JP6230301B2 - カバー材及びカバー材施工方法 - Google Patents
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Description
図8に示すように、枠60は、カバー材70,80によって覆われている。カバー材70,80は、それぞれ枠60の角部61,62の形状に沿うように屈曲している。このような、カバー材70,80の形状によって、角部61,62を有する枠60を覆うことが可能になる。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と第2カバー材の繋ぎ目が、角部付近になる。繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材と建材との間に空隙も生じないので、リフォーム後のカバー材の強度が高くなる。
これにより、第2カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第2カバー材をガイド溝に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材を適切な大きさに調整できる。
これにより、第2の角部を硬質樹脂によって覆うことができるので、第2の角部の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材の、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の接続部分以外の部分を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、リフォームする建材の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材の形状を変化させることで対応することができる。
これにより、第1カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第1カバー材をガイド溝に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第1カバー材を適切な大きさに調整できる。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と第2カバー材の繋ぎ目が、角部付近になる。繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材と建材との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材の強度が高くなる。
これにより、第2カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第2カバー材をガイド溝に沿って切断することで。リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
これにより、第2の角部を硬質樹脂によって覆うことができるので、第2の角部の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材の、第1カバー材本体部及び第1カバー材延出部の接続部分以外の部分を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、リフォームする建材の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材の形状を変化させることで対応することができる。
これにより、第1カバー材をガイド溝に沿って切断することが可能になる。第1カバー材をガイド溝に沿って切断することで。リフォームする建材の大きさに対応して、第1カバー材を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と一対の第2カバー材との繋ぎ目が、対向する一対の角部付近になる。カバー材の繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材と建材との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材の強度が高くなる。
本実施形態に係るカバー材は、一対の平面が略垂直に交わる角部を有する建材を覆うリフォーム用のカバー材1であって、第1カバー材10(10A,10B)と、第2カバー材20(20A,20B)と、を含んで構成される。
図1は、カバー材1の使用状態を示す図であり、壁30の開口部に設けられた、建材としての縦枠40の水平方向の断面図である。
図1に示すように、縦枠40は、縦枠本体部41と、戸当り部42と、を有する。
戸当り部42は、縦枠本体部41の見込面412側に、上下方向に延びて形成される。戸当り部42は、見込面421と、見付面422,422と、を含んで形成される。更に、戸当り部42は、見込面421と見付面422,422が略垂直に交わる角部423,423を含んで形成される。
また、見込面421は第1カバー材10Bによって覆われ、見付面422は第2カバー材20Bによって覆われる。
続いて、第1カバー材10と第2カバー材について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、第1カバー材10の斜視図である。第1カバー材10は、本来高さ方向に長い部材であるが(例えば、高さ方向の長さが3m)、図2では、便宜的に第1カバー材10の上部分の斜視図を示している。図3は、第1カバー材10の平面図である。
第1カバー材10は、第1カバー材本体部11と、第1カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部12と、を有する。
