JP3446511B2 - 浴室の出入り口の構造 - Google Patents

浴室の出入り口の構造

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JP3446511B2
JP3446511B2 JP34422196A JP34422196A JP3446511B2 JP 3446511 B2 JP3446511 B2 JP 3446511B2 JP 34422196 A JP34422196 A JP 34422196A JP 34422196 A JP34422196 A JP 34422196A JP 3446511 B2 JP3446511 B2 JP 3446511B2
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雅克 中村
哲也 信田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の出入り口と
なる部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴室の出入り口となる開口には開口に沿
って戸枠が設けられ、戸枠内に引戸が左右にスライド自
在に装着されて開口が開閉自在にされている。そして、
浴室の床面より戸枠の下枠部の上面の高さが十分に高く
なるように段差を設けて浴室内の水が浴室外に流出しな
いようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、戸枠の下枠
部の上面の高さを高くして段差を設けると、段差で足を
つまずいたりするおそれがあって、安全性の面から好ま
しくないという問題がある。本発明は叙述の点に鑑みて
なされたものであって、戸枠の下枠部と浴室の床面との
間の段差を少なくして安全に通行できるようにしながら
浴室内の水が浴室外に流出するのを防止することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の浴室の出入り口の構造は、浴室1
の出入り口となる開口2に引戸3を左右にスライド自在
に設けて開口2を開閉自在にし、開口に設ける戸枠4の
下枠部4aに下枠部4aの長手方向に長い水止め部材5
を上下に起倒自在に装着し、引戸3の戸先側の端部に押
し上げ部材6を設けると共に水止め部材5の戸先側の
端部に上記押し上げ部材6で押し上げられる被押し上げ
片7を設け、引戸3を完全に閉じたとき押し上げ部材6
と被押し上げ片7とが対応して上記水止め部材5が立ち
上がるようにして成ることを特徴とする。引戸3を完全
閉じたとき押し上げ部材6と被押し上げ片7とが対応
して押し上げ部材6で被押し上げ片7が押し上げられて
水止め部材5が立ち上げられ、引戸3が開き始めると直
ぐに水止め部材5が倒れるようにされる。これにより浴
室1の床面8と下枠部4aの上面との間に段差を少なく
しても浴室1から流出する水が水止め部材5で止められ
て浴室1外に流出する弊害を防止できる。また引戸3を
開いたときには水止め部材5が倒れて水止め部材5が邪
魔にならなく通行がスムーズにできる。
【0005】
【0006】また本発明の請求項2の浴室の出入り口の
構造は、浴室1の出入り口となる開口2に複数枚の引戸
3を左右にスライド自在に設けて開口2を開閉自在に
し、開口2に設ける戸枠4の下枠部4aに下枠部4aの
長手方向に長い水止め部材5を上下に起倒自在に装着
し、開口2を閉じるとき最終的に閉じる引戸3aの1つ
の手前の引戸3bに回転することで水止め部材5を押し
上げる押し上げ操作桿17を回転自在に設け、最終的に
閉じる引戸3aにこの引戸3aを閉じたとき上記押し上
げ操作桿17を回転させる操作部18を設けて成ること
を特徴とする。複数枚の引戸3を順次閉じて行き、引戸
3aを閉じたとき、操作部18で押し上げ操作桿17が
回転されて押し上げ操作桿17で水止め部材5が立ち上
げられる。これにより浴室1の床面8と下枠部4aの上
面との間に段差を少なくしても浴室1から流出する水が
水止め部材5で止められて浴室1外に流出する弊害を防
止できる。また引戸3を開いたときには水止め部材5が
倒れて水止め部材5が邪魔にならなく通行がスムーズに
できる。
【0007】また本発明の請求項3の浴室の出入り口の
