JP6900238B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、外壁の開口部に取り付けられる枠体を有する建具に関する。
外壁の開口部に取り付けられる枠体を有する建具としては、例えば、室内側障子及び室外側障子と建具枠(枠体)とを備えた引違サッシ用の建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具の枠体は、室内側障子及び室外側障子がスライド可能に支持される障子支持部と、障子支持部の外縁部全周に沿って設けられ建物の躯体にネジにて取り付けられるフィン(固定片部)と、を備えている。また、建物の開口部に取り付けられた枠体は、フィンと外壁におけるフィン近傍の部分とを一体に被覆するように室外側から防水テープが貼り付けられ、その上に透湿防水シートが貼り付けられている。
特開2016−118043号公報
上記のような建具は、躯体の室外側に設けけられる透湿防水シートが防水層をなしており、枠体のフィンと躯体側の一部とを一体に被覆して貼り付けられている防水テープと透湿防水シートとを重ねることにより建物の開口部の防水性が確保されている。このため、枠体が備えるフィンと躯体側の透湿防水シートとの見込み方向における位置が一致するように枠体が配置されている。このとき、フィンは枠体に一体に設けられているので、枠体の見込み方向における位置は、フィンの位置により決められてしまう。このため、躯体の室外側に設けられる外装壁材や胴縁の見込み方向における厚みが、互いに相違する建物に同一の枠体を取り付けた場合には、設計した納まりと相違し意匠性が損なわれてしまう虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防水性を確保しつつも見込み方向における所望の位置に配置することが可能な枠体を有する建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、外壁に形成された開口部に取り付けられる枠体と、前記枠体の外周面に貼り付けられる枠体貼付部、及び、前記枠体貼付部と繋がり前記外周面と交差する方向に折り曲げられて前記外壁に設けられた防水層に貼り付けられる外壁貼付部を備え可撓性を有する枠側防水シートと、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、枠体貼付部が枠体の外周面に貼り付けられる枠側防水シートは、可撓性を有しており、外壁に設けられた防水層に貼り付けられる外壁貼付部は、枠体貼付部と繋がって外周面と交差する方向に折り曲げられているので、枠体の外周面の見込み方向における任意の位置に外壁貼付部を設けることが可能である。このため、躯体側の防水層に対し見込み方向における所望の位置に枠体が配置されるように枠側防水シートを枠体に貼り付けた後、折り曲げることにより、躯体に対して所望の位置に枠体を配置することが可能である。すなわち、防水性を確保しつつも見込み方向における所望の位置に枠体を配置することが可能である。
かかる建具であって、前記開口部及び前記枠体は矩形状をなし、前記枠体貼付部は、前記枠体の全周に亘って設けられており、前記外壁貼付部は、前記枠体の前記外周面をなす平面毎に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、外壁貼付部は、枠体の外周面を形成する平面毎に設けられているので、各平面の全長に亘り、外周面と所定の角度をなすように折り曲げることが可能である。このため、各外壁貼付部を全面で対面させて防水層に貼り付けることが可能であり、高い防水性を確保することが可能である。また、枠体貼付部は、枠体の全周に亘って設けられているので、枠体の外周面に巻き付けるように貼り付けて取り付けられるので、施工性に優れている。
かかる建具であって、前記枠体の、互いに隣接する2つの前記平面に亘って貼り付けられる外周面連結貼付部と、前記隣接する2つの前記平面に各々設けられている前記外壁貼付部に亘って貼り付けられる外壁連結貼付部と、を有し、前記外周面連結貼付部と前記外壁連結貼付部とが繋がったコーナー部材を有していることが望ましい。
