JP2000192667A - 建築現場用覆い装置 - Google Patents

建築現場用覆い装置

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JP2000192667A
JP2000192667A JP10368937A JP36893798A JP2000192667A JP 2000192667 A JP2000192667 A JP 2000192667A JP 10368937 A JP10368937 A JP 10368937A JP 36893798 A JP36893798 A JP 36893798A JP 2000192667 A JP2000192667 A JP 2000192667A
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JP
Japan
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ridge
sheet
attached
building
guide rail
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JP10368937A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ishikawa
吉登 石川
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SEKIKEN KOSHO KK
Original Assignee
SEKIKEN KOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木造建築物全体を覆って風雨から木材を保護し
ながら作業ができると共に、クレーンによる木材の搬入
も容易にした建築現場用覆い装置である。 【解決手段】建築物を囲むように基礎3を設け、この基
礎3の上に鉄骨で支柱4を立設し、この上に鉄骨で切り
妻状に棟7と梁8を横方向に取付けて、前記棟7の側面
にガイドレール12を取付けると共に、これと平行な前
記梁8の上面にもガイドレール13を設け、前記両ガイ
ドレール12、13を走行するローラ15、16を両端
に取付けた可動部14を棟7と梁8との間に傾斜して複
数本平行に配置し、これら隣接する可動部14をシート
20と連結ワイヤー22で連結し、前記棟7と梁8に滑
車を取付けてここに移動ワイヤー24を掛け渡して、こ
の移動ワイヤー24を複数本配置した端部側の可動部1
2に連結して、シート20を開閉自在に取付けたことを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は寺や神社などの木造
建築物を建設する場合に、木造建築物全体を覆って風雨
から保護する建築現場用覆い装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、寺や神社などの木造建築物を建
設する場合、棟上げして屋根板を葺くまでの間に、柱や
梁などに使用される高価な木材が雨に濡れると染みとな
って残るため、常に雨に当らないようにシートを掛けて
保護しながら建築を行なっている。しかしながら、構造
の大きな寺や神社などの木造建築物では、シートを掛け
ながら作業することは面倒で、またクレーンで木材を吊
り上げて現場に搬入する場合も、下の木材を覆っている
シートを外さなければならず作業が面倒であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、木造建築物全体を覆って風雨から木材を保護しな
がら作業ができると共に、クレーンによる木材の搬入も
容易にできる建築現場用覆い装置を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
建築現場用覆い装置は、建築物を囲むように基礎を設
け、この基礎の上に鉄骨で支柱を立設し、この上に鉄骨
を横方向に取付けて棟と梁を形成し、前記棟の側面にガ
イドレールを取付けると共に、これと平行な前記梁の上
面にもガイドレールを設け、前記両ガイドレールを走行
するローラを両端に取付けた可動部を、棟と梁との間に
傾斜して複数本平行に配置し、これら隣接する可動部を
シートと可撓性連結材で連結し、前記棟と梁に滑車を取
付けてここに移動ワイヤーを掛け渡して、この移動ワイ
ヤーを複数本配置した端部側の可動部に連結して、シー
トを開閉自在に取付けたことを特徴とするものである。
【0005】また請求項2記載の建築現場用覆い装置
は、隣接する可動部を連結する可撓性連結材を、シート
