JP2014173238A - 浸水防止装置 - Google Patents

浸水防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014173238A
JP2014173238A JP2013044095A JP2013044095A JP2014173238A JP 2014173238 A JP2014173238 A JP 2014173238A JP 2013044095 A JP2013044095 A JP 2013044095A JP 2013044095 A JP2013044095 A JP 2013044095A JP 2014173238 A JP2014173238 A JP 2014173238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
waterproof sheet
storage groove
door
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013044095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6114073B2 (ja
Inventor
Hisakichi Yamazaki
久吉 山▲崎▼
Isao Fujimoto
勲 藤本
Tatsuo Tojima
達雄 戸嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BIKEN CORP
Original Assignee
BIKEN CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BIKEN CORP filed Critical BIKEN CORP
Priority to JP2013044095A priority Critical patent/JP6114073B2/ja
Publication of JP2014173238A publication Critical patent/JP2014173238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6114073B2 publication Critical patent/JP6114073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

【課題】冠水時に、建物の出入口からその建物内に水が浸入するのを確実に防止すること。
【解決手段】建物の出入口の床面Fに、その開口幅方向の全体に亘って収納溝1を設け、出入口を開閉する回動式のドアDの左右のドア枠2、2と一体に形成した支持枠3を収納溝1の両端から起立して設ける。一対の支持枠3、3の間に防水シート4を張設する。ドア枠2と支持枠3を一体に形成することによって、両枠2、3の間から建物内に浸水するという問題を確実に防止することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、建物の出入口を開閉するドアに設けられ、豪雨等によって地面が冠水した際に、その水がドアからその建物内に入り込んで浸水するのを防止する浸水防止装置に関する。
オフィスビルやマンション等の建物の出入口には、引戸式のドア(自動ドア等)や垂直支持軸周りに回動する回動式のドア等が設けられている。これらのドアには、豪雨等によって地面が冠水した場合の防水対策が採られていない場合が多く、ドアとドア枠の間の隙間や、冠水に伴う水圧によって回動したドアの隙間から、水が建物内に浸入して建物内が浸水する問題が生じ得る。この浸水を防止するために、その出入口に浸水防止装置を設けることがある。
この浸水防止装置として、例えば、特許文献1に示す構成のものがある。この浸水防止装置は、建物等の出入口(例えば地下鉄の地上出入口)の床面の幅方向に亘って形成した収納溝と、この収納溝の両側側壁に埋め込まれた一対の支持枠と、両端が前記一対の支持枠に嵌め入れられつつ、支持枠に沿って昇降する収納溝の蓋体と、出入口からの浸水を防ぐシートとを備えたものである(同文献の図1を参照)。このシートは、上縁が蓋体に、下縁が収納溝にそれぞれ連繋されている。不使用時には、このシートは収納溝内に収納されており、通行の妨げにならないようになっている。そして、冠水時にこのシートを引き上げて、前記一対の支持枠の間に張設し、出入口から水が浸入するのを防止する。
特許第3738435号公報
建物の出入口に設けられるドアは、本願発明を説明する図1(a)に記載のように、その建物の側壁と同一面内に設けられるのが一般的である。この場合、特許文献1に示すように浸水防止装置の支持枠を建物の側壁に埋め込むことができず、建物の内外いずれかの側に、側壁から独立してこの支持枠を設けなければならない。しかしながら、その場合、独立して設けた支持枠と、ドアのドア枠との間に隙間が生じやすく、この隙間から水が浸入して、冠水時に十分な浸水防止機能が発揮できない恐れがある。
