JPH08232355A - 外装目地具 - Google Patents

外装目地具

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JPH08232355A
JPH08232355A JP3579995A JP3579995A JPH08232355A JP H08232355 A JPH08232355 A JP H08232355A JP 3579995 A JP3579995 A JP 3579995A JP 3579995 A JP3579995 A JP 3579995A JP H08232355 A JPH08232355 A JP H08232355A
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resin layer
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Takeshi Furuno
猛 古野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐候性に優れて防水性も確保され、外装材の
端部間を長期にわたって確実に且つ外観良好に塞ぎ納め
ることができる外装目地具を提供する。 【構成】 外装材1の端部間に嵌め込み固定される基辺
部2と同外装材1の端部間の開口を塞ぐ表辺部3とで断
面略T字型に形成される外装目地具であって、表辺部3
の表面から両側端にわたる表側全面にシリコーン、塩素
化ポリエチレン等でなる耐候性樹脂層4が被覆形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外壁に並設され
る外装材の端部間を塞ぎ仕上げる外装目地具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図10に示す如く、外装材
(イ)の端部間に嵌め込み固定される基辺部(ロ)と同
外装材(イ)の端部間の開口を塞ぐ表辺部(ハ)とで断
面略T字型に形成される外装目地具は知られている。
【0003】この場合、外装材(イ)は長方形状のセメ
ント板でなり外壁下地面(ニ)に横貼り施工されるもの
で、該外装材(イ)の上下両端縁は相互に実接合され、
同外装材(イ)の長手方向の端部相互間に一定巾で上下
方向に連続する目地間隔が形成される。該目地間隔に前
記外装目地具の基辺部(ロ)が嵌め込み固定され、同外
装目地具の表辺部(ハ)の両側端部分が外装材(イ)の
端部表側縁部分に密接されて、該表辺部(ハ)により同
目地間隔の開口が密閉状に塞がれる。これによって、外
装材(イ)の端部間が防水性を有する状態に目地処理さ
れて体裁良く仕上げられる。
【0004】又、外装目地具は全体が弾性を有する軟質
材にて一体に形成されたもので、その基辺部(ロ)の両
側より斜め表方へ突出した複数の水止め係止片部(ホ)
が長手方向にわたって一体に延設されており、該水止め
係止片部(ホ)は弾性に抗し屈曲変形してその先端が外
装材(イ)の端面に当接される。これによって、同外装
目地具の抜け外れが防止されると共に防水性が確保され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、外装目地具全体が軟質のポリ塩化
ビニル、EPDM等にて一体に形成され、弾性を有し耐
久性、防水性には優れるものの、外部に露出する表辺部
(ハ)の部分が太陽光、風雨等の影響を受け劣化変色し
易くて耐候性に問題があり、経時的には同表辺部(ハ)
の弾性も低下して防水性にも問題が発生するものであっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、耐候性に優れて防水性も確保され、外装材の端部間
を長期にわたって確実に且つ外観良好に塞ぎ納めること
ができる外装目地具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
外装目地具は、外装材の端部間に嵌め込み固定される基
辺部と同外装材の端部間の開口を塞ぐ表辺部とで断面略
T字型に形成される外装目地具であって、表辺部の表面
から両側端にわたる表側全面に耐候性樹脂層を被覆形成
