JPH10102928A - 出入口サッシの支持装置 - Google Patents

出入口サッシの支持装置

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JPH10102928A
JPH10102928A JP25857296A JP25857296A JPH10102928A JP H10102928 A JPH10102928 A JP H10102928A JP 25857296 A JP25857296 A JP 25857296A JP 25857296 A JP25857296 A JP 25857296A JP H10102928 A JPH10102928 A JP H10102928A
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JP25857296A
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Hidenori Ueno
秀則 上野
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Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サッシ下枠の室外側突出部に大きな荷重が懸っ
ても撓むことがなく、併せて集水部の構造を簡略化す
る。 【解決手段】サッシ下枠4のレールの高さと、その室外
に設ける集水部7の高さを室内床面6の高さと略同等に形
成した出入口サッシであって、サッシ下枠4の室外側に
突出する突出部14の下部を支持する受金具16を配置し、
受金具16により集水部7に設けたグレーチング8のサッシ
下枠4側縁部を支持させる。サッシ下枠4にレール部5を
支持する下枠支持部を形成し、該下枠支持部に受金具16
を装着する。受金具16にレール部5内の水を集水部7に排
水させる通水孔を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子等でも出入
りが容易な室内外の出入口に配置されるサッシの下枠支
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物躯体に形成した出入口に開閉障子用
のサッシを設け、その室外側に集水部を設けてその上部
にグレーチングを配置する技術は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、人口の高齢化に
伴い住宅の設計に高齢者あるいは身体障害者向けの種々
の配慮が成されている。例えば、図3に示すような、建
物の躯体1にサッシSを取付けて内外障子2、3を開閉
自在に配置する技術を本出願人は先願技術として提案し
ている。即ち、本出願人は、サッシ下枠4のレール部5
の上端を室内床面6と略同一平面に配置し、また集水部
7のグレーチング8の上面をレール部5の上端部と同じ
高さに配置することによって車椅子の出入りを容易と
し、しかもサッシ下枠4の下部に設けた排水溝部9をレ
ール部5上面と連通させ、排水溝部9の雨水(以下単に
水という)を排水弁10を介して流下させ、更に集水部
7側の通水孔11及び排水口12から配水管13を通し
て排水する技術を提案している。なお、上記排水弁10
は、排水溝部9中に溜まった水の圧力で開となる以外は
重力で或いは重力に加わる弾性力により閉となってい
る。
【0004】上記先願技術において、例えば車椅子でサ
ッシ下枠4上を通過するとき、サッシ下枠4の室外側に
突出する網戸レール部14a基部の突出部14が、出入
りする人の体重や車椅子の重みによって矢印αに示すよ
うに撓んで下動することがある。このような出入りする
人の移動の度にサッシ下枠4の突出部14が撓むと、長
期間の使用により該部分が塑性変形するばかりでなく、
最終的には破損するという問題がある。また、α方向の
サッシ下枠4の撓みによりグレーチング8との間に段差
ができてしまい、通行に支障が生ずることもある。本発
明の課題は上記の状況に鑑みて発明されたものであっ
て、サッシ下枠の室外側突出部に大きな荷重が懸っても
該部分が撓むことが少なく、併せて集水部の構造を簡略
化することができる下枠支持装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る出入口サッシの支持装置
は、サッシ下枠のレール部の高さと、その室外に設ける
集水部の高さを室内床面の高さと略同等に形成した出入
口サッシであって、サッシ下枠の室外側に突出する突出
