JP2000240357A - 開口部の断熱構造 - Google Patents
開口部の断熱構造Info
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- JP2000240357A JP2000240357A JP4469799A JP4469799A JP2000240357A JP 2000240357 A JP2000240357 A JP 2000240357A JP 4469799 A JP4469799 A JP 4469799A JP 4469799 A JP4469799 A JP 4469799A JP 2000240357 A JP2000240357 A JP 2000240357A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内側の化粧材とアルミサッシとの間の熱伝
導を少なくしてアルミサッシの冷却による結露発生を低
減できる開口部の断熱構造を提供すること。 【解決手段】 建物の開口部1の周縁に木質の角材2を
設け、同角材2に開口枠となるアルミサッシ3を室外A
側から取り付ける。開口部1の室内B側に化粧材4を、
同アルミサッシ3の表面を隠すように角材2とは隙間を
空けて沿設するとともにその隙間に発泡状樹脂断熱材5
を充填させる。
導を少なくしてアルミサッシの冷却による結露発生を低
減できる開口部の断熱構造を提供すること。 【解決手段】 建物の開口部1の周縁に木質の角材2を
設け、同角材2に開口枠となるアルミサッシ3を室外A
側から取り付ける。開口部1の室内B側に化粧材4を、
同アルミサッシ3の表面を隠すように角材2とは隙間を
空けて沿設するとともにその隙間に発泡状樹脂断熱材5
を充填させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開口部の断熱構造に
関し、詳しくは、アルミサッシを開口枠としてなる開口
部の断熱構造に関するものである。
関し、詳しくは、アルミサッシを開口枠としてなる開口
部の断熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネルはめ込みによる木造建築物におい
ては、基礎の上に固定された土台上へ、横方向に所定の
間隔をもって立設される複数の軸組部材である柱と、そ
の柱の上端に横架材である梁部材とを掛け渡して木造軸
組構造を形成し、その隣接する柱、土台及び梁部材らに
よって形成される方形状空間に、構造用の面材の室内面
側に断熱部材を一体化した建築用パネルをはめ込んで外
壁を構成する。すなわち、上記の木造軸組構造の方形状
空間へ、建築用パネルの断熱部材が略嵌合されるととも
に、この断熱部材の外側に突出する面材の突出部分が、
上記の柱と梁部材等の軸組部材とに適宜くぎ打ちされて
固定される。そして、この面材の室外面側に外壁材が設
けられて外壁が形成される。
ては、基礎の上に固定された土台上へ、横方向に所定の
間隔をもって立設される複数の軸組部材である柱と、そ
の柱の上端に横架材である梁部材とを掛け渡して木造軸
組構造を形成し、その隣接する柱、土台及び梁部材らに
よって形成される方形状空間に、構造用の面材の室内面
側に断熱部材を一体化した建築用パネルをはめ込んで外
壁を構成する。すなわち、上記の木造軸組構造の方形状
空間へ、建築用パネルの断熱部材が略嵌合されるととも
に、この断熱部材の外側に突出する面材の突出部分が、
上記の柱と梁部材等の軸組部材とに適宜くぎ打ちされて
固定される。そして、この面材の室外面側に外壁材が設
けられて外壁が形成される。
【0003】また、上記のパネルはめ込みによる木造建
築物においては、例えば、開口部として窓を形成するた
めの建築用パネルとして、従来、面材の略中央に断熱の
ために木質アルミ複合サッシ枠を備えたものが上記木造
軸組構造にはめ込まれて使用され、外壁材が設けられて
窓の開口が形成される。
築物においては、例えば、開口部として窓を形成するた
めの建築用パネルとして、従来、面材の略中央に断熱の
ために木質アルミ複合サッシ枠を備えたものが上記木造
軸組構造にはめ込まれて使用され、外壁材が設けられて
