JP3127147U - 幅木または回り縁用のコーナーカバー及び幅木または回り縁のコーナー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
接着剤や両面テープ等の接着手段、貼着手段または粘着手段を用いることなく取着できる幅木または回り縁用のコーナーカバー及び幅木または回り縁のコーナー構造を提供する。
【解決手段】
室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーC1であって、幅木91,91aの表面に被せて取り付けられ、出隅や入隅を形作る被覆部材1と、被覆部材1の裏側から突設してあり、幅木91,91aと壁材90,90aとの間に挟まれた状態で配置可能な取着部材2とを備える。
【選択図】図5

Description

本考案は幅木または回り縁用のコーナーカバー及び幅木または回り縁のコーナー構造に関する。更に詳しくは、接着剤や両面テープ等の接着手段、貼着手段または粘着手段を用いることなく取着できる幅木または回り縁用のコーナーカバー及び幅木または回り縁のコーナー構造に関する。
通常、室内の壁部下側、床部に接する箇所には、化粧用部材として幅木が取り付けられている。室内の出隅や入隅にあたる部分において幅木は、通常、端面を斜めに切断して突き合わせ面を形成し、隙間ができないようにこれらの突き合わせ面を互いに突き合わせて設けられている。しかし、隙間ができないよう突き合わせ面を加工することは簡単でなく、熟練を要していた。
従来からこの課題を解決するものとして幅木用のコーナーカバーが開発されている。コーナーカバーによれば、幅木の出隅や入隅にあたる部分に被せて取り付けることにより、出隅や入隅を覆って隠すことができるので、幅木に突き合わせ面を形成することなく、簡単に外観の良好な出隅や入隅を形作ることができる。コーナーカバーは、通常、裏面に接着剤や両面テープ等を設けて、幅木の表面に接着または貼着して取り付けられていた。このようなコーナーカバーとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
実開平5−78794号公報
しかし、上記した従来のコーナーカバーには、次のような課題があった。
このコーナーカバーでは、接着剤や両面テープ等によって幅木の表面に取り付けられていたので、経年劣化によりこれらの接着力や貼着力が低下してしまい、外れてしまうことがあった。
また、接着剤を使用して取り付けるものは、取り付け時に接着剤がコーナーカバーの裏面からはみ出して幅木を汚してしまうことがあり、見かけを悪くすることがあった。更に、コーナーカバーが幅木から浮いた状態で固着されてしまい、幅木との間に隙間が形成されてしまうことがあった。
本考案の目的は、接着剤や両面テープ等の接着手段、貼着手段または粘着手段を用いることなく取着できる幅木または回り縁用のコーナーカバー及び幅木または回り縁のコーナー構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本考案が講じた手段は次のとおりである。
本考案は、室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーであって、幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられ、出隅や入隅を形作る被覆部材と、被覆部材の裏側から突設してあり、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置可能な取着部材とを備える、幅木または回り縁用のコーナーカバーである。
取着部材は、上方から幅木と壁材との間に挿し込んで配置可能か、または下方から回り縁と壁材との間に挿し込んで配置可能なよう設けてあることが好ましい。
本考案は、室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーであって、幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられ、出隅や入隅を形作る被覆部材と、被覆部材の裏側から突設してあり、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置可能な取着部材とを備えており、取着部材は、厚み部分の一端部を被覆部材の裏側から立てて設けてある薄板状の突出板部を備え、当該突出板部の先部に折曲して立てて設けてあり、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれる薄板状の被挟持部を有する、幅木または回り縁用のコーナーカバーである。
