JP2003239407A - 乾式外壁材の縦目地構造 - Google Patents

乾式外壁材の縦目地構造

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JP2003239407A JP2002039218A JP2002039218A JP2003239407A JP 2003239407 A JP2003239407 A JP 2003239407A JP 2002039218 A JP2002039218 A JP 2002039218A JP 2002039218 A JP2002039218 A JP 2002039218A JP 2003239407 A JP2003239407 A JP 2003239407A
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Minoru Nomura
稔 野村
Hideji Sasaki
秀二 佐々木
Takayoshi Yamamoto
貴義 山本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 乾式外壁材とりわけ「箱折りタイプの外壁
材」に好適な縦目地構造を提供する。 【解決手段】 外壁躯体の表面に、縦目地に沿って外向
きに接合用溝を有するジョイント部を起立させた敷目板
5が縦方向に取り付けられている。隣接する乾式外壁材
1は、木口端部が前記ジョイント部の側面に近接して外
壁躯体に固定されている。前記木口端部が形成する目地
隙間は、化粧面部分の略中央部から内向きに起立する接
合片3aを前記ジョイント部の接合用溝4aへ接合した
目地化粧材3で凹面状に塞がれ止水処理されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属製表面材の
裏面に断熱材を装着して成る乾式外壁材(以下、単に外
壁材という場合がある。)を建物の外壁躯体の表面へ外
装材として張り付ける場合、とりわけ外壁材の木口端部
は金属製表面材を約90°折り曲げた端面壁で形成した
所謂「箱折りタイプの外壁材」を横張りする場合に好適
な、隣接する乾式外壁材同士が形成する縦目地構造の技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】乾式外壁材を建物の外壁躯体の表面へ横
張りする場合に、左右に隣接する乾式外壁材同士が形成
する縦目地の処理で大切な条件は、施工性が良く、構造
的な安定性があり、雨水に対する止水性の完璧さ、及び
外観の綺麗な仕上がり(意匠性の良さ)を達成すること
である。
【0003】外壁材の縦目地構造に関する従来技術とし
ては、例えば次のような発明等が公知である。
【0004】(a)特許第3201433号公報に記載
された縦目地構造は、外壁躯体の表面に取り付けた敷目
板の中央部に外向きに所謂ジョイント部を起立させ、ジ
ョイント部の両隣に防水片を起立させて所謂流水溝を形
成している。外壁材の木口端面は金属製表面材を略90
°折り曲げて端面壁を形成した箱折りタイプで、前記端
面壁は前記流水溝へ挿入する(つまり前記防水片を外壁
材の端面壁で覆い隠す)配置とし、外壁材の木口端面が
形成する目地隙間は、前記ジョイント部へ係合部を接合
した金属製の化粧キャップで覆い隠す構成である。金属
製化粧キャップの化粧面の先端が外壁材の表面材に外接
する。つまり、化粧キャップは縦目地部に沿って外側へ
膨らむ形態となる。
【0005】(b)特許第3189235号公報に記載
された目地構造は、外壁躯体の表面に取り付けた敷目板
の中央部に外向きのジョイント部を起立させ、隣接する
外壁材の木口端面は前記ジョイント部の側面へ接する配
置とし、外壁材の木口端面が形成する目地隙間は、前記
ジョイント部へ係合部を接合した目地カバーで外側から
覆い隠す構成である。敷目板は、上記(a)の防水片を
有していない。そして、目地カバーと外壁材の表面材と
の間には断面が略Z形状の抑止板を配置し、抑止板から
外壁躯体に向かって釘を打ち外壁材の固定が行われてい
る。なお、外壁材の縦目地近傍の部分は、前記目地カバ
ーの膨らみ分相当だけ薄厚にする凹面部が形成されてい
る。
【0006】(c)特開平9−256493号公報に記
載された目地構造は、通例窯板タイプと呼ばれる外壁材
に係るもので、外壁躯体の表面に取り付ける敷目板に
は、その中央部に外向きのジョイント部たる係合凹部を
有し、その両外側面に外壁材の空洞の端部(開口部)を
塞ぐチューブ状で柔軟なリップ片を備えている。隣接す