そこで、この発明は、冠水時に、建物の出入口からその建物内に水が浸入するのを確実に防止することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、建物の出入口の床面に、この出入口の開口幅方向の全体に亘って設けられる収納溝と、前記収納溝の両端から起立して、前記出入口を開閉するドアのドア枠と隙間なく一体に設けられる一対の支持枠と、不使用時に前記収納溝に収納され、使用時に引き上げられて前記一対の支持枠の間に張設される防水シートと、を有する浸水防止装置を構成した。
このようにすれば、ドア枠と支持枠との間に隙間が生じないため、この隙間から建物内に水が浸入するのを確実に防止することができる。ここでいうドア枠は、引戸式ドア、回動式ドア、その他の各種ドアのドア枠を含む。また、「ドア枠と隙間なく一体に設けられる」とは、ドア枠と支持枠を一つの部材で構成した場合の他、ドア枠と支持枠が別部材で構成されており、かつ両枠の間に水密処理が施されていて浸水の原因となる隙間が存在しない構成とした場合も含む。
前記構成においては、引き上げられた前記防水シートの左右両端部を前記支持枠に押し付けるフレームと、前記一対の支持枠の一方の支持枠側から他方の支持枠側に向かう回動軸を備え、この回動軸の回転に伴って前記フレームを前記防水シート側に付勢するカム部材と、を有する構成とするのが好ましい。
このようにすれば、フレームと防水シートとの間の水密を確実なものとすることができ、浸水防止装置としての信頼性が一層向上する。しかも、このカム部材は、付勢作用が生じる作用面と、カム部材の回動軸とが垂直ではなく、本構成のように、この回動軸を作業者側に起立した状態とすることが可能である。このため、このカム部材の操作を容易に行うことができ、豪雨等の発生時に、速やかにかつ確実に、浸水防止装置を機能し得る状態とすることができる。
前記フレームを採用する構成においては、前記フレームの下端に起伏機構が設けられ、前記フレームが、この起伏機構によって前記収納溝に収納し得るように構成するのが好ましい。
このようにすれば、浸水の危険が差し迫ったときにフレームを他の場所から運んでくる必要がなく、収納溝内に収納したフレームを起立させることによって、浸水防止装置としての機能を速やかに発揮できる状態とすることができる。しかも、この装置の不使用時には収納溝に収納しておくため、このフレームが歩行者の通行の妨げとなることはない。
前記起伏機構を設ける構成においては、この起伏機構が蝶番であり、この蝶番に、前記収納溝側と前記フレームとの間でその蝶番の軸方向への相対移動を許容する遊びを設け、前記付勢の際に、前記収納溝に対して前記フレームが前記防水シートに近付くように相対移動し得るようにするのが好ましい。
一般的な蝶番は、この蝶番を介して連結した部材同士をその軸周りに相対回動させるためのものであって、両部材をこの蝶番の軸方向に相対移動させることはできない。この場合、前記カム部材でフレームを付勢したときに、このフレームの前記軸方向の動きが蝶番によって制限されて、フレームによる防水シートの押し付けが不十分となる恐れがある。そこで、このように、蝶番に軸方向の遊びを設けておくことによって、この遊びの幅の分だけフレームの前記軸方向の動きが許容されて、防水シートの押し付けをスムーズに行うことができる。このため、防水シートの両端縁からの水漏れが確実に防止される。
この発明では、建物の出入口の幅方向両端から起立して、この出入口に設けたドアのドア枠との間で隙間なく一体に設けられる一対の支持枠を有する浸水防止装置を構成した。この浸水防止装置によると、前記ドア枠と前記支持枠との間の隙間から建物内に水が浸入するのを防止することができ、豪雨等による冠水時に住民等の安全を確実に確保することができる。
この発明に係る浸水防止装置の第一実施形態(収納状態)を示し、(a)は全体の横断面図、(b)は要部の横断面図 第一実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)を側面から見た縦断面図 第一実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)を建物の出入口に設置した状態を示し、(a)は正面図、(b)は横断面図 第一実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)を示し、(a)は側面から見た部分断面図、(b)は正面から見た縦断面図 第一実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)の要部拡大図を示し、(a)は側面から見た縦断面図、(b)は正面から見た縦断面図 第一実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)を示し、(a)は全体の斜視図、(b)は要部の斜視図 