材52によりドア取付部材10が隠されるためドア枠ユニット1をすっきりと見せることができ、意匠性も向上できる。
[8]上記のドア枠ユニット1において、ドア取付部材10の表面を被覆する第1被覆材13と、戸当り部材20の表面を被覆する第2被覆材23と、をさらに備える。戸当り部材20は、ドア取付部材10と対向する面において、開口部B1の幅方向の外側に位置する角部が切り欠かれた切欠き部21Bを有する。第1被覆材13と第2被覆材23は、切欠き部21Bとドア取付部材10の角部が当接する位置まで延出している。
こうすることで、ドア取付部材10の表面を被覆する第1被覆材13と、戸当り部材20の表面を被覆する第2被覆材23のそれぞれの端部の露出を抑制できる。これにより、第1被覆材13と第2被覆材23との端部を綺麗に処理することができるため、ドア取付部材10と戸当り部材20との意匠面の連続性を向上させることができる。
また、上記のドア枠ユニット1において、連結部材30は、板状に構成され、上下方向に延出する。
こうすることで、ドア取付部材10と戸当り部材20との取り付け剛性をさらに向上できる。
また、上記のドア枠ユニット1において、ドア取付部材10の固定部12と、戸当り部材20の接合部21は接着剤により接合される。
こうすることで、ドア取付部材10と戸当り部材20との取り付け剛性をより一層向上できる。
<その他の実施形態>
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、壁に厚みを設ける場合には、固定部12と接合部21の開口部B1の出入り方向の長さを長くして、複数の連結部材30を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ドア取付部11に丁番埋設部11Aを設けて丁番D2を隠す形態としたが、これに限られず、丁番D2は露出する形態としてもよい。
B 建物
B1 開口部
D ドア
D1 ハンドル
D2 丁番
1 ドア枠ユニット
10 ドア取付部材
11 ドア取付部
11A 丁番埋設部
11B 角部
12 固定部
12A 当接面(内面)
12B 端部
13 第1被覆材
20 戸当り部材
21 接合部
21A 当接面
21B 切欠き部
22 延出部
22A 当接面
22B 外面
23 第2被覆材
25 緩衝材
30 連結部材
40 接着層
50 下地材
51 柱
52 面材(石膏ボード)
53 見切縁
60 固着具

Claims (5)

  1. 建物の開口部にドアを取り付けるためのドア枠ユニットであって、
    前記ドアが取り付けられるドア取付部材と、
    前記開口部の出入り方向についての前記ドアの移動を規制する戸当り部材と、を備え、
    前記ドア取付部材は、
    前記開口部に対し固定される固定部と、
    前記ドアが開閉可能に取り付けられるドア取付部と、を有し、
    前記戸当り部材は、
    前記ドア取付部材の前記固定部に当接して接合される接合部と、
    前記ドア取付部材よりも前記開口部の出入り方向において外側に延出した延出部と、を有し、
    前記ドア取付部材と前記戸当り部材とを連結する連結部材を有し、
    前記連結部材は、前記固定部と前記接合部のそれぞれに差し込まれ、前記開口部の幅方向に沿って延びており、
    前記開口部が設けられる壁に対し前記ドア取付部材を固定するための固着具を有し、
    前記固着具は、前記固定部に打ち込まれ、前記開口部の幅方向に沿って延びていることを特徴とするドア枠ユニット。
  2. 前記固定部は、前記開口部の出入り方向において前記ドア取付部よりも前記ドアに遠い位置に設けられ、前記開口部の幅方向において前記ドア取付部よりも短く、
    前記接合部は、前記開口部の出入り方向において前記延出部よりも前記ドアに近い位置に設けられ、前記開口部の幅方向において前記延出部よりも短く、
    前記延出部は、前記ドア取付部材の前記開口部の出入り方向側の端部の少なくとも一部と当接し、
    前記開口部の幅方向において前記固定部と前記接合部とを合わせた幅が、前記ドア取付部の幅よりも長く、かつ、前記延出部の幅よりも長いことを特徴とする請求項1に記載のドア枠ユニット。
  3. 前記ドア取付部は、前記ドアの丁番を埋設する丁番埋設部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のドア枠ユニット。
  4. 前記開口部の前記出入り方向における前記ドア取付部材の端部が、前記開口部が設けられる壁の下地材と連続し、
    前記ドア取付部材と前記下地材に前記壁の面材が取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドア枠ユニット。
  5. 前記ドア取付部材の表面を被覆する第1被覆材と、
    前記戸当り部材の表面を被覆する第2被覆材と、をさらに備え、
    前記戸当り部材は、前記ドア取付部材と対向する面において、前記開口部の幅方向の外側に位置する角部が切り欠かれた切欠き部を有し、
    前記第1被覆材と前記第2被覆材は、前記切欠き部と前記ドア取付部材の角部が当接する位置まで延出していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のドア枠ユニット。
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