窓の開口が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、木質アルミ複合サッシが、アルミ
サッシと木質部分との境界部分のみ断熱材を備えて構成
されている。したがって、外気と接するアルミサッシの
室内側、あるいは開口に設けられる木質の化粧材表面に
結露を生ずることがあり、この結露水が建築パネル内部
に流下するという問題があった。
来の技術においては、木質アルミ複合サッシが、アルミ
サッシと木質部分との境界部分のみ断熱材を備えて構成
されている。したがって、外気と接するアルミサッシの
室内側、あるいは開口に設けられる木質の化粧材表面に
結露を生ずることがあり、この結露水が建築パネル内部
に流下するという問題があった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、室内側の化粧材とアルミ
サッシとの間の熱伝導を少なくしてアルミサッシの冷却
による結露発生を低減できる開口部の断熱構造を提供す
ることにある。
で、その目的とするところは、室内側の化粧材とアルミ
サッシとの間の熱伝導を少なくしてアルミサッシの冷却
による結露発生を低減できる開口部の断熱構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の開口部の断熱構造にあっては、建物の開口
部の周縁に木質の角材を設け、同角材に開口枠となるア
ルミサッシを室外側から取り付け、該開口部の室内側に
化粧材を、同アルミサッシの表面を隠すように角材とは
隙間を空けて沿設するとともにその隙間に発泡状樹脂断
熱材を充填させてなることを特徴としている。
に、本発明の開口部の断熱構造にあっては、建物の開口
部の周縁に木質の角材を設け、同角材に開口枠となるア
ルミサッシを室外側から取り付け、該開口部の室内側に
化粧材を、同アルミサッシの表面を隠すように角材とは
隙間を空けて沿設するとともにその隙間に発泡状樹脂断
熱材を充填させてなることを特徴としている。
【0007】この場合、建物の開口部の周縁に木質の角
材を設けて、室外側から開口枠となるアルミサッシを同
角材に取り付け、室内側に同角材とは隙間を空けてその
アルミサッシの表面を隠すように沿設された化粧材が、
アルミサッシとは角材との隙間に充填された発泡状樹脂
断熱材にて断熱される。
材を設けて、室外側から開口枠となるアルミサッシを同
角材に取り付け、室内側に同角材とは隙間を空けてその
アルミサッシの表面を隠すように沿設された化粧材が、
アルミサッシとは角材との隙間に充填された発泡状樹脂
断熱材にて断熱される。
【0008】そして、上記発泡状樹脂断熱材を、アルミ
サッシ外周の全周にわたって充填されるように設けてな
ることが好ましい。
サッシ外周の全周にわたって充填されるように設けてな
ることが好ましい。
【0009】この場合、化粧材が、アルミサッシとはそ
の外周の全周にわたるように角材との隙間に充填された
発泡状樹脂断熱材にて断熱される。
の外周の全周にわたるように角材との隙間に充填された
発泡状樹脂断熱材にて断熱される。
【0010】また、上記発泡状樹脂断熱材は、その充填
された端面が開口部の室内側周縁に設けられる額縁材に
て覆われてなるのが好ましい。
された端面が開口部の室内側周縁に設けられる額縁材に
て覆われてなるのが好ましい。
【0011】この場合、開口部の室内側周縁に設けられ
る額縁材にて、発泡状樹脂断熱材の充填された端面が覆
われる。
る額縁材にて、発泡状樹脂断熱材の充填された端面が覆
われる。
【0012】また、上記アルミサッシを開口部に沿うよ
うに長手方向にわたって切断し、そのアルミサッシを室
外側と室内側とに分離してなるのが好ましい。
うに長手方向にわたって切断し、そのアルミサッシを室
外側と室内側とに分離してなるのが好ましい。
【0013】この場合、アルミサッシが、開口部に沿う
ようにその長手方向にわたって切断されて、室外側と室
内側とにアルミサッシが熱的に分離される。
ようにその長手方向にわたって切断されて、室外側と室
内側とにアルミサッシが熱的に分離される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の請求項1乃至3
全てに対応する第1の実施の形態を示し、図2は、本発
明の請求項4に対応する第2の実施の形態を示してい
