JP2015151693A - 堰止構造及び堰止方法並びに防水面材の取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
防水ファスナー70(170,270)を利用したので、防水面材60(160,260)と防水シート50(150,250)との連結部における止水性・水密性を防水ファスナー70(170,270)によって実現することができ、防水面材60(160,260)及び防水シート50(150,250)からなる堰止壁の遮水性を高く実現することができる。
防水ファスナー70(170,270)による防水面材60(160,260)と防水シート50(150,250)の連結を解除すれば、防水面材60(160,260)を防水シート50(150,250)から外すことによって、防水シート50(150,250)を折り畳むことができる。そのため、防水シート50(150,250)が出入口2(102,202)の通行の邪魔になることを防止することができる。
U字型帯状に形成された防水シート50の外縁が出入口の左側部4、床部3及び右側部4に水密性を有する状態に取り付けられるので、堰止壁と出入口2の内縁との間における止水性・水密性を実現することができる。
また、防水ファスナー70の開閉によって堰止壁の構築及び解体を簡単に行うことができる。
左右一対の防水シート150(250)が出入口102(202)の左側部104(204)及び右側部104(204)にそれぞれ水密性を有する状態に取り付けられるので、堰止壁と出入口102(202)の左右側部との間における止水性・水密性を実現することができる。
第一エレメント列271と第二エレメント列272の噛み合いを解除すれば、堰止壁を解体することができるので、堰止壁の解体が容易である。また、堰止壁が解体された状態では、防水面材260が折られた状態で凹部に収納されるので、防水面材260の保管場所を確保することができる。
防水面材260を上に引き上げて、第一エレメント列271と第二エレメント列272を噛み合わせることで堰止壁を構築することができるので、堰止壁の構築が容易である。
防水ファスナー70(170,270)を利用したので、防水面材60(160,260)と防水シート50(150,250)との連結部における止水性・水密性を実現することができ、防水面材60(160,260)及び防水シート50(150,250)からなる堰止壁の遮水性を高く実現することができる。
防水ファスナー70(170,270)による防水面材60(160,260)と防水シート50(150,250)の連結を解除すれば、防水面材60(160,260)を防水シート50(150,250)から外して、防水シート50(150,250)を折り畳むことができる。そのため、防水シート50(150,250)が出入口2(102,202)の通行の邪魔になることを防止することができる。
図1及び図2は、建造物1の出入口2に設けられた堰止構造10を示した斜視図である。図3及び図4は、出入口2の側部の下部における水平断面図である。図5及び図6は、出入口2の中心に沿った鉛直断面図である。図7は、図1の一部(堰止構造10の右下部分)を拡大して示した図である。
図1及び図3に示すように、側部帯状片54が上下方向に沿って設けられ、二つのブラケット47によって収納凹部43内に取り付けられている。ブラケット47は上下方向に向かって見てL字型の断面形状を有している。それらブラケット47が収納凹部43を前後に区切るようにして収納凹部43内に配置され、側部帯状片54の外側の縁部がそれらブラケット47の間に挟み込まれており、それらブラケット47がケーシング40のウエブ41に締結されている。側部帯状片54がブラケット47によって挟まれた状態でブラケット47がウエブ41に締結されているので、側部帯状片54と出入口2の側部4との間の水密性・止水性が確保される。その水密性・止水性は、側部帯状片54の外側の縁部の上端から下端にかけて実現されている。つまり、ブラケット47は、側部帯状片54の上端から下端にかけて上下に延在する。
防水面材60は長方形状又は正方形状に形作られている。防水面材60が遮水性を有し、水が防水面材60を通過しない。防水面材60は可撓性を有し、防水面材60を丸めたり、曲げたり、折り畳んだりすることができる。防水面材60の全体が可撓性を有してもよいし、防水面材60の一部が可撓性を有し、残りの一部が硬質(非可撓性)を有していてもよい。例えば、防水面材60の中央部が硬質であり、防水面材60の周縁部(特に、下縁部、左縁部及び右縁部)が可撓性を有してもよい。
