JP6771434B2 - サッシ - Google Patents
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Description
従来、かかる横縁材と縦縁材のコーナー部では、シール材を打設して止水していた。
一枚の防水シートを貼り付けるだけなので、施工性が良い。
図5及び図6に示すように、本実施の形態にかかるサッシ1は、枠3と、引き違い障子5、5とを備えた引き違いサッシである。
枠3は、上枠(横枠)9と、下枠(横枠)11と、左右の縦枠13、13とで枠組みしてあり、上枠9には上アンカー15が上枠9の長手方向の所定位置に、下枠11には下アンカー17が下枠11の長手方向の所定位置に、各縦枠13には縦アンカー19が縦枠13の長手方向の所定位置に取付けてある。上アンカー15は上躯体2aに、下アンカー17は下躯体2bに、左右の各縦アンカー19は対応する縦躯体2cに固定されている。
各アンカー15、17、19は、スチール製であり、対応する枠の長手方向に間隔をあけて複数配置されている。
各躯体2a、2b、2cは鉄骨であり、枠3の外周側で枠3に沿って設けてある。各躯体2a、2b、2cは、共に略同一面の室外面4を有している。
また、上枠9には上アンカー15を介して雨切(横縁材)23が取付けてあり、左右の縦枠13には各々縦アンカー19を介して見切(縦縁材)25が取付けてあり、下枠11には水切(横縁材)27が取付けてある。
本実施の形態では、図1(a)に示すように、枠3の外周側の右上側コーナー部8aには、雨切23と見切25との間を防水する防水シート31が設けてあり、図4(a)に示すように、枠3の外周側の右下側コーナー8bには、水切27と見切25との間を防水する防水シート31が設けてある。尚、枠3の外周側の左上側コーナー部は右上側コーナー部8a(図1参照)と略同一の構成であり、左下側コーナー部は右下側コーナー部8b(図4参照)と略同一の構成であるから、各左側コーナー部の図示は省略する。
尚、図1(a)、2、4(a)では、防水シート31をハッチングで示している。防水シート31については後述する。
図1及び図5に示すように、雨切(横縁材)2は、張り出し部23aと、フィン23bとを一体に備えている。フィン23bは上躯体2aの室外面4に沿って設けてあり、張り出し部23aは中空23cを有し、フィン23bの内周側(図1(a)及び図5の下側)で室外側に突出している。
図1(b)に示すように、張り出し部23aの室内側面には室内側に突設した取付片23dが設けてあり、取付片23dが上アンカー15の室外側突設部15aにねじ28で固定されている。
図1(a)及び図2に示すように、張り出し部23aの左右端部には、キャップ29が取付けてある。キャップ29において、張り出し部23aと反対側にある面が後述する防水シート31を受けるシール受け面29aとしてある。
図1(b)及び図5に示すように、雨切23のフィン23bは、上躯体2aの室外面4にねじ32で固定されている。
図1(c)に示すように、張り出し部25aの室内側面には室内側に突設した取付片25dが設けてあり、取付片25dが縦アンカー19の室外側突設部19aにねじ28で固定されている。
図1(a)に示すように、見切25の上部では、フィン25bは、張り出し部25aよりも上方に延ばして加工されている。即ち、見切25のフィン25bは、雨切23のフィン23bの上端(外周端)23fの位置まで延ばして、雨切23のフィン23bに隣接させて配置してある。
図1(c)及び図6に示すように、見切25のフィン25bは、縦躯体2cの室外面4にねじ32で固定されている。
図1(a)に示すように、見切25の張り出し部25aには、その上端部には、張り出し部25a内に上連結材26aが設けてあり、上連結材26aは雨切23の張り出し部23aの下面に接続されている。
尚、見切25の下部については、後述する。
図5に示すように、水切27には、張り出し部27aの内周側(上側)に突設した取付片27dが設けてあり、取付片27dが下枠11にねじ34で固定されている。
図4(a)に示すように、見切25の下部では、フィン25bは、張り出し部25aよりも下方に延ばして加工されている。即ち、見切25のフィン25bは、水切27のフィン27bの下端(外周端)25fの位置まで延して、水切27のフィン27bに隣接させて配置してある。
尚、見切り25の張り出し部25aの下端部には、上端部と同様に、張り出し部25a内に下連結材26bが設けてあり、下連結材26bは水切27の張り出し部27aの上面に接続されている。
図4(b)及び図5に示すように、水切27のフィン27bは、下躯体2bの室外面4にねじ32で固定されている。
図4(a)に示すように、水切27の張り出し部27aの左右端部には、雨切23と同様に、キャップ29が取付けてある。キャップ29において、張り出し部27aと反対側にある面が防水シート31を受けるシール受け面29aとしてある。
図5及び図6に示すように、防水シート31は、外壁35を施工する前に、雨切23、見切25及び水切27の各外周側コーナー部8a、8bに取付けるものである。尚、防水シート31は樹脂製シートである。
まず、右上側コーナー部8aについて説明する。図1及び図2に示すように、防水シート31は、互いに隣接配置された雨切23のフィン23bと見切25のフィン25bとの間を覆うフィン間防水部31aと、雨切23のシール受け面29aと見切25のフィン25bとの間と覆うシール受け面側防水部31bとを有している。
図3に示すように、シール受け面側防水部31bは、見切25のフィン25bに貼着する見切フィン貼着部37とシール受け面貼着部39(図3にハッチングで示す領域)とを有し、シール受け面貼着部39とフィン間防水部31aとの間には切れ目43が形成してある。
見切りフィン貼着部37は、フィン間防水部31aと反対側(図3の下側)においてシール受け面貼着部39を越えて延出した延出部45が設けてある。
