JP2560962B2 - 全天候型仮設構造物 - Google Patents

全天候型仮設構造物

Info

Publication number
JP2560962B2
JP2560962B2 JP5065259A JP6525993A JP2560962B2 JP 2560962 B2 JP2560962 B2 JP 2560962B2 JP 5065259 A JP5065259 A JP 5065259A JP 6525993 A JP6525993 A JP 6525993A JP 2560962 B2 JP2560962 B2 JP 2560962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
side direction
short side
scaffold
facing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5065259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06272393A (ja
Inventor
浩 小川
昭夫 富田
行正 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP5065259A priority Critical patent/JP2560962B2/ja
Publication of JPH06272393A publication Critical patent/JPH06272393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560962B2 publication Critical patent/JP2560962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天候等の影響を受けず
に建設工事現場での作業を遂行させる、全天候型仮設構
造物に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】建設工事現場での作業
を季節や天候等に支配されずに遂行させるには現場全体
を覆う仮設の天蓋を組み立てることが必要であるが、そ
の場合、天蓋が晴天時の採光のためと、資材搬入の便宜
より開閉し、また天蓋を支持する支柱や足場が躯体工事
の進行と共に上昇する機能を持つことが条件となる。
【0003】この発明は上記要求に応えてなされたもの
で、屋根の安定した開閉と効率的な上昇を実現する仮設
構造物を提案しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では屋根の骨組を
立体トラスで構成することにより開閉操作時と閉鎖時の
屋根の安定性を確保し、短辺方向に対向する各足場の中
間部位置に対面して昇降する垂直搬送機を設置すること
により屋根の効率的な上昇を行う。
【0005】足場は建物の敷地全体を包囲し、2方向に
対向して組み立てられ、屋根は短辺方向に架設され、立
体トラスで構成される骨組と、各骨組の頂部に接続され
て全骨組上に敷設される屋根葺き材からなる。
【0006】垂直搬送機は短辺方向に対向する各足場の
中間部位置に長辺方向に並列して立設されるマストに支
持されながら昇降し、短辺方向に対面する。
【0007】屋根の骨組が立体トラスで構成されること
により鉛直と水平の2方向の剛性が高まり、屋根葺き材
を含めた自重と風圧力及び横座屈に対する抵抗力を保有
し、閉鎖状態と開閉操作時の安定性を確保する。
【0008】また短辺方向に垂直搬送機が対面して設置
されることにより足場が垂直搬送機に関して区分され、
垂直搬送機にレールと屋根の一部を支持させることによ
りその片側に屋根を寄せた状態で他方側で足場の上昇を
行うことが可能となり、屋根全体を長辺方向に対向する
一方の足場まで移動させる手間が解消されると同時に、
屋根を分割し、その単位毎に上昇させることにより屋根
の盛り替えが楽になり、効率的に足場と屋根を上昇させ
ることが可能になる。
【0009】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
【0010】この発明の仮設構造物1は図1〜図5に示
すように建物10の敷地全体を包囲し、短辺方向に対向す
る足場2,2及び長辺方向に対向する足場3,3と、足
場2,3に支持され、長辺方向に開閉する屋根4と、短
辺方向に対面して設置される垂直搬送機5からなり、垂
直搬送機5によって建物10の躯体工事の進行と共に効率
的に屋根4を上昇させるものである。
【0011】屋根4は図2に示すように短辺方向に架設
される骨組41と、全骨組41上に敷設される屋根葺き材42
からなり、短辺方向に対向する足場2,2の頂部に敷設
されるレール6,6に沿って長辺方向に開閉する。骨組
41は図6に示すように3本の弦材411 をつなぎ材412 で
互いに連結した立体トラスで構成され、屋根葺き材42は
各骨組41の頂部の弦材411 に接続されて敷設される。屋
根4の骨組41は立体トラスであることにより閉鎖状態で
の鉛直荷重に対する安定性と、開閉操作時の横力に対す
る安定性を確保している。
【0012】図6に示す、屋根4の開放状態からの閉鎖
操作時には屋根葺き材42や、長辺方向の一方の端部に位
置する骨組41に接続されるワイヤ等が一方側から引っ張
られることにより各骨組41が移動するが、図7に示すよ
うに屋根葺き材42の、隣接する骨組41,41の中間部分が
下側の弦材411, 411にワイヤ8で連結されることにより
屋根4の閉鎖時の、隣接する骨組41,41間距離が一定に
保たれる。また屋根4は閉鎖時には屋根葺き材42に長辺
方向に張力が与えられることにより形態を保持するが、
そのときにワイヤ8に作用する引張力による骨組41の浮
き上がりを防止するために、隣接する骨組41,41の下側
の弦材411, 411間にはワイヤ8の引張力に抵抗し、隣接
する骨組41,41間距離を維持する圧縮材9が架設され
る。圧縮材9は骨組41,41の短辺方向の両端間に架設さ
れれば足り、屋根4の開放操作時には図6に示すように
水平面内で折り畳まれる。
【0013】垂直搬送機5は短辺方向に対向する各足場
2,2の中間部位置に、長辺方向に並列して立設される
マスト7,7に支持され、短辺方向に対面し、対になっ
て設置される。垂直搬送機5は長辺方向に、図9に示す
ように屋根4が折り畳まれた状態での複数個の骨組41に
跨る長さを持ち、資材や作業員の昇降としての他、対に
なってレール6,6と屋根4の一部を支持することによ
り屋根4の盛り替えに使用される。
【0014】図8〜図13により足場2,3の上昇と屋根
4の盛り替えの要領を説明する。
【0015】図8は屋根4が閉鎖した状態を示すが、足
場2,3の上昇は屋根葺き材42を切り離して屋根4を複
数個の骨組41毎に分割し、図9に示すように垂直搬送機
5に関して一方側の足場2,3に屋根4を寄せた状態で
他方側の足場2,3を増設する、という要領で行われ
る。このとき、足場2,2の頂部に敷設されたレール
6,6は足場2,2と共に上昇する。マスト7,7を足
場2と共に上昇させる場合はマスト7,7も併せて増設
される。
【0016】上記他方側の足場2,3の増設後、図10に
示すように垂直搬送機5,5上のレール6,6に載る骨