部の下部に該突出部を支持する受金具を配置し、該受金
具により集水部に設けたグレーチングのサッシ下枠側の
縁部を支持するようにしたことで、網戸レール部が位置
する突出部とグレーチングとを単一の部材で支持するこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明に係る出入口サッシの
支持装置は、上記手段において、サッシ下枠にレール部
を支持する下枠支持部を形成し、該下枠支持部に受金具
を装着したことで、サッシ下枠と受金具との一体化を図
ることを特徴とする。請求項3記載の発明に係る出入口
サッシの支持装置は、請求項1又は2記載の手段におい
て、受金具に、レール部内の水を集水部に排水させる上
下連通部を形成したことで、雨水の通水性を維持するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明に係る出入口サッシの
支持装置は、請求項1〜3記載の手段のいずれかにおい
て、サッシ下枠にその長さ方向に沿って排水溝部を形成
すると共に該排水溝部に排水溝部内の水圧により室外側
に開となる排水弁を設けたことでサッシ下枠部分の排水
性と密閉性を同時に実現することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1、2は本発明の実施例を示すもの
であり、サッシS及びサッシ下枠4の構成については図
3に示す先願技術と基本的には同一である。なお、図3
と同符号の図1、2の符号部分は図3記載の構成と同じ
ものとする。
【0009】本実施例の特徴は、サッシ下枠4の下方に
形成されている下枠支持部15に受金具16を付設した
点にある。受金具16は全体として水平断面においてΩ
型に形成する。また、素材としては剛性の高い例えば鋼
製又は鋳物製とし、その両端部に取付部17・・を形成
し上縁には受片18を形成する。上記受金具16は、そ
の取付部17、17によりサッシ下枠4の下枠支持部1
5にビス19・・により固定する。そして受金具16の
上縁によりサッシ下枠4の突出部14を支持させると共
に、受片18、18によりグレーチング8のサッシ下枠
側の縁部8aを支持するように構成する。従って、本実
施例の集水部7は、図3に示すような集水枡20を配置
する必要はない。なお、グレーチング8の他端側は、モ
ルタル等で構成される基礎22のグレーチング受部22
aに支持させる。上記受金具16は通常、サッシ下枠4
に最も荷重が係る部分の直下部に配置することが望まし
く、通常は2ないし4個設ける。
【0010】上記構成において、例えばこの出入口を車
椅子で人が通過する場合、室内床面6、レール部5上面
及びグレーチング8の上面が略同一高さとなっているか
ら段差がなく、スムースに通行することができる。ま
た、水がレール部5にある場合には、水はサッシ下枠4
の排水溝部9から集水部7に円滑に排水される。更に、
受金具16にも上下連通部21を形成したから、この上
下連通部21からも集水部7に排水される。
【0011】仮に、サッシ下枠4の室外側の網戸レール
部14a等の突出部14に大きな荷重がかかっても、該
突出部14は受金具16・・により支持されている。ま
た、受金具16・・は、グレーチング8の室内側の縁部
8aをも支持していることから、グレーチング8の室内
側の縁部8aの支持部材が不要となって集水部7の構成
が簡単になる。その上、図3に示すような排水枡20を
配置する空間も必要がないから、集水部7の規模を小さ
くすることも可能である。なお、グレーチング8の支持
手段として排水枡20等を配置しても良い。
【0012】更に、グレーチング8の一方の端部8aは
受金具16により、そしてもう一方の端部はアプローチ
側の基礎22に形成したグレーチング受部22aにより
支持させことから集水枡20を設ける必要がなく、また
グレーチング8の特段の支持部材も必要がないことか
ら、集水部7のモルタル仕上げ、サッシ部のシーリング
等の作業が何時でも行えるようになり、作業がし易くな
ると同時に集水部及びサッシ下枠の保守管理が容易とな
る。なお、上記実施例は、受金具16をサッシ下枠4の
下枠支持部15に設けたが、サッシ下枠4とは別体とし
て躯体1側に直接支持させてもよい。また、受金具16
は水平断面Ω型に形成したが、他の形状、例えば半円弧
状、方形状等に形成してもよい。
【0013】また、受片18は、図1に示す例では左右
に平坦面を形成させたが、これらを形成することなく、
サッシ下枠4の支持と同様に受金具16の上縁部で直接
支持してもよい。また、グレーチング8の一方の端部8
aの下面形状として、受金具16及び受片18の形状に