シール受け面貼着部39は、使用時には見切りフィン貼着部37に対して折線41を谷折にして立ち上げる。
尚、防水シート31には裏面に粘着材と剥離シートが設けてあり、剥離シートを剥がして貼着するようになっている。
この右下側コーナー部8bの防水シート31は、図3に示す防水シート31を上下反転して裏返した形状のものを用いている。その他の構成は上述の右上側コーナー部8aで用いた防水シート31と略同じである。
図5及び図6に示すように、枠3は、上枠9、下枠11及び左右の縦枠13、13を工場で枠組みしてあり、上アンカー15及び下アンカー17及び縦アンカー19も対応する枠材に工場で取付けて、施工現場に搬入されている。
施工現場では、各アンカー15、17、19を対応する上躯体2a、下躯体2b及び縦躯体2cに取付けて、枠3を躯体の開口部に固定する。
雨切23の取付けは、図5に示すように、張り出し部23aに設けた取付片23dを上アンカー15の室外側突設部15aにねじ28で固定し、フィン23bを上躯体2aの室外面4にねじ32で固定する。
水切27の取付けは、取付片27dを下枠11にねじ34で固定し、フィン27bを下躯体2bの室外面4にねじ32で固定する。
見切25は、上端部に設けてある上連結材26aを雨切23の張り出し部23aの下面に当接させて接続し、下端部に設けてある下連結材26bを水切27の張り出し部27aの上面に当接させて接続し、図6に示すように、張り出し部25aの取付片25dを縦アンカー19の室外側突設部19aにねじ28で固定し、フィン25bを縦躯体2cの室外面4にねじ32で固定する。
右上側コーナー部8aでは、図3に示すように、防水シート31においてシール受け面側防水部31bからシール受け面貼着部39を立ち上げるように谷折して、剥離シートを剥がして、貼り付ける。
図1に示すように、防水シート31の貼り付けは、フィン間防水部31aを雨切23のフィン23bと、見切25のフィン25bとの隣接する部分に跨って貼着し、シール受け面貼着部39を雨切23のキャップ29のシール受け面29aに貼り、隣接する見切フィン貼着部37を見切りフィン25bに貼着する。
枠3の外周側の各コーナー部8a、8bに防水シート31を貼り付けた後、雨切23のフィン23b、左右の見切25のフィン25及び水切27のフィン27bと隣接する躯体2a、2b、2c、2dの上から防水シートを貼り、雨切23、見切25及び水切27の外周を防水処理する。
その後、雨切23の張り出し部23a、見切25の張り出し部25a、水切27の張り出し部27aの外周側に外壁35を施工する。
図1(a)に示すように、雨切(横縁材)23と見切(縦縁材)25との右上側コーナー部8aでは、隣り合うフィン23b、25b間と、雨切23のシール受け面29aと見切25のフィン25bとの間とを防水シート31で連続して覆うので、従来のようなシール材の打設不備による漏れが生じないから、止水性が向上する。
同様に、図4(a)に示すように、水切(横縁材)27と見切(縦縁材)25との右下側コーナー部8bでも、隣り合うフィン27b、25b間と、水切27のシール受け面29aと見切25のフィン25bとの間とを防水シート31で連続して覆うので、従来のようなシール材の打設不備による漏れが生じないから、止水性が向上する。
一枚の防水シート31を貼り付けるだけなので、施工性が良い。
図3に示すように、防水シート31には、シール受け面貼着部39を越えて延出する延出部45を設け、シール受け面貼着部39と延出部45とで形成される角部と、切れ目43の基部とをつなぐように折線41を設けてあるので、折線41に沿ってシール受け面貼着部39を折るときに安定し、真直ぐに折り易い。
雨切23は張り出し部23aに設けた取付片23dを鋼材製の上アンカー15に固定しているので、取付け強度が高い。同様に、見切25も、張り出し部25aに設けた取付片25dを鋼材製の縦アンカー19に固定しているので、取付け強度が高い。
例えば、防水シートは、樹脂材製に限らず、金属箔等であっても良く、材質は制限されない。
雨切23の張り出し部23aは上アンカー15に取付けることに限らず、上枠9に取付けても良いし、同様に見切25の張り出し部25aも、縦アンカー19に取付ける固定することに限らず、縦枠13に取付けても良い。
枠3及びアンカー15、17、19は工場で組み立てることに限らず、施工現場で組み立てても良い。
躯体2a、2b、2cは、鉄骨に限らず、モルタルや木材等であっても良く、材質は限定されない。
サッシ1は、引き違いサッシに限らず、上げ下げサッシや内開きサッシでも良く、サッシの種類は限定されない。
9 上枠(横枠)
11 下枠(横枠)
13 縦枠
23 雨切(横縁材)
23a 張り出し部
23b フィン
23f 上端(外周端)
25 見切(縦縁材)
25a 張り出し部
25b フィン
25f 下端(外周端)
27 水切(横縁材)
27a 張り出し部
27b フィン
29a シール受け面
31 防水シート
Claims (1)
- 横枠に取付けられる横縁材と、縦枠に取付けられる縦縁材と、防水シートとを備え、横縁材及び縦縁材は、躯体の室外面に沿うフィンと、フィンの内周側で室外側に突出した張り出し部とを有し、横縁材の張り出し部の端部にシール受け面が形成してあり、縦縁材のフィンを横縁材のフィンの外周端位置まで延ばして横縁材のフィンに隣接させて配置してあり、防水シートは、横縁材のフィンと縦縁材のフィンとの間と、横縁材のシール受け面と縦縁材のフィンとの間とを連続して覆って貼り付けてあることを特徴とするサッシ。
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JP2017132200A JP6771434B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | サッシ |
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