る。
全てに対応する第1の実施の形態を示し、図2は、本発
明の請求項4に対応する第2の実施の形態を示してい
る。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の開口部の断熱構造を示す側面断面図である。
の形態の開口部の断熱構造を示す側面断面図である。
【0016】この実施の形態の開口部の断熱構造は、建
物の開口部1の周縁に木質の角材2を設け、同角材2に
開口枠となるアルミサッシ3を室外A側から取り付け、
該開口部1の室内B側に化粧材4を、同アルミサッシ3
の表面を隠すように角材2とは隙間を空けて沿設すると
ともにその隙間に発泡状樹脂断熱材5を充填させてな
る。
物の開口部1の周縁に木質の角材2を設け、同角材2に
開口枠となるアルミサッシ3を室外A側から取り付け、
該開口部1の室内B側に化粧材4を、同アルミサッシ3
の表面を隠すように角材2とは隙間を空けて沿設すると
ともにその隙間に発泡状樹脂断熱材5を充填させてな
る。
【0017】又、該実施の形態の開口部の断熱構造にお
いては、発泡状樹脂断熱材5を、アルミサッシ3外周の
全周にわたって充填されるように設けてもいる。又、該
実施の形態の開口部の断熱構造においては、発泡状樹脂
断熱材5は、その充填された端面が開口部1の室内側周
縁に設けられる額縁材6にて覆われてもいる。
いては、発泡状樹脂断熱材5を、アルミサッシ3外周の
全周にわたって充填されるように設けてもいる。又、該
実施の形態の開口部の断熱構造においては、発泡状樹脂
断熱材5は、その充填された端面が開口部1の室内側周
縁に設けられる額縁材6にて覆われてもいる。
【0018】詳しくは、この開口部の断熱構造は、例え
ば従来の技術の項にて説明した、開口部として窓を形成
するための建築用パネルを形成する際に使用される。な
お、この建築用パネルは、上記の開口部の断熱構造の構
成以外に、図1に示すように、その略中央に建物の開口
部1となる開口の形成された長方形状の所定の大きさの
構造用の面材7と、この面材7周囲に設けられる枠材
と、石膏ボード等にて形成された内装下地材8と、面材
7、枠材及び内装下地材8にて形成される空間内に充填
される発泡状樹脂断熱材(図示せず)と、上記枠材の周
囲に設けられるガスケット材等にて形成される気密部と
を備えている。
ば従来の技術の項にて説明した、開口部として窓を形成
するための建築用パネルを形成する際に使用される。な
お、この建築用パネルは、上記の開口部の断熱構造の構
成以外に、図1に示すように、その略中央に建物の開口
部1となる開口の形成された長方形状の所定の大きさの
構造用の面材7と、この面材7周囲に設けられる枠材
と、石膏ボード等にて形成された内装下地材8と、面材
7、枠材及び内装下地材8にて形成される空間内に充填
される発泡状樹脂断熱材(図示せず)と、上記枠材の周
囲に設けられるガスケット材等にて形成される気密部と
を備えている。
【0019】角材2は、開口部1である、上記の建築用
パネルの面材7、及び内装下地材8の開口部分の補強材
で、木材にて形成さたものであり、四角状の開口部1の
全周にわたって縦横に設けられている。この角材2は、
上記建築用パネルの枠材と同一断面のものが使用されて
おり、後述する発泡状樹脂断熱材5を充填する際の型枠
としての機能も備えている。
パネルの面材7、及び内装下地材8の開口部分の補強材
で、木材にて形成さたものであり、四角状の開口部1の
全周にわたって縦横に設けられている。この角材2は、
上記建築用パネルの枠材と同一断面のものが使用されて
おり、後述する発泡状樹脂断熱材5を充填する際の型枠
としての機能も備えている。
【0020】アルミサッシ3は、開口部1の上下に設け
られる上枠31、下枠32と、左右両側に設けられる縦
枠(図示せず)とからなる。上枠31は、その下面に、
開口部1に設けられる引き戸の上部を支持する支持ガイ
ド31aが形成され、下枠32は、その上面に該引き戸
の走行する2本のレール32aが隙間をあけて並設され
ている。アルミサッシ3の外周には、この場合、全周に
わたって鍔状の取付片33が外向きに延出されており、
この取付片33と補強用の角材9とを介して、上記の建
築用パネルの室外側である面材7の開口に木ねじ等の固
