JP4009449B2 - 外断熱式外壁構造およびサッシ支持枠 - Google Patents

外断熱式外壁構造およびサッシ支持枠 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外断熱式外壁構造およびこの外断熱式外壁構造に適したサッシ支持枠に関する。
【0002】
【背景技術】
近年の建物においては、快適な生活空間を形成し、かつ冷暖房に使用するエネルギーを減少させて省エネルギー化をはかるために断熱性能が重視されている。ここで、建物の外壁部分の断熱方法としては、従来より、内断熱工法および外断熱工法が用いられている。なお、内断熱工法および外断熱工法とは、狭義ではコンクリート造りのように蓄熱体を断熱する場合を意味し、鉄骨造や木造等の蓄熱体が無い場合の充填断熱(内断熱)、外張断熱(外断熱)と区別して用いるが、本発明では、充填断熱工法および狭義の内断熱工法を総称して内断熱工法とし、外張断熱工法および狭義の外断熱工法を総称して外断熱工法とする。
内断熱工法は、構造躯体の間や室内側に断熱材を配置するものであり、通常は繊維系(グラスウール等)の断熱素材を躯体間(柱と柱の間等)に充填して施工することが多い。この内断熱工法は、断熱材の価格が安いため、断熱材のコストは低減できる。
但し、柱などの躯体が熱橋となり、断熱性能があまり高くできなかったり、壁内が外気で冷やされるため、この壁内に室内の空気(湿気)が流入すると結露が発生してしまうという課題がある。このため、壁体内に室内の空気が入らないように壁の室内面に気密防湿フィルムを貼って防湿処理を施さなければならず、施工コストも高くなっていた。
さらに、柱等で断熱材を連続的に配置できないため、断熱材および躯体間などに隙間が生じないように施工するためには、施工者の技量に頼る部分もあり、熟練が必要で、作業者による品質のバラツキが生じやすかった。
【0003】
そこで、近年では、より断熱性能等に優れた外断熱工法も用いられるようになった。外断熱工法は、構造躯体の室外側に断熱材を配置するものであり、通常は発泡プラスチック等のプラスチック系の断熱板材を躯体の外側に張る外張工法が一般的である。
そして、外断熱工法では、建物全体が断熱材で覆われることになるため、熱容量が大きく、室温を安定できるとともに、熱橋がなく、断熱ラインが連続するため、断熱性能を高くでき、内部結露も発生しにくいといった効果がある。さらに、断熱板材自身の透湿抵抗が高く、室内側の空気(湿気)が断熱材の温度の低い室外面近くまで達することが殆ど無いため、防湿処理の手間を軽減でき、耐久性が高く、気密性もよいといった効果もある。
このため、近年では、内断熱工法に比べ、断熱性能に優れ、結露の発生も少ない外断熱工法が採用されることが多くなっている。
【0004】
ところで、外断熱工法では、躯体の室外側に断熱材と外壁材とを順次配置し、かつ通常は外壁材と断熱材との間には空気層(通気層)を設けているため、躯体から外壁部分までの厚さ寸法が内断熱工法に比べて大きくなる。
このため、外断熱工法の場合、内断熱工法の場合と異なる次のようなサッシの納まりが採用されていた。
第1の方法は、外壁部分の厚さ寸法に応じて、見込み寸法(室内外寸法)が大きなサッシ窓枠を用いることである。すなわち、外壁材の端面は、サッシの窓枠との間にバックアップ材およびシーリング材を充填して防水処理が行われる。このため、外壁材の配置位置(見込み方向の位置)まで窓枠を延長しておく必要があるためである。
第2の方法は、柱などの建物躯体に断熱材の厚さ寸法に相当する連結板材を釘などで固定し、この連結板材にサッシの窓枠を取り付けるものである。この場合、窓枠の取付け位置から外壁材の位置までの寸法は内断熱方式と同じ寸法にできるので、同じ見込み寸法の窓枠を用いることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記第1の方法では、内断熱工法と外断熱工法とで見込み寸法の異なる窓枠を準備しなければならず、特に両工法を顧客の要望や建物を施工する地域によって選択可能にする場合には、複数種類の窓枠を製造、準備しなければならず、製造コストや管理コストが高くなるという問題があった。
一方、第2の方法では、柱等の躯体に釘等で固定される連結板材に窓枠を支持させるため、特に荷重の大きな複層ガラスサッシ等を取り付ける場合に長期的に十分な支持強度を確保できるかの検証が難しいという問題があった。また、この連結板材は、現場合わせで躯体に固定しているため、現場で手間の掛かる作業が発生し、工期が読めなかったり、作業コストが増加してしまうという問題もあった。さらに、サッシの窓枠の位置は建物躯体に対しては連結板材の厚さ寸法分だけ室外側に移動するため、室内側に配置される窓額縁等の付属品は、内断熱工法時に用いられるものに比べて、連結板材の厚さ寸法分、見込み寸法が大きなものを用意しなければならないという問題もあった。
【0006】
本発明の目的は、外断熱工法の外壁において、内断熱工法の場合と同じサッシや付属品を用いることができ、サッシの製造コスト、管理コスト、作業コストを低減できる外断熱式外壁構造およびサッシ支持枠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の躯体の室外側に断熱材が配置され、この断熱材の室外側に外壁材が配置された外断熱式外壁構造であって、前記外壁の開口部には、建物の躯体に取り付けられる躯体取付部と、サッシの窓枠が取り付けられる窓枠取付部とを備えるサッシ支持枠が配置され、前記サッシ支持枠の外周面は、前記躯体の室外面からサッシ支持枠外周面の室外側端縁までの見込み寸法が躯体室外面から外壁表面までの見込み寸法以上に設定されているとともに、サッシ支持枠の外周面には、その外周面に略直交する方向に突出されかつその室外面が前記断熱材の室外面と略面一となる突出片部が形成され、前記断熱材の室外面とサッシ支持枠の突出片部の室外面とに跨って少なくとも防水テープが貼られているとともに、前記断熱材の室外面には透湿防水シートが貼られ、この透湿防水シートの端縁は、前記防水テープとともに、断熱材の室外面とサッシ支持枠の突出片部とに跨って貼られていることを特徴とするものである。
また、第2の発明は、建物の躯体の室外側に断熱材が配置され、この断熱材の室外側に外壁材が配置された外断熱式外壁構造であって、前記外壁の開口部には、建物の躯体に取り付けられる躯体取付部と、サッシの窓枠が取り付けられる窓枠取付部とを備えるサッシ支持枠が配置され、前記サッシ支持枠の外周面は、前記躯体の室外面からサッシ支持枠外周面の室外側端縁までの見込み寸法が躯体室外面から外壁表面までの見込み寸法以上に設定されているとともに、前記断熱材の室外面に直交する側面はサッシ支持枠の外周面に沿って配置され、前記断熱材の室外面とサッシ支持枠の外周面とに跨って少なくとも防水テープがL字状に折曲されて貼られているとともに、前記断熱材の室外面には透湿防水シートが貼られ、この透湿防水シートの端縁は、前記防水テープとともに、断熱材の室外面とサッシ支持枠の外周面とに跨って貼られ、サッシ支持枠のコーナー部には、サッシ支持枠の各枠に沿って貼られる前記防水テープ間の隙間を塞ぐコーナー部材が設けられていることを特徴とするものである。