防水ファスナー70は第一エレメント列(第一務歯列)71、第二エレメント列(第二務歯列)72及びファスナースライダー73等を有する。
まず、ロアカバー80を収納凹部33から取り外すとともに、サイドカバー90を収納凹部43から取り外す。
次に、防水シート50を収納凹部33,43から出入口2の内側へ引き出して伸ばす。つまり、下部帯状片53及び左右の側部帯状片54を出入口2の内側へ伸ばす。
次に、第一エレメント列71の一端を第二エレメント列72の一端に組む。そして、防水面材60を広げながら、ファスナースライダー73をエレメント列71,72の一端から他端へエレメント列71,72に沿ってスライドさせる。これにより、防水ファスナー70を閉じて、防水面材60を防水シート50に連結する。
まず、ファスナースライダー73をエレメント列71,72に沿ってスライドさせることによって、防水ファスナー70を開く。これにより、防水面材60を防水シート50から取り外す。
次に、防水シート50を折り畳んで収納凹部33,43内に収納する。
次に、ロアカバー80を収納凹部33に被せて、サイドカバー90を収納凹部43に被せて、防水シート50をロアカバー80及びサイドカバー90によって覆う。
次にロアカバー80を固定具83によって床部3に固定し、サイドカバー90を固定具93によって側部4に固定する。
次に、防水面材60を折り畳む。
(1) 防水ファスナー70を利用したので、防水面材60の着脱が容易である。つまり、防水面材60及び防水シート50を広げて、防水ファスナー70を閉めるだけで、防水面材60を防水シート50に簡単に連結することができる。逆に、防水ファスナー70を開くだけで、防水面材60を防水シート50から簡単に取り外すことができる。
上記実施形態の変形例について説明する。変形例については、上述のように構成された堰止構造10から変更した点の説明をする。変更点以外は上述の堰止構造10の構成と同様であるので、変更点以外の説明を省略する。
上記実施形態では、図3及び図4に示すように、ロアカバー80を取り外すことができた。
それに対して、変形例1では、図8に示すように、ロアカバー80が平板状に形成され、ロアカバー80の前側又は後ろ側の縁が出入口2の床部3(特に、ケーシング30のフランジ32)にヒンジ84によって連結されている。こうすることでロアカバー80を開閉することができる。サイドカバー90及び出入口2の側部4についても同様である。
上記実施形態では、図3に示すように、ケーシング40が出入口2の側部4の溝に嵌め込まれていた。それに対して、変形例2では、図9に示すように、ケーシング40のウエブ41が側部4の表面(つまり、出入口2の側面)に面接触した状態でその側部4に取り付けられている。床部3に設けられたケーシング30についても同様である。
なお、図9ではケーシング40の幅が出入口2を囲んだ建造物1の壁等の厚さにほぼ等しいが、ケーシング40の幅が建造物1の壁等の厚さよりも狭くてもよいし、広くてもよい。
上記実施形態では、図3〜図6に示すように、防水シート50がケーシング30,40に取り付けられ、ケーシング30,40が出入口2の床部3、側部4にそれぞれ取り付けられていた。それに対して、変形例3では、図10に示すように、防水シート50が床部3及び側部4に直接取り付けられている。つまり、ケーシングが側部4の溝4aに嵌め込まれておらず、溝4aの底に側部帯状片54の外側の縁部がブラケット47によって挟まれた状態でブラケット47が溝4aの底にネジ等によって締結されることによって、側部帯状片54の外側の縁部がブラケット47によって溝4aの底に取り付けられている。下部帯状片53についても同様である。
変形例4では、出入口2が扉の開口部又は窓の開口部である。つまり、図11に示すように、枠体(例えば、窓枠、サッシ、ドア枠)5が出入口2の縁に沿って取り付けられ、開閉体(例えば開き戸、引き戸、引違い戸、折り戸、引違い窓)6がその枠体5に開閉可能に組み付けられている。枠体5は、上枠、下枠及び左右の縦枠を矩形状に枠組みしたものである。開閉体6の開閉方式は例えば開き戸式、両開き式、引き戸式、引き違い式である。
