JP2014167211A - 扉構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38は、第1ヒンジ部材本体42と第1ヒンジ部材本体42に固着された回動軸43とで構成し、扉6に取付けられた第2ヒンジ部材39は、扉6と第2ヒンジ部材39を扉収納部7の中で水平移動させるための摺動案内部材48が水平に装着される略四角形の穴である摺動開口部54を第2ヒンジ部材本体46に設け、回動軸43に回動係止されながら摺動開口部54に装着される摺動案内部材48に案内されて扉6と摺動開口部54が水平に移動するように構成した。
【選択図】図5
Description
そのための技術として、扉と扉枠との間に付設されて防水性を高めるシールパッキンを必要に応じて更に押圧する技術が提案されている。
長孔に嵌合するヒンジピンを防水扉の閉鎖状態において防水扉が開口枠から遠くなる長孔の一端側に位置決めすると共に、ヒンジピンを防水扉の自重によって傾斜面に当接させ、ヒンジピンを傾斜面で案内して長孔の一端側に位置決めする位置決め手段で構成し、
防水扉の枢着側竪縁部と自由端側竪縁部に夫々開口枠に設けた係合部材と係合して防水扉の吊元側と先端側を開口枠側へ引寄せ可能な引寄せハンドル装置を装着して成る防水扉装置の技術が記載されている。
又、長孔に嵌合するヒンジピンを防水扉の閉鎖状態において防水扉が開口枠から遠くなる長孔の一端側に位置決めすると共に、ヒンジピンを防水扉の自重によって傾斜面に当接させ、ヒンジピンを傾斜面で案内して長孔の一端側に位置決めするようにしていることにより、防水扉の自重によって長孔の一端側に位置決めするためには傾斜面の角度を急坂にする必要があり、逆に防水扉を開口枠に近づけるための動作を行なう場合、傾斜面の角度が大きいために引寄せハンドル装置を使用しても困難になるという問題がある一方で傾斜面の角度を緩くすると防水扉が自重で長孔の一端側に戻らないという問題もあり、調整が困難であるという問題がある。防水扉が自重で長孔の一端側に戻らないと開閉時に開口枠と当接し防水扉の開閉ができないという問題と、これを解決するために防水扉と開口枠の隙間を必要以上に広く取らなければならないという問題に繋がる。
更に、傾斜面をヒンジピンに当接させながら防水扉を開口枠に近づけることは、防水扉の下端が浮くことになり、開口枠の床側の枠と防水扉の下端のシールを上下に幅広くおこなわなければならにという問題や、そのために開口枠の床側の枠を高くしなければならないという問題とともに、開口枠の高くなった床側の枠に対して出入りの度に躓き易くなるという問題もある。
前記第1端部と対向する第1摺動終端部と、前記第2端部と対向する第2摺動終端部とを有するとともに前記摺動案内部材が装着される摺動開口部を備え、前記扉に固着される第2ヒンジ部材と、前記扉に取付けられ、一端に第1作用部を設けたロックハンドルと、前記扉枠の側面において、前記扉が前記扉枠の扉収納部に収納された状態で前記ロックハンドルの第1作用部と対向する位置に、扉を扉収納部内に更に引き込む押圧ガイド傾斜部を設けたガイド溝とを備え、前記扉枠に対して前記扉を閉じる際、前記第2摺動終端部と前記第2端部が当接されている状態で、前記第2ヒンジ部材は前記第1ヒンジ部材の回動軸を介して回動し、扉を閉じて扉が扉枠の扉収納部に収納された状態で扉の周囲が前記シールパッキンに押圧された第1押圧状態となり、前記第1押圧状態で、前記ロックハンドルを回転操作して前記第1作用部を前記ガイド溝に挿入するとともに第1作用部を前記押圧ガイド傾斜部と当接摺動させた際、前記摺動開口部は前記摺動案内部材の案内によって押圧ガイド傾斜部の高さ分に対応して水平移動されるとともに前記扉は前記摺動開口部が水平に移動する距離に対応して第1押圧状態から更にシールパッキンに押圧された第2押圧状態となることを特徴とする。
これにより、扉構造体の第1押圧状態は通常の防水機能を備え、通常の扉開閉操作をおこなうことができる。
そして、通常よりも高い防水性を必要とするときは、各ロックハンドルによって第2押圧状態にすることによって高い防水性を得ることができる。
即ち、1つの扉で通常の防水性と高い防水性の使い分けができるのである。
摺動開口部に摺動案内部材を装着し、摺動案内部材に回動軸を装着することによって、摺動開口部と摺動案内部材と回動軸とがお互いに規制することによって、平滑な移動をおこなうとともに三者が分解することを防止することができる。
そのため、第2押圧状態でロック解除ハンドルを回転操作して第2作用部をロック解除傾斜部材のロック解除傾斜部に当接摺動させることにより、摺動部は摺動開口部内をロック解除傾斜部の高さ分の距離まで水平移動されて第1押圧状態に戻すことができる。
即ち、扉自体には自動的に第1押圧状態に戻る機構を備えているが、途中で停止してしまう事態を機械的に第1押圧状態に確実に戻すことによって防止することができる。
これにより、ロックハンドルによるロックが解除されたとき、第1弾性部材の反力によって扉を第2押圧状態から第1押圧状態に戻すことができる。
これにより、扉の開閉をする際の余分な摩擦抵抗の発生を最小限に抑えることができ、重い扉の開閉を操作者が負担なくおこなうことができる。
又、摩擦音を抑えることができる。
これにより、摺動案内部材48の摺動開口部54に対する移動は、摺動開口部54の第2摺動終端部56に水平に取付けられた円柱形状の支持部材50と摺動案内部材48に水平に設けられた円筒形状の支持部材受け孔65との組合せによる支持部によって蛇行することなく、又、摺動開口部54から摺動案内部材48が飛び出すこともなく平滑におこなわれる。
そのため、扉6の上下左右のブレを無くすことができると共に、支持部材50の円柱形状と支持部材受け孔65の円筒形状による線接触によって第2ヒンジ部材39の移動時に発生する摩擦等の余分な負荷の発生を軽減することができる。