してなり、この構成によって上記課題が解決された。
【0008】本発明の請求項2記載の外装目地具は、上
記請求項1記載の外装目地具において、耐候性樹脂層を
外装材と同色に着色したシリコーンにて形成したことを
特徴とする。
【0009】本発明の請求項3記載の外装目地具は、上
記請求項1記載の外装目地具において、耐候性樹脂層を
塩素化ポリエチレンにて形成したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4記載の外装目地具は、上
記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の外装目地
具において、耐候性樹脂層以外の部分を合成ゴムにて形
成して該耐候性樹脂層と一体に押出成形したことを特徴
とする。
【0011】本発明の請求項5記載の外装目地具は、上
記請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載の外装目地
具において、外装材の端部間の開口内に表辺部が入り込
み、該表辺部は屈曲してその両側端が同外装材の端面に
当接するものであることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6記載の外装目地具は、上
記請求項5記載の外装目地具において、表辺部の両側端
に長手方向で間隔をあけて切欠部を形成し、該切欠部の
間隔を外装材の表面に形成される模様凹溝の間隔に合致
させたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7記載の外装目地具は、上
記請求項1〜6のいずれか一つの請求項記載の外装目地
具において、表辺部よりも裏側位置にて基辺部の両側よ
り斜め表方へ突出した水止め係止片部を長手方向にわた
って一体に延設してなり、該両水止め係止片部は屈曲し
てその先端が外装材の端面に当接するものであることを
特徴とする。
【0014】本発明の請求項8記載の外装目地具は、上
記請求項7記載の外装目地具において、水止め係止片部
の中程に屈曲用凹溝を長手方向にわたって形成したこと
を特徴とする。
【0015】本発明の請求項9記載の外装目地具は、上
記請求項7又は8記載の外装目地具において、水止め係
止片部を中空形状に形成したことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項10記載の外装目地具は、上
記請求項1〜9のいずれか一つの請求項記載の外装目地
具において、外装材の端部間の内底部分に取着固定され
て基辺部の先端部分を嵌合保持する目地受部材を具備す
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の請求項1記載の外装目地具において
は、外装材の端部間に嵌め込み固定される基辺部と同外
装材の端部間の開口を塞ぐ表辺部とで断面略T字型に形
成され、表辺部の表面から両側端にわたる表側全面に耐
候性樹脂層が被覆形成されているため、表辺部の露出す
る部分全面が耐候性樹脂層にて覆われることになってそ
の耐候性が向上され、該表辺部の劣化や変色が防止され
ると共にその弾性の低下も防止されて、同表辺部により
外装材の端部間の開口が長期にわたって防水性確実に且
つ外観良好に塞ぎ納められる。
【0018】本発明の請求項2記載の外装目地具におい
ては、特に、耐候性樹脂層が外装材と同色に着色された
シリコーンにて形成されているため、表辺部の露出する
部分全面が外装材と同色になって、目地部分が目立たな
いように仕上げられる。
【0019】本発明の請求項3記載の外装目地具におい
ては、特に、耐候性樹脂層が塩素化ポリエチレンにて形
成されているため、施工時に表辺部の表面を外装材の表
面と共に塗装仕上げする際、塗料がはじかれずに付着し
て良好に塗装される。
【0020】本発明の請求項4記載の外装目地具におい
ては、特に、耐候性樹脂層以外の部分が合成ゴムにて形
成されているため、該合成ゴムの柔軟な弾性によって基
辺部の抜け外れが防止されると共にその密閉作用により
防水性が向上される。又、同耐候性樹脂層以外の部分と
耐候性樹脂層とが一体に押出成形されているため、該外
装目地具は容易に製作される。