取着部材の被挟持部は、突出板部の先部から分岐して、被覆部材の裏面と平行または実質的に平行になるよう二方向に延びて形成してあることが好ましい。
室内の入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーであって、取着部材の突出板部は、厚み部分の一端部を被覆部材の裏側に立てて二箇所に備えており、被挟持部はそれぞれの突出板部の先部に立てて、被覆部材の裏面と平行または実質的に平行になるよう延びて形成してあることが好ましい。
被覆部材は、幅木または回り縁の側面に被せて取り付けられる二つの側壁部を備えており、当該二つの側壁部は、取着時において変形することで幅木または回り縁の表面をやや押圧した状態で取着されるよう鋭角または鈍角に形成してあることが好ましい。
本考案は、上記コーナーカバーが室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着してある幅木または回り縁のコーナー構造である。
(作 用)
本考案に係る幅木または回り縁用のコーナーカバーの取着方法とその作用を説明する。
コーナーカバーは、被覆部材が幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられて出隅や入隅を形作り、被覆部材の裏側から突設してある取着部材が、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置されることで、室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着される。
幅木用のコーナーカバーは、取着部材が上方から幅木と壁材との間に挿し込んで配置されることで取着される。回り縁用のコーナーカバーは、取着部材が下方から回り縁と壁材との間に挿し込んで配置されることで取着される。
コーナーカバーは、被覆部材が幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられて出隅や入隅を形作り、被覆部材の裏側から立てて設けてある突出板部の被挟持部が、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置されることで、室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着される。
被覆部材が、幅木または回り縁の側面に被せて取り付けられる二つの側壁部を備えており、この二つの側壁部が鋭角または鈍角に形成してあるものは、略90度の角度を有する出隅や入隅に取着する場合において側壁部が変形した状態にでき、これにより被覆部材が幅木または回り縁の表面をやや押圧した状態で取着される。
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本考案に係るコーナーカバーは、被覆部材が幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられて出隅や入隅を形作り、被覆部材の裏側から突設してある取着部材が、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置されることで、室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着される。つまり、接着剤や両面テープ等の接着手段、貼着手段または粘着手段を用いることなく、簡単に室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着することができる。従って、コーナーカバーは時間が経った場合でも外れにくい。また、上記手段を使用しないので、取り付け時に幅木または回り縁を汚したりして外観を悪くすることもない。
(b)被覆部材が、幅木または回り縁の側面に被せて取り付けられる二つの側壁部を備えており、この二つの側壁部が鋭角または鈍角に形成してあるものは、略90度の角度を有する出隅や入隅に取着する場合において側壁部が変形した状態にでき、これにより被覆部材が幅木または回り縁の表面をやや押圧した状態で取着される。この場合ではコーナーカバーは、側壁部と幅木または回り縁との間に隙間が形成されにくい状態で取着される。
本考案の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は出隅にあたる部分の幅木に取着される幅木用のコーナーカバーの一実施の形態を示しており、表側を斜め上側から見た状態の斜視説明図、
