JP2016102321A - 建物用枠材のカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】僅かな寸法の調整を好適に行うことができ、これによって、建物用枠材のカバーによる建物用枠材のカバー処理を容易に行うことが可能で、かつ仕上がり度合にばらつきが生じ難い建物用枠材のカバーを提供する。【解決手段】表面に化粧シート12が設けられた長手平面板111と短手平面板112とからなる断面視L字型の長尺状の薄板11であって、短手平面板112の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の凹部1111Aが連続的に形成され、短手平面板112の短手方向の中途部に凹部1111Aの谷の幅寸法を他の凹部1111Aよりも拡大した折り曲げ部1111Bを設けている。【選択図】図1

Description

本発明は、窓枠、ドア枠等の建物用枠材を覆うための、建物用枠材のカバーに関し、特にリフォーム時に汚れたり傷ついたり或いは美観を変えるために窓枠、ドア枠等の枠材を覆うように取り付けられて用いられる化粧カバーに関する。
従来、建物用枠材(窓枠)を覆うための建物用枠材のカバーが知られていた。建物用枠材の寸法には、様々なものがあるため、建物用枠材のカバーは、様々な寸法の建物用枠材に対応することができることが好ましい。特許文献1には、断面視L字型に形成された長尺状の薄板において、建物用枠材側の表面に長手方向に沿って延びる複数の切り溝が形成された建物用枠材のカバーが開示されている。この建物用枠材のカバーは、何れかの切り溝で切断することで、建物用枠材の寸法に合わせてサイズ調整が出来るようになっている。また、特許文献2、3には、薄板の外面(裏面)に溝が形成されて、溝に沿って折り曲げて建物用枠材を覆うことが可能な建物用枠材のカバーが開示されている。これらの建物用枠材のカバーは、建物用枠材の長さ、幅、チリ寸法に応じて、所定の部位が切断可能であり、この切断によってサイズ調整が出来るようになっている。
特開2004−107877号公報 特開2005−16227号公報 特開2005−127067号公報
上記特許文献1、2、3の建物用枠材のカバーは、その薄板が切り溝又は所定の部位で切断されることで、サイズ調整が出来るようになっているが、薄板の切断によるサイズ調整では、僅かな寸法の調整が難しい。特に、建物用枠材の外面側(裏面側)も覆うためには、上記特許文献1、2、3の建物用枠材のカバーでは、建物用枠材の厚みに合わせた寸法の調整が難しい。このため、建物用枠材のカバーを建物用枠材に取り付けることは容易ではなく、かつ、施工者の腕等によって、仕上がり度合にばらつきが生じ易かった。
上記課題を解決するために、本発明は、僅かな寸法の調整を好適に行うことができ、これによって、建物用枠材のカバーによる建物用枠材のカバー処理を容易に行うことが可能で、かつ仕上がり度合にばらつきが生じ難い建物用枠材のカバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、表面に化粧シートが設けられた長手平面板と短手平面板とからなる断面視L字型の長尺状の薄板であって、短手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝が連続的に形成され、当該短手平面板の短手方向の中途部に前記長溝の谷の幅寸法を他の長溝よりも拡大した折り曲げ部を設けたことを特徴とする建物用枠材のカバーである。
上記の構成によれば、断面視L字型の長尺状の薄板の長手平面板の裏面と短手平面板の裏面とを、建物用枠材の内面とこの内面の一縁から直角に延びる面(以下、この面を「正面」と記載する)とに接触させるように、建物用枠材のカバーで建物用枠材を覆うことで、建物用枠材の内面と正面とを薄板でカバーすることができる。そして、薄板の短手平面板の幅寸法(内面に直交する方向の幅寸法)が、建物用枠材の正面の幅寸法(内面に直交する方向の幅寸法)よりも長い場合は、建物用枠材の正面に対して余った部分が発生する。建物用枠材の余った部分が過剰である場合は、短手平面板の長溝の谷に沿ってカッター等の切断具を用いて適切な寸法に切断される。即ち、切断作業が容易なものになっている。
