JP3481053B2 - ドア式サッシ - Google Patents

ドア式サッシ

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JP3481053B2
JP3481053B2 JP16754896A JP16754896A JP3481053B2 JP 3481053 B2 JP3481053 B2 JP 3481053B2 JP 16754896 A JP16754896 A JP 16754896A JP 16754896 A JP16754896 A JP 16754896A JP 3481053 B2 JP3481053 B2 JP 3481053B2
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新作 増山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子による出
入りを容易にしたドア式サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の玄関や勝手口、或いは浴室やトイ
レ等の出入口に取付けるドア式サッシは、左右縦枠材の
一方に蝶番を用いてドアの一側を取付け、蝶番を支点と
して開閉揺動可能となるもので、サッシ枠を構成する上
枠材と下枠材、及び左右縦枠材に、内周向きに突出する
張出壁を夫々設け、該張出壁に室外向きに開口する袋溝
を設け、袋溝にドアの室内面に密接するタイト材を嵌挿
し、ドア閉鎖時の気密を保持し得るようにされている。
(例えば実開昭52−9237号公報、実開平5−87
197号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドア式サッシの下枠材
は、ドア閉鎖時の気密を保持するために、水切壁の室内
側に起立壁を設け、該起立壁にタイト材を嵌挿する袋溝
を形成している結果、起立壁の上縁と水切壁の間に2cm
以上の大きな段差が生じる。そのために、ドア式サッシ
が取付けられている出入口では、車椅子で室内側より室
外側に出る場合、急激な下降衝撃を受けるし、反対に室
外側より室内側に入る場合、段差を乗越えて入ることが
できない問題点があった。即ち、車椅子を利用する身障
者が一人で出入りし得ない問題点があった。
【0004】ドア式サッシより車椅子で出入りするに
は、介助者により下枠材の上に踏板を載置してもらい、
その踏板の上を走行した後、介助者により踏板を取外し
てもらわなければならない問題点があった。そこでこの
発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、ドアの開
閉揺動に応じて踏板を起伏し、車椅子の出入りを可能に
したドア式サッシを提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のドア式サッシは、サッシ下枠材の室内側に
長手方向に平行する支軸を設け、該支軸の最小通行幅以
上に踏板を起伏回動自在に支承する一方、縦枠材に軸支
するドアの室内側に、倒伏状態にある踏板の跳上部に当
接する楔状ピースを取付けるもので、踏板に平板走行部
と、該走行部より室外に向けて下降傾斜する傾斜走行
部、及び傾斜走行部のドア軸支側隅角部に跳上部を形成
し、踏板をドアの閉鎖揺動により起立し、ドアの開放揺
動により下枠材の上に倒伏し得るようにしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】先ずドア式サッシの構造を図1と
図2に基づき説明すると、上枠材1と下枠材2、及び左
右縦枠材3,4によって開口幅Hのサッシ枠Fを構成
し、縦枠材3,4の一方に蝶番8を用いてドアDの一側
を開閉揺動可能に軸支するもので、主に建物の玄関や勝
手口、或いは浴室やトイレ、ベランダ、バルコニー等の
出入口に取付けるものである。説明の便宜上、サッシ枠
Fの取付位置より脱衣室や室内側を室内床部Aとし、サ
ッシ枠Fの取付位置より浴室や屋外側を室外床部Bとす
る。
【0007】下枠材2は図7の如く、起立壁20の下端
より室外に向けて水切壁21を下降傾斜し、水切壁21
の下に取付壁23を垂下し、支持壁22の室外側に室外
向きに開口する袋溝24を設け、水切壁21と支持壁2
2の外周側にビスホール25を形成するもので、起立壁
20の上縁と水切壁21の間に段差Sが生じ、袋溝24
にタイト材Tを嵌挿する。ドアDは従来と同様に、框枠
dの内部に芯材やガラス板等の遮蔽板Pを嵌挿するもの
で、説明の便宜上、以後、縦枠材3にドアDを取付ける
ものとする。
【0008】次に本発明によるドア式サッシの実施形態
を図1乃至図5に基づいて説明すれば、サッシ枠Fを構
成する下枠材2の起立壁20より室内側に、上向きに突
出する支軸26を下枠材2の長手方向と平行に設け、該
支軸26の最小通行幅h以上に踏板5を起立状態より室
外向きに倒伏回動し得るように支承する一方、縦枠材3
に軸支するドアDの室内側に、倒伏状態にある踏板5の
跳上部53に対応する楔状ピース7を取付け、ドアDの
回動により閉鎖踏板5を起立するものである。
【0009】
【実施例】踏板5は図9の如く、平板走行部51の室内
側に前記下枠材2の支軸26に嵌合する支承部6を設
け、平板走行部51より室外に向けて傾斜走行部52を
下降傾斜し、該傾斜走行部52の一隅角部に跳上部53
を設け、傾斜走行部52の下に下枠材2の水切壁21に
載置する支持脚54を垂下するもので、アルミニウムや
アルミニウム合金等の軽金属材より押出し成形した図6
の如く踏板材15より切断曲げ加工するのである。
【0010】長尺の踏板材15より最小通行幅h(車椅
