JP2002115456A - サッシの下枠構造およびその施工方法 - Google Patents

サッシの下枠構造およびその施工方法

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JP2002115456A
JP2002115456A JP2000306499A JP2000306499A JP2002115456A JP 2002115456 A JP2002115456 A JP 2002115456A JP 2000306499 A JP2000306499 A JP 2000306499A JP 2000306499 A JP2000306499 A JP 2000306499A JP 2002115456 A JP2002115456 A JP 2002115456A
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water
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fitted
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JP2000306499A
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Inventor
Yoshio Sakata
義雄 酒田
Shunji Hosoda
俊二 細田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下枠の製作費用が安く、下枠を取り外すこと
なくサッシの下枠上面をほぼ平坦にするサッシの下枠構
造およびその施工方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係るサッシの下枠構造20およ
びその施工方法は、水垂勾配面24Aと、水返し側壁2
5Aと、嵌合部36とを備える下側下枠31と、前記水
垂勾配面24Aに載置可能なように下方に突設された支
持脚24aと、前記嵌合部36に嵌合する被嵌合部25
aとを備えるとともに上部がほぼ平坦になされた上側下
枠21とからなるサッシの下枠構造20であり、この上
側下枠21に新規の障子51が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入口の段差をな
くし、身体障害者や老人の車椅子による出入りを容易に
するサッシの下枠構造およびその施工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の出入口等の開口部に取り付
けられる開き戸等のサッシの下枠構造は、図3に示すよ
うに、水密性能を確保するために、段差の大きいものが
使用されている。
【0003】すなわち、建物の開口部に取り付けられる
開き戸等のサッシにおいて、既存の下枠1は、大引uf
の上角部に取り付けられたフロアdfの階段状面に沿っ
て、先端部に設けた被嵌合部36に、止水パッキンpc
が嵌着されフロアdfに木ねじwsで固着される上平面
部2と、この上平面部2の端部から下方に、開き戸の障
子7の下端を越える位置まで垂直に形成した水返し側壁
3と、この水返し側壁3の下端からテーパ状に開き戸の
障子7の厚さを越えて延在させた水垂勾配面4と、この
水垂勾配面4の先端から下方に大引ufに到達する位置
まで垂直に形成するとともに下端に水切りが形成された
外面5と、この外面5の下端部から大引ufに当接する
位置までコ字状に曲げ込んでビスbs止めした固着部6
とを、この順に繋がる面で構成されている。
【0004】したがって、この様に構成された既存の下
枠1では、開き戸の障子7の下端部に沿うように水返し
側壁3や水垂勾配面4を形成させる必要から段差ができ
て、バリアフリーの形状とはなっていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この既存の下枠1の上
面をほぼ平坦とするには、下枠形状を新規なものとして
成形金型を製作することが必要で、製作費が高くなると
いう問題があった。
【0006】さらに、リフォームする場合、開き戸の障
子7だけでなく既存の下枠1を取り外す必要があり、工
期や工事費がかかってコスト高になるという問題も有し
ていた。
【0007】それで、この発明は、下枠の製作費用が安
く、下枠を取り外すことなくサッシの下枠上面をほぼ平
坦にするサッシの下枠構造およびその施工方法を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、建築物の開口部に取
り付けられるサッシの下枠構造であって、前記下枠は、
水垂勾配面と、該水垂勾配面の水上側側面から立設され
た水返し側壁と、前記水垂勾配面側に向けて水返し側壁
に形成された嵌合部とを備える下側下枠と、前記水垂勾
配面に載置可能なように下方に突設された支持脚と、前
記嵌合部に嵌合する被嵌合部とを備えるとともに上部が
ほぼ平坦になされた上側下枠とからなることを特徴とし
ている。
【0009】この様なものにあっては、水垂勾配面を有
