JP2003313964A - 建物における水漏れ防止装置 - Google Patents
建物における水漏れ防止装置Info
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- JP2003313964A JP2003313964A JP2002119976A JP2002119976A JP2003313964A JP 2003313964 A JP2003313964 A JP 2003313964A JP 2002119976 A JP2002119976 A JP 2002119976A JP 2002119976 A JP2002119976 A JP 2002119976A JP 2003313964 A JP2003313964 A JP 2003313964A
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Abstract
屋上床の周縁から立ち上げられて、その上端が外壁パネ
ルや開口外枠等の外装材の下端に当接する防水擁壁の防
水構造及びその防水構造に使用される水漏れ防止装置に
関するものである。 【構成】建物の壁面(W)側に取付けるための立ち上がり
部(1′)と前下がりの傾斜平面部(1″)を一体に成形した
覆蔽部材(1)と、傾斜平面部を有する差込体(3′)と吹込
み防止用の縦片部(3″)を一体成形した吹込み防止部材
(3)とから成り、覆蔽部材(1)の深溝形の受入口(2)に対
して差込体(3′)を差し込んで吹込み防止部材(3)を脱着
自在に取付けできるようにした構成。
Description
バルコニー床又は屋上床の周縁から立ち上げられて、そ
の上端が外壁パネルや開口外枠等の外装材の下端に当接
する防水擁壁の防水構造及びその防水構造に使用される
水漏れ防止装置に関するものである。
常は防水シートや塩化ビニール鋼板等からなる防水層が
敷設されている。すなわち、外部床は、その周縁が立ち
上げられて、上端が外壁や手摺壁等の表面を構成する外
壁パネル、或いは開口部外枠等の各種外装材の下端に突
き当てられている。そして、防水シート等は立ち上がり
部分の表面に延設され、その上端まで貼着されることに
より、防水擁壁が形成されている。この場合、防水擁壁
の表面よりもやや後退するように設けられている。この
ような防水擁壁と外装材との境界部分を止水するため、
防水擁壁と外装材との境界部分の止水が図られる。
50703号において、外部周縁に立ち上げられた防水
擁壁とその上方に設けられた外装材との境界部分を確実
にし得る防水擁壁の防水構造と、それに用いる水切りを
提供するために、防水擁壁の上端部にブラケットと共に
固定されるレールと、ブラケットに係合されるカバーと
から構成され、レールの上半部にはシーリング受け部の
上縁が外装材の下端に当接するように配置し、ブラケッ
トの表側にカバーを係合させた後、外装材の下端とカバ
ーの水切り面との間にシーリングを施す発明も提案され
ている。
壁の上端と外装材の下端に当接されたシーリング受け部
が、バックアップ材及びシーリング材を確実に受け止め
ることシーリング材を確実に受け止め面には機能する
が、この発明はもちろんのこと、従来の水切りにあって
は、外方への出っ張りは少ないので防水シートへの吹き
込みを防ぐことはできない。
りがあり、立ち上がりの奥までの完全施工が非常に困難
で時間と手間の浪費が多く終了後の見栄えも良くなく、
且つ経年後の改修時等の場合などにはより以上施工が困
難で施工後の見栄えも良く仕上がらない。外方への出っ
張りは少ないので防水シートへの吹き込みを防ぐことは
できない。
課題を解決し、且つ本発明の目的を達成するために提案
するものである。
て、建物の壁面側に取付けるための立ち上がり部と覆蔽
部となる前下がりの傾斜平面部を一体に成形した覆蔽部
材と、傾斜平面部と吹込み防止用の縦壁面部を一体成形
した吹込み防止部材とから成り、前記の覆蔽部材におけ
る傾斜平面部の一端の縁辺に深溝形の受入口を成形し、
これに吹込み防止部材の差込体を差し込んで脱着自在に
取付けられるようにしたものである。
おける水漏れ防止装置において、覆蔽部材の前下がりの
傾斜平面部と、その受入口に差し込んだ吹込み防止部材
の差込体とを、左右両端から比較的近い距離で抜け止め
用の凹凸部を成形したものである。
おける水漏れ防止装置において、覆蔽部材の前下がりの
傾斜平面部と、その受入口に差し込んだ吹込み防止部材
の差込体との左右横方向に凹凸条溝を成形したものであ
る。
る。1は建物の壁面側に取付けるための立上り部1′と
覆蔽部となる所定の角度θで前下がりになっている傾斜
平面部1″を一体に成形した覆蔽部材であり、ステンレ
ス板、アルミ板、鋼板等で製作してある。且つその前下
がり前端の縁辺には深溝形の受入口2が形成されてい
る。この受入口は図2〜図4の場合、一枚板を複数に折
り返して奥行きが深い溝型を形成したものを示すが、別
体の部材で深溝型の受入口2を形成することもできる。
この場合、当該受入口の下板の部位は上板の部位より多
少の長さP(約2〜5mm)だけ出っ張らせてある。前
記の覆蔽部材1及び吹込み防止部材3はステンレス板、
アルミ板、鋼板等の比較的薄板で製作してある。
平面差込体3′と吹込み防止用の縦壁面部3″を一体に
成形した吹込み防止部材であり、前記覆蔽部材と同じ材
質で製作するものである。4は吹込み防止部材3の縦辺
部他端部位を内側に折り返して形成した折返し部であ
る。
これに対して吹込み防止部材3を脱着自在に取付けた
後、覆蔽部材1と吹込み防止部材3とが簡単には外れな
いようにするための小突起形の凹凸部である。この凹凸
部の成形は、前記覆蔽部材と吹込み防止部材の左右両端
から比較的近い距離Sで小突起の雄型とこれを受ける雌
型を有するペンチ・ヤットコのような手動工具によって
行う。
部材3をアルミ抽出成形材で製作したものを示し、この
場合は当該覆蔽部材に差込む吹込み防止部材の平面部
3″の左右横幅方向に凸条溝50(又は凹条溝50′)
を成形し、これに差込み掛合する凹条溝50′(又は凸
条溝50)を成形したものを示す。
防止部材の平面差込体3′との隙間Gに詰めて塞ぐため
のシール材、7は覆蔽部材1の立上り部1′を建物の壁
面W側に取付けるための木ねじ等の止め具、8はその止
めねじの挿入孔、9はベランダの防水層、9は床面の防
水層、10は壁面Wの立上がり部の防水層、11は覆蔽
部1の立上り部1′の上方と下方にわたって配置した補
助板であり、その下部に壁面Wから離反する浮上がり部
11′を形成してある。12は補助板11の下部浮上が
り部11′と立上り防水層10との間に詰めたシール材