ここで、サッシ支持枠の外周面とは、サッシ支持枠の周囲に配置される断熱材や外壁材に対向する側面である。すなわち、各枠材において室内外方向に沿った2つの側面(内周面および外周面)のうち、枠の外周側に面する側面である。
本発明では、窓枠および外壁材間にサッシ支持枠を介在させているため、外壁材端面の納まりは、外壁材とサッシ支持枠との間にシール材を充填することで処理できる。このため、躯体から外壁材までの見込み寸法が、内断熱工法に比べて大きくなる外断熱工法においても、その寸法の相違はサッシ支持枠で吸収でき、窓枠自身は各工法で同一のものを用いることができるので、窓枠の種類を少なくでき、製造コストや管理コストを低減できる。
また、窓枠は、アルミ等の金属材等で構成されるサッシ支持枠に固定されるため、従来のような木製の連結板材に支持される場合に比べて支持強度も向上でき、重量の大きな複層ガラスを組み込んだサッシであっても長期間安定して支持することができる。
さらに、従来のように連結木材を現場合わせで取り付ける手間が省け、工期が予測できるとともに、作業コストも低減できる。特に、連結木材を用いる場合には、まず柱などの躯体に連結木材を釘、ビス、接着剤等を用いて強固に固定した後、連結木材に窓枠をビスなどで固定するといった工程を踏まなければならないのに対し、本発明では、例えば、窓枠に支持枠を予めビスなどで固定して一体化した後に、支持枠を柱などの躯体に取り付けることができ、躯体側への取付作業は1回で済むため、手間が省け、工期も短縮できてコストも低減できる。
その上、断熱材およびサッシ支持枠に跨って防水テープが貼られているので、外断熱工法において、断熱材およびサッシ支持枠間を確実に塞いで防水処理することができ、断熱性や気密性に優れた外壁構造にできる。
【0008】
また、第1の発明では、サッシ支持枠の外周面には、その外周面に略直交する方向に突出されかつその室外面が前記断熱材の室外面と略面一となる突出片部が形成され、前記防水テープは、断熱材の室外面と突出片部の室外面とに跨って貼られている。
このように、サッシ支持枠に突出片部が設けられていれば、防水テープを平面状態のまま貼付することができ、各防水テープを隙間無く確実に貼り付けることができ、かつ現場作業性も向上できる。
【0009】
また、第2の発明では、断熱材の室外面に直交する側面はサッシ支持枠の外周面に沿って配置され、前記防水テープは、断熱材の室外面とサッシ支持枠の外周面とに跨ってL字状に折曲されて貼られるとともに、サッシ支持枠のコーナー部には、サッシ支持枠の各枠に沿って貼られる前記防水テープ間の隙間を塞ぐコーナー部材が設けられている。
このような本発明では、断熱材の室外面と、この室外面に対し略直交するサッシ支持枠の外周面とに跨って防水テープを貼っているので、防水テープは断面L字状に折曲されることになる。このため、サッシ支持枠のコーナー部(四隅分)、つまりサッシ支持枠の上下枠に沿って配置される防水テープと、縦枠に沿って配置される防水テープとが交差配置される部分では、防水テープが折曲されているために防水テープの一部を切断して重ねなければならず、その部分でピンホールが形成されてしまう。しかしながら、本発明では、そのピンホール(隙間)を塞ぐためのコーナー部材が設けられているので、防水テープにピンホールが発生することなくコーナー部材で止水性能を確保することができ、気密・防水性能の低下を防止することができる。
【0010】
さらに、前記各発明では、断熱材の室外面には透湿防水シートが貼られ、この透湿防水シートの端縁は、防水テープとともに、断熱材の室外面とサッシ支持枠の突出片部またはサッシ支持枠の外周面とに跨って貼られている。
断熱材の室外面に透湿防水シートを貼って気密性能をより一層向上させる場合も、この透湿防水シートの端縁をサッシ支持枠部分まで貼って隙間などが生じないようにすることが好ましい。
このような透湿防水シートを、断熱材およびサッシ支持枠に跨って貼る際に、前記突出片部が設けられていれば、防水テープと同様に透湿防水シートを平面状態のまま貼付することができ、各テープ、シートを隙間無く確実に貼り付けることができて現場作業性も向上できる。
また、透湿防水シートを、断熱材およびサッシ支持枠に跨って貼る際に、前記防水テープと同様にL字状に折曲して貼付する場合には、コーナー部材を設けることでサッシ支持枠のコーナー部にピンホールが発生することがなくなり、その隙間を確実に塞ぐことができる。
【0011】
ここで、サッシ支持枠は、金属製の室外部材および室内部材と、これらの室内外部材よりも熱伝導率が低い断熱材料で構成されて室内部材および室外部材間を連結する連結部材とで構成されていることが好ましい。
また、サッシ支持枠は、金属製の室外部材と、この室外部材よりも熱導率が低い断熱材料製の室内部材とで構成されているものでもよい。
これらの各サッシ支持枠を用いれば、金属部材のみで構成されているサッシ支持枠に比べて支持枠の室外面および室内面間の熱伝導を抑えることができ、支持枠の断熱性能を向上でき、サッシが配置される窓開口部の断熱性能を向上することができる。
【0012】
本発明のサッシ支持枠は、建物の躯体に取り付けられる躯体取付部と、サッシの窓枠が取り付けられる窓枠取付部と、躯体の室外側に配置される断熱材の室外面と略面一となる室外面を有する突出片部と、室外に露出する化粧面部とを備えることを特徴とするものである。
ここで、躯体取付部からサッシ支持枠の室外端までの見込み寸法は、通常、このサッシ支持枠が取り付けられる躯体室外面から外壁表面までの見込み寸法以上に設定される。
窓枠および外壁材間に本発明のサッシ支持枠を介在させることで、外壁材端面の納まりは、外壁材とサッシ支持枠との間にシール材を充填するなどで処理することができる。このため、躯体から外壁材までの見込み寸法が、内断熱工法に比べて大きくなる外断熱工法においても、その寸法の相違はサッシ支持枠で吸収でき、窓枠自身は各工法で同一のものを用いることができるので、窓枠の種類を少なくでき、製造コストや管理コストを低減できる。また、重量の大きな複層ガラスを組み込んだサッシでも長期間安定して支持できたり、防水テープの貼付作業などの現場作業の手間が省け、工期も短縮できてコストも低減できるといった前記外断熱式外壁構造と同じ作用効果を奏することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面においては図面を見やすくするために、断面を示すハッチングを一部省略して記載している。
[第1実施形態]
図1,2には、第1実施形態の横辷り出し窓(サッシ)が示されている。ここで、図1は、本実施形態に係る横辷り出し窓1を示す縦断面図、図2は、その横断面図である。
横辷り出し窓1は、室内外方向(見込み方向)の略半分が建物開口部の躯体室外面から室外側に突出した半外付けタイプであり、開口部Aに取り付けられたサッシ支持枠(窓モール)10と、このサッシ支持枠10内に配置された窓枠20と、窓枠20内に配置された障子30とで構成されている。
【0014】