また、建物用枠材の正面に対して余った部分が適切な大きさである場合は、折り曲げ部において建物用枠材の外面方向に曲折され、建物用枠材の内面、正面及び外面がカバーで覆われることになる。この際、折り曲げ部は、長溝の谷の幅寸法が他の長溝よりも拡大されているため、折り曲げ部の長溝を構成する傾斜面同士が当接し難くなっている。この結果、長溝を構成する傾斜面同士が当接することによる曲げ作業の困難性が解消されている。
これにより、上記の構成によれば、長溝が定規の役割を果たすと共に、折り曲げ部における拡大された溝幅の長溝が折り曲げ作業の支障にならないため、建物用枠材のカバーで建物用枠材を覆うカバー処理を容易に行うことができ、かつ、施工者の腕等によって、仕上がりにばらつきが生じることを防止することができる。
上記課題を解決するために、第2の発明は、表面に化粧シートが設けられた長手平面板と短手平面板とからなる断面視L字型の長尺状の薄板であって、長手平面板の側端縁を覆う長尺状のキャップを備えていることを特徴とする建物用枠材のカバーである。
上記の構成によれば、長手平面板の側端縁を寸法調整のために切断した場合に当該切断面に不陸が生じたとしても、キャップで覆うことで側端縁を不陸なく美麗に仕上げることができ、本カバーを枠材に取り付けたときの仕上げを綺麗にできる。これにより、建物用枠材のカバーで建物用枠材を覆うカバー処理を容易に行うことができ、かつ、施工者の腕等によって、仕上がりにばらつきが生じることを防止することができる。また、本カバーを窓枠などの枠材に取り付ける際に、キャップを先に取り付けるようにすれば、カバー本体の側端縁を取り付けたキャップに挿し込むことでカバー本体を仮止めでき、取付作業を容易に行うことができ、仕上がりも綺麗にできる。さらに、キャップを備えることで、窓に生じた結露等に対する止水効果も期待できる。
第2の発明における建物用枠材のカバーであって、長手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝を連続的に設けてもよい。
上記の構成によれば、長手平面板の寸法を調整する際に、長溝の谷に沿ってカッター等の切断具を用いて適切な寸法に切断することができるため、建物用枠材のカバーで建物用枠材を覆うカバー処理を容易に行うことができ、かつ、施工者の腕等によって、仕上がりにばらつきが生じることを防止することができる。
第2の発明における建物用枠材のカバーであって、長手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる突起部を所定のピッチで複数設けてもよい。
上記の構成によれば、長手平面板の側端縁を覆う長尺状のキャップの厚みにより建物用枠材の内面と長手平面板との間に隙間が生じることになっても、複数の突起部が所定のピッチで長手平面板を支持するため、長手平面板を建物用枠材の内面に沿った形状に長期間に亘って保持することができる。
第2の発明における建物用枠材のカバーであって、前記突起部の付け根にくびれ部を設けてもよい。
上記の構成によれば、例えば長手平面板を所望の寸法に切断した場合、突起部がカバー本体の側端縁近傍に位置してしまい、カバー本体の側端縁をキャップへ挿着するのが困難な場合など、突起部が不要である場合において、不要となった突起部の自由端側を押圧すると、最も変形し易いくびれ部を中心にして曲折させることができるため、容易に突起部を取り除くことができる。
第2の発明における建物用枠材のカバーであって、短手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝が連続的に形成され、当該短手平面板の短手方向の中途部に前記長溝の谷の幅寸法を他の長溝よりも拡大した折り曲げ部を設けてもよい。