構造は、請求項2において、押し上げ操作桿17と操作
部18とが当接する部分に傾斜面17a,18aを設け
て成ることを特徴とする。この場合、傾斜面17a,1
8a同士の当接により操作部18にて押し上げ操作桿1
7が徐々に回動されて水止め部材5が引戸3の移動に追
従して立ち上げられる。
【0008】また本発明の請求項4の浴室の出入り口の
構造は、浴室1の出入り口となる開口2に引戸3を左右
にスライド自在に設けて開口2を開閉自在にし、開口2
に設ける戸枠4の下枠部4aに下枠部4aの長手方向に
長い水止め部材5を上下に起倒自在に装着し、引戸3の
戸先側の端部に引戸3の開閉方向に回動自在になるよう
に押し上げ板20を設け、引戸3を完全に閉じた状態で
押し上げ板20が戸枠4に当たって押し上げ板20が引
戸3と略直交する向きを向いたとき水止め部材5を押し
上げる傾斜面20aを押し上げ板20に設けて成ること
を特徴とする。引戸3を閉じたとき押し上げ板20が戸
枠4に当たって押し上げ板20が引戸3と略直交する向
きを向き、押し上げ板20の傾斜面20aで水止め部材
5が立ち上げられる。これにより浴室1の床面8と下枠
部4aの上面との間に段差を少なくしても浴室1から流
出する水が水止め部材5で止められて浴室1外に流出す
る弊害を防止できる。また引戸3を開いたときには水止
め部材5が倒れて水止め部材5が邪魔にならなく通行が
スムーズにできる。
【0009】また本発明の請求項5の浴室の出入り口の
構造は、浴室1の出入り口となる開口2に複数枚の引戸
3を左右にスライド自在に設けて開口2を開閉自在に
し、開口2に設ける戸枠4の下枠部4aに下枠部4aの
長手方向に長い水止め部材5を上下に起倒自在に装着
し、開口2を閉じるとき最終的に閉じる引戸3aの1つ
の手前の引戸3bの戸先側の端部に引戸3の開閉方向に
回動自在になるように押し上げ板20を設け、押し上げ
板20が引戸3と略直交する向きに向いたとき水止め部
材5を押し上げる傾斜面20aを押し上げ板20に設
け、最終的に閉じる引戸3aにこの引戸3aを閉じたと
き上記押し上げ板20が引戸3と直交する向きを向くよ
うに回動させる操作部22を設けて成ることを特徴とす
る。複数枚の引戸3を順次閉じて行き、引戸3aを閉じ
たとき、操作部22で押し上げ板20が引戸3と直交す
る向きに回転されて押し上げ板20の傾斜面20aで水
止め部材5が立ち上げられる。これにより浴室1の床面
8と下枠部4aの上面との間に段差を少なくしても浴室
1から流出する水が水止め部材5で止められて浴室1外
に流出する弊害を防止できる。また引戸3を開いたとき
には水止め部材5が倒れて水止め部材5が邪魔にならな
く通行がスムーズにできる。
【0010】
【発明の実施の形態】浴室1は例えばバスタブや洗い場
を有する浴室ユニットであるが、バスタブや洗い場以外
に便器や洗面器を有するサニタリールームユニットであ
ってもよい。浴室1と浴室1外との間には出入り口とな
る開口2を設けてあり、この開口2に沿って戸枠4を装
着してあり、戸枠4に引戸3を開閉自在に装着してあ
る。浴室1外の部分は脱衣室や廊下等であるが、本例の
場合脱衣室9となっている。引戸3は本例の場合3枚引
戸構造になっており、可動障子である引戸3aと中障子
である引戸3bと固定障子である引戸3cで構成されて
いる。本例の場合、3枚引戸構造であるが、1枚引戸構
造でも、2枚引戸構造でも、3枚以上の引戸構造であっ
てもよい。引戸3aの戸先側の端部の上下方向に略中間
の高さには把手16を設けてある。戸枠4の下枠部4a
は浴室1内の床面8と脱衣室9の床面10との間に設け
られるものであるが、床面8と下枠部4aの上面と間に
余り段差ができないように厚さの薄いものにしてある。
下枠部4aの浴室側上面部11より脱衣室側上面部12
の高さを高くしてあり、浴室側上面部11と脱衣室側上
面部12との間の段部に凹部13を長手方向に設けてあ
る。水止め部材5は下枠部4aの長手方向に長いもので
あり、下枠部4aに上下に起倒自在になるように装着し
てある。本例の場合、水止め部材5は引戸3a,3b,
3cを閉じた状態で引戸3a及び引戸3bの全長に亙る
長さにしてある。水止め部材5の一側には長手方向に亙
るように突片14を設けてあり、この突片14を上記凹
部13に遊嵌してあり、突片14の先端を中心に水止め