【0021】本発明の請求項5記載の外装目地具におい
ては、特に、外装材の端部間の開口内に表辺部が入り込
んで突出しないため、目地部分が目立たないように仕上
げられる。又、同表辺部は屈曲してその両側端が外装材
の端面に当接されるため、該外装材の端面との間に隙間
が発生しないよう確実に密閉されて防水性が向上され
る。
【0022】本発明の請求項6記載の外装目地具におい
ては、特に、上記表辺部の両側端に長手方向で間隔をあ
けて切欠部が形成され、該切欠部の間隔が外装材の表面
に形成される模様凹溝の間隔に合致されているため、同
切欠部が外装材の模様凹溝に対応配置するように該外装
目地具を施工することによって、同外装材の模様凹溝の
部分の表面から表辺部の両側端が突出することを防止で
きる。
【0023】本発明の請求項7記載の外装目地具におい
ては、特に、表辺部よりも裏側位置にて基辺部の両側よ
り斜め表方へ突出した水止め係止片部が長手方向にわた
って一体に延設され、該両水止め係止片部は屈曲してそ
の先端が外装材の端面に当接されるため、該外装材の端
面との間に隙間が発生しないよう確実に密閉されて防水
性が向上され、しかも、同基辺部の抜け外れが確実に防
止される。
【0024】本発明の請求項8記載の外装目地具におい
ては、特に、上記水止め係止片部の中程に屈曲用凹溝が
長手方向にわたって形成されているため、該屈曲用凹溝
の位置にて水止め係止片部が屈曲されることになり、該
水止め係止片部は均等に屈曲してその先端が外装材の端
面に安定して当接され、又、同水止め係止片部が根元部
分から屈曲してうまうこともなくその先端は表辺部に重
なることなく同外装材の端面に確実に当接されて、防水
性が更に向上される。
【0025】本発明の請求項9記載の外装目地具におい
ては、特に、上記水止め係止片部が中空形状に形成され
ているため、該水止め係止片部の弾性的な強度は高く、
上記作用効果が確実に発揮される。
【0026】本発明の請求項10記載の外装目地具におい
ては、特に、外装材の端部間の内底部分に取着固定され
て基辺部の先端部分を嵌合保持する目地受部材が具備さ
れているため、外装材の端部間に基辺部が確実に嵌め込
み固定される。
【0027】
【実施例】図1、図2、図3、図4に示す外装目地具
は、本発明の一実施例で、外装材1の端部間に嵌め込み
固定される基辺部2と同外装材1の端部間の開口を塞ぐ
表辺部3とで断面略T字型に形成される外装目地具であ
って、表辺部3の表面から両側端にわたる表側全面に耐
候性樹脂層4を被覆形成してなるものである。
【0028】該実施例の外装目地具においては、耐候性
樹脂層4が外装材1と同色に着色したシリコーンにて形
成されているが、該耐候性樹脂層4を塩素化ポリエチレ
ンにて形成しても良い。同耐候性樹脂層4以外の部分は
合成ゴムであるEPDM(エチレンプロピレンターポリ
マー)にて形成されて該耐候性樹脂層4と一体に押出成
形されている。この場合、耐候性樹脂層4以外の部分を
形成する合成ゴムとして、EPDMの他、EVA(エチ
レン酢ビゴム)、EPM(エチレンプロピレンゴム)等
を使用することもできるが、耐久性や成形性を考えると
前記EPDMが最適である。
【0029】又、外装材1の端部間の開口内に表辺部3
が入り込み、該表辺部3は屈曲してその両側端が同外装
材1の端面に当接される。同表辺部3の両側端には長手
方向で間隔をあけて切欠部5が形成されており、該切欠
部5の間隔は外装材1の表面に形成される模様凹溝6の
間隔に合致されている。又、表辺部3よりも裏側位置に
て基辺部2の両側より斜め表方へ突出した水止め係止片
部7が長手方向にわたって一体に延設されており、該両
水止め係止片部7は屈曲してその先端が外装材1の端面
に当接される。同水止め係止片部7の中程には屈曲用凹
溝8が長手方向にわたって形成されており、該屈曲用凹
溝8の位置で同水止め係止片部7は屈曲される。
【0030】又、外装材1の端部間の内底部分には目地
受部材9が取着固定されており、該目地受部材9に基辺
部2の先端部分が嵌合保持される。外装材1はその厚さ
寸法が18mmで横長の長方形状のセメント板でなり、外
壁下地面aに横貼り施工されるものである。その際、外
装材1の上下両端縁は相互に実結合部10を介して接合さ
