JPH08466Y2 - 防水扉装置 - Google Patents

防水扉装置

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JPH08466Y2
JPH08466Y2 JP520993U JP520993U JPH08466Y2 JP H08466 Y2 JPH08466 Y2 JP H08466Y2 JP 520993 U JP520993 U JP 520993U JP 520993 U JP520993 U JP 520993U JP H08466 Y2 JPH08466 Y2 JP H08466Y2
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JP
Japan
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waterproof door
door
slider
waterproof
blindfold plate
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JP520993U
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English (en)
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JPH0663785U (ja
Inventor
宣幸 高桑
Original Assignee
高桑 仁美
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に建物や駐車場設備
等の出入口からの浸水を防止する防水扉装置であって、
特に、防水扉と扉当枠との間に形成される空隙を塞ぐ機
構を備えた防水扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出入口の床面に設けられたピット内に防
水扉を常時は水平に伏倒された状態をとって該ピットの
開口を閉塞し、緊急時に駆動機構を作動させるとリンク
蝶番などの扉を転倒開閉するヒンジ機構を起点として枢
動起立しながら出入口の扉当枠に当接される方向に移行
して該出入口を閉塞するように設置した防水扉装置は、
実公昭56−27358号公報や実開昭59ー1440
33号公報などにより広く知られているが、従来のこの
種防水扉装置の防水扉はいずれも防水扉が伏倒された状
態において出入口との間に枢動起立の際に扉当枠の方向
へ移行できるだけの空隙が必ず形成されている。このた
め、出入口の扉当枠間から防水扉にわたって該防水扉の
枢動方向と同方向に枢動起立可能な補助扉を常時は防水
扉に続く伏倒された状態をとるように設けて前記空隙を
塞ぐことも行われているが、この補助扉を設けておいて
も扉当枠と防水扉の基端縁との間に形成される空隙だけ
は埋めることができず、この空隙から異物が侵入して防
水扉が駆動障害を起こしたり、子供が空隙で怪我をする
などの恐れがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は前記のような問題を解決し、防水扉の基端縁
と扉当枠との間に形成される空隙を完全に塞いでこの空
隙からの異物の侵入を防止し、異物の侵入による防水扉
の駆動障害をなくすとともに、子供が空隙で怪我をする
こともなくした防水扉装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本考案に係る防水扉装置は、出入口の床面に設けら
れたピット内に防水扉を常時は水平に伏倒された状態を
とって該ピットの開口を閉塞しているが、緊急時に駆動
機構を作動させると枢動起立しながら出入口の扉当枠に
当接される方向に移行して該出入口を閉塞するように設
置した防水扉装置において、防水扉の基端縁に前記扉当
枠と伏倒された防水扉との間に形成される空隙を閉塞す
る目隠板が枢着されており且つ防水扉の下面には防水扉
が水平に伏倒された状態では目隠板を水平に保持してい
るが防水扉が前記伏倒状態を解かれるとばねの力で前記
した保持状態が断たれる目隠板保持機構を設けてあるこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このような防水扉装置は、防水扉が伏倒されて
いる正常時に防水扉の基端縁と扉当枠との間に形成され
る空隙は該防水扉に続かせてある目隠板により塞がれて
いるので、防水扉の基端縁と扉当枠との間に形成される
空隙を完全に塞ぐことができ、このため、この空隙から
異物が侵入して防水扉が駆動障害を起こしたり、子供が
空隙で怪我をするなどのおそれは解消される。そして、
建物や駐車場設備等に浸水の恐れが生じた場合には、こ
の防水扉を枢動起立させれば、防水扉が開かれるに従い
目隠板は下向きに枢動されるのでこの目隠板に邪魔され
ることなく防水扉は扉当枠側に移行しつつ枢動起立され
て扉当枠に当接され出入口を防水する。
【0006】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は出入口の前方床面に穿設されたピット
