JP2990228B2 - 排水溝組込み型フラットサッシュ - Google Patents

排水溝組込み型フラットサッシュ

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JP2990228B2
JP2990228B2 JP7245613A JP24561395A JP2990228B2 JP 2990228 B2 JP2990228 B2 JP 2990228B2 JP 7245613 A JP7245613 A JP 7245613A JP 24561395 A JP24561395 A JP 24561395A JP 2990228 B2 JP2990228 B2 JP 2990228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用建物におい
て、玄関、ベランダ等のように屋内外の出入口となる境
界部分に設置されるサッシュであって、特に高齢者対策
のため近年需要が多くなりつつある屋内外の高低差を極
力無くするようにした、サッシュ下枠がフラットな排水
溝組込み型フラットサッシュに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサッシュには、図3の縦断面図に
示すように、サッシュ下枠12に建具13のためのレー
ル14及び水返しのためのリブ15等が設けられたもの
が知られている。このようなサッシュ11は、一般的な
ものでは、建具レール14を含むリブ15の立上がり高
さH及びリブ15同士の高低差hが比較的大きく設定さ
れ、外部からの雨水の流入、浸水を防止するようにして
いる。
【0003】一方、高齢者対策のための住宅用建物で
は、室内は勿論のこと、玄関、ベランダ等のように屋内
外の出入口となる部分に設置されるサッシュについても
バリヤフリーの考え方が導入されてきている。よって、
図3に示したようなサッシュ11を採用するにあたり、
高齢者の足元の安全性確保の観点から、サッシュ下枠1
2に設けられる建具レール14を含むリブ15の立上が
り高さH及びリブ同士の高低差hを極力小さくしたフラ
ットサッシュとすることが望まれている。
【0004】ところで、サッシュを設置した屋内外の出
入口においては、外部からの雨水の流入、浸水を防止す
る必要があるため、出入口前の屋外側の床面に建物外壁
に沿って排水溝を設けたり、前述したごとくサッシュの
下枠に建具レールの他に水返しのためのリブを設けるな
どの処置が採られている。
【0005】しかしながら、このような処置によって
も、外部から屋内に雨水が流入、浸水する場合がある。
これは、出入口前の屋外側の床面に集まった雨水が風に
よって排水溝側に吹き付けられ、排水溝を越えてサッシ
ュに到達したり、排水溝が浅い場合には吹き上げられて
排水溝とサッシュとの境目の隙間からサッシュ下の隙間
に入り込んで全面の床の防水層を越えたり、或いは、サ
ッシュの雨水排出溝から吹き込むなどに起因するものと
考えられる。したがって、屋内外の出入口にフラットサ
ッシュを採用すると、外部から雨水が流入、浸水し易く
なることは避けられなかった。
【0006】また、出入口前の屋外側の床面に排水溝を
設けたり、サッシュの下枠に水返しのためのリブを設け
るなどの処置は、それぞれ別々の部材を現場で取り付け
ることにより行われている。このため、施工精度及び剛
性を確保しづらかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のような高齢者の足元の安全性確保と雨仕舞いと言う相
反する問題を同時に解決でき、かつサッシュと排水溝枠
の施工精度と剛性とを確保することができる排水溝組込
み型フラットサッシュを得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係る排水溝組込み型フラットサッシュ
は、屋内外の出入口となる境界部分に設置されるサッシ
ュからなりかつこのサッシュ下枠に設けた建具レールを
含むリブの立上がり高さ及びリブ同士の高低差を最小限
に抑えたフラットサッシュにて、サッシュ下枠の屋外側
に排水溝蓋受けを一体成形すると共にステンレス部材使
用の排水溝枠を設けてこの排水溝枠とフラットサッシュ
とを一体化し、排水溝枠に排水溝蓋受けを利用して雨水
透過孔付きの溝蓋を設置したことにより、排水溝枠と溝
蓋との上面を上記リブと略同じ高さ位置で略平坦として
なる排水溝組込み型のものであって、サッシュ下枠の屋
外側には、排水溝蓋受けを下方から支持する逆L字形状
のブラケットを取り付けた構成となっている。
【0009】本発明では、サッシュ下枠のリブの立上が
り高さ及びリブ同士の高低差を最小限に抑えたフラット
サッシュにて、サッシュ下枠の屋外側に一体成形した排
水溝蓋受けを利用し、サッシュ下枠に設けたステンレス
部材使用の排水溝枠に雨水透過孔付きの溝蓋を設置した
ことにより、排水溝枠と溝蓋の上面とをサッシュ下枠の
リブと略同じ高さ位置で略平坦としているため、つまり
出入口における屋内外の高低差を無くしかつ出入口前の
屋外側の床面を平坦としているため、出入りに際して高
齢者の足元の安全性が確保される。また、サッシュ下枠
の屋外側に排水溝枠を設けているため、排水溝枠内に溝
を形成することで、屋内に流入、浸水しようとする雨水
を速やかに排水することが可能となる。
【0010】更に、フラットサッシュと排水溝枠とを一
体ユニット化していることから、フラットサッシュと排
水溝枠との充分な剛性の確保が可能になると共に、現場
にてフラットサッシュと排水溝枠とを取り付け施工する
必要がないため、フラットサッシュと排水溝枠との施工
精度を確保することが可能になる。
【0011】またサッシュ下枠の屋外側に、排水溝蓋受
けを下方から支持する逆L字形状のブラケットを取り付
けたため、このブラケットによってフラットサッシュの
排水溝蓋受け形成部分が補強される。結果として、フラ
ットサッシュと排水溝枠との剛性がより高められたもの
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1及