れ、該外装材1の長手方向の端部相互間に一定巾で上下
方向に連続する目地間隔が形成さて、該目地間隔の内底
部分に前記目地受部材9が取着固定される。この場合、
外装材1の前記実結合部10の表面及び同外装材1の中程
部分の表面に各々、同巾寸法形状の上記模様凹溝6が形
成される。又、同外装材1は押出成形されたもので、そ
の長手方向に貫通した複数の中空開口部11を有してお
り、該中空開口部11は上記水止め係止片部7にて閉塞さ
れる。
【0031】又、基辺部2と表辺部3とでなる外装目地
具の本体部分は上述の如く一体に押出成形されたもので
あるが、この場合、表辺部3の両側端部分に耐候性樹脂
層4のみでなる延出辺部12が形成され、該延出辺部12の
範囲内で上記切欠部5が後加工によって形成されてい
る。したがって、該切欠部5においても耐候性樹脂層4
が露出することになって、同切欠部5における耐候性が
確保される。又、基辺部2の先端部分には突出辺部13が
形成され、該突出辺部13の両側面各々に上下二条のヒレ
条部14が突設されている。
【0032】又、上記目地受部材9は帯状板部15と該帯
状板部15の表側中央に長手方向にわたって突設される立
壁部16とで断面略逆T字型に形成され、該立壁部16の中
程に凹溝部17が形成され、該凹溝部17の両溝開口縁部分
に面取り状傾斜面18が形成され、同凹溝部17の両内側面
各々に上下二条の凸起条19が突設されている。該凹溝部
17内に上記基辺部2の突出辺部13が面取り状傾斜面18の
存在によってスムーズに挿入嵌合され、しかも、挿入嵌
合された後には凸起条19にヒレ条部14が係止されて、同
目地受部材9に上記基辺部2の先端部分が抜け外れない
ように確実に嵌合保持される。
【0033】同目地受部材9は柔軟なポリ塩化ビニルに
て押出成形されたものであるが、この場合、その帯状板
部15の部分にガルバリウム鋼板でなる薄板状の補強芯材
20がインサートされている。該帯状板部15の表面には上
記立壁部16の両側各々に二条の水止め凸条21が突設さ
れ、又、同帯状板部15の両側端縁には表側内方へ折り返
った水返し片22が長手方向にわたって形成され、該水止
め凸条21及び水返し片22が外装材1の裏面に圧接される
ことによって、同外装材1の裏側への水の侵入が防止さ
れる。この場合、帯状板部15の両側端縁付近の表面には
凹段部23が形成されており、該凹段部23内に前記圧接変
形される水返し片22が収容され、該水返し片22は弾性を
十分に保持した状態で薄く納められる。
【0034】なお、図1は目地間隔巾寸法Hが14mmの
場合の施工状態を示し、図4は目地間隔巾寸法Hが10
mmの場合の施工状態を示している。このように、目地間
隔巾寸法Hが異なる場合であっても、表辺部3の両側部
分の上方への屈曲度合い及び水止め係止片部7の屈曲用
凹溝8における上方への屈曲度合いが変化することによ
って、容易に対応することができる。又、図1の施工状
態においては、表辺部3の両側端及び水止め係止片部7
の先端が外装材1の端面に線接触状に当接されている
が、図4の施工状態においては、同表辺部3の両側端及
び水止め係止片部7の先端が各々の下位の部分をも含め
て外装材1の端面に面接触状に当接されている。
【0035】該実施例の外装目地具の施工手順は、例え
ば、次の通りである。まず、外壁下地面aの所定位置に
目地受部材9を配置固定し、この場合、その帯状板部15
の補強芯材20がインサートされた部分に釘(図示せず)
が打ち込まれて固定され、該目地受部材9の両側に外装
材1を並設施工して該外装材1の端部を前記帯状板部15
の両側部上に載置固定し、その後、同目地受部材9に基
辺部2と表辺部3とでなる外装目地具の本体部分を取り
付ける。このようにして、図1或いは図4に示す如き施
工状態となる。
【0036】したがって、該実施例の外装目地具におい
ては、表辺部3の両側端をも含めた露出する部分全面が
耐候性樹脂層4にて覆われることになってその耐候性が
向上され、該表辺部3の劣化や変色が防止されると共に
その弾性の低下も防止されるため、同表辺部3によって
外装材1の端部間の開口が長期にわたって防水性確実に
且つ外観良好に塞ぎ納められる。
【0037】又、該実施例の外装目地具においては、耐
