JP2779998B2 - 仮設テント用荷上げ装置 - Google Patents

仮設テント用荷上げ装置

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JP2779998B2
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一史 島田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場で使用される
全天候型仮設テントに関するものであって、特に仮設テ
ント内での資材移動を容易にした荷上げ装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】建築現場においては労働条件を向上させ
ることが要望されており、休暇などを増加させることが
計画されている。このため従来よりも工期を短縮させる
ことが要求されている。しかしながら、土木工事、建設
工事はその大部分が屋外で行われるので、天候などの自
然要因に左右されることが多く、また現場作業の安全性
の向上や作業環境の向上なども要求されており、工期の
短縮を困難にしている。
【0003】昨今、天候などの自然要因による影響を大
幅に低減する目的で、工事の敷地全体または一部分を覆
い囲むことのできる仮設テント、仮設屋根等が検討開発
され、その一部はすでに実用に供されている。すなわち
現場内部を仮設テントなどで保護して施工を全天候化
し、現場を風雨または降雪から保護または遮断すること
で降雨時においても現場作業を可能にした試みが行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする技術的課題】ところが、この
ような全天候型仮設テントを設けた場合には、クレーン
等による揚重作業の際に、仮設テントが邪魔なり、現場
への資材搬入が思うように行うことができず、作業の効
率化を阻害するという問題があった。またテントの屋根
の所定位置を開口させる開閉機構を設けた場合でも、工
事用資材を必要な場所に持っていくことが難しいという
問題があったのである。そこで本発明は、上記の従来の
問題点を解決し得る仮設テント内での資材移動を容易に
した荷上げ装置を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の仮設テント用荷上げ装置は、建築しようとす
る予定構造物の外周部に配設された下部支持体の上面に
取り外し可能に設置される仮設テントの荷上げ装置であ
って、前記下部支持体により支持されて予定構造物を挟
むように平行配設された一対の基礎桁と、その基礎桁間
に該基礎桁に対し直交する向きに配設されかつ各基礎桁
に立てた一対の柱によってほぼ水平状態に支持されたホ
イスト桁と、該ホイスト桁の桁行き方向に取付けた吊り
材と、前記ホイスト桁の桁行き方向に沿って移動可能に
装着されたホイストクレーンより構成されている。
【0006】前記ホイスト桁は、仮設テントの山形フレ
ーム棟部下方に垂直に吊り下げられたつか柱と、山形を
したフレームより斜め下方に懸張させたタイロッドケー
ブルよりなる吊り材で支持されている。
【0007】前記下部支持体は、予定構造物の敷地外周
部の4隅に建てた昇降マストまたは敷地外周部に順次積
み重ねて設置した左右一対の外部足場である。
【0008】仮設テントは、屋根部材とその両端に固定
をした支柱部材とからなる単位の山形フレームを相対す
るように並設し、その相対するフレーム間に母屋および
/またはブレースを渡して小屋組したユニットの屋根面
を可とう性シート材で覆設するようにした仮設テントで
あって、前記屋根面を覆設する可とう性シート材の一部
または全部をスライドできるように支持して、仮設テン
トの屋根面の所定部分または全面を開閉可能に構成され
ている。
【0009】
【実施態様】次に本発明を図面を参照して具体的に説明
する。図1は本発明が対象とする仮設テントUの概念図
である。本仮設テントは、構築しようとする予定構造物
の敷地外周部に配設された下部支持体としての昇降自在
な昇降マストPまたは敷地外周部に順次積み重ねて設置
した左右一対の外部足場Sの上面に取り外し可能に設置
される(図2〜4参照)。
【0010】本発明の仮設テント用荷上げ装置は、前記
下部支持体により支持されて予定構造物を挟むように平
行配設された一対の基礎桁10、10間に該基礎桁に対
し直交する向きに配設されかつ各基礎桁に立てた一対の
支柱12、12によってほぼ水平状態に支持されたホイ
スト桁11を配設するものである。ホイスト桁11は、
仮設テントUの山形フレーム棟部より垂直に吊り下げら
れたつか柱13と、山形をしたフレームより斜め下方に
懸張させたタイロッドケーブル14よりなる吊り材で支
持されている。そして、前記ホイスト桁11の桁行き方
向に沿って移動可能に、符号15で示されたホイストク
レーンが装着されている。
【0011】図5〜8は前記荷上げ装置の詳細を示すも
のである。本実施例では、一例として予定構造物の敷地
外周部の4隅に2組の昇降マストPが建てられている。
昇降マストPには、構築しようとする予定構造物を挟む
ように、昇降自在とされる基礎桁10が固定される。こ
の基礎桁は図示のようにH型鋼で構成されており、仮設
テントUを支える根太として機能するものであるが、本
発明では荷上げ装置の根太を兼用させている。この基礎
桁のほぼ中央上面に、ホイスト桁11を所定の高さ位置
に支持する支柱12を取り付ける。そして、左右の支柱
でホイスト桁11を水平状態に固定する。ホイスト桁1
1はホイストクレーン15を装着し走行させるガイドレ
ールとして機能する。
【0012】ホイスト桁11、支柱12等の各部材はい
ずれも基礎桁10と同様なH型鋼等の鋼材を主材として