部材5が上下に起倒自在に回動するようになっている。
水止め部材5と下枠部4aの浴室側上面部11との間に
は長手方向に亙って可撓性のある防水シート15を配置
してあり、防水シート15の両縁を水止め部材5や下枠
部4aに夫々貼着してある。引戸3aの脱衣室9を向く
面で引戸3aの戸先側の端部の下端には断面直角三角形
状の押し上げ部材6を装着してある。また水止め部材5
の戸先側の端部には略台形状の被押し上げ片7を突設し
てあり、被押し上げ片7と押し上げ部材6とが対応した
とき被押し上げ片7が押し上げられるようになってい
る。
【0011】しかして引戸3を開いた状態では、押し上
げ部材6が水止め部材5の被押し上げ片7に作用してい
なく、図2(a)のように水止め部材5は下枠部1aの
浴室側上面部11に重なるように倒れており、水止め部
材5が邪魔になることなく、スムーズに通行することが
できる。この状態から引戸3を閉じて行くと、図3
(a)のように引戸3aの押し上げ部材6が被押し上げ
片7に近接し、図3(b)のように押し上げ部材6が被
押し上げ片7に当たった状態で押し上げ部材6が被押し
上げ片7を押し上げ始め、引戸3aを完全に閉じた状態
で押し上げ部材6が被押し上げ片7を完全に押し上げ、
図3(c)や図2(b)のように水止め部材5が立ち上
げられる。これにより、水止め部材5にて浴室1側から
脱衣室9に水が流出するのが遮断される。また引戸3a
を開く方向にスライドさせて引戸3を開くと、押し上げ
部材6が被押し上げ片7から離れ、水止め部材5が自重
で倒れる。
【0012】次に図4、図5に示す実施の形態について
述べる。本例の場合、引戸3が2枚以上必要なもので、
本例の場合、3枚構造となっている。下枠部4aには水
止め部材5が起倒自在に設けられるが、本例の場合、下
枠部4aの軸部23に水止め部材5の断面略C字状の軸
受部24を回転自在に嵌合することで水止め部材5を起
倒自在にしてある。また引戸2bの戸先側の端面には略
逆L字状の押し上げ操作桿17を軸25にて上下に回動
自在に装着してあり、押し上げ操作桿17の下端から水
平に連出した押し上げ片17bを下枠部4aと水止め部
材5との間に挿入してあり、押し上げ操作桿17の被操
作部17cに操作力を加えないときには水止め部材5が
倒れている。押し上げ操作桿17の被操作部17cの上
面には端部に行く程下がる傾斜面17aを設けてある。
引戸2aには引戸2aを閉じたとき上記押し上げ操作桿
17に対応する略逆直角三角形板状の操作部18を装着
してあり、操作部18の下面を戸先側程上に行く傾斜面
18aとしてある。
【0013】しかして引戸3を開いた状態では、図4
(a)や図5(a)に示すように操作部18が押し上げ
操作桿17に作用していなく、水止め部材5は下枠部1
aの浴室側上面部11に重なるように倒れており、水止
め部材5が邪魔になることなく、スムーズに通行するこ
とができる。この状態から引戸3を閉じて行くと、引戸
3aを完全に閉じる手前で、押し上げ操作桿17の被操
作部17cと操作部18とが対応し、傾斜面17aと傾
斜面18aが当接し、図4(b)や図5(b)に示すよ
うに引戸3aを閉めるに従って操作部18で押し上げ操
作桿17の被操作部17cが下がるように回動されて徐
々に水止め部材5が立ち上げられ、引戸3aを完全に閉
じた状態で水止め部材5が完全に立ち上げられる。これ
により、水止め部材5にて浴室1側から脱衣室9に水が
流出するのが遮断される。また引戸3aを開く方向にス
ライドさせて引戸3を開くと、操作部18が押し上げ操
作桿17から離れ、水止め部材5が自重で倒れる。
【0014】次に図6乃至図8に示す実施の形態につい
て述べる。本例の場合、引戸3が1枚でも2枚以上でも
よいが、本例の場合、3枚構造となっている。引戸3a
の戸先側の端面の下部に略直角三角形状の押し上げ板2
0を配置してあり、この押し上げ板20の垂辺を引戸3
aにヒンジ26にて回動自在に装着してあり、押し上げ
板20が垂直な軸を中心に回動するようになっている。
この押し上げ板20にの上面は先端に行くほど下がる傾
斜面20aにしてあり、押し上げ板20の先端に上面が
水平な突片20bを設けてあり、通常この突片20bの
上に水止め部材5の下面が載っている。
【0015】しかして引戸3を開いた状態では、水止め
