JP6628309B2 - 枠体コーナーカバー - Google Patents
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Description
本発明によれば、複数の第1線状溝及び複数の第2線状溝を、それぞれ、平均1mm以下のピッチで配列することで、加工後の寸法をきめ細かく設定することができるので、多様な形状やサイズを有する枠体に適合させることが可能となる。
本実施形態の枠体コーナーカバーは、例えば、図1に示すような、アルミサッシ等からなる窓50の周縁近傍に備えられ、この窓50を室内側から支持するための窓枠60等のような枠体を構成する枠材の一部を、室内側から覆う用途に適用されるものである。図1に示す例においては、窓枠(枠体)60は、長尺とされた断面矩形状の枠材が計4本、それぞれの端部を接続して組み付けられており、窓50と同様、正面側から見て矩形状の枠体とされている。そして、図1に示す例では、窓枠60を構成する枠材61と枠材62との接続部63に、この接続部63を覆うように枠体コーナーカバー1が取り付けられている。この枠体コーナーカバー1は、枠材の端部同士の接続部を覆い隠すことで、窓枠60及びその近傍の美観を向上させるものである。
以下、本実施形態の枠体コーナーカバー1について詳述する。
図1は、本実施形態の枠体コーナーカバー1によって、窓枠60のコーナー部、即ち、窓枠60を構成する各枠材61A,61B,62A,62Bの各々の端部間の接続部63を被覆するとともに、枠材カバー10によって各枠材61A,61B,62A,62Bを覆った状態を、窓50の正面側(室内側)から見て示す図である。図2は、図1に示すような窓枠のコーナー部に枠体コーナーカバー1を取り付けた状態を示す斜視図である。図3(a)は、図1及び図2中に示した枠体コーナーカバー1を、窓枠60に取り付ける前の単体で側方から見た図であり、図3(b)は、枠体コーナーカバー1を前板部12の裏面12b側から見た図、図3(c)は、枠体コーナーカバー1を図3(a)とは反対側の側方から見た図である。図4(a)は、図3(a)〜(c)に示す枠体コーナーカバー1を、枠材カバー10とともに窓枠60に取り付けた状態を示す図で、図1中に示すA−A断面図であり、また、図4(b)は、図1中に示した要部拡大図である。
そして、枠体コーナーカバー1は、前板部12の裏面12bに、複数の第1線状溝13と、この複数の第1線状溝13と直交する複数の第2線状溝14とが設けられ、複数の第1線状溝13及び複数の第2線状溝14からなる凹凸状の交差領域16を有してなる。
なお、本発明において説明する平均ピッチとは、各線状溝間の溝幅方向での中心間平均距離のことをいう。
枠体コーナーカバー1に用いられる樹脂材料としては、特に限定されず、従来から住宅建材用等に用いられている材料を何ら制限無く採用することができる。このような樹脂材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン(ASA)、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の他、硬質で成形後の表面美観に優れる樹脂材料を選択できる。
本実施形態の枠体コーナーカバー1は、上述したように、図1等に示すような枠材カバー10との併用で窓枠(枠体)60を覆うことで、この窓枠60を、より美麗な状態にリフォームすることが可能となる。
以下、枠材カバー10の詳細について説明する。
次に、本実施形態の枠体コーナーカバー1を用いて窓枠60の開口部におけるコーナー部分を覆う場合の施工方法について、枠材カバー10を用いて窓枠60の開口部を覆う方法と併せて、図1、図2及び図4(a),(b)を参照しながら以下に説明する。
本実施形態においては、まず、窓枠60に枠材カバー10を取り付けた後、枠体コーナーカバー1を取り付ける方法を説明する。
この際、まず、必要に応じて、前板部12を、裏面12b側に形成された複数の第1線状溝13及び/又は複数の第2線状溝14の所望の位置でカッターナイフ等を用いて切断することで、窓枠60をなす各枠材61A,61B,62A,62Bの幅方向の寸法に合わせて加工する。
この際、上述したように、例えば、切断予定位置に形成された第1線状溝13又は第2線状溝14内に、カッターナイフの刃先を数回程度擦りつけることにより、フランジ部12A,12Bを含む前板部12を、所望の位置で容易且つ完全に切断できる。あるいは、前板部12に一定程度の切れ込みが入った時点で、各線状溝に沿って折り曲げて切断してもよい。