建物の開口部Aは、図3にも示すように、木製の柱2、まぐさ3、窓台4等の各躯体で囲われている。柱2は所定間隔離して配置され、これらの柱2間にまぐさ3および窓台4が架け渡されて固定されている。なお、柱2の間には、開口部Aの幅寸法に応じて、適宜、間柱(図示せず)が所定間隔毎に配置される。
これらの柱2、まぐさ3、窓台4で囲われた壁開口部Aに取り付けられたサッシ支持枠10は、アルミ製の押出形材等で形成された支持上枠11、支持下枠12、および左右の支持縦枠13を枠組みして構成されている。
これらの各枠11〜13は、略中空筒状に形成されると共に、枠組みした際に枠の外側面となる外周面11A〜13Aには、躯体への取付けに用いられる躯体取付部111,121,131と、各躯体取付部111,121,131の室外側にかつ略平行となるように前記外周面11A〜13Aから外周面直交方向に突設された突出片部112,122,132とが枠本体と一体に形成されている。
そして、各枠11〜13は、各躯体取付部111,121,131を介してまぐさ3、窓台4、柱2の各室外面に室外側から釘やビス等を打ち込むことで建物躯体に固定されている。
【0015】
支持縦枠13の室外面(外周面13Aに略直交する面)13Bは、サッシ支持枠10の内周から外周に向かうに従って徐々に室外側に突出される複数の段部が形成され、サッシ支持枠10の意匠性を向上させている。支持上枠11、支持下枠12の室外面11B,12Bは、前記室外面13Bの最外周の段部と略面一となるように構成されている。これらの各室外面11B〜13Bによって、サッシ支持枠10における化粧面部が構成されている。
【0016】
一方、窓枠20および障子30は、窓枠20を直接柱2等の躯体に取り付けるタイプの横辷り出し窓と同一のものである。
具体的には、窓枠20は、窓上枠21、窓下枠22、および左右の窓縦枠23を四周枠組みした構成であり、窓上枠21および窓縦枠23は、非鉄金属であるアルミを押出成形したアルミ形材で構成されている。また、窓下枠22は、非鉄金属であるアルミ製の室外部材221と、アルミ製の室内部材222と、ウレタン等の樹脂製であってアルミ等の金属に比べて熱伝導率が低い断熱材料からなり前記室外部材221および室内部材222を連結する連結部材223とで構成されている。なお、本実施形態では、樹脂注入方式の連結部材223を用いていたが、各室内外部材221、222間に1枚以上配置してかしめて連結される板状の断熱材料からなる連結部材を用いてもよい。
各枠21〜23において、障子30を閉めた際に室内側に露出する室内露出面は、合成樹脂や木等の断熱材料で構成されたカバー215,225,235で被覆されている。なお、各カバー215,225,235は、壁開口部Aの柱2、まぐさ3、窓台4の内周面に取り付けられた窓額縁217、227、237まで延長されて取り付けられている。
【0017】
一方、障子30は、上框31、下框32、および左右の竪框33を四周框状に組んで構成されている。そして、各框31〜33の内周面には、面材である複層ガラス34が複層ガスケットを介して嵌合されている。
各框31〜33は、それぞれアルミ製の室外部材311,321,331と、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂や木等で形成されて断熱性を有する室内部材312,322,332とを接合して構成されている。
なお、窓枠20において、障子30の室内側には開閉可能な網戸40が取り付けられている。
【0018】
障子30は、各窓縦枠23と竪框33との間にそれぞれ配置されて取り付けられたステンレス製の辷り出しアーム(4バーヒンジ等)36により、窓枠20に対して室外側に開閉可能に取り付けられている。そして、障子30の下框32には、カムラッチハンドル37が回動自在に取り付けられ、このカムラッチハンドル37を窓下枠22の受け具に係合させることで障子30が施錠される。
【0019】
各枠21〜23の外周面には、窓枠20を直接建物躯体に取り付ける際にその取付けに用いられる取付片214,224,234が窓枠20の外周側に向かって突設されている。そして、窓枠20をサッシ支持枠10に取り付けるにあたっては、これらの各取付片214,224,234を用いて取り付けられている。すなわち、支持下枠12には、図4にも示すように、窓下枠22の取付片224と、窓下枠22の先端部が挿入される凹溝部123が支持下枠12の長手方向に沿って形成されている。そして、この凹溝部123内に挿入された取付片224を、凹溝部123の室内側立上片123A側からビス226などで固定することで窓下枠22は、支持下枠12に取り付けられている。また、窓下枠22の室外側端部は、凹溝部123の室外側立上部123Bの段部に当接されている。
支持上枠11には、窓上枠21が配置される段部113が形成されている。そして、この段部113の室内面113Aに、窓上枠21の取付片214がビス216等で固定されている。なお、窓上枠21の取付片214は、室内面113Aのシール材114に密着されて防水性や気密性を確保している。さらに、窓上枠21の室外側端部は、段部113の室外部113Bに当接されている。
支持縦枠13には、図5にも示すように、窓縦枠23が配置される段部133が形成されている。そして、この段部133の室内面133Aに、窓縦枠23の取付片234がビス236等で固定され、室内面133Aのシール材134に密着されて防水性や気密性を確保している。さらに、窓縦枠23の室外側端部は、段部133の室外部(突起)133Bに当接されている。
従って、支持上枠11、支持下枠12、支持縦枠13において、段部113,133や凹溝部123等により、サッシの窓枠20が取り付けられる窓枠取付部が構成されている。
【0020】
ここで、支持下枠12は、図4に示すように、2つの中空部と、凹溝部123とを備えて構成されている。そして、第1の中空部の上面、つまり凹溝部123の底面は、室外側に向かって低くなる傾斜面とされている。従って、凹溝部123と第2の中空部とを区画する室外側立上部123Bに水抜き穴を形成しておけば、支持下枠12と窓下枠22の室外端との当接部分から仮に水が浸入したとしても、その水は凹溝部123内に溜まり、傾斜面に沿って流れて第2の中空部を介して壁の室外側に排出できるように構成されている。すなわち、凹溝部123はある程度の水が浸入してもその水が室内側に溢れ出すことがないようにある程度の深さおよび容積を備えている。
支持上枠11の段部113は、室内側に向かうに従って窓上枠21の上面から離れるように斜めに傾斜されている。そして、室内側のシール材114は窓上枠21の上面から垂直方向に立ち上がった取付片214に当接されている。このため、仮に窓上枠21と室外部113Bとの当接部分から雨水が毛細管現象などによって浸入しても、窓上枠21と支持上枠11との間の空間が前記傾斜面によって大きくなるため、その部分では毛細管現象が発生せず、また、取付片214によって雨水は堰き止められるため、室内側に漏水することを防止できる。
