JP6230301B2 - カバー材及びカバー材施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カバー材及びカバー材施工方法に関する。より詳しくは、リフォームにおいて枠を覆うためのカバー材及びカバー材施工方法に関する。
従来、住宅等のリフォームにおいて、扉を付け替えた際に、壁の開口部に設けられた枠体に丁番やラッチ受けを取り付けた設置跡や傷跡が問題になっている。このような設置跡や傷跡は、塗装により隠蔽することが考えられる。しかし、塗装によって傷跡等を隠蔽しようとした場合、塗装のむら等によって、枠体の意匠性が低下してしまう場合があった。
このような問題に対して、枠を覆うカバー材を用いることで枠体の意匠性を向上させる技術が知られている。
特開2001−234666号公報
図8は、枠体を従来のカバー材によって覆った状態の水平方向部分断面図である。
図8に示すように、枠60は、カバー材70,80によって覆われている。カバー材70,80は、それぞれ枠60の角部61,62の形状に沿うように屈曲している。このような、カバー材70,80の形状によって、角部61,62を有する枠60を覆うことが可能になる。
しかしながら、このような従来のカバー材70,80では、枠の寸法によってカバー材70,80が重複する部分の位置にばらつきが出てしまう。また、カバー材70,80が、枠100を構成する面の中央で重複してしまい、カバー材70,80の繋ぎ目が目立つことから、意匠性の低下を招いてしまうことがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、リフォームにおいて、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことのできるカバー材及びカバー材施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、一対の平面(例えば、後述の見込面51,見付面52)が略垂直に交わる第1の角部(例えば、後述の角部53)を有する建材(例えば、後述の縦枠50)を覆うリフォーム用のカバー材(例えば、後述のカバー材1)であって、前記一対の平面のうち一方の平面を覆う第1カバー材(例えば、後述の第1カバー材10)と、前記一対の平面のうち他方の平面を覆う第2カバー材(例えば、後述の第2カバー材20)と、を備え、前記第1カバー材は、前記一方の平面の前記第1の角部側の端部まで覆う第1カバー材本体部(例えば、後述の第1カバー材本体部11)を備え、前記第2カバー材は、前記他方の平面を覆う第2カバー材本体部(例えば、後述の第2カバー材本体部21)と、当該第2カバー材本体部の前記第1の角部側の端部から前記第1カバー材側に略直角に屈曲して延出し、且つ、前記第1カバー材の前記第1の角部側の端部を覆う第2カバー材延出部(例えば、後述の第2カバー材延出部22)と、を備えるカバー材を提供する。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と第2カバー材の繋ぎ目が、角部付近になる。繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材と建材との間に空隙も生じないので、リフォーム後のカバー材の強度が高くなる。
また、前記第2カバー材本体部は、内側の面に、前記第2カバー材本体部及び前記第2カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝(例えば、後述のガイド溝23)を有することが好ましい。
これにより、第2カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第2カバー材をガイド溝に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材を適切な大きさに調整できる。
また、前記建材は、前記一対の平面のうち一方の平面を介して第1の角部と対向する第2の角部(例えば、後述の角部55)を更に有し、前記第1カバー材は、第1カバー材本体部の第2の角部側の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部(例えば、後述の第1カバー材延出部12)を更に有し、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分(例えば、後述の接続部分13)は、硬質樹脂からなり、前記接続部分以外の部分は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなることが好ましい。
これにより、第2の角部を硬質樹脂によって覆うことができるので、第2の角部の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材の、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の接続部分以外の部分を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、リフォームする建材の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材の形状を変化させることで対応することができる。
また、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部は、内側の面に、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝(例えば、後述のガイド溝15)を有することが好ましい。
これにより、第1カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第1カバー材をガイド溝に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第1カバー材を適切な大きさに調整できる。
また、本発明は、一対の平面(例えば、後述の見込面51,見付面52)が略垂直に交わる第1の角部(例えば、後述の角部53)を有する建材(例えば、後述の縦枠50)を、第1カバー材(例えば、後述の第1カバー材10)と、第2カバー材(例えば、後述の第2カバー材20)と、を用いて覆うカバー材施工方法であって、前記第1カバー材は、第1カバー材本体部(例えば、後述の第1カバー材本体部11)を有し、前記第2カバー材は、第2カバー材本体部(例えば、後述の第2カバー材本体部21)と、前記第2カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第2カバー材延出部(例えば、後述の第2カバー材延出部22)と、を有し、前記一対の面のうち一方の面を、前記第1カバー材本体部によって前記第1の角部側の端部まで覆う第1工程と、前一対の面のうち他方の面を、前記第2カバー材本体部によって覆うとともに、前記第1カバー材本体部の前記第1の角部側の端部を、前記第2カバー材延出部によって覆う第2工程と、を有するカバー材施工方法を提供する。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と第2カバー材の繋ぎ目が、角部付近になる。繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材と建材との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材の強度が高くなる。
