JP3129499U - ドア枠ユニット構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドア枠設置に要する位置決め作業の負担を極端に軽減することができ、誰でも簡単に施工することができるドア枠ユニット構造を提供すること。
【解決手段】 建築物の壁面において、ドア板Dを設置するためのドア枠建具構造であって、
囲い枠部1を左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成し、これら各枠部材1A・1Bを、枠材11と芯材12とを一体に接合して成す一方、
前記枠材11のドア板側には、戸当り部材2を取り付け、かつ、少なくとも側枠部材1Aの枠材11の背面側には、壁パネル材3を嵌着可能な决り溝11aを形成するとともに、これら决り溝11a・11aの間には芯材固着部11bを形成し、
前記側枠部材1A・1Aの間に上枠部材1Bを架設して組み立てた前記囲い枠部1を天井面と床面との間に立設して、ドア板Dを配設可能にするという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
【解決手段】 建築物の壁面において、ドア板Dを設置するためのドア枠建具構造であって、
囲い枠部1を左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成し、これら各枠部材1A・1Bを、枠材11と芯材12とを一体に接合して成す一方、
前記枠材11のドア板側には、戸当り部材2を取り付け、かつ、少なくとも側枠部材1Aの枠材11の背面側には、壁パネル材3を嵌着可能な决り溝11aを形成するとともに、これら决り溝11a・11aの間には芯材固着部11bを形成し、
前記側枠部材1A・1Aの間に上枠部材1Bを架設して組み立てた前記囲い枠部1を天井面と床面との間に立設して、ドア板Dを配設可能にするという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
Description
本考案は、住宅などのドア枠構造の改良、更に詳しくは、ドア枠設置に要する位置決め作業の負担を極端に軽減することができ、誰でも簡単に施工することができるドア枠ユニット構造に関するものである。
周知のとおり、住宅などの建築物の間仕切り壁の開口部にドア枠を設置する場合には、左右の縦枠と、上または上下の横枠とから成るドア枠材を開口部の四隅に据え付けた後、位置出しを行って固定していた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、かかるドア枠材を現場において位置合わせするためには、クサビなどを用いて調節せねばならず、熟練と技巧が必要であり、面倒で手間がかかってしまうという不満がある。そして、設置位置がズレると、隙間が空いたりして、立て付けが悪くなってしまうという問題があった。
特開2000−213237号公報(第2−3頁、図1−2)
本考案は、従来のドア枠構造に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ドア枠設置に要する位置決め作業の負担を極端に軽減することができ、誰でも簡単に施工することができるドア枠ユニット構造を提供することにある。
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本考案は、建築物の壁面において、ドア板Dを設置するためのドア枠建具構造であって、
囲い枠部1を左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成し、これら各枠部材1A・1Bを、枠材11と芯材12とを一体に接合して成す一方、
前記枠材11のドア板側には、戸当り部材2を取り付け、かつ、少なくとも側枠部材1Aの枠材11の背面側には、壁パネル材3を嵌着可能な决り溝11aを形成するとともに、これら决り溝11a・11aの間には芯材固着部11bを形成し、
前記側枠部材1A・1Aの間に上枠部材1Bを架設して組み立てた前記囲い枠部1を天井面と床面との間に立設して、ドア板Dを配設可能にするという技術的手段を採用した。
囲い枠部1を左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成し、これら各枠部材1A・1Bを、枠材11と芯材12とを一体に接合して成す一方、
前記枠材11のドア板側には、戸当り部材2を取り付け、かつ、少なくとも側枠部材1Aの枠材11の背面側には、壁パネル材3を嵌着可能な决り溝11aを形成するとともに、これら决り溝11a・11aの間には芯材固着部11bを形成し、
前記側枠部材1A・1Aの間に上枠部材1Bを架設して組み立てた前記囲い枠部1を天井面と床面との間に立設して、ドア板Dを配設可能にするという技術的手段を採用した。