定具を用いてアルミサッシ3が取り付けられるようにな
っている。この場合、後述する発泡状樹脂断熱材5がア
ルミサッシ3外周の全周にわたって充填されるように、
角材9とアルミサッシ3とは隙間を空けて配設されてア
ルミサッシ3が取り付けられている。
られる上枠31、下枠32と、左右両側に設けられる縦
枠(図示せず)とからなる。上枠31は、その下面に、
開口部1に設けられる引き戸の上部を支持する支持ガイ
ド31aが形成され、下枠32は、その上面に該引き戸
の走行する2本のレール32aが隙間をあけて並設され
ている。アルミサッシ3の外周には、この場合、全周に
わたって鍔状の取付片33が外向きに延出されており、
この取付片33と補強用の角材9とを介して、上記の建
築用パネルの室外側である面材7の開口に木ねじ等の固
定具を用いてアルミサッシ3が取り付けられるようにな
っている。この場合、後述する発泡状樹脂断熱材5がア
ルミサッシ3外周の全周にわたって充填されるように、
角材9とアルミサッシ3とは隙間を空けて配設されてア
ルミサッシ3が取り付けられている。
【0021】化粧材4は、アルミサッシ3の表面を隠す
ように設けられる木質の長尺状板材で、室内側となるそ
の端面の長手方向に沿って、後述する額縁材6の略L字
状の一片6aが挿入される溝部41と、室外側に、その
端面の長手方向に沿ってアルミサッシ3の表面を包み隠
すよう形成された段部42とを有して形成されている。
この化粧材4は、上記角材2とは隙間を空けて、枠状に
アルミサッシ3に沿設されている。
ように設けられる木質の長尺状板材で、室内側となるそ
の端面の長手方向に沿って、後述する額縁材6の略L字
状の一片6aが挿入される溝部41と、室外側に、その
端面の長手方向に沿ってアルミサッシ3の表面を包み隠
すよう形成された段部42とを有して形成されている。
この化粧材4は、上記角材2とは隙間を空けて、枠状に
アルミサッシ3に沿設されている。
【0022】発泡状樹脂断熱材5は、この場合、発泡ウ
レタン樹脂材料にて充填形成された断熱材で、上記角材
2と化粧材4との隙間位置に断熱材形成用のウレタン樹
脂材料と発泡材とを、上記角材9とアルミサッシ3外周
との間の隙間全周にわたって充填させ、また、角材2と
化粧材4との隙間に充填されるように流れ込んで発泡さ
せ形成されている。発泡状樹脂断熱材5は、この場合、
ウレタン樹脂材料が固化するときの自己接着性にて、化
粧材4と角材2とをアルミサッシ3に一体化する接着機
能も有している。
レタン樹脂材料にて充填形成された断熱材で、上記角材
2と化粧材4との隙間位置に断熱材形成用のウレタン樹
脂材料と発泡材とを、上記角材9とアルミサッシ3外周
との間の隙間全周にわたって充填させ、また、角材2と
化粧材4との隙間に充填されるように流れ込んで発泡さ
せ形成されている。発泡状樹脂断熱材5は、この場合、
ウレタン樹脂材料が固化するときの自己接着性にて、化
粧材4と角材2とをアルミサッシ3に一体化する接着機
能も有している。
【0023】額縁材6は、断面略L字状の木質長尺材
で、この場合、上記化粧材4の溝部41に挿入されるそ
の一片6aが、開口部1を取り囲む内側となるように枠
状に配設される。なお、この額縁材6のL字の他片先端
には内装下地材8の縁部を包み込むように段部6bが形
成されている。
で、この場合、上記化粧材4の溝部41に挿入されるそ
の一片6aが、開口部1を取り囲む内側となるように枠
状に配設される。なお、この額縁材6のL字の他片先端
には内装下地材8の縁部を包み込むように段部6bが形
成されている。
【0024】上記による開口部の断熱構造においては、
面材7、内装下地材8らによる建築用パネルに、予め角
材2が設けられた開口部1が形成されており、この開口
部1に、まず、アルミサッシ3が、室外A側となる面材
7へ向けて角材9を介して木ねじ等の固定具を用いて固
定され、次いで、化粧材4がアルミサッシ3へ沿設され
た後、この化粧材4とアルミサッシ3とを断熱させる発
泡状樹脂断熱材5が、角材2との間の隙間へ向けて充填
される。そして、その後、発泡状樹脂断熱材5が固化し
て化粧材4が安定した状態にて、溝部41へその一片6
aが挿入されて開口部1の室内側周縁に設けられる額縁
材6にて、発泡状樹脂断熱材5の充填された端面をその