部材5の下面は押し上げ板20の傾斜面20aに載って
いなくて水止め部材5に押し上げ力が作用してなく、水
止め部材5は下枠部1aの浴室側上面部11に重なるよ
うに倒れており、水止め部材5が邪魔になることなく、
スムーズに通行することができる。この状態から引戸3
を閉じて行くと、引戸3aの移動に応じて押し上げ板2
0の下面が下枠部4aの上面に沿って移動するが、図6
(a)、図7(a)、図8(a)のように押し上げ板2
0の突片20bが水止め部材5の下面側に入るだけで、
水止め部材5が立ち上げられることがない。そして引戸
3aを完全に閉じる手前になったとき、押し上げ板20
が戸枠4の縦枠部4bに当たり、押し上げ板10が回動
されられ、図6(b)、図7(b)、図8(b)に示す
ように押し上げ板20の傾斜面20aに水止め部材5が
載って、水止め部材5が立ち上げられ、引戸3aを閉じ
るに従って水止め部材5が立ち上げられて行き、引戸3
aを完全に閉じた状態で押し上げ板20が引戸3aに対
して直交する向きを向いて水止め部材5が完全に立ち上
げられる。これにより、水止め部材5にて浴室1側から
脱衣室9に水が流出するのが遮断される。また引戸3a
を開く方向にスライドさせて引戸3を開くと、押し上げ
板20が引戸3aの端面から離れるように回動し、水止
め部材5が自重で倒れる。
【0016】次に図9、図10に示す実施の形態につい
て述べる。本例の場合、引戸3が2枚以上必要なもの
で、本例の場合、3枚構造となっている。本例の場合、
略直角三角形状の押し上げ板20を引戸3bの戸先側の
端面の下部にヒンジ26にて回動自在に装着してある。
この例の場合、押し上げ板20の基部側に被操作部20
cを一体に設けてある。また引戸3aには引戸3aを閉
じたとき被操作部20cに当たる操作部22を設けてあ
る。
【0017】しかして引戸3を開いた状態では、水止め
部材5の下面は押し上げ板20の傾斜面20aに載って
いなくて水止め部材5に押し上げ力が作用してなく、水
止め部材5は下枠部1aの浴室側上面部11に重なるよ
うに倒れており、水止め部材5が邪魔になることなく、
スムーズに通行することができる。この状態から引戸3
を閉じて行くと、引戸3bの移動に応じて押し上げ板2
0の下面が下枠部4aの上面に沿って移動するが、図9
(a)、図10(a)のように押し上げ板20の突片2
0bが水止め部材5の下面側に入るだけで、水止め部材
5が立ち上げられることがない。そして引戸3aを完全
に閉じる手前になったとき、操作部22が被操作部20
cに当たって押し上げ板20が回動し、図9(b)、図
10(b)に示すように押し上げ板20の傾斜面20a
に水止め部材5が載って、水止め部材5が立ち上げら
れ、引戸3aを閉じるに従って水止め部材5が立ち上げ
られて行き、引戸3aを完全に閉じた状態で押し上げ板
20が引戸3a,3bに対して直交する向きを向いて水
止め部材5が完全に立ち上げられる。これにより、水止
め部材5にて浴室1側から脱衣室9に水が流出するのが
遮断される。また引戸3aを開く方向にスライドさせて
引戸3を開くと、操作部22が被操作部20cから離
れ、押し上げ板20が引戸3bの端面から離れるように
回動し、水止め部材5が自重で倒れる。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、浴室の出入
り口となる開口に引戸を左右にスライド自在に設けて開
口を開閉自在にし、開口に設ける戸枠の下枠部に下枠部
の長手方向に長い水止め部材を上下に起倒自在に装着
し、引戸の戸先側の端部に押し上げ部材を設けると共
水止め部材の戸先側の端部に上記押し上げ部材で押
し上げられる被押し上げ片を設け、引戸を完全に閉じた
とき押し上げ部材と被押し上げ片とが対応して上記水止
め部材が立ち上がるようにしているので、引戸を完全に
閉じたとき押し上げ部材と被押し上げ片とが対応して押
し上げ部材で被押し上げ片が押し上げられて水止め部材
が立ち上げられるものであって、浴室の床面と下枠部の
上面との間の段差を少なくしても浴室から流出する水が
水止め部材で止められて浴室外に流出する弊害を防止で
きるものであり、また引戸を開き始めると直ぐに水止め
部材が倒れて水止め部材が邪魔にならなく通行がスムー
ズにできるものである。
