JPH0666073A - 建物における開閉扉 - Google Patents

建物における開閉扉

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JPH0666073A
JPH0666073A JP5137337A JP13733793A JPH0666073A JP H0666073 A JPH0666073 A JP H0666073A JP 5137337 A JP5137337 A JP 5137337A JP 13733793 A JP13733793 A JP 13733793A JP H0666073 A JPH0666073 A JP H0666073A
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TAKIMOTO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大間口部分に対して適用した場合に、その開
閉操作を静かにかつ短時間で行えることは勿論、閉止時
の建物に対する固定を確実に行うことができて建物側に
付設の条件を与えることがなく、しかも開放時において
建物の庇としても利用することのできる開閉扉を簡単な
構成によって提供すること。 【構成】 間口部分を覆う大きさを有して少なくとも一
つの横方向の折曲部22にて折畳される扉本体21と、
間口部分の両側に縦方向に固定されて扉本体21の閉止
時の固定と開放時の案内とを行うレール23と、扉本体
21の左右上端をレール23の上端側に回動自在に連結
する連結支持部材24と、扉本体21の左右下端に連結
されてレール23上を上下方向に移動する移動支持部材
25と、一端が扉本体21の裏面上部に連結され他端が
扉本体21の曲折部22より下側部分に連結されて上下
方向に配置されるシリンダ装置26と、このシリンダ装
置26に圧力流体を供給すべく扉本体21の内側となる
部分に配置される供給装置27とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉扉に関し、特に倉庫
や大型店舗あるいは工場等の大きな建物に形成されてい
る大間口部分に適用するための開閉扉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】工場等の大きな建物の大間口部分を開閉
自在に覆う扉としては、従来より種々なものが提案さ
れ、使用されてもいる実状であるが、その通常の扉と基
本的に異なるところは、扉本体が大間口部分を覆うため
に非常に大きな面積のものとなっていることである。こ
のような大間口部分を開閉する扉の一般的な構造として
は、第一に、大型扉を直接吊下して、これを横方向にス
ライドさせるもの、第二に所謂シャッタを使用するもの
である。
【0003】スライド方式の扉は、間口部分の両側に位
置する建物の壁面前方に移動させて開放するものである
から、建物にこの扉の長さ程度の壁面がどうしても必要
となるものであり、間口部分が建物の長さの半分より大
きな場合には使用できないものである。また、このスラ
イド方式の扉は壁面に沿わせて収納するものであるた
め、間口部分の開放時には全く役に立たないものであ
る。しかも、間口部分が大きなものになると、このスラ
イド方式の扉は、風圧などに耐えられるようにするため
に非常に重量のあるものとならざるをえず、その開閉操
作に相当な力が必要になったり操作の時間が長くなった
りして、開閉操作が非常に困難なものとなるのである。
一方、シャッタ方式の扉にあっては、これを巻き取るた
めの空間あるいは装置として非常に大きなものを必要と
するだけでなく、間口部分が非常に大きくなると開閉操
作時間も長くなって、これを利用するメリットが余りな
いものである。しかも、このシャッタ方式の扉にあって
は、これを巻き取る際は勿論、巻戻す場合にも大きな異
音が発生するため、その開閉操作に非常に気を使うもの
であったのである。
【0004】すなわち、この種の大間口部分のための扉
を形成するにあたっては、次の点に十分注意をしておか
なければならないのである。 イ.大間口部分のための扉自体は大面積のものとなるか
ら、その受ける風圧も相当大きくなり、この大きな面積
の扉の閉止時における固定を確実に行えるようにできる
構造のものとしておく必要がある。 ロ.大間口部分のための扉ではあっても、その開閉速度
を早くしなければならない。例えば、この大間口部分を
冷蔵倉庫において形成する場合には、扉の開閉を短時間
内に行って、倉庫内の冷気の流出を防がなければならな
いからである。 ハ.大間口部分のための扉ではあっても、その開閉時に
おいて大きな異音が発生してはならない。この大間口部
分を有する建物は、住宅地に建てられることもあるから
である。 ニ.上記のイ〜ハの点を満足する扉であっても、建物の
建設に余分な条件を付与するようなものであってはなら
ない。 そこで、本発明者等は、建物の大間口部分の開閉を行う
ための扉を、以上のようなイ〜ハの条件を満足しながら
構成するにはどうしたらよいかについて種々検討を重ね
