JP2005264667A - 化粧枠の取付構造 - Google Patents

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稔 矢野
Kenji Ogawa
健治 小川
Jun Taniguchi
純 谷口
Osamu Iida
理 飯田
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Abstract

【課題】化粧枠の破損等を防止して、該化粧枠を開口部の内周面に容易に取り付けることができ、かつ、開口部の周囲がスッキリとした化粧枠の取付構造を提供する。
【解決手段】化粧枠6を、薄肉の化粧板部材7と、この化粧板部材7より厚く形成され、該化粧板部材7の裏面側に設けられて、この化粧板部材7を補強する補強部材8とを備えた構成とし、補強部材8を前記壁1内に前記開口部5の内周面5aより窪んで取り付け、化粧板部材7を開口部5の内周面5aに当接する。これによって、開口部回りには、薄肉の化粧板部材7の厚さが現れるだけのシンプルでスッキリしたものとなり、また、化粧枠6の破損等を防止して、該化粧枠6を開口部5に容易に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の壁等に形成された開口部に化粧枠を取り付けてなる化粧枠の取付構造に関する。
住宅等の建物の壁に形成された開口部に化粧枠を取り付けてなる化粧枠の取付構造の一例として特許文献1に記載の技術が知られている。
この特許文献1に記載の化粧枠の取付構造では、開口部の内周面に化粧枠面部品(化粧枠)を取り付けるとともに、この内周面と直交する開口部の周囲の面、すなわち、壁表面上の開口部の周囲の面にも同様の構造の化粧枠面部品(化粧枠)を取り付け、さらに、開口部の内周面と開口部の周囲の面との角部に、化粧枠角部品を取り付けている。化粧枠面部品と化粧枠角部品とは互いに係合している。
特開平9−49370号公報
上記のような化粧枠の取付構造では、壁に形成された開口部の周囲の面にも、化粧枠が取り付けられているので、壁を正面から見た場合に、開口部の周囲に化粧枠が大きく現れるので、開口部の化粧が豪華なものとなる。しかし、開口部の周囲の面にも化粧枠を取り付けており、しかも、化粧枠角部品も取り付けているために、部品点数が増加するとともに、施工にも手間がかかる。そこで、この開口部の周囲の面に取り付けている化粧枠や化粧枠角部品を省略すれば、豪華さは無くなるものの、部品点数の増加や施工の手間を省くことができる。
しかし、開口部の内周面に取り付けている化粧枠の厚さが開口部の周囲に現れてしまうので、これをなるべく目立たせないようにして、シンプルでスッキリとした化粧枠とするには、化粧枠の厚さをなるべく薄く形成したい。しかし、化粧枠を薄くすればするほど、化粧枠が破損し易くなるとともに、開口部の内周面に取り付け難くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、化粧枠の破損等を防止して、該化粧枠を開口部の内周面に容易に取り付けることができ、かつ、開口部の周囲がスッキリとした化粧枠の取付構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、壁1に形成された開口部5に化粧枠6を取り付けてなる化粧枠の取付構造であって、
前記化粧枠6は、前記開口部5の内周面5aに設けられる薄肉の化粧板部材7と、この化粧板部材7より厚く形成され、該化粧板部材7の裏面側に設けられて、この化粧板部材7を補強する補強部材8とを備え、
前記補強部材8は前記壁1内に前記開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられ、前記化粧板部材7は前記開口部5の内周面5aに当接していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、薄肉の化粧板部材7が開口部5の内周面5aに当接しており、補強部材8は壁1内に開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられいるので、壁1を正面から見た場合に、開口部回りには、薄肉の化粧板部材7の厚さが現れるだけのシンプルでスッキリしたものとなる。また、補強部材8によって薄肉の化粧板部材7を補強しており、この補強部材8が壁1内に開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられいるいるので、化粧枠6の破損等を防止して、該化粧枠6を開口部5に容易に取り付けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の化粧枠の取付構造において、
