JP3955233B2 - 防水扉装置 - Google Patents

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JP3955233B2
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物や構造物の入口、地下駐車場やエレベータ装置の入口に設置され、高潮や洪水などでオーバーフローした水による浸水を防止する防水扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば集中豪雨などで河川が氾濫し道路などに冠水した水は、構造物の入口などを通って構造物内、特に地下施設に流入し、浸水する。
【0003】
このため、緊急の浸水の防止策として、流入しやすい低位部分や出入口に土嚢を積む作業が人手により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように土嚢を使用する場合には、その準備作業や設置作業が重労働となり、時間的な余裕も必要となる。
【0005】
また出入口などでは、防水用の扉を設置することも考えられるが、扉の容積や重量も大きく、通常時に扉を保管する保管場所も大きく必要な場合が多く、また扉の開閉や移動に大きい動力が必要になる。
【0006】
本発明は上記問題点を解決して、保管場所も不要で、迅速に防水扉の開閉が可能な防水扉装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、出入口の両側に立設された左右一対の支柱体と、前記支柱体の間で出入口の前床部に形成された収納室と、該収納室に引き起こし自在に収納された防水扉と、前記支柱体に設けられて前記防水扉を収納室から引き起こし出入口を閉鎖するゲート開閉装置を具備し、防水扉は、上下複数段に分割された分割扉が折り畳み自在に連結されて構成されるとともに、収納室に折り畳んだ状態で収納され、前記ゲート開閉装置の閉動開始時に、展開状態で出入口を閉鎖する防水扉を、折り畳み方向に加圧する折り畳み始動機構を設けたものである。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、出入口の前床部に形成された収納室に、上下複数段に分割された分割扉からなる防水扉を折り畳んで収納し、出入口を閉鎖する時にゲート開閉装置により防水扉を収納室から引き起こすことにより、出入口への浸水を防止するので、防水扉の保管場所も不要で、迅速に防水扉の開閉が可能となる。また防水扉を複数の分割扉により構成し、収納室に折り畳んで収納するので、収納室の面積を大幅に削減することができる。さらに折り畳み始動機構により、閉動開始時に展開状態の防水扉を加圧して、分割扉をその自重を利用して容易かつ確実に折り畳むことができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、分割扉を上段防水扉と下段防水扉とで構成し、ゲート開閉装置は、前記上段防水扉に連結された索体を滑車を介して押し引きし防水扉を引き起こして展開および折り畳み可能な直線駆動装置を有し、折り畳み始動機構は、閉鎖位置の下段防水扉に対応して支柱体に回動自在に支持されて押出し部と受動部とを有する押出しレバーと、前記直線駆動装置の作動部に設けられて前記押出しレバーの受圧部に当接する折り畳み用ドグとを有し、前記ゲート開閉装置の閉動開始時に、前記記直線駆動装置により前記折り畳み用ドグを介して前記押出しレバーの受圧部を押し上げ、前記押出しレバーの押出し部により下段防水扉を折り畳み方向に押し出すように構成されたものである。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、縦長の支柱体内の空間に直線駆動機構を容易に配置することができ、索体を滑車を介して引き込みまたは送り出すことにより、狭い支柱体内に容易にゲート開閉装置を収容することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の構成において、直線駆動装置を、水道水圧を駆動源とする水道圧シリンダで構成したものである。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の構成において、収納室に収容された防水扉の最上段の分割扉を、収納室を覆う歩廊に構成したものである。