る外壁材の木口端面が形成する目地隙間を塞ぐ化粧片
は、その中央部に起立させた係合凸片を前記の係合凹部
へ接合するので、外壁材の表面より少し凹む形態とな
る。
【0007】(d)特開平9−256490号公報に記
載された目地構造は、概ね上記(c)の目地構造と共通
する構成であるが、リップ片を備えておらず、化粧片と
防水片を二重構造に備え、目地隙間を凹面状に塞ぐ構成
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記(a)の縦目地構
造が合理的な構成であることは認めるとしても、流水溝
を形成する防水片の存在意義を認めがたい。特に外壁材
の端面壁と防水片とが接近するので、両者の隙間に表面
張力現象が発生し、流水溝を流れる雨水を吸い上げる不
都合が発生すると認められる。前記の点はさておき、縦
目地の全長にわたって化粧キャップが一定の幅寸で膨ら
み出る形態は、壁をせっかく平面的に外装処理しても、
本来外壁意匠の主役である筈の外壁板よりも、むしろ化
粧キャップの膨らみ(突条形態)の存在感の方が目立
ち、平面壁の美しさを毀損してしまい、需要者の趣味感
を悪くする。また、外壁材の表側面にはその外観意匠を
高める工夫としてタイル模様その他が凹凸状に施されて
おり、たとえ化粧キャップが外壁材の表側面を押さえて
も、前記タイル模様等による凹凸まで塞ぐことはでき
ず、止水性が悪いという問題点もある。
【0009】同じことは上記(b)の目地構造について
も言える。(b)の場合、化粧キャップが膨らみ出る形
態は、外壁材の縦目地近傍の部分に形成した凹面部によ
って希釈されてはいる。しかし、前記目地カバーの膨ら
み分相当だけ薄厚にするため外壁材にわざわざ凹面部を
形成する必要があるし、凹面部の存在が化粧キャップの
膨らみ形態と重畳して凹凸感を強め、本来外壁意匠の主
役である外壁材の平面壁の美しさを毀損してしまう。
【0010】上述した(c)の目地構造は、化粧片が目
地の外へ膨らまないので、(a)及び(b)の上記欠点
は解決されている。しかし、適用対象が箱折りタイプの
外壁材の場合、リップ片は無用の存在である。また、1
枚の化粧片だけでは、目地隙間の施工誤差、或いは外壁
材自身の加工誤差や凹み等の傷がある場合には止水性を
充分確保できないという問題点がある。
【0011】上記(d)の目地構造にはリップ片こそ無
いが、そして、化粧片と防水片が二重構造になっている
が、目地隙間の止水性にはまだ懸念がある。
【0012】本発明の目的は、施工性に優れ、構造的安
定性が高く、雨水に対する止水性能に優れ、外観の意匠
的趣味感が良く、乾式外壁材とりわけ「箱折りタイプの
外壁材」に好適な縦目地構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載した発明に係る乾式
外壁材の縦目地構造は、金属製表面材の裏面に断熱材を
装着して成る乾式外壁材を建物の外壁躯体の表面へ外装
材として張り付ける場合に隣接する乾式外壁材同士が形
成する縦目地構造において、外壁躯体の表面に、縦目地
の位置に沿って外向きに接合用溝を有するジョイント部
を起立させた敷目板が縦方向に取り付けられており、隣
接する乾式外壁材は、その木口端部が前記ジョイント部
の側面に近接する配置で外壁躯体に固定されており、隣
接する乾式外壁材の木口端部が形成する目地隙間は、化
粧面部分の略中央部から内向きに起立する接合片を前記
ジョイント部の接合用溝へ接合した合成樹脂製の目地化
粧部材により凹面状に塞がれ止水処理されていることを
特徴とする。
【0014】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した乾式外壁材の縦目地構造において、乾式外壁材の
木口端部は、その表面材を略直角に折り曲げた端面壁で
形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載した発明は、請求項1に記
載した乾式外壁材の縦目地構造において、ジョイント部
の両側面に、乾式外壁材の木口端部が密着する止水片が
少なくとも1条起立されており、敷目板の表側面には、
前記ジョイント部に隣接する両側の位置に、目地へ侵入
した雨水を垂直下方へ導く水返し片が外向きに必要最少
限度に小さく起立され、同水返し片よりも外寄りの位置
に、乾式外壁材の裏面材が密着する少なくとも1条の止
水片が外向きに起立されていること、敷目板とそのジョ
イント部並びに水返し片は硬質の合成樹脂で一体成形さ
