JPH09317253A - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

Info

Publication number
JPH09317253A
JPH09317253A JP13873596A JP13873596A JPH09317253A JP H09317253 A JPH09317253 A JP H09317253A JP 13873596 A JP13873596 A JP 13873596A JP 13873596 A JP13873596 A JP 13873596A JP H09317253 A JPH09317253 A JP H09317253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
roof
frames
roof sheet
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13873596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Imaizumi
義春 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IMAIZUMI TENTO KK
Original Assignee
IMAIZUMI TENTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IMAIZUMI TENTO KK filed Critical IMAIZUMI TENTO KK
Priority to JP13873596A priority Critical patent/JPH09317253A/ja
Publication of JPH09317253A publication Critical patent/JPH09317253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡易で設置場所の大きさや形状の違い
に容易に対応でき、設置費用が安価で設置時間が短時間
でできる開閉式屋根を提供すること。 【解決手段】 屋根が必要な部分に,複数のフレーム1
を架設し、このフレーム1間を覆う屋根シート2にフレ
ーム1間に架設配設し得る支承ポール3を屋根シート長
さ方向に沿って多数設け、前記フレーム1にガイドレー
ル4をフレーム1の長さ方向に沿って設け、前記各支承
ポール3の両端部にこのガイドレール4に支承するロー
ラ5を設けて、各支承ポール3がフレーム1間に架設さ
れた状態でフレーム1に沿って移動し得るように構成
し、前記フレーム1にフレーム1の長さ方向に沿って移
動する移動体6を設け、この移動体6に前記屋根シート
2の先端部若しくは屋根シート2の先端部の前記支承ポ
ール3を連結し、この移動体6の移動により屋根シート
2を折り畳み移動並びに張設移動させフレーム1間が開
閉自在となるように構成した開閉式屋根。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉式屋根に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
建物の屋上に設けたビアガーデンには、通常屋根がなく
ビアガーデンは雨天時には使用できないのが一般的であ
った。
【0003】この建物の屋上に設けたビアガーデンに、
現在一般的に使用されている開閉式屋根を設置すること
で対応することも考えられるが、従来の開閉式屋根は、
例えば、特公平4−54028号公報,実公平7−54
496号公報,特開平3−260274号公報等に開示
されているように、構造が複雑で設置に時間と費用が非
常に多くかかり、また、設置場所の大きさや形状の違い
に対する対応が簡単ではなかった。
【0004】本発明は、以上のような従来の課題を解決
するためになされたものであり、構造が簡易で設置場所
の大きさや形状の違いに容易に対応でき、設置費用が安
価で設置時間が短時間でできる開閉式屋根を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】屋根が必要な部分に,複数のフレーム1を
架設し、このフレーム1間を覆う屋根シート2にフレー
ム1間に架設配設し得る支承ポール3を屋根シート長さ
方向に沿って多数設け、前記フレーム1にガイドレール
4をフレーム1の長さ方向に沿って設け、前記各支承ポ
ール3の両端部にこのガイドレール4に支承するローラ
5を設けて、各支承ポール3がフレーム1間に架設され
た状態でフレーム1に沿って移動し得るように構成し、
前記フレーム1にフレーム1の長さ方向に沿って移動す
る移動体6を設け、この移動体6に前記屋根シート2の
先端部若しくは屋根シート2の先端部の前記支承ポール
3を連結し、この移動体6の移動により屋根シート2を
折り畳み移動並びに張設移動させフレーム1間が開閉自
在となるように構成したことを特徴とする開閉式屋根に
係るものである。
【0007】また、前記移動体6をチェーンとし、この
チェーン6を正逆方向に移動するチェーン正逆移動機構
14をフレーム1に設けたことを特徴とする請求項1記載
の開閉式屋根に係るものである。
【0008】また、前記フレーム1の端部に前記チェー
ン6を掛け回したチェーン移動駆動用の滑車7を設け、
この滑車7を正逆回転駆動するモーター等の駆動源15を
備えたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に