てきた結果、本発明を完成したのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする
課題は、大型建物の大間口部分を開閉するための扉を如
何に問題なく構成するかである。そして、本発明の目的
とするところは、大間口部分に対して適用した場合に、
その開閉操作を静かにかつ短時間で行えることは勿論、
閉止時の建物に対する固定を確実に行うことができて建
物側に付設のための厳しい条件を与えることがなく、し
かも開放時において建物の庇としても利用することので
きる開閉扉を簡単な構成によって提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明の採った手段は、実施例にお
いて使用する符号を付して説明すると、「倉庫などの大
型建物10に形成されている大きな間口部分11を覆う
ための開閉扉20であって、間口部分11を覆う大きさ
を有して少なくとも一つの横方向の折曲部22にて折畳
される扉本体21と、間口部分11の両側に縦方向に固
定されて扉本体21の閉止時の固定と開放時の案内とを
行うレール23と、扉本体21の左右上端をレール23
の上端側に回動自在に連結する連結支持部材24と、扉
本体21の左右下端に連結されてレール23上を上下方
向に移動する移動支持部材25と、一端が扉本体21の
裏面上部に連結され他端が扉本体21の曲折部22より
下側部分に連結されて上下方向に配置されるシリンダ装
置26と、このシリンダ装置26に圧力流体を供給すべ
く扉本体21の内側となる部分に配置される供給装置2
7とを備えて、シリンダ装置26のピストンロッド26
bを収縮させたとき、扉本体21が間口部分11の上方
にて少なくとも二つ折りとなった状態で間口部分11を
開放するとともに、二つ折りとなった扉本体21によっ
て庇をも形成するようにしたことを特徴とする開閉扉2
0」である。
【0007】そして、請求項2に係る発明の採った手段
は、同様に、「倉庫等の大型建物10に形成されている
大きな間口部分11を覆うための開閉扉20であって、
間口部分11の両側に立設される中空柱31・32と、
これらの中空柱31・32の上端に一体化される中空梁
33と、間口部分11を覆う大きさを有して少なくとも
一つの横方向の折曲部22にて折畳される扉本体21
と、各中空柱31・32に縦方向に形成されて扉本体2
1の閉止時の固定と開放時の案内とを行う案内部31a
・32aと、扉本体21の上端を中空梁33に回動自在
に連結する連結支持部材24と、扉本体21の左右下端
に連結されて案内部31a・32a内を上下方向に移動
する移動支持部材25とを備え、かつ、この移動支持部
材25の中空柱31・32内に突出するいずれか一方に
連結されて中空柱31・32内を移動する第一ワイヤ3
4と、この第一ワイヤ34を移動させる駆動装置36
と、移動支持部材25のいずれか一方に一端が連結され
て当該中空柱31・32内に収納され、他端が中空梁3
3及び他方の中空柱32・31内に収納される第二ワイ
ヤ35と、この第二ワイヤ35の他端に連結されて中空
柱32・31内を上下動するカウンターウエイト37と
を備えて、駆動装置36によって第一ワイヤ34を中空
柱31・32内で移動させたとき、扉本体21が間口部
分11の上方にて少なくとも二つ折りとなった状態で間
口部分11を開放するとともに、二つ折りとなった扉本
体21によって庇をも形成するようにしたことを特徴と
する開閉扉20」である。
【0008】
【発明の作用】以上のように構成した各発明に係る開閉
扉20の作用を、その使用の態様とともに、以下に説明
する。
【0009】・請求項1に係る開閉扉20について まず、この開閉扉20によって、図1、図3及び図4に
示すように、建物10の間口部分11を完全に覆蓋して
いる場合には、この開閉扉20の両側端部は、建物10
側に固定したレール23によってしっかりと保持された
状態にあるのである。すなわち、図4に示したように、
扉本体21の上端側は、これの左右両端に一体的に設け
た各連結支持部材24が各レール23の上端側に、回動
自在ではあってもしっかりと連結されているのであり、
一方扉本体21の下端側は、これの左右両端に一体的に
設けた各移動支持部材25が各レール23の下端側にし
っかりと保持されているのある。しかも、扉本体21の
裏面側に配置した各シリンダ装置26にあっては、その
ピストンロッド26bが延びきった状態にあって、当該
シリンダ装置26に供給装置27からの圧力流体が供給
されない限り収縮しないから、結果として扉本体21は
その展開状態での固定がしっかりとなされているのであ
る。従って、当該扉本体21が風圧または風によって負
圧を受けたとしても、この扉本体21は建物10側に対
してしっかりと支持された状態を維持するのである。
【0010】この場合、図6〜図8に示した第二実施例
に係る開閉扉20においては、図7に示したように、そ
の扉本体21の折曲部22及び下端が断面三角形のトラ
ス28を使用して形成してあるため、これら各トラス2
8の一つの面が、扉本体21の下端においては土台側