図12に示すように、側部帯状片54の外側の縁部と共にシール(例えば、薄板状ゴム弾性材、接着剤、両面粘着テープ等)48がブラケット47によって挟まれている。また、ブラケット47とケーシング40のウエブ41との間にシール(例えば、薄板状ゴム弾性材、接着剤、両面粘着テープ等)49が挟まれた状態で、ブラケット47がケーシング40のウエブ41に締結されている。図12に示すように、シール48とシール49が一体成形され、シール48とシール49の境界部において折られている。なお、シール48とシール49が別々の部材であってもよい。
下部帯状片53とケーシング30との取付についても同様にシールを用いてもよい。
図13に示すように、側部帯状片54の外側の縁部が折り曲げられて、側部帯状片54の外側の縁部がブラケット47とケーシング40のウエブ41との間に挟まれてもよい。このようにすることによって、側部帯状片54とケーシング40の取付部分の止水性・水密性が更に向上する。
下部帯状片53とケーシング30との取付についても同様にシールを用いてもよい。
上記実施形態では、図1及び図7に示すように、防水シート50の角部に撓み51が形成されていることによって、防水シート50の内縁を伸張させずに防水シート50を曲げて収納凹部33,43内に収納することができた。それに対して、変形例7では、図14に示すように、防水シート50の内縁の角部にノッチ52が形成されることによって、防水シート50の内縁を伸張させずに防水シート50を曲げて収納凹部33,43内に収納することができる。
上記実施形態から上記変形例1〜7のように変更した部分を可能な限り組み合わせて適用してもよい。
図15及び図16は、建造物101の出入口102に設けられた堰止構造110を示した斜視図である。図17及び図18は、出入口102の中心に沿った鉛直断面図である。図15及び図17は、堰止構造110の防水機能を発揮できるように堰止構造110が組まれた状態を示す。図16及び図18は、出入口102を通行可能なように堰止構造110が解体された状態を示す。また、図19は堰止構造110を組む際の堰止構造110の一部を示した斜視図である。図20は図19に示す領域XXの拡大図である。
また、通常時には、サイドカバー190がケーシング140に組み付けられ、非常時には、サイドカバー190がケーシング140から外される。サイドカバー190とケーシング140の組み付けは第一実施形態のサイドカバー90とケーシング40の組み付けと同じであるので(図4、図9、図10、図11参照)、その組み付けの詳細な説明を省略する。なお、固定具193はサイドカバー190をケーシング140に固定する構成の一例であり、固定具193の具体的態様は適宜変更可能である。
非常時には、サイドカバー190がケーシング140から外され、防水シート150が収納凹部143から出入口102の中央部へ引き出されている(図16参照)。
ここで、左の防水ファスナー170は第一エレメント列171、第二エレメント列172及びファスナースライダー173等を有し、第一エレメント列171が左の防水シート150の内側(右側)の縁に沿って設けられ、第二エレメント列172が防水面材160の左縁に沿って設けられ、ファスナースライダー173が第一エレメント列171又は第二エレメント列172に沿ってスライドするように第一エレメント列171又は第二エレメント列172に取り付けられている。右の防水ファスナー170についても同様である。
通常時には、左右の防水ファスナー170の第一エレメント列171と第二エレメント列172の噛み合いが解除されることによって、防水面材160の左右の縁を防水シート150から取り外すことができる。
通常時には、止水部材161及びシール162が受入凹部133から引き抜かれる。
まず、ロアカバー180を受入部材130から外すとともに、サイドカバー190をケーシング140から外す。
次に、左右の防水シート150を左右の収納凹部143から出入口102の中央部へ引き出して、これら防水シート150を伸ばす。この際、防水シート150の下縁部を受入凹部133に差し込むことが好ましい。
次に、防水面材160を左右の防水シート150の間に配置して、止水部材161及びシール162を受入凹部133に嵌め込む。この際、止水部材161と受入凹部133の内面との間に防水シート150の下縁部を挟み込むことが好ましい。
次に、左右の防水ファスナー170のエレメント列171,172の上端同士を組んだ後に、防水面材160を上に伸ばして広げながら、ファスナースライダー173をエレメント列171,172に沿って上から下へスライドさせる。ファスナースライダー173をエレメント列171,172の下端までスライドさせたら、ファスナースライダー173をエレメント列171,172の下端と第二シール163との間に入れ込み、ファスナースライダー173及びエレメント列171,172の下端が第二シール163に圧接される。これにより、防水ファスナー170の下端の止水性が向上する。