形成し、必要に応じて補強金物を併用してボルトナット
止めにより基礎桁10等に対して取り外し可能に固定す
る。またこのホイスト桁11の上面につか柱13と、タ
イロッドケーブル14を付設する。つか柱は仮設テント
の山形フレーム棟部下方に垂直につり下げ固定する。タ
イロッドケーブルは山形をしたテントのフレームに懸張
させ固定する。これら両吊り材によってホイスト桁の耐
曲げ荷重、耐座屈荷重を向上させ、ホイストクレーンに
よるテント内の資材移動を容易にする。
【0013】ここで仮設テントUの構造を簡単に説明し
ておく。図1において、符号21は山形をなすように組
み立てた一対の屋根部材、22は前記屋根部材の両端下
部に固定される支柱部材である。これらの部材が仮設テ
ントUの骨組となるものでいずれもアルミ軽量構造材料
を使用して形成され、具体的にはアルミ合金製の断面ほ
ぼ長方形または正方形の中空型材より形成されている。
前記屋根部材と支柱部材は図示を省略したインサート金
具を利用しボルト止めして連結される。相対するように
並設された屋根部材間には母屋材および/またはブレー
スからなるサポート材23を所定間隔に複数本渡してボ
ルト止めして小屋組みした仮設テントUを形成する。
【0014】こうして組立てた仮設テントをクレーンに
より敷地外周部に配設された下部支持体の上面に取り外
し可能に設置する。下部支持体である昇降自在な昇降マ
ストPまたは外部足場Sの上面に基礎桁が設けられてい
る。この基礎桁の上に設けたベースプレートにピンジョ
イントなどを使用して固定する。また隣あうテント間に
母屋などを渡して、図1〜3のように所定のスパンをも
つ仮設テントを組み立てる。組立後、屋根のはり間方向
に可とう性シート材(以下ルーフシートという)1を覆
設し、必要に応じて屋根だけでなく各側壁にもシートを
張設する。なお前記屋根面を覆設する可とう性シート材
の一部または全部を、資材搬入等のため開閉機構を利用
して機械あるいは手動により開閉可能に構成する。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、工
事進行に伴う資材移動をホイスト桁に装着されたホイス
トクレーンを用いて容易に行うことができる。しかもす
べての施工が仮設テント内で風雨など天候に左右され
ず、きわめて良好な作業環境のもとで行われるので作業
性が高く、安全性も高い。また労働条件を向上すること
から従来よりも工期を短縮させることが可能となるなど
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が対象とする仮設テントの概念図であ
る。
【図2】図1の仮設テントを構築しようとする予定構造
物の敷地外周部に配設された下部支持体としての昇降自
在な昇降マストの上に設置した状態を示す正面図であ
る。
【図3】同上仮設テントの側面図である。
【図4】図1の仮設テントを構築しようとする予定構造
物の敷地外周部に配設された下部支持体としての外部足
場の上に設置した状態を示す正面図である。
【図5】荷上げ装置の要部詳細を示す正面図である。
【図6】同上側面図である。
【図7】荷上げ装置の根太である基礎桁と、ホイスト桁
及びこれを所定の高さ位置に支持する支柱の取り付け関
係を示した説明図である。
【図8】ホイスト桁とつか柱及びタイロッドケーブルの
取り付け関係を示した説明図である。
【符号の説明】
10 基礎桁 11 ホイスト桁 13 つか柱 14 タイロッドケーブル 15 ホイストクレーン P 昇降マスト S 外部足場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/16 E04G 21/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築しようとする予定構造物の外周部に
    配設された下部支持体の上面に取り外し可能に設置され
    る仮設テントの荷上げ装置であって、 前記下部支持体により支持されて予定構造物を挟むよう
    に平行配設された一対の基礎桁と、その基礎桁間に該基
    礎桁に対し直交する向きに配設されかつ各基礎桁に立て
    た一対の柱によってほぼ水平状態に支持されたホイスト
    桁と、該ホイスト桁の桁行き方向に取付けた吊り材と、
    前記ホイスト桁の桁行き方向に沿って移動可能に装着さ
    れたホイストクレーンよりなる仮設テント用荷上げ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ホイスト桁は、仮設テントの山形フ
    レーム棟部下方に垂直に吊り下げられたつか柱と、前記
    フレームより斜め下方に懸張させたタイロッドケーブル
    よりなる吊り材で支持されている請求項1記載の仮設テ
    ント用荷上げ装置。
  3. 【請求項3】 前記下部支持体は、予定構造物の外周部
    の4隅に建てた昇降マストまたは敷地外周部に順次積み
    重ねて設置した左右一対の外部足場である請求項1記載
    の仮設テント用荷上げ装置。
  4. 【請求項4】 仮設テントは、屋根部材とその両端に固
    定をした支柱部材とからなる単位の山形フレームを相対
    するように並設し、その相対するフレーム間に母屋およ
    び/またはブレースを渡して小屋組したユニットの屋根
    面を可とう性シート材で覆設するようにした仮設テント
    であって、 前記屋根面を覆設する可とう性シート材の一部または全
    部をスライドできるように支持して、仮設テントの屋根
    面の所定部分または全面を開閉可能とした請求項1記載
    の仮設テント用荷上げ装置。
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