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、収納室を最上段の分割扉で覆って歩廊としたことにより、収納室を閉鎖するカバーが不要となり、また出入口の閉鎖時にカバーを開放する開閉装置も不要となるので、生産コストを削減することができる。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の構成において、分割扉を上段防水扉と下段防水扉とで構成し、ゲート開閉装置は、前記上段防水扉に連結された索体を滑車を介して押し引きし防水扉を引き起こして展開および折り畳み可能な直線駆動装置を有し、閉鎖時に防水扉と支柱体の隙間をシールする防水シール用構成部材を少なくとも前記両支柱体側に設けるとともに、該防水シール用構成部材を覆うカバー体を支柱体にそれぞれ開閉自在に設け、ゲート開閉装置の開動開始時に、前記カバー体を開動して防水シール用構成部材を露出するカバー体開放機構を設け、前記カバー体開放機構を起動させるカバー開放ドグを前記直線駆動装置の作動部に設けたものである。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、出入口の開放時には、カバー体により防水シール用構成部材を覆うことで、直射日光などの劣化要因から遮断して防水シール用構成部材の劣化を防止して長寿命化を図り、交換やメンテナンスを削減してランニングコストを低減することができる。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の構成において、直線駆動装置を、水道水圧を駆動源とする水道圧シリンダで構成し、前記水道圧シリンダにより滑車を介して索体を支柱体内に引き込み、展開状態の防水扉を防水シール用構成部材を介して支柱体に押し付けるように構成したものである。
【0016】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の作用効果に加えて、直線駆動機構を水道圧シリンダで構成することにより、駆動ユニットが不要となり、また停電の可能性がある電源も不要で、非常時にも正常に開閉することができる。また、索体を支柱体内に引き込むことで、防水扉を防水シール用構成部材を介して支柱体に押し付け、浸水を確実に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る防水扉装置の実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
【0019】
この防水扉装置は、水道水圧を駆動源とした簡易な設備で、たとえば地下鉄などに設置されたエレベータ装置の地上への出入口を開閉して道路などからの水の流入を防止するものである。
【0020】
図1〜図5に示すように、エレベータ装置の出入口1の両側に、左右一対の支柱体2が立設され、これら支柱体2の間で出入口1の前床部に防水扉4を収納する収納室3が形成されている。前記支柱体2には、前面にそれぞれシールパッキンからなる側部シール材(防水シール用構成部材)5Aが取り付けられ、また収納室3の前面3aにシールパッキンからなる底部シール材(防水シール用構成部材)5Bが全幅にわたって取り付けられている。
【0021】
左右の支柱体2には、水道水圧により伸縮駆動される水道圧シリンダ(直線駆動機構)9によりワイヤロープなどの索体8を介して防水扉4をゲート収納室3から引き起こし出入口1を開閉するゲート開閉装置7が設けられており、ゲート開閉装置7により、防水扉4の防水シール用構成部材(後述する)を側部シール材5Aおよび底部シール材5Bに押し付けてその隙間をシールすることができる。
【0022】
前記支柱体2は、図7〜図9に示すように、11と、支柱本体11の前面に取り付けられて内面にガイド面の形成されたガイドプレート12と、支柱本体11に開閉自在に取り付けられてガイドプレート12のガイド面、側部シール材5Aおよび開口部(後述する)10を覆うカバー体13とを具備し、支柱本体11内に、ゲート開閉装置7による防水扉4の開動開始時に、前記カバー体13を開動して側部シール材5Aを露出するカバー体開放機構31が設けられている。
【0023】
