JPH0647930Y2 - 塔作業車用ガイドレールのカバー装置 - Google Patents

塔作業車用ガイドレールのカバー装置

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JPH0647930Y2
JPH0647930Y2 JP1612989U JP1612989U JPH0647930Y2 JP H0647930 Y2 JPH0647930 Y2 JP H0647930Y2 JP 1612989 U JP1612989 U JP 1612989U JP 1612989 U JP1612989 U JP 1612989U JP H0647930 Y2 JPH0647930 Y2 JP H0647930Y2
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JP
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guide rail
cover
work vehicle
tower
main tower
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JP1612989U
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JPH02109818U (ja
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文明 金井
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、斜張橋や吊橋の塔に沿って昇降する作業車の
案内用ガイドレールの保護と塔の景観保持に関する。
(従来の技術) 斜張橋や吊橋のケーブルを支持する主塔を昇降する点検
補修用の作業車は、例えば塔頂からワイヤロープによっ
て吊り下げられ、ウインチの巻き上げに応じて主塔の側
面に上下方向に固設したガイドレールに沿って昇降する
ようになっている。
(考案の課題) しかしながら、このようなガイドレールは主塔の外側に
常時露出しているため、橋の美観を損なう要因になると
いう問題があった、 本考案は、以上の問題点を解決するために、作業車の非
稼働時にガイドレールを覆うことのできる開閉式のカバ
ー装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、塔の壁面に沿って塔作業車を昇降自由に案内
するガイドレールと、このガイドレール近傍にて略水平
回転して開閉しその閉じ位置において前記ガイドレール
を覆う複数のカバーパネルを備えている。
(作用) ガイドレールに沿って設けた複数のカバーパネルの一部
を塔作業車の通過に伴って順次開閉することによりガイ
ドレールに沿った塔作業車の移動が可能となる。カバー
パネルは作業車の非稼働時にはガイドレール全体を覆っ
て塔の外側に露出するのを防止する。
(実施例) 第1図〜第8図に本考案の実施例を示す。
第1図において、1は斜張橋の主塔であり、塔頂から側
面に沿って吊り下げたワイヤロープ2に作業車3が係合
し、ガイドレール4に沿って昇降する。
ガイドレール4は第2図に示すように開口部を備えた矩
形断面に形成され、主塔1に形成した、上下方向に延び
る凹部5の底の部分に開口部を外側へ向けて埋設され
る。一方、作業車3はこのガイドレール4の内側に沿っ
て転動するローラ6とワイヤロープ2を巻き上げるウイ
ンチ7を備える。
主塔1にはガイドレール4を覆う両開きのカバーパネル
8が略水平回転自由に取り付けられる。カバーパネル8
はガイドレール4の開口部の両側において主塔1にヒン
ジ結合し、常時においてはガイドレール4に固着したマ
グネット12に吸着され、閉鎖状態に保持される。主塔1
にはこのような構成のカバーパネル8が上下方向に連続
して数多く配設される。
一方、作業車3にはこれらのカバーパネル8を開閉する
ために、カバー開プレート10とカバー閉アーム11とが上
下端に一組ずつ配設される。カバー開プレート10は第1
図、第2図及び第6図に示されるように、基端を作業車
3に固着し、テーパ状に成型した先端を主塔1側へ傾斜
させた部材であり、作業車3の昇降に伴って閉鎖状態の
カバーパネル8を内側から押し開くようになっている。
また、カバー閉アーム11は第2図に示すようにカバー開
プレート10の外側に配設される。カバー閉アーム11は、
作業車3から上下方向に延びる支持脚13の先端に水平方
向に回転自由に各々支持された一対のアームからなり、
これらのアームがアーム間に介装したスプリング20に付
勢されて、鉤状に屈折した先端を外側からカバーパネル
8に当接し、カバーパネル8を閉鎖方向に付勢する。
ところで、主塔1は第4及び第5図に示すように上部に
行くにつれて細くなり、これに伴って凹部5の幅も狭く
なるので、凹部5の幅がガイドレール4より狭くなる最
上部においては、凹部5に連続して幅を漸減する、第7
図及び第8図のような凹部15を備えた別種の最上部カバ
ー14がカバーパネル8に代えて使用される。
この最上部カバー14は、第6図に示すようにガイドレー
ル4の上端の上方において主塔1にヒンジ結合するアー
ム16に支持され、主塔1との間に介装した電動シリンダ
等の直進型アクチュエータ17の駆動により、第6図の実
線に示す開放位置と、第7図のようにガイドレール4を
覆う閉鎖位置との間で回動する。
また、主塔1の下部は第4図に示すように内側へ向かっ
て傾斜しているため、この部分のガイドレール4は上端
を主塔1にヒンジ結合し、主塔1との間に介装された図
示されないアクチュエータの駆動により、主塔1の下部
に形成された凹部5の底の格納位置と、上方のガイドレ
ール4に連続して同一の傾斜で主塔1の基礎18に達する
使用位置との間で回動する。基礎18上には使用位置へと
回動したガイドレール4の下端を係止するブラケットが
設けられる。なお、このガイドレール4を覆うカバーパ
ネル8は各パネルの基端をガイドレール4の両端部にヒ
ンジ結合する以外は、上方のガイドレール4を覆うカバ
ーパネル8と同様に構成される。
次に作用を説明する。
