JP2532333B2 - 養生テント - Google Patents

養生テント

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JP2532333B2
JP2532333B2 JP5107336A JP10733693A JP2532333B2 JP 2532333 B2 JP2532333 B2 JP 2532333B2 JP 5107336 A JP5107336 A JP 5107336A JP 10733693 A JP10733693 A JP 10733693A JP 2532333 B2 JP2532333 B2 JP 2532333B2
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東市 阿部
宏司 太田
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TAKIMOTO SEISAKUSHO KK
Takashima Co Ltd
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TAKIMOTO SEISAKUSHO KK
Takashima Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工現場の全体を雨等
から守るための養生テントに関し、特に施工現場での組
み立てを容易にした養生テントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビルや家屋を建設する場合に
は、地面にコンクリートで土台を形成しなければならな
いが、コンクリートは打設した後に雨等がその上に降り
そそがないように覆い等、所謂養生をしなければならな
い。また、土台等の形成が終った後において、型枠を組
んだり他の建築に必要な準備や作業をしなければならな
いが、その場合にできれば作業空間をシート等で覆って
直接日差しや雨等に曝されないようにする必要がある。
【0003】そのためには、従来より、実開昭54−8
2406号公報に示された「仮設テント」、実公昭51
−49800号公報に示された「移動可能な作業用建
家」、あるいは実開昭57−123785号公報に示さ
れた「養生治具」等の種々なものが提案されてきてい
る。これらのものは、基本的には運搬可能な枠を施工現
場において組み立て、その組み立てられた枠の上面には
シートを覆い被せて養生等を行うようにしたものである
が、一旦組み立てた枠の上面にシートを被せることは実
際には非常に困難な作業である。何故なら、養生も行い
かつ作業空間をも形成しようとすると、その枠は少なく
とも人の背よりも十分高いものであり、しかもシートは
つなぎ目のない大面積のものを使用することが多く、こ
のような大きなシートを高い枠の上面に被せることは並
大抵のことではないからである。
【0004】このため、例えば特開昭63−21976
1号公報において提案されているように、「現場作業用
テント」におけるように、枠にワイヤーを吊下しておい
て、このワイヤーにシートを枠の下面にて連結すること
が行われている。すなわち、この特開昭63−2197
61号公報の現場作業用テントは、図6に示すように、
平面四辺形に組んだ足場の対角する頂点位置を高部頂点
と底部頂点とし、四辺形に構成したテントの一方の対角
線位置を、底部頂点側の滑車を介してウィンチに達する
底部ワイヤーにより引っ張り可能とし、テントの他の対
角線位置を高部頂点の間に張架した力骨ワイヤーに載置
し、力骨ワイヤーの上に載置したテントの対角線位置の
一端に設けたシャックルを高部頂点に引き付け固定し、
他端のシャックルには、高部頂点の滑車を介してウィン
チにより引き付ける架設ワイヤーを連結し、更に該シャ
ックルには一端を高部頂点に固定し、他端を該高部頂点
の滑車を介してウィンチに連結した開放ワイヤーを通過
させたことを特徴とするものであるが、これによって大
きなシートの張設作業を容易にしたものである。
【0005】しかしながら、この特開昭63−2197
61号公報の現場作業用テントは、図6にも示したよう
に、各ワイヤーを張設するためにまず非常に複雑な「足
場」を組まなければならないものであって、今度はこの
足場や枠を形成するための作業が非常に複雑化してしま
っているのである。このように、足場や枠が複雑構成を
有しているということは、それを組み立てるために熟練
された作業者を必要とすることになるだけでなく、施工
現場が大きな面積である場合には、その熟練された作業