前記防水扉4は、図6に示すように、上下複数段(図では2段)に分割された上段防水扉(分割扉)4Aと中間材4Cと下段防水扉(分割扉)4Bを、中間ヒンジ14a,14bを介して互いに折り畳み自在に連結され、また中間材4Cと下段防水扉4Bとの間に複数の連結リンク14dが設けられている。さらに下段防水扉4Bは、底辺部が底部ヒンジ14cを介して収納室3の前面3aに回動自在に連結され、下段防水扉4B上に上段防水扉4Aを水平に重ねて折り畳んだ状態で収納室3に収納されるとともに、収納状態の上段防水扉4Aの上面スキンプレート4aが歩廊に構成されている。また、収納室3内で折り畳まれた状態で、下段防水扉4Bと上段防水扉4Aとをそれぞれ水平に保持するために、下段防水扉4Bの中間位置に、複数の上脚部材15Aと下脚部材15Bがそれぞれ突設されている。
【0024】
そして、上段防水扉4Aと中間材4Cと下段防水扉4Bの連結部で支柱体2側に可撓性を有するたとえば合成ゴム製のシール板からなる連結シール部材(防水シール用構成部材)6Aが取り付けられ、さらに側部シール材5Aおよび底部シール材5Bの対応位置にたとえば合成ゴム製のシール板からなる圧接シール部材(防水シール用構成部材)6Bが取り付けられている。
【0025】
閉鎖時に直線状に起立された防水扉4は、ゲート開閉装置7により索体8が緩められて自重により折り畳まれるため、防水扉4の閉動開始時に、防水扉を折り畳み方向に加圧する折り畳み始動機構41が支柱本体11に設けられている。
【0026】
以下、詳細を説明する。
図7,図9に示すように、支柱体2の支柱本体11は矩形断面の筒状に形成され、中間部から下端部にかけて、前側内板部11aと外側前板部11bとを残して、内面と前面にわたって開口部10が形成されて開放されている。ガイドプレート12は、支柱本体11の外側前板部11bに、支柱本体11の外側面と連続するように取り付けられるとともに前縁部が内側に折り曲げられた外板部12aと、これら外板部12aのガイド面(内面)に取り付けられて上部ほど幅が狭くなるガイド溝16を形成する前後一対のガイドレール板16a,16bとで構成されている。
【0027】
カバー体13は、図7,図9に示すように、支柱本体11の開口部10の内面とガイドプレート12のガイド面とを覆う内面板13aが、その後辺部を開閉ヒンジ部材17を介して支柱本体11の前側内板部11aに回動自在に取り付けられている。また、前記内面板13aの前縁部から外側に折り曲げられてガイドプレート12の前部に至る前面板13bが、側部シール材5Aを含む支柱本体11の開口部10の前面が覆い、内面板13aと前面板13bとの上端部に上面を覆う天面板13cが取り付けられている。さらに内面板13aの支柱本体11側には、所定間隔をあけて上下一対のカバー係止部材18が突設されており、これらカバー係止部材18は後述するカバー固定具32A,32Bに係止され、カバー体13が開口部10を覆う閉鎖状態でロックされる。また、カバー体13を回動自在に支持する開閉ヒンジ部材17には、カバー体13を開放する側に回動付勢する付勢ばね(図示せず)が組み込まれており、カバー固定具32A,32Bがカバー係止部材18を開放することにより、カバー体13はそれぞれ付勢ばねにより内側に回動されて側部シール材5Aを含む支柱本体11の下半部前面を開放するように構成される。
【0028】
なお、図6に示すように、上段防水扉4Aの遊端部両側には、面板のコーナー部4bが切り欠かれるとともに、これら切欠きコーナー部4bに、索体8を案内するガイドロッド19が幅方向に突設され、これらガイドロッド19は各先端部が前記ガイド溝16にそれぞれ嵌合されて案内されている。
【0029】
ゲート開閉装置7は、両支柱本体11内にそれぞれ収納された対称構造であるため一方のみを図示し説明する。図7〜図9に示すように、支柱本体11内に上端部に取付部材を介して垂下された水道圧シリンダ9と、水道圧シリンダ9の作動端9aに設けられた駆動シーブ(滑車)22と、支柱本体11の中間位置に支持されたガイドシーブ(滑車)23と、上段防水扉4Aと支柱本体11との間に連結されて水道圧シリンダ9により引き込み、送り出し駆動される索体8とを具備し、前記索体8は、一端が支柱本体11の中間位置にワイヤ固定具21を介して連結固定され、水道圧シリンダ9により昇降駆動される駆動シーブ22に巻回された後、ガイドシーブ23を介して送り出され、他端がワイヤ連結具24により上段防水扉4Aの後面で前後方向の略中心位置に連結固定されている。
【0030】
