JP4818138B2 - 目地の防水構造 - Google Patents

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本発明は、建物外壁における外壁パネル間の目地の防水構造に関する。
従来、外壁パネル間の目地には、バックアップ材とシーリング材とによる湿式の防水処理が行われている。こうした湿式による防水工法は、作業者に熟練を要し、作業者によっては品質が安定しないこと、シーリング材の乾燥や施工時期が天候に左右されるなどにより工期が長くなりがちであること、等の問題があり、この問題を解決する乾式による防水工法も提案されている。下記特許文献1に開示される防水構造がその例で、左右の外壁パネル間の縦目地には、パネルを構成する下地桟と外壁面材の間に一側縁を挟み込んだ縦目地防水シートの他側縁同士を突き合せて結合状態に設け、上下の外壁パネル間の横目地においては、下パネルの上端に下地桟と外壁面材との間に下縁を挟み込んだ下横目地防水シートを下地桟の上方張出部分上に延ばして、その側端を縦目地防水シートの表側に重ねる一方、上パネルの下端に下地桟と外壁面材との間に上縁を挟み込んだ上横目地防水シートを下地桟の下方張出部分上に延ばして、その側端を縦目地防水シートの裏側に重ね、胴差防水シートを上縁が上側の横目地防水シートの裏側に、下縁が下側の横目地防水シートの表側に重なるように設けると共に、胴差外壁材を胴差防水シートの表側に重ねて上下の上記張出部分に取付け、胴差外壁材の上下2本の横目地と縦目地にゴム状弾性体からなる目地仕上げ材を嵌合させた構造よりなっている。
特開平7−62831号
乾式による防水構造は、湿式による防水構造に比べ、作業者に熟練を必要とせず、施工が容易であること、シーリング材の乾燥による養生が不要で、天候にかかわらず施工ができ、工期を短くできること、メンテナンスが容易であることなどの利点があるが、上述する特許文献1に開示される防水構造では、縦目地や横目地の防水シート、胴差防水シートなど各種の防水シート、胴差外壁材、目地仕上材など各種の部材が必要であり、しかも縦目地や横目地の防水シートを下地桟と外壁面材の間に挟み込んだり、横目地防水シートの側端を縦目地防水シートの表或いは裏側に重ねる工程や、縦目地防水シートの他側縁同士を突き合せて結合する作業、胴差防水シートを上下縁が横目地防水シートの表裏に重なるように設ける作業、胴差外壁材を取付ける作業、胴差外壁材の上下の横目地と縦目地に目地仕上げ材を嵌合させる作業など各種の作業が必要である。
本発明は、乾式の防水工法において、使用する部品点数を少なくして防水構造を簡素化し、かつ作業数を少なくして施工を容易にし、短時間で施工することができる防水構造を提供することを目的とする。
請求項1に係わる発明は、下地材に外壁面材を張り付けた外壁パネルを左右並びに上下に並設すると共に、上下の外壁パネル間には外壁材を外壁面材より張り出す下地材の張出部分に装着して取付けた建物外壁のパネル間の縦目地及び外壁材上下の横目地の防水構造であって、上部が屋内側に突き出すL形断面の段部に形成されると共に、下端が屋外側に折曲されて突出する突出部に形成され、段部先端を上側の左右に隣接する外壁パネルの下地材下に縦目地を下側から覆うようにして介在させると共に、突出部を下側の左右に隣接する外壁パネルの外壁面材上端面に接合させ、かつ上記外壁材の裏側に位置するプレート状の金属製又は樹脂製の防水役物と、上記縦目地3及び外壁材上下の横目地に装着されるシール材よりなり、上記防水役物の上記段部には、屋外側に止水材が取付けられ、また防水役物下縁には、屋内側に止水材が取付けられることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、外壁材には下地材の張り出し部分及び防水役物に接合する屋内側の接合面に止水材が取付けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明の防水構造は、乾式であることにより湿式による防水構造に比べ、前述するような種々の利点を有するほか、特許文献1に開示される乾式の防水構造に比べても防水役物のほか、目地に装着されるシール材よりなるだけであるから、構造が簡単で、作業数も少なく施工が容易であり、短時間で施工することができる。また、雨水が防水役物に侵入するようなことがあっても、防水役物の下縁及び段部に取付けられる止水材によって防水役物の内外がシールされることにより室内への漏水が防止される。
請求項に係る発明によると、外壁材上下の目地のシール材との間の隙間より雨水が侵入するようなことがあっても、外壁材に取付けた止水材が下地材の張出し部分に接合することによりシールされ、室内への漏水が防止される。
以下、本発明の実施形態について図面により説明する。
図1は、外壁パネル1を1、2階の上下かつ左右に並設した建物外壁の一部を示すもので、1、2階の上下の外壁パネル1間の胴差部分には外壁材2が取付けられ、また左右の外壁パネル1間の縦目地3にはゴム又は樹脂製の縦シール材4が、外壁材上下の横目地5には同じくゴム又は樹脂製の横シール材6がそれぞれ装着されている。図示する例で横シール材6は縦目地3を横断し、縦シール材4は横シール材6により分断されて取付けられているが、縦シール材4が横目地5を縦断し、横シール材6が縦シール材4により分断されて取付けられるようにしてもよい。