この構成によれば、防水のためのシールパッキンが取付けられた扉枠を設置面から無くしても、人が操作できる押圧付加手段により扉の下部に取付けられた第2弾性部材を扉枠の開放部を介して設置面に押圧することができるので、必要に応じて防水性を高めることができる。
換言すれば、この第2弾性部材と押圧付加手段により、防水のためのシールパッキンを取付けた扉枠を設置面から無くすことができるので、人が室内に出入りする際に扉枠に躓くという問題を無くすことができる。
更に、台車や車椅子の室内への出入りには傾斜板等の踏み板をその都度設置しなければならないという問題も無くすことができる。
更に、第2弾性部材を備える押圧付加手段が扉に取付けられているので扉を開ける行程の何処でも第2弾性部材を扉枠の設置面に押圧して扉を止めることができる。
即ち、防水機能以外に扉のストッパとしての機能を持たせることができる。
これにより、設置面にタイル等の外装部材が張られることによって、表面に凹凸や隙間が発生することを予め予測できる場合には、扉枠の設置面に設置面と同一の高さとなる床面用枠部材を埋め込んで設置面の代替をさせることにより、第2弾性部材と設置面の密着性を阻害する要因を取り除くことができる。
これにより、扉の外側が浸水したり、土砂で埋まったりして扉が開かない状態のときに、ドアスコープで外側の状況を確認することができ、安全が確認できたら脱出用扉から外側に脱出することができる。
脱出用扉は、扉の外側が浸水したり、土砂で埋まったりした場合を考慮して比較的扉の高い位に設けられている。
そのために、脱出用扉を使用する場合は踏台や梯子が必要になるが、そのときのために扉に避難梯子を備えておくことにより、緊急時に踏台や梯子を探す必要を無くし、問題なく脱出用扉から脱出することができる。
更に、避難梯子を折畳式にして梯子が占めるスペースを最小にすることにより、扉の開閉に支障をきたすことを無くすことができる。
又、避難梯子を開いたとき、避難梯子の側面の片側は扉に固定されており、もう片側は床に当接するようにしているので安定した使用状態にすることができる。
これにより、扉の外側が水没した場合、その水没の深さを知ることができるとともに前述の脱出扉からの脱出の目安にすることもできる。
先ず、図1乃至図3に基づいて、本実施形態に係る扉構造体1の概略の構成を説明する。
図1乃至図3に示すように、扉構造体1は、第1操作ハンドル2が取付けられた第1表面3及び第1操作ハンドル2と連動する第2操作ハンドル4が取付けられた第2表面5を有する扉6と、扉6を収納する扉収納部7を備えた扉枠8と、扉6と扉枠8を開閉可能に連結するヒンジ部9と、扉6を扉枠8の扉収納部7にヒンジ部9を介して第1表面3側から収納した状態において、扉6の第2表面5と対向する扉枠8の扉収納部7の位置に設けられた並行する2本の第1嵌合溝部10と、この2本の第1嵌合溝部10に取付けられると共に扉6の第2表面5に当接する2本のシールパッキン11と、左右の扉枠8に埋め込んで取付けられたガイド溝部材12と、扉6の第2表面5に取付けられると共に先端にガイド溝部材12に挿入される第1作用部13を設けて扉6を扉枠8の扉収納部7内に押圧して固定するロックハンドル14と、扉6のヒンジ部9側の第2表面5に取付けられたロック解除傾斜部15を備えたロック解除傾斜部材16と、ヒンジ部9側の扉枠8に取付けられると共に先端にロック解除傾斜部材16と当接して摺動する第2作用部17を設けて扉6を扉収納部7内から押出すロック解除ハンドル18と、床面19と当接する第2弾性部材20に押圧力を付加する押圧板21、押圧板取付部22、延伸押圧軸23、足踏式ロックバー24で構成される押圧付加手段25とによって構成されている。
扉6には、扉中央より上部に脱出扉用ヒンジ部材26を介して脱出用扉27が取付けられている。
脱出用扉27には、脱出扉用ハンドル28が扉6の第2表面5側に取付けられ、脱出扉用ハンドル28によって脱出扉用ヒンジ部材26を介して扉6の第1表面3側に開くことができる。
脱出用扉27を閉じてロックするには、脱出扉用ハンドル28を扉6の第2表面5側に引き、脱出用扉27の表面を扉6に取付けられている脱出扉用シールパッキン29(図17参照)に当接させると共に、脱出扉用ハンドル28の先端に設けられた第3作用部30を扉6の第2表面5に取付けられたロック受け部材31に当接し、ロック受け部材31に設けられたロック受け傾斜部32に第3作用部30を摺動させることにより、脱出用扉27を完全に閉じてロックすることができる。
これにより、外部の様子を確認することができるので脱出用扉27の開扉操作を安全におこなうことができる。
使用しないときは、折り畳まれている。
水位計排気口37は、下方の水位計取水口36の取水が確実におこなわれるようにする働きをする。
クリーニングのために、取り外しはできるが扉6の第2表面5側の気密は保たれている。
本発明では、通常の使用状態における防水レベルから、緊急的に防水性を高める必要性が発生したときに防水性を更に高める手段を、扉6を扉枠8に設けられた扉収納部7の中でシールパッキン11に対向して移動させ、扉6の第2表面5とシールパッキン11の当接する量を通常の使用状態の当接から更に増加させることによって防水性を高める方法に拠っている。
尚、ヒンジ部9は、扉6の上下二組あるが線対称で同一形状、同一機能を有し、符号も同一の符号を付している。
そのため、ここでは、上方のヒンジ部9で形状・機能を説明し、下方のヒンジ部9は、上方のヒンジ部9の説明を参照することとして説明を省略する。
先ず、扉収納部7の中で扉6を移動させる機構を備えるのは、図1に示す上下のヒンジ部9である。
そして、ヒンジ部9は第1ヒンジ部材38と第2ヒンジ部材39で構成されている。
そこで、第1ヒンジ部材38と第2ヒンジ部材39について図4乃至図6に基づいて説明する。
図5に示すように、第1ヒンジ部材38は、第1補強板40を挟んで扉枠8に第1ネジ41によって固着されている。
更に、図4、図5に示すように、第1ヒンジ部材38は、第1ヒンジ部材本体42と第1ヒンジ部材本体42に固定された回動軸43とで構成されている。