に、また扉本体21の折曲部22においては互いに当接
し合う。このため、開閉扉20が図7に示した閉止状態
にある場合には、これら各トラス28が他の部分に当接
していることによって、扉本体21全体の閉止状態はし
っかりと維持されているのである。なお、この開閉扉2
0の建物10に対する支持をより一層強固にしたい場合
には、その折曲部22の両端近傍を別の固定部材によっ
て各レール23側に固定するようにすればよいものであ
り、この場合の固定部材としては、電力、油圧あるいは
ワイヤなどによって遠隔操作し得るものを採用するとよ
い。
【0011】この閉止していた開閉扉20を解放したい
場合には、例えば建物10の間口部分11近傍に設けた
スイッチ26a等を操作することにより、供給装置27
からの圧力流体をシリンダ装置26に供給して、シリン
ダ装置26を駆動させるのである。このシリンダ装置2
6においては、それまで伸長されていたピストンロッド
26bが収縮するため、このピストンロッド26bの先
端に接続されていた扉本体21の本体下部21aが、シ
リンダ装置26の作動によって本体上部21b側に向け
て引き上げられることになるのである。このとき、扉本
体21の本体上部21bは、その下端を曲折部22によ
って本体下部21aの上端に回動自在に連結してあると
ともに、その上端を建物10の間口部分11上部に連結
支持部材24によって回動自在に連結してあるから、扉
本体21の曲折部22が間口部分11の前方上部に向け
て移動し、扉本体21の本体下部21a及び本体上部2
1bは曲折部22にて折り畳まれながら上動することに
なるのである。勿論、この場合、扉本体21を構成して
いる本体下部21aの両側下部に一体化した各移動支持
部材25は、例えば図4の二点鎖線によって示すよう
に、各レール23によって案内されながら上動していく
のである。
【0012】以上のようにして、本体下部21aに設け
た各移動支持部材25が、シリンダ装置26によって各
レール23の上端側に移動すれば、すなわちシリンダ装
置26のピストンロッド26bが完全に収縮してしまえ
ば、図2あるいは図8に示すように、建物10の間口部
分11は短時間内に完全に解放されるのである。このと
き重要なことは、図2、図4、あるいは図8に示すよう
に、当該開閉扉20の扉本体21は、その折曲部22に
て折り畳まれるのであり、しかもシリンダ装置26にお
けるピストンロッド26bのストローク範囲内での作動
によって扉本体21の開放が完了するのであるから、重
量のあるものを移動させたりあるいは巻取ったりする場
合に比較して、その操作が短時間内に行われることであ
る。また、扉本体21を構成している本体下部21a及
び本体上部21bが機械的に接触する箇所は、本体下部
21aの両側下部に一体化した各移動支持部材25と各
レール23間、本体下部21aと本体上部21bとの曲
折部22、及び間口部分11の上部に本体上部21bを
連結している連結支持部材24のみであるから、当該開
閉扉20の開閉時に異音の発生は殆ど生じないのであ
る。特に、後述する実施例におけるように、移動支持部
材25をレール23内にて上下動するゴムローラ等によ
って構成した場合には、異音の発生は殆ど抑えられるも
のである。そして、折り畳まれた扉本体21は、間口部
分11の上方にて庇となるのであり、この折り畳まれた
扉本体21によって雨や雪が遮られるから、その下での
荷物の積み下ろし作業を濡れないで行えるのである。
【0013】また、以上のように、開閉扉20の解放操
作は、建物10の間口部分11前方においてのみ行われ
るものであるから、建物10自体が開放時の扉本体21
を収納しておく空間を必要としないのであり、間口部分
11が建物10の幅の1/2以上のものであっても、こ
の扉本体21の開閉作業には何等影響がないものであ
る。しかも、この開閉扉20は、二本のレール23を間
口部分11の左右両側に立設するとともに、扉本体21
の上下両縁を間口部分11及び両レール23に連結すれ
ばよいのであるから、その設置自体も簡単に行えるもの
となっているのである。
【0014】なお、以下に説明する実施例に係る開閉扉
20にあっては、図4及び図8に示したように、その扉
本体21が一つの折曲部22を中心にして上方部分が僅
かに大きくなるように分割してある。これにより、扉本
体21を折り畳んで開放状態としたとき、図4または図
8に示したように、連結支持部材24と移動支持部材2
5との間を一つの底辺とする三角形状を構成するように
してあり、これにより、開放状態にある扉本体21の建
物10側に対する支持をより強固にするようにしてあ
る。また、第二実施例に係る開閉扉20においては、図
8に示したように、折り畳んだ扉本体21間に入り得る
トラス28を有したものとしてあり、このトラス28が
折り畳んだ扉本体21の間隔を一定に保つようにしてい
るものである。
【0015】勿論、開放した開閉扉20を閉止状態にす
るには、前述したシリンダ装置26の作動を上述したの
とは逆にすればよいものであり、その場合には前述した
のと逆の状態で開閉扉20の閉止が行われることは言う