このような建具によれば、枠体の、互いに隣接する2つの平面に亘って貼り付けられる外周面連結貼付部と、隣接する2つの平面を形成する外周面に設けられている外壁貼付部に亘って貼り付けられる外壁連結貼付部とが繋がったコーナー部材を有しているので、互いに隣接する2つの平面に各々設けられている外壁貼付部の間においても高い防水性を備えることが可能である。
かかる建具であって、前記外壁は、前記防水層と躯体との間に断熱材を有しており、前記コーナー部材は、前記外壁連結貼付部と見込み方向に間隔を空けて設けられ前記躯体に当接される躯体当接部を有し、前記外壁貼付部と前記躯体当接部との間には、前記断熱材が介装可能であることが望ましい。
このような建具によれば、コーナー部材は、外壁連結貼付部と見込み方向に、断熱材が介装可能な間隔を空けて設けられ躯体に当接される躯体当接部を備えているので、躯体当接部を躯体に当接させることにより、外壁連結貼付部と躯体との間に断熱材を備える空間を形成するとともに、外壁連結貼付部と防水層との位置を合わせて枠体を配置することが可能である。このため、より施工性に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記コーナー部材は、前記躯体当接部の前記外壁連結貼付部と反対側に目盛りを備えていることが望ましい。
このような建具によれば、躯体当接部の外壁連結貼付部と反対側に備えられた目盛りにより、枠体単体の状態で、枠体とコーナー部材及び枠側防水シートの外壁貼付部との位置を所望の設計値に配置することが可能である。このため、より施工性に優れた建具を締供することが可能である。
本発明によれば、防水性を確保しつつも見込み方向における所望の位置に配置することが可能な枠体を有する建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 本実施形態に係る建具を示す横断面図である。 枠体の納まりを説明する縦断面図である。 枠側防水シートとコーナー部材が設けられた枠体を示す斜視図である。 枠体に枠側防水シート及びコーナー部材を取り付ける手順を示す図である。 コーナー部材の位置決めを説明するための側面図である。 枠体を躯体に取り付ける手順を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具として、例えば、スライド可能な障子2が設けられた引き違い窓用の建具1を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
図1、図2に示すように、建具1は、障子2をスライド可能に支持する枠体3が、合成樹脂製の押出成形材でなる4本の枠材30を接合して矩形状に形成されている。4本の枠材30は、同一の部材を適宜切断して形成され、隣り合う枠材30の端部同士が溶着されて枠組みされている。
矩形状の枠組みされた枠体3の外周面3aはいずれも、見込み方向に沿う平面をなしている。図3に示すように、枠体3の室内側に臨む面3bには、外周縁から間隔を空けた位置に、枠体3を躯体4に固定するための固定部材5が係合される係合溝3cが長手方向に沿って設けられている。
枠体3の外周面3aには、可撓性を有し両面に粘着層を備えた合成樹脂製の枠側防水シート6が貼り付けられている。枠側防水シート6は、見込み方向において室内側の部分(以下、シート室内部という)6aが枠体3の外周面3aに枠体3を囲むように全周に繋がって貼り付けられ、室外側の部分(以下、シート室外部という)6bは、枠体3の角部3dに沿って切り込みが設けられており枠材30の外周面3aがなす平面毎に分離されている。ここで、シート室内部6aが枠体貼付部に相当し、シート室外部6bが外壁貼付部に相当する。
枠材30毎に分離されたシート室外部6bは、各枠材30の外周面3aとほぼ直交する方向に、シート室内部6aとシート室外部6bとの境界部分にて曲げ起こされている。このため、互いに隣り合う枠材30の外周面3aがなす各平面に貼り付けられて曲げ起こされたシート室外部6bは、互いに離れている。
図4に示すように、枠側防水シート6が貼り付けられた枠体3の各角部3dには、互いに隣り合い離れているシート室外部6b間を繋ぐように配置されるコーナー部材7が設けられている。コーナー部材7は、枠側防水シート6と同じく軟質の合成樹脂により形成されている。