候性樹脂層4を外装材1と同色に着色されたシリコーン
にて形成することによって、表辺部3の露出する部分全
面が外装材1と同色になり、目地部分が目立たないよう
に仕上げられる。又、施工時に表辺部3の表面を外装材
1の表面と共に塗装仕上げする場合には、同耐候性樹脂
層4を撥水性の高い前記シリコーンに代えて塩素化ポリ
エチレンにて形成することにより、塗料がはじかれずに
付着するようになって良好に塗装される。しかも、耐候
性樹脂層4以外の部分が合成ゴムにて形成されているた
め、その柔軟な弾性によって基辺部2の抜け外れが防止
されると共に防水性が向上され、又、該外装目地具の基
辺部2と表辺部3とでなる本体部分は押出成形によって
容易に一体に製作される。
【0038】又、外装材1の端部間の開口内に表辺部3
が入り込んで目地部分は目立たないように仕上げられる
と共に、同表辺部3は屈曲してその両側端が外装材1の
端面に当接され、該外装材1の端面との間に隙間が発生
しないよう確実に密閉されて防水性が向上される。しか
も、前記表辺部3の両側端に長手方向で間隔をあけて形
成した切欠部5を外装材1の模様凹溝6に対応配置させ
て施工することによって、同外装材1の模様凹溝6の部
分の表面から表辺部3の両側端が突出することを防止で
きる。
【0039】又、基辺部2の両側より斜め表方へ突出し
た水止め係止片部7が屈曲してその先端が外装材1の端
面に当接されるため、該外装材1の端面との間に隙間が
発生しないように確実に密閉されて防水性が向上され、
しかも、同基辺部2の抜け外れが確実に防止される。こ
の場合、水止め係止片部7がその中程に形成された屈曲
用凹溝8の位置にて屈曲されるため、該水止め係止片部
7は均等に屈曲してその先端が外装材1の端面に安定し
て当接され、しかも、同水止め係止片部7が根元部分か
ら屈曲してうまうこともなくその先端は表辺部3に重な
ることなく同外装材1の端面に確実に当接されて、防水
性が更に向上される。
【0040】又、外装材1の端部間の内底部分に取着固
定される目地受部材9に基辺部2の先端部分が嵌合保持
されるため、外装材1の端部間に同基辺部2は確実に嵌
め込み固定される。この場合、目地受部材9が上記の如
く形成されて、該目地受部材9の凹溝部17内に基辺部2
の突出辺部13が挿入嵌合されるため、外装材1の裏側へ
の水の侵入が防止されると共に前記嵌め込み固定作業も
簡単且つ確実なものとなる。
【0041】図5に示す外装目地具は、本発明の別の実
施例で、該実施例の外装目地具においては、水止め係止
片部7が中空形状に形成されており、したがって、該水
止め係止片部7の弾性的な強度は高く、上記実施例にお
ける作用効果がより確実に発揮される。又、この場合、
水止め係止片部7の中空部24の内下面にも上記屈曲用凹
溝8と同様の作用をなす補助屈曲用凹溝25が形成されて
いる。それ以外は上記実施例と同様に構成されていて、
上記実施例と同様の作用効果が奏される。
【0042】図6、図7に示す外装目地具は、本発明の
更に別の実施例で、該実施例の外装目地具においては、
基辺部2の先端部分の突出辺部13が短く形成されてその
両側面各々に一条だけヒレ条部14が突設されると共に、
目地受部材9の立壁部16も低く突設されてその両内側面
各々に一条だけ凸起条19が突設されている。したがっ
て、この場合は、上記実施例における外装材1に比して
厚さの薄い外装材1が使用されており、該外装材1はそ
の厚さ寸法が12mmで抄造により製造され、上記実施例
の如き中空開口部11を有していない。
【0043】又、該実施例の外装目地具においては、表
辺部3の両側端部分には上記実施例の如き延出辺部12が
形成されておらず、同表辺部3の両側端に耐候性樹脂層
4は薄厚状に被覆形成されている。又、外装材1の表面
には上記実施例の如き模様凹溝6が形成されないもので
あって、前記表辺部3の両側端に上記実施例の如き切欠
部5は形成されていない。又、図7は目地間隔巾寸法H
が14mmの場合の施工状態を示しているが、上記実施例
と同様に、目地間隔巾寸法Hが10mmの場合にも対応施
工される。それ以外は上記実施例と同様に構成されてい
て、上記実施例と同様の作用効果が奏される。