また、前記第2カバー材本体部は、内側の面に、前記第2カバー材本体部及び前記第2カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝(例えば、後述のガイド溝23)を有することが好ましい。
これにより、第2カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第2カバー材をガイド溝に沿って切断することで。リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
また、前記建材は、前記一対の平面のうち一方の平面を介して第1の角部と対向する第2の角部(例えば、後述の角部55)を更に有し、前記第1カバー材は、前記第1カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部(例えば、後述の第1カバー材延出部12)を更に有し、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分(例えば、後述の接続部分13)は、硬質樹脂からなり、前記接続部分以外の部分は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなり、前記第1工程では、前記接続部分によって前記第2の角部を覆うことが好ましい。
これにより、第2の角部を硬質樹脂によって覆うことができるので、第2の角部の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材の、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の接続部分以外の部分を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、リフォームする建材の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材の形状を変化させることで対応することができる。
また、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部は、内側の面に、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝(例えば、後述のガイド溝15)を有することが好ましい。
これにより、第1カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第1カバー材をガイド溝に沿って切断することで。リフォームする建材の大きさに対応して、第1カバー材を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
また、本発明は、建材(例えば、後述の縦枠50)を覆うリフォーム用のカバー材(例えば、後述のカバー材1)であって、板状の第1カバー材(例えば、後述の第1カバー材10B)と、前記第1カバー材の端面を覆い、前記第1カバー材の端部に重なるように伸びる延出部を備える第2カバー材(例えば、後述の第2カバー材20B,20B)からなり、前記第2カバー材は、前記第1カバー材の両端部に前記延出部が対向するように設けられることを特徴とするカバー材を提供する。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と一対の第2カバー材との繋ぎ目が、対向する一対の角部付近になる。カバー材の繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材と建材との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材の強度が高くなる。
本発明によれば、リフォームにおいて、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことのできるカバー材及びカバー材施工方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るカバー材の使用状態を示す図である。 上記実施形態に係るカバー材の第1カバー材の斜視図である。 第1カバー材の平面図である。 上記実施形態に係るカバー材の第2カバー材の斜視図である。 上記実施形態に係るカバー材の第1カバー材及び第2カバー材の水平方向の拡大断面図であって、ガイド溝について示す断面図である。 本発明の実施形態に係るカバー材施工方法について示す図である。 本発明の実施形態に係るカバー材施工方法について示す図である。 従来のカバー材の使用状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
<カバー材>
本実施形態に係るカバー材は、一対の平面が略垂直に交わる角部を有する建材を覆うリフォーム用のカバー材1であって、第1カバー材10(10A,10B)と、第2カバー材20(20A,20B)と、を含んで構成される。
図1は、カバー材1の使用状態を示す図であり、壁30の開口部に設けられた、建材としての縦枠40の水平方向の断面図である。
図1に示すように、縦枠40は、縦枠本体部41と、戸当り部42と、を有する。
縦枠本体部41は、壁30に固定される。縦枠本体部41は、壁30側の見込面411,411と、壁30側とは逆側の見込面412,412と、見付面413,413と、を含んで形成される。更に、縦枠本体部41は、見込面411,411と見付面413,413が略垂直に交わる角部414,414と、見込面412,412と見付面413,413が略垂直に交わる角部415,415と、を含んで形成される。
戸当り部42は、縦枠本体部41の見込面412側に、上下方向に延びて形成される。戸当り部42は、見込面421と、見付面422,422と、を含んで形成される。更に、戸当り部42は、見込面421と見付面422,422が略垂直に交わる角部423,423を含んで形成される。
図1に示すように、見込面411は第2カバー材20Aによって覆われ、見込面412は第1カバー材10Aによって覆われ、見付面413は第1カバー材10Aによって覆われる。
また、見込面421は第1カバー材10Bによって覆われ、見付面422は第2カバー材20Bによって覆われる。
続いて、第1カバー材10と第2カバー材について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1カバー材>