20の開口を常時は水平に伏倒された状態をとって閉塞
している防水扉であり、該防水扉1は緊急時に図示しな
い駆動機構を駆動させると、防水扉1をピット20内に
連結しているリンク蝶番などの扉を転倒開閉するヒンジ
機構2を起点として枢動起立されつつ出入口の扉当枠1
5に当接される方向に移行して該出入口を閉塞する起伏
可能なものである。3は防水扉1の基端縁の両側部に枢
着されて前記扉当枠15と伏倒された防水扉1との間に
形成される空隙を閉塞する目隠板であって、該目隠板3
は防水扉1の下面に設けられた後記する目隠板保持機構
4によって防水扉1が水平に伏倒された状態では目隠板
3を水平に保持しているが、防水扉1が伏倒された状態
を解かれるとばね力で前記した保持状態が断たれるもの
としてある。
【0007】目隠板保持機構4は、防水扉1の下面にブ
ラケットを介して張設される案内杆5と、該案内杆5に
摺動自在に嵌装したスライダ7と、該スライダ7を常時
は基方すなわち前記目隠板3を開く方向に弾発するばね
6と、前記スライダ7と目隠板3とを連結してスライダ
7の摺動に伴い目隠板3を枢動させる連結杆8と、前記
スライダ7に一端が枢着された一方のリンク杆13aと
前記案内杆5に一端が枢着された他方のリンク杆13b
とよりなる伸縮リンク11と、防水扉1が水平に伏倒さ
れたとき両リンク杆13a、13bの連結部に設けてあ
るローラ12が当って伸縮リンク11を伸張させ前記ス
ライダ7がばね6の弾発力に抗して先方すなわち目隠板
3を閉じる方向に摺動されるようにする受台14とより
なるものとしてある。なお、16は扉当枠4の表面に添
装されて防水扉1と当接されるシール部材、17は出入
口の扉当枠4間から両側の目隠板3間にわたり常時は防
水扉1と略水平に伏倒された状態をとって設けられてい
る補助扉であって、該補助扉13は防水扉1の枢動方向
と同方向への枢動起立ができるものとしてある。
【0008】このように構成されたものは、防水扉1が
伏倒されている正常時には防水扉1の基端縁と扉当枠1
5との間に形成される空隙は該防水扉1の基端縁に枢着
されて目隠板保持機構4により水平を保持している目隠
板3により塞がれているので、この空隙から異物がピッ
ト20内に侵入し防水扉が駆動障害を起こしたり、子供
が空隙で怪我をすることがない。また、建物や駐車場設
備等に浸水の恐れが生じた場合には駆動機構を作動させ
れば、防水扉1はリンク蝶番などの扉を転倒開閉するヒ
ンジ機構2により枢動起立されることとなるが、この枢
動起立が始まると防水扉1の下面に設けられた目隠板保
持機構4の伸縮リンク11の両リンク杆13a、13b
の連結点にあるローラ12と受台14との当接が解かれ
るから、目隠板保持機構4の案内杆5に摺動自在に嵌装
されているスライダ7はばね6の付勢力により目隠板3
を閉じる方向に摺動し、これに伴い連結杆8を介して防
水扉1の上面と面一の目隠板3は防水扉1の基端縁に向
け折り畳み枢動される。そして、目隠板3の折り畳み枢
動により防水扉1はヒンジ機構2により基端縁が扉当枠
15側に移動しつつ枢動する軌跡を描くにもかかわら
ず、目隠板3が扉当枠15やフレーム等に衝突すること
なく防水扉1は起立枢動されて出入口は完全に防水され
る。
【0009】しかして、出入口からの浸水の恐れがなく
なったときには、駆動機構を逆作動させて防水扉1を床
面と水平に伏倒させてゆけば、防水扉1の基端縁に枢着
されている目隠板3は図2に示されるように、受台14
と目隠板保持機構4の伸縮リンク11のローラ12が当
接されることにより、スライダ7はばね6の弾発力に抗
して目隠板3側へ摺動される、このため、スライダ7に
枢着された連結杆8は目隠板3を起立枢動させることと
なり、防水扉1が床面と水平に伏倒されたとき、スライ
ダ7は最大開度をとる伸縮リンク11により目隠板3を
防水扉1と水平となるよう枢動保持し防水扉1と扉当枠
15との空隙を塞ぐことになる。
【0010】
【考案の効果】本考案は前記説明によって明らかなよう
に、出入口の床面に設けられたピット内に防水扉を常時
は水平に伏倒された状態をとって該ピットの開口を閉塞
しているが、緊急時に駆動機構を作動させると枢動起立
しながら出入口の扉当枠に当接される方向に移行して該
出入口を閉塞するように設置した防水扉装置において、
防水扉の基端縁に扉当枠と伏倒された防水扉との間に形
成される空隙を閉塞する目隠板を枢着し且つ防水扉の下
面に該防水扉が水平に伏倒された状態では目隠板を水平
に保持しているが防水扉が前記伏倒状態を解かれるとば
ね力で前記した保持状態が断たれる目隠板保持機構を設
けてあるので、防水扉の基端縁と扉当枠の基端との間に
形成される空隙を完全に塞いでこの空隙から異物が侵入
することにより起こる防水扉の駆動障害をなくすことが
できるうえに子供が空隙で怪我をすることがないうえに
防水扉に連動して目隠板も開閉動されるので、目隠板の
枢動に新たな駆動機構を組み込む必要がなく、特に、前
記した目隠板保持機構として、防水扉の下面に張設され
る案内杆と、該案内杆に摺動自在に嵌装したスライダ
と、該スライダを常時は前記目隠板を開く方向に弾発す
るばねと、前記スライダと目隠板とを連結してスライダ
の摺動に伴い目隠板を枢動させる連結杆と、前記スライ
