JP2012082590A - 浸水防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水シート部材を上方に伸張させる操作が一人の作業員で水平踏板の上昇がこじれを生じることなく円滑に行え、構造の簡略化により維持や管理の経費の削減が可能な浸水防止装置を提供する。
【解決手段】両側の支持枠2内に側部シート6を設け、この側部シート6の他方の側縁と上方に伸長させた防水シート部材4の側縁をファスナー機構5で結合及び離開可能とし、一方支持枠2の上部にハンドル7による巻取りドラム8の回動で水平踏板3を昇降動させる巻上げ機構9を設け、この巻取りドラム8による第1ワイヤ20と第2ワイヤ21の巻取り又は繰り出しにより水平踏板3を水平状態で昇降させ、防水シート部材4の格納と上方への伸張とを行うようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、建物の開口部、例えば、地下室や地下施設への階段口に設置され、高潮や洪水の発生時に、建物内部や地下室、地下施設への浸水を防止する浸水防止装置に関する。
例えば、高潮や洪水の発生時に、建物内部や地下室への浸水を防止するため、建物の階段口に浸水防止装置を設置し、高潮や洪水が発生した場合、開口部床面に格納しておいた防水シート部材を引上げ、この防水シート部材で建物の階段口を閉鎖することにより、地下室や地下施設への浸水を防ぐようにしている。
従来の浸水防止装置は、建物の階段口床面に幅方向の収納溝と、この収納溝の両端部に位置する縦方向の壁面に、前記収納溝と連通する一対の支持枠を設け、両端が支持枠内に収まり、この支持枠に沿って昇降可能となり、下降位置で前記収納溝内に納まる水平踏板と、上端を水平踏板に、下端を収納溝に連繋し、水平踏板が下降位置にあるとき収納溝内に折り畳み状態で格納され、水平踏板の上昇によって上方に伸長する防水シート部材を配置し、両側支持枠の上端部に、水平踏板を引上げるための巻上げボビンを設けた構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
平常時、水平踏板は下降位置にあって収納溝内に収まり、係止具によって下降位置が保持され、防水シート部材は収納溝の底と水平踏板の間に折り畳まれて格納され、階段口の通行が支障なく行えるようになっている。
浸水の恐れがあるときは、係止具を解除して水平踏板をフリーにすると、巻上げボビンの定荷重バネの力により水平踏板を引上げ、これに伴って防水シート部材を上方に伸張させる。
上記防水シート部材が伸張すると、防水シート部材の両側を支持枠に当接し、この当接部にフレームを重ね合わせて支持枠との間に挟持し、ねじなどの止着具によりフレームを支持枠に向けて圧着固定することにより、防水シート部材で建物の階段口を防水状に閉鎖し、浸水の発生を防ぐことになる。
特許第3738435号公報
ところで、上記した浸水防止装置は、両側支持枠の上部に水平踏板を引上げるための巻上げボビンを設け、係止具を解除して水平踏板をフリーにすると、巻上げボビンの定荷重バネの力により水平踏板の両端を引上げて防水シート部材を上方に伸張させるようになっているので、両側係止具の解除を同時に行なう必要があり、このため操作に二人の作業員が必要になり、しかも、両側係止具の解除タイミングが合わないと、水平踏板の上昇にこじれが生じ、防水シートの円滑な伸張が得られないという問題がある。
また、浸水防止装置は、浸水の恐れがあるときのみに使用するため、平常時の状態で長く放置されることになるため、経時的に巻上げボビンの定荷重バネが劣化することになり、その取換えやメンテナスの頻度が多くなって維持や管理の経費が嵩むことになる。
更に、上方に伸張させた防水シート部材の両側と両側支持枠の止水のために、フレームやねじなどの止着具を用いているため、構造的に複雑になると共に、止水のための操作に手間がかかるという問題もある。