までもない。
【0016】・請求項2に係る開閉扉20について この開閉扉20においては、その動きそれ自体は、上記
請求項1に係る開閉扉20と全く同様であるが、次の点
においてのみ異なるものである。
【0017】まず、この開閉扉20は、その両側に配置
されるべき第一中空柱31及び第二中空柱32と、これ
らの上端に一体化される中空梁33とによって形成され
る開口部分11内に収納されるものであり、しかも、こ
れらの第一中空柱31、第二中空柱32、中空梁33等
とともに一体物として形成されるものであるから、これ
ら全体として一つの製品として完成されるものである。
従って、第一中空柱31、第二中空柱32及び中空梁3
3等の大きさを、当該開閉扉20を設置したい建物10
の開口部分に合わせたものとすれば、第一中空柱31等
と一体的になった開閉扉20は、建物10にそのまま設
置できるものである。特に、建物10の開口部分11の
大きさは、建物10そのものが一般的な規格に基づいて
形成されるものであることから、それ程多種類に分けら
れるものではない。このため、第一中空柱31等と一体
化された開閉扉20は、その全体の形状をある程度の規
格化されたものとして形成しておけば、殆んどの建物1
0に適用できるのであり、安価に提供することも可能な
のである。
【0018】この開閉扉20によって建物10の開口部
分11を覆った場合には、図9に示すようになってい
る。すなわち、開閉扉20の上端は連結支持部材24に
よって中空梁33に連結されており、開閉扉20の下端
側は第一中空柱31及び第二中空柱32内に突出して案
内部31a及び案内部32aに係止・案内されている各
移動支持部材25によって支持されているのである。こ
れにより、当該開閉扉20は、第一中空柱31、第二中
空柱32及び中空梁33によってしっかりと支持されて
いるのであり、強風等に十分耐え得るものとなっている
のである。
【0019】この開口部分11を覆蓋している開閉扉2
0を開放するには、図示しないスイッチ操作によって駆
動装置36を作動させるのである。そうすると、駆動装
置36を構成している巻取ドラム36bによって、以下
の実施例では第一中空柱31内に収納・配置してある第
一ワイヤ34が巻き上げられるため、この第一ワイヤ3
4に連結してある移動支持部材25は、案内部31aに
よって案内されながら第一中空柱31の上方へと移動す
るのである。このとき、この移動支持部材25には第二
ワイヤ35の一端が連結してあって、この第二ワイヤ3
5の他端には第二中空柱32内の上方に収納してあるカ
ウンターウエイト37が連結してあるから、このカウン
ターウエイト37の作用によって開閉扉20の開放は駆
動装置36の駆動力が小さくても円滑に行われるのであ
る。換言すれば、開閉扉20を開放するための駆動装置
36、及びこれに付随する減速機36aや巻取ドラム3
6b等の構成が比較的簡単なものとなっているのであ
り、駆動装置36等からの騒音発生が極力抑制されて、
開閉扉20の開放作動が静かなものとなっているのであ
る。
【0020】以上のようにして開閉扉20が完全に開放
されれば、図10に示すように、開閉扉20を構成して
いる二枚の扉本体21・21によって開口部分11の前
方上部に庇が形成されるのである。これにより、建物1
0内への出入が自由になることは当然として、作業中に
雨が降ってきても、扉本体21・21によって形成され
た庇によって漏れずに作業できる大きな空間が確保され
ているのである。
【0021】なお、開閉扉20を閉じるには前述したの
と逆に操作を行えばよいものであり、この閉止作業もカ
ウンターウエイト37の作用によって円滑に行われると
ともに、非常に静かな状態で行われるものである。
【0022】
【発明の実施例】次に、以上のような各発明に係る開閉
扉20を、図面に示した各実施例に従って説明すると、
次の通りである。
【0023】・実施例1 図1〜図4には、請求項1に係る発明の第一実施例に係
る開閉扉20が示してあり、この開閉扉20は、その扉
本体21を略中央部にて水平方向に形成した折曲部22
にて本体下部21aと本体上部21bとに二分割したも
のである。扉本体21の本体下部21aは、その両側下
部に取り付けた後述の各移動支持部材25によって間口
部分11の両側に配置固定した一対のレール23に移動
自在に支持されるものであり、また本体上部21bは、
その上端縁を連結支持部材24によって間口部分11の
上縁側に回動自在に連結されるものである。そして、以
上の曲折部22、連結支持部材24及び移動支持部材2
5以外の部分において、これらの本体下部21aと本体
上部21bとは、自由なもの、つまりレール23から前
方に離れ得るものとなっているのである。なお、この扉
本体21は、上述した二つ折り状態のものだけでなく、
これを四つ折り、六つ折り等の折畳みを行うことが考え
られるが、その場合には折曲部22を三本、五本等のよ
うに形成するとともに、これらの折曲部22の内の建物
10側となるものについては、後述する移動支持部材2
5をそれぞれ一体化するとよい。