まま端面が露出することが無いように覆い、窓形成のた
めの建築用パネルが完成される。
面材7、内装下地材8らによる建築用パネルに、予め角
材2が設けられた開口部1が形成されており、この開口
部1に、まず、アルミサッシ3が、室外A側となる面材
7へ向けて角材9を介して木ねじ等の固定具を用いて固
定され、次いで、化粧材4がアルミサッシ3へ沿設され
た後、この化粧材4とアルミサッシ3とを断熱させる発
泡状樹脂断熱材5が、角材2との間の隙間へ向けて充填
される。そして、その後、発泡状樹脂断熱材5が固化し
て化粧材4が安定した状態にて、溝部41へその一片6
aが挿入されて開口部1の室内側周縁に設けられる額縁
材6にて、発泡状樹脂断熱材5の充填された端面をその
まま端面が露出することが無いように覆い、窓形成のた
めの建築用パネルが完成される。
【0025】その後、施工現場にて上記建築用パネルが
木造軸組構造にはめ込まれた後に外壁材10が設けら
れ、この外壁材10の端面とアルミサッシ3外周との当
接部にシリコン樹脂材等による充填材11を設けて水密
化がなされる。
木造軸組構造にはめ込まれた後に外壁材10が設けら
れ、この外壁材10の端面とアルミサッシ3外周との当
接部にシリコン樹脂材等による充填材11を設けて水密
化がなされる。
【0026】上記のようにして、アルミサッシ3とは、
その外周の全周にわたるように角材2との隙間に充填さ
れた発泡状樹脂断熱材5にて化粧材4が断熱されるので
ある。
その外周の全周にわたるように角材2との隙間に充填さ
れた発泡状樹脂断熱材5にて化粧材4が断熱されるので
ある。
【0027】したがって、以上説明した開口部の断熱構
造によると、建物の開口部1の周縁に木質の角材2を設
けて、室外A側から開口枠となるアルミサッシ3を同角
材2に取り付け、室内B側に同角材2とは隙間を空けて
そのアルミサッシ3の表面を隠すように沿設された化粧
材4が、アルミサッシ3とは角材2との隙間に充填され
た発泡状樹脂断熱材5にて断熱されるので、室内B側の
化粧材4とアルミサッシ3との間の熱伝導を少なくする
ことができ、以て、アルミサッシ3の冷却による結露発
生を低減できる。
造によると、建物の開口部1の周縁に木質の角材2を設
けて、室外A側から開口枠となるアルミサッシ3を同角
材2に取り付け、室内B側に同角材2とは隙間を空けて
そのアルミサッシ3の表面を隠すように沿設された化粧
材4が、アルミサッシ3とは角材2との隙間に充填され
た発泡状樹脂断熱材5にて断熱されるので、室内B側の
化粧材4とアルミサッシ3との間の熱伝導を少なくする
ことができ、以て、アルミサッシ3の冷却による結露発
生を低減できる。
【0028】そして、化粧材4が、アルミサッシ3とは
その外周の全周にわたるように角材2との隙間に充填さ
れた発泡状樹脂断熱材にて断熱されるので、よりアルミ
サッシ3からの熱伝導を低減できる。また、開口部1の
室内B側周縁に設けられる額縁材6にて、発泡状樹脂断
熱材5の充填された端面が覆われるので、室内B側の美
観を向上できる。
その外周の全周にわたるように角材2との隙間に充填さ
れた発泡状樹脂断熱材にて断熱されるので、よりアルミ
サッシ3からの熱伝導を低減できる。また、開口部1の
室内B側周縁に設けられる額縁材6にて、発泡状樹脂断
熱材5の充填された端面が覆われるので、室内B側の美
観を向上できる。
【0029】[第2の実施の形態]図2は、第2の実施
の形態の開口部の断熱構造を示す側面断面図である。
の形態の開口部の断熱構造を示す側面断面図である。
【0030】この実施の形態の開口部の断熱構造は、ア
ルミサッシの構成のみが第1の実施の形態と異なるもの
で、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一で、
該実施の形態の開口部の断熱構造は、第1の実施の形態
のアルミサッシ3を開口部1に沿うように長手方向にわ
たって切断し、そのアルミサッシ3を室外A側と室内B
側とに分離してなる。
ルミサッシの構成のみが第1の実施の形態と異なるもの
で、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一で、
該実施の形態の開口部の断熱構造は、第1の実施の形態