同様に、支持縦枠13においても、段部133は、室内側に向かうに従って窓縦枠23の側面(垂直面)から離れるように斜めに傾斜されている。そして、室内側のシール材134は窓縦枠23の取付片234に当接されている。このため、仮に突起133Bと窓縦枠23との当接部分から雨水が毛細管現象などによって浸入しても、その雨水は窓縦枠23と支持縦枠13との間の毛細管現象が発生しない大きな空間に達し、重力によって下方に落下し、支持下枠12の凹溝部123部分に流れ落ちるため、前述の通り外部に排出できる。
【0021】
各支持上枠11〜支持縦枠13の外周面には、前述の通り、各躯体取付部111,121,131および突出片部112,122,132が突設されている。ここで、突出片部112,122,132の形成位置は、サッシ支持枠10を躯体(柱2、まぐさ3、窓台4)に取り付けた際に、その躯体室外面から突出片部112,122,132までの見込み寸法(室内外方向の寸法)が、躯体の室外面に配置される断熱材5の厚さ寸法とほぼ等しくなるように形成されている。このため、サッシ支持枠10および断熱材5を躯体の室外面に配置すると、突出片部112,122,132の室外面と断熱材5の室外面とは略面一となるように構成されている。
【0022】
そして、断熱材5の室外面の全面に貼られる透湿防水シート(風や雨の通過は防止するが、水蒸気は透過させるシート)41の端部は、図3,6にも示すように、断熱材5の端縁とほぼ同位置まで貼られ、つまり前記突出片部112,122,132の端部に沿った位置まで貼られている。そして、防水テープ42が、透湿防水シート41の上(室外側)と、前記突出片部112,122,132の室外面とに掛け渡されて貼られている。この防水テープ42によって、透湿防水シート41の端部からの水の浸入をより確実に防止している。
なお、サッシ支持枠10のコーナー部分(四隅部)では、各支持縦枠13の突出片部132上に貼られた防水テープ42と、支持上枠11の突出片部112や支持下枠12の突出片部122上に貼られた防水テープ42が重ねられている。
【0023】
各透湿防水シート41および防水テープ42の室外側には外壁材7を取り付ける下地となる胴縁6が配置され、この胴縁6に外壁材7が取り付けられている。また、胴縁6の室外側において、外壁材7とサッシ支持枠10との間には、バックアップ材8およびシーリング材9が充填されて防水処理されている。
【0024】
このような本実施形態においては、次のような手順でサッシを施工する。すなわち、内断熱工法の場合には、窓枠20を直接柱2等の躯体に取り付けていたが、本実施形態では、この窓枠20をサッシ支持枠10にビス216,226,236等を用いて予め固定しておく。
そして、この窓枠20が固定されたサッシ支持枠10を建物の躯体にビスなどで固定する。また、断熱材5も躯体に取り付ける。
その後、断熱材5の室外面に貼った透湿防水シート41の端部と、サッシ支持枠10の突出片部112,122,132の室外面とに跨るように防水テープ42を貼って防水処理を施す。
そして、胴縁6を防水テープ42上に釘などを用いて固定する。その後、サイディング材等からなる外壁材7を取付け、バックアップ材8およびシーリング材9で防水処理を施して窓部分の仕上げが完了する。
そして、この窓枠20に障子30を取り付けてサッシ(横辷り出し窓1)が完成する。
【0025】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1) 外断熱工法において、窓枠20を直接建物の躯体に取り付けるのではなく、サッシ支持枠10を介して取り付けるようにしたので、外壁材7の見切り処理は、サッシ支持枠10を利用して行うことができる。このため、従来のように、外断熱工法で用いる窓枠を、内断熱工法の窓枠よりも見込み寸法を大きくする必要が無く、各工法で共通する窓枠20を用いることができるので、窓枠20の種類を少なくでき、製造コストや管理コストを低減できる。
さらに、窓枠20の配置位置は、窓枠20の取付片214,224,234を直接建物の躯体(柱2,まぐさ3,窓台4)に取り付ける場合と殆ど同じであるため、窓額縁217、227、237等の窓枠20の室内側の納まりを、内断熱工法の場合と共通化することができ、これらの付属品も共通化できる。
このため、内断熱工法および外断熱工法のいずれの工法を採用する場合でも、窓枠20や窓額縁217、227、237等の付属品は共通化できるため、部品種類を削減できてコスト低減を図るとともに、設計から施工までの管理も省力化できる。
(2) 窓枠20は、アルミ製のサッシ支持枠10に固定されているので、従来のような木製の連結板材に支持される場合に比べて支持強度を向上でき、重量の大きな複層ガラス34を組み込んだサッシであっても長期間安定して支持することができる。
その上、窓枠20を予めサッシ支持枠10に取り付けた上で、窓枠20が一体化されたサッシ支持枠10を建物の躯体に取り付ければよいため、従来の連結木材を用いた場合に比べて現場作業が軽減され、作業コストを低減できる上、工期が予測しやすく、工程調整も不要にでき、工期短縮も実現できる。
【0026】
(3) 断熱材5の透湿防水シート41上およびサッシ支持枠10に跨って防水テープ42が貼られているので、外断熱工法において、断熱材5およびサッシ支持枠10間を確実に塞いで防水処理することができ、断熱性や気密性に優れた外壁構造にできる。
特に、本実施形態では、サッシ支持枠10に突出片部112,122,132を設け、この突出片部112,122,132を、その室外面が断熱材5の室外面と略面一になる位置に形成したので、断熱材5に貼られた透湿防水シート41の室外面(表面)から突出片部112,122,132に渡って防水テープ42を貼り付ける際に、断熱材5および突出片部112,122,132が平面状に配置されるので、その貼付作業を非常に容易に行うことができ、作業者による仕上げのバラツキも無くすことができて確実に防水処理することができる。
その上、各シート41やテープ42は平面状態で貼り付けることができるので、サッシ支持枠10のコーナー部においても、各テープ42を重ね合わせて貼り付けることができ、各コーナー部分も容易にかつ確実に防水処理を施すことができる。
【0027】
(4) サッシ支持枠10が窓枠20と外壁材7との間に配置されるため、サッシ支持枠10の室外面(化粧面部)11B〜13Bに適宜段部を設けるなどして意匠性を向上させることができる。特に、サッシ支持枠10は窓枠20に比べて単純な断面構造であるため、室外面などのデザインの異なるものを複数種類製造することも比較的容易に行える。従って、窓の外観意匠のバリエーションを比較的安価に増やすことができ、顧客の多様な要望にも容易に対応することができる。
【0028】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図7,8を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、前述する各実施形態と同様、同一の構成には同一符号を付し、説明を省略または簡略する。
本実施形態は、前記第1実施形態とは、サッシ支持枠10の構成のみが相違し、窓枠20、障子30等は前記第1実施形態と同一である。すなわち、前記サッシ支持枠10は、アルミ等の押出形材で構成された略中空筒状の構造であったが、本実施形態のサッシ支持枠50は、それぞれが本体およびカバー材で構成されており、かつ本体は断熱構造を備えた構造とされている。