【0044】図8に示す外装目地具は、本発明の更に別
の実施例で、該実施例の外装目地具においては、基辺部
2全体が上記実施例に比して若干高く形成されており、
使用される外装材1の厚さ寸法は15mmである。したが
って、表辺部3と水止め係止片部7との間隔が広く確保
されており、該水止め係止片部7が表辺部3に重なるこ
とがないので、同水止め係止片部7には上記実施例の如
き屈曲用凹溝8が形成されていない。それ以外は上記実
施例と同様に構成されていて、上記実施例と同様の作用
効果が奏される。
【0045】図9に示す外装目地具は、本発明の更に別
の実施例で、該実施例の外装目地具においては、上記実
施例の如き目地受部材9を具備しておらず、基辺部2の
両側に突設される水止め係止片部7の先端が外装材1の
端面に圧接されることによって、該基片部2は外装材1
の端部間に嵌め込み固定される。又、表辺部3の両側端
部分が外装材1の端部表側縁部分に密接されて、該表辺
部3により同外装材1の端部間の開口が密閉状に塞がれ
る。なお、該実施例の外装目地具において、シリコーン
でなる耐候性樹脂層4以外の部分は軟質のポリ塩化ビニ
ルにて形成されており、又、使用される外装材1は金属
サイディングである。したがって、該実施例の外装目地
具においても、表辺部3の露出する部分全面が耐候性樹
脂層4にて覆われることになってその耐候性が向上さ
れ、該表辺部3の劣化変色が防止されると共にその弾性
の低下も防止されて、同表辺部3によって外装材1の端
部間の開口が長期にわたって防水性確実に且つ外観良好
に塞ぎ納められる。
【0046】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の外
装目地具においては、表辺部の露出する部分全面が耐候
性樹脂層にて覆われることになってその耐候性が向上さ
れ、該表辺部の劣化変色が防止されると共にその弾性の
低下も防止されて、同表辺部によって外装材の端部間の
開口が長期にわたって防水性確実に且つ外観良好に塞ぎ
納められる。
【0047】又、本発明の請求項2記載の外装目地具に
おいては、特に、耐候性樹脂層が外装材と同色に着色さ
れたシリコーンにて形成されており、表辺部の露出する
部分全面が外装材と同色になって、目地部分が目立たな
いように仕上げられる。
【0048】又、本発明の請求項3記載の外装目地具に
おいては、特に、耐候性樹脂層が塩素化ポリエチレンに
て形成されており、施工時に表辺部の表面を外装材の表
面と共に塗装仕上げする際、塗料がはじかれずに付着し
て良好に塗装される。
【0049】又、本発明の請求項4記載の外装目地具に
おいては、特に、耐候性樹脂層以外の部分が合成ゴムに
て形成されており、その柔軟な弾性によって基辺部の抜
け外れが防止されると共に防水性が向上され、又、該外
装目地具は押出成形によって容易に一体に製作される。
【0050】又、本発明の請求項5記載の外装目地具に
おいては、特に、外装材の端部間の開口内に表辺部が入
り込んで目地部分は目立たないように仕上げられ、又、
同表辺部は屈曲してその両側端が外装材の端面に当接さ
れ、該外装材の端面との間に隙間が発生しないように確
実に密閉されて防水性が向上される。
【0051】又、本発明の請求項6記載の外装目地具に
おいては、特に、上記表辺部の両側端に長手方向で間隔
をあけて形成した切欠部を外装材の模様凹溝に対応配置
させて施工することによって、同外装材の模様凹溝の部
分の表面から表辺部の両側端が突出することを防止でき
る。
【0052】又、本発明の請求項7記載の外装目地具に
おいては、特に、基辺部の両側より斜め表方へ突出した
水止め係止片部が屈曲してその先端が外装材の端面に当
接され、該外装材の端面との間に隙間が発生しないよう
に確実に密閉されて防水性が向上され、しかも、同基辺
部の抜け外れが確実に防止される。
【0053】又、本発明の請求項8記載の外装目地具に
おいては、特に、上記水止め係止片部はその中程に形成
された屈曲用凹溝の位置にて屈曲され、該水止め係止片
部は均等に屈曲してその先端が外装材の端面に安定して
当接され、又、同水止め係止片部が根元部分から屈曲し
てうまうこともなくその先端は表辺部に重なることなく
同外装材の端面に確実に当接されて、防水性が更に向上
