JPH0516263Y2 - - Google Patents

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JPH0516263Y2
JPH0516263Y2 JP8503389U JP8503389U JPH0516263Y2 JP H0516263 Y2 JPH0516263 Y2 JP H0516263Y2 JP 8503389 U JP8503389 U JP 8503389U JP 8503389 U JP8503389 U JP 8503389U JP H0516263 Y2 JPH0516263 Y2 JP H0516263Y2
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JP
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gate
gates
rope
intake
fixed
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JP8503389U
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JPH0325621U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は竪形取水路の取水側に上下に張り渡し
た堤壁の表面を上下に階段状に複数段に形成し、
各段の堤壁に間隔を有して上下に一列に配設した
二つの取水孔に対してそれぞれ設けたゲートに於
いて、該各取水孔を開放及び閉鎖する上下ゲート
の補修や点検等の作業をする場合に特別な機器を
必要としたり、ゲートを操作する操作室の高さを
特別高くするようなことを要せずに該作業を簡易
迅速に行なえるようにした竪形複数取水路の連結
可動型ゲートに関するものである。
ロ 従来の技術 従来、この種の竪形取水路の取水側に上下に張
り渡した堤壁の表面を上下に階段状に複数段に形
成し、各段の堤壁に間隔を有して上下に一列に配
設した二つの取水孔を開放及び閉鎖するゲートと
しては、実開昭55−76222号で示されている如き
の構造が提案されているが、この構造によるとき
はゲートを連結材で一体化されているから、該ゲ
ートの開閉に際しては当然のことながら常に二つ
のゲートが一体として昇降運動することになるの
で、該ゲートの補修や点検等をする場合には下側
ゲートが水位以下に位置して水没しているから、
該下側ゲートを連結材から取外し、その際用意し
た手動式巻揚機のロープを取り付けて手動によつ
て該下側ゲートを水面上に引き上げ、上下ゲート
に対して所要の補修点検をした後、再び下側ゲー
トを手動式巻揚機に取り付けて上側ゲートの下方
所定位置まで下ろしてから連結材に取り付けて両
ゲートを復旧一体化させるのが通常の手段であ
る。
或いは上記の如き上下ゲートを連結材で一体化
させた状態で下側ゲートを水面上まで引き上げよ
うとすれば、該上下ゲートを昇降操作する操作室
の高さ位置を高く設定する必要があるが、その場
合は美観上好ましくないだけでなく、建設費や運
転経費等のコストアツプになるなどの欠点があつ
た。
ハ 考案が解決しようとする課題 本考案は竪形取水路の取水側に上下に張り渡し
た堤壁の表面を上下に階段状に複数段に形成し、
各段の堤壁に間隔を有して上下に一列に配設した
二つの取水孔に対してそれぞれ設けたゲートに於
いて、該各取水孔を開放及び閉鎖する上下ゲート
の補修や点検等をする場合に特別な機器を必要と
したり、ゲートを操作する操作室の高さを特別高
くするようなことを要せずに該作業を簡易迅速に
行なえるようにして美観を損なう虞れがなく、安
価に設置できる竪形複数取水路の連結可動型ゲー
トを得ようとするものである。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は上記の如き観点に鑑みてなされたもの
であつて、竪形取水路の取水側に上下に張り渡し
た堤壁の表面を上下に階段状に複数段に形成し、
堤壁の各段に間隔を有して二つの取水孔を上下に
一列に配設し、前記各段毎の二つの取水孔にそれ
ぞれ対応して設けたゲートのうち下側ゲートを上
側ゲートに対して遠近運動可動にリンクプレート
で連結し、巻揚機により巻揚げ巻戻しされるロー
プを前記上側ゲートに固定された動滑車に巻回さ
せてからその先端部を下側ゲートに固定して成る
竪形複数取水路の連結可動型ゲートを提供しよう
とするものである。
ホ 作用 次に本考案の作用について説明する。
竪形取水路の取水側に上下に張り渡した堤壁の
表面を上下に階段状に複数段に形成し、堤壁の各
段に間隔を有して二つの取水孔を上下に一列に配
設し、前記各段毎の二つの取水孔にそれぞれ対応
して設けたゲートのうち下側ゲートを上側ゲート
に対して遠近運動可能にリンクプレートで連結
し、巻揚機により巻揚げ巻戻しされるロープを前
記上側ゲートに固定した動滑車に巻回させてから
その先端部を下側ゲートに固定してあるから、取
水孔を開放する場合、巻揚機を巻揚作動側に駆動
させてロープを巻揚げると、まず、そのロープが
巻回された動滑車を有する上側ゲートのロープ張
力が下側ゲートのロープ張力より小さいために機
械的には上側ゲートが先に上方へ引き上げられよ
うとするが、該上側ゲートにはリンクプレートに
より下側ゲートが吊下保持されているから、両ゲ
ートは一体的に上昇し、予め定められた定位置ま
で移動する。
通常の取水孔の開放動作の場合はこの段階の動
作まで行なえばよい。
上下ゲートの補修や点検等をする場合には、こ
の後も引き続き巻揚機を巻揚作動側に駆動させて
ロープを巻揚げると、下側ゲートだけが引き上げ
られて上側ゲートの下面まで上昇接近移動する。
従つて、下側ゲートは上側ゲートとの間に間隔
を置かずに水面上まで引き上げられるから、上下