コーナー部材7は、枠側防水シート6が貼り付けられた枠体3の角部3dに貼り付けられる外周面連結貼付部7a、及び、互いに隣り合う枠材30の各外周面3aに曲げ起こされているシート室外部6b間に亘って貼り付けられる外壁連結貼付部7bが一体に形成されたコーナー本体部7cと、当該コーナー部材7を枠体3に対して位置決めする位置決め部材8と、を有している。
外周面連結貼付部7aは、互いに隣り合う枠材30の各外周面3aがなす各平面に亘って貼り付けられる板部が直角をなすように形成されており、外壁連結貼付部7bとともに一体成形されている。すなわち、外周面連結貼付部7aが、枠側防水シート6が貼り付けられた枠体3の角部3dに貼り付けられると、外周面連結貼付部7aが貼り付けられている2つの枠材30の外周面3aと直交する外壁連結貼付部7bが枠体3の外周側に突出するように形成されている。
位置決め部材8は、コーナー部材7の外周面連結貼付部7aの一方の板部に、見込み方向に沿って取り付けられる部材であり、見込み方向に長い長方形状の板状をなす本体板部8aと、本体板部8aの長手方向における両端のいずれとも離れた位置から外周面連結貼付部7aと反対側に突出された躯体当接部としての突出板部8bと、を有している。突出板部8bは、本体板部8aの室外側の端から突出板部8bの室内側の面8cまでの幅が、躯体4の室外側に設けられる断熱材9の厚みと同じ幅に形成されている。また、本体板部8aには、突出板部8bの室内側に目盛り8dが設けられている。目盛り8dは、突出板部8bの室内側の面8cの位置に、枠体3の外周面3aの見込み方向の幅を示す値の目盛り8dが配置され、室内側に向かって目盛り8dが示す数が小さくなるように設けられている。
建具1は、室内側から内装壁材10、躯体4、断熱材9、躯体防水層をなす透湿防水シート11、胴縁12、外装壁材13が順に設けられた外壁14に設けられた矩形状の建物の開口部14aに設けられている。開口部14aは、枠体3の外形寸法とほぼ同じまたは枠体3の外形寸法より僅かに大きく形成されている。
枠体3は、枠側防水シート6及びコーナー部材7が取り付けられた状態で、コーナー部材7の突出板部8bが躯体4の室外側の面をなす構造用合板4dに当接されて位置決めされ、構造用合板4dの室外側に設けられた断熱材9と透湿防水シート11との間に、コーナー部材7の外壁連結貼付部7bと枠側防水シート6のシート室外部6bとが介在され、透湿防水シート11が断熱材9と外壁連結貼付部7b及びシート室外部6bとに亘るように貼り付けられている。
本実施形態の建具1の施工方法について説明する。
図5に示すように、まず、矩形状の枠組みされた枠体3の外周面3aに、一方の面の粘着層が保護シートにより覆われた枠側防水シート6を枠体3の全周に亘って貼り付ける。このとき、枠側防水シート6の室内側の縁と枠体3の外周面3aの室内側の縁とが一致するように枠側防水シート6を貼り付ける。
次に、枠体3に貼り付けられた枠側防水シート6の外周側の保護シートを剥がし、4つの角部3dにコーナー部材7を取り付ける。このとき、コーナー部材7の突出板部8bの室内側の面8cが、躯体4が備える構造用合板4dの室外側の面の位置に配置されるようにコーナー部材7を位置決めして配置する。
詳述すると、施工後の突出板部8bの室内側の面8cより室外側には、断熱材9、外壁連結貼付部7b、シート室外部6b、透湿防水シート11、胴縁12、外装壁材13が配置される。これらのうち、断熱材9、外壁連結貼付部7b、シート室外部6b、透湿防水シート11の厚みt3及び散り3eの寸法t2は、施工現場に拘わらず一定であり、胴縁12及び外装壁材13の寸法t4は施工現場すなわち建物により相違する。
そこで、本実施形態の目盛り8dは、施工現場に合わせた胴縁12及び外装壁材13の寸法t4が、枠体3の外周面3aにおける室内側の縁の位置が指す目盛りの値により示されるように構成されている。