【0024】この扉本体21は、完全に拡開したとき建
物10の間口部分11全体を覆うのに十分な面積を有し
ているものであることは当然であるが、本実施例の扉本
体21においては、その間口部分11の閉止時における
風抜けを防止するために、扉本体21の下端縁に、図4
に示したように、ゴム板21cを取付けてある。また、
この扉本体21においては、図1に示したように、その
折曲部22の下方部分に必要な窓21dやドア21eが
一体的に形成してあり、これにより、閉止時の採光や出
入口を確保できるようにしてある。勿論、この扉本体2
1は、図3に示すように、鉄骨材等を使用することによ
り、言わば枠組を形成しておき、この枠組の表面などに
表装材を取付けることにより形成したものであり、この
ような枠組によって扉本体21自体の剛性を風圧等に十
分耐え得るものとしてある。
【0025】なお、本実施例においては、図4に示すよ
うに、扉本体21を構成している本体上部21bの上下
両縁にカバー29b及び樋29aが設けてある。これら
のカバー29bや樋29aは、当該扉本体21を図2に
示したような庇状態に開放したときの雨を受けて他の部
分に流すものである。つまり、図示はしていないが、本
体下部21a及び本体上部21bの側辺を構成している
枠組内に雨水を通す通路を形成しておいて、この通路内
に例えば樋29aが受けた雨水を流し込むようにしてい
るのである。勿論、この樋29a等は、本発明を実施す
るに当たっては必ずしも必要なものではない。
【0026】そして、この実施例の開閉扉20において
は、上述したように、扉本体21の上縁に連結支持部材
24が一体的に設けてあり、扉本体21の下方左右の二
ヶ所に移動支持部材25が一体的に設けてあるのである
が、各連結支持部材24は、間口部分11の左右に位置
する建物10側に固定した上下方向のレール23の上端
に連結してあるものである。一方、各移動支持部材25
は、例えばゴムロール等を構成部材として形成したもの
であり、このゴムローラをレール23内に係合させた状
態で支持するものである。
【0027】シリンダ装置26は、供給装置27から供
給された圧油、圧縮空気等の圧力流体によって作動する
ものであり、そのピストンロッド26bを伸縮させるも
のである。そして、このシリンダ装置26は、一端を扉
本体21の裏面上部に連結し、他端を扉本体21の曲折
部22より下側部分に連結したものであり、図3にも示
したように、扉本体21の本体上部21bの背面側に上
下方向に配置されるものである。勿論、このシリンダ装
置26の大きさ、数、及びこれに対して供給される圧力
流体の圧力等は、扉本体21全体の大きさ及び重量によ
って決定されるものであり、これに対応した供給装置2
7が採用されるものである。なお、供給装置27と各シ
リンダ装置26とは圧力流体供給管によって接続される
ものであり、この圧力流体供給管は、本体上部21bの
枠組及び各レール23に沿って扉本体21の裏面側に配
置されるものである。また、供給装置27として、図1
においては間口部分11の下方に設置した例を示した
が、この供給装置27の設置箇所としては、これをシリ
ンダ装置26に近接させる意味で、間口部分11の内部
側上方に設置するようにして実施してもよいものであ
る。
【0028】・実施例2 図6〜図8には、請求項1に係る発明の第二実施例に係
る開閉扉20が示してあり、この開閉扉20において
は、扉本体21の構造材としてトラス28を使用してい
る点以外は、前述の第一実施例に係る開閉扉20と略同
様である。従って、この第二実施例において上述した第
一実施例に係る開閉扉20と共通する部材については、
図6〜図8に同一符号を付してその説明は省略する。
【0029】この第二実施例の開閉扉20においては、
その重要部分に図6に示したようなトラス28を使用し
ているものであり、具体的には、これらのトラス28は
図7及び図8に示したような箇所において使用されるも
のである。つまり、まず一対のトラス28を扉本体21
の中央部にて採用することにより、図7及び図8に示し
たように折曲部22を構成しており、一本のトラス28
を扉本体21の下端に採用することにより、当該扉本体
21の閉止時における土台への当接が行えるようにして
ある。また、折曲部22の上側となる扉本体22の内面
側にも一本のトラス28が採用してあり、このトラス2
8は、図8に示したように二つ折りにした扉本体21の
間隔を所定の値(トラス28の高さ)に維持するように
しているものである。そして、これら四本のトラス28
は、扉本体21全体の剛性を十分なものとしているもの
であるだけでなく、シリンダ装置26の十分な収納空間
及び作動空間を確保しているものである。
【0030】特に、折曲部22を構成するための二本の
トラス28は、開閉扉20による間口部分11の閉止時
において重要な役割を果たすものである。すなわち、図
7に示したように、各トラス28は断面が共に直角三角
形をなすようなものとして形成してあるものであり、直
角を挟む一つの辺が互いに当接し合うようにしてあるも
のである。これにより、開閉扉20による間口部分11