上記の構成によれば、建物用枠材の正面に対して余ったカバー部分が存在する場合、折り曲げ部において建物用枠材の外面方向に曲折され、建物用枠材の内面、正面及び外面がカバーで覆われることになる。この際、折り曲げ部は、長溝の谷の幅寸法が他の長溝よりも拡大されているため、折り曲げ部の長溝を構成する傾斜面同士が当接し難くなっている。この結果、長溝を構成する傾斜面同士が当接することによる曲げ作業の困難性を解消することができる。
第2の発明における建物用枠材のカバーであって、前記折り曲げ部の長溝の溝深さが他の長溝よりも深いものでもよい。
上記の構成によれば、折り曲げ部における厚みが他の部分よりも薄いため、折り曲げ部の折り曲げ作業を容易に行うことができる。
尚、第1及び第2の発明では、断面視L字型の長尺状の薄板としているが、本発明においては、長尺状の平面薄板としてもよい。すなわち、本発明は、表面に化粧シートが設けられた長尺状の薄板であって、該薄板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝が連続的に形成され、前記複数の長溝のうちの一部の長溝は、谷の幅寸法が他の長溝よりも拡大されて折り曲げ部を形成することを特徴とする建物用枠材のカバーも包含する。
上記の構成によれば、施工現場で枠材の寸法に合わせて折り曲げて用いることができるので、カバーを平らな状態で出荷のための包装、梱包を行うことができる。また、カバーの一方の側端縁を切断することで寸法合わせを行うことができる。
また、本発明は、上記長尺状の平面薄板の側端縁を覆うように長尺状のキャップを備えたものも包含する。
上記構成によれば、僅かな寸法の調整を好適に行うことができ、これによって、建物用枠材のカバーによる建物用枠材のカバー処理を容易に行うことが可能で、かつ仕上がり度合にばらつきが生じ難い建物用枠材のカバーを提供することができる。
カバーの建物用枠材(窓枠)への取付けを説明する図である。 カバーの建物用枠材(窓枠)への取付け過程を示す説明図である。 カバーの建物用枠材(窓枠)への取付け過程を示す説明図である。 カバーの突起部とキャップとの関係を示す説明図である。 カバーの建物用枠材(窓枠)への取付け過程を示す説明図である。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(カバーの用途)
図1を用いて本実施形態にかかる建物用枠材のカバーの用途を説明する。図1は、本実施形態に係る建物用枠材(窓枠)とカバーとの斜視図であり、カバーの建物用枠材(窓枠)への取付けを説明する図である。カバー1は、リフォーム等のために、建物用枠材を覆うためのものである。建物用枠材としては、例えば、窓枠2等がある。本実施形態では、建物用枠材の一例として窓枠2をカバー1で覆う場合について説明する。尚、本発明の建物用枠材は、窓枠2に限定されず、建物に用いられる枠材であれば如何なるものであってもよい。
窓枠2は、壁等に形成された貫通孔に嵌め入れられた状態で固定される。本実施形態では、窓枠2は、壁等に嵌め入れられて水平方向に開口するように設けられているが、天井や床等に形成された貫通孔に嵌め入れられ、上下方向に開口するように設けられていてもよい。窓枠2は、本実施形態では正面視で矩形状の枠である。本実施形態では、窓枠2は、正面視で四角形状であり、例えば4つの断面視四角形状の長尺状体を組み合わせてなる枠体である。窓枠2における内面21の外側(屋外側)には、窓3が嵌め入れられて固定されるようになっている。窓枠2では、その内面21と、この内面21に直角の正面22と、この正面22に直角であり、かつ内面21に対向する外面23とが、屋内側に現れるようになっている。
窓枠2の上側(図1の上側)、下側(図1の下側)、右側部側(図1の手前側)、左側部側(図1の奥側)にそれぞれ、カバー1が取り付けられ、合計4個のカバー1で窓枠2の屋内側に現れる箇所(内面21、正面22、外面23)が覆われるようになっている。
(カバー1の構成)
以下に、図1から図3を用いてカバー1の構成について説明する。カバー1は、表面に化粧シート12が設けられた長手平面板111と短手平面板112とからなる断面視L字型の長尺状の薄板11を有している。薄板11には、短手平面板112及び長手平面板111の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の凹部1111A(長溝)が連続的に形成されている。