第一実施形態に係る浸水防止装置において、フレームを起立させた状態を示し、(a)は側面から見た縦断面図、(b)は正面から見た縦断面図 カム部材によるフレームへの付勢力が生じていない状態を示し、(a)は横断面図、(b)はカム部材の側面図 カム部材によるフレームへの付勢力を生じさせた状態を示し、(a)は横断面図、(b)はカム部材の側面図 フレーム下端の蝶番の作用を示す要部斜視図 第一実施形態に係る浸水防止装置(使用状態)を示し、(a)は側面から見た縦断面図、(b)は正面から見た縦断面図 この発明に係る浸水防止装置の第二実施形態(収納状態)を示し、(a)は全体の横断面図、(b)は要部の横断面図 第二実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)を側面から見た縦断面図 第二実施形態に係る浸水防止装置(収納状態)を建物の出入口に設置した状態を示し、(a)は正面図、(b)は横断面図 防水シートの張設機構の他例を正面から見た部分断面図 防水シートの張設機構の他例の要部を側面から見た縦断面図
本願発明に係る浸水防止装置の第一実施形態を図1から図3に示す。この浸水防止装置は、オフィスビル等の建物の出入口の床面Fに、その開口幅方向の全体に亘って設けられる収納溝1と、この収納溝1の両端から起立して、出入口を開閉する回動式のドアDの左右のドア枠2と一体に形成された一対の支持枠3、3と、不使用時に収納溝1に収納され、使用時に引き上げられて一対の支持枠3、3の間に張設される防水シート4と、を有している。ドア枠2と支持枠3を一体に形成することによって、両枠2、3の間から建物内に浸水するという問題を確実に防止することができる。
収納溝1は、上部が開口した樋状をしており、この開口には着脱自在の踏板5が設けられている。この収納溝1の設置に際しては、床面Fに、この収納溝1の深さに相当する深さの穴を予め掘削しておき、この穴内に収納溝1を設けている。このようにすれば、床面Fと収納溝1の上部との間に段差がほとんど生じず、歩行者がつまずく恐れがないためである。床面Fに段差が生じるのを許容するのであれば、この床面Fに穴を掘削せず、収納溝1を直接床面Fに設ける工法を採用することもできる。
この収納溝1には、図4に全体図を、図5にその要部の拡大図を、図6に斜視図をそれぞれ示すように、防水シート4が蛇腹状に折り畳まれた状態で、引き上げられた防水シート4の左右両端部を支持枠3に押し付けるフレーム6が倒された状態で、それぞれ収納されている。この防水シート4の下端は、収納溝1の底面に固定されるベース部7の下に挟み込まれて、収納溝1の内側下面と水密状態を保つように密着している。これにより、この防水シート4の下端からの水漏れを防止している。また、防水シート4の上端には、上枠8が設けられている。この上枠8は、外枠9に内枠10を嵌め込むことによって構成され、防水シート4はこの外枠9と内枠10の間に挟み込まれている。上枠8を引き上げて、この上枠8の左右両端部に形成された係止孔11に、支持枠3に設けた後述する係止突起12を挿し込むことによって、この上枠8が所定の高さに係止されるようになっている。
支持枠3は、上述したようにドア枠2と一体に形成されており、対向する支持枠3側に開口する横断面コの字形の開口凹部13を有している。この開口凹部13内には、フレーム6が起立して設けられる。なお、図1中に、起立した状態のフレーム6を仮想線で示している。
フレーム6は、断面ロの字形の角状部材である。このフレーム6には、図7に示すように、その起立した状態において一対の支持枠3、3の一方の支持枠3側から他方の支持枠3側に向かう回動軸14を備え、この回動軸14の回動に伴ってフレーム6を防水シート4側に付勢するカム部材15が設けられている。また、このフレーム6の下端とベース部7との間は蝶番16で連結され、この浸水防止装置の不使用時には、上述したように、このフレーム6を倒して収納溝1に収納できるようになっている。このようにフレーム6をベース部7と分離することなく一体に構成することで、洪水等の緊急時にこのフレーム6をこの装置から離れた保管場所から運んできて接続する手間が不要となり、この浸水防止装置を速やかに機能させることができる。
このフレーム6には、収納した時の下側の面に脚部17が、起立させた時の上端に固定部材18が、防水シート4に臨む面側に横断面山の字形の嵌入部材19が、その高さ方向の途中2箇所にカム部材15が、それぞれ設けられている。
脚部17は、フレーム6を倒して収納した際に、このフレーム6をベース部7から若干浮かせた状態を保ち、ベース部7と固定部材18が直接接触して破損する等のトラブルが生じるのを防止する役目を有している。その材質は特に限定されないが、ゴム材を用いるのが好適である。