すなわち、サッシ支持枠50は、支持上枠51、支持下枠52、支持縦枠53を四角枠状に枠組みして構成されている。各枠51〜53は、それぞれ枠本体510,520,530と、枠カバー材515,525,535とで構成されている。
各枠本体510,520,530は、アルミ等の金属製押出形材からなる室外部材511,521,531および室内部材512,522,532と、金属に比べて熱伝導率の低い合成樹脂等の断熱部材からなり前記室内外部材を連結する連結部材513,523,533とで構成されている。
【0029】
支持上枠51の枠本体510は、室外部材511と室内部材512と、2つの連結部材513とで囲まれた中空部を備えている。そして、室外部材511に形成した穴から室内部材512にねじ込まれたビス514によって建物躯体に固定されている。
また、室外部材511は、連結部材513が取り付けられた垂直フランジ部511Aと、この垂直フランジ部511Aの上端部から水平方向に突設された水平フランジ部511Bと、垂直フランジ部511Aの上端部から上方に突出された突出片部112とを備えている。水平フランジ部511Bと外壁材7との間には、バックアップ材8およびシーリング材9が充填されて防水処理されている。
さらに、垂直フランジ部511Aの下端部から室外側に突出された部分には、窓枠20の窓上枠21に当接するシール材516が取り付けられ、さらにその室外側にはネジ固定用のポケット部517が形成されている。
枠カバー材515は、断面略L字状に形成され、その上端部の室内側端縁が水平フランジ部511Bに係合され、かつ下端部の室内側端縁が前記シール材516に当接されかつポケット部517にねじ込まれるネジ518で枠本体510に固定されている。
なお、窓上枠21の取付片214は、前記第1実施形態と同様に、室内部材512の段部にビス216で固定されている。また、段部に設けられたシール材114が取付片214に密着して防水性および気密性を確保している。
【0030】
同様に、支持下枠52の枠本体520も、室外部材521、室内部材522、連結部材523で囲まれた中空部を備え、室外部材521に形成した穴から室内部材522にねじ込まれたビス524によって建物躯体に固定されている。
支持下枠52においても、凹溝部123が形成されており、この凹溝部123に前記窓下枠22が配置されている。すなわち、前記窓下枠22の取付片224に沿って、室内部材522の室内側立上片522Aが形成され、この室内側立上片522Aから取付片224にねじ込まれたビス226によって窓下枠22が支持下枠52に固定されている。さらに、窓下枠22の室外端縁部は、室外部材521のシール材526に当接して防水・気密性を確保している。また、シール材526の室外側には、ネジ固定用のポケット部527が形成されている。
そして、枠カバー材515と同一断面形状であり上下反転して配置されている枠カバー材525が、その下端部が室外部材521に係合され、上端部の室内側端縁が前記シール材526に当接されかつポケット部527にねじ込まれるネジ518で枠本体520に固定されている。さらに、室外部材521の下面から突出片部122が下方に突設されている。
【0031】
一方、各支持縦枠53の室内部材532は、略角筒状に形成され、室外側の辺に形成された孔を通して室外側の辺にねじ込んだネジ534によって柱2に固定されている。また、各支持縦枠53のサッシ支持枠50の内周面側には窓枠20に当接するシール材134が取り付けられ、気密、水密性を確保している。そして、この室内部材532に窓縦枠23の取付片234がビス236で固定されている。
一方、室外部材531の内周面には、枠カバー材535が係合される2条の係合片536が形成されている。枠カバー材535は、前記係合片536に係合可能な凹部535Aを備え、かつその室外面は前記第1実施形態の各支持縦枠13と同様に段部が形成されている。さらに、枠カバー材535のサッシ支持枠50内周側の端部には、窓枠20の室外端に当接するシール材537が取り付けられている。
また、各支持縦枠53では、室外部材531の室外面に前記突出片部132が突設されている。
【0032】
なお、本実施形態では、各枠51〜53においてビス514,524,534で躯体に取り付けられる室内部材512,522,532により躯体取付部が構成されている。
また、サッシ支持枠50の各突出片部112,122,132は、サッシ支持枠50を躯体に取り付けた際に、躯体室外面から突出片部112,122,132の室内面までの見込み寸法が断熱材5の見込み寸法よりも大きくされ、突出片部112,122,132と躯体との間に断熱材5を配置可能とされている。この場合も、突出片部112,122,132の室外面と断熱材5の室外面とは僅かな段差は生じているが、ほぼ面一とされている。
そして、前記第1実施形態と同様に、この断熱材5の室外面(透湿防水シート41の表面)および突出片部112,122,132に跨って、防水テープ42が貼られている。なお、図7,8に示すように、本実施形態を含む各実施形態では、透湿防水シート41および防水テープ42を厚みの無い線図で図示し、また断熱材5や突出片部112,122,132の室外面から多少離して記載しているが、これは各シート41,42の配置を分かりやすくするためのものであり、実際には、各シート41,42は、断熱材5や突出片部112,122,132の室外面に密着して貼られている。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の手順で施工される。
【0033】
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態の(1)〜(4)と同様の作用効果を奏することができる。
(5) さらに、サッシ支持枠50は、断熱性の連結部材513,523,533を備えているため、サッシ支持枠50における断熱性能を第1実施形態に比べて向上することができる。このため、支持枠50の室内面や窓枠20の室内面の温度低下を抑えることができ、その部分の結露発生をより一層抑えることができる。
さらに、窓枠20は、断熱性能に優れた合成樹脂製のシール材516,526,537に当接され、枠カバー材515,525,535や室外部材511,521に直接当接されないので、支持枠50から窓枠20への熱伝導を抑えることができ、この点でも窓枠20の断熱性能を向上することができる。
(6) また、躯体取付部が各枠51〜53の見付け寸法内に設けられているので、第1実施形態よりも断熱材5を各枠51〜53に近接することができる。このため、断熱材5で覆われる範囲をより大きくでき、外壁部分の断熱性能をより一層向上することができる。さらに、各ビス514,524,534を窓枠20に近い位置に配置できるので、サッシ支持枠50の支持強度をより一層向上することができる。