【0019】た本発明の請求項2の発明は、浴室の出
入り口となる開口に複数枚の引戸を左右にスライド自在
に設けて開口を開閉自在にし、開口に設ける戸枠の下枠
部に下枠部の長手方向に長い水止め部材を上下に起倒自
在に装着し、開口を閉じるとき最終的に閉じる引戸の1
つの手前の引戸に回転することで水止め部材を押し上げ
る押し上げ操作桿を回転自在に設け、最終的に閉じる引
戸にこの引戸を閉じたとき上記押し上げ操作桿を回転さ
せる操作部を設けているので、複数枚の引戸を順次閉じ
て行き、最終的に閉じる引戸を閉じたとき、操作部で押
し上げ操作桿が回転されて押し上げ操作桿で水止め部材
が立ち上げられるものであって、浴室の床面と下枠部の
上面との間に段差を少なくしても浴室から流出する水が
水止め部材で止められて浴室外に流出する弊害を防止で
きるものであり、また引戸を開いたときには水止め部材
が倒れて水止め部材が邪魔にならなく通行がスムーズに
できるものであり、さらに水止め部材を押し上げ操作桿
で押し上げるのは水止め部材の長手方向の端部でなく中
央部寄りのために水止め部材を安定よく立ち上げること
ができるものである。
【0020】また本発明の請求項3の発明は、請求項2
において、押し上げ操作桿と操作部とが当接する部分に
傾斜面を設けているので、傾斜面同士の当接により操作
部にて押し上げ操作桿が徐々に回動されて水止め部材が
引戸の移動に追従して立ち上げられるものであり、水止
め部材の立ち上げがスムーズにできるものである。また
本発明の請求項4の発明は、浴室の出入り口となる開口
に引戸を左右にスライド自在に設けて開口を開閉自在に
し、開口に設ける戸枠の下枠部に下枠部の長手方向に長
い水止め部材を上下に起倒自在に装着し、引戸の戸先側
の端部に引戸の開閉方向に回動自在になるように押し上
げ板を設け、引戸を完全に閉じた状態で押し上げ板が戸
枠に当たって押し上げ板が引戸と略直交する向きを向い
たとき水止め部材を押し上げる傾斜面を押し上げ板に設
けているので、引戸を閉じたとき押し上げ板が戸枠に当
たって押し上げ板が引戸と略直交する向きを向き、押し
上げ板の傾斜面で水止め部材が立ち上げられるものであ
って、浴室の床面と下枠部の上面との間に段差を少なく
しても浴室から流出する水が水止め部材で止められて浴
室外に流出する弊害を防止できるものであり、また引戸
を開いたときには水止め部材が倒れて水止め部材が邪魔
にならなく通行がスムーズにできるものである。
【0021】また本発明の請求項5の発明は、浴室の出
入り口となる開口に複数枚の引戸を左右にスライド自在
に設けて開口を開閉自在にし、開口に設ける戸枠の下枠
部に下枠部の長手方向に長い水止め部材を上下に起倒自
在に装着し、開口を閉じるとき最終的に閉じる引戸の1
つの手前の引戸の戸先側の端部に引戸の開閉方向に回動
自在になるように押し上げ板を設け、押し上げ板が引戸
と略直交する向きに向いたとき水止め部材を押し上げる
傾斜面を押し上げ板に設け、最終的に閉じる引戸にこの
引戸を閉じたとき上記押し上げ板が引戸と直交する向き
を向くように回動させる操作部を設けているので、複数
枚の引戸を順次閉じて行き、最終的の閉じる引戸を閉じ
たとき、操作部で押し上げ板が引戸と直交する向きに回
転されて押し上げ板の傾斜面で水止め部材が立ち上げら
れるものであって、浴室の床面と下枠部の上面との間に
段差を少なくしても浴室から流出する水が水止め部材で
止められて浴室外に流出する弊害を防止できるものであ
り、また引戸を開いたときには水止め部材が倒れて水止
め部材が邪魔にならなく通行がスムーズにできるもので
あり、さらに水止め部材を押し上げ操作桿で押し上げる
のは水止め部材の長手方向の端部でなく中央部寄りのた
めに水止め部材を安定よく立ち上げることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の斜視図である。
【図2】同上の水止め部材の部分の断面図を示し、
(a)は水止め部材が倒れている状態で、(b)は水止
め部材が立ち上がっている状態である。
【図3】(a)(b)(c)は水止め部材が立ち上がる
状態を説明する斜視図である。
【図4】同上の他例の要部を示す斜視図であり、(a)
は水止め部材が倒れている状態で、(b)は水止め部材
が立ち上がっている状態である。