れ、止水片は軟質合成樹脂で敷目板及びジョイント部と
一体成形されていることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載した発明は、請求項1に記
載した乾式外壁材の縦目地構造において、目地化粧部材
は、その化粧面部分を軟質樹脂で薄く、接合片は硬質樹
脂でそれぞれ一体成形されており、化粧面部分が、目地
隙間を形成する乾式外壁材の木口端部に沿って密着する
ように構成されていることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載した発明は、請求項1に記
載した乾式外壁材の縦目地構造において、目地化粧部材
の接合片と、これを接合するジョイント部の接合用溝と
に抜け止め機構が設けられていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施形態および実施例】次に、請求項1〜5に
記載した発明の実施形態を図面に基いて説明する。な
お、図1と図2は、図示を明解にする都合上、少し誇張
した拡大図で示していることを了解されたい。
【0019】図示した実施形態の縦目地構造は、金属製
表面材1aと裏面材1bの間に発泡樹脂等による断熱性
の芯材1cを装填して成る外壁材1を建物の外壁躯体2
の表面へ外装材として横張りする場合について示してい
る。外壁材1の構造は様々なものが公知であるが、基本
的には、金属製表面材の裏面に断熱材を装着した構成で
ある。図面には裏面材1b(裏打ち材)を用いたものを
示している。金属製表面材1aは防錆処理を施されてい
る。本発明は、隣接する二つの外壁材1、1同士が形成
する縦目地について好適に実施される。
【0020】図1は目地化粧部材3を取り付ける直前の
施工状況を示し、図2は目地化粧部材3を取り付けて縦
目地を完成した状態を示している。
【0021】図1では、建物の柱又は下壁の外面へ付設
した胴縁などの外壁躯体2の表面に、縦目地の位置に沿
って外向きに接合用溝4aを有するジョイント部4を起
立させた敷目板5が縦方向(垂直方向)に取り付けられ
ている。隣接する二つの外壁材1、1は、その木口端部
が前記ジョイント部4の両側面に近接する配置で外壁躯
体2に固定されている。
【0022】敷目板5の取り付けは、図示例の場合には
外壁躯体2へ打ち込んだ釘17で行われている。但し、
このかぎりではない。外壁材1の固定手段としては、図
4に横目地部分の構造を示したように、基本的には下位
の外壁材1の上辺部に用意した平板状の固定部分6を、
外壁躯体2に向かって打った複数本の釘7にて固定して
いる。この横目地部分の構造は、既に公知、周知である
ように、上位の外壁材1を、前記のように固定した下位
の外壁材1の上に凹部8と凸部9を嵌め合わせる所謂実
はぎ(=実矧ぎ)で接合する構成とされている。因み
に、横張り用の外壁材1は、上下方向の幅寸は40cm前
後と小さいが、左右方向の長さは約4mに及ぶほどの長
尺材である。外壁材1の厚さは18mm〜25mm程度であ
る。
【0023】敷目板5は、合成樹脂の押し出し成形品で
ある。敷目板5の表側面の中央に位置するジョイント部
4の両側面には、外壁材1の木口端部が密着する止水片
10が1条起立されている。但し、この止水片10は、
二重、三重に起立させて実施することもできる。敷目板
5の表側面には、前記ジョイント部4に隣接する両側の
位置に一定の間隔をあけて、目地隙間から侵入した雨水
を垂直下方へ導くのに必要最少限度に小さい水返し片1
1が外向きに起立されている。この水返し片11の部位
にまで多量の雨水が浸入する筈のない構成だからであ
る。敷目板5には更に、前記水返し片11よりも外寄り
の位置、図示例の場合には端縁部とその中間の2カ所の
位置に、外壁材1の裏面材1bが密着して水封作用を奏
する止水片12が外向きに起立されている。この止水片
12は少なくとも1条だけ起立されていれば止水性能は
一応満足できる。
【0024】なお、合成樹脂製の敷目板5は、ジョイン
ト部4及び水返し片11を含めて硬質の合成樹脂で成形
されるが、止水片10及び12はそれぞれ軟質合成樹脂
で敷目板5及びジョイント部4と多重押し出し成形法等
により一体成形されている(請求項3記載の発明)。
【0025】敷目板5が上記の構成であるが故に、外壁
板1は、その木口端部を前記ジョイント部4の側面に近
接する配置で外壁躯体2へ固定するだけで、図1と図2
に象徴的に示したように、木口端部は止水片10と必要
十分に密着し、また、裏面材1bは止水片12と密着し