図2は図1に示すコーナーカバーの裏側を斜め上側から見た状態の斜視説明図、
図3は図1に示すコーナーカバーの平面図、
図4は図1に示すコーナーカバーの側面図である。
コーナーカバーC1は、室内の壁材が約90度の角度で出会ってできる出隅に設けられるもので、この出隅にあたる部分の幅木に取り付けて使用される。
コーナーカバーC1は、幅木の表面に被せて取り付けられ、幅木の出隅を形作る被覆部材1と、被覆部材1の裏側から突設してあり、幅木と壁材との間に挟まれて配置される取着部材2を備えている。
被覆部材1は、一方の壁材に固定された幅木と、他方の壁材に固定された幅木の両方の側面上に沿って設けられる二つの側壁部10,10aを備えている。二つの側壁部10,10aは、各幅木に対応するよう折れ曲がった形状を有している。側壁部10,10aの上端縁には、幅木の幅部である上端面上に被せて取り付けられる上壁部11が内方に突設してある。上壁部11については後述する。
側壁部10,10aは共に均一な厚みを有している。また、二つの側壁部10,10aの表面は、幅木への取り付け前の状態のときに平面視において90度よりやや鋭角に形成してある。本実施の形態で側壁部10,10aは、表面が平面視において約87.5度の角度に形成してある。側壁部10,10aは、幅木の側面を覆った状態で取り付けられる高さに形成してある。
上壁部11は、平面視において略「L」型状に形成してある。また、上壁部11の内側の角度は、幅木への取り付け前の状態のときに平面視において約90度に形成してある。上壁部11は、幅木の上端面を覆った状態で取り付けられる幅厚に形成してある。
側壁部10,10aの角部となる部分と、側壁部10,10aと上壁部11の角部となる部分のそれぞれには、面取り部3が形成してある。また、側壁部10,10aの外端縁部と、上壁部11の外端縁部のそれぞれには、面取り部4が形成してある。面取り部4は外縁が幅木の表面と連続した状態になるようになだらかな傾斜をつけて形成してある。
取着部材2は、薄板状の突出板部20と、突出板部20の先部から分岐して二方向に延ばして形成してある薄板状の被挟持部21,21aを備えている。
突出板部20は、一方の側縁が長辺となり他方の側縁が短辺となるよう、側面視において直線状の斜辺を下部側に形成した縦長四角形状を有している(図4参照)。突出板部20は、長辺側の厚み部分を被覆部材1の裏側に立てて設けてある。詳しくは突出板部20は、側壁部10,10aの面取り部3(側壁部10,10aの角部となる部分)と対応する裏側に立てて設けてある。突出板部20は、平面視において側壁部10,10aがなす角度を略二分する方向に突出してある(図3参照)。
被挟持部21,21aは、突出板部20の先部となる短辺側の部分から設けてある。二方向に延びる被挟持部21,21aは、平面視において略90度に折れ曲がった形状を有している。被挟持部21,21aは、側壁部10,10aと略平行に設けてある。
本実施の形態で示すコーナーカバーC1は、被覆部材と取着部材が一体に形成された合成樹脂製の成形品である。また、コーナーカバーC1は可撓性を有している。
(作 用)
図5は図1に示すコーナーカバーを出隅にあたる部分の幅木に取着する状態を示す分解斜視説明図、
図6は幅木に取着した状態の横断面説明図である。
なお、符号90,90aは壁材を示しており、符号91,91aは幅木を示している。コーナーカバーC1が取り付けられる出隅は、壁材90と壁材90aが約90度の角度で出会って角部が形成してあり、壁材90に幅木91が、壁材90aに幅木91aが取り付けられた構造を有している。幅木91と幅木91aはそれぞれの端面を壁材90と壁材90aの角部近傍に略合わせて、両端面の間にやや隙間を設けた状態で取り付けられている。
通常、幅木91の表面には長さ方向に延びて溝910が、幅木91aの表面には長さ方向に延びて溝910aが全長にわたって形成されている。幅木91や幅木91aは、上記した溝910,910a内に釘を打ち込んで壁材90,90aに固定されている。
コーナーカバーC1が取り付けられる出隅の壁材90,90aには、取着部材2の被挟持部21,21aが配置される位置に凹ませた凹部900,900aが削って形成してある(図6参照)。壁材90,90aは石膏ボード等で作られているものが多く、この場合では凹部900,900aは簡単に形成できる。
図1ないし図6を参照して、本実施の形態で示すコーナーカバーC1の取着方法とその作用を説明する。