前記補強部材8は、前記化粧板部材7の裏面側に一体的に形成された補強部10と、この補強部10が取り付けられる取付部材11とを備えていることを特徴とする。
なお、予め取付部材11に補強部10を取り付けておき、この取付部材11を壁1内に取り付けてもよいし、取付部材11を壁1内に取り付けた後、この取付部材11に補強部10を取り付けてもよい。
請求項2に記載の発明によれば、薄肉の化粧板部材7を補強部10によって補強しつつ、取付部材11によって開口部5の内周面に強固に取り付けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の化粧枠の取付構造において、
前記補強部10の裏面側には凹部12が形成されており、前記補強部10は、その凹部12に前記取付部材11が嵌め込まれることによって、前記取付部材11に取付られていること特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、補強部10の裏面側の凹部12に取付部材11が嵌め込まれているので、補強部10を確実に取付部材11に取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧枠の取付構造において、
前記壁1は、壁本体2と、この壁本体2の両表面にそれぞれ取り付けられた面材3,3とを備え、
前記化粧板部材7の両側部は前記壁本体2より外側に突出しており、この突出している側板部7a,7aは前記面材3,3の側端面に当接していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、化粧板部材7の両側部が壁本体2より外側に突出しており、この突出している側板部7a,7aが面材3,3の側端面に当接しているので、この側板部7a,7aによって面材3,3の側端面を覆って化粧できるとともに、面材3,3の位置決め(壁1と平行な方向の位置決め)を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の化粧枠の取付構造において、
前記側板部7a,7aは前記面材3,3の側端面に弾性的に当接していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、化粧板部材7の側板部7a,7aが面材3,3の側端面に弾性的に当接しているので、面材3,3を側板部7a,7aに隙間なく当接でき、面材3,3の側端面と側板部7a,7aとの当接部の仕上がりが秀麗なものとなる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧枠の取付構造において、
前記化粧板部材7と補強部材8のうち、少なくとも化粧板部材7はセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであることを特徴とする。
ここで、前記セルロース系微粉粒とは、例えば、廃材等の木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
前記セルロース系微粉粒は、上記のように磨砕処理により粒径状に形成されることで、通常の木粉のような繊毛上の突出部分が少なくなり、水(湿気を含む)や溶剤などを吸着しにくくなっている。
また、前記樹脂とは、硬質樹脂や軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が、成形部材を形成するには好適である。また、樹脂は廃材の樹脂から得るようにしてもよい。
請求項6に記載の発明によれば、少なくとも化粧板部材7、つまり、開口部5の内周面に現れる化粧板部材7がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、この化粧板部材に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
本発明によれば、壁に形成された開口部に取り付ける化粧枠が、前記開口部の内周面に設けられる薄肉の化粧板部材と、該化粧板部材の裏面側に設けられて、この化粧板部材を補強する補強部材とを備えており、補強部材は前記壁内に前記開口部の内周面より窪んで取り付けられ、化粧板部は前記開口部の内周面に当接しているので、壁を正面から見た場合に、開口部回りには、薄肉の化粧板部材の厚さが現れるだけのシンプルでスッキリしたものとなり、また、化粧枠の破損等を防止して、該化粧枠を開口部の内周面に容易に取り付けることができる。
また、前記補強部材を、化粧板部材の裏面側に一体的に形成された補強部と、この補強部が取り付けられる取付部材とを備えた構成とすることによって、薄肉の化粧板部材を補強部によって補強しつつ、取付部材によって開口部の内周面に強固に取り付けることができる。