更に、図4乃至図5に示すように、第2ヒンジ部材39は、第2ヒンジ部材本体46、ボールベアリング47、摺動案内部材48、係止ピン49、支持部材50、第1弾性部材51、ヒンジカバー52、第3ネジ53とで構成されている。
ここで、摺動開口部54の壁面に対し、図6の図中左側の壁面を第1摺動終端部55、図中右側の壁面を第2摺動終端部56とすることにする。
そして、第1摺動終端部55の壁面には、第1弾性部材51が装着される第1弾性部材装着孔57が穿孔されており、第1弾性部材装着孔57に対して直角に係止ピン49を装着する係止ピン孔58が穿孔されている。
一方、第2摺動終端部56の壁面には、一方の端部にネジ山59を備えている支持部材50をネジ止めする支持部材用ネジ穴60が設けられている。
更に、摺動開口部54に装着される摺動案内部材48の表面になる面には、ボールベアリング47が挿入されて固定されるボールベアリング装着穴63が設けられている。
更に、摺動案内部材48には、第2ヒンジ部材本体46に設けられた第1弾性部材装着孔57に装着される第1弾性部材51の一方の端部を受ける第1弾性部材受け部64が設けられている。
そして、摺動案内部材48には、第1端部61と第2端部62を貫通する支持部材受け孔65が水平に穿孔されており、この支持部材受け孔65に挿入される支持部材50との線接触により、摺動案内部材48は摺動開口部54に対して摩擦抵抗を低減した水平移動をおこなうことができる。
先ず、第1ヒンジ部材38の組立は、第1ヒンジ部材本体42に回動軸43がネジ(図示しない)で固着されて組み上がっている。
次に、第2ヒンジ部材39の組立は、先ず、ボールベアリング47を摺動案内部材48のボールベアリング装着穴63に装着し固定する。
次に、このボールベアリング47が取付けられた摺動案内部材48を第2ヒンジ部材本体46に設けられた摺動開口部54にボールベアリング47が外側になるようにして装着する。
この状態のとき、支持部材50を摺動開口部54の第1摺動終端部55に設けられた第1弾性部材装着孔57から摺動案内部材48の支持部材受け孔65に挿入し、支持部材50のネジ山59を摺動開口部54の第2摺動終端部56に設けられた支持部材用ネジ穴60にネジ止めする。
これにより、摺動案内部材48の摺動開口部54からの飛び出しを防止するとともに、扉6に固着された上下の第2ヒンジ部材39が摺動案内部材48によって同期して水平に移動するので、第1ヒンジ部材38と第2ヒンジ部材39の中で扉6が傾くことを防止することができる。
更に、支持部材50と支持部材受け孔65の線接触により、摺動案内部材48の摺動開口部54に対する摩擦抵抗を低減した水平移動をおこなうことができる。
このように摺動開口部54に摺動案内部材48を取付けた後に、摺動開口部54の第1摺動終端部55に設けられた第1弾性部材装着孔57に第1弾性部材51が装着され、第1弾性部材51の一方の端部が摺動案内部材48の第1弾性部材受け部64と当接し、他方の端部が第2ヒンジ部材本体46に設けられた係止ピン孔58に係止ピン49が挿入されて第1弾性部材装着孔57内に第1弾性部材51は係止される。
そして、ヒンジカバー52がヒンジカバー52に設けられたヒンジカバー取付け孔66を介し、第3ネジによって第2ヒンジ部材本体46に備えているヒンジカバー用ネジ孔67にネジ締めされて取付けられる。
こうして、第2ヒンジ部材39は組みあがる。
そして、第1ヒンジ部材38は、扉枠8に第1ネジ41によって固着され、第1ヒンジ部材38の回動軸43に第2ヒンジ部材39のボールベアリング47が装着された状態で、第2ヒンジ部材39は、扉6に第2ネジ45によって水平に固着される。
扉6は、扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38の回動軸43が、扉6に固着されている第2ヒンジ部材39の摺動案内部材48に装着されたボールベアリング47を回動支持することにより、第1ヒンジ部材38に回動支持される。
この回動支持されている状態では、通常、扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38と扉6に固着されている第2ヒンジ部材39の関係は、第2ヒンジ部材本体46の第1弾性部材装着孔57に装着された第1弾性部材51の一方の端部が摺動案内部材48の第1弾性部材受け部64を押圧し、他方の端部が第1弾性部材51を係止する係止ピン49を押圧することにより、摺動開口部54が矢印Cの方向に移動し、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56とが当接して安定状態になる。
この扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38と扉6に固着されている第2ヒンジ部材39で構成されるヒンジ部9が取付けられた扉6の開閉は、上述の状態でおこなわれるとともに、扉6の第2表面5は、シールパッキン11と通常の防水レベルで当接している。(図7参照)
この移動により、第2ヒンジ部材本体46に第1弾性部材51を係止するために取付けられた係止ピン49が第1弾性部材51を圧縮する。
この移動は、摺動開口部54の第2摺動終端部56に水平に取付けられた円柱形状の支持部材50と摺動案内部材48に水平に設けられた円筒形状の支持部材受け孔65との組合せによる支持部によって蛇行することなく、又、摺動開口部54から摺動案内部材48が飛び出すこともなく平滑におこなわれる。
そのため、扉6の上下左右のブレを無くすことができると共に、支持部材50の円柱形状と支持部材受け孔65の円筒形状による線接触によって第2ヒンジ部材39の移動時に発生する摩擦等の余分な負荷の発生を軽減することができる。
更に、扉6と扉枠8に対して第1ヒンジ部材38と第2ヒンジ部材39は、回動軸43、ボールベアリング47、摺動案内部材48を介して水平になるように取付けられているので扉6は水平に移動する。