コーナーカバーC1は上記構造を有する出隅に取り付けられる。コーナーカバーC1は、角部の上方から壁材90,90aに沿って下降させ、取着部材2の突出板部20を幅木91と幅木91aの間の隙間に配置し、取着部材2の被挟持部21を幅木91と壁材90の間に挟み、被挟持部21aを幅木91aと壁材90aの間に挟んで取り付けられる。被挟持部21は壁材90に形成した凹部900内に収容され、被挟持部21aは壁材90aに形成した凹部900a内に収容される(図6参照)。
コーナーカバーC1の取り付けにあたっては、出隅近傍の幅木91,91aを固定しない状態にしておくことが好ましい。この部分の幅木91,91aを固定しないことにより、幅木91と壁材90と、幅木91aと壁材90aの間に僅かな隙間をつくることができ、被挟持部21,21aが幅木91,91aと壁材90,90aの間に配置し易い。コーナーカバーC1の取り付け完了後において、出隅近傍の幅木91,91aは釘を壁材に打ち込んで固定される。
こうしてコーナーカバーC1は、側壁部10,10aの裏側と被挟持部21,21aとの間に幅木91,91aを収容し、幅木91,91aの表面に側壁部10,10aと上壁部11を被せた状態で取り付けられる。
コーナーカバーC1は、側壁部10,10aが平面視において90度よりやや鋭角に形成してある(本実施の形態では平面視において約87.5度の角度を有する)。従って、壁材90,90aによる角部が略90度の角度で形成されていれば、コーナーカバーC1は、側壁部10,10aが取り付け時において角度を拡げる方向にやや変形して、幅木91,91aの表面をやや押圧した状態で取り付けられる。これによりコーナーカバーC1は、側壁部10,10aと幅木91,91aとの間に隙間が形成されにくい状態で取り付けられる。
このようにコーナーカバーC1は、接着剤や両面テープ等の接着手段、貼着手段または粘着手段を用いることなく出隅に簡単に取り付けることができる。従って、コーナーカバーC1は時間が経った場合でも外れにくい。また、上記手段を使用しないので、取り付け時に幅木を汚したりして外観を悪くすることもない。
図7は入隅にあたる部分の幅木に取着される幅木用のコーナーカバーの一実施の形態を示しており、表側を斜め上側から見た状態の斜視説明図、
図8は図7に示すコーナーカバーの裏側を斜め上側から見た状態の斜視説明図、
図9は図7に示すコーナーカバーの側面図である。
コーナーカバーC2は、室内の壁材が約90度の角度で出会ってできる入隅に設けられるもので、この入隅にあたる部分の幅木に取り付けて使用される。
コーナーカバーC2は、幅木の表面に被せて取り付けられ、幅木の入隅を形作る被覆部材5と、被覆部材5の裏側から突設してあり、幅木と壁材との間に挟まれて配置される取着部材6を備えている。
被覆部材5は、一方の壁材に固定された幅木と、他方の壁材に固定された幅木の両方の側面上に沿って設けられる二つの側壁部50,50aを備えている。二つの側壁部50,50aは、各幅木に対応するよう折れ曲がった形状を有している。側壁部50,50aの上端縁には、幅木の幅部である上端面上に被せて取り付けられる上壁部51が外方に突設してある。上壁部51については後述する。
側壁部50,50aは共に均一な厚みを有している。また、側壁部50,50aの表面は、幅木への取り付け前の状態のときに平面視において90度よりやや鈍角に形成してある。本実施の形態で側壁部50,50aは、表面が平面視において約92.5度の角度に形成してある。側壁部50,50aは、幅木の側面を覆った状態で取り付けられる高さに形成してある。
上壁部51は、平面視において略「L」型状に形成してある。また、上壁部51の外側の角度は、幅木への取り付け前の状態のときに平面視において約90度に形成してある。上壁部51は、幅木の上端面を覆った状態で取り付けられる幅厚に形成してある。
側壁部50,50aと上壁部51の角部となる部分のそれぞれには、面取り部7が形成してある。また、側壁部50,50aの外端縁部と上壁部51の外端縁部のそれぞれには、面取り部8が形成してある。面取り部8は外縁が幅木の表面と連続した状態になるようになだらかな傾斜をつけて形成してある。
取着部材6は、二箇所に設けられた薄板状の突出板部60,60aと、突出板部60の先部に設けてある薄板状の被挟持部61と、突出板部60aの先部に設けてある薄板状の被挟持部61aを備えている。
突出板部60,60aは、一方の側縁が長辺となり他方の側縁が短辺となるよう、側面視において直線状の斜辺を下部側に形成した縦長四角形状を有している(図9参照)。突出板部60,60aは、長辺側の厚み部分を被覆部材5の裏側に立てて設けてある。詳しくは突出板部60,60aは、側壁部50,50aの角部となる部分と対応する裏側に立てて設けてある。突出板部60,60aは、平面視において側壁部50,50aと略直交する二方向に突出してある。