て高い止水性能を達成する。そして、雨水が仮にジョイ
ント部4の止水片10の位置を通過するようなことがあ
っても、敷目板5の表側面へ到達した段階で水返し片1
1により誘導されて垂直下方へ流れ落ちて行き、外壁躯
体2の方へ浸入する虞は皆無である。なお、必要に応じ
て、敷目板5の表側面の二つの止水片12、12の間に
コーキング14を施工することも望ましい。
【0026】かくして図1の段階まで外壁板取り付けの
施工が進むと、隣接する二つの外壁材1、1の木口端部
が形成する目地隙間は、化粧面部分3bの中央部から内
向きに起立する接合片3aを前記ジョイント部4の接合
用溝4aへ強く挿入して接合する。その結果、合成樹脂
製の目地化粧部材3の化粧面部分3bが目地間隙を凹面
状に塞いで止水処理を達成し、図2のように凹溝形態の
縦目地構造が完成する(以上、請求項1に記載した発
明)。
【0027】したがって、目地へ降りかかる雨水は、目
地化粧部材3の化粧面部分3bが形成した凹面状の溝1
6に沿ってスムーズに流れ落ちる。この溝16は、その
両側壁を目地化粧部材3の化粧面部分3bによって水密
的に塞がれているので、止水性が高い。目地化粧部材3
の化粧面部分3bは、外壁板1の金属製表面材1aの表
面に形成されたタイル等の意匠的模様の凹みの深さ分だ
け溝16の上縁(金属製表面材1aの外面)から引っ込
む寸法にすると、止水性は一層向上する。
【0028】いずれにしても、本発明の縦目地構造は、
隣接する二つの外壁材1、1の木口端部が形成する小幅
の目地隙間をそのまま凹面状(溝状)に仕上げるので、
その外観を見た目にあまり目立たず、外壁意匠の主役を
外壁板1に任せるので、意匠的美観に優れたものとな
る。
【0029】上記の目地化粧部材3は、化粧面部分3b
と、同化粧面部分3bの中央部から内向きに起立する接
合片3aとが合成樹脂で一体成形されたものである。特
に、接合片3aは硬質樹脂で、化粧面部分3bは軟質樹
脂で成形されている。図1と図2はそれぞれ図示の便宜
上かなり拡大して(誇張して)表現しているが、化粧面
部分3bは実際には0.5mm程度に極薄のぺらぺらなシ
ート状をなす。したがって、図2のように取り付ける
と、目地隙間を形成した外壁材1、1の木口端部に沿っ
て弾力的にぴったり密着して止水性を発揮する(請求項
4記載の発明)。したがって、縦目地の施工誤差、或い
は外壁板1の加工誤差や多少の凹凸傷などがあっても、
目地隙間を形成した外壁材1、1の木口端部に沿って良
好に密着し高い止水性を発揮する。よって、施工の品質
は作業者の熟練度にはあまり左右されない。
【0030】なお、目地化粧部材3の接合片3aを前記
ジョイント部4の接合用溝4aへ挿入して恒久的に安定
な構造に接合するための構成として、接合用溝4aの内
部にはフック形状の抜け止めストッパ4bが両側に一対
設けられている。一方、接合片3aの両側面には前記一
対の抜け止めストッパ4b、4bの間を通り抜けると後
戻りはできないストッパ3dが設けられて、いわゆる抜
け止め機構を構成している(請求項5に記載した発
明)。
【0031】したがって、接合片3aを前記ジョイント
部4の接合用溝4aへ挿入して接合した段階で目地化粧
部材3は所謂はめ殺しの状態となる。ストッパ3dも接
合片3aと同質の硬質合成樹脂で連続した突条として、
又は不連続的な突起として成形されている。
【0032】前記抜け止め機構による目地化粧部材3の
取り付け位置(接合の深さ)を調節可能とするために、
接合用溝4aの抜け止めストッパ4b、又は接合片3a
のストッパ3dの少なくとも一方を、挿入方向に複数段
形成することも好ましい。
【0033】なお、本発明の縦目地構造に適用される外
壁材1は、図1及び図2に示したように、その木口端部
が、表面材1aを略直角に折り曲げた端面壁15で形成
されている、所謂「箱折りタイプ」であるか、又はこれ
と同様に止水構造の端面を有することが望ましい(請求
項2に記載した発明)。
【0034】
【発明が奏する効果】請求項1〜5に記載した発明に係
る縦目地構造は、敷目板の取り付け、外壁材の設置、及
び目地化粧部材の取り付けを手順通りに行うことによっ
て実施でき、技術的熟練などは特に必要でなく施工性に
優れる。そして、構造的な安定性が高く、雨水に対する
止水性能に優れた縦目地構造を実現できる。しかも縦目
地は小さく凹面状に現れる程度で外壁板の意匠が卓越す
る形態であるから、外観上の意匠的趣味感が良い。本発
明は、乾式外壁材とりわけ「箱折りタイプの外壁材」の