次いで、詳細な図示を省略するが、枠材61A,61B,62A,62Bの端部同士の接続部63(コーナー部分)において、枠内面60c側の各枠材カバー10間の隙間、及び、枠材61A,61B,62A,62Bの露出部分に接着剤を塗布する。
次いで、図2(図4(a),(b)も参照)に示すように、コーナー被覆部11で枠内面60c側の各枠材カバー10間を覆うとともに、前板部12で各枠材61A,61B,62A,62Bの露出部分を覆うように、予め塗布した接着剤によって枠体コーナーカバー1を固定する。
以上説明したように、本実施形態の枠体コーナーカバー1によれば、前板部12に、複数の第1線状溝13と複数の第2線状溝14とが直交するように配置された凹凸状の交差領域16を有することで、各線状溝に沿って前板部12を所望の位置で切断するのが容易になるとともに、各線状溝に刃物工具を挿入して切断する際に刃先の横ずれが起こるのを防止できる。また、前板部12を、凹凸状の交差領域16を構成する第1線状溝13や第2線状溝15に沿った所望の位置で切断することで、種々の枠体60に適合した寸法及び形状に加工することができる。これにより、施工現場において、枠体コーナーカバー1が取り付けられる枠体60の形状やサイズに応じて、前板部12のサイズを作業性よく適宜変更することが可能になり、また、切断精度も向上するので、切断・加工後の枠体コーナーカバー1の美観も向上する。従って、種々の形状や寸法を有する枠体60の開口部を隙間無く覆うことができ、美観をより向上させることが可能となる。
上記で説明した実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は各実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
11…コーナー被覆部(断面L字状のコーナー被覆部)
11A…第1板部、
11B…第2板部、
11a…一端(長手方向の一端側)、
11b…他端、
12…前板部、
12a…表面、
12b…裏面、
12c…一角、
12d…内面、
12A,12B…フランジ部、
13…第1線状溝、
14…第2線状溝、
15…第3線状溝、
16…交差領域、
17…非交差領域、
10…枠材カバー、
10a,10b…端部(長手方向の端部)、
10A…外面、
10B…内面、
21…前板部、
21a…一端、
21b…他端、
22…外板部、
22a…一端、
22b…他端、
23…内板部、
23a…一端
23b…他端、
50…窓、
60…窓枠(枠体)、
60a…前面、
60b…枠外面、
60c…枠内面、
60d…裏面、
61,61A,61B…枠材(左右一対の枠材)、
62,62A,62B…枠材(上下一対の枠材)、
63…接続部、
70…壁、
71…開口、
75…下地材、
76…窓台、
81…両面テープ、
82…接着剤。
Claims (4)
- 断面矩形状で長尺の枠材が複数組み付けられてなる枠体の、前記枠材の長手方向の端部同士の接続部を覆うように前記枠体に取り付けられる枠体コーナーカバーであって、
前記接続部を前記枠体の枠内面側から覆うように該枠体に取り付けられる断面L字状のコーナー被覆部と、
前記コーナー被覆部の長手方向の一端側に接続され、前記枠体の前面側を覆うように該枠体に取り付けられる前板部と、を備え、
前記前板部は、前記枠材の前面側と対向して配置される面に、複数で平行に配列された第1線状溝と、該複数の第1線状溝と直交するように複数で平行に配列された第2線状溝とが設けられており、前記複数の第1線状溝及び前記複数の第2線状溝からなる凹凸状の交差領域を有しており、
前記交差領域は、前記複数の第1線状溝及び前記複数の第2線状溝によって平面視格子状とされ、且つ、格子上面が同一面とされていることを特徴とする枠体コーナーカバー。 - 前記複数の第1線状溝及び前記複数の第2線状溝の少なくとも一方が、該複数の第1線状溝と複数の第2線状溝とが交差していない非交差領域を有することを特徴とする請求項1に記載の枠体コーナーカバー。
- 前記複数の第1線状溝及び前記複数の第2線状溝は、平均ピッチが1mm以下で配列されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の枠体コーナーカバー。
- さらに、前記コーナー被覆部の少なくとも一部に、該コーナー被覆部の長手方向と直交する方向で、複数の第3線状溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の枠体コーナーカバー。
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