する下側下枠に、上部がほぼ平坦な上側下枠を嵌合させ
たので、サッシの下枠構造は身体障害者や車椅子による
出入りを容易にすることが可能となる。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載のサッシの下枠構造において、前記上側下枠は、上
面と下面と側面とを備える管体と、下面から下方に突設
された前記支持脚と、側面から突設された前記嵌合部
と、上面から並列に上端のレベルが揃えられた複数のリ
ブとを備えることを特徴としている。
【0011】この様なものにあっては、上側下枠の各面
に各機能を持たせて形成したので、上面では平坦に、下
面では適宜な高さに、側面では嵌合するように作用し
て、上側下枠は上面がほぼ平坦に下側下枠に載置される
ようになる。
【0012】請求項3に記載された発明は、サッシの施
工方法において、建物の開口部に取り付けられるととも
に、水垂勾配面と、該水垂勾配面の水上側側面から立設
された水返し側壁と、前記水垂勾配面側に向けて水返し
側壁に形成された嵌合部に取り付けられた止水パッキン
とからなる下側下枠を有するサッシに収容された既存の
障子を取り除くステップと、前記止水パッキンを取り除
くステップと、ほぼ平坦になされた上面と、前記水垂勾
配面に載置可能なように下方に突設された支持脚と、前
記嵌合部に嵌合する被嵌合部とを備えるとともに上部が
ほぼ平坦になされた上側下枠を前記下側下枠に載置嵌合
するステップと、前記上側下枠を有するサッシ内に前記
既存の障子より高さが小さくなされた新規の障子を取り
付けるステップとからなることを特徴としている。
【0013】この様なものにあっては、下側下枠を有す
るサッシに既存の障子と止水パッキンをを取り除き、上
側下枠を載置嵌合し、新規の障子を取り付ける各ステッ
プを設けたので、このステップにしたがって、上側下枠
を有するサッシを施工することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に係る実施の形態のサッ
シの下枠構造およびその施工方法を示す図1および図2
に基づいて説明する。
【0015】図1は、開き戸およびサッシの下枠構造を
示す全体断面図である。図2は、図1のA部を示す拡大
断面図である。
【0016】図1において、51は出入口55に納めら
れた開き戸の障子であり、この開き戸の障子51の周囲
を囲う上部の枠は、まぐさ56に固定され、また下部の
サッシsの下枠構造20は、既存の下側下枠31に載置
するように上側下枠21が組み付けられて、建物フロア
DFを装着した大引41の角部に固定する構造としてい
る。
【0017】そして、開き戸の障子51は、端部に設け
た回動部(図示せず)を軸として回動され、屋外に向け
て出入口55が開かれることとなる。
【0018】図2において、開き戸の障子51の下端部
52には、シール部を有する下桟51aの下端に止水リ
ップ53が装着されている。この止水リップ53は開き
戸の障子51の回動に伴って、上側下枠21の上面を摺
動するように装着されるとともに、閉める時に止水リッ
プ53が最下部まで下降するようになされている。した
がって、開き戸の障子51と、サッシの下枠構造20の
上面は止水リップ53を介してシールされることとな
る。
【0019】サッシの下枠構造20は、既存の下側下枠
31と上側下枠21とからなる。下側下枠31は、水垂
勾配面24Aと、水垂勾配面24Aの水上側側面から立
設された水返し側壁25Aと、水垂勾配面24Aに向け
て水返し側壁25Aから突き出すように形成された嵌合
部36とを備える。
【0020】また、上側下枠21は、上面23と下面2
4と側面28,25とを備える管体22と、水垂勾配面
24に載置可能なように傾斜状の下面24から下方に突
設された支持脚24aと、側面25上部から突設され嵌
合部36に嵌合する断面U字状の被嵌合部25aと、上
面から並列に上端のレベルが揃えられた複数のリブ23
aを備える。そして、上側下枠21の上部はほぼ平坦に
なされている。また、管体22の低角部に排水孔22b
を設け、管体22内の浸水が流出されるようにしてい
る。
【0021】このような構成により上側下枠31は、既
存の下側下枠31に、支持脚24aで載置し、下側下枠
31の嵌合部36と被嵌合部25aで嵌合し、ネジ26
で締結して組み付ける構成としている。
【0022】また、管体22の上面23からは、並列に
上端のレベルを揃えた複数のリブ23aが形成されると
ともに、このリブ23間の面には、管体22内に向けて
貫通孔が23b設けられ、この貫通孔23bによりリブ
23間に浸入してきた雨水などを管体22内へ流入させ
る排水孔となる。
【0023】なお、既存の下側下枠31は、図3の従来
例と全く同様であり、大引41の上角部から屋内側にや
やずらせて、階段状に設けたフロアDF面に脚部33を
設置し、木ねじ35で固着され、また、下部の固着部3
4で大引41に、ビスbsを介して固着させる構成とし
たものである。
【0024】したがって、上述したように、既存の下側
下枠31と、上側下枠21とが一体に組み付けられるこ
とにより、既存の下側下枠31の段差が上側下枠21で