固定部材18は、突起部20と、この突起部20を突出方向に付勢する付勢部材21とを有している。防水シート4を引き上げて、上枠8を支持枠3に係止した状態でフレーム6を起立させる。そして、固定部材18の突起部20を付勢部材21の付勢力に抗して一旦押し込み、上枠の左右両端部に形成した凹状の受け部22内で再び突出させる。これにより、フレーム6を起立状態で保持することができる(図7を参照)。
図8に示すように、嵌入部材19の平行する二つの溝部には、弾性部材23がそれぞれ設けられている。この山の字形の中央の押圧部24は、弾性部材23よりも若干突出している。
この支持枠3には、その開口凹部13の前記コの字形の一対の内面のうち、一方の面側に弾性部材25が設けられるとともに、他方の面側に硬質の当接部材26が設けられている。この弾性部材25として、同図に示すように、弾性率の異なる弾性部材25a、25bを並べて設ける構成とすることもできる。この支持枠3の開口には開閉自在の扉27が設けられており、浸水防止装置の不使用時には、この扉27が閉じられている。
カム部材15は、回動軸14と、カム本体28と、このカム本体28に回動軸14を固定する固定ネジ29と、カム本体28を保持する保持枠30とで構成される。この回動軸14の回転によって、保持枠30からのカム本体28の突出量を調節することができる。図8の状態から図9の状態まで回動軸14を回すと、カム本体28が保持枠30の先端側から突出する。そして、この突出したカム本体28が当接部材26と当接して、保持枠30が当接部材26と逆方向に変位し、この変位に伴ってフレーム6が防水シート4側に付勢される。この付勢によって嵌入部材19の押圧部24が、防水シート4を巻き込みつつ弾性部材25側に押し付けられ、この防水シート4の端縁部の水密が確保される。
この回動軸14はカム本体28に対して垂直に、すなわち作業者側に起立している。このため、その回転操作を容易に行うことができるとともに、工具による十分な締め付け力を得ることができ、洪水等の緊急時に、速やかにかつ確実に、この浸水防止装置を機能させることができる。
蝶番16には、図10に示すように、その回動軸に遊びfが設けられている。この遊びfによって、フレーム6がベース部7に対して、その回動軸方向に相対移動し得るようになっている。また、このフレーム6を起立状態で保持する受け部22は、フレーム6が収納溝1に収納される方向に不用意に回動する(倒れる)のを阻止する一方で、カム部材15によるフレーム6の付勢に伴って、このフレーム6が防水シート4側に押し込まれるのを許容する程度のゆとりをもって形成されている。このように、蝶番16に遊びfを設けるとともに、受け部22にゆとりをもって構成することにより、カム部材15の回動軸14を回して、フレーム6全体をスムーズに防水シート4側に変位させて、この防水シート4を支持枠3に押し付けることができる。このため、この防水シート4の左右両端縁の水密が一層確実なものとなる。
出入口の間口が広い場合は、支持枠3間に一本又は二本以上の支柱(マリオン)を設け、この支柱に、防水シート4にかかる水圧の一部を分散させるのが好ましい。このようにすれば、この水圧によって両支持枠3、3で挟み込んだ防水シート4に過剰な負荷がかかるのを防止することができ、この負荷に起因して水密性が損なわれるのを防止できるためである。
この第一実施形態に係る浸水防止装置のように、ドアDのドア枠2と支持枠3とを一体に成形するとともに、防水シート4を両支持枠3、3の間に張設することにより、水が建物内に浸入するのを防止することができる。この実施形態においては、防水シート4の左右の端部をフレーム6で支持枠に押し付け、この押し付けによってこの防水シート4の両端からの水の浸入を防止する構成としたが、この水の浸入を防止できる限りにおいて、フレーム6の設置を省略することもできる。また、ドア枠2と支持枠3を別部材で構成しつつ、両者の間に水が浸入する隙間が生じないように水密を確保するように構成することもできる。
この第一実施形態に係る浸水防止装置の設置手順を説明する。
まず、収納溝1の開口を覆う踏板5を取り外し、この収納溝1に収納されている防水シート4を、この防水シート4の上部に固定された上枠8を手で持って引き上げる。そして、その上枠8に形成された係止孔11に、支持枠3に形成された係止突起12を挿し込む。これにより、防水シート4及び上枠8が所定の高さに係止される。
次に、収納溝1に収納されているフレーム6を起立させて、このフレーム6の上端に設けられた固定部材18の突起部20を上枠8の受け部22で係止する。さらに、本装置に付属の工具を用いてカム部材15の回動軸14を回転させて、カム本体28を保持枠30から突出させて当接部材26に当接させ、フレーム6(嵌入部材19)を防水シート4側に押し付ける。これにより、防水シート4の左右両端縁が支持枠3と密接して、出入口両端の支持枠3間と防水シート4との間の水密が確保される(図11を参照)。