である。
合は、当該吹込み防止部材を手前側に強く引っ張ると覆
蔽部材1と吹込み部材3の凹凸部材5・5′又は凹凸条
溝50・50′の掛合が外れ、吹込み防止部材3が覆蔽
部材1から引き離される。
蔽部材1をベランダなどの床面の防水層9から連続して
立ち上がっている立上り防水層10の上端の直上位置に
合わせて配置し、当該覆蔽部材をその立ち上がり部1′
の孔8に止めねじ7を通して建物の壁面Wに取付けて固
定する。
を覆蔽部材1の深溝形受入口2に奥まで差し込んで手動
工具を用い、当該覆蔽部材と吹込み防止部材の左右両端
から10mm前後の近い距離Sで凹凸部5・5′を形成
して位置決めする。そして、吹込み防止部材3の差込体
3′が差し込まれている覆蔽部材の受入口2にシール材
6でシールする。さらに、覆蔽部材の立ち上がり部1′
の基部底面と立上り防水層9の上端との間にシール材1
2でシールすることによって組立てが完了する。組立完
了後における吹込み防止部材の縦壁面部3″と建物の立
ち上がり防水層10までの奥行き距離Eは約5cm程度
に設定する。
合は、当該吹込み防止部材を手前側に強く引っ張ると覆
蔽部材1と吹込み防止部材3の凹凸部5・5′の掛合が
外れ、吹込み防止部材3が覆蔽部材1から引き離され
る。
た覆蔽部材1の左右いずれかの端面に吹込み防止部材3
を左右いずれかの端面を向け、凹凸条溝50・50′を
位置させて中に押し込むことによって、組立が完了す
る。
部材3を外す場合は、当該吹込み防止部材を凹凸条溝方
向に引っ張ると覆蔽部材1と吹込み防止部材3の凹凸条
溝50・50′の掛合が外れ、吹込み防止部材3が覆蔽
部材1から引き離される。
早くより完全に近い納まりが保証される。また、経年後
の改修工事等において、建物本体を傷めること無く、改
修工事などの作業を行うことができる。この場合、吹込
み防止部材を取り外し、作業終了後に吹込み防止部材を
再び差込んで凹凸部材を掛合して抜けないように固定す
る。なお、前記の吹込み防止部材が雨水に曝されて損傷
が激しい場合は、覆蔽部材をそのまま使い、吹込み防止
部材だけを新しいものに交換するだけで済むのでコスト
の低減が図れる。
正面図である。
構成する覆蔽部材の斜視図である。
構成する吹込み防止部材の斜視図である。
ある。
具 8 覆蔽部材の立ち上がり部にあけたねじ孔 9 ベランダ等における床面の防水層 10 防水立ち上がり部の防水層 11 補助板 12 シール材 50 凸条溝 50′凹条溝
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の壁面(W)側に取付けるための立ち
上がり部(1′)と覆蔽部となる前下がりの傾斜平面部
(1″)を一体に成形した覆蔽部材(1)と、傾斜平面差込体
(3′)と吹込み防止用の縦壁面部(3″)を一体成形した吹
込み防止部材とから成り、覆蔽部材(1)における傾斜平
面部(1″)の前端縁辺に深溝形の受入口(2)を成形し、こ
れに吹込み防止部材(3)の平面差込体(3′)を差し込んで
脱着自在に取付けられるようにしたことを特徴とする建
物における水漏れ防止装置。 - 【請求項2】 覆蔽部材(1)の前下がりの傾斜平面部
(1″)と、その受入口(2)に差し込んだ吹込み防止部材
(3)の平面差込体(3′)とを、左右両端から比較的近い距
離(S)で抜け止め用の凹凸部(5・5′)を成形した請求項
1記載の建物における水漏れ防止装置。 - 【請求項3】 覆蔽部材(1)の前下がりの傾斜平面部
(1″)と、その受入口(2)に差込む吹込み防止部材の差込
体(3′)との左右横方向に、凹凸条溝(50・50′)を成形
した請求項1記載の建物における水漏れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119976A JP2003313964A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 建物における水漏れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119976A JP2003313964A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 建物における水漏れ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003313964A true JP2003313964A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29536328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002119976A Pending JP2003313964A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 建物における水漏れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003313964A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104131660A (zh) * | 2014-01-10 | 2014-11-05 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 一种屋面防水泛水收口的处理方法及结构 |
CN108678195A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-10-19 | 沈阳建筑大学 | 一种建筑外墙防雨防潮透气装置 |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119976A patent/JP2003313964A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104131660A (zh) * | 2014-01-10 | 2014-11-05 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 一种屋面防水泛水收口的处理方法及结构 |
CN108678195A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-10-19 | 沈阳建筑大学 | 一种建筑外墙防雨防潮透气装置 |
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