そのため、扉6が斜面を登るように移動する等の余分な負荷の発生を防止することができる。
この第2ヒンジ部材39が移動すると、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56は離間する。
この離間した距離Lが扉6の移動距離となり、扉6の第2表面5は、シールパッキン11を通常の防水レベルから更に扉6の移動距離分だけ押圧して防水レベルを高めている。
図3に示すように、扉構造体1を構成する扉枠8は、天井枠と左右の縦枠によってコ字状に設けられており、下方は開放された床面19である。
これにより、人が室内に出入りする際に躓くという問題、又、台車や車椅子の室内への出入りには傾斜板等の踏み板をその都度設置しなければならないという問題を無くすことができる。
そして、この何も無い床面19に対する防水方法も後述する。
同様に、図1に示す扉枠8を構成する縦枠の左側下部位置には、ヒンジ部9を構成する第1ヒンジ部材38が図5に示すのと同様に第1補強板40を挟んで4本の第1ネジ41によって固着されている。
この上側と下側の第1ヒンジ部材38は、第1ヒンジ部材本体42と回動軸43とで構成されている。(図4、図5参照)
更に、回動軸43は、水平になるように第1ヒンジ部材本体42に取付けられている。
一方、図1に示すように、扉6の上端部には、扉枠8に取付けられた上側の第1ヒンジ部材38と対向する位置に、図4、図5に示すように第2ヒンジ部材39が第2補強板44とともに6本の第2ネジ45によってネジ締めされることにより扉6に水平に取付けられている。
同様に、図1に示すように、扉6の下端部には、扉枠8に取付けられた下側の第1ヒンジ部材38と対向する位置に、図10、図11に示すように第2ヒンジ部材39が第3補強板68とともに6本の第2ネジ45によってネジ締めされることにより扉6に水平に取付けられている。
この上側と下側の第2ヒンジ部材39は、第2ヒンジ部材本体46の摺動開口部54に装着された摺動案内部材48と摺動案内部材48に装着されたボールベアリング47とその他係止ピン49、支持部材50、第1弾性部材51、ヒンジカバー52、第3ネジ53等で構成されている。(図4、図5参照)
更に、摺動案内部材48とボールベアリング47は、其々が水平になるように第1ヒンジ部材本体42と摺動案内部材48とに取付けられている。
そして、扉6は、扉枠8に固着される第1ヒンジ部材38の回動軸43と扉6に固着される第2ヒンジ部材39の摺動案内部材48に装着されたボールベアリング47とが連結されることにより、上下の第1ヒンジ部材38に回動支持され、この回動軸43とボールベアリング47の組合せによって、回動支持された扉6の通常の開閉操作をスムーズに行うことができる。
そして、この移動は、摺動開口部54の第2摺動終端部56に水平に取付けられた円柱形状の支持部材50と摺動案内部材48に水平に設けられた円筒形状の支持部材受け孔65との組合せによる支持部によって蛇行することなく、又、摺動開口部54から摺動案内部材48が飛び出すこともなく平滑におこなわれる。
そのため、扉6の上下左右のブレを無くすことができると共に、支持部材50の円柱形状と支持部材受け孔65の円筒形状による線接触によって第2ヒンジ部材39の移動時に発生する摩擦等の余分な負荷の発生を軽減することができる。
更に、扉6と扉枠8に対して第1ヒンジ部材38と第2ヒンジ部材39は、回動軸43、ボールベアリング47、摺動案内部材48を介して水平になるように取付けられているので扉6は水平に移動し、扉6が斜面を登るように移動する等の余分な負荷の発生を防止することができる。
これらの理由によって、この摺動開口部54の移動による当接は、第1弾性部材51の反力により、平滑におこなわれる。
扉6が閉じられた状態から扉6を開く場合は、図8に示すように、扉6の第1表面3に取付けられた第1操作ハンドル2又は扉6の第2表面5に取付けられた第2操作ハンドル4を回動操作することによって、ラッチ錠69のラッチ70をラッチ受け部71から外して開扉する。
又、扉6を閉じる場合は、図7に示すように、扉6の第1表面3に取付けられた第1操作ハンドル2又は扉6の第2表面5に取付けられた第2操作ハンドル4を操作して扉枠8の扉収納部7に押し込むことにより、ラッチ錠69のラッチ70がラッチ受け部71に自動的に挿入されて固定されることにより閉扉し閉塞された状態になる。
そして、扉6の通常の開閉操作を行っている間は、図7、図8に示すように、第1ヒンジ部材38と第2ヒンジ部材39の関係は、第2ヒンジ部材本体46の第1弾性部材装着孔57に装着された第1弾性部材51の反力により、第1弾性部材51の一方の端部が摺動案内部材48の第1弾性部材受け部64を押圧し、第1弾性部材51の他方の端部が第1弾性部材51を係止する係止ピン49を押圧することにより、摺動開口部54が矢印Cの方向に移動し、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56とが当接して安定状態になっている。
この第1弾性部材51の反力によって、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56との当接は外れることはない。
扉6の第2表面5側の左右の端部には、第1作用部13を備えるロックハンドル14がそれぞれ4個ずつ配置され、それぞれ3本の第4ネジ72によって固着されている。(図2参照)
更に、左右の扉枠8の側面には、それぞれのロックハンドル14が備える第1作用部13の対向する位置に第1作用部13をガイドするガイド溝73を備えたガイド溝部材12が、それぞれ4本の第5ネジ74によって固着されている。(図10、図11参照)
そして、ガイド溝73には、ロックハンドル14の第1作用部13を摺動させて、扉6が扉枠8の扉収納部7の中を移動するための距離Lを得るのに必要な傾斜を備えた押圧ガイド傾斜部75が設けられている。(図7乃至図9参照)