のアルミサッシ3を開口部1に沿うように長手方向にわ
たって切断し、そのアルミサッシ3を室外A側と室内B
側とに分離してなる。
【0031】詳しくは、このもののアルミサッシ3は、
上述の発泡状樹脂断熱材5を、上記角材9とアルミサッ
シ3外周との間の隙間全周及び、角材2と化粧材4との
隙間に充填されるように流れ込んで発泡させ形成し、そ
の自己接着性にて、化粧材4と角材2とをアルミサッシ
3に一体化させ接着したのち、アルミサッシ3の上枠3
1、下枠32、及び左右両側に設けられる縦枠(図示せ
ず)をそれぞれその長手方向に沿って切断部34、34
にて切断し分離している。したがって、アルミサッシ3
は、室外A側と室内B側とは熱的に分離されて断熱性が
向上される。
上述の発泡状樹脂断熱材5を、上記角材9とアルミサッ
シ3外周との間の隙間全周及び、角材2と化粧材4との
隙間に充填されるように流れ込んで発泡させ形成し、そ
の自己接着性にて、化粧材4と角材2とをアルミサッシ
3に一体化させ接着したのち、アルミサッシ3の上枠3
1、下枠32、及び左右両側に設けられる縦枠(図示せ
ず)をそれぞれその長手方向に沿って切断部34、34
にて切断し分離している。したがって、アルミサッシ3
は、室外A側と室内B側とは熱的に分離されて断熱性が
向上される。
【0032】したがって、以上説明した開口部の断熱構
造によると、アルミサッシ3が、開口部1に沿うように
その長手方向にわたって切断されて、室外A側と室内B
側とにアルミサッシ3が熱的に分離されるので、室内B
側のアルミサッシ3が外気と接している室外A側のアル
ミサッシ3にて殆ど冷却されず、以て、より開口部1で
の結露発生を低減できる。
造によると、アルミサッシ3が、開口部1に沿うように
その長手方向にわたって切断されて、室外A側と室内B
側とにアルミサッシ3が熱的に分離されるので、室内B
側のアルミサッシ3が外気と接している室外A側のアル
ミサッシ3にて殆ど冷却されず、以て、より開口部1で
の結露発生を低減できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の開口部の断熱構造は、上述の実
施態様の如く実施されて、建物の開口部の周縁に木質の
角材を設けて、室外側から開口枠となるアルミサッシを
同角材に取り付け、室内側に同角材とは隙間を空けてそ
のアルミサッシの表面を隠すように沿設された化粧材
が、アルミサッシとは角材との隙間に充填された発泡状
樹脂断熱材にて断熱されるので、室内側の化粧材とアル
ミサッシとの間の熱伝導を少なくすることができ、以
て、アルミサッシの冷却による結露発生を低減できる。
施態様の如く実施されて、建物の開口部の周縁に木質の
角材を設けて、室外側から開口枠となるアルミサッシを
同角材に取り付け、室内側に同角材とは隙間を空けてそ
のアルミサッシの表面を隠すように沿設された化粧材
が、アルミサッシとは角材との隙間に充填された発泡状
樹脂断熱材にて断熱されるので、室内側の化粧材とアル
ミサッシとの間の熱伝導を少なくすることができ、以
て、アルミサッシの冷却による結露発生を低減できる。
【0034】そして、化粧材が、アルミサッシとはその
外周の全周にわたるように角材との隙間に充填された発
泡状樹脂断熱材にて断熱されるので、よりアルミサッシ
からの熱伝導を低減できる。
外周の全周にわたるように角材との隙間に充填された発
泡状樹脂断熱材にて断熱されるので、よりアルミサッシ
からの熱伝導を低減できる。
【0035】また、開口部の室内側周縁に設けられる額
縁材にて、発泡状樹脂断熱材の充填された端面が覆われ
るので、室内側の美観を向上できる。
縁材にて、発泡状樹脂断熱材の充填された端面が覆われ
るので、室内側の美観を向上できる。
【0036】また、アルミサッシが、開口部に沿うよう
にその長手方向にわたって切断されて、室外側と室内側
とにアルミサッシが熱的に分離されるので、室内側のア
ルミサッシが外気と接している室外側のアルミサッシに
て殆ど冷却されず、以て、より開口部での結露発生を低
減できる。
にその長手方向にわたって切断されて、室外側と室内側
とにアルミサッシが熱的に分離されるので、室内側のア
ルミサッシが外気と接している室外側のアルミサッシに
て殆ど冷却されず、以て、より開口部での結露発生を低