これにより、カバー1は、断面視L字型の長尺状の薄板11の長手平面板111の裏面と短手平面板112の裏面とを、窓枠2の内面21とこの内面21の一縁から直角に延びる正面22とに接触させるように、カバー1で窓枠2を覆うことで、窓枠2の内面21と正面22とをカバーすることができる。また、短手平面板112の幅寸法(内面21に直交する方向の幅寸法)が、窓枠2の正面22の幅寸法(内面21に直交する方向の幅寸法)よりも長い場合は、窓枠2の正面22に対して過剰に余っていれば、短手平面板112の凹部1111Aに沿ってカッター等の切断具を用いて適切な寸法に容易に切断される。
薄板11における短手平面板112の短手方向の中途部には、折り曲げ部1111Bが設けられている。折り曲げ部1111Bは、窓枠2における正面22の複数の短手方向寸法に合わせて複数個所に設けられている。折り曲げ部1111Bは、凹部1111Aの谷の幅寸法を他の凹部1111Aよりも拡大することにより形成されている。これにより、カバー1は、折り曲げ部1111Bにおいて曲折され、窓枠2の外面23を覆ったときに、折り曲げ部1111Bの谷の幅寸法が他の凹部1111Aよりも拡大されているため、折り曲げ部1111Bの凹部1111Aを構成する傾斜面同士が当接し難くなっている。この結果、凹部1111Aを構成する傾斜面同士が当接することによる曲げ作業の困難性が解消されている。
以上のように、カバー1は、凹部1111Aが定規の役割を果たすと共に、折り曲げ部1111Bにおける拡大された溝幅の凹部1111Aが折り曲げ作業の支障にならないため、窓枠2を覆うカバー処理を容易に行うことができ、かつ、施工者の腕等によって、仕上がりにばらつきが生じることを防止することができるようになっている。
具体的に説明すると、カバー1は、折曲部11Aで折り曲げられた形状を有する断面視L字型の長尺状の薄板11と、薄板11の山折り側の表面に設けられた化粧シート12とを備えている。この構成によって、薄板11の谷折り側の表面を窓枠2の内面21とこの内面21の正面22とに接触させるように、カバー1で窓枠2を覆うことで、窓枠2の内面21と正面22とを薄板11でカバーすることができる。
薄板11は、例えば、樹脂製や金属製の部材である。薄板11は、厚みのある四角形状を有する長尺な平板が、その長手方向に直線状に延びる折曲部11Aにおいて、短手方向に略直角に折り曲げられた形状を有し、これによって、薄板11において、折曲部11Aを基準とした2つの平板部が形成されている。尚、この2つの平板部のうちの長手平面板111が、窓枠2の内面21の上に配置され、この2つの平板のうち短手平面板112が、窓枠2の正面22の上に配置される。折曲部11Aは、薄板11において短手方向の中央から偏った位置に設けられており、これによって、長手平面板111の短手方向の寸法が、短手平面板112の短手方向の寸法よりも長くなっている。例えば、長手平面板111の短手方向の寸法は130mmであり、短手平面板112の短手方向の寸法は50mmである。
また、長手平面板111及び短手平面板112の窓枠2(内面21・正面22)に接触する側の面において、折曲部11Aから所定長離れた部位から一端縁及び他端縁までのそれぞれ領域に亘って、凹凸部1111が形成されている。凹凸部1111は、図2に示すように、薄板11の長手方向に沿って延びる複数の凹部1111Aを有する。これによって、薄板11の一方縁側及び他方縁側における複数の凹部1111Aの何れかの位置で薄板11を切断することでサイズ調整を行うことができる。
凹部1111Aの位置は、厚みが薄くなっているため、凹部1111Aでの切断が容易になり、カバー1のサイズ調整が容易になる。また、複数の凹部1111Aは、溝状に形成されており、幅狭になっているため、刃物と切断位置との位置合わせが容易になる。これによって、直線状に美麗に薄板11を切断することができるようになっている。また、溝状の複数の凹部1111Aによって、接着剤を介してカバー1を窓枠2に取り付ける際に、接着し易くなっている。