そこで、この発明の課題は、防水シート部材を上方に伸張させる操作が一人の作業員で行え、しかも、水平踏板の上昇がこじれを生じることなく円滑に行え、構造の簡略化により維持や管理の経費の削減が可能な浸水防止装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、建物の開口部床面に幅方向の収納溝と、この収納溝の両端部に位置する縦方向の壁面に、前記収納溝と連通する一対の支持枠を設け、両端が支持枠内に収まり、この支持枠に沿って昇降可能となり、下降位置で前記収納溝内に納まる水平踏板と、上端を水平踏板に下端を収納溝に連繋し、水平踏板が下降位置にあるとき収納溝内に折り畳み状態で格納され、水平踏板の上昇によって上方に伸長する防水シート部材を配置し、前記水平踏板を引き上げることにより、上方に伸張した防水シート部材で建物の開口部を閉鎖するようにした浸水防止装置において、両側の支持枠内に、縦方向に沿って収まり、一方の側縁を支持枠に対して水密状にした側部シートを設け、この側部シートの他方の側縁と上方に伸長させた防水シート部材の側縁をファスナー機構で結合及び離開可能とし、前記一方支持枠の上部にハンドルによる巻取りドラムの回動で水平踏板を昇降動させる巻上げ機構を設け、前記巻取りドラムによる第1ワイヤと第2ワイヤの巻取り又は繰り出しにより、水平踏板が水平状態で昇降するよう、巻取りドラムから引き出した第1ワイヤの下端を水平踏板の一端側に連結し、巻取りドラムから引き出した第2ワイヤを収納溝内から他方支持枠内に誘導し、その端部を水平踏板の他端側に連結したものである。
上記防水シート部材が、両端が両側の支持枠内に収まる長さを有する複数の帯状板を、蝶番でジグザグ状の折り畳みと、上方向への引き伸ばしが自在となるよう連結した補強体と、この補強体の折り畳みと引き伸ばしが自在となるよう、前記補強体の一面側に重なるように設けた防水シートとで形成され、前記防水シートの両側縁が側部シートとファスナー機構で結合及び離開可能になっているようにしてもよい。
上記巻上げ機構が、ハンドルで回動させる操作軸に設けたウオームと、上記第1ワイヤと第2ワイヤの巻取り又は繰り出しを行う巻取りドラムに設けたウオームホイルを噛合させて形成されている構造とすることができる。
ここで、上記巻上げ機構は、一方支持枠の上部に配置され、平行する巻取りドラムと操作軸をウオームとウオームホイルによって連動し、操作軸に対して着脱可能となるハンドルで操作軸を回動操作する構造を有し、ウオームとウオームホイルの作用で巻取りドラムが自然状態で逆転しないようになっており、ハンドルで操作軸を回動させると巻取りドラムが減速回転し、水平踏板の両端と連結した第1ワイヤと第2ワイヤを同時に巻取り又は繰り出し、水平踏板の両端を同調して上下動させることができるようになっている。
上記第1ワイヤは、直下に位置する水平踏板の一方端部と連結され、第2ワイヤは、収納溝の両端と他方支持枠の上部に設けた滑車に順次掛け渡し、他方支持枠の上部から下向きに引き出した端部を水平踏板の他方端部と連結している。
これにより、一つの巻取りドラムで第1ワイヤと第2ワイヤを同時に巻取り又は繰り出し、水平踏板の両端を同調して上下動させ、水平踏板の上昇がこじれを生じることなく円滑に行えることになる。
また、防水シート部材の帯状板は、金属板、硬質合成樹脂板、木質板を用いて形成され、上方に伸張させた建物の開口部を閉鎖する状態で、防水シート部材に加わる水圧を支持すると共に、流木、金属屑、ガラス等の流入を防ぐ目的を有している。
請求項1の発明によると、一方収納溝の上部にハンドルによる巻取りドラムの回動で水平踏板を昇降動させる巻上げ機構を設け、前記巻取りドラムによる第1ワイヤと第2ワイヤの巻取り又は繰り出しにより、水平踏板が水平状態で昇降するようにしたので、水平踏板を昇降させて防水シート部材の伸張と格納を行う作業が一人の作業員で行え、緊急時の省力化が可能になる。
また、巻取りドラムから引き出した第1ワイヤと第2ワイヤで水平踏板の両端を同調して上下動させるので、水平踏板の上昇がこじれを生じることなく円滑に行え、防水シート部材を速やかに伸張させることができる。
更に、伸張させた防水シート部材の両側を側部シートとファスナー機構で結合するだけで、建物開口部を水密に閉鎖することができ、これによって、収納溝内の構造を大幅に簡略化でき、しかも、巻取りドラムで第1ワイヤと第2ワイヤを巻取り又は繰り出す巻上げ機構の採用により、構成部材に経時的な劣化の発生が少なく、維持や管理の経費の削減が可能になる。