の幅より短くしてシートの下方に設けたことを特徴とす
るものである。更に請求項3記載の建築現場用覆い装置
は、移動ワイヤーを電動モータに連結したことを特徴と
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図3を参照して詳細に説明する。図において1は
建築現場用覆い装置で、これは図2に示すように建設す
る木造建築物2を囲むように基礎3を設け、ここにH形
鋼で支柱4を立設する。また木造建築物2の中央部の基
礎5と木造建築物2を囲む基礎3の上にも、H形鋼で中
央支柱6を立設する。この中央支柱6は木造建築物2の
梁部分を避けるように上部側が一部折曲している。
【0007】この中央支柱6の上にはこれと直交してH
形鋼を取付けて棟7を形成し、また支柱4…の上には棟
7と平行にH形鋼を取付けて梁8が形成されている。更
に図1に示すように棟7の両端と梁8の両端とは、斜め
に傾斜した連結材9…で山形に連結されて切り妻状の骨
組みが構成されている。また前記梁8の下方には四角枠
状にH形鋼が取付けられ足場用梁10が構成されてい
る。
【0008】H形鋼で形成された前記棟7の両側面には
図2に示すようにコ字形状のガイドレール12、12が
傾斜して取付けられている。また両側の梁8、8の上面
にも上面が開口したコ字形状のガイドレール13、13
が水平に設けられている。14はトラス構造の可動部
で、この上端に前記ガイドレール12を走行するローラ
15が取付けられ、また下端に前記ガイドレール13上
を走行するローラ16が取付けられている。
【0009】また可動部14の下部にはL字形のストッ
パー18が取付けられ、その先端がガイドレール13の
下方に近接して、風により可動部14が持ち上げられな
いようになっている。また足場用梁10には木造建築物
2を囲むように足場19が設けられている。
【0010】また図3に示すように隣接する可動部1
4、14の上面にはシート20が板状のシート押え21
で固定されている。また梁8の両端側の可動部14は連
結材9にシート20で連結されている。また隣接する可
動部14、14の間と、両端側の可動部14と連結材9
との間は連結ワイヤー22で連結され、これはシート2
0の下方に連結され、シート20幅よりやや短く形成さ
れている。
【0011】また棟7の端部と中間部には滑車25、2
5が設けられ、ここに移動ワイヤー24が掛け渡され
て、更に移動ワイヤー24の下部側は足場19に取付け
たモータ26のプーリ27に掛け渡されている。この移
動ワイヤー24の一端は複数本配置した中央側の可動部
14の上部側の一方の側面に連結され、また他端はこの
中央側の可動部14の上部側の他方の側面に連結されて
いる。
【0012】同様に梁8の端部と中間部には滑車25、
25が設けられ、ここに下段の移動ワイヤー24が掛け
渡されて、更に移動ワイヤー24の下部側は足場19に
取付けたモータ26のプーリ27に掛け渡されている。
更にこの下段の移動ワイヤー24の一端は複数本配置し
た中央側の可動部14の下部側の一方の側面に連結さ
れ、また他端はこの中央側の可動部14の下部側の他方
の側面に連結されている。また図1に示すように切り妻
状の骨組みの前面と背面の妻部分にはシート20が吊り
下げられている。
【0013】上記構成の建築現場用覆い装置は、モータ
26、26を駆動させると、これに取付けたプーリ27
が回転し、このプーリ27に掛け渡された上下の移動ワ
イヤー24、24が図3の矢印方向に移動していく。こ
の結果、移動ワイヤー24、24に連結された中央側の
可動部14の上下のローラ15、16が棟7に取付けた
ガイドレール12と梁8に取付けたガイドレール13を
中央側に向かって走行していく。
【0014】中央側の可動部14が先ず移動すると、こ
れに隣接する可動部14との間に取付けたシート20が
広げられていく。更に中央側の可動部14が移動する
と、これに連結ワイヤー22で連結された可動部14が
次に移動し始めて、この可動部14と更に隣接する可動
部14との間に取付けたシート20が広げられていく。
以下同様に、端部側の可動部14に向かって順次移動が
開始され、シート20の端部は連結材9に固定されてい
るので、屋根の4分の1がシート20で覆われる。
【0015】次に梁8の反対側の可動部14…も同様に
移動させると屋根の半分がシート20で覆われる。同様
に屋根の反対側についても可動部14…を移動させるこ
とにより、シート20は両開き行動で開閉することがで
きる。
【0016】従って、両開き構造のシート20と、妻に
吊り下げたシート20で木造建築物2の全体を覆うこと
ができるので、搬入した木材や、組み立てた木材が風雨