先ず、図7、図10に示すように、閉塞状態にある扉6に対し、扉6の第2表面5側に取付けられているロックハンドル14の第1作用部13を、左右の扉枠8の側面に取付けられたガイド溝部材12のガイド溝73に設けられた押圧ガイド傾斜部75にあわせ、図9、図11に示すように、押圧ガイド傾斜部75の傾斜部に摺動させて押圧ガイド傾斜部75の頂点に挿入する。(ただし、この過程では押圧付加手段25は未だ操作されていない)
この操作を扉6の第2表面5側に取付けられているロックハンドル14に対して全て行なう。
即ち、図7、図10の状態で、扉6の左右端部と上端部の第2表面5で押圧されていた扉枠8の第1嵌合溝部10に取付けられたシールパッキン11は、押圧ガイド傾斜部75の傾斜部の高さ方向の距離L分だけ更に押圧されて図9、図11(図11では押圧付加手段25は未だ操作されていない)の状態になり、扉6の第2表面5とシールパッキン11の密着性はさらにアップして防水性が高められている。
このとき、図9、図11(図11では押圧付加手段25は未だ操作されていない)に示す扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38と扉6に固着されている第2ヒンジ部材39の関係は、第1ヒンジ部材38の第1ヒンジ部材本体42が扉枠8に第1ネジ41によって固着されていることにより、第1ヒンジ部材本体42に固着されている回動軸43にボールベアリング47を介して取付けられている摺動案内部材48は移動不可であるので、摺動案内部材48に案内される摺動開口部54と共に第2ヒンジ部材39が、第2ヒンジ部材本体46に第1弾性部材51を係止するために取付けられた係止ピン49による第1弾性部材51の圧縮を伴いながら矢印Cとは反対方向に移動する。
この第2ヒンジ部材39が移動すると、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56は離間する。
この離間した距離(即ち第2ヒンジ部材39の移動距離)Lが扉6の移動距離となり、扉6の第2表面5は、シールパッキン11を通常の防水レベルから更に扉6の移動距離L分だけ押圧して防水レベルを高めている。
上述の操作を行うことによって、扉6の第2表面5とシールパッキン11の防水性は高められたが扉6の下端と床面19の間の防水対策はまだ取られていない。
図10、図11に示すように、扉6の第2表面5の下端には、床面19と当接する第2弾性部材20に押圧力を付加する押圧板21、押圧板取付部22、延伸押圧軸23、足踏式ロックバー24で構成される押圧付加手段25が装着されている。
第2弾性部材20は、扉6の下端に設けられ、床面19方向に開放部を備える第2弾性部材収納部76に収納されている。
第2弾性部材収納部76は、防水加工が施されているので扉6の本体内に漏水することはない。
第2弾性部材20は筒形状をしており、長さは扉6の幅と同じ寸法に設定されている。
これにより、押圧付加手段25によって第2弾性部材20が押圧されたとき、床面19との当接は当然であるが、床面19との当接によって第2弾性部材20が扉6の前後に膨らむので、扉6の第2弾性部材収納部76の周囲の壁面とも強固に当接して防水性を確実にする。
第2弾性部材20は、剛性を備える押圧板21に取付けられ、床面19に対して均一に押圧されるようにしている。
押圧板21は、押圧板取付部22を介して床面19に対して水平になるように延伸押圧軸23に取付けられる。
延伸押圧軸23は、足踏式ロックバー24を所定の位置から足踏みすると、足踏式ロックバー24が支点(図示せず)を中心に回動し、延伸押圧軸23の軸を押し出して第2弾性部材20を床面19と第2弾性部材収納部76の周囲の壁面に当接させる。
そして、足踏式ロックバー24は、床面19と第2弾性部材収納部76の周囲の壁面とに当接している第2弾性部材20に所定の負荷をかけた状態で固定する役割を有する。
この状態から足踏式ロックバー24を足踏みして足を外すと、床面19と第2弾性部材収納部76の周囲の壁面とに当接している第2弾性部材20に所定の負荷をかけていた状態での固定がはずれ、延伸押圧軸23の軸が元に戻り、足踏式ロックバー24が所定の位置に戻る。
尚、床面にタイル等が貼られ、細かい凹凸や隙間が予め予測される場合は、図7に示すようにステンレス板等の一枚板で加工された床面用枠部材77を扉枠8の下方に床面19と同一面になるように埋め込むようにする。
これにより、第2弾性部材20とステンレス板等の一枚板で加工された床面用枠部材77との密着性を確保することができる。
更に、押圧付加手段25は、第2弾性部材20を単独で押圧することができるので、第2弾性部材20の弾性力や断面形状を変更したり、延伸押圧軸23の延伸のストロークや位置を変更したりして、防水のための第2弾性部材20の押圧力を最適のものにすることができる。
また、機構として、押圧付加手段25の全体を扉6の上下方向に移動可能にすることにより、第2弾性部材20が床面19と当接したときの押圧力を調整した後に固定できるようにしてもよい。
先ず、図12、図14に基づいて、ロックハンドル14によって一段上の防水機能に固定された扉構造体1のロックを解除する部材の構成を説明する。
一段上の防水機能に固定された扉構造体1のロックを解除する部材としては、扉6のヒンジ部9側の第2表面5にネジ(図示せず)で固着された二つのロック解除傾斜部15を備えるロック解除傾斜部材16と、ヒンジ部9側の扉枠8の側面に3本の第6ネジ78によって固着されるとともに先端にロック解除傾斜部15と当接して摺動する第2作用部17を設けて扉6を扉枠8の扉収納部7内から押出す二つのロック解除ハンドル18である。
先ず、押圧付加手段25によって、床面19と扉6の第2弾性部材収納部76の周囲の壁面とに当接して固定されている第2弾性部材20の解除を行う。
