JP2863069B2 - 屋根の排水構造 - Google Patents
屋根の排水構造Info
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Description
より屋内側にある屋根において、樋からオ−バ−フロ−
した水を排水する機能を有する屋根の排水構造に関す
る。
根の雨水を流し導くための排水構造として樋が横架され
ている。そして、住宅等において樋を建物の天井に設け
るような場合には、雨水が樋からオ−バ−フロ−しても
被害がないように、例えば、特開平2−13647号公
報に示さるように、二重式の樋を用いて屋根の雨水を排
水する排水構造が適用されている。
の屋根部に設けられた折版屋根、2は住宅の外壁であっ
て、梁5の上に立てられた小柱4に外壁パネル3が固定
されている。6はこの外壁パネル3の上端縁部を覆う化
粧カバ−、7は折版屋根1の先端付近下面を取付・固定
される屋根受梁、8は外壁2の上端縁部(化粧カバ−
6)と折版屋根1の先端上部との間を覆う鋼板製の庇カ
バ−、9は折版屋根1を上方から覆って設けられる鋼板
製の折版屋根カバ−である。
端部の下方には、二重式の樋10が配設されている。こ
の樋10は、その両側部を取付部材11,12によりそ
れぞれ小柱4および屋根受梁7に取り付けられて固定さ
れており、折版屋根1の上面に沿って流れ落ちてきた雨
水等の主たる排水機能を受けもつ断面コ字形状の一次樋
10aと、この一次樋10aの下方を覆い一次樋10a
からのオ−バフロ−水を受け取る機能をもつ断面コ字形
状の二次樋10bとから構成されている。また、一次樋
10aと二次樋10bとの間にはスペ−サ10cが配設
され、一次樋10aと二次樋10bとが上下方向に適当
な間隔をあけて相互に固定されている。
く、外壁2上端部から一次樋10aの外壁側へ掛けられ
た鋼板製の桁水切り部材である。
面を流れてきた雨水や、桁水切り部材13により案内さ
れた雨水は、樋10の一次樋10aに流れ落ち、この一
次樋10aにより導かれて排水される。そして、一次樋
10a内に落ちる雨水等の流量が多くなり、一次樋10
aからオ−バ−フロ−した場合、そのオ−バ−フロ−水
は、二次樋10bに流れ落ち、この二次樋10bにより
導かれて排水される。
屋根の排水構造では、二重式の樋10(一次樋10aと
二次樋10b)を用いて、屋根の排水および一次樋10
aからオ−バ−フロ−した水を二次樋10bで排水する
ようにしているので、樋10の構造が複雑になり、部品
コストが高くなるという問題があった。
bのそれぞれに排水容量が要求されるため、各樋10
a、10bの深さを深くする必要があり、その分、屋根
面を高く位置させなければならない等、設計上の自由度
が小さいという問題があった。
フロ−した水が、屋内の天井上部に配設される二次樋1
0bに導かれて屋外に排水される経路となっているた
め、その排水経路途中で漏水するおそれがあるという問
題があった。
とするもので、単純な構造で、樋からのオ−バ−フロ−
水を直接屋外に排水することができるとともに、屋根面
の位置を低くする等の設計上の自由度を大きくすること
ができる屋根の排水構造を提供することを目的とする。
に、本発明の屋根の排水構造では、請求項1において
は、屋根面の先端が外壁面より屋内側にある屋根の排水
構造であって、前記屋根の先端下方に樋が横架され、該
樋から前記屋根面先端の前方に位置する外壁面の外部ま
で直接的に通ずる排水経路が設けられてなっている。
に加えて、前記の樋は、その屋外側の側板部上端が屋内
側の側板部上端より低くされ、該屋外側の側板部の上端
から屋外側に向かって延設される板部を有し、該板部が
オ−バ−フロ−水の前記排水経路に接続されてなってい
る。
成要素に加えて、前記外壁面に設けられた水平目地状通
孔を通って前記外壁面の外部迄延びる水受材が設けられ
てオ−バ−フロ−水の前記排水経路とされてなってい
る。
外壁の外部に通じる排水経路により樋からのオ−バ−フ
ロ−水を外壁の外部に直接排水しているので、樋の構造
が単純化され、その結果部品コストを下げることが可能
となるし、設計上の自由度も大きくなるとともに、オ−
バ−フロ−水の排水経路途中で屋内に漏水することがな
くなる。
明する。
を示す断面図であって、図中、既述(図2)の符号と同
一の符号は同一部分を示しているので、その説明は省略
する。
3aと下部外壁パネル3bの2つに分割され、上部外壁
パネル3aと下部外壁パネル3bの間には、外壁2の内
外に通じる水平目地状通孔Aが設けられている。
受梁17と屋根受梁7によって支持されている。樋16
は、その屋外側の側板部16a上端から連続するL字形
板部16dが樋受梁17を覆って、該樋受梁17上に載
置されているとともに、屋内側の側板部16bが屋根受
梁7に取り付けられている。また、樋16は、その屋外
側の側板部16aの上端が屋内側の側板部16bの上端
より低くなっているとともに、その底部16cが屋内側
から屋外側に向かって下り勾配している。
16d上に小柱4との間に隙間Bを形成して設けられて
る。このスペ−サ−18は、樋16が延在する方向の要
所要所に設けられている。
受け部材であって、屋外側に向かって下り勾配となり、
外壁パネル3a,3b間の通孔Aを通って外壁2外部に
突出している。
あって、該化粧カバ−6から樋16の側板部16aと所
定間隔を隔てる状態で、該樋16内に伸びている。
えてオ−バ−フロ−した水は、隙間Bを通り、水受け部
材19上に落ち、該水受け部材19により通孔Aを通し
て外壁2外部に導かれる排水経路21が形成されてい
る。また、22は上部外壁パネル3aと小柱4との間に
挟持・固定された化粧板であって、通孔Aを通って外壁