記載の開閉式屋根に係るものである。
【0009】また、前記フレーム1の端部に設けた前記
滑車7を手動により回動できるように構成したことを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉式屋
根に係るものである。
【0010】また、前記フレーム1をH型構造とし、該
フレーム1の両側面に前記ガイドレール4を設けたこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の開閉
式屋根に係るものである。
【0011】また、前記屋根シート2に設けた複数の支
承ポール3のうちの前記フレーム1の終点側の支承ポー
ル3に重量を付与するトラス構造の枠体8を設け、該支
承ポール3と前記チェーン6とを連結したことを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1項に記載の開閉式屋根に
係るものである。
【0012】また、前記フレーム1を湾曲形状にしたこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の開
閉式屋根に係るものである。
【0013】また、前記フレーム1の終点側を傾斜下が
り状態にしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか
1項に記載の開閉式屋根に係るものである。
【0014】また、前記フレーム1の始点側を傾斜下が
り状態にしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか
1項に記載の開閉式屋根に係るものである。
【0015】また、前記フレーム1の始点側に屋根シー
ト2を収納できる固定屋根9を設けたことを特徴とする
請求項1〜9のいずれか1項に記載の開閉式屋根に係る
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】好適な本発明の実施の形態(発明
をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用
効果を示して簡単に説明する。
【0017】屋根シート2に支承ポール3を複数設け、
該支承ポール3の両端部に設けたローラー5を屋根が必
要な部分に複数架設したフレーム1間の該フレーム1に
設けたガイドレール4に支承できるようにすると、ロー
ラー5がフレーム1に設けたガイドレール4を移動し
て、これに伴って屋根シート2がフレーム1間を開閉す
る。
【0018】以上のように、屋根シート2に複数設けた
支承ポール3の両端部に、フレーム1に設けたガイドレ
ール4に支承するローラー5を設けるだけで、フレーム
1間を覆う屋根シート2を開閉移動することができ、簡
易な構造で開閉式屋根を構成することができ、従って設
置費用が安価にでき、設置時間も短時間でできる。
【0019】また、フレーム1の設置は、例えば、既存
の屋上の壁や建造物11等を利用し、壁や建造物11が利用
できない場合は、簡単な支柱13を必要数設け、これらの
壁や支柱13にフレーム1を必要数設けるだけで、屋根シ
ート2に複数設けた支承ポール3の両端部に設けたロー
ラー5をフレーム1に設けたガイドレール4に支承する
だけで、開閉可能な屋根シート2を設けることができ
る。
【0020】また、フレーム1間の間隔を変更したい場
合には、フレーム1間に架設する支承ポール3の長さを
変更してこの支承ポール3の両端部にローラー5を設
け、この支承ポール3の長さに合わせた屋根シート2を
設けるだけで対応することができ、屋根の設置場所の大
きさや形状の違いに容易に対応することができる。
【0021】更に、フレーム1にフレーム1の長さ方向
に沿って移動する移動体6を設け、この移動体6に屋根
シート2の先端部若しくは屋根シート2の先端部の支承
ポール3を連結すると、移動体6の移動により屋根シー
ト2を折り畳み移動並びに張設移動でき、フレーム1間
を屋根シート2が開閉自在に移動することができる。こ
のように、移動体6を移動するだけで容易に屋根を開閉
できる構造的に簡易な開閉式屋根とすることができる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、移動体6と
してチェーンを用いることで、例えばワイヤー等を用い
た場合などに比べて、屋根シート2の移動をスリップ等
の駆動誤差等を発生することなく精度良く移動すること
ができる。
【0023】また、チェーン6を正逆方向に移動するチ
ェーン正逆移動機構14を設けると、チェーン6を正逆方
向に簡単に移動することができ、屋根シート2の開閉を
容易に行うことができる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、フレーム1
の端部にチェーン6を掛け回したチェーン移動駆動用の
滑車7を正逆回転駆動するモーター等の駆動源15を備え
ると、この駆動源15により滑車7を自動的に回動でき、
滑車7の回動によりチェーン6が移動して支承ポール3
が移動することで屋根を自動的に開閉できる。
【0025】請求項4記載の発明によれば、フレーム1
の両端部に設けた滑車7を手動により回動できるように
すると、地震や火災時等の停電時でも屋根の開閉を手動
で行うことができ、火災時等屋根を開状態にして延焼し
易い状態を解消できる。
【0026】請求項5記載の発明によれば、フレーム1
をH型構造とし、フレーム1の両側面にガイドレール4
を設けると、フレーム1を3個以上設置する場合、内側