そのために、押圧付加手段25の足踏式ロックバー24を足踏みして足を外すと、床面19と扉6の第2弾性部材収納部76の周囲の壁面とに当接している第2弾性部材20に所定の負荷をかけている状態の固定がはずれ、延伸押圧軸23の軸が元に戻り、足踏式ロックバー24が所定の位置に戻る。即ち、第2弾性部材20は、図15(ただし、ロック解除ハンドル18は操作されていない図14の状態)に示す位置に戻る。
このとき、扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38と扉6に固着されている第2ヒンジ部材39の関係は、第2ヒンジ部材本体46の第1弾性部材装着孔57に装着された第1弾性部材51の一方の端部が摺動案内部材48の第1弾性部材受け部64を押圧し、他方の端部が第1弾性部材51を係止する係止ピン49を押圧することにより、摺動開口部54が矢印Cの方向に移動し、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56とが当接して安定状態になろうとする。
即ち、図7、図10の通常の扉6の使用状態になろうとする。
これにより、扉6は、ロック解除傾斜部材16のロック解除傾斜部15の高さ方向の距離L分だけ扉枠8の外側に移動する。尚、押圧ガイド傾斜部75の傾斜部の高さ方向の距離Lとロック解除傾斜部材16のロック解除傾斜部15の高さ方向の距離Lは同一になっている。
このときの扉枠8に取付けられた第1ヒンジ部材38と扉6に固着されている第2ヒンジ部材39の関係は、第2ヒンジ部材本体46の第1弾性部材装着孔57に装着された第1弾性部材51の一方の端部が摺動案内部材48の第1弾性部材受け部64を押圧し、他方の端部が第1弾性部材51を係止する係止ピン49を押圧することにより、摺動開口部54が矢印Cの方向に移動し、摺動案内部材48の第2端部62と摺動開口部54の第2摺動終端部56とが当接して安定状態になろうとしているときに、強制的に摺動開口部54が矢印Cの方向に距離Lだけ移動させられるので、第1ヒンジ部材38に係止される摺動案内部材48の第2端部62と第2ヒンジ部材39に設けられた摺動開口部54の第2摺動終端部56とが確実に当接して安定状態になる。
このようにして、ロックハンドル14によって一段上の防水機能に固定された扉構造体1のロックは解除される。
この状態から、図16に示すように、足踏式ロックバー24を所定の位置から足踏みすると足踏式ロックバー24が支点(図示せず)を中心に回動し、延伸押圧軸23の軸を押し出して床面19と当接した第2弾性部材20に所定の負荷をかけた状態で第2弾性部材20を床面19に固定するとともに第2弾性部材20の側面を扉6の第2弾性部材収納部76の周囲の壁面に当接させることができる。
ただし、この時には、ロックハンドル14は操作しない。
この第2弾性部材20の床面19に対する固定と閉塞された扉6の第2表面5が左右及び天井の扉枠8の第1嵌合溝部10のシールパッキン11と当接してシールパッキン11に押圧されている状態とにより、扉6は、通常の使用状態における防水機能を備える。
又、附随する機能として防音対策にもなる。
扉6には、扉中央より上部に、大人の人間が脱出できる脱出用扉開口部79が設けられており、脱出用扉開口部79には、二つの脱出扉用ヒンジ部材26を介して脱出用扉27が開閉可能に取付けられている。
又、扉6の脱出用扉開口部79の周囲には、第2表面5側に向けて一本の第2嵌合溝部80が形成され、一本の脱出扉用シールパッキン29が取付けられている。
脱出用扉27には、脱出扉用ハンドル28が脱出扉用ヒンジ部材26と対向する扉6の第2表面5側の位置に取付けられ、脱出扉用ハンドル28によって脱出扉用ヒンジ部材26を介して扉6の第1表面3側に開くことができる。
脱出用扉27を閉じてロックするには、脱出扉用ハンドル28を扉6の第2表面5側に引き、脱出用扉27の一段下がった表面を扉6の脱出用扉開口部79の周囲に設けられた第2嵌合溝部80に取付けられている脱出扉用シールパッキン29に当接させるとともに、脱出扉用ハンドル28の先端に設けられた第3作用部30を扉6の第2表面5に取付けられたロック受け部材31に当接し、ロック受け部材31に設けられたロック受け傾斜部32に第3作用部30を摺動させることにより、脱出用扉27を完全に閉じてロックすることができる。
そして、ロック受け傾斜部32の傾斜部の高さの距離Kは、脱出扉用シールパッキン29を押圧して撓ませ、密閉度を上げる距離になる。
これにより、外部の様子を確認することができるので内部いる自分達がどのような状況おかれているかが分かる。
又、扉6が開けられない状況で、脱出用扉27の開扉操作を安全におこなうことができるかどうかを、脱出用扉27に設けられているドアスコープ33で外部を見れば確実に分かる。
脱出用扉27は、扉6の外側が浸水したり、土砂で埋まった場合を考慮して比較的扉の高い位に設けられている。
そのために、脱出用扉27を使用する場合は踏台や梯子が必要になるが、そのときのために扉6に避難梯子34を備えておくことにより、緊急時に踏台や梯子を探す必要を無くし、問題なく脱出用扉27から脱出することができる。
更に、避難梯子34を折畳式にして使用しないときは折り畳んで掛け金81をかけておくことにより、避難梯子34がばらけることもなく占めるスペースを最小にして、扉の開閉に支障をきたすことが無いようにすることができる。
又、避難梯子34を開いたとき、避難梯子34の側面の片側は扉に固定されており、もう片側は床に当接するようにしているので安定した使用状態にすることができる。
これにより、扉の外側が水没した場合、その水没の深さを知ることができるとともに前述の脱出扉からの脱出の目安にすることもできる。
クリーニングのために、取り外しはできるが扉6の第2表面5側の気密は保たれている。
これにより、扉構造体1の第1押圧状態は通常の防水機能を備え、通常の扉開閉操作をおこなうことができる。
そして、通常よりも高い防水性を必要とするときは、各ロックハンドル14によって第2押圧状態にすることによって高い防水性を得ることができる。