作業車3は他の主塔1との間で共用できるように、取り
外し可能に構成され、作業の都度基礎18の上に運搬して
ワイヤロープ2に取り付けられる。その場合には、まず
い主塔1の下部のガイドレール4をアクチュエータの駆
動によりカバーパネル8とともに使用位置へと回動し、
基礎18上のブラケットに係止する。また、最上部カバー
14をアクチュエータ17の駆動により開放位置へと回動す
る。
この状態でウインチ7を駆動し、ワイヤロープ2に取り
付けた作業車3を上昇させると、作業車3の上端に設け
たカバー開プレート10が、主塔1側へ傾斜した先端を上
方の閉鎖状態のカバーパネル8の内側に侵入させ、マグ
ネット12の吸引力に抗してカバーパネル8を押し開く。
作業車3に向かってテーパ状に拡幅するカバー開プレー
ト10は、さらにこのカバーパネル8をスプリング20に閉
鎖方向へ付勢されたカバー閉アーム11とともに所定の位
置へと押し広げ、ガイドレール4の前面を開放する。
この結果、作業車3はカバーパネル8と干渉することな
く、ガイドレール4の内側でローラ6を転動させながら
上昇する。
一方、作業車3の下方では、下に向かって幅を狭めるカ
バー開プレート10が押し開かれていたカバーパネル8に
対して上方へと変位するのに伴い、スプリング20に付勢
されたカバー閉アーム11がこのカバーパネル8を外側か
ら押圧して閉鎖方向へ略水平に回転させる。こうして、
カバー開プレート10が上方へ去ると同時に、カバーパネ
ル8はマグネット12により閉鎖位置に吸着される。いっ
たん、マグネット12に吸着されたカバーパネル8は風等
の影響で開くことなく、閉鎖状態に保持される。
このようにして、作業車3はカバー開プレート10で上方
のカバーパネル8を開きつつ、カバー閉アーム11で下方
のカバーパネル8を閉じながら最上部まで上昇すること
ができる。なお、作業車3の下降時は逆に下側のカバー
開プレート10が下方のカバーパネル8を開き、上側のカ
バー閉アーム11が上方のカバーパネル8を閉じる。ま
た、作業の終了後は作業車3を基礎18上に降ろしてワイ
ヤロープ2から取り外した後、主塔1の下部のガイドレ
ール4と最上部カバー14をそれぞれ格納位置へと回動す
る。
これにより、主塔1の下部及び中間部のガイドレール4
は凹部5の底に埋設状態でカバーパネル8に覆われ、主
塔1の上部のガイドレール4は凹部5に連続する凹部15
を形成した最上部カバー14に覆われる。つまり、ガイド
レール4は作業車3の稼働時以外は外部に全く露出しな
いので、主塔1の好ましい景観が損なわれる恐れはな
い。
また、全長に渡ってカバーパネル8と最上部カバー14に
より風雨から保護されるガイドレール4とワイヤロープ
2は損傷しにくく、長期間に渡って良好な状態で使用す
ることができる。
(考案の効果) 以上のように、本考案は塔作業車の通過に合わせて順次
開閉可能な複数のカバーパネルにてガイドレールを覆う
ものとしたので、塔作業車の非稼働時にはガイドレール
が塔の外側に露出せず、この種のガイドレールを必要と
する斜張橋等の主塔の景観保護に役立つものとなる。
また、ガイドレールや作業車を吊り下げるワイヤロープ
などがカバーパネルにより風雨から保護されるので、こ
れらの部材の耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜張橋主塔と塔作業車の
要部を拡大した側面図、第2図はガイドレールとカバー
の配置を示す主塔中間部の要部断面図、第3図は主塔と
塔作業車の位置関係を示す塔作業車の要部平面図、第4
図は主塔全体の形状を示す正面図、第5図は同じく側面
図、第6図は主塔上部におけるカバーの配置を示す主塔
上部の拡大した側面図、第7図は同じく主塔上部の断面
図、第8図は主塔上部のカバーの形状を示す斜視図であ
る。 1……主塔、2……ワイヤロープ、3……作業車、4…
…ガイドレール、5……凹部、6……ローラ、7……ウ
インチ、8……カバーパネル、10……カバー開プレー
ト、11……カバー閉アーム、12……マグネット、20……
スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塔の壁面に沿って塔作業車を昇降自由に案
    内するガイドレールと、このガイドレール近傍にて略水
    平回転して開閉しその閉じ位置において前記ガイドレー
    ルを覆う複数のカバーパネルを備えたことを特徴とする
    塔作業車用ガイドレールのカバー装置。
JP1612989U 1989-02-14 1989-02-14 塔作業車用ガイドレールのカバー装置 Expired - Lifetime JPH0647930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1612989U JPH0647930Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 塔作業車用ガイドレールのカバー装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1612989U JPH0647930Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 塔作業車用ガイドレールのカバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02109818U JPH02109818U (ja) 1990-09-03
JPH0647930Y2 true JPH0647930Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=31228790

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JP1612989U Expired - Lifetime JPH0647930Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 塔作業車用ガイドレールのカバー装置

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