JP7528027B2 - 建具 - Google Patents
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Description
新設枠1は、アルミ形材よりなる上枠35と下枠36と左右の縦枠37,37とを四周枠組みして構成してある。上枠35と下枠36は、見込方向の中間部に断熱ブリッジ38を設けて断熱してある。また新設枠1は、室内側には樹脂アングル39を設け、室内側の結露を防止してある。
本新設枠1は、リフォーム枠ではない通常サッシ・一般サッシの半外付けのサッシ枠の躯体固定用のフィンを折取ったものである。
上枠45と下枠46と左右の縦枠47は、図2,3に示すように、それぞれ見込方向に延びる主部材49と、主部材49の室外側端部に着脱自在に取付けられ、外周側に向けて延びるカバー片15,16,17の2部材で構成されている。各カバー片15,16,17は、既設枠4の室外側壁の室外側に重合しており、カバー片15,16,17により既設枠4が室外側から見て見えないように隠されている。
主部材49は、新設枠1及び既設枠4の室内側壁よりも室内側に延出した延出部51が設けてあり、延出部51にはリフォーム枠3を躯体5に固定するためのねじ52が挿通される孔53が設けてある。また主部材49は、室外側と室内側の2箇所に位置決め部54が設けてあり、各位置決め部54を新設枠1の上枠35と下枠36と縦枠37に外周側から係合させることで、外周枠2の上枠45と下枠46と縦枠47を見込方向に位置決めできるとともに、新設枠1と外周枠2を一体化できるようになっている。
カバー片15,16,17は、室内側面に内外周方向に間隔をおいて折取り自在部55が複数設けてあり、既設枠4の形状等に応じて折取り自在部55で適宜折取ることで、見付寸法を変更できる。
外周枠2の縦枠47には、横枠(上枠、下枠)45,46の端面との接合部にシール材56が設けてあり、外周枠2の横枠45,46に沿って延びる横気密材57a,57bと外周枠2の縦枠47,47に沿って延びる縦気密材57c,57cの長手方向端部がシール材56に当接しており、シール材56を介して横気密材57a,57bと縦気密材57c,57cとが連続している。これにより、新設枠1と外周枠2の間の隙間から雨水が室内に浸入するのを防止している。
また、外周枠2の上枠45のカバー片15と既設枠4の上枠31の室外側壁との隙間、外周枠2の縦枠47,47のカバー片17,17と既設枠4の縦枠33,33の室外側壁との隙間にも、気密材58a,58bが連続して設けてある。これにより、リフォーム枠3と既設枠4との隙間に雨水が浸入するのを防いでいる。
図1,5に示すように、下枠46のカバー片16の長手方向端部16aには、コーナー部品9を取付けるための取付孔10が形成してある。取付孔10は、外周側(下側)の幅が内周側(上側)よりも狭いダルマ孔状となっている。
またコーナー部品9は、裏面側に縦横のカバー片17,16の折り取り自在部55の位置と同じ位置に折り取り自在部14が縦横に格子状に設けてあり、カバー片17,16を折り取り自在部55で折り取って見付寸法を変更した場合に、それに合わせてコーナー部品9を折り取り自在部14で折り取ることで、コーナー部品9の縦横寸法を変更することができる。
各取付補助材6は、室外側の見付壁59aを既設枠4の室内側壁に当接して配置され、これにより取付補助材6の室内側端の位置が既設枠4の室外側端から所定の寸法A(具体的には110mm)となるように取付補助材6を見込方向に位置決めしている。取付補助材6は、見込壁60に内周側から挿通したねじ63で躯体5に固定してある。
本改装サッシは、このように取付補助材6を既設枠4の室内側壁に当接した状態で取付けた上で、リフォーム枠3(の外周枠2)の室内側端64が取付補助材6の室内側端と一致するようにリフォーム枠3を見込方向に位置決めすることで、リフォーム枠3が自然に見込方向の適正な位置に配置され、予めリフォーム枠3のカバー片15,17と既設枠4の室外側壁の一方に設けておいた気密材58a,58bが他方に密着し、リフォーム枠3と既設枠4の間が室外側で止水される。