また、薄板11における短手平面板112の短手方向の中途部には、折り曲げ部1111Bが設けられている。折り曲げ部1111Bは、窓枠2における正面22の複数の短手方向寸法に合わせて複数個所に設けられている。折り曲げ部1111Bは、凹部1111Aの谷の幅寸法を他の凹部1111Aよりも拡大することにより形成されている。換言すれば、折り曲げ部1111Bは、直角に曲折したときに、折り曲げ部1111Bを構成する傾斜面同士が当接しないように、溝深さと溝寸法とが設定されている。
尚、折り曲げ部1111Bは、溝深さが他の凹部1111Aよりも深くされていてもよい。この場合は、折り曲げ部1111Bにおける厚みが他の部分よりも薄いため、折り曲げ作業を容易に行うことができる。
化粧シート12は、例えば樹脂、紙等からなり、薄板11に設けられていない状態では平面視で四角形状を有し、長手平面板111と短手平面板112における、窓枠2上に配置される面とは反対側の面に亘って設けられている。化粧シート12は、両面テープの一方面が貼着された後、他方面側の剥離紙を剥がして、薄板11に対して押圧することによって、薄板11の山折り側に取り付けられている。
カバー1は、薄板11における長手平面板111の側端縁である他方端縁を覆う長尺状のキャップ13を備えている。キャップ13は、断面視で略コ字状の長尺の部材であり、上下に並ぶ2つの長尺な板状部131、132と、下側の板状部132の一端から起立してその上端が上側の板状部131の一縁に繋がるよう形成された起立部133とからなる。キャップ13の下側の板状部132の表面には、接着テープが取り付けられている。
本実施形態では、両面テープの一方面が貼着されている。出荷状態では、両面テープの他方面側には剥離紙が取り付けられている。使用時においては、カバー1の長手平面板111の他方端縁にキャップ13が取り付けられた後、両面テープの剥離紙を剥がして、施工者の手で窓枠2の内面21の奥縁部に対して貼着される。或いは、両面テープの剥離紙を剥がして、施工者の手で窓枠2の内面21の奥縁部に対して貼着された後、このキャップ13にカバー1の長手平面板111の他方端縁が取り付けられる。
キャップ13には、上側の板状部131の下面に化粧シート12が当接し、下側の板状部132の上面に薄板11の長手平面板111の下面が当接し、起立部133の内面に長手平面板111の側面が当接するように、長手平面板111の端縁(薄板11の他方端縁)が嵌め入れられるようになっている。これによって、薄板11を凹凸部1111における複数の凹部1111Aの何れかで切断した場合でも、切断面をキャップ13で覆い隠すことができため、薄板11の他方縁側を美麗に仕上げることができる。キャップ13は、例えば、樹脂製、金属製、ゴム製等からなり、このキャップ13をカバー1の薄板11の他方端縁に取り付けることによって、長手平面板111の他方端縁から化粧シート12が剥離するのを防止することができる。尚、キャップ13の形状は、かかる形状に限定されず、薄板11における他方端縁を覆うことが出来れば、如何なる形状を採用してもよい。
(カバーの製造方法)
薄板11とキャップ13とは、例えばABS樹脂等の熱可塑性樹脂を射出成型等することによって製造することができる。その後に、薄板11のサイズに合わせて四角形状にカットされた化粧シート12を、薄板11の山折り側の表面に接着剤を介して貼着する。また、キャップ13は、形状の安定性等のために、キャップ13の起立部133、又は上側の板状部131及び起立部133等、キャップ13の一部の表面に熱可塑性エラストマー等の軟質性樹脂を設けるようにしてもよい。
(カバーの窓枠への取り付け方法)
図2及び図3を参照して、カバー1を窓枠2に取り付ける方法を説明する。図3は、カバーを窓枠へ取り付けた状態を示す説明図である。尚、図3は、図1において窓枠2の下側部分にカバー1を取り付けた状態におけるA−A矢視断面を示している。