第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の接続部分13以外の部分14は、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなる。半硬質樹脂としてはABS樹脂とエラストマーの複合材、AESとエラストマーの複合材、半硬質PP、半硬質PVC等が挙げられる。
第1カバー材10には、外側の表面に、例えば木目調のフィルムが貼り付けられる。
図4は、第2カバー材20の斜視図である。第2カバー材20は、本来高さ方向に長い部材であるが(例えば、高さ方向の長さが3m)、図4では、便宜的に第2カバー材20の上部分の斜視図を示している。
第2カバー材20は、第2カバー材本体部21と、第2カバー材本体部21の端部から略直角に屈曲して延出した第2カバー材延出部22と、を有する。
図4に示すように、ガイド溝23は、第2カバー材本体部21の、第2カバー材本体部21及び第2カバー材延出部22の境界線から所定の距離離れた位置から連続して多数形成される。図5に示すように、ガイド溝23は、平面231,231を含んで形成される。隣り合うガイド溝23同士の間には、平面232が存在する。
平面231,231の角度αは、45°である。角度αは、45〜60°であることが好ましい。角度αが45°未満の場合、ガイド溝23に刃を滑らせるのが難しくなってしまう傾向にある。角度αが60°よりも大きい場合、平面232が狭くなるので第2カバー材20を建材に強固に固定するのが難しくなってしまう傾向にあり、且つ、ガイド溝23に滑らせる刃がぶれやすくなってしまう傾向にもある。
続いて、図6及び図7を参照しながら本実施形態に係るカバー材1を用いたカバー材施工方法について説明する。
本実施形態のカバー材施工方法は、一対の平面としての見込面51と見付面52が略垂直に交わる角部53を有する建材としての縦枠50を、第1カバー材10と、第2カバー材20と、を用いて覆うカバー材施工方法であって、第1工程と、第2工程と、を有する。図6及び図7は、縦枠50並びに縦枠50を覆った第1カバー材10及び第2カバー材20の水平方向の断面図である。
縦枠50は、より詳しくは、見込面51、見付面52及び見込面54を含んで形成される。更に、縦枠50は、見込面51と見付面52が略垂直に交わる角部53と、見付面52と見込面54が略垂直に交わる角部55と、を含んで形成される。つまり、角部55は、見付面52を介して角部53と対向する。
第1工程において用いられる第1カバー材10の第1カバー材本体部11は、適切なガイド溝15に沿って切断することで、見付面52の幅方向の長さに対応した適切な大きさに調整することができる。第1カバー材延出部12についても同様に、ガイド溝15に沿って切断することで、見込面54の幅方向の長さに対応した適切な大きさに調整することができる。
第1カバー材10の縦枠50への接着方法は特に限定されないが、両面テープ若しくは接着剤又はこれらを併用することによって行うことができる。
第2工程において用いられる第2カバー材20の第2カバー材本体部21は、適切なガイド溝23に沿って切断することで、見込面51の幅方向の長さに対応した適切な大きさに調整できる。
(1)本実施形態に係るカバー材1は、第1カバー材10と、第2カバー材20と、を備え、第1カバー材10は、見付面52を覆う第1カバー材本体部11を備え、第2カバー材20は、見込面51を覆う第2カバー材本体部21と、第2カバー材本体部21の角部53側の端部から第1カバー材10側に略直角に屈曲して延出し、且つ、第1カバー材10の角部53側の端部を覆う第2カバー材延出部22と、を備えるものとした。
これにより、縦枠50を覆った第1カバー材10と第2カバー材20の繋ぎ目が、角部53付近になる。繋ぎ目が、角部53付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく縦枠50を覆うことができる。
また、カバー材1と縦枠50との間に空隙も生じないので、リフォーム後のカバー材1の強度が高くなる。
これにより、第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することが可能になる。第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材20を適切な大きさに調整できる。
これにより、角部55を硬質樹脂によって覆うことができるので、角部55の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材10の、第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部12の接続部分13以外の部分14を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、縦枠等のリフォームする建材の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材10の形状を変化させることで対応することができる。
これにより、第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することが可能になる。第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することで、リフォームする建材の大きさに対応して、第1カバー材10を適切な大きさに調整できる。
これにより、枠体等の建材を覆った第1カバー材と第2カバー材の繋ぎ目が、角部付近になる。繋ぎ目が、角部付近になれば、外部からも目立たず、意匠性を損なうことなく枠体等の建材を覆うことができる。
また、カバー材1と縦枠50との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材1の強度が高くなる。