図2は、第1カバー材10の斜視図である。第1カバー材10は、本来高さ方向に長い部材であるが(例えば、高さ方向の長さが3m)、図2では、便宜的に第1カバー材10の上部分の斜視図を示している。図3は、第1カバー材10の平面図である。
第1カバー材10は、第1カバー材本体部11と、第1カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部12と、を有する。
第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の接続部分13は、硬質樹脂からなる。硬質樹脂としては、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、AES、PP、PVC等が挙げられる。
第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の接続部分13以外の部分14は、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなる。半硬質樹脂としてはABS樹脂とエラストマーの複合材、AESとエラストマーの複合材、半硬質PP、半硬質PVC等が挙げられる。
また、部分14は、内側の面に、第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の境界線が延びる方向、即ち、高さ方向に形成された複数のガイド溝15を有する。カッターナイフ等の刃物の刃を、ガイド溝15に沿って数回滑らせれば、刃を滑らせたガイド溝15に沿って第1カバー材10を切断することができる。ガイド溝15の構造については、後段で詳述する。第1カバー材10は、接続部分13の硬質樹脂と部分14の半硬質樹脂とを一体とした樹脂成形体は、二色押出成形によって得ることができる。
第1カバー材10には、外側の表面に、例えば木目調のフィルムが貼り付けられる。
<第2カバー材>
図4は、第2カバー材20の斜視図である。第2カバー材20は、本来高さ方向に長い部材であるが(例えば、高さ方向の長さが3m)、図4では、便宜的に第2カバー材20の上部分の斜視図を示している。
第2カバー材20は、第2カバー材本体部21と、第2カバー材本体部21の端部から略直角に屈曲して延出した第2カバー材延出部22と、を有する。
第2カバー材本体部21は、第2カバー材本体部21及び第2カバー材延出部22の境界線の延びる方向、即ち、高さ方向に形成された複数のガイド溝23を有する。カッターナイフ等の刃物の刃を、ガイド溝23に沿って数回滑らせれば、刃を滑らせたガイド溝23に沿って第2カバー材20を切断することができる。
第2カバー材延出部22は、第2カバー材本体部21の端部から若干延出していればよいが、第2カバー材延出部22は、基端から先端までの距離Lが1〜2mmであることが好ましい。また、第2カバー材延出部22は、先端部分221の外面が曲面である。
第2カバー材20は、上記の第1カバー材10の部分14を構成する半硬質樹脂に相当する樹脂からなる。第2カバー材20は、半硬質樹脂を押出成形することで得られる。
続いて、図4とともに図5を参照しながらガイド溝23について説明する。図5は、第2カバー材20の水平方向の拡大断面図であって、ガイド溝23について示す断面図である。
図4に示すように、ガイド溝23は、第2カバー材本体部21の、第2カバー材本体部21及び第2カバー材延出部22の境界線から所定の距離離れた位置から連続して多数形成される。図5に示すように、ガイド溝23は、平面231,231を含んで形成される。隣り合うガイド溝23同士の間には、平面232が存在する。
隣り合うガイド溝23同士の距離Dは、1mmである。距離Dを1mmとすることで、リフォームに用いる第2カバー材20の大きさを細かく調整することが可能である。
平面231,231の角度αは、45°である。角度αは、45〜60°であることが好ましい。角度αが45°未満の場合、ガイド溝23に刃を滑らせるのが難しくなってしまう傾向にある。角度αが60°よりも大きい場合、平面232が狭くなるので第2カバー材20を建材に強固に固定するのが難しくなってしまう傾向にあり、且つ、ガイド溝23に滑らせる刃がぶれやすくなってしまう傾向にもある。
なお、第1カバー材10の部分14に形成された複数のガイド溝15は、ガイド溝23と同様の構造であるので説明を省略する。
<カバー材施工方法>
続いて、図6及び図7を参照しながら本実施形態に係るカバー材1を用いたカバー材施工方法について説明する。
本実施形態のカバー材施工方法は、一対の平面としての見込面51と見付面52が略垂直に交わる角部53を有する建材としての縦枠50を、第1カバー材10と、第2カバー材20と、を用いて覆うカバー材施工方法であって、第1工程と、第2工程と、を有する。図6及び図7は、縦枠50並びに縦枠50を覆った第1カバー材10及び第2カバー材20の水平方向の断面図である。
縦枠50は、より詳しくは、見込面51、見付面52及び見込面54を含んで形成される。更に、縦枠50は、見込面51と見付面52が略垂直に交わる角部53と、見付面52と見込面54が略垂直に交わる角部55と、を含んで形成される。つまり、角部55は、見付面52を介して角部53と対向する。
第1工程では、図6に示すように、見付面52を、第1カバー材本体部11によって角部53側の端部まで覆う。
第1工程において用いられる第1カバー材10の第1カバー材本体部11は、適切なガイド溝15に沿って切断することで、見付面52の幅方向の長さに対応した適切な大きさに調整することができる。第1カバー材延出部12についても同様に、ガイド溝15に沿って切断することで、見込面54の幅方向の長さに対応した適切な大きさに調整することができる。
このように、第1カバー材本体部11は、見付面52の角部53側の端部まで覆うのに対して、第1カバー材延出部12は、見込面54を覆い、角部55の周辺には、接続部分13が位置する。
第1カバー材10の縦枠50への接着方法は特に限定されないが、両面テープ若しくは接着剤又はこれらを併用することによって行うことができる。
第2工程では、図7に示すように、見込面51を、第2カバー材本体部21によって覆うとともに、第1カバー材本体部11の角部53側の端部を、第2カバー材延出部22によって覆う。
第2工程において用いられる第2カバー材20の第2カバー材本体部21は、適切なガイド溝23に沿って切断することで、見込面51の幅方向の長さに対応した適切な大きさに調整できる。
第2カバー材延出部22は、意匠性の観点から、第1カバー材本体部11の表面の角部53側の端部から1〜2mmの領域を覆うことが好ましい。
第2カバー材20の縦枠50及び第1カバー材本体部11への接着方法は特に限定されないが、両面テープ若しくは接着剤又はこれらを併用することによって行うことができる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