の閉止時においては、その扉本体21が折曲部22を構
成している各トラス28の互いの当接によって、シリン
ダ装置26の作動・収納空間を確保するとともに、極め
て剛性の高いものとなっているのである。
【0031】・実施例3 図9及び図10には、請求項2に係る発明の実施例が示
してあり、この実施例の開閉扉20においては、その開
閉作動が第一ワイヤ34を介して駆動装置36により行
われるものとしてある。
【0032】すなわち、この開閉扉20は、図9に示し
たように、建物10の開口部分11の左右両側に設置さ
れる第一中空柱31及び第二中空柱32と、これらの上
端に一体化した中空梁33とによって収納・支持したも
のであり、これら第一中空柱31、第二中空柱32及び
中空梁33と、以下に説明する駆動装置36等ととも
に、一つの完成された製品となっているものである。換
言すれば、第一中空柱31、第二中空柱32及び中空梁
33の大きさを、建物10の開口部分11の大きさに合
わせて規格化したものであり、第一中空柱31等を建物
10の開口部分11に設置することにより、開閉扉20
の設置を完了するものである。
【0033】開閉扉20を支持するための第一中空柱3
1、第二中空柱32及び中空梁33は、文字通り中空と
なっているものであり、これらの内部に第一ワイヤ34
や第二ワイヤ35が収納されるのである。第一ワイヤ3
4は、その両端を、例えば第一中空柱31内に突出した
移動支持部材25に連結してループ状にしたものであ
り、このループの上部は駆動装置36によって回転駆動
される巻取ドラム36bに、またその下部は第一中空柱
31の下端部に設けた滑車38にそれぞれ掛装したもの
である。この第一ワイヤ34は、これを例えば第一中空
柱31の上端側に配置した駆動装置36によって正逆回
転されるものであり、これにより、この第一ワイヤ34
に連結した移動支持部材25を第一中空柱31内にて上
下動させるものである。
【0034】本実施例の駆動装置36は電動モーターを
採用したものであり、この駆動装置36には減速機36
aを介して巻取ドラム36bが連結してあり、この巻取
ドラム36bには、図9に示したように第一ワイヤ34
が巻回してあるのである。これにより、駆動装置36が
正転または逆転したとき、第一ワイヤ34は巻取ドラム
36bによっていずれかの方向に巻き上げられるものと
なっているのである。以上のように、第一ワイヤ34を
いずれかの方向に第一中空柱31内にて巻き上げられる
のであれば、駆動装置36としては他のものを採用して
実施してもよいものである。
【0035】また、第一ワイヤ34を連結した移動支持
部材25に対しては、さらに第二ワイヤ35の一端が連
結してあるのであり、この第二ワイヤ35の他端は第一
中空柱31及び中空梁33内を通して第二中空柱32内
に延在させてある。そして、この第二ワイヤ35の他端
には、第二中空柱32内に上下動自在に収納したカウン
ターウエイト37が連結してあるのであり、このカウン
ターウエイト37の重力を第一ワイヤ34が連結してあ
る移動支持部材25側に伝えるように、第二ワイヤ35
は例えば中空梁33内に設けた固定滑車38によって方
向が変えられているのである。
【0036】図9に示した実施例においては、第一中空
柱31内に第一ワイヤ34を収納し、第二中空柱32内
にカウンターウエイト37を収納して、一つの駆動装置
36によって第一ワイヤ34を駆動するようにしている
が、各第一中空柱31及び第二中空柱32内の空間を十
分大きくでき、あるいは移動支持部材25や滑車38等
を十分小さくすることができるようであれば、各第一中
空柱31及び第二中空柱32内に第一ワイヤ34とカウ
ンターウエイト37とをそれぞれ収納するように実施し
てもよい。この場合には、各第一ワイヤ34毎に駆動装
置36を連結するのであるが、その各駆動力をより小さ
くできるから、駆動装置36として更に小型のものを採
用することができるものである。
【0037】また、図9に示した実施例においては、開
閉扉20の下部両端に連結した移動支持部材25を、図
10にも示したように、各第一中空柱31及び第二中空
柱32の内面側に形成したスリットである案内部31a
及び32aに係合させた例が示してあるが、これらの案
内部31a及び32aは、閉じた時の開閉扉20の建物
10内側に位置するレールであってもよい。この場合に
は、第一ワイヤ34や第二ワイヤ35が連結される移動
支持部材25を第一中空柱31内に突出させる必要はあ
るが、レールによって閉止時の開閉扉20の支持を確実
に行うことができるから有利である。
【0038】さらに、図9に示した実施例では、カウン
ターウエイト37側となる移動支持部材25の第二中空
柱32に対する係合を、第二中空柱32内に設けた案内
板32bによって行うようにしているものであり、この
案内板32bがカウンターウエイト37の上下動時の案
内をも行うものである。これにより、第二中空柱32に
対して移動支持部材25及びカウンターウエイト37が