また、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、囲い枠部1の枠材11の芯材固着部11bを凹型沈み穴状に形成し、この芯材固着部11bに芯材12を入れ子式に嵌着可能にするという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、囲い枠部1の芯材12の見付方向に挿通孔12aを開設し、この挿通孔12aから止着部材4を挿通して枠材11に止着するという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、天井面および/または床面にガイドチャンネル部材5を配設し、このガイドチャンネル部材5の溝部51に側枠部材1Aの芯材12の上端を嵌合して立設させるという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、囲い枠部1の枠材11を積層部材にするという技術的手段を採用した。
本考案にあっては、囲い枠部を左右一対の側枠部材および上枠部材により構成し、これら各枠部材を、枠材と芯材とを一体に接合して成す一方、前記枠材のドア板側には、戸当り部材を取り付け、かつ、当該枠材の背面側には、壁パネル材を嵌着可能な决り溝を形成するとともに、これら决り溝の間には芯材固着部を形成し、前記側枠部材の間に上枠部材を架設して組み立てられた前記囲い枠部を天井面と床面との間に立設することによって、ドア板を配設可能である。
したがって、本考案のドア枠ユニット構造によれば、工場などで予め枠部材を作製しておいてから、現場で組み立てることができるため、ドア枠設置に要する位置決め作業の負担を極端に軽減することができ、誰でも簡単に施工することができることから、建築現場における実用的利用価値は頗る高いと云える。
本考案を実施するための最良の形態を具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
『第1実施形態』
本考案の第1実施形態を図1から図7に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものは囲い枠部であって、この囲い枠部1は、左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成されている。
本考案の第1実施形態を図1から図7に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものは囲い枠部であって、この囲い枠部1は、左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成されている。
また、符号2で指示するものは戸当り部材であり、この戸当り部材2は、ゴムなどの軟質プラスチックを用いた緩衝部材であって、舌状や箱型に形成したものを採用することができる。
しかして、本考案は、建築物の壁面において、ドア板Dを設置するためのドア枠建具構造であって、構成するにあっては、まず、前記囲い枠部1を左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成し、これら各枠部材1A・1Bは、枠材11と芯材12とを一体に接合する。
本実施形態では、囲い枠部1の枠材11に積層部材を採用することができ、例えば、MDF(Medium-Density-Fibreboard:中質繊維板)を3〜4枚積層したものを採用することができる(図1参照)。
次いで、前記枠材11のドア板側には、戸当り部材2を取り付ける。本実施形態では、この戸当り部材2として、戸当り部分に軟質ゴムを配設した舌片を備え、かつ、枠材取付部分には鋸歯状の差込突起を備え、これらを二色押出成形により一体に成形したものを用いる。
また、本実施形態では、囲い枠部1の芯材12の見付方向に挿通孔12aを開設することができ、この挿通孔12aから止着部材4を挿通して枠材11に止着することができる。この止着部材4にはビスを採用し、枠材11に先端部分を螺入することができる。
そして、少なくとも側枠部材1Aの枠材11の背面側には、壁パネル材3を嵌着可能な决り溝11aを形成する(図2および図3参照)。本実施形態では、壁パネル3としてプラスター(石膏)ボードを採用するとともに、壁面両面に壁パネル材3を配設できるように、前記决り溝11aを2条設ける。なお、上枠部材1Bについては、図4に示すように决り溝11aを設けたものであっても良いし、図5に示すように、决り溝11aを設けないフラットなものであっても良い。
また、これら决り溝11a・11aの間には芯材固着部11bを形成する。本実施形態では、元の面に前記决り溝11a・11aを刻設しているので、当該芯材固着部11bの面レベルは、元の面に一致する。
そして、前記側枠部材1A・1Aの間に上枠部材1Bを架設して囲い枠部1を組み立てた後、この囲い枠部1を天井面と床面との間に立設する(図6参照)。