者を大勢必要とすることになり、単なる養生を行うため
に多くの人手と資材を必要とすることになってしまうの
である。
【0006】そこで、本発明者等は、施工現場の養生の
ための作業を熟練を要することなくしかも少ない人数で
行えるようにするためには、この種の養生シートを如何
に構成したらよいかについて種々検討を重ねてきた結
果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、養生を行うためのテントの構成を簡略化する
ことである。
【0008】そして、本発明の目的とするところは、施
工現場への運搬を簡単に行うことができて、組み立て作
業を少ない作業者が熟練を要することなく容易に行うこ
とができ、しかも構造そのものが非常に簡単で製造も容
易な養生テントを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「施工現場の両側に略平行に
配置されて、その両端部外側面に外側上方に向けて傾斜
させた挿通部11と、両側に露出させた連結部12とを
一体化した一対の土台枠10と、これら土台枠10の対
応する両端部にそれぞれ回動自在に連結される柱部材2
1間に、両土台枠10間の距離を有する梁部材22を連
結することにより構成されて、土台枠10の挿通部11
に挿通した支持棒40及び下端を連結部12に連結した
支柱41とを利用して引き上げることにより、土台枠1
0の両端部にて立設される一対の支柱枠20と、これら
各支柱枠20の下面側に取付けた滑車24に挿通された
複数のロープ25によって支持されて施工現場の上面全
体を覆うシート30とを備えたことを特徴とする養生テ
ント100」である。
【0010】すなわち、本発明に係る養生テント100
は、施工現場の両側に配置される土台枠10と、各土台
枠10の両端側に立設されて柱部材21と梁部材22と
によって構成される支柱部20と、これらの支柱部20
を利用してその下面に吊下されるシート30とから構成
されているものであるが、その組み立てが以下に示すよ
うに、少ない作業者でも簡単に行えるものとしたもので
ある。
【0011】
【発明の作用】以上のように構成した本発明に係る養生
テント100の作用を、その組み立て順に従って説明す
ると、まず互いに分解されている所定数の土台枠10、
柱部材21、梁部材22、ロープ25及びシート30等
を施工現場に運搬するのであるが、この運搬において
は、支柱部20が柱部材21と梁部材22とに分解され
ていることから容易に行えるものである。すなわち、こ
れらのトラック等に対する積み込みは、例えばリフト等
を使用して、作業者二人程度で行えるものであり、同様
に施工現場での積み降ろしも容易に行われるのである。
【0012】施工現場においては、まずその両側の所定
位置に各土台枠10を互いに略平行となるように配列す
るのである。そして、図2に示すように、各土台枠10
の両端部上面に設けてある各支持ブロック13に各柱部
材21の下端を回動自在に連結するとともに、各柱部材
21の上端側に梁部材22を連結するのである。以下の
実施例においては、各梁部材22が三つに分割してある
から、これら分割されたものを互いに連結してから、各
支柱部20に連結するのである。
【0013】以上の作業で重要なことは、各支柱部20
が図2にも示したように土台枠10上になるように配置
して組み立て作業を行うことである。このようにすれ
ば、土台枠10が言わば台となってこの土台枠10に対
する柱部材21、この柱部材21と梁部材22間、及び
分割された梁部材22の各連結作業を容易に行えるだけ
でなく、組み立てられた支柱部20を土台枠10に対し
て立設する作業が、以下に示すように容易となるのであ
る。図2に示したような状態の組み立てが完了した後に
おいては、梁部材22の下面側となる部分の所定箇所に
必要数の滑車24を連結しておくとともに、これら各滑
車24にロープ25を挿通しておくのである。なお、各
ロープ25の端部は、柱部材21の一部にまとめて連結
しておく。
【0014】以上のように、各支柱部20の土台枠10
に対する組み付けが完了したら、図3に示すように、支
持棒40の一端を土台枠10側の挿通部11に挿通する
とともに、支柱41の下端を土台枠10の端部に露出さ
せてある連結部12に連結して、これらの支柱41と支
持棒40との上端部を互いに連結するのである。これに
より、支持棒40、支柱41及び両者の下端間の土台枠
10によって三角形が形成されるのであり、この三角形
の上部頂点は土台枠10の端部より外方に位置したもの
となるのである。
【0015】そして、図3に示したように、支柱41の