(7) さらに、各ビス514,524,534は枠カバー材515,525,535で覆われるため、外観意匠の低下を抑えることができる。その上、枠本体510,520,530と、枠カバー材515,525,535とを別体で構成したので、枠カバー材515,525,535のみを交換することで、サッシ支持枠50の外観意匠を容易にかつ施工後でも変更でき、顧客の要望に応じた意匠を容易にかつ安価に提供することができる。
【0034】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、サッシとして引違い窓を組み込んでいる点で前記第1,2実施形態と相違する。また、第3実施形態のサッシ支持枠60は、第2実施形態のサッシ支持枠50の枠本体510,520,530と同様に断熱形材で構成されている。
すなわち、サッシ支持枠60は、支持上枠61、支持下枠62、支持縦枠63を四角枠状に枠組みして構成されている。各枠61〜63は、それぞれアルミ等の金属製押出形材からなる室外部材611,621,631と、室内部材612,622,632と、金属に比べて熱伝導率の低い合成樹脂等の断熱部材からなり前記室内外部材を連結する連結部材613,623,633とで構成されている。
そして、各室内部材612,622,632に、前記第1実施形態と同様な各躯体取付部111,121,131、突出片部112,122,132が突設されている。サッシ支持枠60は、サッシ支持枠60の外部からネジを躯体取付部111,121,131にねじ込むことができるので、第2実施形態のような枠カバー材が不要になっている。
【0035】
窓上枠21の取付片214は、前記第1実施形態と同様に、支持上枠61の室内部材612の段部にビス216で固定され、かつ、段部に設けられたシール材114に密着されている。また、窓上枠21の室外側は、室外部材611のシール材616に当接され、直接室外部材611に当接しないようにされている。
支持下枠62にも凹溝部123が形成されており、この凹溝部123に窓下枠22が配置されている。そして、室内部材622の室内側立上片622Aから取付片224にねじ込まれたビス226によって窓下枠22が支持下枠52に固定されている。さらに、窓下枠22の室外端縁部は、室外部材621のシール材626に当接して防水・気密性を確保している。
一方、各支持縦枠63の室内部材632には、シール材134が取り付けられ、ビス236で室内部材632に固定される窓縦枠23の取付片234が密着されている。また、窓縦枠23の室外端縁部は、室外部材631のシール材636に当接して防水・気密性を確保している。
【0036】
窓枠20は、障子30を案内するレールなどが形成されている点で前記各実施形態の窓枠と相違するが、引違い窓用の窓枠であり、従来と同様のものであるため説明を省略する。同様に、障子30も、外障子および内障子を備えた引違い窓用である点で各実施形態と相違するが、各框がアルミ材と合成樹脂材との複合材で構成されている点を含め従来と同様のものであるため、説明を省略する。
なお、本実施形態における躯体取付部や窓枠取付部は、前記第1実施形態と同様である。そして、前記第1実施形態と同様に、断熱材5の室外面(透湿防水シート41の表面)および突出片部112,122,132に跨って、防水テープ42が貼られている。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の手順で施工される。
【0037】
このような本実施形態においても、前記第1実施形態の(1)〜(4)と、第2実施形態の(5)と同様の作用効果を奏することができる。
(8) さらに、透湿防水シート41、防水テープ42が貼られる突出片部112,122,132を、室内部材612,622,632に設けているので、サッシ支持枠60の断熱ラインを断熱材5の室外側に設けることができ、断熱性能をより一層向上させることができる。
さらに、第2実施形態に比べると、枠カバー材515,525,535を後から取り付ける現場作業が不要になるため、現場作業性を向上できる。
【0038】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図11,12を用いて説明する。
第4実施形態は、前記第3実施形態と同じ引違い窓を組み込んだものである。但し、第3実施形態では、サッシ支持枠60に各躯体取付部111,121,131を一体に形成していたが、本実施形態のサッシ支持枠70では、躯体取付部111,121,131を設けずに、別体のブラケット75を用いて躯体に固定している点が相違する。
すなわち、サッシ支持枠70の支持上枠71、支持下枠72、支持縦枠73は、第3実施形態と同様に、アルミ等の金属製押出形材からなる室外部材711,721,731と、室内部材712,722,732と、断熱部材からなる連結部材713,723,733とで構成されている。そして、各室内部材712,722,732には、突出片部112,122,132が外周に向かって突設されている。
なお、窓枠20の取付構造や透湿防水シート41、防水テープ42の貼り付け構造は、第3実施形態と同じであるため、同一符号を付し、説明を省略する。
【0039】
本実施形態において、支持上枠71、支持下枠72、支持縦枠73は、断面L字状でありピース状つまり各枠71〜73と同じ長さ連続するものではなく、各枠71〜73の長手寸法に比べて非常に短尺のブラケット75を用いて建物の躯体に取り付けられている。すなわち、ブラケット75は、各枠71〜73の長手方向に所定間隔毎に配置され、各枠71〜73の室内部材712,722,732および柱2、まぐさ3、窓台4等の建物躯体にそれぞれビスなどで固定されている。本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の手順で施工される。
【0040】
このような本実施形態においても、前記第1実施形態の(1)〜(4)と、第2実施形態の(5)、第3実施形態の(8)と同様の作用効果を奏することができる。
(9) さらに、サッシ支持枠70の躯体取付部としてピース状のブラケット75を用いているので、躯体取付部111,121,131が各枠に一体に形成され、各枠と同じ長さ寸法で構成される場合に比べ、サッシ支持枠70の室内側の部分が冷やされにくくなり、その部分での冷温域をより小さくすることができる。
その上、ブラケット75はピース材であり、各枠71〜73に、2〜4個程度(個数は長さ寸法によって設定される)しか設けられないため、躯体取付部が連続して形成されている場合に比べて、隙間が生じるため、躯体側つまり室内側の水蒸気を室外側に放出し易くできる。これらにより、サッシ支持枠70の室内側での内部結露の発生をより一層低減できる。
さらに、このような効果は、躯体取付部111,121,131の一部を残して切断することでも得られる。つまり、サッシ支持枠の外周面から躯体取付部が突設されている際に、その躯体取付部が所定間隔で切り欠かれ、各枠の長手方向に連続していなければ同様の効果が得られる。但し、躯体取付部111,121,131を切り欠く場合は、その切欠加工が煩雑で加工費が嵩むとともに、切り欠いた部分の材料が無駄になりコストが高くなるが、本実施形態のように別体のブラケット75を用意すれば、加工費や材料費の各コストを低減することができる。