図2は、図1のA−A線における断面を示すものであり、図3は外壁材2と縦シール材4及び横シール材6を取付ける前の状態の外壁パネル1と防水役物8を示すもので、外壁パネル1は、縦下地材と横下地材を矩形に組合せた下地桟1aと、該下地桟1aの屋外側に下地桟1aの上下縁がはみ出るようにして張り付けた外壁面材1bよりなり、外壁面材1bの上下よりはみ出る下地桟1aの上下縁が張出し部分1cとなっている。
防水役物8は、例えばステンレス等の金属製又はポリプロピレンPP、ポリエチレンPE、ポリアミドPA、ポリアセタールPOM、アクリルニトリル/エチレン/スチレンAES等の硬質樹脂製で、図4に示すように、上部が屋内側に突き出すL形断面の段部8aに形成されると共に、下端が屋外側に突出する突出部8bに形成され、段部8aには屋外側の両サイドにL形断面の止水材11が貼着され、また下縁の屋内側両サイドに止水材12が貼着されている。
外壁材2は外壁パネル1の外壁面材1bと同じ材質で形成され、屋内側の四囲には図5に示すように止水材13が取付けられている。
上述する防水役物8又は外壁材2に使用される止水材は、EPDM等の合成ゴムやポリエチレン、ウレタン、塩ビ等の樹脂製発泡体であることが好ましい。
縦シール材4及び横シール材6は共に、図示する例においては、外壁パネル1の外壁面材1bの側端面、外壁材2の側端面に弾接するリップを複数突設した断面形状よりなっているが、この断面形状に限定されるものではなく、その形状は任意とされる。
次に上記外壁パネル1を用いた建物外壁の施工法について説明する。
先ず外壁パネル1を左右かつ上下に一定間隔を存して建物外壁の構造体15上のフレーム16に並設させる。その後、防水役物8の段部先端を上側の左右に隣接する外壁パネル1の下地桟1aの張出し部分1c下に縦目地3を下側から覆うようにして介挿し、段部8aを張出し部分1cの下縁コーナに当て、ついで防水役物下縁を下側の外壁パネル1の張出し部分1c上に置き、突出部8bを下側の左右に隣接する外壁パネルの外壁材端面に縦目地3を上端から塞ぐようにして接合させる。図3に示すような防水役物8の取付けは、上述する例では、外壁パネル1を左右かつ上下に一定間隔を存して並設したのちに行っているが、下側の外壁パネル1を左右に並設したのちに防水役物8を取付け、その後に上側の外壁パネル1を組付けるようにしてもよい。
図3に示すように1、2階に外壁パネル1を並設し、防水役物8を取付けたのち、上下の外壁パネル間の張出し部分1cに外壁材2を防水役物上に載せて取付け、その後、外壁材上下の横目地5と外壁パネル間の縦目地3に上述する横シール材6と縦シール材4を装填する。装填の順はどちらが先になっても差し支えない。
以上のようにして縦目地3及び横目地5の防水処理が行われる。
本実施形態の防水構造によれば、乾式であることにより雨天にかかわらず施工することができ、湿式におけるようなシーリング材の乾燥による養生が不要であり、メンテナンスが容易であること、外壁パネルを取付けたのち、防水役物を取付けて外壁材を取付け、ついで目地にシール材を装填するだけであるから、防水構造が簡素であり、作業手順が少なく、作業に熟練を要しないから施工が容易かつ短時間で行えること等の効果を奏する。
左右かつ上下に外壁パネルを並設した建物外壁の一部を示す斜視図 図1のA−A線断面図 防水役物を取付けた外壁パネルの斜視図 防水役物の斜視図 外壁材の屋内側斜視図
符号の説明
1・・外壁パネル
1a・・下地材
1b・・外壁面材
1c・・張出し部分
2・・外壁材
3・・縦目地
4・・縦シール材
5・・横目地
6・・横シール材
8・・防水役物
8a・・段部
8b・・突出部
11、12、13・・止水材
15・・構造体
16・・フレーム

Claims (2)

  1. 下地材1aに外壁面材1bを張り付けた外壁パネル1を左右並びに上下に並設すると共に、上下の外壁パネル1間には外壁材2を外壁面材1bより張り出す下地材1aの張出部分1cに装着して取付けた建物外壁のパネル間の縦目地3及び外壁材2上下の横目地5の防水構造であって、上部が屋内側に突き出すL形断面の段部8aに形成されると共に、下端が屋外側に折曲されて突出する突出部8bに形成され、段部先端を上側の左右に隣接する外壁パネル1の下地材1a下に縦目地3を下側から覆うようにして介在させると共に、突出部8bを下側の左右に隣接する外壁パネル1の外壁面材上端面に接合させ、かつ上記外壁材2の裏側に位置するプレート状の金属製又は樹脂製の防水役物8と、上記縦目地3及び外壁材上下の横目地5に装着されるシール材4、6よりなり、上記防水役物8の上記段部8aには、屋外側に止水材11が取付けられ、また防水役物下縁には、屋内側に止水材12が取付けられることを特徴とする目地の防水構造。
  2. 外壁材2には下地材1aの張り出し部分1c及び防水役物8に接合する屋内側の接合面に止水材13が取付けられることを特徴とする請求項記載の目地の防水構造。
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