さらに、補強部の裏面側に凹部を形成し、この凹部に取付部材を嵌め込むことによって、補強部を確実に取付部材に取り付けることができる。
加えて、化粧板部材の両側部を壁本体より外側に突出させ、この突出している側板部を面材の側端面に当接することによって、この側板部で面材の側端面を覆って化粧できるとともに、面材の位置決めを行うことができる。
また、化粧板部材の側板部を面材の側端面に弾性的に当接することによって、面材を側板部に隙間なく当接でき、面材の側端面と側板部との当接部の仕上がりが秀麗なものとなる。
さらに、少なくとも化粧板部材をセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものとすることによって、この化粧板部材に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
以下、図面を参照して本発明の化粧枠の取付構造の実施の形態について説明する。
図1は、開口部が形成された壁の断面図である。図1においては、壁の平断面部と縦断面部との双方を示しており、左右にある一対の壁が平断面部を示し、上にある壁が縦断面部を示す。図2は開口部が形成された壁の正面図を示し、図3は開口部の上部の斜視図を示している。
図1〜図3において符号1は壁を示す。この壁1は住宅等の建物内に設けられた内壁である。壁1は、図1に示すように、壁本体2とこの壁本体2の両表面にそれぞれ取り付けられた面材3,3とを備えている。
壁本体2は壁パネルを横方向に接合することによって形成されたものである。壁パネルは、框材2aを枠状に組み立ててなる枠体の両面にそれぞれ合板等の面材2b,2bを取り付けたものである。
また、前記面材3,3は石膏ボードによって形成されている。
前記壁1には開口部5が形成されている。この開口部5は縦長の長方形状に形成されたもので、ドア等の戸が取り付けられるものである。そして、この開口部5にはその左右両側部と上部とにそれぞれ化粧枠6が取り付けられている。
化粧枠6は、化粧板部材7と補強部材8とを備えている。
化粧板部材7は、厚さが4.5mm程度の薄肉の板状に形成されており、前記開口部5の内周面5aに設けられている。前記面材3,3は壁本体2より開口部5側に突出しており、この面材3,3の側端面に化粧板部材7が設けられている。つまり、面材3,3の側端面が開口部5の内周面5aを構成し、この内周面5aに化粧板部材7が設けられている。前記内周面5aの壁1の厚さ方向中央部には凹溝1aが形成されている。つまり、壁本体2の両面に取り付けられている面材3,3の側端部は壁本体2の側端面より突出しており、これによって前記凹溝1aが形成されている。
化粧板部材7の両側部は壁本体2より外側に突出しており、この突出している側板部7a,7aは面材3,3の側端面に弾性的に当接している。つまり、側板部7aは若干背面側(開口部5と反対側)に傾斜するようにして形成されており、この側板部7a,7aに面材3,3を開口部5側に向けて弾性的に押圧するようにして当接することによって、側板部7a,7aは面材3,3の側端面に弾性的に当接している。側板部7a,7aは化粧板部材7の一部であり、また、面材3,3の側端面は開口部5の内周面5aを構成しているので、化粧板部材7は開口部5の内周面5aに当接している。
前記補強部材8は、前記凹溝1aに挿入されて取り付けられている。すなわち、補強部材8は開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられている。補強部材8は補強部10と取付部材11とを備えている。
補強部10は前記化粧板部材7の裏面側に一体的に形成されたものである。つまり化粧板部材7と補強部10とはセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって一体的に形成されたものであり、図1において紙面と直交する方向(押出方向)に長尺なものである。
補強部10は、複数の脚10a,10b,10cによって構成されている。脚10aは化粧板部材7の裏面両側部からそれぞれ突出するものあり、その先端部は壁本体2の面材2bに当接している。また、各脚10aの中央部には横方向に突出する当接部10dが形成されている。脚10bは、各脚10aの内側において化粧板部材7の裏面両側部から突出するものあり、その先端部には当接部10eが形成されている。また、脚10cは化粧板部材7の裏面中央部から2本突出しており、脚10c,10cの先端部には当接部10fが脚10c,10cの下端部を連結するようにして形成されている。前記当接部10d,10e,10fはそれらの下面である当接面が面一になるようにして形成されている。
前記取付部材11は、補強部10とは別体のものであり、合板等によって形成されている。そして、この取付部材11に補強部10が以下のようにして取り付けられている。