に設置するフレーム1は両側面に設けたガイドレール4
を各々利用でき、非常に効率的な構造とすることができ
る。
【0027】請求項6記載の発明によれば、屋根シート
2に設けた複数の支承ポール3のうちの前記フレーム1
の終点側の支承ポール3に重量を付与するトラス構造の
枠体8を設け、該支承ポール3と前記チェーン6とを連
結すると、屋根の開閉のために支承ポール3をフレーム
1に対して垂直状態に安定した状態でスムーズに移動す
ることができる。
【0028】請求項7記載の発明によれば、フレーム1
を湾曲形状にすると、フレーム1のガイドレール4内を
支承ポール3のローラー5がスムーズに回転移動するこ
とができる。
【0029】請求項8記載の発明によれば、フレーム1
の終点側を傾斜下がり状態にすると、屋根シート2を張
った時に枠体8の自重で屋根シート2にたるみ等が出る
ことなく屋根シート2をきれいな状態で張ることができ
る。
【0030】請求項9記載の発明によれば、フレーム1
の始点側を傾斜下がり状態にすると、屋根シート2を収
納する時に支承ポール3の自重で支承ポール3がフレー
ム1の始点側より順次移動できるようにでき、屋根シー
ト2の収納を静かに整然と行うことができる。
【0031】請求項10記載の発明によれば、フレーム
1の始点側に屋根シート2を収納できる固定屋根9を設
けると、屋根が不要時で雪・雨等の悪天候時には屋根シ
ート2を固定屋根9の下に収納することができ、屋根シ
ート2が濡れたり汚れたりすることを防止でき、屋根シ
ート2を簡易にきれいに保管することができる。
【0032】
【実施例】本発明の一実施例に係る開閉式屋根に関して
以下図面に基づいて詳細に説明する。
【0033】図1は、本実施例の具体的な設置例を示す
全体構成図であり、その詳細図面を図2〜図6に示す。
【0034】建物の屋上に屋根を設ける場合、もともと
建物の屋上に設置してある建造物11を利用できる場合は
これを利用し、建造物11の上に土台12を設け、土台12に
支柱13を設ける。
【0035】建造物11を利用できない場合は、屋上の床
に土台12を設け、土台12に必要な高さになるように支柱
13を設ける。
【0036】次に、前記支柱13を左右に設け、この支柱
13上にフレーム1を取り付ける。あるいはフレーム1を
直接土台12に取り付けても良い。フレーム1は一定間隔
をおいて2個以上設ける。本実施例では、図1に示すよ
うに5個のフレーム1を設けている。
【0037】フレーム1間には、屋根シート2を固定状
態に設けた支承ポール3を横設するが、この支承ポール
3の両端部には図4,図5に示すようなローラー5を設
けておき、このローラー5はフレーム1の側面に設けた
ガイドレール4に回動自在に支承する。
【0038】フレーム1の側面のガイドレール4を設け
た下方に滑車7を2段に適宜設け、フレーム1の両端部
には滑車7を各々1個設け、2段に設けた滑車7の上部
及びフレーム1の両端部に各々1個設けた滑車7を経由
するように移動体6としてのチェーン6を連続した状態
で設ける。
【0039】更に、屋根シート2の下側に固定状態に設
けた複数の支承ポール3の前記フレーム1の終点側に設
けた2個の支承ポール3に図6に示すようなトラス構造
の枠体8を設け、支承ポール3とチェーン6とを連結す
る。
【0040】以上のように構成した開閉式屋根を、例え
ば、図2に示したような屋根シート2が完全に屋根を形
成した状態から、屋根シート2をフレーム1の始点側に
設けた固定屋根9に収納する場合を以下説明すると、チ
ェーン6を正逆方向に移動するチェーン正逆移動機構14
を備えた滑車7を回動するため内設した正逆回転駆動す
るモーター等の駆動源15を始動させ、フレーム1の始点
側に設けた滑車7を回動させ、滑車7の回動により上段
側のチェーン6をフレーム1の始点側に移動させると、
2個の支承ポール3と上段側のチェーン6とがトラス構
造の枠体8で連結されているので、上段側のチェーン6
の移動に伴って支承ポール3が順次フレーム1の終点側
から始点側に移動し、支承ポール3上に設けた可撓性の
ある屋根シート2が順次支承ポール3間で折り畳まれ
る。
【0041】そして、図3に示すようにフレーム1の始
点側を傾斜下がり状態にしておくと、支承ポール3はフ
レーム1の始点側から順次フレーム1の始点側に設けた
ストッパー10により停止していく。これは、フレーム1
に設けたガイドレール4内を支承ポール3の両端部に設
けたローラー5が回動自在に支承されているため、フレ
ーム1の傾斜により支承ポール3及び屋根シート2の自
重で支承ポール3がフレーム1の始点側より順次移動す
るためである。
【0042】モーターによりフレーム1の始点側の滑車
7を更に回動すると、チェーン3の移動により枠体8が
順次フレーム1の始点側に移動して、支承ポール3が全
てフレーム1の始点側に移動するとフレーム1の始点側
に設けた滑車7の回動が停止する。
【0043】この時、フレーム1の始点側の上方に設け
た固定屋根9の下に支承ポール3,屋根シート2,枠体
8が全て収納されている。
【0044】尚、前記移動体6としてチェーン6を用い
ると、例えば、ワイヤー等を用いた場合などに比べて屋
根シート2の移動をスリップ等の駆動誤差等を発生する
ことなく精度良く移動することができる。
【0045】次に、フレーム1の始点側に設けた滑車7
を前記屋根シート2を収納する場合と逆にモーターによ
り回動させると、上段のチェーン6がフレーム1の始点
側から終点側に移動し、これと共に枠体8がフレーム1
の終点側に移動し、支承ポール3及び屋根シート2も移