以上のように左右の防水ファスナー170を閉じることによって、左右の防水ファスナー170のエレメント列171,172が水密に噛み合って、防水面材160の左縁が左の防水シート150の内側(右側)の縁に連結され、防水面材160の右縁が右の防水シート150の内側(左側)の縁に連結される。これにより、防水面材160及び防水シート150からなる堰止壁が形成され、その堰止壁は出入口102内に広げられた状態且つ床部103に立てられた状態に設けられ、その堰止壁によって出入口102の下部が塞がれる(図15参照)。
まず、左右のファスナースライダー173を左右のエレメント列171,172に沿って上へスライドさせることによって、左右の防水ファスナー170を開く。これにより、防水面材160の左右の縁部を左右の防水シート150から取り外す。
次に、止水部材161及びシール162を受入凹部133から引き抜く。
次に、防水シート150を折り畳んで収納凹部143内に収納する。
次に、ロアカバー180によって受入凹部133に嵌め込んで、受入凹部133をロアカバー180で塞ぐ。
次に、サイドカバー190を収納凹部43に被せて、防水シート150をサイドカバー190によって覆う。そして、サイドカバー190を固定具によって固定する。
次に、防水面材160を折り畳む。
上記実施形態の変形例について説明する。変形例については、上述のように構成された堰止構造110から変更した点の説明をする。変更点以外は上述の堰止構造110の構成と同様であるので、変更点以外の説明を省略する。
防水面材160が左右に長尺である場合、防水面材160の左右方向中央部が防水面材160の自重によって下に弛んでしまう。そこで、図22に示すように、防水面材160の左右方向中央部の上部を吊り上げる。具体的には、出入口102の床部103の左右方向中央部に支柱105が立てられ、その支柱105にフック106が設けられ、防水面材160の左右方向中央部がフック106に引っ掛かっている。これにより、防水面材160の左右方向中央部の上部が吊り上げられ、防水面材160の中央部の弛みを抑えることができる。
支柱105は床部103に対して着脱可能であることが好ましい。
そのため、ファスナースライダー179を防水ファスナー176のエレメント列の下端までスライドさせたら、ファスナースライダー179を防水ファスナー176のエレメント列の下端と第三シール107との間に入れ込むことができ、ファスナースライダー179及び防水ファスナー176のエレメント列の下端が第三シール107に圧接される。これにより、防水ファスナー176の下端の止水性が向上する。
止水部材161が平板であってもよいし、止水部材161が折り曲げられたものどもよい。
例えば、図24、図25に示すように、止水部材161の下部161bが上部161aに対して折り曲げられた状態となっている。受入凹部133の前側の壁面及び後ろ側の壁面も傾斜しており、横方向に向かって、受入凹部133が鉛直面から傾くように床部103に形成されている。
上記実施形態では、止水部材161が受入凹部133に対して着脱可能であり、その止水部材161が受入凹部133に嵌め込まれることによって防水面材160の下部の止水性及び水密性を確保した。
第一実施形態から上記変形例1〜7のように変更した部分を第二実施形態の堰止構造110に適用してもよい。また、上記変形例1〜7、変形例A〜Cのように変更した部分を可能な限り組み合わせて、第二実施形態の堰止構造110適用してもよい。
図27及び図28は、建造物201の出入口202に設けられた堰止構造210を示した斜視図である。図29は、出入口202の中心に沿った鉛直断面図である。図27は、堰止構造210の防水機能を発揮できるように堰止構造210が組まれた状態を示す。図28は、出入口202を通行可能なように堰止構造210が解体された状態を示す。
出入口202の床部203にケーシング230が取り付けられることによって、収納凹部233が出入口202の床部203に形成される。ケーシング230及び収納凹部233が第一実施形態のケーシング40及び収納凹部43と同じであるので、ケーシング230及び収納凹部233の詳細な説明を省略する。