即ち、1つの扉6で通常の防水性と高い防水性の使い分けができるのである。
そのため、第2押圧状態でロック解除ハンドル18を回転操作して第2作用部17をロック解除傾斜部材16のロック解除傾斜部15に当接摺動させることにより、摺動部は摺動開口部54内をロック解除傾斜部15の高さ分の距離まで水平移動されて第1押圧状態に戻すことができる。
即ち、扉6自体には自動的に第1押圧状態に戻る機構を備えているが、途中で停止してしまう事態を機械的に第1押圧状態に確実に戻すことによって防止することができる。
これにより、ロックハンドル14によるロックが解除されたとき、第1弾性部材51の反力によって扉6を第2押圧状態から第1押圧状態に戻すことができる。
これにより、扉6の開閉をする際の余分な摩擦抵抗の発生を最小限に抑えることができ、重い扉6の開閉を操作者が負担なくおこなうことができる。
又、摩擦音を抑えることができる。
これにより、摺動案内部材48の摺動開口部54に対する移動は、摺動開口部54の第2摺動終端部56に水平に取付けられた円柱形状の支持部材50と摺動案内部材48に水平に設けられた円筒形状の支持部材受け孔65との組合せによる支持部によって蛇行することなく、又、摺動開口部54から摺動案内部材48が飛び出すこともなく平滑におこなわれる。
そのため、扉6の上下左右のブレを無くすことができると共に、支持部材50の円柱形状と支持部材受け孔65の円筒形状による線接触によって第2ヒンジ部材39の移動時に発生する摩擦等の余分な負荷の発生を軽減することができる。
この構成によれば、防水のためのシールパッキン11が取付けられた扉枠8を床面19から無くしても、人が操作できる押圧付加手段25により扉6の下部に取付けられた第2弾性部材20を扉枠8の開放部を介して床面19に押圧することができるので、必要に応じて防水性を高めることができる。
換言すれば、この第2弾性部材20と押圧付加手段25により、防水のためのシールパッキン11を取付けた扉枠8を床面19から無くすことができるので、人が室内に出入りする際に扉枠8に躓くという問題を無くすことができる。
更に、台車や車椅子の室内への出入りには傾斜板等の踏み板をその都度設置しなければならないという問題も無くすことができる。
更に、第2弾性部材20を備える押圧付加手段25が扉6に取付けられているので扉6を開ける行程の何処でも第2弾性部材20を扉枠8の床面19に押圧して扉6を止めることができる。
即ち、防水機能以外に扉6のストッパとしての機能を持たせることができる。
これにより、床面19にタイル等の外装部材が張られることによって、表面に凹凸や隙間が発生することを予め予測できる場合には、扉枠8の床面19に床面19と同一の高さとなる床面用枠部材77を埋め込んで床面19の代替をさせることにより、第2弾性部材20と床面19の密着性を阻害する要因を取り除くことができる。
これにより、扉6の外側が浸水したり、土砂で埋まったりして扉6が開かない状態のときに、ドアスコープ33で外側の状況を確認することができ、安全が確認できたら脱出用扉27から外側に脱出することができる。
脱出用扉27は、扉6の外側が浸水したり、土砂で埋まったりした場合を考慮して比較的扉6の高い位に設けられている。
そのために、脱出用扉27を使用する場合は踏台や梯子が必要になるが、そのときのために扉6に避難梯子34を備えておくことにより、緊急時に踏台や梯子を探す必要を無くし、問題なく脱出用扉27から脱出することができる。
更に、避難梯子34を折畳式にして避難梯子34が占めるスペースを最小にすることにより、扉6の開閉に支障をきたすことを無くすことができる。
又、避難梯子34を開いたとき、避難梯子34の側面の片側は扉6に固定されており、もう片側は床に当接するようにしているので安定した使用状態にすることができる。
これにより、扉6の外側が水没した場合、その水没の深さを知ることができるとともに前述の脱出用扉27からの脱出の目安にすることもできる。
6 扉
7 扉収納部
8 扉枠
11 シールパッキン
13 第1作用部
14 ロックハンドル
15 ロック解除傾斜部
16 ロック解除傾斜部材
17 第2作用部
18 ロック解除ハンドル
19 床面
20 第2弾性部材
25 押圧付加手段
27 脱出用扉
33 ドアスコープ
34 避難梯子
35 水位計
38 第1ヒンジ部材
39 第2ヒンジ部材
43 回動軸
47 ボールベアリング
48 摺動案内部材
50 支持部材
51 第1弾性部材
54 摺動開口部
55 第1摺動終端部
56 第2摺動終端部
61 第1端部
62 第2端部
65 支持部材受け孔
73 ガイド溝
75 押圧ガイド傾斜部
77 床面用枠部材
また、摺動開口部の壁面に、水平に取付けられた支持部材と、摺動案内部材の壁面に、支持部材を水平に受ける支持受け孔とを備え、摺動案内部材を摺動開口部に装着した状態で支持受け孔に支持部材を支持した構成になっている。
これにより、摺動案内部材48の摺動開口部54に対する移動は、摺動開口部54の第2摺動終端部56に水平に取付けられた円柱形状の支持部材50と摺動案内部材48に水平に設けられた円筒形状の支持部材受け孔65との組合せによる支持部によって蛇行することなく、又、摺動開口部54から摺動案内部材48が飛び出すこともなく平滑におこなわれる。
そのため、扉6の上下左右のブレを無くすことができると共に、支持部材50の円柱形状と支持部材受け孔65の円筒形状による線接触によって第2ヒンジ部材39の移動時に発生する摩擦等の余分な負荷の発生を軽減することができる。
この構成によれば、防水のためのシールパッキンが取付けられた扉枠を設置面から無くしても、人が操作できる押圧付加手段により扉の下部に取付けられた第2弾性部材を扉枠の開放部を介して設置面に押圧することができるので、必要に応じて防水性を高めることができる。
換言すれば、この第2弾性部材と押圧付加手段により、防水のためのシールパッキンを取付けた扉枠を設置面から無くすことができるので、人が室内に出入りする際に扉枠に躓くという問題を無くすことができる。