本実施形態のコーナー部材7の目盛り8dは、突出板部8bの室内側の面8cの位置が、室内側の縁の位置に合わせられたときに、突出板部8bの室内側の面8cが、枠体3の外周面3aの見込み方向の幅W1から、断熱材9、外壁連結貼付部7b、シート室外部6b、透湿防水シート11の厚みt3及び散り3eの寸法t2を減じた値(W1−t2−t3)を指すように設定されている。そして、図6に示すように、コーナー部材7を室外側に移動すると、移動した分だけ、枠体3の室内側の縁の位置が指す目盛りの値が小さくなるように設定されている。
このため、施工現場における胴縁12及び外装壁材13の寸法t4の数値を指す目盛り8dに、枠体3の外周面3aにおける室内側の縁の位置を合わせてコーナー部材7を貼り付けることにより、コーナー部材7の突出板部8bの室内側の面8cが、躯体4が備える構造用合板4dの室外側の面の位置に配置される。
枠体3の4つの角部3dに、上記のように位置決めしてコーナー部材7を取り付けた後に、枠側防水シート6の角部に相当する部位に見込み方向に沿ってコーナー部材7より室外側の部位に切り込みを入れ、枠側防水シート6の外周側の部位を枠材30の外周面3aがなす平面毎に切り離す。枠体3の周方向において切り離された部分がシート室外部6bとなる。
次に、切り込みを入れた枠側防水シート6を枠体3の外周面3a側から、当該外周面3aとほぼ直交するように曲げ起こし、曲げ起こした各シート室外部6bの両端部をコーナー部材7の外壁連結貼付部7bに貼り付ける。この状態で、枠体3の外周面3aには、全周に亘って枠側防水シート6のシート室内部6aと繋がって貼り付けられており、シート室外部6bとコーナー部材7の外壁連結貼付部7bとは、外周面3aとほぼ直交する状態で全周に亘って繋がっている。
次に、枠体3の室内側の係合溝3cに、枠体3の周方向において適宜間隔を空けて金属製の固定部材5を係合し、枠体3の係合溝3cより縁側にてビス止めする。固定部材5は、図3に示すように、板状の枠固定部5aと板状の躯体固定部5bとが直角に繋がったL字状の部材であり、枠固定部5aの先端に係合溝3cとの係合片5cが設けられている。固定部材5は、係合片5cが係合溝3cに係合されて枠固定部5aがビス止めされると、躯体固定部5bが枠体3の外周面3aとほぼ同一平面を形成する。ここで、固定部材5は、枠側防水シート6とコーナー部材7とが貼り付けられる前に取り付けられていても構わない。
次に、図7に示すように、枠側防水シート6とコーナー部材7とが貼り付けられた枠体3を開口部14aに挿入して突出板部8bを構造用合板4dに当接させ、枠体3の室内側に突出する躯体固定部5bを躯体4にビス止めする。このとき、構造用合板4dとシート室外部6b及び外壁連結貼付部7bとの間には、これらの間に設けられる断熱材9の厚み分の間隔が空けられている。
次に、構造用合板4dの室外側に断熱材9を備える。このとき、構造用合板4dとシート室外部6b及び外壁連結貼付部7bとの間にも断熱材9を、枠体3の外周を囲むように配置する。断熱材9を備えた後に、枠側防水シート6のシート室外部6bを断熱材9に貼り付ける。その後、断熱材9とシート室外部6b及び外壁連結貼付部7bとに亘るように透湿防水シート11を貼り付け、胴縁12及び外装壁材13を施工する。
最後に、枠体3の外周面3aと外装壁材13との間をシールして施工が完了する。
本実施形態の建具1によれば、シート室内部6aが枠体3の外周面3aに貼り付けられる枠側防水シート6は、可撓性を有しており、外壁14に設けられた透湿防水シート11に貼り付けられるシート室外部6bは、シート室内部6aと繋がって外周面3aと交差する方向に折り曲げられているので、枠体3の外周面3aの見込み方向における任意の位置にシート室外部6bを設けることが可能である。このため、躯体4側の防水層をなす透湿防水シート11に対し見込み方向における所望の位置に枠体3が配置されるように枠側防水シート6を折り曲げて枠体3に貼り付けることにより、躯体4に対する所望の位置に枠体3を配置することが可能である。すなわち、防水性を確保しつつも見込み方向における所望の位置に枠体3を配置することが可能である。
また、シート室外部6bは、枠体3を構成する枠材30毎の外周面3aをなす平面毎に設けられているので、各平面の全長に亘り当該平面と所定の角度をなすように折り曲げることが可能である。このため、各外壁貼付部6bを全面で対面させて透湿防水シート11に貼り付けることが可能であり、高い防水性を確保することが可能である。また、枠体貼付部6aは、枠体3の全周に亘って設けられているので、枠体3の外周面3aに巻き付けるように貼り付けて取り付けられるので、施工性に優れている。