ここで、左の防水ファスナー270は第一エレメント列271、第二エレメント列272及びファスナースライダー273等を有し、第一エレメント列271が左の防水シート250の内側(右側)の縁に沿って設けられ、第二エレメント列272が防水面材260の左縁に沿って設けられ、ファスナースライダー273が第一エレメント列271又は第二エレメント列272に沿ってスライドするように第一エレメント列271又は第二エレメント列272に取り付けられている。右の防水ファスナー270についても同様である。
通常時には、左右の防水ファスナー270のエレメント列271,272の噛み合いが解除されることによって、防水面材260の左右の縁を防水シート250から外すことができる。
まず、ロアカバー280をケーシング230から外すとともに、サイドカバー290をケーシング240から外す。
次に、左右の防水シート250を左右の収納凹部243から出入口202の中央部へ引き出して、これら防水シート250を伸ばす。
次に、防水面材260を収納凹部233から上へ引き出す。
次に、防水面材260を上に伸ばして広げながら、ファスナースライダー273をエレメント列271,272に沿ってスライドさせる。そうすると、左右の防水ファスナー270のエレメント列271,272が水密に噛み合う。これにより、防水面材260の左縁が左の防水シート250の内側(右側)の縁に連結され、防水面材260の右縁が右の防水シート250の内側(左側)の縁に連結される。そのため、防水面材260及び防水シート250からなる堰止壁が形成され、その堰止壁は出入口202内に広げられた状態且つ床部203に立てられた状態に設けられ、その堰止壁によって出入口202の下部が塞がれる(図27参照)。
まず、左右のファスナースライダー273を左右のエレメント列271,272に沿ってスライドさせることによって、左右の防水ファスナー270を開く。
次に、防水シート250を折り畳んで収納凹部243内に収納する。
次に、防水面材260を折り畳んで、防水面材260を収納凹部233内に収納する。
次に、サイドカバー290を収納凹部243に被せて、防水シート250をサイドカバー290によって覆う。そして、サイドカバー290を固定具293によって固定する。
次に、ロアカバー280を収納凹部233に被せて、防水面材260をロアカバー280によって覆う。そして、ロアカバー280を固定具283によって固定する。
第一実施形態から上記変形例1〜7のように変更した部分を第三実施形態の堰止構造210に適用してもよい。また、上記変形例1〜7のように変更した部分を可能な限り組み合わせて、第三実施形態の堰止構造210に適用してもよい。
2,102,202 出入口
3,103,203 床部
4,104,204 側部
10,110,210 堰止構造
50,150,250 防水シート
60,160,260 防水面材
33,233 収納凹部
43,143,243 収納凹部
70,170,270 防水ファスナー
71,171,271 第一エレメント列
72,172,272 第二エレメント列
80,180,280 ロアカバー
90,190,290 サイドカバー
161,163 止水部材
133 受入凹部
Claims (11)
- 建造物の出入口において水を堰き止める堰止構造であって、
防水面材と、
出入口の内縁に取り付けられた防水シートと、
前記防水面材を前記防水シートに連結する防水ファスナーと、を備え、
前記防水面材が前記防水ファスナーによって前記防水シートに連結されることによって、前記防水面材及び前記防水シートからなる堰止壁が前記出入口内に広げられた状態に、且つ前記出入口の床部に立てられた状態に設けられることを特徴とする堰止構造。 - 請求項1に記載の堰止構造であって、
前記防水シートが前記出入口の左側部、床部及び右側部のうち少なくとも前記左側部及び前記右側部に取り付けられ、
前記防水面材が前記防水ファスナーによって前記防水シートに連結されることによって、前記堰止壁が前記左側部と前記右側部の間において前記床部に立てられた状態に設けられる
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項2に記載の堰止構造において、
前記防水シートが可撓性を有し、前記防水シートが前記左側部、前記床部及び前記右側部に沿うU字型の帯状に形成され、前記防水シートの外縁が前記左側部、前記床部及び前記右側部に水密性を有する状態に取り付けられ、
前記防水ファスナーの第一エレメント列が前記防水シートの内側の縁に沿って設けられ、前記防水ファスナーの第二エレメント列が前記防水面材の左縁、下縁及び右縁に沿って設けられ、