び図2に基づいて説明する。図1は本発明の排水溝組込
み型フラットサッシュの実施形態を示す縦断面図、図2
はその平面図である。
【0013】図1及び図2中において、1は住宅用建物
の玄関、ベランダなどの屋内外の出入口となる境界部分
に設置されるアルミ製のフラットサッシュであり、これ
らの図に示されているように引き違い建具用のものとな
っている。そのサッシュ下枠2には、建具レール3を含
む複数のリブ4が平行に設けられている。この建具レー
ル3を含む複数のリブ4の立上がり高さH及びリブ同士
の高低差hはそれぞれ最小限に設定され、出入口におけ
る屋内外の高低差を極力無くすようにしている。
【0014】また、フラットサッシュ1のサッシュ下枠
2には、その屋外側にフランジ状の溝蓋受け面を有する
排水溝蓋受け5が一体成形されている。この排水溝蓋受
け5は、サッシュ下枠2の外部側に沿って水平フランジ
状に突設され、その上に後述する雨水透過孔付きの溝蓋
8を載置できるように構成されると共に、サッシュ下枠
2の屋外側に取り付けられた逆L字形状のブラケット6
によって、下方から支持されるようになっている。
【0015】更に、フラットサッシュ1のサッシュ下枠
2には、該サッシュ下枠2の外部側に沿ってステンレス
部材使用の排水溝枠7が設けられ、このステンレス部材
使用の排水溝枠7とフラットサッシュ1とを組み合わせ
ることによって一体ユニット化している。
【0016】ステンレス部材使用の排水溝枠7は、フラ
ットサッシュ1のリブ4の立上がり高さH及びリブ4同
士の高低差hを最小限にした分だけ溝断面を大きく取っ
ている。また、排水溝枠7上に、サッシュ下枠2に一体
成形された排水溝蓋受け5を利用してステンレス製のグ
レーチング材よりなる雨水透過孔付きの溝蓋8を設置す
ることによって、図1に示すように排水溝枠7と溝蓋8
との上面をフラットサッシュ1のリブ4と略同じ高さ位
置で略平坦になるように構成している。つまり、出入口
における屋内外の高低差を無くしかつ出入口前の屋外側
の床面を平坦としている。
【0017】しかして、上記の排水溝組込み型フラット
サッシュによると、フラットサッシュ1のサッシュ下枠
2に設けられている建具レール3を含む複数のリブ4の
立上がり高さH及びリブ4同士の高低差hをそれぞれ最
小限に設定し、出入口における屋内外の高低差を極力無
くするようにすると共に、同フラットサッシュ1に排水
溝枠7を組み合わせて一体ユニット化し、この排水溝枠
7に雨水透過孔付きの溝蓋8を設置して、排水溝枠7及
び溝蓋8の上面が平坦になるようにしているため、屋内
外の出入口となる玄関、ベランダなどに設置しても、フ
ラットサッシュ1の機能を充分に活かすことができ、高
齢者の足元の安全性を確保することができる。
【0018】また、サッシュ下枠2に沿って排水溝枠7
を一体的に設けているので、排水溝枠7内に形成する排
水溝によって、屋内に流入、浸水しようとする雨水を速
やかに排水することができる。しかも排水溝枠7を、リ
ブ4の立上がり高さH及びリブ4同士の高低差hを最小
限にした分だけ溝断面を大きく取っているので、建物の
雨仕舞いを満足ならしめることができる。また、このよ
うに排水溝枠7を、溝断面を大きく取ったものとして
も、フラットサッシュ1と排水溝枠7とを一体ユニット
化していることによりフラットサッシュ1と排水溝枠7
との充分な剛性を確保することができる。
【0019】更に、これらフラットサッシュ1と排水溝
枠7とは、従来別々の部材として作り、それを現場で取
り付けていたため、外部からの防水がしにくく、かつ施
工精度を確保しにくかったが、上記のようにフラットサ
ッシュ1と排水溝枠7とを一体ユニット化することによ
って、現場での取り付け施工が不要になる。したがっ
て、フラットサッシュ1と排水溝枠7との充分な剛性の
確保と共に施工精度をも確保することができる。特に、
ブラケット6によってフラットサッシュ1の排水溝蓋受
け5形成部分を補強しているため、その剛性をより向上
させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る排
水溝組込み型フラットサッシュによると、サッシュ下枠
の屋外側に一体成形した排水溝蓋受けを利用し、サッシ
ュ下枠に設けたステンレス部材使用の排水溝枠に雨水透
過孔付きの溝蓋を設置したことにより、排水溝枠と溝蓋
の上面とをサッシュ下枠のリブと略同じ高さ位置で略平
坦として、出入口における屋内外の高低差を無くしかつ
出入口前の屋外側の床面を平坦としているため、高齢者
の足元の安全性確保と雨仕舞いと言う相反する問題を同
時に解決し得ることができる。またフラットサッシュと
排水溝枠とを一体化していることから、フラットサッシ
ュと排水溝枠との充分な剛性を確保できかつフラットサ
ッシュと排水溝枠との施工精度を確保することができ
る。更にサッシュ下枠の屋外側に、排水溝蓋受けを下方
から支持する逆L字形状のブラケットを取り付けたこと
により、フラットサッシュの排水溝蓋受け形成部分を補
強しているので、フラットサッシュと排水溝枠との剛性
をより向上できる。このことは、フラットサッシュに一
体化した排水溝枠を、建物の雨仕舞いをより満足なもの
とすべく溝断面を大きく取ったものとした場合に特に有
効となる。従って、高齢者対策として、バリヤフリーの
考えに適合する最適な排水溝組込み型フラットサッシュ
を供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水溝組込み型フラットサッシュの実
施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の排水溝組込み型フラットサッシュの実
施形態を示す平面図である。
【図3】従来のサッシュの縦断面図である。
【符号の説明】
1 フラットサッシュ 2 サッシュ
下枠 3 建具レール 4 リブ 5 排水溝蓋受け 6 ブラケッ
ト 7 排水溝枠 8 雨水透過
孔付きの溝蓋 H リブの立上がり高さ h リブ同士
の高低差