実施に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦目地構造の施工状態を、目地化
粧部材の取り付け直前の段階で示した水平断面図であ
る。
【図2】本発明に係る縦目地構造の施工完成状態を示し
た水平断面図である。
【図3】本発明に係る縦目地構造が出隅部分に実施され
た場合の水平断面図である。
【図4】外壁材の横目地部分の構造を示した垂直断面図
である。
【符号の説明】
1a 金属製表面材 1b 裏面材 1c 断熱性の芯材 1 乾式外壁材 2 外壁躯体 4a 接合用溝 4 ジョイント部 5 敷目板 3b 化粧面部分 3a 接合片 3 目地化粧材 15 端面壁 10 ジョイント部の止水片 11 水返し片 12 止水片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 貴義 栃木県鹿沼市さつき町13番地の2 株式会 社チューオー内 Fターム(参考) 2E001 DA01 DA02 FA04 FA52 GA42 GA44 HB01 HD01 HD11 HF02 LA12 MA02 MA04 2E110 AA14 AB04 AB22 AB27 BA03 BA12 BD03 CB02 DB27 DD01 DD10 DD12 GA24Y GA33W GB01W GB42Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製表面材の裏面に断熱材を装着して成
    る乾式外壁材を建物の外壁躯体の表面へ外装材として張
    り付ける場合に隣接する乾式外壁材同士が形成する縦目
    地構造において、 外壁躯体の表面に、縦目地の位置に沿って外向きに接合
    用溝を有するジョイント部を起立させた敷目板が縦方向
    に取り付けられており、 隣接する乾式外壁材は、その木口端部が前記ジョイント
    部の側面に近接する配置で外壁躯体に固定されており、 隣接する乾式外壁材の木口端部が形成する目地隙間は、
    化粧面部分の略中央部から内向きに起立する接合片を前
    記ジョイント部の接合用溝へ接合した合成樹脂製の目地
    化粧部材により凹面状に塞がれ止水処理されていること
    を特徴とする、乾式外壁材の縦目地構造。
  2. 【請求項2】乾式外壁材の木口端部は、その表面材を略
    直角に折り曲げた端面壁で形成されていることを特徴と
    する、請求項1に記載した乾式外壁材の縦目地構造。
  3. 【請求項3】ジョイント部の両側面に、乾式外壁材の木
    口端部が密着する止水片が少なくとも1条起立されてお
    り、 敷目板の表側面には、前記ジョイント部に隣接する両側
    の位置に、目地へ侵入した雨水を垂直下方へ導く水返し
    片が外向きに必要最少限度に小さく起立され、同水返し
    片よりも外寄りの位置に、乾式外壁材の裏面材が密着す
    る少なくとも1条の止水片が外向きに起立されているこ
    と、 敷目板とそのジョイント部並びに水返し片は硬質の合成
    樹脂で一体成形され、止水片は軟質合成樹脂で敷目板及
    びジョイント部と一体成形されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載した乾式外壁材の縦目地構造。
  4. 【請求項4】目地化粧部材は、その化粧面部分を軟質樹
    脂で薄く、接合片は硬質樹脂でそれぞれ一体成形されて
    おり、化粧面部分が、目地隙間を形成する乾式外壁材の
    木口端部に沿って密着するように構成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載した乾式外壁材の縦目地構
    造。
  5. 【請求項5】目地化粧部材の接合片と、これを接合する
    ジョイント部の接合用溝とに抜け止め機構が設けられて
    いることを特徴とする、請求項1に記載した乾式外壁材
    の縦目地構造。
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WO2013177638A1 (pt) * 2012-05-29 2013-12-05 Lopes Wagner Antonio Processo para obtenção de revestimento metálico para fachada e montagem do revestimento metálico
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