すなわち、前記補強部10を構成する前記脚10a,10aは当接部10d,10dより突出しており、当接部10d,10e,10fの下面である当接面は面一となっているので、脚10a,10aの内側、つまり補強部10の裏面側には凹部12が形成されている。この凹部12の幅は前記取付部材11の幅と等しく、凹部12の深さは取付部材11の厚さと等しくなっている。そして、この凹部12に取付部材11が嵌め込まれており、これによって補強部10が取付部材11に取り付けられている。
なお、予め取付部材11に補強部10を取り付けておき、この取付部材11を壁1内に取り付けてもよいし、取付部材11を壁1内に取り付けた後、この取付部材11に補強部10を取り付けてもよい。
取付部材11を壁1内に取り付ける場合、開口部5の内周面5aに形成されている凹溝1aに取付部材11を挿入するとともに、この取付部材11を壁本体1の框材2aに接着剤による接着や、釘やビス等によって固定する。
なお、図1において、開口部5のうち、上の面においては、壁本体2の框材2aと取付部材11との間には若干の隙間があるので、取付部材11は框材2aに釘やビス等によって固定する。
また、前記化粧板部材7の表面中央部には、凹溝13が形成されており、この凹溝13には戸当り14の凸部が嵌合されており、これによって、戸当り14が化粧枠6の内周に沿って取り付けられている。この戸当り14には、モヘヤ14aが取り付けられており、このモヘヤ14aが、開口部5を開閉するドア15に接触するようになっている。なお、戸当り14もセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものである。
また、前記凹溝13から釘やビス等の止着材16を壁本体2の框材2aに向けて打ち込むことによって、化粧板部材7と補強部材(補強部10と取付部材11)8とが開口部5に取り付けられている。
本実施の形態の化粧枠の取付構造によれば、薄肉の化粧板部材7が開口部5の内周面5aに当接しており、補強部材8は壁1内に開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられいるので、つまり、内周面5aに形成された凹溝に取り付けられているので、壁1を正面から見た場合に、開口部5回りには、薄肉の化粧板部材7の厚さが現れるだけのシンプルでスッキリしたものとなる。また、補強部材8によって薄肉の化粧板部材7を補強しており、この補強部材8が壁内に開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられいるいるので、化粧枠6の破損等を防止して、該化粧枠6を開口部5の内周面5aに容易に取り付けることができる。
また、補強部材8が、化粧板部材7の裏面側に一体的に形成された補強部10と、この補強部10が取り付けられる取付部材11とを備えた構成であるので、薄肉の化粧板部材7を補強部10によって補強しつつ、取付部材11によって開口部5の内周面5aに強固に取り付けることができる。
さらに、補強部10の裏面側に凹部12が形成されており、この凹部12に取付部材11が嵌め込まれているので、補強部10を確実に取付部材11に取り付けることができる。
加えて、化粧板部材7の側板部7a,7aが面材3,3の側端面に弾性的に当接しているので、この側板部7a,7aで面材3,3の側端面を覆って化粧できるとともに、面材3,3の位置決めを行うことができ、さらには、面材3,3を側板部7a,7aに隙間なく当接でき、面材の側端面と側板部との当接部の仕上がりが秀麗なものとなる。
さらに、化粧板部材7、補強部10、戸当り14がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、この化粧板部材7、補強部10、戸当り14に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
図4および図5は、本発明に係る化粧枠の取付構造をサッシ枠をはめ込む開口部に適用した実施の形態を示すものである。
図4は、開口部25が形成された壁21の縦断面図を示し、図5は開口部25の下部の斜視図を示している。
壁21は壁本体2と、この壁本体2の内側の表面に取り付けられた面材3と、壁本体2の外側の表面に取り付けられた外装材(図示略)とを備えている。なお、図2には開口部25が形成された壁21と、開口部5が形成された壁1が記載されているが、壁1は内壁であり、壁21は外壁である。但し、壁1および壁21を構成する壁本体2は同様の構造のものである。