(1)本実施形態に係るカバー材1は、第1カバー材10と、第2カバー材20と、を備え、第1カバー材10は、見付面52を覆う第1カバー材本体部11を備え、第2カバー材20は、見込面51を覆う第2カバー材本体部21と、第2カバー材本体部21の角部53側の端部から第1カバー材10側に略直角に屈曲して延出し、且つ、第1カバー材10の角部53側の端部を覆う第2カバー材延出部22と、を備えるものとした。
これにより、縦枠50を覆った第1カバー材10と第2カバー材20の繋ぎ目が、角部53付近になる。繋ぎ目が、角部53付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく縦枠50を覆うことができる。
また、カバー材1と縦枠50との間に空隙も生じないので、リフォーム後のカバー材1の強度が高くなる。
(2)本実施形態に係るカバー材1では、第2カバー材本体部21の内側の面に、第2カバー材本体部21及び第2カバー材延出部22の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝23を設けた。
これにより、第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することが可能になる。第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材20を適切な大きさに調整できる。
(3)本実施形態に係るカバー材1では、第1カバー材10は、第1カバー材本体部11の角部55側の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部12を更に有するものとした。また、第1カバー材本体部11及び前記第1カバー材延出部12の接続部分13は、硬質樹脂からなり、接続部分13以外の部分14は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなるものとした。
これにより、角部55を硬質樹脂によって覆うことができるので、角部55の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材10の、第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の接続部分13以外の部分14を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、縦枠等のリフォームする建材の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材10の形状を変化させることで対応することができる。
(4)本実施形態に係るカバー材1では、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の内側の面に、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝15を設けた。
これにより、第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することが可能になる。第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第1カバー材10を適切な大きさに調整できる。
(5)本実施形態に係るカバー材1を用いたカバー材施工方法では、第1工程において、見付面52を第1カバー材本体部11によって角部53側の端部まで覆い、第2工程において、見込面51を、第2カバー材本体部21によって覆うとともに、第1カバー材本体部11の角部53側の端部を、第2カバー材延出部22によって覆った。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と第2カバー材の繋ぎ目が、角部付近になる。繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材1と縦枠50との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材1の強度が高くなる。
(6)本実施形態に係るカバー材1を用いたカバー材施工方法では、第2カバー材本体部21の内側の面に、第2カバー材本体部21及び第2カバー材延出部22の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝23を設けた。
これにより、第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することが可能になる。第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することで。リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材20を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
(7)本実施形態に係るカバー材1を用いたカバー材施工方法では、第1カバー材10は、第1カバー材本体部11の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部12を更に有するものとした。また、第1カバー材本体部11及び前記第1カバー材延出部12の接続部分13は、硬質樹脂からなり、接続部分13以外の部分14は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなるものとし、第1工程では、接続部分13によって角部55を覆う。
これにより、角部55を硬質樹脂によって覆うことができるので、角部55の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材10の、第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部の接続部分13以外の部分14を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、リフォームする縦枠50の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材10の形状を変化させることで対応することができる。
(8)本実施形態に係るカバー材1を用いたカバー材施工方法では、第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の内側の面に、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝15を設けた。