このように、既設枠4の下枠32の上面とリフォーム枠3の下枠71の下面との隙間に隙間調整部品72が設けてあることで、リフォーム枠3の下枠71が室外側が垂れ下がるように変形するのを防止できる。
本建具は、このように樹脂額縁27を取付けることで、樹脂額縁27で既設枠4と取付補助材6とリフォーム枠3が隠れるので、意匠性が良い。しかも、樹脂額縁27は新設枠1の樹脂アングル39と連続する見込面部73と、見込面部73の室内側端部より外周側に延びる見付面部74とで断面L形に形成してあることで、内観意匠をより一層向上できる。
次に、既設枠4と取付補助材6に跨って既設枠側防水テープ7を取付け、且つ取付補助材6の見込壁60から既設額縁34に跨ってねじ隠し用防水テープ66を取付ける。
次に、リフォーム枠3を組み立てる。リフォーム枠3の組み立ては、予め枠組みした新設枠1の周囲に外周枠2の上枠45と下枠46と左右の縦枠47,47をそれぞれ位置決め部54で位置決めしながら外周側から被せ、図7に示すように、上下枠45,46の端面を縦枠47,47の内周側面にシール材56を介して突き当て、側方から縦枠47に挿通したねじ103を上下枠45,46のタッピングホール48にねじ込むことで枠組みする。その後、縦枠47,47と上枠45の外周側面に補強材24を取付ける。なお、リフォーム枠3の組み立ては、建具の施工現場で行ってもよいが、工場で組み立てて施工現場に搬入することもできる。
次に、上記のとおり新設枠1と外周枠2とを一体化したリフォーム枠3を、図8,9に示すように、既設枠4が取り付いた開口部26に室外側から嵌め込み、リフォーム枠3の室内側端(外周枠2の室内側端)64が取付補助材6の室内側端と一致するようにリフォーム枠3を見込方向に位置決めする。また、リフォーム枠3の下枠71のカバー片16をいったん取り外し、隙間調整部品72の高さを既設枠4の下枠32とリフォーム枠3の下枠71との隙間の大きさに合わせて調整した後、カバー片16を取付ける。その後、外周枠2の縦枠47と下枠46とのコーナー部にコーナー部品9を取付ける。その後、リフォーム枠3を室内側で内周側からねじ52で躯体に固定する。その後、取付補助材6とリフォーム枠3に跨ってリフォーム枠側防水テープ8を取付ける。
その後、室内側から樹脂額縁27を取付ける。
さらにコーナー部品9は、係止突起12を係止突部11から離して複数設けてあることで、コーナー部品9をより一層安定して取付けることができる。
10 取付孔
11 係止突部
12 係止突起
13 両面テープ
15,16,17 カバー片
46 下枠(横枠)
47 縦枠
Claims (1)
- 縦枠と横枠とコーナー部品とを備え、縦枠と横枠は、外周側に向けて突出するカバー片を有し、横枠は、カバー片の長手方向端部に取付孔を有し、コーナー部品は、縦枠のカバー片の長手方向端部と横枠のカバー片の長手方向端部の外周側コーナー部を隠すものであり、横枠のカバー片の取付孔に挿入される係止突部と、縦枠のカバー片の長手方向端面に係止する係止突起と、係止突起の上方又は下方位置に設けられ、縦枠のカバー片に接着自在な両面テープを有し、係止突部を取付孔に室外側から挿入してから上下方向に移動することで係止突部が取付孔に係止し、係止突起が縦枠のカバー片の長手方向端面に係止するとともに両面テープが縦枠のカバー片に接着されることを特徴とする建具。
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- 2021-05-28 JP JP2021090276A patent/JP7528027B2/ja active Active
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