先ず、窓枠2の下側にカバー1を取り付ける方法を説明する。窓枠2の内面21における窓3と直交する方向(図3の左右方向)の寸法を計る。この計った寸法に基づいて、凹凸部1111における複数の凹部1111Aのうちの何れか一つで、カバー1を切断する。この切断部分に、キャップ13を嵌め入れる。尚、キャップ13を予め窓枠2に設けておいてもよい。また、必要に応じて短手平面板112においても、凹凸部1111における複数の凹部1111Aのうちの何れか一つで、カバー1を切断する。
次に、キャップ13の下側の板状部132の表面の両面テープの剥離紙を剥がすとともに、窓枠2の内面21及び正面22、或いは長手平面板111の窓枠2側の面と短手平面板112の窓枠2側の面とに亘って、接着剤を塗布して、長手平面板111を窓枠2の内面21に貼着し、短手平面板112を窓枠2の正面22に貼着する。その後、窓枠2における正面22の下縁に対応した位置の折り曲げ部1111Bが曲折されることによって、短手平面板112の端部側が窓枠2の外面23に貼着される。この際、折り曲げ部1111Bにおいて曲折されたときに、折り曲げ部1111Bの谷の幅寸法が他の凹部1111Aよりも拡大されているため、折り曲げ部1111Bの凹部1111Aを構成する傾斜面同士が当接し難くなっていることから、容易に曲げ作業を行うことができる。
同様にして、窓枠2の上側、右側部側、左側部側にそれぞれ、カバー1を取り付ける。尚、カバー1は取付ける窓枠等の幅寸法に合わせて切断すれば、多様なサイズの窓枠などに対して用いることができ、例えば、窓枠2の正面の四隅をカバーするために、カバー1の長手平面板111よりも短手平面板112の両端が長くなるようにカットして用いることができる。
上述では、カバー1を、キャップ13を用いて取り付けるようにしたが、キャップ13を用いず、カバー1のみ窓枠2等に取り付けるようにしてもよい。また、上述では、窓枠2の寸法を計ったうえで、カバー1の長さを切断により調整するようにしたが、カバー1を窓枠2のカバー部分に押し当てて窓枠2の形状に合わせて折り曲げながら長さを調整するようにしてもよい。こうすると、折り曲げ部1111Bでの折り曲げが必要以上の角度になることなく折り曲げることができるので、表面の化粧シート12が変色したり破断したりすることを軽減することができる。さらに、上述では、キャップ13をカバー1に嵌め入れた後に、窓枠2に取り付けるようにしているが、先にキャップ13を窓枠とサッシ枠との見切に取り付け、その後カバー1を、その側端縁をキャップ13に挿し込みながら窓枠2に取り付けるようにすることもできる。この場合、カバー1(カバー本体)の一側端縁を仮止めできて取付作業をより容易に行うことができる。さらにまた、上述では、カバー1を接着剤で窓枠2に取り付けるようにしたが、両面テープを用いて取り付けることもできる。この場合、両面テープの一面を予めカバー1の裏面に貼着しておくこともできる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、これに限定されるものではない。即ち、図4及び図5に示すように、カバー1は、長手平面板111の裏面(内面21に対向する面)に長尺方向に沿って延びる突起部1112を所定のピッチで複数備えていてもよい。突起部1112の突出長は、板状部132の厚みに一致されている。尚、所定のピッチは、厳密に等間隔を意味するものではなく、非等間隔であってもよく、カバー1を窓枠2に取り付けたときにカバー1に不陸が生じないように突起部1112が長手平面板111の短手方向にバランス良く配置されるピッチを意味する。
このような突起部1112をカバー1が備えた場合は、長手平面板111の側端縁を覆う長尺状のキャップ13の厚みにより窓枠2の内面21と長手平面板111との間に隙間が生じることになっても、複数の突起部1112が所定のピッチで長手平面板111を支持するため、長手平面板を窓枠2の内面21に沿った形状に長期間に亘って保持することができる。さらに、カバー1は、突起部1112を所定のピッチで複数備えることによって、長手平面板111を大きな幅で切断した場合でも、キャップ13から所定のピッチ内に突起部1112を位置させることができる。