【図5】同上の要部の断面図であり、(a)は水止め部
材が倒れている状態で、(b)は水止め部材が立ち上が
っている状態である。
【図6】同上のさらに他例を示す斜視図であり、(a)
は水止め部材が倒れている状態で、(b)は水止め部材
が立ち上がっている状態である。
【図7】同上の要部の断面図であり、(a)は水止め部
材が倒れている状態で、(b)は水止め部材が立ち上が
っている状態である。
【図8】同上の全体の平面図であり、(a)は水止め部
材が倒れている状態で、(b)は水止め部材が立ち上が
っている状態である。
【図9】同上のさらに他例を示す斜視図であり、(a)
は水止め部材が倒れている状態で、(b)は水止め部材
が立ち上がっている状態である。
【図10】同上の要部の断面図であり、(a)は水止め
部材が倒れている状態で、(b)は水止め部材が立ち上
がっている状態である。
【符号の説明】
1 浴室 2 開口 3 引戸 4 戸枠 4a 下枠部 5 水止め部材 6 押し上げ部材 7 被押し上げ片 17 押し上げ操作桿 17a 傾斜面 18 操作部 18a 傾斜面 20 押し上げ板 20a 傾斜面 22 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/16 - 7/215 E04H 1/12 301 E06B 1/70

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の出入り口となる開口に引戸を左右
    にスライド自在に設けて開口を開閉自在にし、開口に設
    ける戸枠の下枠部に下枠部の長手方向に長い水止め部材
    を上下に起倒自在に装着し、引戸の戸先側の端部に押し
    上げ部材を設けると共に水止め部材の戸先側の端部
    上記押し上げ部材で押し上げられる被押し上げ片を設
    け、引戸を完全に閉じたとき押し上げ部材と被押し上げ
    片とが対応して上記水止め部材が立ち上がるようにして
    成ることを特徴とする浴室の出入り口の構造。
  2. 【請求項2】 浴室の出入り口となる開口に複数枚の引
    戸を左右にスライド自在に設けて開口を開閉自在にし、
    開口に設ける戸枠の下枠部に下枠部の長手方向に長い水
    止め部材を上下に起倒自在に装着し、開口を閉じるとき
    最終的に閉じる引戸の1つの手前の引戸に回転すること
    で水止め部材を押し上げる押し上げ操作桿を回転自在に
    設け、最終的に閉じる引戸にこの引戸を閉じたとき上記
    押し上げ操作桿を回転させる操作部を設けて成ることを
    特徴とする浴室の出入り口の構造。
  3. 【請求項3】 押し上げ操作桿と操作部が当接する部分
    に傾斜面を設けて成ることを特徴とする請求項2記載の
    浴室の出入り口の構造。
  4. 【請求項4】 浴室の出入り口となる開口に引戸を左右
    にスライド自在に設けて開口を開閉自在にし、開口に設
    ける戸枠の下枠部に下枠部の長手方向に長い水止め部材
    を上下に起倒自在に装着し、引戸の戸先側の端部に引戸
    の開閉方向に回動自在になるように押し上げ板を設け、
    引戸を完全に閉じた状態で押し上げ板が戸枠に当たって
    押し上げ板が引戸と略直交する向きを向いたとき水止め
    部材を押し上げる傾斜面を押し上げ板に設けて成ること
    を特徴とする浴室の出入り口の構造。
  5. 【請求項5】 浴室の出入り口となる開口に複数枚の引
    戸を左右にスライド自在に設けて開口を開閉自在にし、
    開口に設ける戸枠の下枠部に下枠部の長手方向に長い水
    止め部材を上下に起倒自在に装着し、開口を閉じるとき
    最終的に閉じる引戸の1つの手前の引戸の戸先側の端部
    に引戸の開閉方向に回動自在になるように押し上げ板を
    設け、押し上げ板が引戸と略直交する向きに向いたとき
    水止め 部材を押し上げる傾斜面を押し上げ板に設け、最
    終的に閉じる引戸にこの引戸を閉じたとき上記押し上げ
    板が引戸と直交する向きを向くように回動させる操作部
    を設けて成ることを特徴とする浴室の出入り口の構造。
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