【0041】
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について、図13,14を用いて説明する。
第5実施形態は、第3,4実施形態と同じ引違い窓を組み込んだものであるが、サッシ支持枠80の構造を変えた点で相違する。
すなわち、サッシ支持枠80の支持上枠81、支持下枠82、支持縦枠83は、アルミ等の金属製押出形材からなる室外部材811,821,831と、金属に比べて熱伝導率の低い合成樹脂等の断熱部材からなる室内部材812,822,832とで構成されている。
そして、各室内部材712,722,732には、躯体取付部111、121,131および突出片部112,122,132が外周に向かって突設されている。
なお、窓枠20の取付構造や透湿防水シート41、防水テープ42の貼り付け構造は、第3実施形態と同じであるため、同一符号を付し、説明を省略する。本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の手順で施工される。
【0042】
このような本実施形態においても、前記第1実施形態の(1)〜(4)と、第2実施形態の(5)、第3実施形態の(8)と同様の作用効果を奏することができる。
(10)さらに、サッシ支持枠80の室内部材812,822,832を断熱部材で構成したので、サッシ支持枠80の室内側の部分がより一層冷やされにくくなり、その部分での冷温域を非常に小さくすることができる。このため、サッシ支持枠80の室内側での内部結露の発生をより一層低減できる。
【0043】
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について、図15〜17を用いて説明する。
第6実施形態のサッシ支持枠90は、突出片部112,122,132が設けられていない点で前記各実施形態のサッシ支持枠10,50,60,70,80と相違する。
すなわち、サッシ支持枠90の支持上枠91、支持下枠(図示せず)、支持縦枠93は、前記第1実施形態のサッシ支持枠10と同様に、アルミ等の金属製押出形材により略中空筒状に形成されている。そして、躯体取付部111、121,131は一体に形成されているが、突出片部は設けられていない。
このため、断熱材5の側面をサッシ支持枠90の外周面に沿って配置し、断熱材5の室外面に透湿防水シート41を貼った後、断熱材5および透湿防水シート41の室外面とサッシ支持枠90の外周面とに跨って防水テープ42をL字状に折曲して貼っている。
また、上枠91および下枠と、縦枠93とが接合されるサッシ支持枠90のコーナー部(四隅分、角部)には、図16に示すように、コーナー部材95が接着剤や両面テープ等により取り付けられている。
コーナー部材95は、合成樹脂などで成形されたものであり、サッシ支持枠90の角部に沿って90度折曲されてサッシ支持枠90に接着されている枠側接着面96と、この枠側接着面96に直交して形成されて透湿防水シート41に接着されるシート側接着面97とを備えている。
本実施形態では、透湿防水シート41の上からコーナー部材95を接着した後、図17に示すように、防水テープ42を透湿防水シート41(断熱材5)およびサッシ支持枠90に跨ってL字状に折曲しながら貼り付ける。この際、サッシ支持枠90のコーナー部分においては、各防水テープ42は、折り返し線に沿って切断して、透湿防水シート41上に貼られるテープ部42Aと、サッシ支持枠90上に貼られるテープ部42Bとに分離しなければ重ね合わすことができない。このため、各防水テープ42の切断部の交差位置42Cにピンホールが生じてしまう。しかしながら、本実施形態では、交差位置42Cの裏面側にコーナー部材95が配置されているので、ピンホールの発生を防止でき、止水性能も十分に確保することができる。
【0044】
このような本実施形態においても、前記第1実施形態の(1)〜(4)と同様の作用効果を奏することができる。
(11)さらに、前記各実施形態では、突出片部112,122,132の形成位置(室内外方向の位置)を断熱材5の厚さ寸法にほぼ一致させなければならないため、断熱材5の厚さ寸法が異なる場合には、その厚さ寸法に応じたサッシ支持枠を用意しなければならないのに対し、本実施形態では、サッシ支持枠90の外周面に防水テープ42を直接貼り付けているため、断熱材5の厚さ寸法が異なる場合でも確実に対応でき、その分、サッシ支持枠90の種類を少なくできてコストを低減できる。
【0045】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されない。
例えば、前記各実施形態では、透湿防水シート41の上に防水テープ42を貼っていたが、逆に、防水テープ42を断熱材5およびサッシ支持枠に跨って貼り付けた後、防水テープ42上に透湿防水シート41を貼り付けるようにしてもよい。この場合、両面が粘着面になっている防水テープ42を用いればよい。
また、前記第1〜5実施形態では、断熱材5(透湿防水シート41)およびサッシ支持枠に跨って防水テープ42のみを貼り付けていたが、透湿防水シート41の端部をサッシ支持枠部分まで延長し、防水テープ42だけでなく透湿防水シート41も断熱材5およびサッシ支持枠に跨るように配置してもよい。但し、透湿防水シート41は通常粘着性が無いため、例えば、サッシ支持枠の突出片部112,122,132の全面を透湿防水シート41で覆うのではなく、突出片部112,122,132の端縁の一部分まで透湿防水シート41を延長し、それ以外の部分には、直接、防水テープ42を突出片部112,122,132に貼り付けることができるように構成すればよい。
さらに、第6実施形態では、コーナー部材95を透湿防水シート41の上から貼っていたが、先に断熱材5の上にコーナー部材95を取付け、コーナー部材95のシート側接着面97の上に透湿防水シート41や防水テープ42を貼り付けるようにしてもよい。この場合は、コーナー部材95に粘着面を適宜設けておけば施工も容易に行える。
要するに、本発明では、少なくとも防水テープ42が断熱材5およびサッシ支持枠に跨って貼り付けられて防水処理されていればよい。
【0046】
また、サッシ支持枠の具体的な構成、つまり材質や形状は前記各実施形態に限らない。例えば、合成樹脂製のサッシ支持枠を用いてもよいし、支持縦枠の室外面(意匠面)と同様の段差等のデザインを、各支持上枠や支持下枠に施してもよく、これらの材質や形状(意匠)は実施にあたって適宜設定すればよい。
さらに、サッシ支持枠で支持されるサッシ窓は、前記横辷り出し窓1や引違い窓に限らず、上げ下げ窓や縦辷り出し窓、さらにはFIX窓等の各種のサッシ窓を利用できる。特に、本発明では、外断熱工法の窓においても、従来の内断熱工法で利用されていた各種のサッシ窓をそのまま利用することができるので、種々のサッシ窓が利用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の外断熱式外壁構造およびサッシ支持枠によれば、外断熱工法の外壁において、内断熱工法の場合と同じサッシや付属品を用いることができ、サッシの製造コスト、管理コスト、作業コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における外断熱工法の外壁開口部分を示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態の外壁開口部分を示す横断面図である。