尚、突起部1112は、付け根にくびれ部1112aを設けてもよい。この場合は、例えば長手平面板111を所望の寸法に切断した場合のように、突起部1112が不要である場合において、不要となった突起部1112の自由端側を押圧すると、最も変形し易いくびれ部1112aを中心にして曲折させることができるため、容易に突起部1112を取り除くことができる。尚、くびれ部1112aは、突起部1112の付け根の一方側だけ設けるようにしてもよい。
また、カバー1(カバー本体)を、断面視L字型の長尺状の薄板ではなく、長尺状の平面薄板としてもよい。つまり、カバー1を表面に化粧シートが設けられた長尺状の薄板とし、該薄板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝(凹部1111A)を連続的に形成し、複数の長溝のうちの一部の長溝の谷の幅寸法を他の長溝よりも広くして折り曲げ部1111Bとしておくことで、例えば、施工現場において、窓枠2の内面21、正面22及び外面23に合わせて、2カ所で折り曲げることによってコ字状に成形して用いることができる。また、寸法調整を、カバー本体の一方側の側端縁を切断することで行うことができる。この場合、上述の実施形態と同様に、キャップ13を適用してもよいし、突起部1112を適用してもよい。
1 カバー1
2 窓枠(建物用枠材)
11 薄板
1111A 凹部
12 化粧シート
13 キャップ

Claims (9)

  1. 表面に化粧シートが設けられた長尺状の薄板であって、該薄板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝が連続的に形成され、前記複数の長溝のうちの一部の長溝は、谷の幅寸法が他の長溝よりも拡大されて折り曲げ部を形成することを特徴とする建物用枠材のカバー。
  2. 前記薄板の側端縁を覆う長尺状のキャップを備えていることを特徴とする請求項1に記載の建物用枠材のカバー。
  3. 表面に化粧シートが設けられた長手平面板と短手平面板とからなる断面視L字型の長尺状の薄板であって、前記短手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝が連続的に形成され、当該短手平面板の短手方向の中途部に前記長溝の谷の幅寸法を他の長溝よりも拡大した折り曲げ部を設けたことを特徴とする建物用枠材のカバー。
  4. 表面に化粧シートが設けられた長手平面板と短手平面板とからなる断面視L字型の長尺状の薄板であって、前記長手平面板の側端縁を覆う長尺状のキャップを備えていることを特徴とする建物用枠材のカバー。
  5. 前記長手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝を連続的に設けたことを特徴とする請求項4に記載の建物用枠材のカバー。
  6. 前記長手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる突起部を所定のピッチで複数設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の建物用枠材のカバー。
  7. 前記突起部の付け根にくびれ部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の建物用枠材のカバー。
  8. 前記短手平面板の裏面に長尺方向に沿って延びる複数の長溝が連続的に形成され、当該短手平面板の短手方向の中途部に前記長溝の谷の幅寸法を他の長溝よりも拡大した折り曲げ部を設けたことを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項に記載の建物用枠材のカバー。
  9. 前記折り曲げ部の長溝の溝深さが他の長溝よりも深いことを特徴とする請求項1、2、3又は8に記載の建物用枠材のカバー。
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