したがって、収納室3内で防水扉4が折り畳まれた収納状態では、図7に実線で示すように、水道圧シリンダ9は収縮されて駆動シーブ22は上端の開放位置Iにあり、この状態から水道圧シリンダ9に水道水が供給されると、水道圧シリンダ9が進展されて駆動シーブ22が下降され、滑車による倍力(倍速)機構により、駆動シーブ22の移動量の2倍の長さの索体8がガイドシーブ23を介して引き込まれる。すると、索体8が案内されているガイドロッド19を介して上段防水扉4Aが連結ヒンジ14aを中心に回動して引き起こされ、ガイドロッド19がガイド溝16に沿って上方に案内される。ついで中間材4Cと下段防水扉4Bの上辺部も上方に引き起こされて底部ヒンジ14cを中心に上方に回動され、図7に仮想線でまたは図3に示すように、くの字形に折れ曲がった状態となる。さらに、水道圧シリンダ9が進展されると、駆動シーブ22が閉鎖位置IIまで下降されて索体8がさらに引き込まれ、上段防水扉4Aと下段防水扉4Bとが展開されて直線状態となる。そして、さらに索体8が引き込まれることにより、防水扉4の圧接シール部材6Bが側部シール材5Aおよび底部シール材5Bに当て付けられて閉止される。
【0031】
前記カバー体開放機構31は、図9,図10に示すように、カバー係止部材18に対応して支柱本体11内に上下一対のカバー固定具32A,32Bが設置されており、上下カバー固定具32A,32Bの構造は詳細に説明しないが、一対の把持レバー32aをばねにより噛み合わせてカバー係止部材18のロッド部18aを把持しロック可能に構成され、前記把持レバー32aを開放可能な解除レバー32bが設けられている。そして、上下カバー固定具32A,32Bの作動レバーは、支柱本体11内に垂設された1本の板状連結杆33により互いに連結され、連結杆33は付勢用ばね33aにより下方(反解除方向)に付勢されている。また駆動シーブ22の開放位置Iの上部位置に対応して、開放レバー34が左右方向の支持ピン34aを介して回動自在に支持されている。この開放レバー34は、受動端に受動ピン34bが設けられるとともに、作動端に作動ピン34cが設けられており、開動開始時に水道圧シリンダ9の作動端9aに設けられたカバー開放ドグ35が受動ピン34bに当接され、これにより開放レバー34の作動ピン34cが連結杆33に設けられた受圧片33bを上方に押し上げ、連結杆33を介して解除レバー32bを解除操作するように構成されている。34dは、開放レバー34の作動端を下方に回動付勢するレバー付勢ばねである。
【0032】
前記折り畳み始動機構41は、図8,図11に示すように、両支柱本体11の下部で閉鎖位置IIの下段防水扉4Bに対応して、取付板42に左右方向の支持ピン43を介してL字形の押出しレバー44がそのコーナー部を回動自在に支持されている。押出しレバー44は、上部に前後方向に揺動される押出し部44aが設けられるとともに、前部に上下方向に揺動される受圧部44bが設けられており、レバー付勢ばね45により下部後方に回動付勢されている。一方、水道圧シリンダ9の作動端9aには、カバー開放ドグ35に左右方向に位置ずれして折り畳み用ドグ46が取り付けられ、また前記押出しレバー44の受圧部44bに、折り畳み用ドグ46が当接可能なレバーフック47が左右方向のピンを介して上下回動自在に取り付けられている。このレバーフック47は上下回動自在に支持されて、折り畳み用ドグ46が上方から下方に移動する時に下方に回動して通過を許し、かつ折り畳み用ドグ46が下方から上方に移動する時に所定位置で上方への回動が規制されて押出しレバー44の受圧部44bを上方に回動させるように構成されている。したがって、防水扉4を閉鎖した後、水道圧シリンダ9が収縮されて開放位置IIの作動端9aが上昇し、折り畳み用ドグ46がレバーフック47を介して押出しレバー44を回動し、押出し部44aが前方に押し出されることにより下段防水扉4Bの上部が前方に押し出されて防水扉4が折り畳まれる。
【0033】
上記構成において、集中豪雨などの警報が入り、状況に応じて職員が作動操作ボタンを押すか、または自動監視システムにより操作スイッチがオンされると、図示しない警報装置から警告音が発せられるとともに、水道圧シリンダ9の進展室に水道水圧が供給されるとともに、カバー体開放機構31が作動される。
【0034】
すなわち、図1,図7に示す状態から、水道圧シリンダ9が進展されて作動端9aに設けられたカバー開放ドグ35により、開放レバー34が駆動されて受圧片33aを介して連結杆33が所定量上昇される。これにより、上下カバー固定具32A,32Bが作動されてロックが解除されカバー係止部材18がそれぞれ開放される。すると、開閉ヒンジ部材17に内装されたばねによりカバー体13が開動されて、図2に示すように、支柱本体11の開口部10とガイドプレート12のガイド面が開放される。