請求項2の発明によると、防水シート部材を、複数の帯状板を蝶番でジグザグ状の折り畳みと上方向への引き伸ばしが自在となるよう連結した補強体と防水シートとで形成したので、上方に伸張させた建物の開口部を閉鎖する状態で、補強体によって防水シート部材に加わる水圧を支持することができる。
請求項3の発明によると、操作軸のウオームと巻取りドラムのウオームホイルを噛合させて巻上げ機構を形成したので、ウオームとウオームホイルの作用により、巻取りドラムは自然状態で逆転が生じないことになり、別途逆止機構を設ける必要がなく、巻上げ機構の構造を簡略化することができる。
この発明の浸水防止装置を示す通常の通行が可能な防水シート部材を格納した状態の斜視図 この発明の浸水防止装置を示す防水シート部材を引上げた浸水防止状態の斜視図 この発明の浸水防止装置を示す通常の通行が可能な防水シート部材を格納した状態の縦断正面図 この発明の浸水防止装置を示す防水シート部材を引上げた浸水防止状態の縦断正面図 この発明の浸水防止装置における巻上げ機構の部分を拡大して示す横断平面図 図5の矢印VI−VIでの縦断側面図 この発明の浸水防止装置を示す通常の通行が可能な防水シート部材を格納した状態の縦断側面図 この発明の浸水防止装置を示す防水シート部材の引き上げ途中の状態の縦断側面図 この発明の浸水防止装置を示す防水シート部材を引上げた浸水防止状態の縦断側面図
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図示のように、この発明の浸水防止装置は、建物の開口部、例えば、地下室や地下施設への階段口において、その床面aの全長にわたる幅方向の収納溝1と、この収納溝1の両端部に位置する縦方向の壁面bに、前記収納溝1の端部と連通する一対の支持枠2を設け、両端が支持枠2内に収まり、この支持枠2に沿って上下に昇降可能となり、下降位置で前記収納溝1内に納まる水平踏板3と、上端を水平踏板3に、下端を収納溝1に連繋し、水平踏板3が下降位置にあるとき収納溝1内に折り畳み状態で格納され、水平踏板3の上昇によって上方に伸長する防水シート部材4と、両支持枠2の内部に収納され、上方に伸張した防水シート部材4の側縁とファスナー機構5で接続する側部シート6と、前記一方支持枠2の上部に設けられ、ハンドル7による巻取りドラム8の回動で水平踏板3を昇降動させる巻上げ機構9を備えている。
上記収納溝1は、床面aに上面が開放するよう設けられた断面コ字状となり、両側の壁面bに設けた支持枠2は、図5に示すように、両壁面bにおける対向面側が開放する断面角形で上下方向に必要な長さ寸法を有する金属製枠体10を壁面bの内部に埋め込むことによって、下端の内部が収納溝1と連通し、枠体10の開口面が錠付の点検用の化粧蓋11によって開閉できるようになっている。
上記水平踏板3は、ステンレス板、金属板、磁器等の材料を用い、下降位置にあるとき、通行を妨げないように収納溝1の上部開口を塞いでその上面が床面aと同一面となる断面形状に折り曲げ形成され、両端が両側の支持枠2内に収まる長さを有している。
上記防水シート部材4は、図7乃至図9のように、両端が両側の支持枠2内に収まる長さと、収納溝1の幅方向に収まる幅とを有する複数の帯状板12を蝶番13で上下に順次接続し、この蝶番13によってジグザグ状の折り畳みと、上方向への引き伸ばしが自在となるよう連結した補強体14と、この補強体14の折り畳みと引き伸ばしが自在となるよう、前記補強体14の一面側に重なるように設けた防水シート15とで形成され、上端を水平踏板3の下面に固定すると共に、下端を収納溝1の底面に対して水密状態に固定されている。
この防水シート部材4は、水平踏板3が下降位置にあるとき、ジグザグ状態で収納溝1内に折り畳まれ、水平踏板3を上昇位置に引上げると、各帯状板12が上下に直線状となって並ぶ上下寸法を有し、防水シート15の幅は、両側縁が帯状板12の両端部と同一になるかそれよりも少し外方へ突出するように設定されている。
上記側部シート6は、伸張した防水シート部材4の上下寸法と等しい上下長さを有する帯状となり、上記支持枠2の内部で伸張した防水シート部材4の側部に位置するよう縦方向に沿って配置され、一方の側縁が支持枠2の側壁における内面に、また、下端が支持枠2の底部にそれぞれ水密状態となるよう固定されている。