先端に形成してある連結部41aと、支柱部20を構成
している柱部材21に設けた連結部23との間にチェー
ンブロック42を掛けるのである。つまり、これらの支
持棒40及び支柱41を利用してチェーンブロック42
からの力を支柱部20の柱部材21に掛けてこの柱部材
21を土台枠10に対して立てるのであるが、チェーン
ブロック42によって加えられる力の支点は支柱41の
先端であり、この部分は土台枠10の両端の外側であっ
て上方に位置していることは前述した通りであるから、
チェーンブロック42を操作してチェーンを引くことに
より、柱部材21は土台枠10の支柱ブロック13にて
順次立ち上がるのである。柱部材21が完全に立ち上が
ったなら、この柱部材21の下端を土台枠10側の支柱
ブロック13にボルト等を使用して固定するのである。
【0016】図4は、柱部材21が立ち上がる前の状態
を示しているが、もしこのようなことを他の機構で行お
うとすると、多勢の人手や大きな機械の力を借りなけれ
ばできないが、本発明に係る養生テント100において
は、土台枠10の互いに対向する端部にてチェーンブロ
ック42の操作を同調させながら行わなければならない
ことはあっても、二人の作業者のみで行えるのである。
勿論、以上の作業は土台枠10の他の端部における支柱
部20に対しても行うことは当然である。
【0017】次に、図5に示すように、それぞれ立ち上
げられた支柱部20を土台枠10に対して更にしっかり
と固定するために、土台枠10側に予め連結しておいた
各はすかい14を立ててその一端を支柱部20の柱部材
21上端内面に連結するのである。また、各支柱部20
の梁部材22間における不安定さを解避するために、こ
れらの梁部材22間に連結棒26を連結するのである。
これらの作業も、各はすかい14や連結棒26はそれ程
重量のあるものでなく、また単にボルト等を使用した連
結を行うのみでよいものであるから、少ない作業者が熟
練を要することなく行えるのである。
【0018】なお、土台枠10に対する支柱部20の立
設を行った後に、連結棒26やはすかい14による固定
を完了すれば、立設の際に利用した支持棒40や支柱4
1は不要となるのであるから、これらの支持棒40や支
柱41はチェーンブロック42とともに取り外して適宜
な場所に保管しておくものである。この場合、各土台枠
10の下面は何等利用されていないのであるから、これ
らの支持棒40や支柱41の保管場所としてはこの土台
枠10の下面を利用することが、後に再び支柱部20を
分解しなければならないことを考えると有利である。
【0019】そして、最後には、図1に示すように、各
支柱部20にシート30を取付けるのであるが、この作
業も容易に行えるのである。すなわち、各支柱部20に
はロープ25がそれぞれ組み付けてあるから、これらの
ロープ25の先端を降ろしてこれにシート30の端縁を
固定するのである。そして、各ロープ25を一斉に引き
上げると、各支柱部20に連結した滑車24によって各
ロープ25の先端が主として梁部材22の下面側に移動
するのであり、これによってシート30は各支柱部20
の下面に張設されることになるのである。これらの作
業、すなわち各ロープ25の先端降ろし、これに対する
シート30の連結、及び各ロープ25の引き上げは全て
施工現場の地面上で行えるのであるから、非常に容易と
なっているものである。なお、図1に示した例は、二組
の養生テント100を並列して、これらの養生テント1
00間に一枚のシート30を張設したものであり、各養
生テント100は一組は勿論のこと、複数組使用しても
よいことを示すものである。
【0020】さらに、この養生テント100によって形
成した作業空間にあっては、各構成部材を前述したよう
に構成したことから、図1に示した状態の左右両側には
大型トラツク等の機械等を搬入し得る大きな開口が形成
されているのであり、当該作業空間内への資材の出入り
や作業そのものを効率よく行えるものとなっているので
ある。
【0021】以上の通り、本発明の養生テント100を
使用した場合には、作業空間を覆うためのシート30の
張設を行うのに、少ない人手でしかもそれ程の熟練を要
することなく行えるのであり、しかもこの養生テント1
00は分解することによって運搬や保管を容易に行える
ものである。勿論、使用済みの養生テント100は、前
述したのとは逆の方法で分解し得るのであり、この分解
や前述した組み立て作業は短時間内に行えるのである。
【0022】
【発明の実施例】次に、本発明に係る養生テント100
を、図面に示した実施例に従って説明すると、図1には
本発明に係る養生テント100を二組使用して一枚の大