被挟持部61は、突出板部60の先部となる短辺側の部分から設けてあり、被挟持部61aは、突出板部60aの先部となる短辺側の部分から設けてある。被挟持部61,61aは、側壁部50,50aと略平行に設けてある。
本実施の形態で示すコーナーカバーC2は、被覆部材と取着部材が一体に形成された合成樹脂製の成形品である。また、コーナーカバーC2は可撓性を有している。
(作 用)
図10は図7に示すコーナーカバーを入隅にあたる部分の幅木に取着する状態を示す分解斜視説明図、
図11は幅木に取着した状態の横断面説明図である。
なお、符号95,95aは壁材を示しており、符号96,96aは幅木を示している。コーナーカバーC2が取り付けられる入隅は、壁材95と壁材95aが約90度の角度で出会って角部が形成してあり、壁材95に幅木96が、壁材95aに幅木96aが取り付けられた構造を有している。幅木96と幅木96aはそれぞれの端面を壁材95と壁材95aの角部近傍に略合わせて、両端面の間にやや隙間を設けた状態で取り付けられている。
通常、幅木96の表面には長さ方向に延びて溝960が、幅木96aの表面には長さ方向に延びて溝960aが全長にわたって形成されている。幅木96や幅木96aは、上記した溝960,960a内に釘を打ち込んで壁材95,95aに固定されている。
コーナーカバーC2が取り付けられる入隅の壁材95,95aには、取着部材6の被挟持部61,61aが配置される位置に凹ませた凹部950,950aが削って形成してある(図11参照)。壁材95,95aは石膏ボード等で作られているものが多く、この場合では凹部950,950aは簡単に形成できる。
図7ないし図11を参照して、本実施の形態で示すコーナーカバーC2の取着方法とその作用を説明する。
なお、上記したコーナーカバーC1と共通する構成により生じる同様の作用、効果については説明を省略し、相違する点についてのみ説明する。
コーナーカバーC2は上記構造を有する入隅に取り付けられる。コーナーカバーC2は、角部の上方から壁材95,95aに沿って下降させ、取着部材6の突出板部60,60aを幅木96と幅木96aの間の隙間に配置し、取着部材6の被挟持部61を幅木96と壁材95の間に挟み、被挟持部61aを幅木96aと壁材95aの間に挟んで取り付けられる。被挟持部61は壁材95に形成した凹部950内に収容され、被挟持部61aは壁材95aに形成した凹部950a内に収容される(図11参照)。
コーナーカバーC2の取り付けにあたっては、入隅近傍の幅木96,96aを固定しない状態にしておくことが好ましい。この部分の幅木96,96aを固定しないことにより、幅木96と壁材95と、幅木96aと壁材95aの間に僅かな隙間をつくることができ、被挟持部61,61aが幅木96,96aと壁材95,95aの間に配置し易い。コーナーカバーC2の取り付け完了後において、入隅近傍の幅木96,96aは釘を壁材に打ち込んで固定される。
こうしてコーナーカバーC2は、側壁部50,50aの裏側と被挟持部61,61aとの間に幅木96,96aを収容し、幅木96,96aの表面に側壁部50,50aと上壁部51を被せた状態で取り付けられる。
コーナーカバーC2は、側壁部50,50aが平面視において90度よりやや鈍角に形成してある(本実施の形態では平面視において約92.5度の角度を有する)。従って、壁材95,95aによる角部が略90度の角度で形成されていれば、コーナーカバーC2は、側壁部50,50aが取り付け時において角度を狭める方向にやや変形して、幅木96,96aの表面をやや押圧した状態で取り付けられる。これによりコーナーカバーC2は、側壁部50,50aと幅木96,96aとの間に隙間が形成されにくい状態で取り付けられる。
上記実施の形態で示すコーナーカバーC1、C2は、被覆部材と取着部材が一体に形成された合成樹脂製の成形品である。また、コーナーカバーC1、C2は可撓性を有している。しかし、これは限定するものではなく、コーナーカバーC1、C2は、それぞれ別体に形成した被覆部材と取着部材を接着剤や溶着等によって一体に形成したものを使用しても良い。また、支障ない程度の保形性を備えていれば、変形性や柔軟性を備えたものを使用しても良い。
上記実施の形態で示すコーナーカバーは、幅木用のものを示したが、これは限定するものではなく、回り縁用のコーナーカバーとして使用することもできる。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本考案の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