本実施の形態では、壁21に形成された開口部25の下部に、化粧枠26を取り付けた構造となっている。開口部25は横長の長方形状に形成されており、その内周面25aのうちの左右の面と上の面とには、合板等で形成された枠材22が取り付けられている。なお、開口部25の内周面25aは面材3の側端面や、それと面一の面によって構成されている。枠材22の側端部は壁本体2より側方に突出しており、この突出した部分に面材3の側端面が当接されている。
開口部25の下部には化粧枠26が取り付けられている。この化粧枠26は、化粧板部材27と補強部材28とを備えている。
化粧板部材27は、厚さが4.5mm程度の薄肉の板状に形成されており、前記開口部25の下部のうち、壁本体2の厚さの約内側半分を覆っている。なお、壁本体2の厚さの外側半分にはサッシ枠32が取り付けられている。
化粧板部材27の一方の側部は壁本体2より外側に突出しており、この突出している側板部27aは面材3の側端面に弾性的に当接している。つまり、側板部27aは若干背面側(開口部25と反対側)に傾斜するようにして形成されており、この側板部27aに面材3を開口部25側に向けて弾性的に押圧するようにして当接することによって、側板部27aは面材3の側端面に弾性的に当接している。側板部27aは化粧板部材27の一部であり、また、面材3の側端面は開口部25の内周面25aを構成しているので、化粧板部材27は開口部25の内周面25aに当接している。
前記補強部材28は、開口部25の内周面25aを構成する面材3の側端面より窪んで壁本体2に取り付けられている。この補強部材28は補強部30と取付部材31とを備えている。
補強部30は前記化粧板部材27の裏面側に一体的に形成されたものである。つまり化粧板部材27と補強部30とはセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって一体的に形成されたものであり、図4において紙面と直交する方向(押出方向)に長尺なものである。
補強部30は、化粧板部材27の裏面に形成された二つの凸部30a,30aと、化粧板部材7の側端部に形成された突起30bとによって構成されている。
取付部材31は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって形成されたものであり、図4において紙面と直交する方向(押出方向)に長尺なものである。取付部材31は、二つの凹部31a,31aと、これら凹部31a,31a間に形成され、凹部31aより深い凹部31bとを備えている。このような構成の取付部材31はその凹部31aの底部から壁本体2の框材2aに釘等の止着材16を打ち込むことによって壁1内に取り付けられている。また、取付部材31の凹部31a,31aに、補強部30の凸部30a,30aを嵌合することによって、補強部30が取付部材31に取り付けられている。
本実施の形態によれば、図1〜図3に示した実施の形態と同様に、壁21を正面から見た場合に、開口部25回りには、枠材22と薄肉の化粧板部材27の厚さが現れるだけのシンプルでスッキリしたものとなる。また、補強部材28によって薄肉の化粧板部材27を補強しており、この補強部材28が壁内に開口部25の内周面25aより窪んで取り付けられいるいるので、化粧枠26の破損等を防止して、該化粧枠26を開口部25の内周面25aに容易に取り付けることができる。
また、薄肉の化粧板部材27を補強部30によって補強しつつ、取付部材31によって開口部25の内周面25aに強固に取り付けることができる。
加えて、化粧板部材27の側板部27aが面材3の側端面に弾性的に当接しているので、この側板部27aで面材3の側端面を覆って化粧できるとともに、面材3の位置決めを行うことができ、さらには、面材3を側板部27aに隙間なく当接でき、面材3の側端面と側板部27aとの当接部の仕上がりが秀麗なものとなる。
さらに、化粧板部材27、補強部30、取付部材31がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、この化粧板部材27、補強部30、取付部材31に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
図6は、図1に示す化粧枠の取付構造において、化粧枠を変更したものであり、その他の構成は図1と同様であるので、共通部分には同一符号を付してその説明または簡略化または省略する。
本実施の形態では、壁1に形成された開口部5に化粧枠36が取り付けられている。化粧枠36は、化粧板部材37と補強部材38とを備えている。
補強部材38は、前記凹溝1aに挿入されて取り付けられている。すなわち、補強部材38は開口部5の内周面5aより窪んで取り付けられている。
化粧板部材37は、厚さが4.5mm程度の薄肉の板状に形成されており、前記開口部5の内周面5aを覆っている。