動して、順次屋根が形成され、屋根シート2が全て開い
た状態で枠体8がフレーム1の終点側に位置するように
構成してある。
【0046】フレーム1の終点側を傾斜下がり状態にし
ておくと、枠体8の自重で屋根シート2を全てきれいに
開いた状態となるように張ることができる。
【0047】尚、屋根は途中で半開き状態に固定するこ
とも可能であり、屋根の開閉は通常フレーム1の始点側
の滑車7を回動するモーターの始動,停止により自動的
に行うことができる。
【0048】滑車7の回動は手動でもできるように構成
してあり、例えば、火災や地震等による停電時には、手
動で屋根の開閉を行うことができ、火災時に屋根を手動
で開いて火災の延焼を防止することができる。
【0049】屋根シート2は可撓性のあるシートであれ
ば特に材質等は規定する必要はなく、屋根シート2を透
明シートで形成すれば、雨天時にも外の景色が見れる状
態にもできるし、屋根シート2に絵等のデザインを施し
ておけば、室内の雰囲気を自由に創出することができ
る。
【0050】また、フレーム1の下側に電灯等の照明設
備を自由に設置でき、室内の雰囲気を好みに合わせて設
定できる。
【0051】更に、屋根シート2を図1に示すように多
数設ける場合には、各屋根シート2は各々開閉状態を自
由に設定できるようにしてある。
【0052】
【発明の効果】本発明を上述のように構成したから、屋
根シートに支承ポールを複数設け、該支承ポールの両端
部に設けたローラーを屋根が必要な部分に複数架設した
フレームに設けたガイドレールに支承できるようにする
と、ローラーがフレームに設けたガイドレールを移動し
て、これに伴って屋根シートがフレーム間を開閉する。
以上のように、屋根シートに複数設けた支承ポールの両
端部に、フレームに設けたガイドレールに支承するロー
ラーを設けるだけで、フレーム間を覆う屋根シートを開
閉移動することができ、簡易な構造で開閉式屋根を構成
することができ、従って設置費用が安価にでき、設置時
間も短時間でできる。
【0053】また、フレームの設置は、例えば、既存の
屋上の壁や建造物等を利用し、壁や建造物が利用できな
い場合は、簡単な支柱を必要数設け、これらの壁や支柱
にフレームを必要数設けるだけで、屋根シートに複数設
けた支承ポールの両端部に設けたローラーをフレームに
設けたガイドレールに支承するだけで、開閉可能な屋根
シートを設けることができる。
【0054】また、フレーム間の間隔を変更したい場合
には、フレーム間に架設する支承ポールの長さを変更し
てこの支承ポールの両端部にローラーを設け、この支承
ポールの長さに合わせた屋根シートを設けるだけで対応
することができ、屋根の設置場所の大きさや形状の違い
に容易に対応することができる。
【0055】更に、フレームにフレームの長さ方向に沿
って移動する移動体を設け、この移動体に屋根シートの
先端部若しくは屋根シートの先端部の支承ポールを連結
すると、移動体の移動により屋根シートを折り畳み移動
並びに張設移動でき、フレーム間を屋根シートが開閉自
在に移動することができる。
【0056】このように、移動体を移動するだけで容易
に屋根を開閉できる構造的に簡易な開閉式屋根とするこ
とができる。
【0057】また、屋根シートをフレームの始点側に全
て移動して屋根が開状態の場合、従来のように屋根シー
トを移動するためのワイヤ等が屋根に残って外の景観を
損なうようなことはなく、屋根にはフレームのみが残る
状況であり、非常に景観の良い開閉式屋根とすることが
できる。
【0058】更に、屋根シートには支承ポールを設けて
あるので、屋根シートをフレームの始点側に全て移動し
て屋根が開状態になった場合、フレームの始点側に支承
ポールを接近した状態で全て集めることができ、支承ポ
ール間の屋根シートは下方に折り畳まれた状態にでき、
屋根シート及び支承ポールをコンパクトにまとめた形で
収納することができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、移動体とし
てチェーンを用いることで、例えばワイヤー等を用いた
場合などに比べて、屋根シートの移動をスリップ等の駆
動誤差等を発生することなく精度良く移動することがで
きる。
【0060】また、チェーンを正逆方向に移動するチェ
ーン正逆移動機構を設けると、チェーンを正逆方向に簡
単に移動することができ、屋根シートの開閉を容易に行
うことができる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、フレームの
端部にチェーンを掛け回したチェーン移動駆動用の滑車
を正逆回転駆動するモーター等の駆動源を備えると、こ
の駆動源により滑車を自動的に回動でき、滑車の回動に
よりチェーンが移動して支承ポール3が移動することで
屋根を自動的に開閉できる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、フレームの
端部に設けた滑車を手動により回動できるようにする
と、地震や火災時等の停電時でも屋根の開閉を手動で行
うことができ、火災時等屋根を開状態にして延焼し易い
状態を解消できる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、フレームを
H型構造とし、フレームの両側面にガイドレールを設け
ると、フレームを3個以上設置する場合、内側に設置す
るフレームは両側面に設けたガイドレールを各々利用で
き、非常に効率的な構造とすることができる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、屋根シート