される。
【0054】又、本発明の請求項9記載の外装目地具に
おいては、特に、上記水止め係止片部が中空形状に形成
されてその弾性的な強度は高く、上記作用効果が確実に
発揮される。
【0055】又、本発明の請求項10記載の外装目地具に
おいては、特に、外装材の端部間の内底部分に取着固定
される目地受部材に基辺部の先端部分が嵌合保持され
て、外装材の端部間に同基辺部は確実に嵌め込み固定さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である外装目地具の施工状態
を示す断面図である。
【図2】同施工状態における要部分解斜視図である。
【図3】同外装目地具の分解断面図である。
【図4】同外装目地具の異なる施工状態を示す断面図で
ある。
【図5】別の実施例である外装目地具の分解断面図であ
る。
【図6】更に別の実施例である外装目地具の分解断面図
である。
【図7】同外装目地具の施工状態を示す断面図である。
【図8】更に別の実施例である外装目地具の分解断面図
である。
【図9】更に別の実施例である外装目地具の施工状態を
示す断面図である。
【図10】本発明の従来例である外装目地具の施工状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 外装材 2 基辺部 3 表辺部 4 耐候性樹脂層 5 切欠部 6 模様凹溝 7 水止め係止片部 8 屈曲用凹溝 9 目地受部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装材の端部間に嵌め込み固定される基
    辺部と同外装材の端部間の開口を塞ぐ表辺部とで断面略
    T字型に形成される外装目地具であって、表辺部の表面
    から両側端にわたる表側全面に耐候性樹脂層を被覆形成
    してなる外装目地具。
  2. 【請求項2】 耐候性樹脂層を外装材と同色に着色した
    シリコーンにて形成したことを特徴とする請求項1記載
    の外装目地具。
  3. 【請求項3】 耐候性樹脂層を塩素化ポリエチレンにて
    形成したことを特徴とする請求項1記載の外装目地具。
  4. 【請求項4】 耐候性樹脂層以外の部分を合成ゴムにて
    形成して該耐候性樹脂層と一体に押出成形したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の外
    装目地具。
  5. 【請求項5】 外装材の端部間の開口内に表辺部が入り
    込み、該表辺部は屈曲してその両側端が同外装材の端面
    に当接するものであることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一つの請求項記載の外装目地具。
  6. 【請求項6】 表辺部の両側端に長手方向で間隔をあけ
    て切欠部を形成し、該切欠部の間隔を外装材の表面に形
    成される模様凹溝の間隔に合致させたことを特徴とする
    請求項5記載の外装目地具。
  7. 【請求項7】 表辺部よりも裏側位置にて基辺部の両側
    より斜め表方へ突出した水止め係止片部を長手方向にわ
    たって一体に延設してなり、該両水止め係止片部は屈曲
    してその先端が外装材の端面に当接するものであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つの請求項記載
    の外装目地具。
  8. 【請求項8】 水止め係止片部の中程に屈曲用凹溝を長
    手方向にわたって形成したことを特徴とする請求項7記
    載の外装目地具。
  9. 【請求項9】 水止め係止片部を中空形状に形成したこ
    とを特徴とする請求項7又は8記載の外装目地具。
  10. 【請求項10】 外装材の端部間の内底部分に取着固定さ
    れて基辺部の先端部分を嵌合保持する目地受部材を具備
    することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つの請
    求項記載の外装目地具。
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