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内外の出入口となる境界部分に設置さ
    れるサッシュからなりかつこのサッシュ下枠に設けた建
    具レールを含むリブの立上がり高さ及びリブ同士の高低
    差を最小限に抑えたフラットサッシュにて、サッシュ下
    枠の屋外側に排水溝蓋受けを一体成形すると共にステン
    レス部材使用の排水溝枠を設けて該排水溝枠とフラット
    サッシュとを一体化し、 前記排水溝枠に前記排水溝蓋受けを利用して雨水透過孔
    付きの溝蓋を設置したことにより、前記排水溝枠と前記
    溝蓋との上面を前記リブと略同じ高さ位置で略平坦とし
    てなる排水溝組込み型のものであって、 前記サッシュ下枠の屋外側には、前記排水溝蓋受けを下
    方から支持する逆L字形状のブラケットを取り付けたこ
    とを特徴とする排水溝組込み型フラットサッシュ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT520157A3 (de) * 2017-06-20 2019-05-15 Aco Severin Ahlmann Gmbh & Co Kg Schwellenablaufsystem und -verfahren

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT520157A3 (de) * 2017-06-20 2019-05-15 Aco Severin Ahlmann Gmbh & Co Kg Schwellenablaufsystem und -verfahren
AT520157B1 (de) * 2017-06-20 2020-02-15 Aco Severin Ahlmann Gmbh & Co Kg Schwellenablaufsystem und -verfahren

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