【図3】第1実施形態の外壁開口部分を示す概略斜視図である。
【図4】第1実施形態のサッシ支持枠の支持下枠を示す拡大縦断面図である。
【図5】第1実施形態のサッシ支持枠の支持縦枠を示す拡大横断面図である。
【図6】第1実施形態のサッシ支持枠および透湿防水シート、防水テープの貼付け状態を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態における外断熱工法の外壁開口部分を示す縦断面図である。
【図8】第2実施形態の外壁開口部分を示す横断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態における外断熱工法の外壁開口部分を示す縦断面図である。
【図10】第3実施形態の外壁開口部分を示す横断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態における外断熱工法の外壁開口部分を示す縦断面図である。
【図12】第4実施形態の外壁開口部分を示す横断面図である。
【図13】本発明の第5実施形態における外断熱工法の外壁開口部分を示す縦断面図である。
【図14】第5実施形態の外壁開口部分を示す横断面図である。
【図15】本発明の第6実施形態におけるサッシ支持枠の支持縦枠を示す横断面図である。
【図16】第6実施形態におけるサッシ支持枠のコーナー部を示す概略斜視図である。
【図17】第6実施形態におけるサッシ支持枠のコーナー部を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1…横辷り出し窓、2…柱、3…まぐさ、4…窓台、5…断熱材、6…胴縁、7…外壁材、8…バックアップ材、9…シーリング材、10,50,60,70,80,90…サッシ支持枠、11,51,61,71,81,91…支持上枠、12,52,62,72,82…支持下枠、13,53,63,73,83,93…支持縦枠、11A〜13A…外周面、11B〜13B…室外面、20…窓枠、21…窓上枠、22…窓下枠、23…窓縦枠、30…障子、31…上框、32…下框、33…竪框、34…複層ガラス、37…カムラッチハンドル、40…網戸、41…透湿防水シート、42…防水テープ、42A…テープ部、42B…テープ部、42C…交差位置、75…ブラケット、95…コーナー部材、96…枠側接着面、97…シート側接着面、111,121,131…躯体取付部、112,122,132…突出片部、113,133…段部、113A,133A…室内面、113B,133B…室外部、114,134…シール材、123…凹溝部、123A…室内側立上片、123B…室外側立上部、214,224,234…取付片、215,225,235…カバー、216,226,236…ビス、217、227、237…窓額縁、221…室外部材、222…室内部材、223…連結部材、311,321,331…室外部材、312,322,332…室内部材、510,520,530…枠本体、511,521,531…室外部材、512,522,532…室内部材、513,523,533…連結部材、511A…垂直フランジ部、511B…水平フランジ部、514,524,534…ビス、515,525,535…枠カバー材、516,526,537…シール材、517,527…ポケット部、518,534…ネジ、522A…室内側立上片、535A…凹部、536…係合片、611,621,631…室外部材、612,622,632…室内部材、613,623,633…連結部材、616,626,636…シール材、622A…室内側立上片、711,721,731…室外部材、712,722,732…室内部材、713,723,733…連結部材、811,821,831…室外部材、812,822,832…室内部材。

Claims (5)

  1. 建物の躯体の室外側に断熱材が配置され、この断熱材の室外側に外壁材が配置された外断熱式外壁構造であって、
    前記外壁の開口部には、建物の躯体に取り付けられる躯体取付部と、サッシの窓枠が取り付けられる窓枠取付部とを備えるサッシ支持枠が配置され、
    前記サッシ支持枠の外周面は、前記躯体の室外面からサッシ支持枠外周面の室外側端縁までの見込み寸法が躯体室外面から外壁表面までの見込み寸法以上に設定されているとともに、サッシ支持枠の外周面には、その外周面に略直交する方向に突出されかつその室外面が前記断熱材の室外面と略面一となる突出片部が形成され、
    前記断熱材の室外面とサッシ支持枠の突出片部の室外面とに跨って少なくとも防水テープが貼られているとともに、
    前記断熱材の室外面には透湿防水シートが貼られ、この透湿防水シートの端縁は、前記防水テープとともに、断熱材の室外面とサッシ支持枠の突出片部とに跨って貼られていることを特徴とする外断熱式外壁構造。
  2. 建物の躯体の室外側に断熱材が配置され、この断熱材の室外側に外壁材が配置された外断熱式外壁構造であって、
    前記外壁の開口部には、建物の躯体に取り付けられる躯体取付部と、サッシの窓枠が取り付けられる窓枠取付部とを備えるサッシ支持枠が配置され、
    前記サッシ支持枠の外周面は、前記躯体の室外面からサッシ支持枠外周面の室外側端縁までの見込み寸法が躯体室外面から外壁表面までの見込み寸法以上に設定されているとともに、前記断熱材の室外面に直交する側面はサッシ支持枠の外周面に沿って配置され、
    前記断熱材の室外面とサッシ支持枠の外周面とに跨って少なくとも防水テープがL字状に折曲されて貼られているとともに、
    前記断熱材の室外面には透湿防水シートが貼られ、この透湿防水シートの端縁は、前記防水テープとともに、断熱材の室外面とサッシ支持枠の外周面とに跨って貼られ、
    サッシ支持枠のコーナー部には、サッシ支持枠の各枠に沿って貼られる前記防水テープ間の隙間を塞ぐコーナー部材が設けられていることを特徴とする外断熱式外壁構造。
  3. サッシ支持枠は、金属製の室外部材および室内部材と、これらの室内外部材よりも熱伝導率が低い断熱材料で構成されて室内部材および室外部材間を連結する連結部材とで構成されている請求項1または請求項2に記載の外断熱式外壁構造。
  4. サッシ支持枠は、金属製の室外部材と、この室外部材よりも熱導率が低い断熱材料製の室内部材とで構成されている請求項1または請求項2に記載の外断熱式外壁構造。
  5. 建物の躯体に取り付けられる躯体取付部と、サッシの窓枠が取り付けられる窓枠取付部と、躯体の室外側に配置される断熱材の室外面と略面一となる室外面を有する突出片部と、室外に露出する化粧面部とを備えるサッシ支持枠。
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