ゲートの補修や点検等が簡易迅速に行なえるもの
である。
前記上下ゲートの補修や点検等を行なつた後、
巻揚機を巻戻作動側に駆動させてロープを巻戻す
と、そのロープ先端部が固定された張力負荷の大
きい下側ゲートがまず先に下降移動して上側ゲー
トから遠ざかり、それがリンクプレートにより規
制される所定位置に達すると、該下側ゲートは上
側ゲートと伴連れして両者は一体的に定位置まで
移動して両取水孔を閉鎖する。
ヘ 実施例 以下、本考案一実施例の構成を図面を参照しな
がら説明する。
竪形取水路1の取水側2に上下に張り渡した堤
壁3の表面を上下に階段状に複数段に形成し、堤
壁3の各段に間隔を有して二つの取水孔4,5を
上下に一列に配設してある。前記各段毎の二つの
取水孔4,5にはそれぞれに対応するゲート6,
7を配設してある。該ゲート6,7のうち下側ゲ
ート7の所定位置に設けた固定体8には長さ方向
に沿つて所定長さの溝孔9を溝設した所要長さの
リンクプレート10の下端部を固定し、上側ゲー
ト6の所定位置には杆子11が固定され、該杆子
11は前記リンクプレート10の溝孔9に内挿さ
れており、それにより、下側ゲート7は上側ゲー
ト6に対して遠近運動可動にリンクプレート10
で連結されている。そして、巻揚機12により巻
揚げ巻戻しされるロープ13を前記上側ゲート6
の所定位置に固定した動滑車14に巻回させてか
らその先端に固着したロープソケツト15を下側
ゲート7の所定位置に設けたに固定子16に連結
固定してある。17は上側ゲート6の上方所定位
置に設備された滑車台、18は滑車台17に付設
された固定滑車、19は滑車台17側のストツパ
ー、20は上側ゲート6側のストツパー、21は
上下各ゲート6,7の側面に配設されて堤壁3の
表面を転動するローラー、22はスクリーンであ
る。
ト 考案の効果 本考案は以上の説明により明らかなように、通
常の取水孔の開放動作に引き続き巻揚機を巻揚作
動側に駆動させてロープを巻揚げると、下側ゲー
トだけが引き上げられて上側ゲートの下面まで上
昇接近移動するから、下側ゲートは上側ゲートと
の間に間隔を置かずに水面上まで引き上げられ、
それにより、上下ゲートの補修や点検等が簡易迅
速に行なえるものである。
そして、前記上下ゲートの補修や点検等を行な
つた後、巻揚機を巻戻作動側に駆動させてロープ
を巻戻すと、下側ゲートが先に下降移動して上側
ゲートからリンクプレートにより規制される所定
位置まで離れた後、両者は一体的に定位置まで移
動して両取水孔を閉鎖する。
従つて、取水孔を開放及び閉鎖する上下ゲート
の補修や点検等をする場合に従来の如き特別な機
器を必要としたり、操作室の高さを特別高くする
ようなことなく簡易迅速に行なえるから、美観を
損なう虞れがなく、建設費用や運転費用が安価で
ある等の合理的且つ経済的なゲートである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の全体構成の概略を示
す縦断面図、第2図はゲート昇降時の状態を示す
要部斜視図、第3図は同両ゲートを所定の位置に
引き上げた状態を示す要部斜視図である。 1……竪形取水路、2……取水側、3……堤
壁、4,5……取水孔、6……上側ゲート、7…
…下側ゲート、10……リンクプレート、12…
…巻揚機、13……ロープ、14……動滑車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 竪形取水路1の取水側2に上下に張り渡した堤
    壁3の表面を上下に階段状に複数段に形成し、堤
    壁3の各段に間隔を有して二つの取水孔4,5を
    上下に一列に配設し、前記各段毎の二つの取水孔
    4,5にそれぞれ対応して設けたゲート6,7の
    うち下側ゲート7を上側ゲート6に対して遠近運
    動可動にリンクプレート10で連結し、巻揚機1
    2により巻揚げ巻戻しされるロープ13を前記上
    側ゲート6に固定された動滑車14に巻回させて
    からその先端部を下側ゲート7に固定して成るこ
    とを特徴とする竪形複数取水路の連結可動型ゲー
    ト。
JP8503389U 1989-07-21 1989-07-21 Expired - Lifetime JPH0516263Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8503389U JPH0516263Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21

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JP8503389U JPH0516263Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21

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Publication Number Publication Date
JPH0325621U JPH0325621U (ja) 1991-03-15
JPH0516263Y2 true JPH0516263Y2 (ja) 1993-04-28

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ID=31633919

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JP8503389U Expired - Lifetime JPH0516263Y2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21

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