きなシート30を張設した状態が示してある。この図1
に示すように、本発明に係る養生テント100は、所定
の大きさのシート30を使用することによって、あらゆ
る大きさの施工現場に対応することができるものであ
り、またその場合、シート30としても複数のものをつ
なぎ合わせて一枚のものに形成してもよいのであるか
ら、所謂汎用性に優れたものである。以下の実施例で
は、養生テント100単体の場合について主として説明
する。
【0023】土台枠10は、図2〜図5に示すように、
後述する支柱部20の柱部材21よりも長いものであ
り、二組の支柱部20を立設するに十分な剛性を備えた
ものである。この土台枠10の外側面であって端部に近
い部分には、図3及び図4にも示したように、支持棒4
0の下端を挿通して支持するための挿通部11が一体的
に形成してあり、これら各挿通部11はこれに挿通した
支持棒40の先端が土台枠10の上部外方に位置するよ
うに斜めにしてある。また、土台枠10の両端部側面に
は、図3にも示すように、支柱41の下端を連結するた
めの連結部12が露出した状態で形成してあり、各挿通
部11と連結部12間に位置する土台枠10と、各挿通
部11及び連結部12に支持された各支持棒40及び支
柱41によって土台枠10を底辺とする三角形が形成で
きるものである。
【0024】また、この土台枠10の両端部上面には、
後述する支柱部20の柱部材21の下端を連結して支持
するための支柱ブロック13が一体的に形成してあり、
上面には二本のはすかい14の各一端が回動自在に連結
してあって、これらのはすかい14は図5に示した状態
とすることができるように取り出し自在としてある。こ
の場合、各はすかい14の土台枠10に対する連結部は
土台枠10の中心から外した所であり、両はすかい14
を土台枠10上に平行に配置できるように、互いに干渉
し合わない位置に形成してあって、各はすかい14の自
由端は引き起こし側とは反対側となるように土台枠10
上に収納してある。
【0025】各支柱部20は、図5等において示したよ
うに、基本的には所定の長さを有するトラスによって構
成したものであり、土台枠10の両端にある各支柱ブロ
ック13に連結されるべき柱部材21と、これらの柱部
材21の上端に連結されるべき梁部材22とからなって
いるものである。本実施例の梁部材22においは、三分
割したものを採用しているものであって、中央の一つは
屋根の山部を形成すべく山形に形成したものであり、両
側の二つは中央のものと柱部材21の上端に連結するの
に適した端面を有しているものである。
【0026】つまり、各柱部材21及び梁部材22を構
成している部材の各端面は、互いに突き合わせてボルト
等による固定が行えるようにしてあるものであり、特に
長くなり得る梁部材22は複数に分解できるように構成
したものである。これらの柱部材21及び梁部材22
は、シート30を吊下するのに適した剛性のものであれ
ば十分であるが、この種の養生テント100は降雪時に
おいても使用される可能性のあるものであるから、本実
施例におけるように、これらをトラスによって形成する
ことにより、十分な剛性を確保しておくことが有利であ
る。
【0027】また、各支柱部20は、そのはすかい14
による固定が済んだ後、あるいはこれと同時に両梁部材
22間に介在されて両端が各支柱部20に連結される連
結棒26によって、さらなる固定が行われるものであ
る。
【0028】また、養生テント100の上部に位置する
ことになる各梁部材22の下面側には、多数の滑車24
を取付けられるようにしてあり、これら各滑車24は、
支柱部20を土台枠10に対して立設する前に、シート
30を吊下するためのロープ25が挿通されるものであ
る。ロープ25としては、これをまとめて引き上がるこ
とによりシート30の張設を行うものであるから、でき
るだけ多数あった方がよいが、余りたくさんあっても操
作が困難となるだけであるから、例えばシート30の幅
1m毎に一本となるように実施するとよい。
【0029】シート30としては、当然当該養生テント
100が設置されるべき施工現場の全体を覆える程度の
広さを有している必要があるが、一枚のものによって構
成したものを使用しなければならないものではなく、例
えば図1のような例の場合には各養生テント100とそ
れらの間に位置するものの三枚を互いに連結したものを
採用すればよいものである。
【0030】土台枠10側の挿通部11に挿通されるべ
き支持棒40と、土台枠10側の連結部12の連結され
るべき支柱41とは、図3等において示したように三角
形状となるように連結されるのであるから、例えば支持