に晒されることがないので、木材に染みがつくのを防止
することができる。また木造建築物2の全体を覆うので
雨や雪の日にも作業することができ、また照明を梁8に
取付ければ夜間作業も行なうことができ、天候や時間に
影響されずに作業することができ工期の短縮化を図るこ
とができる。
【0017】また木材はクレーンで吊り上げて現場に搬
入するが、この場合にはモータ26を逆回転させること
により、上記とは逆の動作により可動部14が梁8の両
端側に移動してシート20が折り畳まれて、屋根部分が
露出するので搬入作業を容易に行なうことができる。ま
た可動部14の下部に取付けたローラ15は上部を開口
したコ字形のガイドレール12の上を走行するので、強
風が吹いた時にシート20が風を受けて屋根全体が持ち
上げられるが、可動部14の下にはL字形のストッパー
18が取付けられ、これがガイドレール13の底部に当
たってローラ15の外れが防止されるようになってい
る。
【0018】なお上記説明では両開き構造の場合につい
て示したが片開き構造でも良く、また覆い装置の屋根構
造は切り妻屋根に限らず、片流れ屋根にも適用すること
ができる。また隣接する可動部14、14を連結する可
撓性連結材として連結ワイヤー22を用いた場合につい
て示したがチェーンで連結しても良い。また移動ワイヤ
ー24の移動にモータ26を用いた場合について示した
が手動で移動させても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の請求項1記載
に係る建築現場用覆い装置によれば、開閉する屋根のシ
ートと、妻に吊り下げたシートで木造建築物の全体を覆
うことができるので、木材が風雨に晒されず染みがつく
のを防止できる。また木造建築物の全体を覆うので雨や
雪の日にも作業することができ、また照明を内部に取付
ければ夜間作業も行なうことができる。また木材をクレ
ーンで吊り上げて現場に搬入する場合には可動部を逆に
移動させてシートを折り畳むことにより屋根部分が露出
するので搬入作業を容易に行なうことができる。
【0020】また請求項2記載の発明は、隣接する可動
部を連結する可撓性連結材をシートの幅より短くしてシ
ートの下方に設けたので可動部が移動する時に、可撓性
連結材に力が加わり、シートには力が加わらず、また可
撓性連結材によりシートの撓みも少なくすることができ
る。更に請求項3記載の発明は、移動ワイヤーを電動モ
ータに連結したので可動部の移動を自動的に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による建築現場用覆い装
置の斜視図である。
【図2】図1に示す建築現場用覆い装置の断面図であ
る。
【図3】図1に示す建築現場用覆い装置の屋根部分を拡
大して示す側面図である。
【符号の説明】
1 建築現場用覆い装置 2 木造建築物 3 基礎 4 支柱 6 中央支柱 7 棟 8 梁 9 連結材 10 足場用梁 12 ガイドレール 13 ガイドレール 14 可動部 15 ローラ 16 ローラ 18 ストッパー 20 シート 22 連結ワイヤー 24 移動ワイヤー 25 滑車 26 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物を囲むように基礎を設け、この基
    礎の上に鉄骨で支柱を立設し、この上に鉄骨を横方向に
    取付けて棟と梁を形成し、前記棟の側面にガイドレール
    を取付けると共に、これと平行な前記梁の上面にもガイ
    ドレールを設け、前記両ガイドレールを走行するローラ
    を両端に取付けた可動部を、棟と梁との間に傾斜して複
    数本平行に配置し、これら隣接する可動部をシートと可
    撓性連結材で連結し、前記棟と梁に滑車を取付けてここ
    に移動ワイヤーを掛け渡して、この移動ワイヤーを複数
    本配置した端部側の可動部に連結して、シートを開閉自
    在に取付けたことを特徴とする建築現場用覆い装置。
  2. 【請求項2】 隣接する可動部を連結する可撓性連結材
    を、シートの幅より短くしてシートの下方に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の建築現場用覆い装置。
  3. 【請求項3】 移動ワイヤーを電動モータに連結したこ
    とを特徴とする請求項1記載の建築現場用覆い装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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