非常時には、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列が噛み合って前記防水面材の左縁、下縁及び右縁が前記防水シートの内側の縁に連結されることによって、前記堰止壁が形成され、
通常時には、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列の噛み合いが解除されることによって、前記防水面材が前記防水シートから外れる
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項3に記載の堰止構造において、
通常時には、前記防水シートが折り畳まれた状態でカバーによって覆われている
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項2に記載の堰止構造において、
前記防水シートが左右一対あり、これら防水シートが前記出入口の前記左側部及び前記右側部にそれぞれ水密性を有する状態に取り付けられ、
前記防水ファスナーの第一エレメント列が一対の前記防水シートの内側の縁に沿ってそれぞれ設けられ、
前記防水ファスナーの第二エレメント列が前記防水面材の左縁及び右縁に沿ってそれぞれ設けられ、
非常時には、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列が噛み合って前記防水面材の左縁及び右縁が前記防水シートの内側の縁にそれぞれ連結されることによって、前記堰止壁が形成され、
通常時には、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列の噛み合いが解除されることによって、前記防水面材の左縁及び右縁が前記防水シートの内側の縁から外れる
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項5に記載の堰止構造において、
前記床部に対して着脱可能な止水部材が前記防水面材の下部に取り付けられ、
非常時には、前記止水部材が水密性をもって前記床部に設けられるとともに、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列が噛み合い、
通常時には、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列の噛み合いが解除されるとともに、前記止水部材が前記床部から外れる
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項6に記載の堰止構造において、
前記床部に形成された凹部が前記左側部から前記右側部にかけて横切り、
前記止水部材が板状の止水板であり、
非常時には、前記止水板が前記凹部に嵌め込まれ、
通常時には、前記止水板が前記凹部から外れる
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項5に記載の堰止構造において、
前記床部に形成された凹部が前記左側部から前記右側部にかけて横切り、
前記防水面材が前記凹部内に水密性をもって取り付けられ、
非常時には、前記防水面材が前記凹部から上に引き伸ばされるとともに、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列が噛み合い、
通常時には、前記第一エレメント列と前記第二エレメント列の噛み合いが解除されるとともに、前記防水面材が折られた状態で前記凹部に収納される
ことを特徴とする堰止構造。 - 請求項8に記載の堰止構造において、
通常時には、前記凹部にカバーが被せられる
ことを特徴とする堰止構造。 - 建造物の出入口において水を堰き止める堰止方法であって、
前記出入口の内縁に取り付けられた防水シートに防水ファスナーによって防水面材を連結することによって前記防水面材及び前記防水シートを張った状態に設け、前記防水面材及び前記防水シートからなる堰止壁を前記出入口の床部に立てた状態に設けることを特徴とする堰止方法。 - 建造物の出入口の側部に防水面材を取り付けるための防水面材の取付構造において、
防水シートが前記出入口の側部に取り付けられ、前記防水面材の側縁が防水ファスナーによって前記防水シートの縁に着脱可能に連結されることを特徴とする防水面材の取付構造。
Priority Applications (1)
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