更に、台車や車椅子の室内への出入りには傾斜板等の踏み板をその都度設置しなければならないという問題も無くすことができる。
これにより、設置面にタイル等の外装部材が張られることによって、表面に凹凸や隙間が発生することを予め予測できる場合には、扉枠の設置面に設置面と同一の高さとなる床面用枠部材を埋め込んで設置面の代替をさせることにより、第2弾性部材と設置面の密着性を阻害する要因を取り除くことができる。
これにより、扉の外側が浸水したり、土砂で埋まったりして扉が開かない状態のときに、ドアスコープで外側の状況を確認することができ、安全が確認できたら脱出用扉から外側に脱出することができる。
脱出用扉は、扉の外側が浸水したり、土砂で埋まったりした場合を考慮して比較的扉の高い位に設けられている。
そのために、脱出用扉を使用する場合は踏台や梯子が必要になるが、そのときのために扉に避難梯子を備えておくことにより、緊急時に踏台や梯子を探す必要を無くし、問題なく脱出用扉から脱出することができる。
更に、避難梯子を折畳式にして梯子が占めるスペースを最小にすることにより、扉の開閉に支障をきたすことを無くすことができる。
又、避難梯子を開いたとき、避難梯子の側面の片側は扉に固定されており、もう片側は床に当接するようにしているので安定した使用状態にすることができる。
これにより、扉の外側が水没した場合、その水没の深さを知ることができるとともに前述の脱出扉からの脱出の目安にすることもできる。
Claims (10)
- 扉収納部を有する扉枠と、
前記扉枠に対して開閉可能に支持される扉と、
前記扉枠の扉収納部の周囲に取付けられたシールパッキンと、
前記扉枠に固着され、回動軸を有する第1ヒンジ部材と、
前記回動軸に回動係止されるとともに相互に対向する第1端部と第2端部を備える摺動案内部材と、
前記第1端部と対向する第1摺動終端部と、前記第2端部と対向する第2摺動終端部とを有するとともに前記摺動案内部材が装着される摺動開口部を備え、前記扉に固着される第2ヒンジ部材と、
前記扉に取付けられ、一端に第1作用部を設けたロックハンドルと、
前記扉枠の側面において、前記扉が前記扉枠の扉収納部に収納された状態で前記ロックハンドルの第1作用部と対向する位置に、扉を扉収納部内に更に引き込む押圧ガイド傾斜部を設けたガイド溝とを備え、
前記扉枠に対して前記扉を閉じる際、前記第2摺動終端部と前記第2端部が当接されている状態で、前記第2ヒンジ部材は前記第1ヒンジ部材の回動軸を介して回動し、扉を閉じて扉が扉枠の扉収納部に収納された状態で扉の周囲が前記シールパッキンに押圧された第1押圧状態となり、
前記第1押圧状態で、前記ロックハンドルを回転操作して前記第1作用部を前記ガイド溝に挿入するとともに第1作用部を前記押圧ガイド傾斜部と当接摺動させた際、前記摺動開口部は前記摺動案内部材の案内によって押圧ガイド傾斜部の高さ分に対応して水平移動されるとともに前記扉は前記摺動開口部が水平に移動する距離に対応して第1押圧状態から更にシールパッキンに押圧された第2押圧状態となることを特徴とする扉構造体。 - 前記扉枠に取付けられ、一端に第2作用部が設けられたロック解除ハンドルと、
前記扉に設けられ、前記第2作用部と対向する位置に扉を扉収納部内から押し出す距離を有するロック解除傾斜部を設けたロック解除傾斜部材とを備え、
前記第2押圧状態で前記ロック解除ハンドルを回転操作して前記第2作用部を前記ロック解除傾斜部材のロック解除傾斜部に当接摺動させた際、前記摺動開口部は前記摺動案内部材に案内されてロック解除傾斜部の高さ分の距離まで水平移動されて前記第1押圧状態に戻ることを特徴とする請求項1に記載の扉構造体。 - 前記第2ヒンジ部材の第1摺動終端部側と前記摺動案内部材の第1端部側の間には、摺動案内部材の第2端部を前記摺動開口部の第2摺動終端部と当接する方向に付勢する第1弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の扉構造体。
- 前記摺動案内部材には、前記回動軸が垂直に挿入されるボールベアリングが水平に固着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の扉構造体。
- 前記摺動開口部の壁面に、水平に取付けられた支持部と、
前記摺動案内部材の壁面に、前記支持部を水平に受ける支持受け部とを備え、
前記摺動案内部材を摺動開口部に装着した状態で前記支持受け部に前記支持部を支持したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の扉構造体。 - 前記扉枠は設置面に対応して開放部が形成され、前記扉が前記第1押圧状態又は第2押圧状態のとき、設置面の開放部を押圧する第2弾性部材と第2弾性部材に押圧力を付加して固定する押圧付加手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の扉構造体。
- 前記扉枠の設置面には、前記開放部に対応して設置面と同一の高さとなる床面用枠部材が埋め込まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の扉構造体。
- 前記扉の背面には、ドアスコープを備えた脱出用扉が開閉可能に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の扉構造体。
- 前記扉の背面には、前記脱出用扉に隣接して折畳可能な避難梯子が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の扉構造体。
- 前記扉の背面には、扉の正面側における水位を計測する水位計が取付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の扉構造体。
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