本願発明に係る浸水防止装置の第二実施形態を図12から図14に示す。第一実施形態においては、回動式のドアDのドア枠2と支持枠3とを一体に形成したのに対して、この第二実施形態においては、引戸式のドアD(この実施形態では自動ドア)のドア枠2と支持枠3とを一体に形成している。この実施形態においては、収納溝1に杭部材31が設けられており、この杭部材31が床面下側の土壌中に挿し込まれることによって、この収納溝1をしっかりと固定している。また、収納溝1の底部には、この収納溝1の内外を貫通する貫通孔32が形成されており、収納溝1内に雨水等が流れ込んだ際に、その水が速やかに排水されるようになっている。もちろん、この杭部材31、貫通孔32を設けない構成とすることもできる。
上記の各実施形態においては、防水シート4を手で持って引き上げる持ち上げ方式を採用しているが、図15に示すように、ウォームギア33及び滑車34を用いた巻き上げ方式とすることもできる。この巻き上げ方式も持ち上げ方式と同様に、防水シート4は蛇腹状に折り畳まれ、その上端には上枠8が設けられている。この上枠8の左右両端縁には、ワイヤ35を連結するフック36が設けられている。また、支持枠3の一方側には、ワイヤ35を巻き取る巻き取り装置37が設けられている。この巻き取り装置37はウォーム38とウォームホイール39から構成されるウォームギア33を備え、ハンドル40を回してウォーム38を回転させることによって、一方のフック36に連結された第一ワイヤ35aと、他方のフック36に三つの滑車34、34、34を介して連結された第二ワイヤ35bを、同軸にかつ互いに交差しないようにドラム41に巻き取るようにしている(図16を参照)。このように構成することで、上枠8の水平を保ちながら、防水シート4を張設することができる。
第一及び第二実施形態に示した浸水防止装置はあくまでも一例であって、ドア枠2と支持枠3との間の隙間からの浸水を防止するという本願発明の課題を解決し得る限りにおいて、これ以外のドア形式についても適用することができる。
1 収納溝
2 ドア枠
3 支持枠
4 防水シート
5 踏板
6 フレーム
7 ベース部
8 上枠
9 外枠
10 内枠
11 係止孔
12 係止突起
13 開口凹部
14 回動軸
15 カム部材
16 蝶番(起伏機構)
17 脚部
18 固定部材
19 嵌入部材
20 突起部
21 付勢部材
22 受け部
23 (嵌入部材に設けられた)弾性部材
24 押圧部
25(25a、25b) (支持枠に設けられた)弾性部材
26 当接部材
27 扉
28 カム本体
29 固定ネジ
30 保持枠
31 杭部材
32 貫通孔
33 ウォームギア
34 滑車
35(35a、35b) ワイヤ
36 フック
37 巻き取り装置
38 ウォーム
39 ウォームホイール
40 ハンドル
41 ドラム
D ドア
F 床面

Claims (4)

  1. 建物の出入口の床面(F)に、この出入口の開口幅方向の全体に亘って設けられる収納溝(1)と、前記収納溝(1)の両端から起立して、前記出入口を開閉するドア(D)のドア枠(2)と隙間なく一体に設けられる一対の支持枠(3、3)と、不使用時に前記収納溝(1)に収納され、使用時に引き上げられて前記一対の支持枠(3、3)の間に張設される防水シート(4)と、を有する浸水防止装置。
  2. 引き上げられた前記防水シート(4)の左右両端部を前記支持枠(3)に押し付けるフレーム(6)と、前記一対の支持枠(3、3)の一方の支持枠(3)側から他方の支持枠(3)側に向かう回動軸(14)を備え、この回動軸(14)の回転に伴って前記フレーム(6)を前記防水シート(4)側に付勢するカム部材(15)と、を有する請求項1に記載の浸水防止装置。
  3. 前記フレーム(6)の下端に起伏機構(16)が設けられ、前記フレーム(6)が、この起伏機構(16)によって前記収納溝(1)に収納し得るように構成されている、請求項2に記載の浸水防止装置。
  4. 前記起伏機構(16)が蝶番(16)であり、この蝶番(16)に、前記収納溝(1)側と前記フレーム(6)との間でその蝶番(16)の軸方向への相対移動を許容する遊び(f)を設け、前記付勢の際に、前記収納溝(1)に対して前記フレーム(6)が前記防水シート(4)に近付くように相対移動し得るようにした、請求項3に記載の浸水防止装置。
JP2013044095A 2013-03-06 2013-03-06 浸水防止装置 Active JP6114073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013044095A JP6114073B2 (ja) 2013-03-06 2013-03-06 浸水防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013044095A JP6114073B2 (ja) 2013-03-06 2013-03-06 浸水防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014173238A true JP2014173238A (ja) 2014-09-22