2外部に突出して、水受け部材19を上方から覆ってい
る。
において、折版板屋根1上面を流れてきた雨水は、樋1
6に流れ落ち、この樋16により導かれて排水される。
そして、樋16内に落ちる雨水の量が多くなり、樋16
から側板部16aをこえてオ−バ−フロ−した場合、そ
のオ−バ−フロ−水は、排水経路21に導かれて外壁2
外部に排水される。
受け部材19および通孔Aで形成される排水経路21に
より、樋16からのオ−バ−フロ−水を外壁2の通孔A
を通して直接外部に排水しているので、樋16の構造が
単純化し、部品コストを下げることができるし、屋根の
高さを抑えるなど、設計上の自由度も大きくなるととも
に、屋内側にオ−バ−フロ−水が漏れることを防止する
ことができる。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
でなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含めれる。例えば、本実施例の
排水構造は、屋根1の桁側に設けて、屋根1の雨水を排
水するようにしたものであるが、屋根1の妻側(上記桁
側に直交する側)に同様な構造を設けたものであっても
よく、この場合には通孔A、間隔B等を介して樋16が
延在する方向に換気をとることができ、該換気により素
早く屋外に雨水を導き排水することが可能となる。
水構造によれば、樋から外壁の外部に通じる排水経路に
より樋からのオ−バ−フロ−水を外壁の外部に直接排水
しているので、樋の構造が単純化し、部品コストを下げ
ることができるし、屋根の高さを抑えるなど、設計上の
自由度も大きくなるとともに、樋からのオ−バ−フロ−
水の排水経路途中で屋内に漏水することがなくなる。
す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 屋根面の先端が外壁面より屋内側にある
屋根の排水構造であって、 前記屋根の先端下方に樋が横架され、該樋から前記屋根
面先端の前方に位置する外壁面の外部まで直接的に通ず
る該樋のオ−バ−フロ−水の排水経路が設けられてなる
ことを特徴とする屋根の排水構造。 - 【請求項2】 前記の樋は、その屋外側の側板部上端が
屋内側の側板部上端より低くされ、該屋外側の側板部の
上端から屋外側に向かって延設される板部を有し、該板
部がオ−バ−フロ−水の前記排水経路に接続されてなる
ことを特徴とする請求項1記載の屋根の排水構造。 - 【請求項3】 前記外壁面に設けられた水平目地状通孔
を通って前記外壁面の外部迄延びる水受材が設けられて
オ−バ−フロ−水の前記排水経路とされてなることを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の屋根の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23978293A JP2863069B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 屋根の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23978293A JP2863069B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 屋根の排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0790998A JPH0790998A (ja) | 1995-04-04 |
JP2863069B2 true JP2863069B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17049812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23978293A Expired - Fee Related JP2863069B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 屋根の排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863069B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105625561A (zh) * | 2014-10-31 | 2016-06-01 | 西安申科电子研究所 | 一种不漏雨凉台 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008002191A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Toyo Exterior Co Ltd | 折板屋根の雨水誘導装置 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23978293A patent/JP2863069B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN105625561A (zh) * | 2014-10-31 | 2016-06-01 | 西安申科电子研究所 | 一种不漏雨凉台 |
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JPH0790998A (ja) | 1995-04-04 |
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