減できる。
【0037】
【図1】本発明の第1の実施の形態の開口部の断熱構造
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図2】第2の実施の形態の開口部の断熱構造を示す側
面断面図である。
面断面図である。
1 開口部 2 角材 3 アルミサッシ 4 化粧材 5 発泡状樹脂断熱材 6 額縁材 A 室外 B 室内
Claims (4)
- 【請求項1】 建物の開口部の周縁に木質の角材を設
け、同角材に開口枠となるアルミサッシを室外側から取
り付け、該開口部の室内側に化粧材を、同アルミサッシ
の表面を隠すように角材とは隙間を空けて沿設するとと
もにその隙間に発泡状樹脂断熱材を充填させてなる開口
部の断熱構造。 - 【請求項2】 発泡状樹脂断熱材を、アルミサッシ外周
の全周にわたって充填されるように設けてなることを特
徴とする請求項1記載の開口部の断熱構造。 - 【請求項3】 発泡状樹脂断熱材は、その充填された端
面が開口部の室内側周縁に設けられる額縁材にて覆われ
てなることを特徴とする請求項1又は2記載の開口部の
断熱構造。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つの請求項
記載アルミサッシを開口部に沿うように長手方向にわた
って切断し、そのアルミサッシを室外側と室内側とに分
離してなる開口部の断熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4469799A JP2000240357A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 開口部の断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4469799A JP2000240357A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 開口部の断熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240357A true JP2000240357A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12698621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4469799A Pending JP2000240357A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 開口部の断熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000240357A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138511A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Sekisui House Ltd | 額縁の取付構造 |
JP2013527354A (ja) * | 2010-06-03 | 2013-06-27 | パーフェクト ウィンドウ リビール, エルエルシー | 改善された窓抱きシステムおよび方法 |
CN114919218A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-08-19 | 河北奥意新材料有限公司 | 一种硬质聚氨酯发泡隔热铝塑共挤型材的生产工艺 |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP4469799A patent/JP2000240357A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138511A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Sekisui House Ltd | 額縁の取付構造 |
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