更に、囲い枠部1に壁パネル3を取り付けるとともに、ドア板Dに丁番部材およびストライク部材を取り付けることによって、図7に示すように、ドア板Dを配設することができる。
なお、本実施形態では、天井面および/または床面にガイドチャンネル部材5を配設して、このガイドチャンネル部材5の溝部51に側枠部材1Aの芯材12の上端を嵌合して立設させることができる。
『第2実施形態』
次に、本考案の第2実施形態を図8から図11に基づいて説明する。本実施形態では、囲い枠部1の枠材11の芯材固着部11bを凹型沈み穴状に形成し、この芯材固着部11bに芯材12を入れ子式に嵌着可能にした点において、第1実施形態と異なる特徴を有する。
次に、本考案の第2実施形態を図8から図11に基づいて説明する。本実施形態では、囲い枠部1の枠材11の芯材固着部11bを凹型沈み穴状に形成し、この芯材固着部11bに芯材12を入れ子式に嵌着可能にした点において、第1実施形態と異なる特徴を有する。
こうすることにより、芯材11の位置決めを容易にすることができるので、枠部材1A・1Bを迅速に作製することができ、生産効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案は、概ね上記のように構成されるが、本考案は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、囲い枠部1の枠材11として、押出成形品や集成木材、合成木材などを用いることができる。
また、第1実施形態および第2実施形態で作製した枠部材は、それぞれ単独で用いることも可能であるし、あるいは側枠部材と上枠部材とを分けて組み合わせることもでき、これら何れのものも本考案の技術的範囲に属する。
1 囲い枠部
1A 側枠部材
1B 上枠部材
11 枠材
11a 决り溝
11b 芯材固着部
12 芯材
12a 挿通孔
2 戸当部材
3 壁パネル材
4 止着部材
5 ガイドチャンネル部材
51 溝部
1A 側枠部材
1B 上枠部材
11 枠材
11a 决り溝
11b 芯材固着部
12 芯材
12a 挿通孔
2 戸当部材
3 壁パネル材
4 止着部材
5 ガイドチャンネル部材
51 溝部
Claims (5)
- 建築物の壁面において、ドア板Dを設置するためのドア枠建具構造であって、
囲い枠部1が左右一対の側枠部材1A・1Aおよび上枠部材1Bにより構成され、これら各枠部材1A・1Bは、枠材11と芯材12とが一体に接合されて成る一方、
前記枠材11のドア板側には、戸当り部材2が取り付けられており、かつ、少なくとも側枠部材1Aの枠材11の背面側には、壁パネル材3を嵌着可能な决り溝11aが形成されているとともに、これら决り溝11a・11aの間には芯材固着部11bが形成されており、
前記側枠部材1A・1Aの間に上枠部材1Bを架設して組み立てられた前記囲い枠部1を天井面と床面との間に立設して、ドア板Dを配設可能であることを特徴とするドア枠ユニット構造。 - 囲い枠部1の枠材11の芯材固着部11bが凹型沈み穴状に形成されており、この芯材固着部11bに芯材12を入れ子式に嵌着可能であることを特徴とする請求項1記載のドア枠ユニット構造。
- 囲い枠部1の芯材12の見付方向に挿通孔12aが開設されており、この挿通孔12aから止着部材4を挿通して枠材11に止着されていることを特徴とする請求項1または2記載のドア枠ユニット構造。
- 天井面および/または床面にガイドチャンネル部材5が配設されており、このガイドチャンネル部材5の溝部51に側枠部材1Aの芯材12の上端が嵌合されて立設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のドア枠ユニット構造。
- 囲い枠部1の枠材11が積層部材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のドア枠ユニット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010010U JP3129499U (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | ドア枠ユニット構造 |
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JP2012041759A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Jun-Tae Yim | ドア枠構造 |
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2006
- 2006-12-11 JP JP2006010010U patent/JP3129499U/ja not_active Expired - Fee Related
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