この側部シート6の自由となる他方の側縁と、上方に伸長させた防水シート部材4の防水シート15の側縁は防水構造のファスナー機構5で結合及び離開可能とし、平常時はファスナー機構5のスライダー5aを下降位置にしておき、防水シート部材4と側部シート6を離開させ、防水シート部材4の折り畳みが支障なく行えるようになっていると共に、防水シート部材4の伸張後にスライダー5aを引上げることにより、防水シート部材4の防水シート15と側部シート6を結合するようになっている。
このように、伸張した防水シート部材4の両側に側部シート6を結合すれば、防水シート部材4と両側の側部シート6は一枚のシートに連結され、階段口を水密状に閉鎖することになる。
なお、防水シート部材4は、図示のような補強体と防水シートの組み合わせ構造だけでなく、ジグザグ状の折り畳みと上方への伸張が可能な一枚の防水シートだけで形成することも可能である。
上記巻上げ機構9は、一方支持枠2内の上部に収まるよう配置され、枠体10に固定するフレーム16で交差するよう支持した巻取りドラム8と操作軸17を、巻取りドラム8に設けたウオームホイル18と操作軸17に設けたウオーム19を噛合させることによって連動し、操作軸17の先端角軸部17aに対して着脱可能となるハンドル7で操作軸17を回動操作する構造を有し、ハンドル7で操作軸17を回動させると巻取りドラム8が減速回転し、水平踏板3の両側端部と連結した第1ワイヤ20と第2ワイヤ21を巻取り又は繰り出し、水平踏板3の両端を同調して上下動させることができるようになっている。
このような巻上げ機構9は、互いに噛み合うウオーム19とウオームホイル18の作用により、巻取りドラム8は自然状態で逆転が生じないことになり、このため、別途逆止機構を設ける必要がなく、巻上げ機構9の構造を簡略化することができると共に、引上げた防水シート部材4を必要とする高さ位置で止められるという利点がある。
図3と図4のように、上記第1ワイヤ20は、巻取りドラム8から下方に引き出し、直下に位置する水平踏板3の一方端部上面と連結され、第2ワイヤ21は、巻取りドラム8から下方に引き出し、収納溝1の両端と他方支持枠2の上部に設けた滑車22、23、24に順次掛け渡し、他方支持枠2の上部滑車24から下向きに引き出した端部を水平踏板3の他方端部上面と連結している。
上記のように、巻上げ機構9は、手動操作によってハンドル7で巻取りドラム8を回転させると共に、第1ワイヤ20と第2ワイヤ21を組合わせた構造になっており、このため、構成部材の全てに経時的な機能の低下の発生が少なく、メンテナンスに有利となると共に、一つの巻取りドラム8で第1ワイヤ20と第2ワイヤ21を同時に巻取り又は繰り出し、水平踏板3の両端を同調して上下動させるので、防水シート部材4の伸張と折りたたみ格納を一人の作業員で操作することができ、また、水平踏板3の上昇がこじれを生じることなく円滑に行えることになる。
なお、図2に示すように、上記収納溝1の内部で防水シート部材4に対する一面側の位置に、複数の補強杆25を収納溝1の長さ方向に沿う伏倒状態から垂直に起立させることができるように設け、防水シート部材4の伸張後に補強杆25を起立させ、その上端を上昇位置にある水平踏板3とピンやビスを用いて結合することで水平踏板3の両端部や中間部を固定支持し、防水シート部材4の伸張状態を安定よく保持するようにすることができる。
この発明の浸水防止装置は、上記のような構成であり、図1と図3のように、平常時は水平踏板3が下降位置にあって収納溝1が閉じられ、防水シート部材4は折り畳まれて収納溝1内に格納され、両側支持枠2の開口面が化粧蓋11によって閉じられ、階段口の通行が支障なく行えるようになっている。
浸水の恐れがあるときは、先ず、両側支持枠2の化粧蓋11を開いて開口面を開放し、次に、ハンドル7を巻上げ機構9の操作軸17に結合し、巻取りドラム8が第1ワイヤ20と第2ワイヤ21を巻取る方向に回動操作すると、第1ワイヤ20と第2ワイヤ21が巻取られることで水平踏板3の両端が引き上げられ、水平踏板3は両側支持枠2に沿って上昇し、この水平踏板3の上昇に伴って防水シート部材4が引き上げられていく。