子での出入りが十分に行える長さ)よりサッシ開口幅H
以内の踏板5を切取り、該踏板5の傾斜走行部52の一
隅角部より支持脚54を取除き、その一隅角部を上向き
に屈曲傾斜し、跳上部53となすものである。踏板5の
跳上部53をドアDの軸支側に向け、ドアDの開閉側に
片寄せて支承し、起立状態より下枠材2の上に倒伏し、
室外床部Bまで達するものである。
【0011】楔状ピース7は図8の如く、ドアDの室内
側に面接する背面7aより室内に向けてカム面7bを下
降傾斜するもので、ドアDの室内側に接着剤を用いて着
設するか、楔状ピース7に横孔17を穿設し、横孔17
よりビス止めする。ゴム、又は合成樹脂製の楔状ピース
7は、下枠材2の起立壁20より上方に取付けるか、下
枠材2の水切壁21と袋溝24の間に嵌挿する位置に取
付ける。楔状ピース7を弾力性に富むスポンジにて形成
し、ドアDの閉鎖時に押し潰れるようにすることも可能
である。
【0012】踏板5より垂下する支持脚54は、平板走
行部51と傾斜走行部52に垂下することも可能である
し、傾斜走行部52より2条垂下することも可能であ
る。踏板5を形成する平板走行部51の室内寄りに支軸
26を垂下し、下枠材2を形成する起立壁20の室内側
上縁部に、踏板5の支軸26の支承部6を設けることも
可能である。
【0013】本発明によるドア式サッシは上記構造であ
るから、予め下枠材2の室内側に支軸26を成形してお
き、その下枠材2を用いてサッシ枠Fを構成する一方、
踏板材15より支承区間hに応じた踏板5を切取り、傾
斜走行部52の一隅角部に跳上部53を形成しておく。
サッシ枠Fを出入口に取付けた後、該サッシ枠Fの縦枠
材3に蝶番8を用いてドアDを軸支し、ドアDの開放側
寄りの下枠材支軸26に踏板5の支承部6を嵌挿すると
共に、ドアDの室内側に楔状ピース7を取付ける。
【0014】以後、ドアDの開放状態において、踏板5
は下枠材2の室内側より室外床部Bまで倒伏し、下枠材
2の段差がなくなるので、車椅子の走行が可能になる。
ドアDを開放状態より閉鎖回動すると、ドアDの室内側
に取付けた楔状ピース7の一部が踏板跳上部53の下に
挿入し、ドアDの閉鎖回動に伴い、踏板5と一体を成す
跳上部53を押し上げ、踏板5を起立する。即ち、ドア
Dの開閉に伴い踏板5が自動的に起伏するため、車椅子
の走行が自在となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によるドア式サッシは上記構造の
とおりであるから、次に記載する効果を奏する。サッシ
下枠材の室内側に支軸を設け、該支軸に踏板を起伏回動
可能に嵌挿する一方、踏板の跳上部に対応するドアの室
内側に楔状ピースを取付けておけば、踏板はドアの閉鎖
揺動により起立され、ドアの開放揺動により倒伏し、即
ち、ドアの開閉に伴い自動的に起伏するため、車椅子を
利用する身障者が一人でも出入り自在となる。
【0016】踏板は下枠材の室内側より室外床部まで倒
伏し、室内床部から室外床部までに緩やかなスロープを
形成し、急激な段差を無くするので、車椅子の車輪が落
ち込むことなく滑らかに出入りし得る。また踏板はドア
の開閉揺動に従って起伏するので、ドアの開閉に全く支
障がないし、下枠材に対する踏板の嵌挿も、ドアに対す
る楔状ピースの取付けも簡単容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドア式サッシの使用例を示す縦断
面図である。
【図2】)その要部横断面図である。
【図3】ドア閉鎖時の縦断面図である。
【図4】その要部横断面図である。
【図5】ドアの閉鎖揺動による踏板の起立例を示す要部
縦断面図である。
【図6】踏板の側面図である。
【図7】下枠材の側面図である。
【図8】(A)(B)楔状ピースの斜視図と断面図であ
る。
【図9】(A)(B)(C)踏板の平面図と正面図、及
び側面図である。
【符号の説明】
F サッシ枠 1 上枠材 2 下枠材 3,4 縦枠材 5 踏板、51 平板走行部、52 傾斜走行部、53
跳上部 6 支承部 7 楔状ピース 8 蝶番 20 室内壁、21 水切壁、26 支軸 D ドア、T タイト材 A 室内床部、B 室外床部 S 下枠材の段差、H サッシ開口幅、h 最小通行幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/70 E06B 7/18,7/205

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠(F)を構成する下枠材(2)
    の室内側に、下枠材(2)の長手方向に平行する支軸
    (26)を設け、該支軸(26)に室外床部(B)にま
    で達する踏板(5)を室外向きに倒伏回動自在に支承
    し、踏板(5)の室外側の一隅角部に上向きに傾斜した
    跳上部(53)を設け、縦枠材(3)に軸支するドア
    (D)の室内側に、倒伏状態にある踏板(5)の跳上部
    (53)に当接する楔状ピース(7)を取付け、踏板
    (5)をドア(D)の閉鎖動作により起立し、ドア
    (D)の開放揺動により下枠材(2)の上に倒伏し得る
    ようにしたドア式サッシ。
  2. 【請求項2】 踏板(5)に平板走行部(51)と、該
    走行部(51)より室外に向けて下降傾斜する傾斜走行
    部(52)を設け、傾斜走行部(52)のドア軸支側の
    隅角部に跳上部(53)を形成し、ドア軸支側と反対側
    に片寄せて支承する請求項1記載のドア式サッシ。
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