に設けた複数の支承ポールのうちの前記フレームの終点
側の支承ポールに重量を付与するトラス構造の枠体を設
け、該支承ポールと前記チェーンとを連結すると、屋根
の開閉のために支承ポールをフレームに対して垂直状態
に安定した状態でスムーズに移動することができる。請
求項7記載の発明によれば、フレームを湾曲形状にする
と、フレームのガイドレール内を支承ポールのローラー
がスムーズに回転移動することができる。
【0065】請求項8記載の発明によれば、フレームの
終点側を傾斜下がり状態にすると、屋根シートを張った
時に枠体の自重で屋根シートにたるみ等が出ることなく
屋根シートをきれいな状態で張ることができる。
【0066】請求項9記載の発明によれば、フレームの
始点側を傾斜下がり状態にすると、屋根シートを収納す
る時に支承ポールの自重で支承ポールがフレームの始点
側より順次移動できるようにでき、屋根シートの収納を
静かに整然と行うことができる。
【0067】請求項10記載の発明によれば、フレーム
の始点側に屋根シートを収納できる固定屋根を設ける
と、屋根が不要時で雪・雨等の悪天候時には屋根シート
を固定屋根の下に収納することができ、屋根シートが濡
れたり汚れたりすることを防止でき、屋根シートを簡易
にきれいに保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る開閉式屋根の設置概要
を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る開閉式屋根の設置概要
を示す正断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る開閉式屋根の主要部構
成を示す正断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る開閉式屋根の主要部構
成を示す部分拡大正断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る開閉式屋根の主要部構
成を示す部分拡大正面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る開閉式屋根の主要部構
成を示す部分拡大正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 屋根シート 3 支承ポール 4 ガイドレール 5 ローラー 6 移動体 7 滑車 8 枠体 9 固定屋根 14 チェーン正逆移動 15 駆動源

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根が必要な部分に複数のフレームを架
    設し、このフレーム間を覆う屋根シートにフレーム間に
    架設配設し得る支承ポールを屋根シート長さ方向に沿っ
    て多数設け、前記フレームにガイドレールをフレームの
    長さ方向に沿って設け、前記各支承ポールの両端部にこ
    のガイドレールに支承するローラを設けて、各支承ポー
    ルがフレーム間に架設された状態でフレームに沿って移
    動し得るように構成し、前記フレームにフレームの長さ
    方向に沿って移動する移動体を設け、この移動体に前記
    屋根シートの先端部若しくは屋根シートの先端部の前記
    支承ポールを連結し、この移動体の移動により屋根シー
    トを折り畳み移動並びに張設移動させフレーム間が開閉
    自在となるように構成したことを特徴とする開閉式屋
    根。
  2. 【請求項2】 前記移動体をチェーンとし、このチェー
    ンを正逆方向に移動するチェーン正逆移動機構をフレー
    ムに設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉式屋
    根。
  3. 【請求項3】 前記フレームの端部に前記チェーンを掛
    け回したチェーン移動駆動用の滑車を設け、この滑車を
    正逆回転駆動するモーター等の駆動源を備えたことを特
    徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の開閉式屋
    根。
  4. 【請求項4】 前記フレームの端部に設けた前記滑車を
    手動により回動できるように構成したことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉式屋根。
  5. 【請求項5】 前記フレームをH型構造とし、該フレー
    ムの両側面に前記ガイドレールを設けたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の開閉式屋根。
  6. 【請求項6】 前記屋根シートに設けた複数の支承ポー
    ルのうちの前記フレームの終点側の支承ポールに重量を
    付与するトラス構造の枠体を設け、該支承ポールと前記
    チェーンとを連結したことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の開閉式屋根。
  7. 【請求項7】 前記フレームを湾曲形状にしたことを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の開閉式屋
    根。
  8. 【請求項8】 前記フレームの終点側を傾斜下がり状態
    にしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の開閉式屋根。