上下動する際の互いの干渉を防止しているのである。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に係る発明
においては、上記各実施例にて例示した如く、「倉庫な
どの大型建物10に形成されている大きな間口部分11
を覆うための開閉扉20であって、間口部分11を覆う
大きさを有して少なくとも一つの横方向の折曲部22に
て折畳される扉本体21と、間口部分11の両側に縦方
向に固定されて扉本体21の閉止時の固定と開放時の案
内とを行うレール23と、扉本体21の左右上端をレー
ル23の上端側に回動自在に連結する連結支持部材24
と、扉本体21の左右下端に連結されてレール23上を
上下方向に移動する移動支持部材25と、一端が扉本体
21の裏面上部に連結され他端が扉本体21の曲折部2
2より下側部分に連結されて上下方向に配置されるシリ
ンダ装置26と、このシリンダ装置26に圧力流体を供
給すべく扉本体21の内側となる部分に配置される供給
装置27とを備えて、シリンダ装置26のピストンロッ
ド26bを収縮させたとき、扉本体21が間口部分11
の上方にて少なくとも二つ折りとなった状態で間口部分
11を開放するとともに、二つ折りとなった扉本体21
によって庇をも形成するようにした」ことにその特徴が
あり、これにより、大間口部分に対して適用した場合
に、その開閉操作を静かにかつ短時間で行えることは勿
論、閉止時の建物に対する固定を確実に行うことができ
て建物側に付設のための厳しい条件を与えることがな
く、しかも開放時において建物の庇としても利用するこ
とのできる開閉扉20を簡単な構成によって提供するこ
とができるのである。
【0040】すなわち、この請求項1の発明に係る開閉
扉20によれば、 1−イ.大間口部分のための開閉扉20自体が大面積の
ものとなってその受ける風圧が相当大きくなっても、こ
の大きな面積の扉の閉止時における固定を確実に行うこ
とができるのである。 1−ロ.大間口部分のための開閉扉20ではあっても、
その開閉をピストンロッド26bが圧力流体によって伸
縮するシリンダ装置26によって行うようにしたから、
その開閉速度を非常に早くすることができる。従って、
この開閉扉20を冷蔵倉庫の大間口部分において採用し
た場合には、開閉扉20の開閉を短時間内に行って、倉
庫内の冷気の流出を防ぐことができるのである。 1−ハ.大間口部分のための開閉扉20ではあっても、
その開閉時には、機械的な接触が曲折部22、連結支持
部材24及び移動支持部材25においてしか生じないた
め、大きな異音は発生しないのである。 1−ニ.この開閉扉20は、建物10の間口部分11の
両側に移動支持部材25を支持するためのレール23を
配置するとともに、間口部分11の上縁に扉本体21を
構成している本体上部21bの上縁を連結すればよいか
ら、建物10の建設に余分な条件を付与することはない
のである。
【0041】また、請求項2に係る発明においては、
「倉庫等の大型建物10に形成されている大きな間口部
分11を覆うための開閉扉20であって、間口部分11
の両側に立設される中空柱31・32と、これらの中空
柱31・32の上端に一体化される中空梁33と、間口
部分11を覆う大きさを有して少なくとも一つの横方向
の折曲部22にて折畳される扉本体21と、各中空柱3
1・32に縦方向に形成されて扉本体21の閉止時の固
定と開放時の案内とを行う案内部31a・32aと、扉
本体21の上端を中空梁33に回動自在に連結する連結
支持部材24と、扉本体21の左右下端に連結されて案
内部31a・32a内を上下方向に移動する移動支持部
材25とを備え、かつ、この移動支持部材25の中空柱
31・32内に突出するいずれか一方に連結されて中空
柱31・32内を移動する第一ワイヤ34と、この第一
ワイヤ34を移動させる駆動装置36と、移動支持部材
25のいずれか一方に一端が連結されて当該中空柱31
・32内に収納され、他端が中空梁33及び他方の中空
柱32・31内に収納される第二ワイヤ35と、この第
二ワイヤ35の他端に連結されて中空柱32・31内を
上下動するカウンターウエイト37とを備えて、駆動装
置36によって第一ワイヤ34を中空柱31・32内で
移動させたとき、扉本体21が間口部分11の上方にて
少なくとも二つ折りとなった状態で間口部分11を開放
するとともに、二つ折りとなった扉本体21によって庇
をも形成するようにしたこと」にその構成上の特徴があ
り、これにより、大間口部分に対して適用した場合に、
その開閉操作を静かにかつ短時間で行えることは勿論、
閉止時の建物に対する固定を確実に行うことができて建
物側に付設のための厳しい条件を与えることがなく、し
かも開放時において建物の庇としても利用することので
きる開閉扉20を簡単な構成によって提供することがで
きるのである。
【0042】特に、この請求項2に係る開閉扉20によ
れば、 2−イ.大開口部分のための開閉扉20自体の受ける風
圧が相当大きくなっても、その閉止時における固定を確
実に行うことができる。 2−ロ.開閉扉20の開閉は、第一中空柱31内に収納
した第一ワイヤ34の駆動装置36による巻き上げ操作