図2と図4のように、水平踏板3が上昇位置に達して防水シート部材4が伸張すると巻上げ機構9の操作を停止し、防水シート部材4の両側において、ファスナー機構5の下降位置にあるスライダー5aを引き上げ、両側の側部シート6と防水シート部材4を結合し、最後に図2のように、各補強杆25を起立させて水平踏板3を引き上げ位置に固定すれば、階段口の開口部分を伸張した防水シート部材4とその両側に結合した側部シート6によって水密状に閉鎖し、地下室や地下施設への浸水を防ぐようにすることができる。
このとき、階段口の開口部分を伸張した防水シート部材4は、図9のように、蝶番13で連結した複数の帯状板12が上方向へ引き伸ばされて並び、帯状板12の両端は両側支持枠2内に収まる長さになっているので、階段口の開口部分に流入しようとした水によって防水シート部材4に加わる水圧を帯状板12で支持することができ、水圧で防水シート部材4が階段口の開口部分の内側に変形したり撓むのを効果的に防ぎ、階段口の開口部分に対する止水が完全に行える。
浸水の恐れがなくなれば、各補強杆と水平踏板3の結合を解き、補強杆25を水平に伏倒させて収納溝1内に格納した後、ハンドル7を巻取りドラム8が第1ワイヤ20と第2ワイヤ21を繰り出す方向に回動操作し、水平踏板3を下降させて収納溝1を閉じ、防水シート部材4を折り畳んで収納溝1内に格納し、操作軸17からハンドル7を取外し、両側支持枠2の開口を化粧蓋11で閉じ、階段口を通行可能な状態にすればよい。
1 収納溝
2 支持枠
3 水平踏板
4 防水シート部材
5 ファスナー機構
6 側部シート
7 ハンドル
8 巻取りドラム
9 巻上げ機構
10 金属製枠体
11 化粧蓋
12 帯状板
13 蝶番
14 補強体
15 防水シート
16 フレーム
17 操作軸
18 ウオームホイル
19 ウオーム
20 第1ワイヤ
21 第2ワイヤ
22 滑車
23 滑車
24 滑車
25 補強杆

Claims (3)

  1. 建物の開口部床面に幅方向の収納溝と、この収納溝の両端部に位置する縦方向の壁面に、前記収納溝と連通する一対の支持枠を設け、
    両端が支持枠内に収まり、この支持枠に沿って昇降可能となり、下降位置で前記収納溝内に納まる水平踏板と、上端を水平踏板に下端を収納溝に連繋し、水平踏板が下降位置にあるとき収納溝内に折り畳み状態で格納され、水平踏板の上昇によって上方に伸長する防水シート部材を配置し、
    前記水平踏板を引き上げることにより、上方に伸張した防水シート部材で建物の開口部を閉鎖するようにした浸水防止装置において、
    両側の支持枠内に、縦方向に沿って収まり、一方の側縁を支持枠に対して水密状にした側部シートを設け、この側部シートの他方の側縁と上方に伸長させた防水シート部材の側縁をファスナー機構で結合及び離開可能とし、
    前記一方支持枠の上部にハンドルによる巻取りドラムの回動で水平踏板を昇降動させる巻上げ機構を設け、
    前記巻取りドラムによる第1ワイヤと第2ワイヤの巻取り又は繰り出しにより、水平踏板が水平状態で昇降するよう、巻取りドラムから引き出した第1ワイヤの下端を水平踏板の一端側に連結し、巻取りドラムから引き出した第2ワイヤを収納溝内から他方支持枠内に誘導し、その端部を水平踏板の他端側に連結したことを特徴とする浸水防止装置。
  2. 上記防水シート部材が、両端が両側の支持枠内に収まる長さを有する複数の帯状板を、蝶番でジグザグ状の折り畳みと、上方向への引き伸ばしが自在となるよう連結した補強体と、この補強体の折り畳みと引き伸ばしが自在となるよう、前記補強体の一面側に重なるように設けた防水シートとで形成され、前記防水シートの両側縁が側部シートとファスナー機構で結合及び離開可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の浸水防止装置。
  3. 上記巻上げ機構が、ハンドルで回動させる操作軸に設けたウオームと、上記第1ワイヤと第2ワイヤの巻取り又は繰り出しを行う巻取りドラムに設けたウオームホイルを噛合させて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浸水防止装置。
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