  9. 【請求項9】 前記フレームの始点側を傾斜下がり状態
    にしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に
    記載の開閉式屋根。
  10. 【請求項10】 前記フレームの始点側に屋根シートを
    収納できる固定屋根を設けたことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか1項に記載の開閉式屋根。
JP13873596A 1996-05-31 1996-05-31 開閉式屋根 Pending JPH09317253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13873596A JPH09317253A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 開閉式屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13873596A JPH09317253A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 開閉式屋根

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09317253A true JPH09317253A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15228952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13873596A Pending JPH09317253A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 開閉式屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09317253A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146485A1 (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Humanix Co., Ltd. 構造物
CN109680857A (zh) * 2018-12-27 2019-04-26 顺丰科技有限公司 活动顶棚及无人货柜
KR102012748B1 (ko) * 2018-09-28 2019-08-22 주식회사 코마스텍 아치형 개폐식 지붕장치
WO2024023774A1 (en) * 2022-07-28 2024-02-01 Gaurav Narang A system and a method for movement of roof

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146485A1 (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Humanix Co., Ltd. 構造物
JP5294174B2 (ja) * 2007-05-24 2013-09-18 株式会社Humanix 構造物
KR102012748B1 (ko) * 2018-09-28 2019-08-22 주식회사 코마스텍 아치형 개폐식 지붕장치
CN109680857A (zh) * 2018-12-27 2019-04-26 顺丰科技有限公司 活动顶棚及无人货柜
WO2024023774A1 (en) * 2022-07-28 2024-02-01 Gaurav Narang A system and a method for movement of roof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000501148A (ja) 特に水泳プール用の、可動カバー装置
JP2010065513A (ja) オーニング装置
KR102403573B1 (ko) 자동 루프탑 텐트가 구비된 차량
CN210918008U (zh) 一种天幕篷布折叠收放装置及新型折叠式天幕篷
JPH09317253A (ja) 開閉式屋根
JP2508778Y2 (ja) シ―ト巻き取り装置
CN215978148U (zh) 一种圆形外关天顶式遮阳蓬
US6601638B1 (en) Gate
JPH0440336Y2 (ja)
JPH0666073A (ja) 建物における開閉扉
JP2000192667A (ja) 建築現場用覆い装置
JPH0623255Y2 (ja) 水平パネルシャッター装置
JP2534981Y2 (ja) シヤツター装置
KR20150025579A (ko) 지붕의 개폐장치
CN114016683B (zh) 一种开合式挡棚
KR102537468B1 (ko) 수직폴딩 게이트 구조체
JPH05248146A (ja) 建物における開閉扉
JP3894500B2 (ja) 温室における天窓の構造
JPH07269042A (ja) 開閉型天窓装置
JPH08246741A (ja) 上下移動パネルの開閉支持構造
JPH055930U (ja) 可動屋根
JPH0142593Y2 (ja)
JPH0754496Y2 (ja) 開閉式屋根
JP2000213194A (ja) 立体駐輪場
JP3498118B2 (ja) 仮設屋根