化粧板部材37の両側部は壁本体2より外側に突出しており、この突出している側板部37a,37aは面材3,3の側端面に弾性的に当接している。つまり、側板部37aは若干背面側(開口部5と反対側)に傾斜するようにして形成されており、この側板部37a,7aに面材3,3を開口部5側に向けて弾性的に押圧するようにして当接することによって、側板部37a,37aは面材3,3の側端面に弾性的に当接している。側板部37a,37aは化粧板部材37の一部であり、また、面材3,3の側端面は開口部5の内周面5aの一部を構成しているので、化粧板部材37は開口部5の内周面5aに当接している。
前記補強部材38は化粧板部材37の裏面に一体的に形成されたものである。つまり化粧板部材37と補強部部材38とからなる化粧枠37はセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって一体的に形成されたものであり、図1において紙面と直交する方向(押出方向)に長尺なものである。
また、化粧板部材37の上面中央部には凹溝40が形成されており、この凹溝40には戸当りとなるキャップ41が取り付けられている。
上記のような化粧枠36は、その補強部材38を、開口部5の内周面5aに形成されている凹溝1に挿入するとともに、化粧板部材37の側板部37a,37aを面材3,3の側端面に弾性的に当接したうえで、化粧板部材37の凹溝40の底面から壁本体1の框材2aに釘やビス等の止着材16を打ち込むことによって、壁1の開口部5の内周面5aに取り付けられている。
本実施の形態によれば、図1に示す化粧枠の取付構造と同様の効果を得ることができる他、化粧枠36の構成が簡単であるので、コスト面や、汎用性に優れているという利点がある。
本発明に係る化粧枠の取付構造の一例を示すもので、その断面図である。 同、開口部が形成された壁の正面図である。 同、開口部の上部の斜視図である。 本発明に係る化粧枠の取付構造の他の例を示すもので、その断面図である。 同、開口部の下部の斜視図である。 本発明に係る化粧枠の取付構造の他の例を示すもので、その断面図である。
符号の説明
1,21 壁
2 壁本体
3 面材
5,25 開口部
5a,25a 内周面
6,26,36 化粧枠
7,27,37 化粧板部材
7a,27a,37a 側板部
8,28,38 補強部材
10,30 補強部
11,31 取付部材
12 凹部

Claims (6)

  1. 壁に形成された開口部に化粧枠を取り付けてなる化粧枠の取付構造であって、
    前記化粧枠は、前記開口部の内周面に設けられる薄肉の化粧板部材と、この化粧板部材より厚く形成され、該化粧板部材の裏面側に設けられて、この化粧板部材を補強する補強部材とを備え、
    前記補強部材は前記壁内に前記開口部の内周面より窪んで取り付けられ、前記化粧板部材は前記開口部の内周面に当接していることを特徴とする化粧枠の取付構造。
  2. 請求項1に記載の化粧枠の取付構造において、
    前記補強部材は、前記化粧板部材の裏面側に一体的に形成された補強部と、この補強部が取り付けられる取付部材とを備えていることを特徴とする化粧枠の取付構造。
  3. 請求項2に記載の化粧枠の取付構造において、
    前記補強部の裏面側には凹部が形成されており、前記補強部は、その凹部に前記取付部材が嵌め込まれることによって、前記取付部材に取付られていること特徴とする化粧枠の取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧枠の取付構造において、
    前記壁は、壁本体と、この壁本体の両表面にそれぞれ取り付けられた面材とを備え、
    前記化粧板部材の両側部は前記壁本体より外側に突出しており、この突出している側板部は前記面材の側端面に当接していることを特徴とする化粧枠の取付構造。
  5. 請求項4に記載の化粧枠の取付構造において、
    前記側板部は前記面材の側端面に弾性的に当接していることを特徴とする化粧枠の取付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧枠の取付構造において、
    前記化粧板部材と補強部材のうち、少なくとも化粧板部材はセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであることを特徴とする化粧枠の取付構造。
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JP2010180694A (ja) * 2009-01-09 2010-08-19 Misawa Homes Co Ltd 枠材および枠材の取付構造

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