これにより、第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することが可能になる。第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することで。リフォームする縦枠50の大きさに対応して、第1カバー材10を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
(9)なお、本実施形態においては、第1カバー材10が、第1カバー材本体部11と第1カバー材延出部12とを有するものとして説明したが、第1カバー材は、図1において戸当り部42の見込面421を覆う第1カバー材10Bのような、第1カバー材延出部を有さない矩形板状の部材としてもよい。例えば、第1カバー材10Bとしては、第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断して得られる矩形板状の部材を用いてもよい。
図1の戸当り部42は、見込面421と、見込面421を介して対向する一対の見付面422,422と、を含んで形成される。
縦枠50の戸当り部42を覆うリフォーム用のカバー材1は、板状の第1カバー材10Bと、第1カバー材10Bの角部423,423側の端面を覆い、第1カバー材10Bの端部に重なるように伸びる延出部を備える第2カバー材20B,20Bからなる。一対の第2カバー材20B,20Bは、第1カバー材10Bの両端部に、それぞれの前記延出部が対向するように設けられる。
これにより、縦枠50の戸当り部42を覆った第1カバー材10Bと一対の第2カバー材20B,20Bとの繋ぎ目が、対向する一対の角部423,423付近になる。カバー材の繋ぎ目が、角部423,423付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく縦枠50の戸当り部42を覆うことができる。
また、カバー材と縦枠50との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材の強度が高くなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、本実施形態においては、カバー材1によって縦枠40を覆ったが、カバー材によってリフォームする対象は、建材であれば特に限定されない。
また、本実施形態においては、第2カバー材延出部22の先端部分221の外面を曲面としたが、先端部分221は傾斜面としてもよい。
また、本実施形態においては、カバー材1の第1カバー材10にガイド溝15を、第2カバー材20にガイド溝23をそれぞれ設けたが、これらのガイド溝を設けなくてもよい。つまり、第1カバー材10と第2カバー材20の一方、あるいは両方の内側の面を平坦な面としてもよい。
1…カバー材
10…第1カバー材
11…第1カバー材本体部
12…第1カバー材延出部
13…接続部分
15…ガイド溝
20…第2カバー材
21…第2カバー材本体部
22…第2カバー材延出部
221…先端部分
23…ガイド溝
50…縦枠(建材)
51…見込面
52…見付面
53…角部(第1の角部)
55…角部(第2の角部)

Claims (2)

  1. 一対の平面が略垂直に交わる第1の角部、及び前記一対の平面のうち一方の平面を介して第1の角部と対向する第2の角部を有する建具用枠体を覆うリフォーム用のカバー材であって、
    前記一対の平面のうち一方の平面を覆う第1カバー材と、
    前記一対の平面のうち他方の平面を覆う第2カバー材と、を備え、
    前記第1カバー材は、前記一方の平面の前記第1の角部側の端部まで覆う第1カバー材本体部、及び第1カバー材本体部の第2の角部側の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部を備え、
    前記第2カバー材は、前記他方の平面を覆う第2カバー材本体部と、当該第2カバー材本体部の前記第1の角部側の端部から前記第1カバー材側に略直角に屈曲して延出し、且つ、前記第1カバー材の前記第1の角部側の端部を覆う第2カバー材延出部と、を備え
    前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分は、硬質樹脂からなり、前記接続部分以外の部分は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなり、
    前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部は、前記半硬質樹脂のみの内側の面に、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有し、
    前記第2カバー材本体部は、内側の面に、前記第2カバー材本体部及び前記第2カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有するカバー材。
  2. 一対の平面が略垂直に交わる第1の角部、及び前記一対の平面のうち一方の平面を介して第1の角部と対向する第2の角部を有する建具用枠体を、第1カバー材と、第2カバー材と、を用いて覆うカバー材施工方法であって、
    前記第1カバー材は、第1カバー材本体部、及び前記第1カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部を有し、
    前記第2カバー材は、第2カバー材本体部と、前記第2カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第2カバー材延出部と、を有し、
    前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分は、硬質樹脂からなり、前記接続部分以外の部分は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなり、
    前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部は、前記半硬質樹脂のみの内側の面に、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有し、
    前記第2カバー材本体部は、内側の面に、前記第2カバー材本体部及び前記第2カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有し、
    前記一対の面のうち一方の面を、前記第1カバー材本体部によって前記第1の角部側の端部まで覆い、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分によって前記第2の角部を覆う第1工程と、
    前一対の面のうち他方の面を、前記第2カバー材本体部によって覆うとともに、前記第1カバー材本体部の前記第1の角部側の端部を、前記第2カバー材延出部によって覆う第2工程と、を有するカバー材施工方法。
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