【0035】
そして、水道圧シリンダ9の進展により駆動シーブ22が下降されて索体8がガイドシーブ23を介して引き込まれ、まず上段防水扉4Aが連結ヒンジ14a,14bを中心に回動して引き起こされる。そしてガイドロッド19がガイド溝16に案内されて上昇し、上段防水扉4Aの回動される。ついで中間材4Cおよび下段防水扉4Bが上方に引き起こされ、底部ヒンジ14cを中心に上方に回動され、図3に示すように、くの字形に折れ曲がった状態となる。さらに水道圧シリンダ9が進展されて駆動シーブ22が閉鎖位置IIまで下降されることにより、索体8がさらに引き込まれ上段防水扉4Aと下段防水扉4Bとが展開され、図4,図8に示すように直線状態となる。そして、さらに索体8が引き込まれて、防水扉4が支柱体2に引き付けられ、圧接シール部材6Bが側部シール材5Aおよび底部シール材5Bにそれぞれ押し付けられてシールされる。また警報装置の警報が停止される。
【0036】
以上により出入口1が閉鎖され、道路が冠水しても出入口1からエレベータ装置内に浸水するのを防止することができる。
警報が解除されて職員が解除操作ボタンを押すか、または自動監視システムにより操作スイッチがオフされると、警報装置から警告音が発せられるとともに、水道圧シリンダ9の収縮室に水道水圧が供給される。
【0037】
これにより、水道圧シリンダ9が収縮されて駆動シーブ22が閉鎖位置IIから上昇され、索体8が送り出され、まず折り畳み始動機構41が作動される。すなわち、作動端9aに設けられた折り畳み用ドグ46により、レバーフック47を介して押出しレバー44を押し上げ、押出し部44aを前方に突出させて直線状に起立された下段防水扉4Bの連結部近傍を前方に押し出し防水扉4を折り曲げる。これにより索体8を送り出すことで、防水扉4の自重による折り畳みが開始される。折り畳み用ドグ46が上方に通過すると、押出しレバー44はレバー付勢ばね45によりが元位置に復帰される。
【0038】
水道圧シリンダ9がさらに収縮されて駆動シーブ22が上昇し索体8が送り出されると、ガイドロッド19がガイド溝16に案内されつつ下降し、上段防水扉4Aが連結ヒンジ14a,14bを中心に下方に回動されるとともに、下段防水扉4Bが底部ヒンジ14cを中心に下方に回動され、さらに駆動シーブ22が開放位置Iに達して、防水扉4が折り畳まれた状態で収納室3に収納される。
【0039】
この時、下段防水扉4Bと上段防水扉4Aは中間材4Cおよび上下脚部材15A,15Bを介して互いに平行に重なるように水平姿勢に折り畳まれて収納室3に収納され、上段防水扉4Aのスキンプレート4aが歩廊として使用される。次いで職員が手動でカバー体13を閉じ、カバー係止部材18が上下カバー固定具32A,32Bにそれぞれロックされる。
【0040】
上記実施の形態によれば、出入口1の前床部に形成された収納室3に防水扉4を収納して、出入口1を閉鎖する時に、収納室3から防水扉4を引き起こすことにより、従来のように保管場所から運搬してくるのに比較して、防水扉4の保管場所も不要で、迅速に防水扉4の開閉が可能となる。また出入口1が開放されている日常時は、カバー体13により側部シール材5Aと開口部10が覆われるので、直射日光などによる側部シール材5Aの劣化や開口部10へのいたずらを防止でき、美観の向上を図ることができる。したがって、側部シール材5Aの劣化を防止できるので、側部シール材5Aの長寿命化を図り、交換やメンテナンスを削減してランニングコストを低減することができる。
【0041】
また、防水扉4を折り畳み自在に連結された2枚の上段防水扉4Aと下段防水扉4Bとにより構成し、収納室3に折り畳んで収納するので、収納室3の面積を削減することができ、コンパクトに構成することができる。
【0042】
さらに、開放時に収納室3を上段防水扉4Aのスキンプレート4aで覆って歩廊とすることにより、収納室3を閉鎖するカバーが不要となり、また出入口1を閉鎖する時に前記カバーを開放する開閉機構も不要となるので、生産コストを削減することができる。
【0043】
さらにまた、折り畳み始動機構41により、閉動開始時に水道圧シリンダ9の作動端9aに設けられた折り畳み用ドグ46で押出しレバー44を作動して展開状態の防水扉4を加圧することにより、防水扉4を連結部で折り曲げて、索体8送り出すだけで、その自重を利用して上段防水扉4Aと下段防水扉4Bとを容易かつ確実に折り畳むことができる。