これにより、第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することが可能になる。第2カバー材20をガイド溝23に沿って切断することで。リフォームする建材の大きさに対応して、第2カバー材20を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
これにより、角部55を硬質樹脂によって覆うことができるので、角部55の周辺の強度が高くなる。更には、第1カバー材10の、第1カバー材本体部11及び第1カバー材延出部の接続部分13以外の部分14を、硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂によって構成することで、リフォームする縦枠50の表面の多少の歪みに、柔軟性のある第1カバー材10の形状を変化させることで対応することができる。
これにより、第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することが可能になる。第1カバー材10をガイド溝15に沿って切断することで。リフォームする縦枠50の大きさに対応して、第1カバー材10を適切な大きさに調整した上で、リフォームに用いることができる。
縦枠50の戸当り部42を覆うリフォーム用のカバー材1は、板状の第1カバー材10Bと、第1カバー材10Bの角部423,423側の端面を覆い、第1カバー材10Bの端部に重なるように伸びる延出部を備える第2カバー材20B,20Bからなる。一対の第2カバー材20B,20Bは、第1カバー材10Bの両端部に、それぞれの前記延出部が対向するように設けられる。
また、カバー材と縦枠50との間に空隙も生じないので、施工後のカバー材の強度が高くなる。
例えば、本実施形態においては、カバー材1によって縦枠40を覆ったが、カバー材によってリフォームする対象は、建材であれば特に限定されない。
10…第1カバー材
11…第1カバー材本体部
12…第1カバー材延出部
13…接続部分
15…ガイド溝
20…第2カバー材
21…第2カバー材本体部
22…第2カバー材延出部
221…先端部分
23…ガイド溝
50…縦枠(建材)
51…見込面
52…見付面
53…角部(第1の角部)
55…角部(第2の角部)
Claims (2)
- 一対の平面が略垂直に交わる第1の角部、及び前記一対の平面のうち一方の平面を介して第1の角部と対向する第2の角部を有する建具用枠体を覆うリフォーム用のカバー材であって、
前記一対の平面のうち一方の平面を覆う第1カバー材と、
前記一対の平面のうち他方の平面を覆う第2カバー材と、を備え、
前記第1カバー材は、前記一方の平面の前記第1の角部側の端部まで覆う第1カバー材本体部、及び第1カバー材本体部の第2の角部側の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部を備え、
前記第2カバー材は、前記他方の平面を覆う第2カバー材本体部と、当該第2カバー材本体部の前記第1の角部側の端部から前記第1カバー材側に略直角に屈曲して延出し、且つ、前記第1カバー材の前記第1の角部側の端部を覆う第2カバー材延出部と、を備え、
前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分は、硬質樹脂からなり、前記接続部分以外の部分は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなり、
前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部は、前記半硬質樹脂のみの内側の面に、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有し、
前記第2カバー材本体部は、内側の面に、前記第2カバー材本体部及び前記第2カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有するカバー材。 - 一対の平面が略垂直に交わる第1の角部、及び前記一対の平面のうち一方の平面を介して第1の角部と対向する第2の角部を有する建具用枠体を、第1カバー材と、第2カバー材と、を用いて覆うカバー材施工方法であって、
前記第1カバー材は、第1カバー材本体部、及び前記第1カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第1カバー材延出部を有し、
前記第2カバー材は、第2カバー材本体部と、前記第2カバー材本体部の端部から略直角に屈曲して延出した第2カバー材延出部と、を有し、
前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分は、硬質樹脂からなり、前記接続部分以外の部分は、前記硬質樹脂よりも軟らかい半硬質樹脂からなり、
前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部は、前記半硬質樹脂のみの内側の面に、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有し、
前記第2カバー材本体部は、内側の面に、前記第2カバー材本体部及び前記第2カバー材延出部の境界線が延びる方向に形成された複数のガイド溝を有し、
前記一対の面のうち一方の面を、前記第1カバー材本体部によって前記第1の角部側の端部まで覆い、前記第1カバー材本体部及び前記第1カバー材延出部の接続部分によって前記第2の角部を覆う第1工程と、
前一対の面のうち他方の面を、前記第2カバー材本体部によって覆うとともに、前記第1カバー材本体部の前記第1の角部側の端部を、前記第2カバー材延出部によって覆う第2工程と、を有するカバー材施工方法。
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