によって行うようにしたから、その開閉速度を非常に早
くすることができる。従って、この開閉扉20を冷蔵倉
庫の大開口部分において採用した場合には、開閉扉20
の開閉を短時間内に行って、倉庫内の冷気の流出を防ぐ
ことができる。 2−ハ.開閉扉20の開閉時においては、その機械的接
触が、開閉扉20の曲折部22、連結支持部材24及び
移動支持部材25においてしか生じないため、大きな異
音が発生することがない。 2−ニ.第一中空柱31、第二中空柱32及び中空梁3
3の大きさを所定のものとして、これらを建物10の開
口部分11に設置すればよいから、建物10の建設に余
分な条件を付与することがないだけでなく、既設の建物
に対しても十分設置することができる。 2−ホ.第一ワイヤ34及び第二ワイヤ35を第一中空
柱31及び第二中空柱32内に完全に収納し、しかも第
二中空柱32内にてカウンターウエイト37が上下動す
るものであるから、開閉扉20の開閉作業を安全に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の第一実施例に係る開閉扉
の正面図である。
【図2】同開閉扉を開放したときの斜視図である。
【図3】同開閉扉の表装材を取り除いた状態の拡大正面
図である。
【図4】同開閉扉の開放及びその途中の状態を示す概略
側面図である。
【図5】同開閉扉の閉止状態を示す概略側面図である。
【図6】同建物において使用しているトラスの拡大正面
図である。
【図7】同開閉扉の閉止状態を概略的に示す側面図であ
る。
【図8】同開閉扉の開放状態を概略的に示す側面図であ
る。
【図9】請求項2の発明に係る開閉扉の正面図である。
【図10】同開閉扉の開放及びその途中の状態を示す概
略側面図である。
【符号の説明】
10 建物 11 間口部分 20 開閉扉 21 扉本体 21a 本体下部 21b 本体上部 22 折曲部 23 レール 24 連結支持部材 25 移動支持部材 26 シリンダ装置 26a スイッチ 26b ピストンロッド 27 供給装置 31 第一中空柱 32 第二中空柱 33 中空梁 34 第一ワイヤ 35 第二ワイヤ 36 駆動装置 37 カウンターウエイト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫等の大型建物に形成されている大き
    な間口部分を覆うための開閉扉であって、 前記間口部分を覆う大きさを有して少なくとも一つの横
    方向の折曲部にて折畳される扉本体と、前記間口部分の
    両側に縦方向に固定されて前記扉本体の閉止時の固定と
    開放時の案内とを行うレールと、前記扉本体の左右上端
    を前記レールの上端側に回動自在に連結する連結支持部
    材と、前記扉本体の左右下端に連結されて前記レール上
    を上下方向に移動する移動支持部材と、一端が前記扉本
    体の裏面上部に連結され他端が前記扉本体の曲折部より
    下側部分に連結されて上下方向に配置されるシリンダ装
    置と、このシンリンダ装置に圧力流体を供給すべく前記
    扉本体の内側となる部分に配置される供給装置とを備え
    て、 前記シリンダ装置のピストンロッドを収縮させたとき、
    前記扉本体が前記間口部分の上方にて少なくとも二つ折
    りとなった状態で前記間口部分を開放するとともに、二
    つ折りとなった前記扉本体によって庇をも形成するよう
    にしたことを特徴とする開閉扉。
  2. 【請求項2】 倉庫等の大型建物に形成されている大き
    な間口部分を覆うための開閉扉であって、 前記間口部分の両側に立設される中空柱と、これらの中
    空柱の上端に一体化される中空梁と、前記間口部分を覆
    う大きさを有して少なくとも一つの横方向の折曲部にて
    折畳される扉本体と、前記各中空柱に縦方向に形成され
    て前記扉本体の閉止時の固定と開放時の案内とを行う案
    内部と、前記扉本体の上端を前記中空梁に回動自在に連
    結する連結支持部材と、前記扉本体の左右下端に連結さ
    れて前記案内部内を上下方向に移動する移動支持部材と
    を備え、 かつ、この移動支持部材の前記中空柱内に突出するいず
    れか一方に連結されて前記中空柱内を移動する第一ワイ
    ヤと、この第一ワイヤを移動させる駆動装置と、前記移
    動支持部材のいずれか一方に一端が連結されて当該中空
    柱内に収納され、他端が前記中空梁及び他方の中空柱内
    に収納される第二ワイヤと、この第二ワイヤの他端に連
    結されて前記中空柱内を上下動するカウンターウエイト
    とを備えて、 前記駆動装置によって前記第一ワイヤを中空柱内で移動
    させたとき、前記扉本体が前記間口部分の上方にて少な
    くとも二つ折りとなった状態で前記間口部分を開放する
    とともに、二つ折りとなった前記扉本体によって庇をも
    形成するようにしたことを特徴とする開閉扉。
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