適合或いは嵌合する凹凸形状を形成しておけば、受金具
16に支持されるグレーチング8の安定性が高まり、ガ
タ付くことも少なくなる。
【0014】
【発明の効果】以上述べた構成により下記の効果を奏す
る。 1.請求項1記載の発明によれば、サッシ下枠の室外側
に突出する突出部が受金具により支持されているから、
該部分に大きな荷重がかかっても撓むことがなく、サッ
シ下枠の耐久性がよくなると共に、レール部上端と集水
部の高さの均一が保たれる。また集水部の構成が簡略化
する。また、集水枡を設ける必要がなく、またグレーチ
ングの支持を基礎及び受金具により行わせることから、
集水部の仕上げ作業、例えば集水部のモルタル仕上げ、
サッシ部のシーリング等の作業が何時でも行えるように
なり、作業がし易くなると同時に集水部及びサッシ下枠
の保守管理が容易となる。
【0015】2.請求項2記載の発明によれば、上記効
果に加えて、受金具をサッシ下枠に装着したからサッシ
下枠を出入口に配置する前にサッシ下枠に予め取付けて
おくことができ、サッシ枠敷設の簡略化が図れる。 3.請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載
の発明の効果に加えて、受金具を配置しても、レール部
内やグレーチング上の水を速やかに上下連通部を通じて
通水できる。
【0016】4.請求項4記載の発明によれば、請求項
1〜3記載の発明の効果に加えて、サッシ下枠部分の排
水性と密閉性を同時に実現するばかりでなく、排水弁は
通常閉止していることから、排水弁から雨水が逆流する
ことや風が吹き込むことが少なく、また、ネズミ、ゴキ
ブリ等の小動物が侵入することも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る出入口サッシの支持装置
の部分斜視図。
【図2】同主要部の縦断面図。
【図3】先願技術に係る出入口サッシの主要部の断面
図。
【符号の説明】
S・・・サッシ α・・・(サッシ下枠突出部の)撓み方向 1・・・躯体 2・・・内障子 3・・・外障子 4・・・サッシ下枠 5・・・(サッシ下枠の)レール部 6・・・室内床面 7・・・集水部 8・・・グレーチング 8a・・・(グレーチングの室内側の)縁部 9・・・(サッシ下枠の)排水溝部 10・・(サッシ下枠の)排水弁 11・・(集水部の)通水孔 12・・(集水部の)排水口 13・・(集水部の)配水管 14・・(サッシ下枠の)突出部 14a・・(サッシ下枠の)網戸レール部 15・・(サッシ下枠の)下枠支持部 16・・受金具 17・・(受金具の)取付部 18・・(受金具の)受片 19・・ビス(固着具) 20・・集水枡 21・・(受金具の)上下連通部 22・・基礎 22a・・グレーチング受部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシ下枠のレール部の高さと、その室外
    に設ける集水部の高さを室内床面の高さと略同等に形成
    した出入口サッシであって、サッシ下枠の室外側に突出
    する突出部の下部に該突出部を支持する受金具を配置
    し、該受金具により集水部に設けたグレーチングのサッ
    シ下枠側の縁部を支持するようにしたことを特徴とする
    出入口サッシの支持装置。
  2. 【請求項2】サッシ下枠にレール部を支持する下枠支持
    部を形成し、該下枠支持部に受金具を装着したことを特
    徴とする請求項1記載の出入口サッシの支持装置。
  3. 【請求項3】受金具に上下連通部を形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の出入口サッシの支持装置。
  4. 【請求項4】サッシ下枠にその長さ方向に沿って排水溝
    部を形成すると共に該排水溝部に排水溝部内の水圧によ
    り室外側に開となる排水弁を設けたことを特徴とする請
    求項1〜3記載のいずれか1つの出入口サッシの支持装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6844221B2 (en) * 2002-01-04 2005-01-18 Motorola, Inc. Method of manufacturing a wire bond-less electronic component for use with an external circuit
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