組42を増設側の足場2,3の頂部のレベルまで上昇さ
せ、その側のレール6,6上に移動させ、この操作を繰
り返して図11に示すように屋根4を他方側に寄せる。
【0017】その後、図12に示すように前記一方側の足
場2,3を増設するとともに、複数個の骨組41毎に切り
離されている屋根葺き材42を接続し、図13に示すように
骨組41と屋根葺き材42の他方側の端部を足場2,3に固
定した状態で屋根4を一方側へ引き寄せて屋根4の1層
分の上昇が完了する。この閉鎖操作時には前記の通り、
ワイヤ8によって隣接する骨組41,41間距離が保たれる
ため屋根4は単純に引き寄せられるのみで閉鎖し、圧縮
材9によって形態を保持する。図14,図15は図13の2方
向の断面を示す。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、短辺方向
に架設される屋根の骨組を立体トラスで構成しているた
め屋根の開閉操作時と閉鎖状態での安定性を確保するこ
とができ、また短辺方向に対向する足場の中間部位置に
対面して昇降する垂直搬送機を設置したものであるため
垂直搬送機に関して片側に屋根を寄せた状態で他方側で
足場の上昇を行うことができることに加え、屋根を分割
して上昇させることにより屋根の盛り替え作業が容易に
なり、効率的に足場と屋根を上昇させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮設構造物を示した短辺方向の立面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の横断面図である。
【図4】図3のx−x線断面図である。
【図5】図3のy−y線断面図である。
【図6】収縮した状態の屋根の一部を示した立面図であ
る。
【図7】広がった状態の屋根の一部を示した立面図であ
る。
【図8】屋根が閉鎖した状態を示した立面図である。
【図9】屋根を片側に寄せ、垂直搬送機に関して一方側
の足場を増設したときの様子を示した立面図である。
【図10】増設した足場側へ屋根を寄せる途中の様子を
示した立面図である。
【図11】増設した足場側へ屋根を寄せたときの様子を
示した立面図である。
【図12】全足場を増設したときの様子を示した立面図
である。
【図13】屋根の1層分の上昇が完了したときの様子を
示した立面図である。
【図14】図13の縦断面図である。
【図15】図14の直交方向断面図である。
【符号の説明】
1……仮設構造物、2……足場、3……足場、4……屋
根、41……骨組、411……弦材、412 ……つなぎ材、42
……屋根葺き材、5……垂直搬送機、6……レール、7
……マスト、8……ワイヤ、9……圧縮材、10……建
物。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の敷地全体を包囲し、2方向に対向
    して組み立てられる足場と、短辺方向に対向する足場の
    頂部に敷設されるレールに沿って長辺方向に開閉する屋
    根からなる仮設構造物であり、屋根は短辺方向に架設さ
    れ、立体トラスで構成される骨組と、各骨組の頂部に接
    続されて全骨組上に敷設される屋根葺き材からなり、短
    辺方向に対向する各足場の中間部位置には長辺方向に並
    列して立設されるマストに支持されながら昇降し、短辺
    方向に対面する垂直搬送機が設置されていることを特徴
    とする全天候型仮設構造物。
JP5065259A 1993-03-24 1993-03-24 全天候型仮設構造物 Expired - Lifetime JP2560962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5065259A JP2560962B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 全天候型仮設構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5065259A JP2560962B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 全天候型仮設構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06272393A JPH06272393A (ja) 1994-09-27
JP2560962B2 true JP2560962B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=13281744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5065259A Expired - Lifetime JP2560962B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 全天候型仮設構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2560962B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06272393A (ja) 1994-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5309693A (en) Frame structure
US4890429A (en) Building truss
US3638373A (en) Collapsable roof for preassembled building
GB2167783A (en) Post-tensioned frame structure
CA2014079A1 (en) Frame structure
JP2560962B2 (ja) 全天候型仮設構造物
CN207700392U (zh) 一种大门周边抗风结构
JPH0571225A (ja) 全天候型仮設屋根
JPH01299943A (ja) トラス構造
JP3061560B2 (ja) テント倉庫及びその構築方法
JP3409265B2 (ja) 膜構造大型ドームとその構築方法
JPH03103560A (ja) トラス構造
JP2000192667A (ja) 建築現場用覆い装置
JP2820607B2 (ja) 上吊り式カーポート
JP2873663B2 (ja) 緊張索による幕支持構造
JP3252675B2 (ja) 全天候型仮設屋根
JP3381090B2 (ja) 建築現場の仮設屋根
JP2836369B2 (ja) ビル建築用仮設梁組装置の屋根構造
JPH10219629A (ja) 忍び返し付き防風・防雪柵及びその折畳・架設方法
JP2764366B2 (ja) 開閉機構を備えた仮設テント
JP3111446B2 (ja) 給油所のキャノピーの製造方法
JP3498118B2 (ja) 仮設屋根
US3993087A (en) Kinetic steel skeleton
CN115492227A (zh) 超高大跨度空中连廊结构及其施工方法
JP2587352Y2 (ja) 開閉式仮設テント

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960730