また、枠体3の、互いに隣接する2つの枠材30の外周面3aに亘って貼り付けられる外周面連結貼付部7aと、隣接する2つの枠材30の外周面3aがなす平面毎に設けられているシート室外部6bに亘って貼り付けられる外壁連結貼付部7bとが繋がったコーナー部材7を有しているので、互いに隣接する2つの枠材30の外周面3a毎に設けられているシート室外部6bの間においても高い防水性を備えることが可能である。
また、コーナー部材7は、外壁連結貼付部7bと見込み方向に、断熱材9が介装可能な間隔を空けて設けられ躯体4に当接される躯体当接部8bを備えているので、躯体当接部8bを躯体4に当接させることにより、外壁連結貼付部7bと躯体4との間に断熱材9を備える空間を形成するとともに、外壁連結貼付部7bと透湿防水シート11との位置を合わせて枠体3を配置することが可能である。このため、より施工性に優れた建具1を提供することが可能である。
また、突出板部8bの外壁連結貼付部7bと反対側に備えられた目盛り8dにより、枠体3単体の状態であっても、枠体3とコーナー部材7及び枠側防水シート6のシート室外部6bとを所望の位置に配置することが可能である。このため、より施工性に優れた建具1を提供することが可能である。
本実施形態においては、コーナー部材7の貼り付け位置を、コーナー部材7の外壁連結貼付部7bより室内側に設けられた目盛り8dを読み取ることにより認知することとした。このため、目盛り8dが取り付けられたままの枠体3を躯体4に取り付けたとしても、施工後に目盛り8dが室外側に露出しない。このため、意匠性に優れるとともに施工性にも優れた建具1を提供することが可能である。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、3 枠体、3a 外周面、4 躯体、4d 構造用合板、
6 枠側防水シート、6a シート室内部、6b シート室外部、
7 コーナー部材、7a 外周面連結貼付部、7b 外壁連結貼付部、
8 位置決め部材、8b 突出板部、9 断熱材、11 透湿防水シート、
14 外壁、14a 開口部、30 枠材、

Claims (5)

  1. 外壁に形成された開口部に取り付けられる枠体と、
    前記枠体の外周面に貼り付けられる枠体貼付部、及び、前記枠体貼付部と繋がり前記外周面と交差する方向に折り曲げられて前記外壁に設けられた防水層に貼り付けられる外壁貼付部、を備え可撓性を有し、前記外周面に貼り付けられた状態で前記枠体の全周において繋がって当該枠体を囲む単一の部材でなる枠側防水シートと、
    を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記開口部及び前記枠体は矩形状をなし
    記外壁貼付部は、前記枠体の前記外周面をなす平面毎に設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具であって、
    前記枠体の、互いに隣接する2つの前記平面に亘って貼り付けられる外周面連結貼付部と、前記隣接する2つの前記平面に各々設けられている前記外壁貼付部に亘って貼り付けられる外壁連結貼付部と、を有し、
    前記外周面連結貼付部と前記外壁連結貼付部とが繋がったコーナー部材を有していることを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記外壁は、前記防水層と躯体との間に断熱材を有しており、
    前記コーナー部材は、前記外壁連結貼付部と見込み方向に間隔を空けて設けられ前記躯体に当接される躯体当接部を有し、
    前記外壁連結貼付部と前記躯体当接部との間には、前記断熱材が介装可能であることを特徴とする建具。
  5. 請求項4に記載の建具であって、
    前記コーナー部材は、前記躯体当接部の前記外壁連結貼付部と反対側に目盛りを備えていることを特徴とする建具。
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