【0044】
ゲート開閉装置7は、垂設した水道圧シリンダ9により駆動シーブ22を昇降させ索体8をガイドシーブ23を介して引き込んだり送り出すように構成したので、支柱体2内の縦長の狭い空間に容易に配置することができる。また水道圧シリンダ9を直線駆動装置として使用することにより、水道管からす移動圧シリンダ9に接続するホースがあれば、他の駆動ユニットが不要となり、停電の可能性がある電源に比較して、水道水の供給が停止されることは極めて少ないため、非常時に正常な開閉が可能となる。また展開状態の防水扉4を、ガイドシーブを介して索体8を支柱体1内に引き込むことで、防水扉4をシール材5A,5Bおよびシール部材6A,6Bを介して支柱本体11の前面に押し付けることができ、シールするための特別な押付機構も不要で、シールを確実に実施することができる。さらに、索体8をワイヤ固定具21とガイドシーブ23の間で駆動シーブ22を昇降駆動させるいわゆる「滑車による倍力(倍速)機構」により、索体の駆動長さを長くとれ、かつ大きい力で防水扉4を開閉駆動することができる。
【0045】
なお、上記実施の形態では、防水扉4を上下2段の折り畳み式に構成したが、単体であってもよく、また上下3段以上に分割されていてもよい。
また支柱体2にシールパッキン(側部シール材5A、底部シール材5B)を設け、防水扉4にシール部材6Bを設けたが、その逆に配置してもよく、また防水シール用構成部材は、必要に応じて配置位置や種類を適宜選択することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、出入口の前床部に形成された収納室に、上下複数段に分割された分割扉からなる防水扉を折り畳んで収納し、出入口を閉鎖する時にゲート開閉装置により防水扉を収納室から引き起こすことにより、出入口への浸水を防止するので、防水扉の保管場所も不要で、迅速に防水扉の開閉が可能となる。また防水扉を複数の分割扉により構成し、収納室に折り畳んで収納するので、収納室の面積を大幅に削減することができる。さらに折り畳み始動機構により、閉動開始時に展開状態の防水扉を加圧して、分割扉をその自重を利用して容易かつ確実に折り畳むことができる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、縦長の支柱体内の空間に直線駆動機構を容易に配置することができ、索体を滑車を介して引き込みまたは送り出すことにより、狭い支柱体内に容易にゲート開閉装置を収容することができる。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、出入口の開放時には、カバー体により防水シール用構成部材を覆うことで、直射日光などの劣化要因から遮断して防水シール用構成部材の劣化を防止して長寿命化を図り、交換やメンテナンスを削減してランニングコストを低減することができる。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、収納室を最上段の分割扉で覆って歩廊としたことにより、収納室を閉鎖するカバーが不要となり、また出入口の閉鎖時にカバーを開放する開閉装置も不要となるので、生産コストを削減することができる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、出入口の開放時には、カバー体により防水シール用構成部材を覆うことで、直射日光などの劣化要因から遮断して防水シール用構成部材の劣化を防止して長寿命化を図り、交換やメンテナンスを削減してランニングコストを低減することができる。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、直線駆動機構を水道圧シリンダで構成することにより、駆動ユニットが不要となり、また停電の可能性がある電源も不要で、非常時にも正常に開閉することができる。また、索体を支柱体内に引き込むことで、防水扉を防水シール用構成部材を介して支柱体に押し付け、浸水を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水扉装置の実施の形態を示し、開放状態の全体斜視図である。
【図2】同防水扉装置のカバー体開放状態を示す全体斜視図である。
【図3】同防水扉装置の防水扉の開放途中の状態を示す全体斜視図である。
【図4】同防水扉装置の防水扉の閉鎖状態を示す全体斜視図である。