出隅にあたる部分の幅木に取着される幅木用のコーナーカバーの一実施の形態を示しており、表側を斜め上側から見た状態の斜視説明図。 図1に示すコーナーカバーの裏側を斜め上側から見た状態の斜視説明図。 図1に示すコーナーカバーの平面図。 図1に示すコーナーカバーの側面図。 図1に示すコーナーカバーを出隅にあたる部分の幅木に取着する状態を示す分解斜視説明図。 幅木に取着した状態の横断面説明図。 入隅にあたる部分の幅木に取着される幅木用のコーナーカバーの一実施の形態を示しており、表側を斜め上側から見た状態の斜視説明図。 図7に示すコーナーカバーの裏側を斜め上側から見た状態の斜視説明図。 図7に示すコーナーカバーの側面図。 図7に示すコーナーカバーを入隅にあたる部分の幅木に取着する状態を示す分解斜視説明図。 幅木に取着した状態の横断面説明図。
符号の説明
C1,C2 コーナーカバー
1 被覆部材
10,10a 側壁部
11 上壁部
2 取着部材
20 突出板部
21,21a 被挟持部
3 面取り部
4 面取り部
5 被覆部材
50,50a 側壁部
51 上壁部
6 取着部材
60,60a 突出板部
61,61a 被挟持部
7 面取り部
8 面取り部
90,90a 壁材
900,900a 凹部
91,91a 幅木
910,910a 溝
95,95a 壁材
950,950a 凹部
96,96a 幅木
960,960a 溝

Claims (7)

  1. 室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーであって、
    幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられ、出隅や入隅を形作る被覆部材と、
    被覆部材の裏側から突設してあり、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置可能な取着部材と、
    を備える、
    幅木または回り縁用のコーナーカバー。
  2. 取着部材は、上方から幅木と壁材との間に挿し込んで配置可能か、または下方から回り縁と壁材との間に挿し込んで配置可能なよう設けてある、
    請求項1記載の幅木または回り縁用のコーナーカバー。
  3. 室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーであって、
    幅木または回り縁の表面に被せて取り付けられ、出隅や入隅を形作る被覆部材と、
    被覆部材の裏側から突設してあり、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれた状態で配置可能な取着部材と、
    を備えており、
    取着部材は、厚み部分の一端部を被覆部材の裏側から立てて設けてある薄板状の突出板部を備え、当該突出板部の先部に折曲して立てて設けてあり、幅木または回り縁と壁材との間に挟まれる薄板状の被挟持部を有する、
    幅木または回り縁用のコーナーカバー。
  4. 取着部材の被挟持部は、突出板部の先部から分岐して、被覆部材の裏面と平行または実質的に平行になるよう二方向に延びて形成してある、
    請求項3記載の幅木または回り縁用のコーナーカバー。
  5. 室内の入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着されるコーナーカバーであって、
    取着部材の突出板部は、厚み部分の一端部を被覆部材の裏側に立てて二箇所に備えており、被挟持部はそれぞれの突出板部の先部に立てて、被覆部材の裏面と平行または実質的に平行になるよう延びて形成してある、
    請求項3記載の幅木または回り縁用のコーナーカバー。
  6. 被覆部材は、幅木または回り縁の側面に被せて取り付けられる二つの側壁部を備えており、当該二つの側壁部は、取着時において変形することで幅木または回り縁の表面をやや押圧した状態で取着されるよう鋭角または鈍角に形成してある、
    請求項1,2,3,4または5記載の幅木または回り縁用のコーナーカバー。
  7. 請求項1,2,3,4,5または6記載のコーナーカバーが室内の出隅や入隅にあたる部分の幅木または回り縁に取着してある、
    幅木または回り縁のコーナー構造。
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