棒40の先端を支柱41の連結部42bにボルト等によ
って連結できるような構成のものとするとよい。また、
支柱41の上端にはチェーンブロック42の一部が連結
されるのであるから、そのための連結部42aを一体的
に設けておくとよいものである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施例にて例示した如く、「施工現場の両側に略平
行に配置されて、その両端部外側面に外側上方に向けて
傾斜させた挿通部11と、両側に露出させた連結部12
とを一体化した一対の土台枠10と、これら土台枠10
の対応する両端部にそれぞれ回動自在に連結される柱部
材21間に、両土台枠10間の距離を有する梁部材22
を連結することにより構成されて、土台枠10の挿通部
11に挿通した支持棒40及び下端を連結部12に連結
した支柱41とを利用して引き上げることにより、土台
枠10の両端部にて立設される一対の支柱枠20と、こ
れら各支柱枠20の下面側に取付けた滑車24に挿通さ
れた複数のロープ25によって支持されて施工現場の上
面全体を覆うシート30とを備えた」ことにその構成上
の特徴があり、これにより施工現場への運搬を簡単に行
うことができて、しかも組み立てを少ない作業者が熟練
を要することなく容易に行うことができ、しかも構造そ
のものが非常に簡単で製造も容易な養生テントを提供す
ることができるのである。
【0032】すなわち、本発明に係る養生テント100
によれば、その分解及び必要な場所での組み立てが行え
るものとなっているから、その保管・運搬は勿論のこ
と、製造及び部品交換を容易に行うことができるのであ
る。また、この養生テント100を採用すれば、施工現
場に打設されたばかりのコンクリートの養生を確実に行
うことができるだけでなく、雨等に影響を受けることの
ない作業空間を形成することができるのである。特に、
この養生テント100においては、その組み立て・分解
作業を少ない人員でかつ熟練を要することなく行えるの
で、建築のためのコスト低減をすることができるだけで
なく、組み立て等の作業を短時間に行えることから工期
を短縮することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る養生テントを二つに使用して作業
空間を構成した状態を示す正面図である。
【図2】土台枠上に支柱部を組付けた状態を示す正面図
である。
【図3】土台枠の端部に支持棒及び支柱を組み付けた部
分正面図である。
【図4】支持棒及び支柱を利用して支柱部を立ち上げて
いる状態の部分正面図である。
【図5】土台枠の両端に立ち上げられた支柱部をはすか
い及び連結棒によって固定した状態を示す正面図であ
る。
【図6】従来の技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 養生テント 10 土台枠 11 挿通部 12 連結部 13 支柱ブロック 14 はすかい 20 支柱部 21 柱部材 22 梁部材 23 連結部 24 滑車 25 ロープ 26 連結棒 30 シート 40 支持棒 41 支柱 42 チェーンブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−219761(JP,A) 実開 昭54−82406(JP,U) 実開 昭57−123785(JP,U) 実公 昭51−49800(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工現場の両側に略平行に配置されて、
    その両端部外側面に外側上方に向けて傾斜させた挿通部
    と、両側に露出させた連結部とを一体化した一対の土台
    枠と、 これら土台枠の対応する両端部にそれぞれ回動自在に連
    結される柱部材間に、両土台枠間の距離を有する梁部材
    を連結することにより構成されて、前記土台枠の挿通部
    に挿通した支持棒及び下端を連結部に連結した支柱とを
    利用して引き上げることにより、前記土台枠の両端部に
    て立設される一対の支柱枠と、 これら各支柱枠の下面側に取付けた滑車に挿通された複
    数のロープによって支持されて前記施工現場の上面全体
    を覆うシートとを備えたことを特徴とする養生テント。
JP5107336A 1993-04-08 1993-04-08 養生テント Expired - Lifetime JP2532333B2 (ja)

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