ダに一端が枢着された一方のリンク杆と前記案内杆に一
端が枢着された他方のリンク杆とよりなる伸縮リンク
と、防水扉が水平に伏倒されたとき両リンク杆の連結部
が当って伸縮リンクを伸張させ前記スライダをばねに抗
して目隠板を閉じる方向に摺動させる受台とよりなるも
のとしたときは、構造が簡単で安価に提供できるうえに
故障も生じることがないなどの利点がある。従って、本
考案は従来の問題点を解消した防水扉装置として実用的
価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の実施例を示す平面図である。
【図3】本考案の実施例の作動状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 防水扉 3 目隠板 4 目隠板保持機構 5 案内杆 6 ばね 7 スライダ 8 連結杆 11 伸縮リンク 13a リンク杆 13b リンク杆 14 受台 15 扉当枠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口の床面に設けられたピット内に防
    水扉(1) を常時は水平に伏倒された状態をとって該ピッ
    トの開口を閉塞しているが、緊急時に駆動機構を作動さ
    せると枢動起立しながら出入口の扉当枠(15)に当接され
    る方向に移行して該出入口を閉塞するように設置した防
    水扉装置において、防水扉(1) の基端縁に前記扉当枠(1
    5)と伏倒された防水扉(1) との間に形成される空隙を閉
    塞する目隠板(3) が枢着されており且つ防水扉(1) の下
    面には防水扉(1) が水平に伏倒された状態では目隠板
    (3) を水平に保持しているが防水扉(1) が前記伏倒状態
    を解かれるとばね力で前記した保持状態が断たれる目隠
    板保持機構(4) を設けてあることを特徴とする防水扉装
    置。
  2. 【請求項2】 目隠板保持機構(4) が、防水扉(1) の下
    面に張設される案内杆(5) と、該案内杆(5) に摺動自在
    に嵌装したスライダ(7) と、該スライダ(7)を常時は前
    記目隠板(3) を開く方向に弾発するばね(6) と、前記ス
    ライダ(7) と目隠板(3) とを連結してスライダ(7) の摺
    動に伴い目隠板(3) を枢動させる連結杆(8) と、前記ス
    ライダ(7) に一端が枢着された一方のリンク杆(13a) と
    前記案内杆(5) に一端が枢着された他方のリンク杆(13
    b) とよりなる伸縮リンク(11)と、防水扉(1) が水平に
    伏倒されたとき両リンク杆(13a) 、リンク杆(13b) の連
    結部が当って伸縮リンク(11)を伸張させ前記スライダ
    (7) をばね(6) に抗して目隠板(3) を閉じる方向に移行
    させる受台(14)とよりなる請求項1に記載の防水扉装
    置。
JP520993U 1993-02-18 1993-02-18 防水扉装置 Expired - Lifetime JPH08466Y2 (ja)

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JP520993U JPH08466Y2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 防水扉装置

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JP520993U JPH08466Y2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 防水扉装置

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Publication Number Publication Date
JPH0663785U JPH0663785U (ja) 1994-09-09
JPH08466Y2 true JPH08466Y2 (ja) 1996-01-10

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ID=11604809

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JP520993U Expired - Lifetime JPH08466Y2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 防水扉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5883731B2 (ja) * 2012-07-02 2016-03-15 日立造船株式会社 海底設置型フラップゲートの係留フック

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JPH0663785U (ja) 1994-09-09

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