【図5】同防水扉装置の支柱体と収納室を示す正面断面図である。
【図6】(a)(b)はそれぞれ同防水扉装置の防水扉を示し、(a)は背面図、(b)は正面図である。
【図7】同防水扉装置の防水扉開放状態の側面断面図である。
【図8】同防水扉装置の防水扉開放状態の側面断面図である。
【図9】同防水扉装置の支柱部とカバー体を示す平面断面図である。
【図10】(a)(b)はそれぞれ同防水扉装置のカバー開放機構を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図11】同防水扉装置の折り畳み始動機構を示す側面図である。
【符号の説明】
1 出入口
2 支柱体
3 収納室
4 防水扉
4A 上段防水扉
4B 下段防水扉
4C 中間材
5A 側部シール材
5B 底部シール材
6A 連結シール部材
6B 圧接シール部材
7 ゲート開閉装置
8 索体
9 水道圧シリンダ
10 開口部
12 ガイドプレート
13 カバー体
14a,14b 中間ヒンジ
16 ガイド溝
17 開閉ヒンジ部材
18 カバー係止部材
19 ガイドロッド
22 駆動シーブ
23 ガイドシーブ
31 カバー体開放機構
32A,32B カバー固定具
33 連結杆
34 開放レバー
35 カバー開放ドグ
41 折り畳み始動装置
44 押出しレバー
46 折り畳み用ドグ

Claims (6)

  1. 出入口の両側に立設された左右一対の支柱体と、
    前記支柱体の間で出入口の前床部に形成された収納室と、
    該収納室に引き起こし自在に収納された防水扉と、
    前記支柱体に設けられて前記防水扉を収納室から引き起こし出入口を閉鎖するゲート開閉装置を具備し、
    防水扉は、上下複数段に分割された分割扉が折り畳み自在に連結されて構成されるとともに、収納室に折り畳んだ状態で収納され、
    前記ゲート開閉装置の閉動開始時に、展開状態で出入口を閉鎖する防水扉を、折り畳み方向に加圧する折り畳み始動機構を設けた
    ことを特徴とする防水扉装置。
  2. 分割扉を上段防水扉と下段防水扉とで構成し、
    ゲート開閉装置は、前記上段防水扉に連結された索体を滑車を介して押し引きし防水扉を引き起こして展開および折り畳み可能な直線駆動装置を有し、
    折り畳み始動機構は、閉鎖位置の下段防水扉に対応して支柱体に回動自在に支持されて押出し部と受動部とを有する押出しレバーと、前記直線駆動装置の作動部に設けられて前記押出しレバーの受圧部に当接する折り畳み用ドグとを有し、ゲート開閉装置の閉動開始時に、前記記直線駆動装置により前記折り畳み用ドグを介して前記押出しレバーの受圧部を押し上げ、前記押出しレバーの押出し部により下段防水扉を折り畳み方向に押し出すように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の防水扉装置。
  3. 直線駆動装置を、水道水圧を駆動源とする水道圧シリンダで構成した
    ことを特徴とする請求項2記載の防水扉装置。
  4. 収納室に収容された防水扉の最上段の分割扉を、収納室を覆う歩廊に構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の防水扉装置。
  5. 分割扉を上段防水扉と下段防水扉とで構成し、
    ゲート開閉装置は、前記上段防水扉に連結された索体を滑車を介して押し引きし防水扉を引き起こして展開および折り畳み可能な直線駆動装置を有し、
    閉鎖時に防水扉と支柱体の隙間をシールする防水シール用構成部材を少なくとも前記両支柱体側に設けるとともに、該防水シール用構成部材を覆うカバー体を支柱体にそれぞれ開閉自在に設け、
    ゲート開閉装置の開動開始時に、前記カバー体を開動して防水シール用構成部材を露出するカバー体開放機構を設け、
    前記カバー体開放機構を起動させるカバー開放ドグを前記直線駆動装置の作動部に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の防水扉装置。
  6. 直線駆動装置を、水道水圧を駆動源とする水道圧シリンダで構成し、
    前記水道圧シリンダにより滑車を介して索体を支柱体内に引き込み、展開状態の防水扉を防水シール用構成部材を介して支柱体に押し付けるように構成した
    ことを特徴とする請求項5記載の防水扉装置。
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