JP6114073B2 JP6114073B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=51694780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013044095A Active JP6114073B2 (ja) 2013-03-06 2013-03-06 浸水防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6114073B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106894743A (zh) * 2017-03-15 2017-06-27 李永刚 一种防汛门

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3326488B2 (ja) * 1994-04-20 2002-09-24 株式会社富士精工本社 防水扉装置
JP2003214051A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Satoo Machinery Kanto:Kk 浸水防止堰
JP2005226411A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Global Arc Co Ltd 通路止水装置
JP3955233B2 (ja) * 2002-05-02 2007-08-08 日立造船株式会社 防水扉装置
JP4148863B2 (ja) * 2003-09-24 2008-09-10 日立造船株式会社 防水扉装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3326488B2 (ja) * 1994-04-20 2002-09-24 株式会社富士精工本社 防水扉装置
JP2003214051A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Satoo Machinery Kanto:Kk 浸水防止堰
JP3955233B2 (ja) * 2002-05-02 2007-08-08 日立造船株式会社 防水扉装置
JP4148863B2 (ja) * 2003-09-24 2008-09-10 日立造船株式会社 防水扉装置
JP2005226411A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Global Arc Co Ltd 通路止水装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106894743A (zh) * 2017-03-15 2017-06-27 李永刚 一种防汛门

Also Published As

Publication number Publication date
JP6114073B2 (ja) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006291580A (ja) 浮体利用の簡易防水板
JP3181355U (ja) 建物における出入口閉鎖装置
JP2000319857A (ja) 防潮装置
JP3195948U (ja) 止水板装置
JP6114073B2 (ja) 浸水防止装置
JP2013204244A (ja) 浸水防止装置
JP2014167211A (ja) 扉構造体
JP6967461B2 (ja) 止水構造
JP6386731B2 (ja) 止水装置
JP4459740B2 (ja) 浸水防止機能を備えたシャッタ装置
KR100634415B1 (ko) 통로암거 비상게이트의 설치구조
JP6120136B2 (ja) 浸水防止装置
JP6204451B2 (ja) 止水板装置
JP4829666B2 (ja) 防水装置
JP2007239205A (ja) 防水扉装置
JP2004092361A (ja) シヤッター扉と一体の浸水防止装置
JP4322697B2 (ja) 浸水防止装置
KR200407599Y1 (ko) 조립식 창문 덮개
KR200481096Y1 (ko) 선박용 실 도어
JPH04309684A (ja) 建物の出入口部における防水装置
JP6556655B2 (ja) 防水装置及び防水装置の設置方法
JP6480241B2 (ja) 防水板ロック装置
KR101569069B1 (ko) 지하공간 침수방지용 방수문
JP6335055B2 (ja) 防水装置
JP3738435B2 (ja) 浸水防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6114073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250