補形され、上面ほぼ平坦にした、サッシの下枠構造20
が形成される。
【0025】次に、段差を有する既存の下側下枠31を
上部がほぼ平坦な下枠に改修する施工方法について説明
する。
【0026】図3において、改修前では、下枠1(下側
下枠)の嵌合部36(先端部)に止水パッキンpcが取
り付けられ、上面には、化粧板8がビス9にて取り付け
られている。この状態からまず、サッシsに収納された
既存の障子7と化粧板8とを取り除く。つぎに止水パッ
キンpcを嵌合部36から取り除く。つぎに上述した上
側下枠21を既存の下枠1に載置しつつ、被嵌合部25
aを嵌合部36に嵌合させる。つぎにビス26で上側下
枠21と下側下枠31とを締結し一体化する。最後に、
既存の障子7より高さが小さくなされた新規の開き戸の
障子51を取り付ける。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るサッシの下枠構造およびそ
の施工方法は、請求項1、2の発明によれば、既存の下
枠に載置するように上側下枠を組み付けるようにしたの
で、既存の下枠の上面を容易にほぼ平坦にすることがで
きる。
【0028】したがって、金型費は上側下枠だけで済
み、金型費の低減が図れる。また、既存の下枠がそのま
ま使用できるので、リフォームにも対応し易い。
【0029】請求項3の発明によれば、既存の下枠を用
いて容易に、かつ低コストで下枠の上面をほぼ平坦にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の開き戸およびサッシ
の下枠構造を示す全体断面図である。
【図2】図1のA部を示す拡大断面図である。
【図3】従来技術に係る開き戸の既存の下枠構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
20…サッシの下枠構造 21…上側下枠 24A…水垂勾配面 24a…支持脚 25…側面 25a…被嵌合部 31…既存の下枠 36…嵌合部 51…開き戸の障子 s…サッシ pc…止水パッキン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の開口部に取り付けられるサッシの
    下枠構造であって、 前記下枠は、 水垂勾配面と、該水垂勾配面の水上側側面から立設され
    た水返し側壁と、前記水垂勾配面側に向けて水返し側壁
    に形成された嵌合部とを備える下側下枠と、 前記水垂勾配面に載置可能なように下方に突設された支
    持脚と、前記嵌合部に嵌合する被嵌合部とを備えるとと
    もに上部がほぼ平坦になされた上側下枠とからなること
    を特徴とするサッシの下枠構造。
  2. 【請求項2】前記上側下枠は、上面と下面と側面とを備
    える管体と、下面から下方に突設された前記支持脚と、
    側面から突設された前記嵌合部と、上面から並列に上端
    のレベルが揃えられた複数のリブとを備えることを特徴
    とする請求項1に記載のサッシの下枠構造。
  3. 【請求項3】建物の開口部に取り付けられるとともに、
    水垂勾配面と、該水垂勾配面の水上側側面から立設され
    た水返し側壁と、前記水垂勾配面側に向けて水返し側壁
    に形成された嵌合部に取り付けられた止水パッキンとか
    らなる下側下枠を有するサッシに収容された既存の障子
    を取り除くステップと、 前記止水パッキンを取り除くステップと、 ほぼ平坦になされた上面と、前記水垂勾配面に載置可能
    なように下方に突設された支持脚と、前記嵌合部に嵌合
    する被嵌合部とを備えるとともに上部がほぼ平坦になさ
    れた上側下枠を前記下側下枠に載置嵌合するステップ
    と、 前記上側下枠を有するサッシ内に前記既存の障子より高
    さが小さくなされた新規の障子を取り付けるステップと
    からなることを特徴とするサッシの施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005139843A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Shin Nikkei Co Ltd サッシ下枠
JP2005139844A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Shin Nikkei Co Ltd 下枠フラットサッシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005139843A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Shin Nikkei Co Ltd サッシ下枠
JP2005139844A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Shin Nikkei Co Ltd 下枠フラットサッシ

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